スズメバチに襲われたキボシアシナガバチの巣
2008年7月上旬
アザミの葉裏に作られたキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)初期巣eの最期。
この日午前中に見たときも創設女王は不在でした。
5日前と比べて育房数も1室増えただけで幼虫の発育も悪いようです。
何か悪い予感がしてました(廃巣?)。
アシナガバチの巣を専門に狙うヒメスズメバチ(Vespa ducalis)に捕食されたのでしょう。
巣房も食い破られ中の幼虫も居なくなっていました。
実はこの空巣を採集しているときに、黄色いスズメバチが一匹飛来して私の目の前をしばらくホバリングしました(撮影失敗)。
キボシアシナガバチ初期巣の極めて高い廃巣率(今までの観察で5/6)を考えると、むしろ他の巣の乗っ取りを専門とする社会寄生性アシナガバチの新種が出現しないのが不思議に思えてきます。
つづく→シリーズ#27
《追記》
葉裏に営巣していた植物は後日花が咲き、ナンブアザミと判明。
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