2020/05/30

ニラの花で採餌するハナバチの一種♀【名前を教えて】



2019年10月上旬・午後12:15頃・晴れ

郊外の道端に咲いたニラの群落でハナバチの一種(種名不詳)が訪花していました。
吸蜜中の蜂の後脚を見ると、花粉籠に黄色い花粉団子を少し付けています。

同定のため動画撮影後に蜂を採集しようとしたのですが、車が通りかかって逃げられました…。
このハナバチの名前をご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。
せめて所属する科だけでも知りたいところです。(なんとなくヒメハナバチ科?)




樹上の巣に通うノスリ親鳥(野鳥)



ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#17



▼前回の記事
巣に近いニセアカシア樹上で鳴く♪ノスリ親鳥(野鳥)

2019年6月上旬・午後18:25〜18:32・晴れ

初夏になりヤナギ樹上のノスリButeo japonicus)の巣の周囲に葉が生い茂ると雛の様子がほとんど見えなくなってしまいました。
ブラインド内から終日観察していてもフラストレーションが溜まります。
もっとよく見える撮影アングルを探したくても、親鳥に警戒されてはいけないので下手に動けません。
それでも夕方になるとようやく動きがありました。

シーン1:(@0:00)

動画の冒頭で、サルトリイバラ?の葉の隙間から雛の頭がわずかに覗いています。
そこへ左奥から親鳥が飛来し、巣に着陸しました。
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
翼の下面の模様から、ノスリと確定しました。
続いて等倍速でリプレイ。
おそらく雛に獲物を給餌したはずですが、手前に立つニセアカシア幹の死角になっていて残念ながらよく見えません。
親鳥はすぐに画面の奥に向かって飛び去りました。


シーン2:(@1:00)

在巣の個体が左を向いて翼を大きく広げました。
親鳥の帰巣シーンを撮り損ねたのか、それとも雛の羽ばたき練習なのか、不明です。

シーン3:(@1:20)

いつの間にか親鳥が帰巣していました。
巣の右上の枝に止まっていた親鳥が翼を広げ、ストンと巣に飛び降りました。
茂みの隙間からこちらの様子を窺っています。
方向転換して後ろ向きになりました。
しばらくすると、右下奥に飛び去りました。

ノスリの親鳥♀が巣に残って雛を守っている間に小型の親鳥♂がせっせと給餌に通っているのでしょうか?
雛鳥が育って食べ盛りになると、親鳥の♀♂つがいが共稼ぎで獲物を雛に運ぶようになるらしいのですが、1日観察しただけではよく分かりませんでした。

※ ブラインド内から隠し撮り。
鳴き声の音量を強制的に上げるために、動画編集時に音声を正規化しています。
しかし雛が餌乞いする鳴き声などは聞き取れませんでした。

観察1年目ではこれが精一杯でした。
木登りをマスターして、巣の周囲に無人カメラを仕掛けるのがベストですけど、素人にはなかなか大変そうです。
猛禽類の営巣観察がいかに大変か、痛感しました。

夜、辺りが完全に暗くなってからブランドを撤収しました。

つづく→#18:巣の近くで聞いたノスリ親鳥の鳴き声♪:午前中(野鳥)




2020/05/29

腹部を回して暴れるカブラヤガ♀(蛾)の蛹




カブラヤガ(蛾)の飼育記録#3



▼前回の記事
カブラヤガ♀(蛾)終齢幼虫の防御体勢

2019年12月上旬

カブラヤガAgrotis segetum)の終齢幼虫が飼育容器から脱出し、行方不明になりました。
数日後に卓上で発見したときには、ビニール袋をストックしている円筒容器の奥に自力で潜り込んでいて、いつの間にかビニール袋の隙間で蛹化していました。
本種は繭を紡ぎません。
蛹の下には前蛹が脱皮した抜け殻(蛹化殻)がくしゃくしゃになって残されていただけです。
蛹化の様子を動画で記録できなかったのは残念です。


2019年12月中旬・室温21.6℃、湿度32%

褐色(艶のある飴色)のカブラヤガの蛹を採寸するために、方眼紙に乗せました。
ピンセットで軽く摘もうとしたり転がしたりするだけで、腹端をグルグルと回して威嚇してきました。
蛹の体で可動部は腹部だけのようです。
このとき鳴き声を発することはありませんでした。


つづく→#4:カブラヤガ♀(蛾)準備運動からの飛び立ち【暗視映像】


腹面
側面


ハシボソガラスが浅い水たまりで水を飲む方法(冬の野鳥)



2020年1月上旬・午後13:40頃

砂利が敷かれた駐車場でハシボソガラスCorvus corone)が水を飲み始めました。

薄っすらと積もった雪が溶けた後の水溜りに頭を下げると、嘴を横に寝かせるように顔を傾けて器用に水を飲みました。
隠し撮りしている私に気づくと、ハシボソガラスは気まずそうに歩き去り始めました。
立ち止まると白っぽい軟便を排泄。(@0:43)
雪解け水が溜まった別の浅い水たまりに来ると、先程と同じように嘴を横に寝かせて水を飲みました。
喉の乾きを癒やすと、駐車場を小走りに助走してから飛び去りました。

こんな水の飲み方をするカラスを初めて見ました。
水溜まりの水深がとても浅くても水を飲める技を編み出したのでしょう。
ハト類と異なり、カラスは下の嘴で水を一口ずつ掬い上げて喉に流し込まないと水を飲むことができません。

▼関連記事(水溜りが充分に深い場合は普通の飲み方)
雪道でわだちに溜まった水を飲み脱糞するハシボソガラス(冬の野鳥)
水溜りの水を飲む2羽のハシボソガラス(野鳥)




2020/05/28

オニノゲシの花を舐めるヒラタアブの一種♀



2019年11月上旬・午前11:30頃・晴れ

郊外の道端に咲いたオニノゲシの群落で見慣れないハナアブ♀が訪花していました。
アキノノゲシは既に枯れているものの、オニノゲシは耐寒性が強いのか、しぶとく花が咲いています。
花粉や花蜜を舐めながら、腹式呼吸でヒクヒク動いていました。

このハナアブの名前が分かる方がいらっしゃいましたら教えてください。
ナミハナアブにしては胸部に斑紋が無く、ツルッとした胸背は黄金色に輝いています。
ヒラタアブの一種だと思うのですが、なんとなく当てずっぽうで、ナミホシヒラタアブとかフタホシヒラタアブですかね?
花上で向きを変えてくれたのですが、顔を正面から見せてくれません。

横の舗装路を車が通過すると、ハナアブ♀は驚いて飛び立ったものの、すぐに同じ花へ舞い戻りました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

やがて警戒を解くと半開きの翅を閉じました。





巣に近いニセアカシア樹上で鳴く♪ノスリ親鳥(野鳥)



ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#16



▼前回の記事
ニセアカシア樹上で頭を掻き羽繕いするノスリ親鳥(野鳥)

2019年6月上旬・午後16:00頃・晴れ

ニセアカシア(別名ハリエンジュ)の枝に止まったノスリButeo japonicus)の親鳥が断続的に鳴くようになりました。
甲高くピーェ、ピーェ♪と鳴きます。
しかし私が動画で撮り始めるとすぐに鳴き止んでしまい、フラストレーションが溜まります。

ノスリは首をひねって辺りをキョロキョロ見回しています。
カッコウ、カラス、ヒヨドリなど野鳥の鳴き声♪が周囲から聞こえます。

私がブラインド内で立てる物音にノスリが気づいて反応したのかな?
警戒声や縄張り宣言にしては声量がそれほど大きくありませんでした。
鳴き方に切迫感がなく、リラックスしているように見えます。
観察経験の浅い私はノスリの性別を見分けられないのですが、空腹になった♀が♂に獲物を早く持ってくるよう催促している可能性も考えられます。
巣内の雛に呼びかけているのかもしれません。
ノスリは鳴き声のバリエーションに乏しく、素人にはどういう意味なのか分からないのが悩みです。

せめて機嫌が良いのか悪いのか、だけでも知りたいところです。
夜明け前からブラインドを張って中に隠れている私が最も気がかりなのは、ノスリの巣に近づき過ぎてしまったのか、それとも親鳥にとって許容範囲なのかという点です。

(親鳥が怒ったり神経質になっているなら、邪魔者は撤退しないといけません。)

『動物を撮る!写真の学校』によると、

接近しすぎたり、脅威をあたえて親鳥が巣を放棄してしまうことも十分ありえる。そんな悲しい結末にならぬように、動物たちからのサインを敏感に感じ取って行動しよう。確たる基準とは言えないがあえて言葉にするなら、「人間がなにかゴソゴソやっていて目障りだけど、静かにしているし襲ってくる様子もないから、まぁほっておこうか」くらいに思われるようなイメージがギリギリの線だと思っている。(p164より引用)



つづく→#17:樹上の巣に通うノスリ親鳥(野鳥)



2020/05/27

ガガイモ種子の風散布を実演してみる





2019年12月中旬・午後14:10頃・晴れ

私が農道を歩いていると、白い綿毛がフワフワと眼の前を飛んで横切りました。
ガガイモの種子だ!とピンと来て辺りを見回すと案の定、道端の斜面に生えた落葉灌木に絡みついた蔓にガガイモの実(袋果たいか)が多数ぶら下がっていました。

この日は快晴で、ガガイモ種子の冠毛がよく乾燥して開いていました。
しかし残念ながら風が弱くて、種子が自然に飛ばされる様子を撮影することができませんでした。
仕方がないので、ガガイモ種子の風散布を自分で実演してみます。
開裂した隙間から白い綿毛(冠毛)が覗いている実を選んで採取しました。
(蔓は細くても丈夫なので引き千切れません。蔓を切るにはナイフが必要でした。)

実の中に詰まった冠毛付きの種子を手でほぐして外に取り出し、息を吹きかけて種子の風散布を実演してみました。
開いた軽い冠毛に風を受けると、パラシュートのように飛ばされて行きます。
こうして新天地に分布を広げるのがガガイモの戦略です。
ガガイモ種子の冠毛は、伝説のケサランパサランを彷彿とさせます。

ちなみにガガイモの蔓が巻き付いていた落葉灌木は、枝に核果が実ったウルシ科の何かと、もう1本は樹種不明です。



ガガイモ袋果+冠毛種子

ガガイモ実+冠毛種子
ガガイモ袋果+冠毛種子
ガガイモ実+冠毛種子

開裂するも冠毛の乾燥が不十分な実
ウルシ?灌木に蔓が巻き付いて育ったガガイモの実
ガガイモ冠毛種子@手のひら
採集後の実を採寸
冠毛付きの種子をほぐして採寸

ガガイモ実:種子散布後
ガガイモ実:種子散布後
ガガイモ実:種子散布後


3ヶ月前に別の場所で撮った写真ですが、開裂する前の未熟なガガイモの実(袋果)を以下に載せておきます。

2019年9月下旬 @郊外の歩道と畑の間の柵



ライバル♂を♀から遠ざけるマガモ♂(冬の野鳥)



2019年12月下旬・午後15:56・くもり

夕方の川面にマガモAnas platyrhynchos)の♀♂ペアが2組浮いています。
♂は♀をガードするようにぴったり寄り添っています。
ライバル♂に♀が寝取られないよう厳重に配偶者防衛しているのでしょう。

♀aの横でガードしている♂aが、少し離れた所でのんびり羽繕いしていた単独♂bにスーッと向かって行き、相手♂bの尻を横から嘴で軽く突く素振りをしました。
大騒ぎするほどの攻撃ではありませんが、♂aに牽制された♂bは反撃せずにさりげなくその場を離れます。
その結果、むしろ♂bが♀aに近づいてしまったので、♂aは♀aの方へ慌てて戻りました。

社会的距離をあれほど保っていても嫉妬深い♂から牽制されるとは、ちょっと驚きでした。
たまたま虫の居所が悪かったのでしょうか?
それでもマガモは日が暮れると群れで集まって(カルガモとの混群)寝るはずなので、昼間よりも攻撃性や排他性が次第に低下すると思われます。


2020/05/26

晩秋にコガタスズメバチの巣を桑の木から採集【暗視映像】



桑の木に営巣したコガタスズメバチ#3



▼前回の記事
桑樹上の巣から飛び出すコガタスズメバチ♀

2019年11月中旬・午前3:20頃・晴れ・満月・気温〜4℃(日の出時刻は午前6:17、月齢16.0)

晩秋でコガタスズメバチVespa analis insularis)のコロニーが解散したようなので、満月の深夜に古巣を採集しに出かけました。
現場入りすると、持参した懐中電灯を使わなくても月明かりで充分見えました。
快晴の明け方は放射冷却現象で気温がかなり下がります。
営巣木ヤマグワには、やや黄葉した桑の葉が未だ枝に残っていました。
翌日から天気が崩れる予報なので、スズメバチの巣を乾燥した状態で採集する最後のチャンスです。
そろそろ桑が完全に落葉しそうなので、巣の外被が風雨に直接晒されて風化する恐れもありました。

巣を採集する前に、巣内に成虫♀が留守かどうか最終確認してみましょう。
万一、毒針を持つ♀が巣内に残っている場合、怒った蜂に攻撃される恐れがあります。
スズメバチの巣を駆除する際には専用の防護服が必須です。
しかし高価な防護服を持っていなくても、長年の経験からコガタスズメバチの習性に基づいて安全に巣を採集する方法を編み出しました。
注:比較的穏健なコガタスズメバチ限定です。
・モンスズメバチとは異なりコガタスズメバチは昼行性なので、暗い夜は巣から飛び出して攻撃してくることはない。
・スズメバチは変温動物なので、気温が下がる時間帯は動きが鈍い。



という訳で、草木も眠る丑三つ時をわざわざ選んで採集にやって来たのです。
気温は約4℃まで下がり、私も凍えそうです。
スズメバチの巣は外被の多重構造で保温性(断熱性)に優れていますが、巣内温度はどれだけ下がっているのですかね?
コオロギ♂など秋の夜に鳴く虫も死に絶えたようで、辺りは静寂でした。
専用のスズメバチ防護服に比べると気休めにしかなりませんが、現場で念のために、白っぽい防寒具を二重に着込みました。
黒髪なら頭部を白いタオルや帽子で必ず覆い隠し、ゴーグルで目を保護します。

赤外線の暗視カメラで動画に撮りながら、コガタスズメバチの巣に振動を与えてみます。
このとき照明は白色LEDではなく、蜂の目には見えない赤色灯または赤外線を使うのがポイントです。
長い棒で巣の外被をコンコンと軽く叩いてみたり、巣が吊り下げられた枝を揺すってみたりしました。
(明るくて気温の高い昼間には決して真似しないで下さい。)
巣口から蜂が外に出てこないので、やはり空巣なのだろうと判断しました。


巣口を見上げる
横から

さて、いよいよ巣を採集します。
高枝切り鋏やノコギリなどの七つ道具を持参したのですが、やってみると結局は不要でした。
桑の灌木に少し登り手を伸ばせば手が届く高さに営巣していました。
剪定ばさみで枝ごと切り落とし、コガタスズメバチの古巣をあっさりと採集することが出来ました。
営巣基の枝は意外に細かったです(直径7mm)。
作業の様子を動画に撮る余裕はありませんでした。
すぐに巣をビニール袋で包んで密閉し、いそいそと持ち帰りました。

朝になって室温が上がると、ビニール袋内でガサガサと虫が徘徊する音がし始めて焦りました。(室温19.2℃)
古巣内にカメムシやアシナガバチなどの昆虫が越冬のために潜んでいて、気温が上がると共に目覚めたのかもしれません。

▼関連記事(4年前の撮影)
コガタスズメバチの古巣で集団越冬するフタモンアシナガバチ新女王
コガタスズメバチの古巣で越冬していたキアシブトコバチ

しかし袋を透かしてスズメバチの姿が見え、羽音もなりだしました。
緊急事態です。
危険なスズメバチが袋を噛み破って外に脱出してくる前に、袋ごと冷凍庫に入れて安楽死させました。
ビニール袋ではなく丈夫な箱に巣を完全に密閉すれば良かったのですが、持参したプラスチック製の水槽は少し小さくて、採集したコガタスズメバチの巣が入らなかったのです。
てっきりコロニー解散後の空き巣だと思っていたのに、巣内に未だワーカー♀または新女王が居残っていたようです。
気温が低過ぎて、巣内でほとんど仮死状態だったのでしょう。

翌日に解凍した袋を開封すると、計16匹のコガタスズメバチ♀が巣の外で凍死していました。
(更に多くの個体が巣内で凍死したまま残っている可能性もありますが、巣を壊さないと分かりません。)
腹端から毒針を伸ばした状態で死んでいる個体もいます。
雄蜂♂は1匹もいませんでした。
資料によると、コガタスズメバチの体長は女王蜂が25〜30mm、ワーカー♀(働き蜂)が22〜28mm。(松浦誠『スズメバチはなぜ刺すか』p280より)
今回得られた♀は全て体長25mm未満だったので、ワーカー♀だけのようです。
新女王はとっくに巣を離れて♂と交尾を済ませ、どこか安全な場所で越冬しているはずです。

不測の事態もありましたが、コガタスズメバチ♀に全く刺されることなく、殺虫剤も使わずに、無事にミッション成功です。
何事も経験で、また一つ自信になりました。
採集した巣を切断して内部の構造を調べるかどうか迷いました。
今回は巣全体に防腐処理を施して、そのまま標本にしてみましょう。

つづく→#4:コガタスズメバチの古巣に防腐剤処理して保存


ピルケースの仕切りは37×30mm
アングル変更

ニセアカシア樹上で頭を掻き羽繕いするノスリ親鳥(野鳥)



ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#15



▼前回の記事
日没後に塒のポプラ樹上から鳴く♪ノスリ親鳥(野鳥)

2019年6月上旬・午後15:15〜15:50・晴れ

ノスリButeo japonicus)親鳥が営巣木の近くに立つニセアカシア(別名ハリエンジュ)の高木に止まって休んでいます。
葉の生い茂った横枝に止まって周囲を油断なく見張りながら、念入りに羽繕いしています。
ニセアカシアの白い花はほぼ散り終えた後でした。

ノスリはときどき片足を持ち上げて顔を掻きました。
首をねじって背中の羽根を整えました。
次は胸元の羽根を1枚ずつ嘴で挟んで軽く引っ張り、しごいています。
残念ながら、ノスリ親鳥の性別が私には見分けられません。

この間、全く鳴きませんでした。
ブラインド内から隠し撮りしている私の存在に幸い気づいていない(気にしていない?)ようです。

つづく→#16:巣に近いニセアカシア樹上で鳴く♪ノスリ親鳥(野鳥)





2020/05/25

休眠中に寝返りを打つオオエグリシャチホコ(蛾)の越冬蛹【10倍速映像】




オオエグリシャチホコ(蛾)の飼育記録#6



▼前回の記事
腹部を回して暴れるオオエグリシャチホコ(蛾)の蛹

2019年10月中旬

オオエグリシャチホコPterostoma gigantinum)の蛹は死んだように休眠しています。
しかし微速度撮影してみると、たまに自発的に蠕動していることが分かりました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
実際の動きはもっとゆっくりであることにご注意ください。

仰向けに寝ている蛹の腹面を接写すると、成虫の顔や触角、畳まれた翅の原基が見えます。
おもむろに体をねじるように軽く寝返りを打ちました。

※ 照明のちらつきを抑えるため動画編集時にdeflicker処理を施しました。


実は蛹化してからちょうど2週間が経ち、勝手になんとなく晩秋に羽化しそうな予感がしたので、微速度撮影で蛹を長撮り監視してみたのでした。(私の予想は外れました)
本種の越冬態は蛹らしい。

【追記】
本種の成虫出現月は5〜6月および7〜8月(年2化?)とのことです。
しかし年が明けて2020年5月下旬になってもオオエグリシャチホコの成虫が羽化してきません。
蛹を低温にしっかり晒さなかったので、どうも冬越しに失敗した気がしてなりません…。

つづく→#7?





2020/05/24

アカタテハの日光浴



2019年11月上旬・午後14:00頃・晴れ

里山の急な尾根道を息を切らして登っていると、アカタテハVanessa indica)と出会いました。
砂利の上で翅を全開にして日光浴しています。
ズームアウトしてから私が歩いて近づくと、飛んで逃げて行きました。

飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。




川面に並ぶマガモ♀♂の鳴き声と羽繕い(冬の野鳥)



2019年12月下旬・午後16:00頃・くもり

夕方の川面にマガモ♀♂(Anas platyrhynchos)が2組浮いて休んでいます。

対岸近くの♂がグワグワ♪と鳴きました。
鳴き始める際に少し首を伸ばし、鳴き止むと首を縮めました。

次に、その♂が付き添っている横の♀が羽繕いを始めました。


※ 音量を強制的に上げるために、動画編集時に音声を正規化しています。


ランダムに記事を読む

  • キアゲハ終齢幼虫の脱糞04/08/2013 - 0 Comments
  • 赤トンボの連結打水産卵13/01/2011 - 0 Comments
  • 朝の池畔に佇むゴイサギ幼鳥(野鳥)20/11/2018 - 0 Comments
  • ハンミョウとの出会い09/02/2011 - 0 Comments
  • サザンカ(白花)で訪花吸蜜するキイロスズメバチ♀の群れ【HD動画&ハイスピード動画】14/01/2022 - 0 Comments