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2025/12/31

トレイルカメラのザトウムシ対策で粘着トラップを試してみる(その4)マダラカマドウマやツノアオカメムシなども捕捉


前回の記事:▶ トレイルカメラのザトウムシ対策で粘着トラップを試してみる(その3)ザトウムシの歩脚を捕獲 


2024年10月上旬 

平地の二次林でニホンアナグマの営巣地(セット)を監視する2台のトレイルカメラに夜な夜な写り込んで撮影の邪魔をするザトウムシが近づけないように、自家製の粘着トラップを試しに設置しています。 

ミズキ灌木の幹で監視カメラWの上下に巻いた粘着テープ(ガムテープ)に、今回は過去最多の虫が付着していました。 
この期間は雨が少なくて、テープの粘着性が落ちなかったのかもしれません。


新顔の虫としてまず気になったのは、マダラカマドウマDiestrammena japanica)です。 
地面から登って来たカマドウマが、粘着テープに捕らえられて動けなくなった脚を自切して、なんとか逃げのびたようです。 
自切した脚だけでなく、長い触角も粘着テープにへばり付いていました。 
本種は樹液酒場でも見られるため、ミズキの樹液を吸汁しに木登りしていたのかもしれません。 

関連記事(10年前の撮影)▶ 夜にミズナラの樹液を吸うマダラカマドウマ♀ 

以前このミズキ灌木の幹に尖ったドライバーをうっかり刺してしまったとき、傷口から透明なサラサラした液体が溢れるように流れ落ち、さすが水木の名前通りだと感心しました。

アナグマが掘った2つの巣穴L、Rには穴居性のカマドウマが群れで居候していることが後に明らかになります。(映像公開予定)
もしかすると、そこで育ったカマドウマの一部が巣穴の横に生えているミズキの木に登って来たのかもしれません。


本命のザトウムシ(種名不詳)は、自切した歩脚を粘着トラップに残して逃げた個体もいれば、全身がへばりついて逃げられなかった個体もいました。
ザトウムシは上のテープにも下のテープにも付着しており、(常識的な予想に反して)樹冠から降りてきた個体も多いことを示唆しています。
あるいは別の解釈として、地面から幹を登ってきたザトウムシが下側の粘着トラップを歩脚の自切でなんとか突破できたものの、次に待ち構えていた上側の粘着トラップからは逃れられなかったのかもしれません。
どちらの解釈が正しいか確かめるには、ライブカメラで粘着トラップをひたすら監視するか、飼育下で実験するしかなさそうです。

そもそも、どうしてザトウムシがトレイルカメラに集まって居座るのか、謎のままです。
通常光の照明なら夜に虫が走光性で引き寄せられますから、その獲物を狙って肉食性のクモも集まって来るのは納得できます。
しかしトレイルカメラは夜に可視光ではなく赤外線を照射するだけです。
動画撮影の度に発熱するカメラの、ほのかな暖かさが好きなのかな?
 
前回(シリーズその1)と同じく、 ヒメマダラエダシャクAbraxas niphonibia)らしき蛾の幼虫も1匹だけ下側の粘着テープに捕らえられ死んでいました。
イラガMonema flavescens)の古い繭もミズキ灌木の幹に付着したまま残っていましたが、今回の本題とは関係ありません。 


別の監視カメラNを固定した落葉性灌木(樹種不明)の幹に巻いた粘着テープを調べてみると、少数の虫しか付着していませんでした。 
上側のテープにはオオナミザトウムシNelima genufusca)?が1匹だけ丸ごとへばり付いていました。
やはり樹冠から幹を伝って下に降りてきたのでしょうか。
この灌木には木質の蔓(種名不詳)が巻き付いていて、徘徊性の虫が粘着トラップを回避できる迂回ルートになっている可能性があります。
 
下側の粘着テープにはツノアオカメムシが1匹、付着していました。 
背中に寄生バエの白い卵が産み付けられています。
このツノアオカメムシについては、指で触れてみて死んでいることを確認しました。
下側の粘着テープの反対側に回り込むと、種名不詳のカメムシが1匹、付着したまま死んでいました。 
死骸の体は捕食者(おそらく鳥またはアリ?)に食べられていて損傷が激しく、私にはカメムシの種類を同定できませんでした。
こうして写真を並べて見ると、なかなか悪趣味な昆虫採集ですね。
それでも地道に記録を残すことで、少しでも罪滅ぼしになるかもしれません。 
トレイルカメラでは原理的に恒温動物(温血動物)の活動しか記録されません。
粘着トラップによって、トレイルカメラでは見落としてしまう、この森の昆虫相が少しだけ垣間見えてきます。

トレイルカメラの保守作業を終えると、粘着トラップを上下とも交換して(ガムテープを裏返し粘着面を上にして幹に巻き直し)帰りました。 


つづく→ 


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2025/12/22

アリの好き嫌い:ヒミズの死骸を避けコオロギの死骸に群がるアリの謎

 

2024年9月上旬・午前10:50頃および午後15:20頃・晴れ 

平地の田んぼと線路に挟まれた農道(砂利道)でヒミズUrotrichus talpoides)の新鮮な死骸を発見。 
仰向けにひっくり返って死んでいました。 
アズマモグラなら、穴掘り用の前脚がもっと筋骨隆々としているはずです。 
口から白い歯が覗いて見えます。 
腹面を見ても、外性器がどこにあるのか分からず、性別不明です。 
素人目には目立った外傷はなく、死因は不明です。 
痩せているようには見えませんが、ミミズが取れずに餓死したのでしょうか? 
水田に散布した農薬が生物濃縮されて中毒死した可能性なども疑ってしまいます。 

死後間もないようで、腐臭などはしませんでした。 
まだハエも来ていません。 
裏表の写真だけ撮って通り過ぎました。

 

4時間半後に現場へ戻ってくると、ヒミズの死骸はそのまま放置されていました。 
カラスやトビなどのスカベンジャーが死骸を持ち去らないのが不思議です。 

その代わり、微小なクロアリ(種名不詳)が集まっていました。 
砂利道を往来する自転車に踏まれたのか、それとも死骸の腐敗が進んだのか、死んだヒミズの肛門から体液が滲み出しています。 
それを目当てにアリが誘引されたのかと思いきや、よく見るとエンマコオロギ♀(Teleogryllus emma)の死骸に群がっていることが分かりました。 
コオロギの腹端に先割れした産卵管があるので、♀と分かります。 
ヒミズの死骸にアリは決して登ろうとしないのが、興味深く思いました。






【考察】 
午前中に見たときにはコオロギの死骸はありませんでした(気づかなかった)。 
ヒミズの死骸に誘引されたエンマコオロギ♀が、アリの群れに襲われたのでしょうか? 
いつものように、Perplexity AIに相談してみましょう。 

Q: コオロギが小動物(ネズミやモグラなど)の死骸を食べに来ることはあるか?

一般的な行動としては、コオロギがネズミやモグラなどの死骸を積極的に食べに来ることは稀と考えた方が妥当です。

コオロギの基本的な食性

多くのコオロギ類は雑食~腐食性ですが、主体は以下のような餌です。

  • 枯葉・朽木・落ちた草本などの植物質

  • 他の昆虫の死骸や、脱皮殻、糞など動物性だが「小片」の有機物

この「動物質」には、すでに砕けている虫の死骸などは含まれますが、ネズミやモグラのような「毛の生えた脊椎動物の死骸を積極的に齧る」行動は、少なくとも典型例ではありません。

小型脊椎動物の死骸とコオロギ

とはいえ、条件によっては次のようなことはあり得ます。

  • 死骸の表面にうっすら付いた体液・軟部組織を舐める・ついばむ程度の利用

  • すでにアリやハエが分解を進め、筋肉が露出し柔らかくなっている部分をつまむ

ただし、こうした行動は「死骸にコオロギが群がる」というレベルには通常ならず、アリ・ハエ・ダニなど専業スカベンジャーの周辺に便乗的に現れる程度と思っておくのが安全です。

ヒミズやモグラの場合に特に起こりにくい理由

質問の文脈に沿うと、ヒミズやモグラなど食虫性哺乳類の死骸は、

  • 強い体臭・分泌物のために、哺乳類・鳥類のスカベンジャーですら敬遠されやすい

  • 昆虫側にも嗜好性が低い可能性が高く、昆虫スカベンジャーの「人気死骸」ではない

そのため、「コオロギがわざわざ食べに来る」状況は、ネズミや鳥の死骸に比べてもさらに起こりにくいと考えられます。

実務的なまとめ

  • コオロギは雑食で、小さな動物片(昆虫の死骸など)は普通に食べる。

  • しかし、ネズミ・モグラのような小型哺乳類の死骸に群がるほど積極的なスカベンジャーではない。

  • 特にヒミズ・モグラの死骸については、嗅覚的な要因から「コオロギが好んで利用する餌」とは考えにくい。

したがって、「理論的にはごく一部を齧ることはあり得るが、現場で観察されるような行動としてはかなり例外的」というイメージが近いと思われます。


アリがヒミズの死骸を明らかに避けてコオロギの死骸に群がっていたことについて、Perplexity AIの見解は、

ヒミズ(ミズラモグラ)の死骸にスカベンジャーが付きにくいという印象は、必ずしも気のせいとは言い切れませんが、「忌避物質がある」とまでは現時点では証明されていません。hp-ez

ヒミズに既知の「毒」「忌避物質」はあるか

ヒミズ(Urotrichus talpoides)はモグラ科で、日本の土壌性小型哺乳類としてよく研究されていますが、生体・死体の皮膚分泌物に関して「捕食者やスカベンジャーを明確に忌避させる毒物質」を示した報告は見当たりません。wildlife+1
一方で、モグラ類は肉食性・高代謝で体臭が強く、体表や肛門周辺分泌物の匂いがきついことが指摘されており、これが少なくとも鳥類などの一部捕食者には不人気な餌になっている可能性があります(ただし定量的な哺乳類・鳥類の選好実験はほぼありません)。hp-ez

なぜスカベンジャーが付きにくく見えるか

ヒミズの死骸は多くが地表近くの土中トンネルや草かぶりの場所で見つかり、開けた場所の死骸に比べて「ハエなどが群がる典型的な死体」の見た目になりにくいと考えられます。hp-ez
また、細長く小型(体重十数グラム規模)の死骸は、アリ・ハエ幼虫・ダニなどの小型スカベンジャーが内部から分解してしまい、外見上「虫が群がっている」状態にならずに短時間で崩れていくこともあり得ます(小型脊椎動物の死骸分解では一般的なパターン)。vliz

カラスなど鳥が食べない理由の可能性

カラス類は雑食ですが、餌としての「経験と学習」による選び方が強く、普段ほとんど遭遇しないタイプの獣の死骸は匂いや質感で回避されやすいことが知られています。jstage.jst
モグラ類は主に地下で生活し、カラスが日常的に捕食・スカベンジング対象としている哺乳類(ネズミ類、ロードキルのタヌキ・キツネなど)と比べて遭遇頻度が低いため、「見慣れない臭くて細い獣」というカテゴリとして学習的に避けられていても不思議はありません。hp-ez

「化学防御動物」との比較から言えること

両生類や昆虫、ダンゴムシなどでは、皮膚・体表分泌物に明確な防御成分をもち、捕食者が実験的に強く忌避する例が多数知られています(カメムシ臭成分や有毒カエルの皮膚毒、ダンゴムシのキノリン誘導体など)。pmc.ncbi.nlm.nih+1
しかし、モグラ科やヒミズについてはそういった「化学防御物質」を同定した研究はほとんどなく、現時点では「明確な毒・忌避物質があるから誰も食べない」とまでは言えない段階です。wildlife+1

まとめとしての解釈

  • ヒミズに両生類や一部昆虫のような明確な毒分泌物が存在するという証拠はない。少なくとも日本語・英語の公開文献では報告されていない。wildlife+1

  • ただし、モグラ類特有の強い体臭や脂肪酸・分泌物が、鳥や哺乳類の一部には嗜好性の低い餌として働いている可能性はあり、ユーザーの「誰も食べない」という印象と矛盾はしない。これは、学習と嗜好の組み合わせで説明できる範囲にある。jstage.jst+1

  • 小型で地下性の哺乳類の死骸は、目立つ「ハエ塊」にはなりにくく、アリや微小スカベンジャーに内部から処理されることで、外見上「虫が集まっていない」ように見えるケースも多いと考えられる。vliz

したがって、「完全な気のせい」と切り捨てるよりは、「ヒミズ特有の匂い・生活場所・サイズの組み合わせが、スカベンジャーの見え方と選好を変えているが、毒・忌避物質として化学的に証明されたものはまだない」というのが現状の知見に近いと言えると思われます。wildlife+1


Q: ヒミズに特有の匂いとやらを私はまだ感じた記憶がありません。 


A: ヒミズやモグラの死骸が人間の嗅覚で無臭に感じられるのは一般的で、激しく腐乱する前の段階では強い腐敗臭が発生しにくい特性があります。omnh+1

モグラ類の体臭と人間の感覚差

モグラ科動物(ヒミズを含む)は皮膚腺や肛門腺から分泌される物質により独特の臭いを持ち、これが生体では捕食者(キツネなど)に敬遠される要因とされていますが、人間には微弱または無臭として検知されにくい場合が多いです。hiroshima-bot+1
この臭いは主に脂肪酸やタンパク質由来の揮発性化合物で、動物の嗅覚では強い忌避効果を発揮する一方、人間の鼻では土臭や無臭に近いニュアンスとして感じられることが観察されています。hp-ez+1

スカベンジャーへの影響

死骸段階でもこの分泌物が残存し、キツネやカラスなどのスカベンジャーが食べずに放置するパターンが報告されており、ネズミ類の死骸が速やかに消費されるのに対し、モグラ・ヒミズ死骸は残存しやすいです。naturelog.main+2
小型で地下由来の死骸は腐敗初期にハエなどが付きにくく、内部から微小分解が進むため、外見上無臭・無虫に見えやすい構造的要因も加わります。omnh

ユーザーの野外観察経験(山形近辺のトレイルカメラ使用)と一致する形で、モグラ類の死骸は人間目線で「無臭・スカベンジャー不人気」として残りやすいですが、これは化学防御的な分泌物の影響が主で、気のせいではありません。omnh


ヒミズが分泌する忌避物質の正体を化学的に同定できれば、アリ避けの忌避剤として応用できるかもしれません。 

(ヒミズは)体に独特のニオイがあるからか、捕食者にハンティングされても食べられないで放置されることが多いようだ。(p97より引用)
と書いてあります。

自分でも忘れかけていたのですが、当ブログを検索すると「ヒミズの死骸に集まるアリ」の事例を過去に何度も観察していました。

関連記事(4、6年前の撮影)▶ 

ヨツボシモンシデムシなど他の腐肉食性昆虫も、死んだヒミズに来ていました。

関連記事(6、16年前の撮影)▶ 

したがって、ヒミズの死骸はスカベンジャーに人気がないとは言い切れません。
ヒミズの体毛に虫除け物質が塗布してある(分泌している)のでは?という私の妄想も先走り過ぎということになります。

今回のアリがヒミズの死骸を避けてコオロギの死骸に群がっていたことが不思議でした。
2種類の死骸が並んでいるのを見つけたアリが選択を迫られたら、解体して巣に持ち帰りやすいコオロギの死骸を優先するのは当然かもしれません。
あるいは、もしかすると、アリの種類によって餌の嗜好性に違いがあるのかもしれません。
今回私は問題の微小アリをマクロレンズで接写し忘れたので、種類を同定できませんでした。
体色は黒というよりも、少し赤っぽいですね。
こんな映像でもアリの種類を見分けられる人がいらっしゃいましたら、教えて下さい。


今回はヒミズの死骸を拾って持ち帰り、解剖したり骨格標本を作ったりする余力はありませんでした。
タヌキなどが通る獣道にヒミズの死骸を置き直してトレイルカメラで見張り、タヌキが食べるかどうか給餌実験してみるのも面白そうです。 


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2025/12/20

ニホンアナグマが潜り込んだ巣穴から外に逃げ出す虫の群れ(カマドウマ幼虫?)【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2024年9月下旬〜10月上旬 

シーン0:9/24・午後13:16・晴れ・気温29℃(@0:00〜) 
シーン0:9/24・午後13:47・晴れ・気温30℃(@0:02〜) 
平地の二次林でニホンアナグマMeles anakuma)の家族が暮らしていた営巣地(セット)を2台の自動撮影カメラで定点観察を続けています。 
家族がどこかに転出した後、アナグマはたまにしか来なくなりました。


シーン1:9/28・午後12:37・くもり・気温25℃(@0:05〜) 
奥の獣道からやって来たと思われるアナグマが巣口Lを覗き込んでいました。 
このとき巣口Lで落ち葉が1枚だけ急に動いたのが不思議です。 
何か小動物(虫?)がアナグマの接近に驚いて逃げたのでしょう。 

アナグマは上半身だけ巣口Lに入り、中に溜まった落ち葉を掻き出してから、奥に潜り込みました。 
するとアナグマと入れ替わるように、中から小さな虫(夜行性のカマドウマ幼虫?)がわらわらと外に出てきました。 
動画を1.5倍に拡大した上で5倍速の早回し映像にすると分かりやすいです。 
アナグマはときどき巣穴を内見するついでに、こうした穴居性の虫を次々と捕食しているのかもしれません。 


シーン2:9/28・午後12:41・くもり・気温25℃(@0:43〜) 
いつの間にかアナグマが巣穴から外に出てきていました。 
ミズキの根元で地面の匂いを嗅いでから、痒い体を後足でボリボリ掻きました。 
巣口LRの中間地点を通って左へノソノソ歩き去りました。 


シーン3:9/30・午後13:16・くもり・気温24℃(@1:36〜) 
2日後の昼下がりに左から登場したアナグマが、右に回り込んでから巣穴Rに潜り込みました。 
アナグマと入れ替わるように、巣穴Rで居候していた小さな虫(夜行性のカマドウマ幼虫?)がわらわらと外に脱出してきました。 


シーン4:10/5・午後12:04・くもり・気温20℃(@2:08〜) 
5日後の昼時に、アナグマがセットをうろついています。 
今回アナグマは巣口Lに近寄らなかったので、巣口Lから虫が外に出てくることはありません。 
(つまりシーン4は、対照実験のような映像になっています。) 


シーン5:10/7・午後13:54・晴れ・気温24℃(@2:40〜) 
2日後もアナグマが昼過ぎに登場しました。 
巣口Rの横を通り過ぎ、もう一つの巣穴Lへ慎重に入りました。 
この後、巣口Lから虫が脱出したかどうか見届ける前に、1分間の録画が打ち切られてしまいました。 


シーン6:10/9・午後16:12・気温14℃(@3:39〜) 
2日後の薄暗い夕方(薄暮)にアナグマが現れました。 
今回は巣穴Lに入らず通り過ぎました。 


シーン7:10/9・午後17:25・雨天・気温14℃(@4:18〜)日の入り時刻は午後17:13。 
約70分後、日没後に暗くなったセットにアナグマがまた来ていました。 
雨が降る中、セットを横切り立ち去りました。 

今回アナグマは2つの巣穴LRに近寄りませんでした。 
しかし1.5倍に拡大した上で5倍速の早回し映像にすると、巣口Lからカマドウマ幼虫と思しき小さな虫が次々と外に飛び出してきました。 
雨が降っていても、夜行性のカマドウマが日没後に活動を始めたようです。
 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 雨音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


アナグマの個体識別ができていませんが、同一個体が何度も通っているのでしょうか?


2025/07/12

キリギリスを捕食する前の解体処理に苦労するヒヨドリ【野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年6月中旬・午後15:00頃・晴れ・気温31℃ 

平地の二次林で死んだニホンアナグマの巣穴Lの横に生えたマルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)灌木にヒヨドリHypsipetes amaurotis)が留まっていました。 
嘴に何か黄緑色の獲物を咥えています。 
私は初め、芋虫(鱗翅目の幼虫)を狩ってきたのかと思ったのですが、1.5倍に拡大した上でリプレイすると(@1:01〜)、獲物の正体はキリギリスの仲間(ツユムシ? ヤブキリ?)のようです。 

ヒヨドリは必死で暴れるキリギリスを嘴で咥えながら足元の枝に叩きつけて動きを封じようとしていました。 
跳躍力が強いキリギリスは後脚で力強く蹴って抵抗するので、この後でヒヨドリは獲物を解体し、棘のある長い後脚を取り除くはずです。 
長くて棘だらけの後脚がかさばるために捕食者が一口で飲み込むのは難しく、キリギリスにも逃げるチャンスがわずかながら生まれます。 
実際ヒヨドリは途中で獲物をうっかり地面に落としてしまいましたが、すぐに拾い上げて、解体作業を続けます。 

最後まで見届ける前に、1分間の録画時間が終わってしまいました。 
このヒヨドリ個体が自分でキリギリスを捕食したかどうか不明です。 
しかし6月中旬という時期は、ヒヨドリの1〜2回目の繁殖期に当たります。 
解体して危険な部位(後脚)を取り除いたキリギリスを持ち帰って雛(または巣立ち雛)に給餌した可能性が高いでしょう。 
ヒヨドリは果実食の印象が強いですが、繁殖期には雛の成長に必要な動物質(主に昆虫)を多く捕食します。 


※ 今回は記事を書く前にChatGPTとブレインストーミングしました。 


つづく→ 


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2025/05/16

走って逃げ回るケラを掴まえてみる

 

2024年5月上旬・午後12:30頃・晴れ 

郊外の畑で農道をケラGryllotalpa orientalis)がなぜか走り回っていました。 
昼間の天敵に捕食されないように、枯れ草の茂みの中など、隠れる場所を探しているようです。 
とっさに通常マクロモードのカメラで接写を始めてしまったので、しゃがんだ際に太陽を背負った私の影が被写体に落ちてしまいました。
(逆側から回り込む余裕がありませんでした。) 
ケラの行く手に左手を差し伸べたら、私の手のひらにすんなり乗ってくれたので、手掴みであっさり捕獲できました。 

 順光になるように少し場所を移動してから、軽く握っていた手のひらをそっと開いてみます。
「手乗りケラ」は私の指を少し登ってから、下の舗装路に転げ落ちました。 
住宅地の舗装路を慌てて逃げ回り、側溝のコンクリート蓋を横切り、日向の砂利道を走り回ってから、最後は側溝の蓋の隙間に潜り込みました。 
地面に緊急避難用の穴を急いで掘って隠れるかと期待したのですが、ただ逃げ回るだけでした。 
明るい日向よりも日陰を好む、といった負の走光性もありませんでした。
ケラの逃走シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 (@1:06〜)
穴を掘る器官であるシャベル状の前脚も使って6本足で歩いていました。

側溝の蓋の細い隙間に身を隠しただけなら良いのですが、用水路に落水してしまったかもしれません。 
ケラは水中を泳げらしいので、溺れる心配はありません。 
しかし、岸に泳ぎ着いたところで、コンクリート三面張りの用水路はケラにとってかなり深く、外に這い出たり飛び去ったりするのは難しいでしょう。 
道端の側溝に閉じ込められたケラがひっそりと鳴いている声を夜の街なかで聞くことがよくあるのですが、その理由をひとつ説明する映像になったかもしれません。 

関連記事(7、8年前の撮影)▶  

ちなみに、ケラは多くの個体が成虫で越冬するのだそうです。
この個体は翅があるので成虫ですが、私には性別を見分けられません。
ケラは♀であっても産卵管は短くて目立たないらしく、性別を見分けるには翅脈を精査する必要があるそうです。
(♂は鳴くので、発音器官の翅脈が複雑。)
せっかくケラを捕獲したのなら、翅を広げてみれば良かったですね。
動画を一時停止した状態で、翅脈から性別判定できますかね?

参考サイト:おケラのギモン by 生きもの写真家安田守の自然観察な日々
翅脈の比較写真が雌雄で掲載されているのですが、どこに注目しているのか、素人目にはよく分かりませんでした。
イラストで図示するか、この翅脈だよ、と写真に書き込んでもらえると助かります。





いつかケラを飼育して、食事や水泳、飛翔、造巣、鳴くシーンなどを一気に撮影してみたいものです。 


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2025/04/05

晩秋の刈田で何度も虫を狩り捕食するチョウゲンボウ♀【野鳥:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年11月中旬・午後13:20頃・晴れのち曇り 

広い田んぼに隣接するグランド(球場)でネットの支柱の天辺にチョウゲンボウ♀(Falco tinnunculus)が止まっていました。 
ここはチョウゲンボウがお気に入りの止まり木で、毎年秋になるとよく見かけます。 
支柱の天辺は鳥の糞で白く汚れています。 
支柱の天辺で周囲を見渡して、稲刈りが終わった刈田に潜む獲物を眼光鋭く探しています。 
秋風でチョウゲンボウ♀の羽毛がなびいています。 

まるで頷くように、しきりに顔を上下に動かしている行動にも意味があります。 
眼球が固定されている猛禽類が広い視野を確保するためには、頭全体を動かす必要があります。 
このチョウゲンボウは、首をねじって背後も見張っています。 
また、猛禽は両眼視野が狭いので、頭を上下に動かすことで遠方の対象物への距離感や立体視を補完しているのだそうです。 

獲物を見つけたチョウゲンボウ♀は支柱から飛び立つと、刈田の上空で羽ばたきながら一点に留まり(ホバリング、停空飛翔)、狙いを定めてからスーッと急降下し、地上の獲物に襲いかかります。 
残念ながら、手前に生えたススキやアメリカセンダングサ、セイタカアワダチソウなどが邪魔で、チョウゲンボウ♀が獲物を狩る瞬間をどうしても撮れません。 

狩りの成否に関わらず、チョウゲンボウ♀は同じ止まり木(支柱天辺)に戻ってきます。 
舞い戻ってきて着陸するまで待ち構えて、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:41〜2:04) 
チョウゲンボウの性別は頭部の色で見分けられます。 
この個体は頭が茶色いので♀です。
尾羽根の下面に黒い横縞が目立つ点も♀の特徴です。 
スローモーションでしっかり確認できました。 

片足の鉤爪で小さな獲物と一緒に細長い藁(枯草)を運んでいました。 
獲物を掴んだ足には体重をかけず、反対側の足でふわりと着地し、翼を畳みました。 

チョウゲンボウが狩ってくる獲物は小さくて軽いので、片足で掴んで運びます。 
利き足がありそうな気がしたのですけど、何度も観察すると、左右の足を(交互にランダムで?)使っていました。 

支柱の天辺に持ち帰った獲物をチョウゲンボウ♀は早速食べ始めました。 
カメラのデジタルズームを最大にしても、少し遠くて獲物の正体をしっかり同定できませんでした。 
獲物は小動物(脊椎動物)ではなく、バッタやコオロギなど昆虫のようです。 
トンボを狩るときもあるのですが、今回の獲物はトンボには見えませんでした。 
チョウゲンボウは嘴を使って虫の翅を器用にむしり取ってから、ちびちびと食べました。 
他の種類の鳥とは違って、食後に汚れた嘴を掃除しないのが不思議に思いました。 

小宮輝之(監修)『鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑 おもしろふしぎ鳥類学の世界』でチョウゲンボウの食性を調べると、
大きく羽を広げ、ホバリングから急降下して昆虫やネズミなどの小動物を捕らえます。カマキリを捕獲! (p123より引用)
虫を1匹完食しても、満腹になりません。 
見晴らしの良い支柱の天辺で、チョウゲンボウは再び刈田に潜む次の獲物を探し始めます。 

支柱の天辺から飛び立つ直前に、脱糞した瞬間(@5:20〜)も動画に撮れていました。 
液状の白っぽい糞尿を後方に勢い良く噴出しています。 
今思いついたのですが、チョウゲンボウがよく止まっていた支柱の真下まで行ってペリットを採集できれば、未消化物に含まれる残渣から捕食した虫の種類を同定できるかもしれません。 
ただし、チョウゲンボウがペリットを吐き出すシーンを私はまだ観察したことが一度もありません。 
ペリットが無くても、チョウゲンボウが食前に毟り取った虫の翅などが支柱の下に散乱しているはずなので、アリなどに持ち去られる前に調べに行けばよかったですね。

やがて1羽のハシボソガラスCorvus corone)が飛来して、支柱の天辺に止まりました。 
お気に入りの止まり木を横取りされたチョウゲンボウ♀は、仕方なく隣に立つ支柱の天辺に移動して、そこで獲物を捕食するようになりました。 
別個体のカラスも加勢しに来たようで、嗄れた鳴き声が近くから聞こえます。 
カラスはとにかく猛禽類が大嫌いなので、縄張りからチョウゲンボウ♀を追い払うために集まってきたようです。 
晩秋はカラスの繁殖期ではありませんから、本格的なモビング(擬攻撃)にまでエスカレートすることはありませんでした。 
それでも地味に嫌がらせしたり心理的な圧力をかけたりしています。 
隣の空いた止まり木(コンクリート支柱)に移動したチョウゲンボウは、田んぼから少し離れたせいで獲物を探しにくくなったようです。 

最後にチョウゲンボウ♀はこの狩場から飛び去ってしまい、戻ってきませんでした。 
飛び去るチョウゲンボウをカラスの群れがしつこく追尾することはありませんでしたが、ハシボソガラスの地味な嫌がらせが奏功し、天敵を追い払えたことになります。 



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2025/02/06

山中の砂利道で産卵のため試掘と跳躍移動を繰り返すミカドフキバッタ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年7月下旬・午後14:10頃・くもり 

里山の砂利が敷かれた坂道で、ミカドフキバッタ♀(別名ミヤマフキバッタ;Parapodisma mikado)が産卵する場所を探していました。 
砂利道をゆっくり横断しながら、腹端で地面に穴をあちこち試掘しています。 
前に少し歩いて移動し、また試掘します。 
フキバッタの仲間は、卵を1個ずつ地中に産み付けるのではなく、泡状の物質とともに卵塊としてまとめて産卵するはずです。 
つまり、もし産卵に成功していれば、腹端の産卵管を地中にもっと長時間伸ばしているはずです。 

少し離れた位置から様子をしばらく見守ったものの、乾燥した土壌が石だらけで硬すぎるのか、ミカドフキバッタ♀は本格的な産卵行動を始めてくれませんでした。 
どうやら深く掘れる土質ではなかったようです。 
それならどうして、硬い砂利道ではなく適度に湿った柔らかい土壌の場所(林床の黒土など)を選んで産卵しないのか、理解に苦しみます。 
卵寄生者や捕食者への対策なのでしょうか? 
小石の下がむしろ掘りやすかったり、水はけの良い砂地や砂利に好んで産卵するのかな? 

しばらくすると、ミカドフキバッタ♀は自発的に跳躍を繰り返して、砂利道を素早く横切りました。 
さすがに場所を大きく変えて産卵地を探そうと思ったのかもしれません。 
産卵シーンを真横から撮りたくて私が少し移動したので、フキバッタ♀を警戒させてしまった可能性もありそうです。 
2回の跳躍シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@3:57〜) 
後半は、道端で跳んで逃げる様子を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@4:27〜) 
フキバッタの仲間は成虫でも翅が退化しているため、遠くまで一気に飛ぶことができません。


かなり古い図鑑なのですが、保育社『検索入門セミ・バッタ』(1992年)でミカドフキバッタを調べると、気になる記述がありました。
形・色♀の腹部1・2節は本属の他種に比べて幅広く、寒冷地適応と思われる。 
生態:(中略)本属中で最も北に分布をのばしている。 (p72より引用)
下線部の意味が分からず、詳しく知りたかったので、Perplexity AIに質問してみました。 
質問: とある昆虫図鑑で「ミカドフキバッタ♀の腹部1・2節は本属の他種に比べて幅広く、寒冷地適応と思われる。」という記述がありました。どうして幅広い腹部が寒冷地に適応した形質なのですか? まさか、産卵のために凍った土を腹端で掘る必要があるのですか?
回答: ミカドフキバッタ♀の腹部1・2節が幅広いことと寒冷地適応の関係については、直接的な説明が検索結果には含まれていませんが、昆虫の寒冷地適応に関する一般的な知識と推論を用いて説明することができます。 
## 寒冷地適応としての幅広い腹部 
昆虫の寒冷地適応には、主に以下の要因が関係していると考えられます: 
1. **体温調節**: 幅広い腹部は、体積に対する表面積の比率を減少させます。これにより、寒冷環境下での熱損失を抑える効果があります[1]。 
2. **エネルギー貯蔵**: 寒冷地では、活動可能な期間が限られるため、より多くのエネルギーを貯蔵する必要があります。幅広い腹部は、より多くの脂肪や栄養を蓄えるスペースを提供します[1]。 
3. **卵の保護**: ♀の場合、幅広い腹部は多くの卵を保護し、保温する役割を果たす可能性があります。これは、厳しい環境下での繁殖成功率を高めるのに役立ちます。 
4. **凍結耐性**: 寒冷地の昆虫は、体内に糖や糖アルコールを蓄積して凍結耐性を獲得します。幅広い腹部は、これらの物質をより多く貯蔵するのに適しています[1]。 
## 腹端での土掘りについて 
ミカドフキバッタ♀が凍った土を腹端で掘る必要性については、提供された情報からは確認できません。一般的に、バッタ類は産卵管を使って土中に卵を産み付けますが、凍った土を特別に掘る適応があるかどうかは不明です。 寒冷地適応としての幅広い腹部は、主に体温維持、エネルギー貯蔵、および凍結耐性の獲得に関連していると考えるのが妥当です。これらの適応は、ミカドフキバッタが厳しい寒冷環境で生存し、繁殖する能力を向上させると推測されます。 
(出典を34個も列挙したURLリストは割愛) --- Answer from Perplexity: pplx.ai/share

セカンドオピニオンとして、同じ質問をGemini2.0 AIにも尋ねてみました。 
その回答は、Perplexityとほぼ同じ内容でしたが、ダブルチェックしてみても、Google検索では関連情報(出典)がろくにヒットしません。 
この問題に対するAIの推論が正しいのか、それとも知ったかぶりのハルシネーションなのか、私には判断しかねます。
ミカドフキバッタの幅広い腹部が寒冷地適応である理由について、複数の要因が考えられます。 
**体積と保温** 
寒冷地では、体温を維持することが重要です。幅広い腹部は、体積を大きくすることで、熱を蓄えやすく、体温の低下を防ぐ効果があると考えられます。また、腹部には内臓器官が集中しているため、幅広い腹部が内臓を寒さから守る役割も果たしている可能性があります。 
**脂肪の蓄積** 
寒冷地では、食料が不足する時期があるため、エネルギー源となる脂肪を蓄えておくことが重要です。幅広い腹部は、より多くの脂肪を蓄えることを可能にし、寒さや飢餓に対する抵抗力を高めると考えられます。 
**産卵と繁殖** 
寒冷地では、繁殖期間が限られています。幅広い腹部は、一度に多くの卵を産むことを可能にし、繁殖効率を高める効果があると考えられます。また、産卵場所の確保や卵の保護にも役立つ可能性があります。 
**その他の要因** 
寒冷地に適応した幅広い腹部は、積雪時などに体が雪に埋もれるのを防ぐ効果や、風雪から体を守る効果も考えられます。また、ミカドフキバッタの祖先が寒冷地に適応した際に、たまたま幅広い腹部を持つ個体が生き残りやすかったという可能性もあります。 
**産卵のために凍った土を掘る必要性について** 
ミカドフキバッタが産卵のために凍った土を腹端で掘る必要性は低いと考えられます。一般的に、バッタ類は土壌中に産卵管を挿入して産卵します。凍った土壌は硬く、産卵管を挿入しにくいため、産卵に適した場所とは言えません。ミカドフキバッタは、比較的温暖な時期や場所を選んで産卵すると考えられます。 
**結論** 
ミカドフキバッタの幅広い腹部は、体温維持、脂肪蓄積、繁殖効率の向上など、複数の要因によって寒冷地適応した形質であると考えられます。産卵のために凍った土を掘る必要性は低いと考えられます。 
**補足** 
ミカドフキバッタの寒冷地適応については、さらなる研究が必要です。他の寒冷地性バッタ類との比較や、遺伝子レベルでの解析などを行うことで、より詳細なメカニズムが解明される可能性があります。

どうやら「近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」というベルクマンの法則と似た話のようです。
しかしフキバッタは昆虫で変温動物ですから、ベルクマンの法則は適応されないはずです。
むしろ変温動物の昆虫では、寒冷地に行くほど小型のものが生息する傾向が見られ、「逆ベルクマンの法則」と言われます。
コオロギでは寒冷地では活動できる時間が短いので、成虫になるまでに摂取できる食料が少ないためと言われる。さらに小型のスズムシ類では本州南部では年3回発生、北部では年2回発生する種があり、この場合、本州南部から北に向かうにつれて小型の個体が生息するが年2回になる境界線を越えると一旦大きな個体が現れ、そこから北へふたたび次第に小型になってゆく現象がある。(wikipediaより引用)

フキバッタ類は卵で越冬するので、冬が来る前に成虫は死んでしまいます。
したがって、成虫の凍結耐性向上のために腹部が幅広になったという可能性については考慮する必要はない気がします。

2025/01/12

河川敷の芝生で虫を捕食しようと探し歩く三毛猫

 

2023年11月上旬・午後13:10頃・晴れ 

河川敷の芝生でイエネコ♀(Felis silvestris catus)がうろついていました。 
舶来品種なのか、三毛猫にしては茶色も黒も薄い気がします。 

芝生の匂いを嗅ぎながら、忍び足でゆっくり前進しています。 
斜めに上げた尻尾の先をくねらせていることから、三毛猫がワクワクしている感情が伺えます。 
突然、前足を揃えて前方の地面に飛びかかりました。 
その足元をしげしげと見つめていますが、どうやら狩りには失敗したようです。 
獲物に跳びついた狩りの瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:12〜) 
逃げた獲物の正体は不明ですが、おそらくバッタやコオロギの仲間だと予想しています。 
三毛猫は残念そうに舌舐めずりしながら辺りを見回し、左に引き返しました。 

この個体は、やや太り気味の体格でした。 
(冬毛に生え変わったからそう見えるだけかな?) 
近所の飼い猫だと思われますが、首輪は付けていませんでした。 
三毛猫の♂は遺伝学的に極めて珍しいので、この個体は♀の可能性が高いのですが、股間に睾丸(にゃんたまω)は見えませんでした。 
ただし、野良猫でなければ、♂でも去勢されているはずです。


三毛猫は芝生に座り込んでも、私とは目を合わせようとしません。 
再び歩き出すと、生け垣(植え込み)の横を通って左へ向かいます。 
また座って身を低くしましたが、狩りの行動には移りませんでした。
しつこく動画を撮り続ける私を嫌がったのか、ついに三毛猫は生け垣の中に潜り込んで隠れてしまいました。 


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2024/08/31

晩秋にニホンアナグマ♀が巣穴に戻ると中から虫の大群が慌てて脱出【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月上旬・午後17:00頃・気温14℃(日の入り時刻は午後16:38) 

日没の約20分後、1頭のニホンアナグマ♀(Meles anakuma)が外から巣穴Lの中に戻ると、入れ替わりで、巣穴Lに潜んでいた大量の虫が湧き出るように外に脱出してきました。 
まずは5倍速の早回し映像でご覧ください。 
次に等倍速によるリプレイをご覧ください(@0:23〜)。 
早回し映像にしないと蟲の動きに気づきにくいことがお分かり頂けるかと思います。 

同様の現象はこれで3回も録画されていました。 
関連記事(8、30日前の撮影)▶  


したがって、謎の虫は巣外に一旦避難してもほとぼりが冷めたら元の巣穴にこっそり戻っていると推察されます。 
変温動物の昆虫がいくら動いてもトレイルカメラの熱源センサーが反応しないので、証拠の映像はありません。 

まるで「蜘蛛の子を散らす」ようですが、穴居性のカマドウマ幼虫ではないか?と今のところ私は予想しています。 
謎の虫は、このままアナグマと一緒に巣穴で越冬するのでしょうか? 
虫の大群が巣穴に居候していることに鈍感なアナグマは気づいていないのか、虫を全て捕食したり巣穴から追い払ったりしないのが不思議でなりません。 
冬ごもりの間の非常食にするつもりなのでしょうか?

この秋は様々な鳥や獣が代わる代わるこの巣口にやって来ては、虫を捕食していました。 
それでも食べ尽くせないぐらいの膨大な数の虫が依然としてアナグマの巣穴に潜んでいるのです。 

強風(木枯らし)が吹き荒れる晩で、落ち葉が舞い散り、トレイルカメラを固定したミズキ灌木が左右に大きく揺れています。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


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