2025/07/19
旧営巣地に戻って毛繕いしたり巣穴を内見したりするニホンアナグマ♀【トレイルカメラ】
軒下の巣に出入りし外皮を増築するコガタスズメバチ♀:6月中旬
2025/07/18
アナグマの旧営巣地で立ったり座ったりを繰り返して休むニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】
山中の水溜りで暮らすカエル【トレイルカメラ:暗視映像】
タペータム(tapetum lucidum)の定義:網膜の後方(脈絡膜や色素上皮の深部)に存在する反射層光が一度網膜を通過し、タペータムで反射されて再び網膜に戻るこれによって視細胞(特に桿体細胞)の光感度が増強されるこれは夜行性動物の典型的な適応機構であり、暗所視力を大きく向上させます。■ 両生類における反射構造の位置と性質● 両生類の目では:網膜より後方にあるタペータム様構造は存在しない(通説)代わりに、網膜の前面側や網膜自体の中にある色素細胞やグリア細胞の配列が、光を乱反射・反射することで、目が「光って見える」ことがありますしかしこれは、光を“増強して戻す”機構ではなく、あくまで副次的な反射つまり、構造の位置と機能が異なるため、「タペータム」とは呼べないのです。■ 例外的な報告の位置づけ一部の研究(例:樹上性カエルの一部種)では、「タペータム様」構造の存在が示唆されたこともありますが、それらも:組織的には網膜の後ろではないか、機能的に反射増幅に寄与している証拠が乏しいため、正式な意味での「タペータム」とは区別されています。
なぜカエルはタペータムを持たず、暗視性能を犠牲にするような進化(網膜の手前の層で光を反射する)をしたのでしょうか?
ChatGPTの回答は、
■ カエルにタペータムがない理由(仮説)
1. 水中生活に適応した視覚系の名残
オタマジャクシ期、カエルの多くは水中生活を送り、そこでは:
光の散乱が強く、タペータムによる再反射は逆に像の解像度を落とす可能性
反射光によって**水中の微細な粒子によるグレア(かすみ)**が生じやすい
➡ 水中視覚においては、むしろタペータムが邪魔になる可能性がある。
また、両生類の祖先は水中生活者であり、視細胞の高感度化よりも、像の明瞭性の維持を優先する視覚設計が選択されてきた可能性があります。
2. 桿体細胞(暗所視用視細胞)の高密度配置で補っている
両生類の網膜には、桿体細胞が非常に多く、高感度です。
タペータムの助けなしでも、十分な暗所視能力を備えている種もいます。
たとえば:
アカガエル属(Rana)などでは、夜間活動をしながらもタペータムなしで獲物を視認できるという実験報告があります。
タペータムによる「光の二重通過」よりも、ノイズの少ない一次通過の方が精度の高い視覚情報を得られるという観点もあります。
3. 夜行性だが夜目はそれほど必要でなかった
一部のカエルは夜間に活動しますが、完全な暗闇ではなく、薄明かりや月明かりがある環境(湿地、林縁など)を選んでいます。
そのような環境下では、タペータムを必要とするほどの光量不足ではないこともあり得ます。
4. 反射による自己露出リスク
タペータムの存在は、目が光る=捕食者に目立つというリスクを伴います。
両生類の多くは小型で捕食されやすく、夜間の視覚よりも被視認性の低下を優先する選択圧が働いた可能性があります。
5. タペータムを進化させる系統的な基盤を欠いていた可能性
タペータムは、哺乳類・爬虫類・魚類の中でも複数系統で独立に進化しています。
両生類(特にカエル)はそのような器官を形成するための細胞系・発生遺伝的基盤を持たなかった可能性があります。
いままで私が書いたカエルの記事を確認して、「カエルのタペータム」という記述があれば訂正しないといけません。
2025/07/17
初夏のリンゴ園でシロツメクサの葉を食べるニホンザルの群れ
山中の水溜りに次々と飛来して泥濘から集団吸水する夜行性の蛾【トレイルカメラ:暗視映像】
2025/07/16
アナグマの旧営巣地で昼寝の後に角を研ぐニホンカモシカ【トレイルカメラ】
ニホンカモシカの角研ぎ行動について、現時点で明確な結論は出ていませんが、観察や研究から次のようなことが分かっています。角を鋭く研いでいるのか?「武器として使用するために先端を尖らせる」といった説もありますが、実際の角研ぎの場面を見ると、先端よりも根元の方を木にこすりつけていることが多いと報告されています。老獣では根元部分が角研ぎによってえぐれていることも観察されています。したがって、「角の先端を鋭く研ぐ」ことが主目的とは言い難いです。マーキングが目的ではないのか?角研ぎの後で眼下腺から液を出して縄張りを主張するマーキング行動が見られることから、角研ぎ自体がマーキングの一環である可能性が高いと考えられています。角が痒いときに掻いている可能性は?カモシカの角は、骨の芯をケラチンの鞘が覆う構造で、角自体には神経や感覚器はありません。したがって、完成した角が「痒くなる」ことは基本的にありません。
まとめると、ニホンカモシカの角研ぎは「角を鋭く研ぐ」ことが主目的ではなく、むしろマーキングや社会的アピールの意味合いが強いと考えられています。また、痒みを取るための行動である可能性は低いです。
山中の水溜りで行水するカケス【野鳥:トレイルカメラ】
2025/07/15
獲物を口に咥えて夜の獣道を運ぶホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】
ヤマホタルブクロの花筒に潜り込んで採餌するスミゾメハキリバチ♀
2025/07/14
山中の湿地帯で下生えを採食に来たニホンカモシカがトレイルカメラに興味津々【トレイルカメラ:暗視映像】
池畔のマユミ枝先に集まって次々と泡巣を作り産卵するモリアオガエル♀♂【微速度撮影#3】ニホンザルが泡巣を捕食?
| ニホンザルが来る前の泡巣の様子。まるで白い果実のように泡巣がたわわになっている。 |
| 対岸左のミヤマガマズミにニホンザル登場。右手前のマユミ枝葉が何者かによって大きくしなり、泡巣が写ってない。 |
| ニホンザルが対岸左のミヤマガマズミでモリアオガエルの泡巣を捕食中? |
| 別個体のニホンザルが対岸のスギ林縁を右から左へ遊動。右手前のマユミ枝葉が何者かによって大きくしなり、泡巣が写ってない。 |
![]() |
| 対岸左のミヤマガマズミからニホンザルが去る。 |
井上光興; 辻大和. 野生ニホンザル Macaca fuscata によるモリアオガエル Rhacophorus arboreus 泡巣の採食事例. 霊長類研究, 2016, 32.1: 27-30.(全文PDFをダウンロード可)
ICHIOKA, Yukio; HIJII, Naoki. Raccoon Predation on Foam Nests and Adults of the Forest Green Tree Frog (Zhangixalus arboreus: Rhacophoridae) in Central Japan. Current herpetology, 2021, 40.2: 129-136.外来種のアライグマが当地で生息しているという確かな証拠映像はまだ撮れていません。
2025/07/13
アカマツの幹に固定したトレイルカメラを手荒に調べるツキノワグマ【トレイルカメラ:暗視映像】
モンシロチョウ♀が♂2頭の求愛を拒みながら脱糞?!
- モンシロチョウは成虫になると花蜜しか摂取しませんから固形の糞を排泄することはありない…はずです。 この定説が間違っていたのでしょうか?
- ♀が未成熟の卵を産みかけたのかもしれません。 しかし未成熟だからといって、モンシロチョウの卵に特徴的な紡錘形が異常に歪んだりすることはないらしい。
- 蛹から成虫が羽化して翅を広げる際に使った羽化液(蛹便)が腹端で凝固したのでしょうか? 私はまだモンシロチョウの飼育経験がありませんが、モンシロチョウの羽化液(蛹便)は黄色っぽいらしい。 ところが、今回観察した♀個体は右前翅の翅頂が欠けていて、羽化直後ではなさそうです。
- 花粉などのゴミがたまたま腹端に付着しただけのような気がしてきました。
- モンシロチョウの交尾後、♂の精包(spermatophore)が♀の腹端外部に付着したまま残ることはありません。チョウ類の交尾では、♂が精包を♀の生殖器内部(bursa copulatrix)に挿入・移動させます。精包は、♀の体内の袋状器官(バルサ・コプラトリックス)内に完全に収められ、外部に露出することはありません。やがて精包は♀の体内で消化・分解されますが、殻(外被)は♀の体内に残ります。ウスバアゲハなど一部の昆虫では、交尾後に「交尾栓(スフラギス=sphragis)」と呼ばれる構造物が♀の生殖孔外部に貞操帯として形成されることがありますが、モンシロチョウでは形成されません。

