2013年9月下旬
道端の花壇でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が飛び回り、花蜜を吸っていました。
後脚の花粉籠は空荷のようです。
重量級のクマバチが花に止まると茎が大きくしなります。
蜂は青や紫色の花を好む傾向があるとよく言われますが、このクマバチは白も紫も両方続けて訪花しました。
どなたかこの花の名前をご存じの方は教えて下さい。
確か交差点にある美容室?の駐車場の端で小洒落た花壇に植えられていたので、私の苦手な園芸種だと思います。
なんとなくハーブの仲間でしょうか?(当てずっぽう)
青い花と白い花が混在していますけど、同じ種類?
急いでいたので、花の写真もあまりちゃんと撮れてません…。
【追記】
ようやく花の名前が分かりました。
おそらくヒエンソウ(別名チドリソウ)ですね。
花の後方に長い距があるのですが、穿孔盗蜜の常習犯であるクマバチでも正当訪花で舌が蜜腺まで届くようです。
2013年7月中旬
新興住宅地の水溜まりでハシボソガラス(Corvus corone)が独り遊びしていました。
遠くてよく見えませんが、採食行動…ではなさそうです。
嘴を水に浸けて飲んだようにも見えますけど、確かカラスは水をすくう度に上を向かないと飲み込めない筈です。
泥の付いた嘴を水洗いしただけでしょう。
泥水に沈んでいる謎の物体を再びいじり始めました。
脚で押さえつけて動かないようにしてから嘴でつついています。
最後は諦めたのか(飽きた?)小走りで退場。
2013年9月上旬
墓地の近くでムクゲの花にホバリングしながら吸蜜中の蛾を夕刻に発見。
240fpsのハイスピード動画で停空飛翔をじっくり撮りたかったのですけど、あっという間に逃げられてしまいました。
長い口吻で花蜜を吸い終えると、身を翻して飛び去りました。
映像の後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
たぶんホシホウジャク(Macroglossum pyrrhosticta)だと思うのですが、どうでしょう?
(参考サイト:ホシホウジャクとクロホウジャクの見分け方)
2013年9月上旬
笹の葉裏(アズマネザサ?)に密集するササコナフキツノアブラムシ(Ceratovacuna japonica)のコロニーを観察してみました。
接写の大敵である風揺れを防ぐため、葉柄を切り落とし笹の葉を地面に置いて接写しました。
そのためアブラムシは吸汁できなくなり、異変を感じて徘徊運動(分散行動)が次第に活発になりました。
このとき、たまに出会い頭で兵隊カーストが味方を軽く攻撃することもありました。
反射的に反応したものの、誰何(すいか)してすぐに誤認(敵ではない!)と気づくようです。
兵隊アブラムシの頭部にある一対の角で本気になって突き刺す行動は見られませんでした。
誤認の同士討ちで兄弟殺しにまで至ることがあるのでしょうか?
本当に兵隊アブラムシが血縁認識しているのかどうか、興味があります。
(敵味方の識別はどこまで厳密なのか?)
同種なら全く違うコロニーの個体を混在させても意外に平和に共生できたりして…?
素人による別の解釈として、兵隊アブラムシはコロニー内で見張り役(歩哨)を務め、群れから勝手に外れようとする個体をたしなめて、羊飼いや牧羊犬のようにコロニーをまとめようとしているようにも見えます。
兵隊アブラムシは積極的にパトロール(徘徊)するよりも、有事に備えて普段はじっとしている印象。
つづく→「ササコナフキツノアブラムシを捕食するアメイロアリ♀と兵隊カーストの反撃」
2013年7月下旬
朝からケヤキの樹上でキジバト(Streptopelia orientalis)が鳴いていました。
隠し撮りを試みると警戒して鳴き止んでしまい、結局飛び去りました。
木陰で逆光となり、映像では羽根の色や鱗模様がよく分かりませんね…。
2013年9月下旬
道端の花壇?に咲いたイモカタバミの群落でモンシロチョウ(Pieris rapae)が飛び回り花蜜を吸っていました。
2013年9月中旬
河原の堤防に繁茂したアレチウリの群落でエントツドロバチ♀(Orancistrocerus drewseni)が花蜜を吸っていました。
花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
映像の後半では、コガタスズメバチ♀が飛来したので慌てて逃げて行くエントツドロバチの姿が写っています。
2013年6月下旬
田園地帯で小雨が降りしきる中、電柱の天辺に止まり辺りを睥睨しているトビ(Milvus migrans)が居ます。
望遠で撮ると、時折カメラ目線をくれました。
欲を出して私が更に近づいたら警戒して飛び立ち、少し離れた木の上に止まりました。
すぐにまた飛び立ち、勇壮に羽ばたいて杉の大木の天辺に止まり直しました。
後半の飛翔シーンは映像編集時に自動色調補正を施し、コントラストを上げています。
2013年9月下旬
平地の道端に咲いたミヤギノハギの群落でセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が飛び回り訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷です。
逆光のシーンはYouTube上で動画編集する際に自動色調補正を施してあります。
2013年9月下旬
里山の林道脇でニホンカナヘビ(Takydromus tachydromoides)が枯れ枝に登って日光浴していました。
二又の舌を出し入れする様子を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
やがて警戒を解くと、舌舐めずりしながら枝の上をぺたぺたと歩き始めました。
舌舐めずりすることで周囲の匂いを口蓋のヤコブソン器官(鋤鼻器)に送り込み嗅いでいるのは蛇と同じです。
横顔をアップにして白い瞬膜が瞬く様子のハイスピード動画を撮るのも面白そうです。
通常のHD動画でも撮っています。
呼吸する胸の動きが激しいですね。
2013年9月下旬
平地の道端に咲いたミヤギノハギの群落でスミスハキリバチ(Megachile humilis)らしき蜂が訪花していました。
花に止まって吸蜜する際に腹部を反らし気味にしていますね。
逆光気味で良く見えませんが、腹部腹面のスコパは空荷かな?
2013年8月中旬
河川敷の歩道(ジョギングコース)を2羽のハクセキレイ(Motacilla alba lugens)が前後して小走りに歩き、草むらの虫を捕食しています。
♂♀の番かと思いきや、親子のようです(♂と幼鳥のペア)。
その奥に更にもう一羽居ますね(遠くてよく見えません…。)
『山渓フィールドブックス4野鳥』p274によると、
♂の夏羽は頭から背中が黒く胸に大きな前掛けのような黒斑があり、幼鳥では全体にぼやけた灰色で胸の黒斑は小さい。雌雄、年齢によってこの中間の様々な色合いの個体がある。
2013年9月下旬
山裾で見慣れないカミキリムシが地面を歩いていました。
体長よりも長い触角が印象的ですが、右の触角の先が欠損しています。
調べてみるとヒゲナガカミキリ♂(Monochamus grandis)と判明。
本種のホストは「モミ属、トウヒ属、ツガ属、マツ属、カラマツ」とのことで、アカマツの並木道で見つけたことも合点がいきます。
枯れた松葉が散乱する地面をせかせかと歩き回るだけで、一向に飛び立つ気配がありません。
もしかすると後翅が退化して飛べない徘徊性のカミキリムシなのかな?と思ったりしました。
ところが一週間後にこの近くで本種と思われるカミキリが飛ぶ勇姿を目撃しました。(映像なし)
また、捕まえてもキーキーと鳴き声を発することはありませんでした。
2013年9月下旬
山間部の道端に咲いた青い花の群落でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が飛び回り花蜜を吸っていました。
忙しなく飛び回り見えにくいのですが、後脚の花粉籠は空荷のようです。
シソ科だろうと予想は付くものの、名前を知らない花でした。
図鑑を眺めるとアキチョウジと似ている気がします。
しかしアキチョウジは東北地方には自生しないらしく、違うようです。
どなたかご存じの方は教えて下さい。
カメバヒキオコシ??
2013年9月下旬
溜池の畔を歩いていると、アオサギ(Ardea cinerea)が驚いて池から飛び立ちました。
近くのスギの高木のてっぺんに着陸。
樹冠までクズに覆われています。
アオサギは嘴を使い念入りに羽繕いを始めました。
足の指で首を掻く際には冠羽を逆立てました。
近くでカラスが鳴くと、辺りをキョロキョロ見回しました。
アオサギも一声鳴いたのですが、撮り損ねました。
2013年9月中旬
堤防に生い茂ったアレチウリの群落には様々な種類の蜂が訪花していました。
その中でも一番目に付いた(数の多い印象)蜂はコガタスズメバチ♀(Vespa analis insularis)でした。
花蜜を求めて飛び回る様子を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
複数個体を撮影。
同じ日にコガタスズメバチ♂もアレチウリを訪花していました。(→関連記事)
生殖虫が羽化し始めたということは、♀は必ずしもワーカーとは限らず新女王の可能性もありますね。
(私には見分けられません…。)
ただし交尾中のペアを見ていないので、やはり♀はワーカーなのかな?
通常のHD動画でも訪花吸蜜シーンを撮ってみました。