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2026/05/16

秋の山林でゆっくり鳴いているミンミンゼミ♂♪

 

2024年10月上旬・午後13:50頃・くもり・気温22℃ 

里山の山肌をクネクネと登る峠道の峠付近で、1匹のミンミンゼミ♂(Hyalessa maculaticollis)が横の山林で鳴いていました。 
秋になってセミの季節は終わりかけ、もうチッチゼミ♂でさえ鳴いていません。 
最後まで生き残ったミンミンゼミ♂個体が、死ぬ前に力を振り絞って鳴いているのかもしれません。 

姿も見えないのに、どうして動画に撮ったかと言うと、ミンミンゼミにしてはかなりのスローテンポで鳴いていたのが気になったからです。
秋になってもまだ肌寒くはなく、気温の低下が原因ではありません。 
寿命が近い個体の老化現象なのでしょうか?  
それとも、この地域個体群の方言なのかな? 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


ミンミンゼミが鳴く動画は過去に何本も撮っているのですが、気温を測っていませんでした。 
これからは忘れずに気温も記録することにします。
鳴くテンポの違いを聴き比べてみてください。 

関連記事(2、3、6、12、14、15年前の撮影)▶  

2026/05/15

スギ防風林で溜め糞場の雪かき後に排便するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬・午後19:25頃・気温-3℃ 

雪深いスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcを自動センサーカメラで見張っています。 

ある晩に単独で登場したタヌキは、鼻先に雪をつけていました。 
あざとい個体ですね。 

新雪に埋もれた溜め糞場の匂いを嗅ぎまわり、雪面を前足で掘り始めました。 
雪面に露出した糞塊もあるのに、なぜか違う場所を掘っています。 
溜め糞場での雪かきは初見の行動です。 
浅く掘った穴に跨って、排便しました。 
自分が何度も繰り返し排泄している、お気に入りの地点があるのもしれません。 

後半はクゥーン♪と小声で鳴きました。 


つづく→

ホンドタヌキの帰巣を見届けた後で巣口に降り立つ雪国のハシブトガラス【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年2月下旬・午前10:40頃・降雪・気温3℃ 

小雪がちらつく日中に、外出から戻ったホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が二次林内の巣穴Rに潜り込みました。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が澄んだ声でカーカー♪鳴く声が断続的に聞こえます。 
しばらくすると、ようやく1羽のハシブトガラスが(勇気を出して?)飛来し、巣口Rの雪面に着地しました。 
その後の展開が気になりますけど、ここで1分間の録画が終わっていました。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/05/14

晩冬に防風林を横切りスギの木に登るニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 

2025年2月下旬 ・午前10:20頃および午後13:10頃・晴れ

雪国のスギ(杉)防風林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の通う溜め糞場WBCを自動撮影カメラで見張っています。 
ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の登場シーンをまとめました。 
この地点でニホンザルが写ったのは初めてです。

晴れて気温が上がるとスギ林の雪面は溶けて、腐れ雪(湿雪)になっています。 
獣道を通って奥から次々にニホンザルの群れがやって来ました。 
タヌキの溜め糞は雪の下に埋もれていて、サルは興味を示しませんでした。 

ある子猿は、口に何か丸い餌を咥えたまま運んで来ました。 
白い雪が付着していて、餌の正体は不明です。 
何かの果実でしょうか? 

元気いっぱいの子猿たちは、助走をつけたままスギの幹に跳びついて、よじ登りました。 
子猿の木登りシーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@x:xx〜) 
監視カメラに興味を示したのかと思いきや、どうも違うようです。 
雪面に落ちた影の動きを見ると、樹上のニホンザルは、何か採食しているようです。 
もしかすると、スギ林に隣接する落葉灌木からぶら下がった蔓植物キカラスウリの熟した瓢果をニホンザルは食べたのかもしれません。 

関連記事(同所同時期の撮影)▶ 雪国の森で厳冬期も樹上にぶら下がっているキカラスウリの熟果 


顔が紅潮した成獣♀の1頭は、黒い首輪を装着していました。 
この首輪装着個体は、同じ日の午後にもう一度登場します。

後半は、子猿がスギの木に登った後で、小声で甲高く鳴く声が聞こえます。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/05/13

晴れた昼間に雪原の巣穴入口で日光浴するホンドタヌキ:2月中旬【トレイルカメラ】

 



2025年2月中旬・午後13:55頃・晴れ 

雪深い休耕地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地をトレイルカメラで見張っています。 

晴れた日中に巣穴から外に出てきたタヌキが巣口でフニュー♪と甲高い声で鳴きました。 
日が高く昇ると、雪面からの照り返しで眩しく、画面は白飛びしてしまいます。 

タヌキはしばらく日光浴を楽しんでから、その場で自分の尻尾を毛繕い。 
最後は巣穴に潜り込む尻尾がチラッと見えました。 

監視カメラが記録した気温は46℃まで上昇したと表示されていますが、もちろんそんなはずはありません。 
直射日光と雪面からの照り返しを浴びて、トレイルカメラの表面温度が過熱したのでしょう。 
危険なレベルの温度ですが、幸い故障せずに済みました。 

タヌキも晴天の雪原で日光浴したくても、眩しくてたまらないのではないでしょうか。
夜行性の動物は、夜の暗闇で乏しい光で効率よく見るために、目の中にタペータム(輝板)という組織があります。
タペータムが仇となって雪目(雪眼炎)にならないような仕組みが、雪国の夜行性動物にはあるのでしょうか?




※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

石垣の隙間に生えた苔をほじくり枯草をかき分け餌を探す雪国のツグミ(冬の野鳥)

 

2025年2月下旬・午後14:15頃・くもり 

今季は記録的な大雪が降りました。 
堀の水面に雪が積もって、完全に埋もれているように見えます。(凍ったかどうか不明) 
さらに近所の路上からスノーダンプで堀に排雪されていました。 
地上は深い積雪で覆われていますが、堀の石垣は露出しています。 

1羽のツグミTurdus eunomus)が石垣をトラバースしながら、餌を探し歩いています。 
石垣の隙間に生えた枯草や常緑の苔を嘴であちこち啄んでいました。 
草の種子や休眠越冬している虫を探しているのでしょう。 
嘴で枯草の根際をかき分けたり、苔を剥がしたりしています。 
石垣の隙間に詰まった苔や土をほじくり出しました。 
石垣に積もった雪の壁に付着した微小な虫を捕食することもありました。 (雪を食べたのではありません。) 


【アフィリエイト】 


石垣の表面には地衣類も生えていますが、地衣類に疎い私は種類とか見分けられませんし、ツグミも食べませんでした。
採餌の合間に、ツグミがチュピッ♪と一声鳴きました。(@1:07〜) 

石垣をトラバースしながらツグミが脱糞しました。(@2:51〜) 
白い液状便(正しくは尿)が垂れて、石が汚れました。 

ツグミはどんどん右に移動しながら探餌を続けています。 
石垣の上段に執着しているのは、何か意味がありそうです。 
雪解け水が滴り落ちて苔が常に濡れていたり(保湿)、日当たりが良くて気温が高かったりして、越冬している虫が多いのかもしれません。 




【アフィリエイト】 

2026/05/09

林内の越冬用巣穴に来て鳴く雪国のホンドタヌキ:1月下旬〜2月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2025年1月下旬〜2月上旬〜中旬 

シーン0:1/20(@0:00〜) 
雪深い落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を2台の自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 
巣穴Lは深雪の下にすっかり埋もれてしまい、どうやら使われていないようです。 
もう一つの巣穴Rの入口はまだ辛うじて開口しています。 

厳冬期に往来するタヌキの記録をまとめました。 
特筆すべき行動は個別の記事にしたので、残り物になります。 

大雪が積もったので、灌木の幹に固定してある監視カメラの高さが地面(雪面)に対して相対的に下がり、赤外線の暗視モードでもタヌキに存在を気づかれやすくなり、露骨に警戒されるようになりました。 
私がときどき現場入りする度に、カメラの固定位置を幹の上にどんどんずらしたのですが、記録的な積雪量にとても追いつきません。


シーン1:1/21(@0:48〜) 

シーン2:1/22(@1:07〜) 

シーン3:1/23(@1:34〜) 
夜霧が立ち込める未明にタヌキが登場しました。 

シーン4:1/25(@1:59〜) 

シーン5:1/27(@2:32〜) 
放射冷却現象で冷え込み、雪面がガリガリに硬く凍っています。 


シーン6:2/2(@2:53〜) 
巣口Rの匂いをしばらく嗅いでいましたが、中に入れたかどうか不明です。 


シーン7:2/10(@3:17〜) 
更にドカ雪が積もって、営巣地の景色が一変しました。 

雪が降り続く晩にペアで来たタヌキが巣口Rの近くで並んで佇み、顔を寄せ合っています。 
相互毛繕いを始めました。 
やがてペアの片方が右に立ち去り、残った個体は巣穴Rに入りました。 
巣穴Rで少なくとも2頭のタヌキが越冬していることが、監視カメラの映像でようやく確かめられました。 

巣口Rに独り佇むタヌキがクゥーンと小声で甲高く鳴きました。(@5:37〜) 
深雪をラッセルしながら右から来たペアが巣口Rを素通りして、左へ向かいました。 
後続個体は、巣口Rをちょっと覗き込んでから、先行個体の作ったラッセル跡を辿って左に進みます。 


シーン8:2/11(@6:44〜) 
右から独りで来たタヌキが巣口Rでクゥーン♪と呼びかけるように鳴くことが多いです。 
パートナーが留守で心配しているのかな?と(擬人化して)想像しているのですが、タヌキの個体識別できていないので定かではありません。 

シーン9:2/12(@8:55〜) 
未明に右から左へ巣口Rを通り過ぎました。 

シーン10:2/13(@9:34〜) 
みぞれが降る未明に左から来た単独タヌキが巣穴Rに入りました。 

シーン11:2/14(@9:52〜) 
珍しく明るい時間帯(夕方)にタヌキが写りました。 
おそらく巣穴Rから出た直後で、右に向かいます。 
右の死角からクゥーン♪と鳴く声が聞こえました。 

右から来たペアが、巣穴Rの状態を点検してから、左に立ち去りました。 
後続個体(♀?)はしばらく名残惜しそうに巣穴Rに留まっていましたが、尻尾を高々と上げたまま、左へ歩いて行きます。 
林床の雪面は溶けかけた湿雪で、歩きにくそうです。 

しばらくすると、なんと3頭目のタヌキが巣口Rから顔を出して、さっきの訪問者を見送りました。 

その日の深夜には、独りで左へ立ち去るタヌキが写っていました。 

シーン12:2/15(@12:04〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/05/03

林内で越冬するホンドタヌキの営巣地で霧の立ち込める晩に吠えたのは誰?【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月上旬・午後23:35頃・気温-8℃ 

雪国の落葉した二次林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

霧の立ち込める深夜に、左奥の暗闇で白く光る目が動いています。 
キョン、キョン♪と甲高く鋭く鳴く声が聞こえました。 
次は、唸るような吐息のような鳴き声も聞こえました。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】
全身像が写らなかったので、鳴き声の主は想像するしかありません。 
タヌキが越冬する巣穴の近くなので、監視カメラに写る確率が一番高いのはホンドタヌキです。 
発情期が近いので、タヌキ同士の小競り合いが増えているのではないかと想像しています。 



しかし、コンコン♪と鳴いたのだとしたら、ホンドギツネかもしれません。 

渡邉智之『きみの町にもきっといる。となりのホンドギツネ 命のつながり』によれば、
キツネの声は大きく2つに区別できるとしています。その1つは、おたがいの位置を確かめ合うための声であり、遠いときには大きく「クォクォクォーン」といったように、近くでは「ウォウォウォーン」などと小さく鳴くものです。2つ目は、おたがいの強さを競い合うときに出す声で、強さを示したい方は「ガッガッ」とか、「ゲッゲッ」などと、どなるような声が力強く短く繰り返されます。一方で、弱いことを伝える方は、「ミーミー」とやさしくなだめるような声を出したり、「キーキー」といった叫びにも似た金切り声を出したりします。さらにこれら2つの種類とは異なるものに、女の人の叫び声のように「ギャーン」とも聞こえる声があり、交尾をする時期によく聞かれますが、その意味はあまりよくわかっていない

難しい応用問題が出題されて五里霧中です。 
クリアな映像でタヌキやキツネが鳴いている映像を少しずつ地道に撮り貯めるしかありません。 
ホンドギツネがギャーン♪と鳴く声は、翌年の冬にようやく撮影できました。(映像公開予定)



2026/05/01

林内の越冬用巣穴に近づく侵入個体に大声で吠えて追い払う雪国のホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月上旬 

二次林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地を自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 


シーン1:2/10・午後21:06・気温-1℃(@0:00〜) 
大雪が積もった巣口Rが画面の右に写っています。 
ある晩、巣穴の主が右から来た侵入個体に大声で吠えて♪威嚇しました。 
鳴き声を言葉で書き記すのが難しいのですが、グヮーッ♪とかグルルルァー♪とか、今まで聞いたことのない鳴き声でした。 
巣口Rから手前に向かって深雪をラッセルしながら迂回して来た個体は、主のパートナーが侵入者を追い払いに行ったのかな? 


【考察】
タヌキ同士の巣穴を巡る小競り合いは初見です。 
「同じ穴のむじな」に対して寛容なアナグマとは大違いですね。 
今季は積雪量がとにかく多くて、タヌキが外出中に巣口が雪の下に埋もれてしまったりするので、厳冬期に巣穴を確保するのは死活問題なのでしょう。 

この営巣地にはもう一つ別な巣穴Lがあるのに、そこを掘って使うという知恵がタヌキにはないようです。 
アナグマよりも穴掘り能力が劣るタヌキは、自力で越冬用巣穴を整備できないのかもしれません。 

あるいは別の解釈として、発情期の近い♀に2頭の♂がつきまとっていたのかもしれません(セクハラ)。 
パートナー♂があぶれ♂を追い払ったのでしょうか。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2026/04/27

鳥から毟り取った羽根が散乱するスギ林床を夜な夜なうろつきマーキングするホンドタヌキ:1月下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月下旬 

シーン0:1/20・午後12:17・晴れ・気温9℃(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
スギ防風林で鳥の羽根が捕食者に毟られ散乱していた地点を自動撮影カメラで見張っています。 
雪が積もって鳥の羽根はすっかり埋もれてしまいました。 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:1/21・午前5:53・気温-1℃(@0:03〜)日の出時刻は午前6:48。 
未明に画面左下から来たタヌキが、鳥の羽根が散乱した地点の匂いを嗅ぎ回っています。 
スギ立木の背後を右へ立ち去りました。 
雪面はモナカ状に凍っていて、ときどき足がズボッと潜るので歩きにくそうです。 


シーン2:1/21・午後18:47・気温0℃(@0:38〜)日の入り時刻は午後16:53。 
日がとっぷり暮れた晩に、奥から左の藪に沿って単独タヌキが手前へ立ち去りました。 


シーン3:1/21・午後23:58・気温-2℃(@0:38〜) 
約5時間後の深夜にタヌキがペアで登場。 
右から来た先行個体が、左の藪の手前で落枝を跨ぎながら排尿マーキングしたようです。 
スギ立木の背後を右へ立ち去りました。 

後続個体が右からやって来て、さっきと同じ地点で小便し、匂い付けしました。 
同一個体が続けてマーキングするはずがないので、行動を共にしているパートナーなのでしょう。 


シーン4:1/22・午後23:05・気温-2℃(@1:21〜) 
翌日の深夜に、フサフサした尻尾を高々と上げたままタヌキの先行個体が右から歩いて来ました。 
タヌキはネコのように尻尾を高々と上げて尿をスプレーしたりしないはずです。
スギの根元で排尿マーキングしたときの姿勢から、どうやら♀のようです。 
鳥の羽根が散乱していた地点の匂いを嗅ぎ回り、左の藪を通り抜けて雪原(雪で埋もれたソバ畑)へ向かいました。 

次に後続個体♂が手前から登場。 
先行個体と全く同じ地点(スギの根元)で排尿マーキングしました。 
このとき分かりやすく右後足を上げたので、♂と判明。 
目を凝らしても、股間に陰嚢は見えませんでした。 
小便した直後に小声でかすかに鳴きました♪。 


シーン5:1/25・午後21:47・気温-1℃(@2:09〜) 
3日後の晩、いきなりタヌキが左手前から右へ走り去りました。 
小声でガガガと吠えているのか、それとも激しい息遣いなのか分かりませんが、変な鳴き声が聞こえます。 
何かに驚いて駆け出したのか、繁殖期(発情期)に関係する追いかけっこなのでしょうか? 
すぐに右から歩いて戻って来て、左下へ向かいます。(別個体かも) 


シーン6:1/26・午前3:16・気温-3℃(@2:32〜) 
日付が変わった未明に、タヌキが奥から来て左下へ立ち去りました。 
死角でクゥーン♪と甲高く鳴く声が聞こえました。 


シーン7:1/27・午前0:53・気温-5℃(@2:45〜) 
翌日も深夜に単独タヌキが登場。 
手前を右から左へ横切りました。 
スギ林床を歩きながら、ククッ、カカッ♪と小声で鳴きました。 
タヌキにしては初めて聞く鳴き声です。 
(夜の藪に潜んでいる鳥の鳴き声ってことはないですよね?) 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

タヌキの発情期が近いようで、いつもと違う鳴き声や行動が増えてきました。 


つづく→

2026/04/25

厳冬期の夜のスギ林で奇妙な鳴き声で挨拶するホンドタヌキは発情期?【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月下旬〜2月上旬 

シーン0:1/28・午後13:31・くもり・気温12℃(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
鳥の羽根が捕食者に毟られ散乱していたスギ防風林を自動センサーカメラで見張っています。 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:1/29・午前0:40・気温-2℃(@0:03〜) 
左の藪から登場した先行個体のタヌキが立ち止まって、監視カメラを見上げていました。 
尻尾をピンと真っ直ぐ上に向けた状態で右へ歩きながら、カカカッ♪と奇妙な鳴き声を小声で発しました。 

スギの根元の匂いを嗅いでから排尿マーキング。 
このとき右後脚をしっかり上げなかったので、♀ですかね? 
尻尾を高々と持ち上げながら歩くのは、発情した♀が性フェロモンを振りまいているのかな?(勝手な想像です)

左の藪の背後に別個体のタヌキが来ているようで、目が白く光って見えます。 
先行個体が藪を左に通り抜けると、しばらくしてから後続個体が左下から登場。 
藪を挟んで二頭のタヌキが対面しているらしく、空咳のように静かに吠えています。 
敵対しているのかと思いきや、藪の陰から姿を現した個体と一緒に、スギの背後を右へ立ち去りました。 
カメラの死角に入ってからも静かに吠える声が聞こえます。 

今までタヌキでは聞いたことのない鳴き声ですし、素人目には発情期に関連した行動のような気がします。 
Perplexity AIによると、
ホンドタヌキの発情期は主に1月から3月頃です[2][4]。ただし、地域によって多少の変動があり、一般的には2月下旬から4月頃にかけて交尾が行われると報告されています[3]。


シーン2:2/2・午前0:46・気温-5℃(@0:52〜) 
4日後の深夜、スギの林床にまた新雪が積もっていました。 
奥から単独で来ていたタヌキがスギの根元で立ち止まり、なぜか上を見回しながら風の匂いを嗅いでいます。 
監視カメラの存在を気にしながら、右奥へ立ち去りました。 
雪面はモナカ状に凍っていて、歩きにくそうです。 
途中で立ち止まって振り返り、再びしきりに見上げて風の匂いを嗅いでいます。 

タヌキの視線の先には、雪圧で幹の途中が直角に曲がったまま育った異形の杉の木があるのですが、その止まり木で何か鳥や獣が寝ているのかもしれません。 


シーン3:2/2・午前4:27・気温-6℃(@1:33〜) 
3時間40分後の未明に、ペアのタヌキが一緒に奥から左下手前にやって来ました。 
後続個体は、左の藪の奥を気にしています。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/04/14

尻尾の毛がまだらに抜けたホンドギツネが雪国のホンドタヌキが越冬する営巣地をうろつく【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月下旬 

シーン0:1/20・午後12:59・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
雪の積もった休耕地にあるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の営巣地を自動撮影カメラで見張っています。 
晴れると雪原からの照り返しが眩しくて白飛びしていますが、巣口周辺だけ薄っすらと黒土で汚れています。 
タヌキの足跡が雪面に残されています。 

ホンドギツネVulpes vulpes japonica)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:1/24・午前2:49・みぞれ・気温1℃(@0:07〜) 
小雪(みぞれ?)が降る深夜未明に、左から冬毛のキツネが登場しました。 
タヌキの巣口の手前で立ち止まり、様子を窺っています。 
巣穴に侵入することはなく、奥の農道へ立ち去りました。 
雪原にキツネの足跡が残ります。 


シーン2:1/26・午後17:13・くもり・気温1℃(@0:34〜)日の入り時刻は午後16:58。
日没後もしばらくは雪明りでまだ明るいのが、雪国の利点です。 

凍結した雪原を左からやって来たキツネの尻尾の毛並みが異常です。 
節くれだって見えるのは、尻尾の中央部の毛が異常に抜けているせいでしょう。 
ヒゼンダニSarcoptes scabiei)に感染して皮膚病になった疥癬の初期症状ではないかと思います。 

タヌキの巣口の手前で立ち止まると、クンクンと匂いを嗅いだものの、それ以上は近寄らずに方向転換して奥へ向かいました。 
農道に達すると右折しました。 


シーン3:1/28・午前2:22・気温-6℃(@1:34〜) 
左奥の雪原からキツネが来て、いつものようにタヌキが越冬する巣口の手前で立ち止まってから、右へ素通りしました。 
立ち去る際にイヌが吠えるような鳴き声がしたのですけど(@1:38〜)、このキツネの口の動きを見る限り、この個体が発した鳴き声ではなさそうです。 
巣内からタヌキが威嚇して吠えたのですかね? 

尻尾の毛並みを見ると、抜け毛はなくて健康そうです。 
したがって、少なくとも2頭以上のキツネがタヌキの営巣地に通ってきていることになります。 


2026/04/03

早春にケヤキの樹上で「カコン、カコン♪」と奇妙な声で鳴くハシボソガラスの謎(野鳥)

 

2026年3月中旬・午後13:55頃・くもり 

庭でケヤキの枝に留まったハシボソガラスCorvus corone)が、奇妙な鳴き声を発していました。 
窓のすぐ外で至近距離に居るカラスは警戒心がとても強いので、レースカーテンと窓ガラス越しにカラスの後ろ姿をこっそり隠し撮りしました。 
ハシボソガラスは、残雪が溶けた畑やその奥の住宅街を止まり木から見下ろしています。 
しゃくりあげるように、喉から絞り出すように、「カコン、カコン♪」と鳴きました。 
不随意運動のしゃっくり(吃逆)ではなく、意識的に鳴いています。 
「カコン、カコン♪」と鳴く合間に、翼を広げて羽繕いしました。 
最後は横枝から上の枝へピョンピョン跳んで姿を消しました。 
隠し撮りしているのがばれて、私から隠れたのでしょうか。 
撮影中に番つがいのパートナーが近くにいたかどうか、見通しが悪くて確認できませんでした。 

しばらくすると、少し遠くの電柱の天辺に留まり直して「カコン、カコン♪」と鳴いていました。 
今度はレースカーテン越しではなく、窓をそっと開けて隙間からカラスを狙って隠し撮りしようと欲を出しました。
しかし、私がもたついている間にハシボソガラスに気づかれてしまい、警戒して飛び去ってしまいました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

声紋解析してみる?


【考察】 
実は、家の外からときどき聞こえてくる「カコン、カコン♪」という謎の鳴き声が昨年から気になり、正体を突き止めようと試行錯誤していました。 
まずは窓を開けて動画を長撮りして、鳴き声の録音に何度か挑戦しました。(映像公開予定?) 
遠くから聞こえたときはカエルの鳴き声なのかと思ったりもしたのですが、カエルが冬眠する冬にもそのような鳴き方をしていました。 
住宅地の新築現場で大工が使っている特殊な工具の音なのかと疑ったこともありました。(インパクトドライバーの音じゃないしなー…。) 
トレイルカメラ(隠しカメラ)を設置して鳴いている証拠映像を撮りたくても、謎の生物はあちこちに出没して鳴くようなので、設置場所を絞り込めませんでした。 
鳴き真似をする鳥なのかもしれない、と想像したりもしました。 
今回ついに、謎の鳴き声の主の正体がハシボソガラスと判明したのは、大きな前進です(ブレイクスルー!!)。 

しゃくりあげるように、喉から絞り出すように、「カコン、カコン♪」と鳴くカラスを私は今まで観察したことがありません。 
素人目には、苦しげな発声法でした。 
鳴管が潰れていて、普通には鳴けない個体なのでしょうか? 

関連記事(8、14年前の撮影)▶  
頭を上下に振りながら、小声で今にも吐きそうな声を搾り出していました(実際は嘔吐せず)。 
今回の鳴き方とは違います。 

河原でカラスがずっとえづいていました。 
今回と似た鳴き声かもしれません。
Perplexity AIによると、野生のハシボソガラスの平均寿命は約7~10年らしいです。 
近所で見かけた同一個体のしゃっくりが止まらないまま8年後も存命で、独特な鳴き方の癖になったとしても、全くありえない話ではありません。 

このハシボソガラスは、この辺りで縄張りを張っている(営巣している)つがいのうちの片方です。 
性別を知りたいのですが、外見でカラスの雌雄を見分けるのは不可能です。 

しゃっくりのような普通ではない鳴き方をする個体がつがいを形成できて、しかも営巣地の縄張りを通年防衛できているのが不思議です。 
鳴き声が変でも異性へのセックスアピールには無関係で、ハンディキャップにならなかったことになります。 

この変な鳴き声は、縄張り宣言ではないかと推測しています。 
ハシボソガラスの普通の鳴き声(嗄れ声のガーガー♪)よりも音量が小さいので、これが縄張り宣言だとしたら、遠くまで響かず不利になるはずです。 
そもそも近所のハシボソガラスが、「カコン、カコン♪」という変な鳴き声を初めて聞いたときに、これが同種の鳴き声だと認識してもらえない気がします。 
よほど実力行使の喧嘩(縄張り争い)が強い個体なのかな? 
もし♀だとしたら、鳴き声が多少変でも、基本的な繁殖能力が正常ならつがいを形成できるのかもしれません。 
パートナーと鳴き声による意思疎通(コミュニケーション)はできているのでしょうか?

しゃっくりのような鳴き声を動画に撮れているので、プレイバック実験が可能です。
この鳴き声を大音量で再生したときに、他のカラスの反応を見れば、縄張り宣言であることの強い傍証になりそうです。

Perplexity AIに色々と相談してみました。 

Q1: ハシボソガラスは鳴き真似をするのか?
A1: ハシブトガラスでは明確な鳴き真似が頻繁に観察されているのに対し、ハシボソガラスについては、少なくとも公開情報の範囲では鳴き真似の確かな事例は乏しい。仮に行っていても頻度はかなり低いか、目立たない形である可能性が高い。

Q2: ハシボソガラスでしゃっくりのような普通ではない鳴き方をする個体が番を形成し、縄張りを通年防衛できているのが不思議に思いました。変な鳴き声はハンディキャップではなかったのです。性別は不明です。

A2: その状況説明からすると、その個体の「カコン、カコン」という発声は、少なくとも繁殖・採餌・防衛の実績を見る限りハンディキャップではなく、個体識別的な“クセの強い縄張りコール”になっていると考えるのが妥当だと思います。pmc.ncbi.nlm.nih+1

変な声でも不利にならない理由

  • カラス類では、声には個体識別情報が強く埋め込まれており、「他個体と違う声」であること自体がむしろ誰だか分かりやすくする機能を持ち得ます。pmc.ncbi.nlm.nih+1

  • Carrion Crow(ハシボソガラスの同種群)でも、個体ごとに声の特徴がはっきりしており、年齢とともに個体差が増すことが実験的に示されています。「変な声」はその一端にすぎない可能性があります。pmc.ncbi.nlm.nih+1

なわばりコールとしての可能性

  • 野外録音データベースでも、Carrion Crow が単独で樹上などにとまり、「bizarre song‑like vocalizations」を長く続ける例が報告されており、通常のガァ声とはかなり違う声型をなわばり・社会的宣言に使うケースが知られています。xeno-canto+1

  • ご説明の個体も、木や電柱で定位置から反復的に出していること、通年なわばりを維持できていることから、少なくとも周囲のカラスたちには「この個体の縄張りコール」として十分に通用していると考えられます。

ハンディキャップにならない理由の考え方

  • 配偶相手が実際に番を組んでいる以上、その声が配偶相手の選好やペア維持を妨げてはいません。カラス類は相手個体を視覚・行動・履歴でも識別するため、声だけで評価されているわけでもありません。academia+1

  • 競合他個体との関係でも、「音量・頻度・コンテキスト」が重要で、音色が奇妙でも「ここにいる・やる気がある」というシグナルとして十分なら、機能的には問題ないと考えられます。pubs.aip+1

もし研究として扱うなら

  • 「しゃっくり様コール」と通常のガァ声を両方録音し、スペクトログラムで構造を比較する。

  • 発声文脈(単独/番相手の位置/近くのライバルや人間の有無)を系統的に記録する。

  • 可能なら、近隣個体の反応(接近・応答コール・回避)も行動記録として残す。

こうした記録があれば、「Carrion Crow における異型な個体特異的縄張りコール」の一事例として、短報レベルで十分価値があると思います。


Q3: 鳥の種類によっては、鳴き方のレパートリーが豊富な個体は異性へのセックスアピールになるが、ハシボソガラスでもそうなのか?

A3: 結論から言うと、「ハシボソガラスについて、“鳴き声レパートリーが豊かであることが異性への明確なセックスアピールになる” という証拠は、現状の知見では示されていません。

一方、「鳴き声が縄張り維持・相手との連携・個体識別に使われる」のはかなり広く認められており、その中で結果的に「鳴き声が良い個体ほど繁殖に有利かもしれない」という仮説は成り立ちますが、直接的な「鳴き声レパートリーが性的選択で進化している」というデータは、特にハシボソについてはありません。


1. ハシボソガラスの鳴き声と「求愛」の関係

  • ハシボソガラスは、繁殖期に縄張りを強く主張し、鳴き声を多用することが解説されています。sf-japan+1

  • 「繁殖期に鳴き声がより長く・低く、縄張りを示す長めの「ガァー」が出る」という報告もあり、求愛と縄張り維持が同時に機能していると解釈されています。sf-japan

ただし、

  • 「鳴き声が特に豊か・変化に富んでいる個体ほど、配偶者が寄ってくる/採択されやすい」

  • あるいは

  • 「 harassing-coo 以外の鳴き声が直接的に求愛に使われる」

といった、性的選択側の実証データは、ハシボソガラスでは明示されていません


2. 他の鳥の例との比較

  • 一部の鳥類では、

    • 鳴き声のレパートリーが大きい

    • サイズやビブラートの複雑さが高い
      ことで、雌からの選好が高まる、という報告があります(カナリアやホオジロなど)。sf-japan

  • その場合、レパートリーは「鳴き声技術の良さ=遺伝的・環境的フィットネスの指標」として、間接的なセックスアピールになると考えられます。

カラス類全体でも、鳴き声は社会的コミュニケーション・個体識別・危険警戒・縄張り宣示などの多重機能を持っているため、求愛を含む可能性は否定されませんが、note+1
ハシボソガラスに限って「レパートリーが豊かであること=性的選択に直結」という結論は、現時点では「示唆レベル」以上の証拠は見つかりません。


3. あなたの「しゃっくり鳴き個体」の場合の解釈

あなたの個体の場合、

  • 特定の声が「縄張り内・特定場所・特定時間」で反復され、

  • 番が組まれ、通年縄張りを維持している

という点から考えると、
その声は「他個体に「この場所はこの個体がいる」と分かりやすく伝える個体識別型縄張りコール」として機能している、
という解釈が最も自然です。note+1

性的アピールとしての役割は、理論的にはあり得ますが、

  • 鳴き声のレパートリーが大きいことと

  • 配偶相手の「選好」が明示的にリンクしているか

については、直接証拠がないため、「間接的な社会的利得の一部かもしれないが、主に縄張り・個体識別用のシグナルとして進化している」と見るのが、現状の知見で最も無理のない解釈です。


4. 今後、その視点で見ると面白い観察

  • そのしゃっくり鳴きが、

    • 繁殖期の鳴き声頻度が増えるのか

    • 番相手が近くにいるときといないときで、鳴き声の頻度やセット構成が変わるか

  • あるいは、

    • 他の鳴き声との「デュエット」や

    • 他の縄張り個体との「鳴き合い」に織り込まれているか

といった点を整理すれば、「性の選択」の可能性を含めた議論の素材として、かなり面白い位置づけになります。


Q4: そのハシボソガラスの番から生まれた子供は、親鳥の鳴き声を真似てしゃっくりのような鳴き方をするだろうか? つまり、カラスの鳴き声は鳴禽類のさえずりのように学習によるものか?


A4: その「しゃっくり鳴き」を子ガラスがそのまま真似してくれるかどうか、は可能性は高いが、完全に決めつけられるほど、ハシボソガラス側の学習型鳴き声のデータは整備されていない、という感じです。


1. カラスの鳴き声は「鳴き真似型」の学習をするか?

  • ハシブトガラスでは、

    • 人語・犬・猫・カエルなど、周囲の音を「後天的に学習して再現する」例が、観察・研究レベルでかなり示唆されています。

    • これは「鳴き声が(少なくとも一部分)学習によって獲得される」ことを強く示しています。youtubekawaguchi.science

  • 一方で、ハシボソガラスについては、

    • 「鳴き方の個体差がある」「声質には変化がある」ことは知られているが、

    • 「ハシブトほど積極的な鳴き真似」が明示的に報告されているわけではありません。carasblog+1

したがって、

「ハシボソガラスの鳴き声も、鳴禽類のさえずりほどではないが、ある程度の範囲では学習される可能性がある」

というのが、現時点での妥当な解釈です。


2. 子ガラスが「しゃっくり鳴き」を真似するか?

  • 一般資料では、

    • ハシボソの幼鳥は、

      • 成鳥と異なる声質で鳴く

      • 親が鳴くのを見て、鳴き声を「練習する」過程がある
        とされています。wbsj-saitamayoutube

  • その中で、

    • 「学習による鳴き声の修正・獲得」

    • 「遺伝的・先天的枠組み内での変化」
      が混在していると考えられています。kawaguchi.science

その前提で考えると:

  • もし「しゃっくり鳴き」が、

    • 明確に「カエル風」「他の音源を模した」ような、

    • かつ、親が場所・時間・状況で明確に「繰り返して鳴く」
      としたら、

    • 子がその鳴き方を「学習して似たような声を出す」可能性は十分あります。

  • 一方で、

    • それが単に「声帯・鳴管の個体差」や

    • 「鳴き方の癖」にすぎない
      なら、子は「親の把握している“鳴き方の範囲”の中で、自分の声として似たような音を出す」ことはあっても、

    • 親の「しゃっくり様コールそのもの」を完全に真似するとは限らない

ということになります。


3. つまり「鳴き声は鳴禽類のように完全な学習か?」

  • 鳴禽類のさえずりのように、

    • 「鳴き声の大部分が、若鳥期の模倣から学習される」
      という形ではないが、

  • カラス類は、

    • 「鳴き声のレパートリーが先天的に決まっていて、それを少し変形させて使う」

    • だたしその変形は、

      • 同種の鳴き声の「聞こえる範囲」

      • 自身の鳴き声の「試行錯誤」

      • 他種の音源の「結果的模倣」
        を含む

といった「中間型の学習声音」と見るのが妥当です。sf-japan+1


4. あなたのケースでの展望

  • その「しゃっくりコール」が

    • その親個体特有の「容易に模倣可能な音型」で

    • 子ガラスがそのすぐ近くで鳴き声を聞いている環境
      なら、「子が似たようなしゃっくり鳴きを出す」事例は、

    • 学術的には珍しく、

    • 行動生態的にも非常に興味深い観察

になる可能性があります。

  • その場合は、「鳴き声の録音+動画+生まれた時期のメモ」を取っておくと、

    • 「ハシボソガラスにおける、鳴き声の親子継承・学習の候補例」として、研究素材として十分に価値を持つ記録になります。






つづく→

2026/03/23

厳冬期の雨夜に落葉二次林で越冬用の巣穴をうろつく雪国のホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月上旬 

平地の落葉した二次林で、元々はニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)だった巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
今季はホンドタヌキNyctereutes viverrinus)がここで越冬しているようです。 


シーン1:1/6・午後20:17・雨天・気温-1℃(@0:00〜) 
冷たい雨が降る晩に、タヌキが単独で右から戻って来ました。 
丸一日以上、外出していたことになります。 
雪面に開口していた巣口Rの匂いを嗅いでから、右に向き直りました。 
周囲を見回しているのは、パートナーの帰りを待っているのかな? 
監視カメラの存在に気づいていて、入巣Rの瞬間を撮られたくないのかもしれません。 


シーン2:1/6・午後20:32・雨天(@0:19〜) 
15分後、右からまたタヌキが登場しました。 
同一個体が戻ってきたのか、それとも別の後続個体が帰巣したのかもしれません。 
巣口Rの匂いを嗅いでからクゥーン♪と小声で甲高く鳴きました♪。 

周囲の雪面を嗅ぎ回り、右手前下に歩き出しました。 
雪面はグズグズのいわゆる腐れ雪で、一歩ずつ足が潜って歩きにくそうです。 
セットの右端で佇んで、右を見つめているのは、パートナーの帰りを待っているのかな? 
再び巣口Rに戻りかけたところで、1分間の録画終了。 


シーン3:1/6・午後20:34・雨天(@1:07〜) 
1分後に、右からタヌキaが戻って来ました。 
巣口Rの匂いを嗅いだだけで、左に立ち去りました。 
すると、別個体bが巣内から巣穴Rの中から外に顔を出して、周囲を見回しました。 
さっきの個体aは、巣穴Rに入れてもらえず追い払われたのでしょうか。
雨天でも一緒に外出しようとパートナーを誘ったのに、断られた可能性もありそうです。 


シーン4:1/7・午後22:34・雨天・気温0℃(@1:48〜) 
翌日の晩遅くも雨が降っていました。 
巣口Rから外に上半身だけ出したタヌキが、右を気にして見ています。 
身震いしてから外に出てきたタヌキが左へ向かいます。 
雨で溶けた雪面は腐れ雪で、一歩ずつ足がズボズボ潜ります。 
みぞれなのかもしれませんが、雨音が聞こえるので、雨だと記録しました。 


シーン5:1/7・午後22:34・雨天・気温-1℃(@2:19〜) 
別アングルの監視カメラでも撮れていました。 
雪に埋もれた巣口Lの窪みを通りすがりに一瞥しただけで、タヌキは右へ立ち去りました。 


シーン6:1/7・午後22:50・雨天・気温-1℃(@2:33〜) 
15分後にタヌキが右から戻ってきました。 
巣口Rの匂いを嗅いで周囲を右往左往してから、右へ引き返しました。 
4日前にキツネが排尿マーキングしたマルバゴマキ灌木(映像公開予定)の匂いを嗅いでも、特に反応はありませんでした。 
雨も降っているし、さすがにもうキツネの残り香はないはずです。 

入巣Rしたくても、監視カメラの存在に気づいていて、入巣Rの瞬間を見られたくないのでしょうか? 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声や雨音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
相変わらず登場するタヌキの個体識別ができていないので、解釈があやふやです。 
シーン3は、巣穴に篭城する主に入巣Rを拒まれて退散したようにも見えますし、一緒に外出しようとパートナーを誘ったのに断られた可能性もありそうです。 


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