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2019/10/19

夕方の電柱で巣外給餌を待つハシブトガラス幼鳥とガードする親鳥♀♂(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:42〜18:47(日の入り時刻は午後19:02)

日没直前の夕方。
住宅地の電柱の天辺で夕日を浴びながらハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の巣立ち雛が2羽並んで止まっていました。
餌乞いする幼鳥に親鳥が口移しで巣外給餌してやりました。
口の中が赤いのがカラス幼鳥の特徴です。

私に気づいた親鳥が電柱から鳴きながら飛び立ち、嗄れ声の警戒声♪でけたたましく鳴きながら私の頭上を飛び越えました。
ハシブトガラスはカーカー♪と澄んだ声で鳴くというのが図鑑にも載っている定説ですけど、警戒したり怒ったときにはハシボソガラスのように濁った嗄れ声でも鳴きます。
これは今年ハシブトガラスを重点的に観察してみて初めて知ったささやかな収穫のひとつです。

私が幼鳥を撮り続けると、すぐ背後の電線で親鳥がうるさく鳴き騒いだり嘴をカタカタ鳴らしたり威嚇しています。
嘴を足元の電線に擦り付けるのは、威嚇が私に通用しないのでフラストレーションが溜まった結果の転移行動だと思います。
しかし怒った親鳥が私に対して直接攻撃してくることはありませんでした。
一方、2羽の幼鳥(巣立ち雛)は電柱の天辺から離れず、留守番しています。

親鳥の警告は充分に理解したので、私としてもその場を離れたいのですが、幼鳥が止まっている電柱の横を歩いて通り過ぎる必要があります。
すると警戒を高めた親鳥が慌てて戻って来て幼鳥の横に止まり、しっかりガードします。
幼鳥は親鳥に対して無邪気に餌乞いするものの、巣外給餌してもらえません。
親鳥♀♂は給餌どころではなく、すぐに飛び立つと、近くの電線に止まり直し鳴き続けています。
私の周りを落ち着き無く飛び回り、警戒しています。

私が電柱から更に離れると、親鳥の警戒が緩んで鳴き方が澄んだ声に変わりました。
幼鳥は甘えた声で鳴いています。


ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺
ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺
ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺・全景

実はすぐ近くの変電所に建てられた送電塔にカラスの古巣を見つけました。
(同じ時期に定点観察していた送電塔#KN7とは違う場所の鉄塔で、カラス用の巣箱は設定されていませんでした。)
おそらくここから巣立ったのでしょう。
それに対して鉄塔#KN7のハシブトガラス雛は発育・巣立ちが遅れています。


カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所:別アングル
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所・全景


高圧線を辿ってひとつ隣の送電塔#M31(巣箱なし)にもカラスの古巣を見つけました。
しかしこちらは巣材が少なく不完全な巣なので、作りかけで止めてしまった偽巣なのかもしれません。
今回の動画の舞台となった電柱は、古巣がある2本の送電塔の中間地点になります。


カラスsp(野鳥)古巣(偽巣?)@送電塔#M31
カラスsp(野鳥)古巣(偽巣?)@送電塔#M31

2019/10/18

早朝の階段で羽繕い、絶唱するキジ♂(野鳥)



2019年7月上旬・午前5:05頃(日の出時刻は午前4:23)

湿地帯の中央にある見晴らしの良いコンクリート階段で早朝からキジ♂(Phasianus versicolor)を見つけました。
朝日を浴びながら首を曲げて嘴で羽繕いしたり足で顔を掻いたりしています。
やがて背伸びすると欠伸しました。(@1:20)
最後に身震いしてからケンケーン♪と絶唱し、同時にドドドドド♪と力強く羽ばたきました。
縄張り宣言の母衣打ちです。

実は同じ場所で2年前の夕方にも撮影しています。

▼関連記事
階段で縄張り宣言の母衣打ち♪をするキジ♂(野鳥)

キジ♂(野鳥)@早朝:階段


キジが早起きなのは分かりましたが、夜はどこで寝ているのですかね?(ねぐらはどこ?)
樹上に飛び上がって隠れるのを昔一度だけ見たことがあるのですけど、それっきりです。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。




撮影中に、イヌのような低い鳴き声♪がワンワンと繰り返し聞こえるのが気になりました。
まさか野犬(野良犬)がいるのかと思ったのですが、色々と調べ回った結果、すぐ近くのヨシ原で暮らしているヨシゴイIxobrychus sinensis)の鳴き声だと判明しました。







↑【参考動画】 「ヨシゴイの鳴き声」by mlg28792さん




2019/10/16

夜明けの田んぼで幼鳥に給餌するハシボソガラス親鳥(野鳥)



2019年7月上旬・午前4:45頃(日の出時刻は午前4:23)

日の出直後の早朝から、水田に隣接する民家の庭のフェンスに2羽のハシボソガラスCorvus corone)が止まっています。
右側の個体はどうやら巣立ったばかりの幼鳥らしく、早朝からお腹を空かせているようです。
左隣の親鳥に対して餌乞いした際に嘴の中が赤いので、幼鳥と分かります。
親鳥に給餌してもらえなかった幼鳥が、空腹しのぎで庭に咲いていたヒメジョオンの花を啄みました。
ヒメジョオンの花を食べるカラスは普段見たことがないので、おそらく欲求不満の転移行動でしょう。

幼鳥が再び餌を催促すると、親鳥は「やれやれ」と言わんばかりに、フェンスから下の畦道にフワリと飛び降りました。
親鳥が畦道から水田に降りて餌を探している間、フェンスに留まった幼鳥は餌乞いを続けながら親鳥の採餌を見守っています。

イネの茂みに姿を消した親鳥がしばらくすると(おそらく何か虫を捕まえて)畦道に戻って来ました。
フェンスに飛び上がり、餌をせがむ幼鳥に口移しで巣外給餌しました。
どうやら一口だけの餌で、幼鳥には全く物足りなかったようです。
欲求不満の幼鳥は再びヒメジョオンの花を味見しています。

カメラを左上にパンすると、屋上に登る非常用梯子の天辺にもう1羽の親鳥が止まり、見張りを務めていました。
羽繕いすると、お辞儀をしながら嗄れ声でガーガー♪鳴きました。
カラス親子の水入らずの様子は早朝からなんとも微笑ましいですね。
小さな子どもがいるヒトの家族の様子を見ているのとほとんど変わりません。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

ところで、このハシボソガラスの♀♂つがいが今季に幼鳥まで育った雛は1羽だけなのでしょうか?
他の幼鳥はどこにいるのでしょう?
雛が巣立った後カラスの親子は夜の間どこで寝ているのか興味があるのですけど、ねぐらを突き止められていません。


ハシボソガラス幼鳥(野鳥)@フェンス上+餌乞い+親鳥@水田畦道+採餌

2019/10/13

山麓の樹上から鳴いて警戒するノスリ(野鳥)



2019年7月上旬・午前6:14〜6:24

早朝の山麓を歩いていたら、水路沿いのアカマツ並木の低い位置(地上?)に居た猛禽類が私に気づき、驚いて飛んで逃げ出しました。
飛びながらピーェ、ピーェ♪と甲高い声で鳴いています。
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションで見直すと、翼の下面の斑紋からノスリButeo japonicus)と判明。

飛び去ったと思いきや意外にもアカマツの枝に戻って来てくれました。
ピーェ、ピーェ♪と甲高い声で繰り返し鳴きながらアカマツの手前の枝へ飛び移り、眼光鋭く私の様子を窺っています。
全身像がほぼ見えるようになりましたが、経験の浅い私には性別判定ができません。
真木広造『ワシ・タカ・ハヤブサ識別図鑑』でノスリについて調べると、

♀の脛毛には斑がなく、♂よりも体下面が淡色傾向にある。胸の部分は♂よりも白っぽい。(p98-103より引用)

今季は別の場所(平地の河畔林)でノスリの定点観察をしているおかげで、こうした警戒した振る舞いを見ると、なんとなく近くに巣がありそうな気がします。
そうとは知らずに私がノスリの営巣地の近くに踏み込んでしまったのでしょうか?
私に早く立ち去って欲しくて警告していることは間違いありません。

私としてはこの道を通り抜けないといけないので、動画を撮りながら少し近づいたら、ノスリは飛んで逃げました。
ヒュンヒュン♪という甲高い音は、羽根の風切り音ですかね?
飛びながらもピーェ、ピーェ♪と甲高い声で鳴いています。
遠くへ逃げずにこの辺りで留まっているということは、縄張り(巣)を守っているのでしょう。

スギ(杉)の高木の天辺に止まり、見晴らしの良い場所から私を監視するようになりました。
実はこの杉はノスリなどの猛禽類がよく休んでいるお気に入りの止まり木で、私も数年前からずっと気になっていました。
最後はこの杉の木からも飛び立ちました。

次は山林でノスリの巣を見つけたいものです。


ノスリ(野鳥)@スギ樹上♪
ノスリ(野鳥)@アカマツ樹上

2019/10/12

樹上のモズ♂をモビングするツバメの群れ(野鳥)



2019年7月上旬・午前6:35

早朝の山村でヒノキの樹冠に止まったモズ♂(Lanius bucephalus)がいつになく鳴き騒いでいて、只事ではありません。
1羽のモズ♂に対して数羽のツバメHirundo rustica)が空中から代わる代わるモビング(擬攻撃)を加えていました。
モズも猛禽類の端くれですから、ツバメにとっては憎き天敵なのでしょう。
もしかすると、ツバメの巣を襲って雛を捕食したことがあるのかもしれません。

梢に止まったモズ♂はツバメ(の親鳥?)が特攻してくる度に首をすくめてやり過ごしています。
モズもツバメも興奮して鳴いていますが、遠くの線路を列車が通る騒音で掻き消されてしまいました。
ハイスピード動画に切り替えようか私が迷っていたら、モズは堪らず飛んで逃げ出しました。

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、頭上を掠めて飛ぶツバメの攻撃を交わすために仰け反ったモズ♂がバランスを崩し、やむなく飛び降りたようです。
必死で逃げるモズ♂を2羽のツバメが鳴きながら追いかけています。
飛翔スピードでツバメには敵う鳥はほとんどいません。

ツバメによるモビング行動を見たのはこれが初めてで、早朝の観察で一番興奮した出来事でした。
徹夜でフィールドにやって来た甲斐がありました。

※ 逆光の映像なので、動画編集時に彩度を上げました。
モズの性別を見分けるのに過眼線の有無を知る必要があるのです。
音声を正規化して音量を強制的に上げています。


モズ♂(野鳥)@ヒノキ樹冠vsツバメ@モビング飛翔

2019/10/11

河川敷でコメツキムシなどの虫を捕り幼鳥に給餌するハクセキレイ♂(野鳥)



2019年6月下旬

河川敷の芝生に大量の昆虫が発生し、育雛期の野鳥にとって絶好の餌場・狩場になっています。
ハクセキレイMotacilla alba lugens)の親鳥♂が芝生の上で獲物を探し歩き、地面をつついて次々と捕虫します。
嘴に咥えていた獲物(おそらくコメツキムシ成虫)が暴れたので、一旦離して地面に置いた瞬間に高く跳ねて逃げました。
ハクセキレイ♂はすぐにおいかけて再び捕らえました。
このシーンは結構興味深いので、1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。


▼関連記事(7年前に220fpsで撮影)
オオシモフリコメツキの跳ね起き運動【ハイスピード動画】

次々に虫を捕らえるハクセキレイ♂は嘴に獲物を数匹貯め込んでいます。
巣立ったばかりの幼鳥が覚束ない足取りで親鳥♂の後をついて歩きます。
幼鳥は嘴が黄色っぽく、羽の色が♀っぽい灰色でした。
幼鳥が駆け寄って餌乞いすると、親鳥♂は口移しで巣外給餌してやります。
幼鳥が餌乞いする際は翼を軽く震わせるのですが、鳴き声は聞き取れませんでした。
近くを流れる川の音や他の野鳥の鳴き声でかき消されてしまいます。

口移し中に幼鳥がポロポロと獲物を落としてしまっても親鳥♂は甲斐甲斐しく給餌し直します。
幼鳥がすぐには食べ切れないほどの量の虫です。
待っている幼鳥の元へ親鳥の方から近寄って巣外給餌することもありました。

幼鳥に生き餌の殺し方(暴れる虫の処理方)を学んでもらうために、親鳥はあえてとどめを刺さず半殺し状態で給餌しているようです。
幼鳥が暴れるコメツキムシを地面に叩きつけて殺そうとした際に、嘴に咥えられた状態から跳ねて逃げのびました。
幼鳥はコメツキムシを相手にするのは初めてなのか、獲物を見失って呆然としています。
経験豊富な親鳥に対しては通用しませんでしたが、コメツキムシが跳ねる逃避戦略も意味があることが分かりました。

餌が豊富で幼鳥も満ち足りてきたようなので、後半は親鳥♂も捕らえた虫を自分で食べることが多くなりました。

私が少し近付こうとしたら警戒した幼鳥は、河川敷の芝生から川に近いコンクリート護岸の方へ少し飛んで移動しました。
芝生で虫を捕らえてきた親鳥♂が護岸沿いの縁石に止まり、幼鳥を探しています。
コンクリート護岸の斜面で待っていた幼鳥に巣外給餌してやります。
給餌後の親鳥は草などで嘴を拭いました。
親鳥の帰りを待つ間に幼鳥が辺りを探検し始め、川沿いの草むらに消えました。

河川敷の芝生に戻ったハクセキレイ♂はスズメ成鳥と一緒に採食しています。
採餌に忙しい親鳥は互いに無関心でした。
この二種の歩行法は対照的で、ハクセキレイはトコトコ歩き、スズメはピョンピョン跳んで歩きます(ホッピング)。
他にはムクドリの群れも河川敷の芝生で採餌していました。(映像なし)

親鳥♂が自分のために捕食した獲物はなんとなくセマダラコガネAnomala orientalis)ですかね?

コンクリート護岸の斜面を徘徊する幼鳥は上空を親鳥が飛ぶと反応して餌乞い♪を始めます。
親鳥♂が餌を運んで飛来し、草むらの陰で幼鳥に巣外給餌。
親鳥はすぐに狩場の芝生に戻ります。

ハクセキレイの親子が死角に隠れようとするので、私が少し無理して追いかけたり縁石に乗って背伸びしたら、飛んで対岸に逃げてしまいました。
幼鳥はもう普通に飛べることが分かりました。



さて、芝生で跳ねていた虫は本当にコメツキムシでしょうか?
ヨコバイなどの可能性も考えられます。
「芝生 コメツキムシ」でネット検索しても、信憑性の低い記事しかヒットしません。
私もハクセキレイ♂の真似して芝生で探し、獲物の正体をしっかり突き止めるべきでした。


▼関連記事(1年前の撮影)
川岸で幼鳥2羽にアメンボなどの虫を給餌するハクセキレイ親鳥♂(野鳥)

ハクセキレイの雛が巣立つと親鳥♀♂は面倒を見る幼鳥をどのように振り分けるのでしょう?
私は未だ親鳥♀が巣外給餌する様子を見かけたことがないのですけど、これはたまたまなのかな?
もしかして♀は次の抱卵しているのか?と想像したりします。



※ 以下の写真は必ずしも撮影順に並べたものではありません。


ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷:芝生+捕虫
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河原護岸+巣外給餌→幼鳥

2019/10/06

電線や電柱で鳴き続け♪脱糞するコムクドリ♀(野鳥)



2019年6月下旬

橋の近くの住宅地でコムクドリ♀(Sturnus philippensis)が電線に止まりギー、チョッ♪と耳障りな声で何度も鳴いていました。
ときどき翼を軽く持ち上げながら嘴を開けて鳴いているのは幼鳥の餌乞いの仕草なのかな?と思い撮り始めました。
だとすれば、やがて親鳥が飛来して幼鳥に巣外給餌するかもしれません。
それとも親鳥♀が♂からの求愛給餌を求めているのでしょうか?
電線で鳴きながら粒状の固形糞を2粒排便しました。(@0:19)
その直後に飛び立つと車道を飛び越え、私の真上の電柱へ止まり直しました。
どうやら私に対する警戒声のような気がしてきました。
私は一旦少し離れてから望遠で狙うことにしました。

その電柱の天辺でコムクドリ♀は辺りを見回しながら、相変わらずギャー、ヂョッ♪と繰り返し鳴き続けています。
おそらくこの近くに巣があり、通りかかかった私を警戒しているのでしょう。
ジャー♪と喉を振り絞って鳴くときに翼を軽く震わせ、次に舌打ちのようにヂョッ♪と短く発声します。
逆光気味で分かりにくいのですけど、嘴の端が黄色くないので、幼鳥ではなく成鳥♀だと思います。

※ 車の交通量が多くて肝心の鳴き声が聞き取りにくいので、動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。


コムクドリ♀(野鳥)@電柱天辺♪
コムクドリ♀(野鳥)@電柱天辺・全景

2019/10/05

キスを交わして怒りを鎮めるハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#21



▼前回の記事
巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】

2019年6月下旬

8日ぶりの定点観察で営巣地に向かう途中、橋の袂でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥♀♂が待ち構えていました。
私はしつこく巣箱を覗きに来る要注意人物として、すっかり顔を覚えられてしまったようです。
1羽は橋の上の車道を照らす外灯の支柱の天辺に止まり、私を見下ろしてカーカー♪(「この橋渡るべからず」)と鳴いています。
(このとき近くの送電塔#KN7の巣箱に親鳥の姿は無いことを確認しました。)

電線に止まっていた別個体αが飛び立つと、怒って鳴きながら私の頭上を飛び越えて、少し離れた電柱の天辺に止まり直しました。
つがいのもう1羽βが私の真上の電線に止まり、嗄れ声で警戒声♪を発し続けています。
今日は特に機嫌が悪いのか、下手したら私の頭上に糞をかけてきそうなぐらい険悪な雰囲気です。
嘴の中が黒いので成鳥と分かります。(巣立った幼鳥ではありません)

やがて同じ電柱の天辺のケーブルに親鳥♀♂が並びました。
ここから意外にもハシブトガラスの♀♂つがいは人目も憚らずいちゃつき始めました。(@1:41〜)
仲睦まじく何度もキスを交わしています。
もしかすると口移しで餌を吐き戻して求愛給餌をしたのかもしれませんが、このアングルではよく見えません。
キスの直後は尾羽根を上下に震わせています。
これは嬉しい興奮を表す感情表現のようです。


▼関連記事(今回と同じペアによるキス)
ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)

鳴く際は喉袋が膨らみ、鳴き止むと凹むので、中に食物は貯めていないようです。
最後はカーカー♪鳴きながら相次いで左に飛び立ちました。



つづく→#22:雛が巣立った後に空の巣箱を調べに戻るハシブトガラス親鳥(野鳥)【10倍速映像】


ハシブトガラス♀♂(野鳥)@電柱+キス:求愛給餌
ハシブトガラス(野鳥)@外灯天辺♪


2019/10/03

公園樹に塒入りするムクドリの大群:後編(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:54〜19:16(日の入り時刻は19:03)・気温約25℃


▼前回の記事
公園樹に塒入りするムクドリの大群:中編(野鳥)

無事に塒入りしたと思ったら、ムクドリSturnus cineraceus)の大群がなぜか一斉に飛び出しました。
ムクドリの群れはほぼ同じ方角(東)へ飛び去りました。
誰か通行人が樹上のムクドリを驚かせたのか、それともムクドリが自発的に飛び立ったのか、不明です。
これは私の勝手な妄想ですが、塒内での場所取りに破れた個体が一計を案じて嘘の警戒声♪を発し、群れを飛び立たせて御破算にしたとしたら面白いですね。

どうやら就塒前の華麗な群飛をやり直すようです。
残念ながらここは周囲がビルで囲まれた街なかの公園なので空を見渡せず、ムクドリの大規模な群飛を堪能できません。

辺りがだいぶ暗くなってきました。
私が公園でじっと待っていると、初めに就塒前集合していた桜の大木(おそらくソメイヨシノ)にムクドリの群れが少しずつ戻って来ました。
樹上で賑やかに鳴き交わしています。

やがて、ムクドリの群れは桜の大木から右の木々へ流出を始めました。
これ以降は、先程見たのと同じ順番で就塒行動が繰り返されていています。
公園の外周に植栽された並木(桜、ドイツトウヒ、ヤマボウシ、トウカエデ)に分散して塒入りしています。
遅れて公園に飛来した群れは、2本の桜の木の両方に飛び込んでいます。
メインの塒らしい桜の樹冠に吸い込まれる様子が圧巻です!

ヤマボウシの樹上に塒入りした少数派のムクドリにズームインしてみました。(@1:49)
暗くても白い花がよく目立ちます。

日没時刻を過ぎても塒内のムクドリはまだ落ち着かず、騒々しく鳴き交わしながら公園樹の枝から枝へ飛び回っていました。


※ 実際はもっと薄暗いのですが、動画編集時に彩度を少し上げています。



▼関連記事(6日前の撮影)
交差点の電柱から飛んでムクドリの集団塒に戻るノスリ(野鳥)

この日は公園周辺にノスリの姿を見かけませんでした。
公園樹に毎夕塒入りするムクドリの大群を狙って猛禽が狩りを行うのかと期待して見に来たのですが、予想が外れました。
ハヤブサ類とは異なり、ノスリが飛んでいるムクドリを狩るのは無理でしょう。






観察の結果、ムクドリの集団就塒は次のように行われるようです。

  1. 塒の森の上空に飛来した群れは、まずは仲間(同種の先客)の鳴き声に引き寄せられ、集団塒に接近する。
  2. 先客が陣取る樹上で空いたスペースに着陸する。
  3. 塒内で場所が気に入らなければ、改めて少し飛んで移動。

2019/10/02

公園樹に塒入りするムクドリの大群:中編(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:41〜18:52(日の入り時刻は19:03)
▼前回の記事
公園樹に塒入りするムクドリの大群:前編【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)

せっかく桜(おそらくソメイヨシノ:画面左)の樹冠に集結したのに、ムクドリSturnus cineraceus)の大群は賑やかに鳴きながら、右に隣接する公園樹(ドイツトウヒ、ヤマボウシ、桜、トウカエデ)へと流れるように移動し始めました。
公園の外周に育ったこちらの並木がムクドリ集団塒の本命でした。
左の桜の木には就塒前集合して塒の安全を確認していただけなのでしょう。

遅れて公園に飛来した群れは、左にある桜の木(就塒前集合の場所)ではなく、右の公園樹に直接降下着陸しています。
枝葉の茂った樹冠に続々と着陸しています。
圧巻の集団就塒です。

樹種は同じ桜(ソメイヨシノ?)でも、初めに就塒前集合した木よりも繁華街の交差点に近いために、ムクドリにとってはねぐらとして安全に感じるのでしょう。
しかし群れの流れに逆行して左の桜の木へ飛んで移動する天邪鬼の個体も少数ながら居ました。

桜の木だけでなく、更にその右隣の公園樹(トウカエデ)にもムクドリが続々と飛び込んでいます。(@3:28、4:44、6:43)
しばらくは落ち着かないようで、トウカエデから左隣りの桜に移動し直す個体も多数見られました。
メインの集団塒になっている桜の樹冠にズームインすると、ムクドリの大群が枝に鈴なりに並んでいました。

トウカエデの右隣に立つケヤキの木はなぜかムクドリに人気がなくて、塒としては選ばれませんでした。
雛が巣立ったばかりのハシボソガラスの古巣がケヤキの樹冠に架けられているせいでしょうか?
(ただしこの時間帯は、公園内にカラスの姿はありませんでした。)

あるいは単に、ケヤキの木は人通りの多い大通りの交差点から離れてしまうためかもしれません。

針葉樹ドイツトウヒ(別名オウシュウトウヒ)の樹上に止まった個体群にもズームインしてみます。(@5:24)

ドイツトウヒの右隣りの桜樹上(メインの集団塒)に塒入りしたムクドリの群れの中に、コムクドリ♂(Sturnus philippensis)が1羽紛れ込んでいるのを発見しました。(@6:20〜6:30)
数ではムクドリが圧倒的に多いのですが、コムクドリとの混群で集団就塒していることが分かりました。
もっとしっかり探せば、コムクドリをもっと多く見つけられたかもしれません。
(ムクドリ大群の狂乱に圧倒され、公園樹林のどこに注目して撮るべきか目移りしてしまいました。)
この桜の木は集団塒として毎晩使われているようで、桜の葉の多くが鳥の糞で白く汚れています。
桜の枝にはムクドリが好きな赤い実がなっていたので、夜食に啄むことがあるのかもしれません。

集団塒となった公園樹でまずは上部の枝から順に埋まっていくようです。
遅れて下の枝に止まった個体は、隙を見て上の空いた枝に飛び移っていました。


※ 夕暮れ時に撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を少し上げています。

つづく→後編


ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:トウカエデ:公園
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:ドイツトウヒ:公園
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:ヤマボウシ:公園


2019/10/01

公園樹に塒入りするムクドリの大群:前編【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:30〜18:41(日の入り時刻は19:03)


▼前回の記事
公園の街路樹に騒々しく♪塒入りしたムクドリの大群(野鳥)

6日後の夕方に街なかの公園を再訪しました。
現場に向かう途中でムクドリSturnus cineraceus)による就塒前の群飛(murmuration)が既に始まっていました。(撮り損ね)
公園の敷地の外周に様々な樹木が植栽されていて、街中なのにちょっとした森のようになっています。
ここを目指して近隣からムクドリの大群が次々に飛来します。

公園の敷地の角に植栽された桜(おそらくソメイヨシノ)の大木に、ムクドリの群れが続々と飛び込んでいます。
(実は、就塒前集合であることが後に判明します。)
葉が生い茂った桜の樹上では果実が赤く色づいていました。
塒で桜の実を採食しているのかもしれませんが、薄暗くて確認できませんでした。
ムクドリの集団就塒をあちこちで何度も観察していますが、今回は過去最大級の大群で感動しました。
凄まじくうるさい鳴き声♪が公園に響き渡ります。

桜の木にムクドリの大群が次から次へと吸い込まれるように着陸する様子を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:32〜)

桜の大木の右隣りに見える針葉樹はドイツトウヒ(別名オウシュウトウヒ)です。
少数のムクドリがドイツトウヒに移動したり桜の木に戻ったりしています。

※ 夕暮れ時に撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を少し上げています。
長くなるので、大群の合間に少数のムクドリが飛来したシーンはカットしてあります。

つづく→中編


ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:桜:公園


2019/09/29

水路から飛んで逃げるイソシギ(野鳥)



2019年6月下旬・午後18:25

川の本流に注ぐ浅い水路の方から夕方に鳥の美しい鳴き声がするのでそっと近づくと、イソシギActitis hypoleucos)が餌を探していました。

ちょっと珍しい水鳥なのに、私に気づくとすぐに飛び去ってしまい、残念でした。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
水路の奥に居たもう1羽も連鎖的に飛び立ち、川の下流に向かって飛び去りました。
空き缶などのゴミで汚れた水路は見苦しく、お恥ずかしい限りです。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。
スズメの鳴き声の他に、イソシギが飛び去る際に発した甲高い美声がかすかに聞こえます。


イソシギ(野鳥)@水路+探餌

2019/09/21

日没後に塒のポプラ樹上から鳴く♪ノスリ親鳥(野鳥)



ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#14



▼前回の記事
立ち去る私を追いかけてニセアカシア樹上から鳴いて威嚇するノスリ親鳥(野鳥)

2019年6月上旬・午後19:10〜19:13(日の入り時刻は18:56)

6時間後。
日没直後にノスリButeo japonicus)の営巣地の対岸を再び通りかかりました。
(帰り道にどうしてもここを通らないといけないのです。)

営巣木の柳にズームインしても、巣内に動きはありませんでした。
雛は寝静まっているようです。
ノスリの親鳥が夜にどこで寝るのか興味があるのですが、巣内に姿は見えず、営巣木の天辺(樹冠)にも親鳥は止まっていませんでした。

私が立ち止まってノスリの巣を撮影していると、営巣木の左に聳え立つポプラ(=セイヨウハコヤナギ)高木の梢から聞き慣れたノスリ親鳥の警戒声が響き始めました。(@0:54〜)
甲高い声で悲しげにピーェー、ピーェー♪と間隔を開けつつ繰り返し鳴いています。

親鳥の少なくとも1羽は、やはりポプラ高木の樹冠に塒入りしていることが分かりました。
しかし倍率の弱いこのハンディカムではポプラ樹上にズームインしても親鳥のシルエットは見つけられません。
あくまでも鳴き声がする方角から判断しました。

6日前の夜明け前には、親鳥がこのポプラ樹冠から警戒声を発し、飛び立ちました。)

これ以上親鳥にストレスを与えないために、威嚇飛翔を始める前に退散しました。
私が現場を離れると親鳥は安心して鳴き止みました。
鳥が暗くなると目が見えなくなる(鳥目)というのは、嘘ですね。


※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
この動画はハンディカムで撮ったので画質も悪く、倍率も低いです。
いつものカメラは昼間に散々使い、バッテリー切れで使えませんでした。


つづく→#15:ブラインドを使った観察を始めます



【追記】
1週間後、ここから数キロ離れた街なかで公園の街路樹を塒とするノスリを観察しました。
同一個体なのか不明です。

▼関連記事
交差点の電柱から飛んでムクドリの集団塒に戻るノスリ(野鳥)



2019/09/16

立ち去る私を追いかけてニセアカシア樹上から鳴いて威嚇するノスリ親鳥(野鳥)



ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#13



▼前回の記事
昼間も巣に近い樹上で警戒声を発し偵察飛行を繰り返すノスリ親鳥♀♂(野鳥)

2019年6月上旬・午後12:56〜13:03

立ち去る私を追いかけるようにノスリButeo japonicus)の親鳥が鳴きながら飛んで来ました。
左翼の風切羽が無傷の個体です。
堤防のすぐ横のニセアカシア(別名ハリエンジュ)高木の樹冠に止まると、眼光鋭く私を見下ろしながら甲高い声でピーィ、ピーィ♪と繰り返し鳴き続けています。
鳴きながら尾羽根を左右に動かしているのは興奮の現れなのかな?
満開に咲いたニセアカシアの横枝の隙間から覗き込むようにして正面から私を睨みつけています。
すごい迫力!

右の方からもう1羽のつがいの鳴き声もかすかに聞こえてきました。
巣に戻った親鳥♀と鳴き交わしているのかな?と想像するものの、私には性別が見分けられません。
親鳥が巣に戻っているかどうか戻って確認したかったのですけど、これ以上親鳥を刺激するのは良くないと諦めました。

私が再び歩き始めると、ノスリ親鳥も鳴きながら飛び、別のニセアカシア樹冠に止まり直しました。
私が縄張りから完全に立ち去るまで確実に見届けるつもりのようです。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


私が猛禽類の観察に未熟で無知なせいで、育雛中の親鳥にストレスを与えていたようです。
氏原巨雄『オオタカ観察記』という名著を後日読んで、色々と反省させられました。

 オオタカの観察や撮影をする前には最低限、生態、習性の基本的な知識は持っていなければいけない。オオタカからの警戒、威嚇のサインを見落とさないように、常に神経を研ぎ澄ましている必要がある。例えば♀がなかなか巣に入らず、「ケッケッケッケッケッケッ」と大きな声で鳴いている。これは何かを警戒、威嚇していて、その対象が観察者や撮影者なのかもしれない。
 また、♂が観察者や撮影者の近くに来て黙って見張っていれば、それはヒナの安全を脅かすことがないかを見極めようとし、これ以上近づくな、近づくと襲うぞ!という無言のサインを送っていると思っていい。♂に見張らせること自体、ヒナや♀のための餌を捕る大切な時間を奪い、それがひいては繁殖の妨害につながる。 (p154-155より引用)


ノスリとオオタカは鳴き声が違うようですが、そういうことでしょう。
言い訳になりますが、猛禽類の中でもトビやノスリなどの普通種は露骨に人気が無いようで、写真集や観察記録の本が出版されていません。

そのため、初心者がなかなか勉強できないのです。
これからはブラインドを使った撮影を検討しないといけません。

つづく→#14:日没後に塒のポプラ樹上から鳴く♪ノスリ親鳥(野鳥)


ノスリ(野鳥)@ニセアカシア樹上a+警戒声♪
ノスリ(野鳥)@ニセアカシア樹上a
ノスリ(野鳥)@ニセアカシア樹上b+警戒声♪


2019/09/15

夕方に再会したモズ♀が柳の灌木で警戒声♪を発し脱糞(野鳥)



2019年6月中旬・午後17:50

▼前回の記事
縄張り内の電柱支線で警戒声♪を発するモズのつがい♂♀(野鳥)

5.5時間後。
同じ日の夕方になってから、田んぼに隣接する新興住宅地を再び通りかかると、柳の灌木に止まったモズ♀(Lanius bucephalus)がキチキチキチ…♪と鋭く鳴いていました。
嘴の動きと鳴き声が同期したので(リップシンクロ)、この個体の鳴き声で間違いありません。
お昼にモズの♀♂つがいと遭遇した地点のすぐ近くの庭なので、おそらくこの辺りを縄張りとする同一個体の♀なのでしょう。
私に対して警戒声を発し続けながら、少量の白い糞を排泄しました。(@1:14)

後半は私が少しだけ横にずれてみたものの、モズ♀は柳の茂みの奥に隠れているので、ピントが合いません。
最後は横の道を駆けてきた児童に驚いたモズ♀が少し飛んで更に奥の茂みに逃げてしまいました。


※ 夕暮れ時の薄暗い条件で撮影したので、画質がやや粗く、オートフォーカス(AF)のピントも甘いです。


モズ♀(野鳥)@柳灌木+警戒
モズ♀(野鳥)@柳灌木+警戒


モズ♀の警戒声を声紋解析してみる

いつものようにオリジナルのMP4動画ファイルから音声部をWAVファイルに抽出してから、なるべくノイズの少ない警戒声の部分を適当に切り出し、スペクトログラムを描いてみました。
16kHz以上の高周波数はカメラの仕様で録音・圧縮する際にヒトの非可聴域としてカットされているのが残念です。
どうしても風切り音など周囲のノイズがあるのですが、キチキチキチ…♪という鋭い警戒声は一定の速いテンポで繰り返し発していることが分かります。



たまに、ヂュン♪という濁った短い鳴き声がキチキチキチ…♪という警戒声の合間に混じることがあります。
下のスペクトログラムでは、3秒および5.5秒から2回、ヂュン♪と短く鳴いています。



ところで、夕方には♂の姿を見かけませんでしたが、どこに居るのでしょう?
私は身動きせずに少し離れたところから撮り続けているだけなのに、モズ♀が警戒声を止めてくれないということは、近くにモズの巣がありそうです。
すると案の定…。


つづく→柳の灌木に潜むモズ♂幼鳥(野鳥)


2019/09/14

巣箱で羽ばたき練習するハシブトガラスの雛鳥(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#18



▼前回の記事
ハシブトガラス親鳥が墓地で警戒(野鳥)

2019年6月中旬

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の雛は巣箱から未だ巣立っていなくて一安心。
雛は2羽しか育っていません。
ここの巣では、なぜこれほど雛の生育が遅いのか不思議です。
同種のハシブトガラスでも、他の巣では全ての雛がとっくに巣立っています。
周囲の環境は自然豊かですから、餌が不足しているはずがありません。
親鳥が春に巣を作り直したのかな?

嘴の中が赤い雛が、留守番中に巣箱の中を活発に動き回っています。
1羽が自分で羽繕いしている間に、もう1羽が羽ばたき練習を始めました。
未だ飛翔筋の力が弱く、羽ばたくのも覚束ない様子です。

ようやく1羽の親鳥が戻って来て鉄骨に止まり、雛に呼びかけました。(@3:20)
親鳥の喉袋が膨らんでいるので、餌を運んできたはずです。
ところが育ち盛りの雛はなぜか親鳥に餌乞いしません。
珍しく空腹ではないようです。
親鳥は結局、給餌どころか巣箱にも入らずに、鳴きながら飛び去りました。
強風を利用して滑空旋回しながら右へ飛び降りました。
給餌を焦らして雛に巣立ちを促しているのかもしれませんが、それなら雛は腹を空かせて餌乞いするはずです。

つづく→#19:雛に給餌し巣箱の外に糞を捨てるハシブトガラスの親鳥♀♂(野鳥)


2019/09/12

昼間も巣に近い樹上で警戒声を発し偵察飛行を繰り返すノスリ親鳥♀♂(野鳥)



ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#12



▼前回の記事
柳樹上の巣で抱雛するノスリ親鳥(野鳥)

2019年6月上旬・午後12:38〜12:55

6日ぶりの定点観察です。
柳樹上のノスリButeo japonicus)の巣を望遠レンズで撮っても動きが無く、雛も親鳥も見当たりません。
雛が自分で体温調節できるほど育つと抱雛の必要が無くなって、親鳥は巣を離れてしまうのでしょう。
給餌のときしか観察できないことになります。
営巣木の周囲ではニセアカシアの白い花が風でハラハラと散っています。

ところが、親鳥は巣の近くに隠れて見張っていたようで、鋭くピーェ、ピーェ♪と繰り返し鳴き始めました。
これは6日前の早朝に観察した鳴き声と似ています。
私に気づいて警戒声♪を発しているのでしょうか?
ひたすら鳴き続けている親鳥がどこに居るのか、なかなか見つけられませんでした。

親鳥も雛も写っておらず面白くないので、ブログ限定で公開しておきます。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


ノスリ(野鳥)巣:柳樹上



本題はここからです。
営巣木の近くで鳴いていた親鳥を遂に見つけました。
河畔林のニセアカシアの樹冠に止まっているのですが、手前の枝葉に隠れて顔が見えません。
ピーェ、ピーェ♪と甲高い声で繰り返し鳴いています。

警告を与えても私が退去しないので、痺れを切らしたのか、親鳥がついに飛び出しました。
翼の下面の斑紋がはっきり見えて、ノスリで間違いありません。
力強い羽ばたきと滑翔、旋回を繰り返しています。
左翼の風切羽が欠損した個体でした。(@0:35)
ピィー、ピィー♪と高音で鳴き続ながら私の周囲を飛び回ると、営巣木の近くに聳え立つポプラ高木の樹冠に着地しました。
お気に入りの止まり木であることが分かりました。
ポプラの樹上でも繰り返し鳴き続けています。
再び鳴きながら飛び出すと、河畔林の上空(営巣地の縄張り)をぐるっと偵察しています。
これは6日前の早朝に見たのと同じで、やはり威嚇の飛翔なのでしょう。

(夜明けに見た親鳥の行動は、縄張り宣言のために毎朝止まり木で鳴く囀りさえずり♪や誇示飛翔なのかと勘違いしていました。)

▼関連記事
夜明けに樹上で鳴き続け偵察飛翔を繰り返すノスリ親鳥(野鳥)

私を要注意人物とみなして、かなり警戒しているのかもしれません。
すぐにまた親鳥がポプラ大木に舞い戻って来ました。

鈍い私もさすがに親鳥の発するメッセージを察することができたので、営巣地から急いで遠ざかることにしました。
とりあえず死角(巣が見えない位置)に入ったのですが、ノスリ親鳥が偵察に飛んで来て、すぐに見つかってしまいました。(@2:00)
私の頭上を鳴きながら旋回・帆翔し、ときどき羽ばたいています。(威嚇飛翔?)
トビの鳴き声ピーヒョロロ♪とは異なり、ノスリの鳴き声には後半のヒョロロ♪がありません。

望遠レンズを外した方が空を飛ぶノスリを撮りやすいことに遅まきながら気づきました。
最後(@2:50〜)に登場した個体は、鳴かずに青空を静かに偵察飛翔しています。
左翼の風切羽が無傷なので、別個体の親鳥のようです。(@3:10)
残念ながら、私には未だ性別を見分けられません。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

つづく→#13:立ち去る私を追いかけてニセアカシア樹上から鳴いて威嚇するノスリ親鳥(野鳥)


ノスリ親鳥(野鳥)@偵察飛翔
ノスリ親鳥(野鳥)@偵察飛翔

縄張り内の電柱支線で警戒声♪を発するモズのつがい♂♀(野鳥)



2019年6月中旬・午後12:23

田んぼに隣接する新興住宅地を私が通りかかると、民家の庭でモズ♀♂(Lanius bucephalus)が鳴き騒いでいました。
電柱から斜め下の地面にケーブルを伸ばして張力で支える支線に♀♂つがいが2羽並んで止まり、私に対してキチキチキチ…♪と鋭い警戒声を発しています。
鳴きながら長い尾羽根をくねらせています。

後半は過眼線が薄い♀に注目します。
私が撮り続けると、飛び去りました。

この近くに営巣しているペアなのかな?
実は、数年前にも同じ縄張りでモズを見ています。(ただし同一個体とは限りません)

▼関連記事(3年前の秋に撮影)
虫を解体・捕食するモズ♂(野鳥)

つづく→同じ日の夕方に再会。
夕方に再会したモズ♀が柳の灌木で警戒声♪を発し脱糞(野鳥)


モズ♀(野鳥)@電柱支線+警戒
モズ♂(野鳥)@電柱支線+警戒

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