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2019/10/19

夕方の電柱で巣外給餌を待つハシブトガラス幼鳥とガードする親鳥♀♂(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:42〜18:47(日の入り時刻は午後19:02)

日没直前の夕方。
住宅地の電柱の天辺で夕日を浴びながらハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の巣立ち雛が2羽並んで止まっていました。
餌乞いする幼鳥に親鳥が口移しで巣外給餌してやりました。
口の中が赤いのがカラス幼鳥の特徴です。

私に気づいた親鳥が電柱から鳴きながら飛び立ち、嗄れ声の警戒声♪でけたたましく鳴きながら私の頭上を飛び越えました。
ハシブトガラスはカーカー♪と澄んだ声で鳴くというのが図鑑にも載っている定説ですけど、警戒したり怒ったときにはハシボソガラスのように濁った嗄れ声でも鳴きます。
これは今年ハシブトガラスを重点的に観察してみて初めて知ったささやかな収穫のひとつです。

私が幼鳥を撮り続けると、すぐ背後の電線で親鳥がうるさく鳴き騒いだり嘴をカタカタ鳴らしたり威嚇しています。
嘴を足元の電線に擦り付けるのは、威嚇が私に通用しないのでフラストレーションが溜まった結果の転移行動だと思います。
しかし怒った親鳥が私に対して直接攻撃してくることはありませんでした。
一方、2羽の幼鳥(巣立ち雛)は電柱の天辺から離れず、留守番しています。

親鳥の警告は充分に理解したので、私としてもその場を離れたいのですが、幼鳥が止まっている電柱の横を歩いて通り過ぎる必要があります。
すると警戒を高めた親鳥が慌てて戻って来て幼鳥の横に止まり、しっかりガードします。
幼鳥は親鳥に対して無邪気に餌乞いするものの、巣外給餌してもらえません。
親鳥♀♂は給餌どころではなく、すぐに飛び立つと、近くの電線に止まり直し鳴き続けています。
私の周りを落ち着き無く飛び回り、警戒しています。

私が電柱から更に離れると、親鳥の警戒が緩んで鳴き方が澄んだ声に変わりました。
幼鳥は甘えた声で鳴いています。


ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺
ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺
ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺・全景

実はすぐ近くの変電所に建てられた送電塔にカラスの古巣を見つけました。
(同じ時期に定点観察していた送電塔#KN7とは違う場所の鉄塔で、カラス用の巣箱は設定されていませんでした。)
おそらくここから巣立ったのでしょう。
それに対して鉄塔#KN7のハシブトガラス雛は発育・巣立ちが遅れています。


カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所:別アングル
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所・全景


高圧線を辿ってひとつ隣の送電塔#M31(巣箱なし)にもカラスの古巣を見つけました。
しかしこちらは巣材が少なく不完全な巣なので、作りかけで止めてしまった偽巣なのかもしれません。
今回の動画の舞台となった電柱は、古巣がある2本の送電塔の中間地点になります。


カラスsp(野鳥)古巣(偽巣?)@送電塔#M31
カラスsp(野鳥)古巣(偽巣?)@送電塔#M31

2019/10/18

早朝の階段で羽繕い、絶唱するキジ♂(野鳥)



2019年7月上旬・午前5:05頃(日の出時刻は午前4:23)

湿地帯の中央にある見晴らしの良いコンクリート階段で早朝からキジ♂(Phasianus versicolor)を見つけました。
朝日を浴びながら首を曲げて嘴で羽繕いしたり足で顔を掻いたりしています。
やがて背伸びすると欠伸しました。(@1:20)
最後に身震いしてからケンケーン♪と絶唱し、同時にドドドドド♪と力強く羽ばたきました。
縄張り宣言の母衣打ちです。

実は同じ場所で2年前の夕方にも撮影しています。

▼関連記事
階段で縄張り宣言の母衣打ち♪をするキジ♂(野鳥)

キジ♂(野鳥)@早朝:階段


キジが早起きなのは分かりましたが、夜はどこで寝ているのですかね?(ねぐらはどこ?)
樹上に飛び上がって隠れるのを昔一度だけ見たことがあるのですけど、それっきりです。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。




撮影中に、イヌのような低い鳴き声♪がワンワンと繰り返し聞こえるのが気になりました。
まさか野犬(野良犬)がいるのかと思ったのですが、色々と調べ回った結果、すぐ近くのヨシ原で暮らしているヨシゴイIxobrychus sinensis)の鳴き声だと判明しました。







↑【参考動画】 「ヨシゴイの鳴き声」by mlg28792さん




2019/10/17

柳の灌木から獲物を狙い川に飛び込むカワセミ♂【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)



2019年7月上旬

川岸に生い茂った柳の灌木にカワセミ♂(Alcedo atthis bengalensis)が止まっていました。
頷くように頭をリズミカルに動かしているのは、下を流れる川面を見つめて獲物を探しているのでしょう。
柳の葉にカワセミの顔が隠れていてよく見えないのですが、柳の葉(の水滴)を舐めたように思ったのは私の気のせいだったようです。

川の上流に向かって飛び降りたと思いきや、岸から川に張り出した柳灌木の細い横枝に止まり直しました。
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
後ろ姿だったカワセミ♂が枝上で方向転換して、こちらを向いてくれました。

今度は240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。(@1:44〜)
手前の護岸(石垣)の死角になっていて川が見えませんが、私がこれ以上川に近づくと警戒心の強いカワセミに絶対逃げられてしまうので仕方がありません。
やがてカワセミ♂は柳の枝から左下の川に飛び降りると、すぐに元の止まり木の下の枝に戻って来ました。
嘴に獲物は何も咥えておらず、漁は失敗したようです。





2019/10/16

夜明けの田んぼで幼鳥に給餌するハシボソガラス親鳥(野鳥)



2019年7月上旬・午前4:45頃(日の出時刻は午前4:23)

日の出直後の早朝から、水田に隣接する民家の庭のフェンスに2羽のハシボソガラスCorvus corone)が止まっています。
右側の個体はどうやら巣立ったばかりの幼鳥らしく、早朝からお腹を空かせているようです。
左隣の親鳥に対して餌乞いした際に嘴の中が赤いので、幼鳥と分かります。
親鳥に給餌してもらえなかった幼鳥が、空腹しのぎで庭に咲いていたヒメジョオンの花を啄みました。
ヒメジョオンの花を食べるカラスは普段見たことがないので、おそらく欲求不満の転移行動でしょう。

幼鳥が再び餌を催促すると、親鳥は「やれやれ」と言わんばかりに、フェンスから下の畦道にフワリと飛び降りました。
親鳥が畦道から水田に降りて餌を探している間、フェンスに留まった幼鳥は餌乞いを続けながら親鳥の採餌を見守っています。

イネの茂みに姿を消した親鳥がしばらくすると(おそらく何か虫を捕まえて)畦道に戻って来ました。
フェンスに飛び上がり、餌をせがむ幼鳥に口移しで巣外給餌しました。
どうやら一口だけの餌で、幼鳥には全く物足りなかったようです。
欲求不満の幼鳥は再びヒメジョオンの花を味見しています。

カメラを左上にパンすると、屋上に登る非常用梯子の天辺にもう1羽の親鳥が止まり、見張りを務めていました。
羽繕いすると、お辞儀をしながら嗄れ声でガーガー♪鳴きました。
カラス親子の水入らずの様子は早朝からなんとも微笑ましいですね。
小さな子どもがいるヒトの家族の様子を見ているのとほとんど変わりません。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

ところで、このハシボソガラスの♀♂つがいが今季に幼鳥まで育った雛は1羽だけなのでしょうか?
他の幼鳥はどこにいるのでしょう?
雛が巣立った後カラスの親子は夜の間どこで寝ているのか興味があるのですけど、ねぐらを突き止められていません。


ハシボソガラス幼鳥(野鳥)@フェンス上+餌乞い+親鳥@水田畦道+採餌

2019/10/15

灌木の生えた河原を縄張りとするモズ♀♂のつがい(野鳥)



2019年6月下旬

梅雨の小雨がぱらつく午後、川の対岸に生えたヤマハンノキ?幼木のてっぺんにモズ♀(Lanius bucephalus)が止まって辺りを見張っていました。
お気に入りの止まり木なのか、直下の葉に鳥の排泄した白い糞が付着しています。

私がしつこく撮り続けると、警戒したモズ♀が飛び立ち、川を越えて此岸に飛んできました。
飛翔シーンをまず1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
私の背後の土手に生えたキリ?の茂みへ飛び込みました。
(クズの蔓が巻き付いていて樹種が紛らわしい…。)
モズ♂も合流し、♀♂2羽が同じ木の上下の枝に並んで止まっています。
鳴き声(警戒声)を発していたのかもしれませんが、川の流れる水音などで聞き取れませんでした。

灌木の生えた河原でこの辺りを縄張りとするつがいなのでしょう。


モズ♀(野鳥)@ヤマハンノキ?幼木樹冠
モズ♀♂(野鳥)@キリ樹上



2019/10/14

池の水位計の柱を取り合うカワセミ♂【HD動画&ハイスピード動画:野鳥】



2019年7月上旬・午前7:00頃

溜池の水位を測るために立てられたコンクリート柱の頂にカワセミ♂(Alcedo atthis bengalensis)が1羽止まっていました。
池の水面を見張りながら頷くように頭を上下に動かしています。
獲物の小魚を探しているのでしょう。
池から垂直に突き出た水深計は最大5mまで測れます。
カワセミが魚を狙うための止まり場としては少し高過ぎると思うのですが、この池には他に手頃な高さの杭などが打ち込まれていないのです。

池に飛び込む瞬間を狙うつもりで240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。(@1:27〜)
するともう1羽の♂βが飛来しました。
水位計のてっぺんに先客αがいることに気づくとあっさり諦めて退散しました。
先に陣取っていた個体♂αは左右の翼を持ち上げて軽く威嚇しました。
このコンクリート柱はカワセミが魚を待ち伏せするために最適の止まり場※なので、早い者勝ちなのでしょう。


※▼関連記事
池に飛び込むも不漁つづきのカワセミ♂【野鳥:HD動画&ハイスピード動画】

しかし、お山の大将のような本格的な争奪戦にはなりませんでした。
闘争時の鳴き声が録音されていないのは残念です。
ハイスピード動画が無音なのは、カメラの仕様です。

その後は、長撮りしてもなかなか水位計から池に飛び込もうとしません
向きを変えた際にバランスを崩しそうになると、翼を少し広げて立ち直りました。
真下の水面を見つめ、飛び込もうかと何度も躊躇していました。

最後カワセミ♂αは遂に右下へ飛び去りました。
それと入れ替わるように、順番待ちをしていた♂βが左から飛来しました。 
せっかく場所が空いたのに、なぜか水位計の頂には止まらず、♂αを追いかけるように飛び去りました。
私がその後しばらく見張っていても、カワセミ♂αβは舞い戻って来ませんでした。

カワセミの縄張り争いにしてはのんびりしている気がしました。
親子(親鳥と幼鳥)なのかな?と勝手に想像してみます。


カワセミ♂(野鳥)@溜池:水位計柱天辺

2019/10/13

山麓の樹上から鳴いて警戒するノスリ(野鳥)



2019年7月上旬・午前6:14〜6:24

早朝の山麓を歩いていたら、水路沿いのアカマツ並木の低い位置(地上?)に居た猛禽類が私に気づき、驚いて飛んで逃げ出しました。
飛びながらピーェ、ピーェ♪と甲高い声で鳴いています。
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションで見直すと、翼の下面の斑紋からノスリButeo japonicus)と判明。

飛び去ったと思いきや意外にもアカマツの枝に戻って来てくれました。
ピーェ、ピーェ♪と甲高い声で繰り返し鳴きながらアカマツの手前の枝へ飛び移り、眼光鋭く私の様子を窺っています。
全身像がほぼ見えるようになりましたが、経験の浅い私には性別判定ができません。
真木広造『ワシ・タカ・ハヤブサ識別図鑑』でノスリについて調べると、

♀の脛毛には斑がなく、♂よりも体下面が淡色傾向にある。胸の部分は♂よりも白っぽい。(p98-103より引用)

今季は別の場所(平地の河畔林)でノスリの定点観察をしているおかげで、こうした警戒した振る舞いを見ると、なんとなく近くに巣がありそうな気がします。
そうとは知らずに私がノスリの営巣地の近くに踏み込んでしまったのでしょうか?
私に早く立ち去って欲しくて警告していることは間違いありません。

私としてはこの道を通り抜けないといけないので、動画を撮りながら少し近づいたら、ノスリは飛んで逃げました。
ヒュンヒュン♪という甲高い音は、羽根の風切り音ですかね?
飛びながらもピーェ、ピーェ♪と甲高い声で鳴いています。
遠くへ逃げずにこの辺りで留まっているということは、縄張り(巣)を守っているのでしょう。

スギ(杉)の高木の天辺に止まり、見晴らしの良い場所から私を監視するようになりました。
実はこの杉はノスリなどの猛禽類がよく休んでいるお気に入りの止まり木で、私も数年前からずっと気になっていました。
最後はこの杉の木からも飛び立ちました。

次は山林でノスリの巣を見つけたいものです。


ノスリ(野鳥)@スギ樹上♪
ノスリ(野鳥)@アカマツ樹上

2019/10/12

樹上のモズ♂をモビングするツバメの群れ(野鳥)



2019年7月上旬・午前6:35

早朝の山村でヒノキの樹冠に止まったモズ♂(Lanius bucephalus)がいつになく鳴き騒いでいて、只事ではありません。
1羽のモズ♂に対して数羽のツバメHirundo rustica)が空中から代わる代わるモビング(擬攻撃)を加えていました。
モズも猛禽類の端くれですから、ツバメにとっては憎き天敵なのでしょう。
もしかすると、ツバメの巣を襲って雛を捕食したことがあるのかもしれません。

梢に止まったモズ♂はツバメ(の親鳥?)が特攻してくる度に首をすくめてやり過ごしています。
モズもツバメも興奮して鳴いていますが、遠くの線路を列車が通る騒音で掻き消されてしまいました。
ハイスピード動画に切り替えようか私が迷っていたら、モズは堪らず飛んで逃げ出しました。

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、頭上を掠めて飛ぶツバメの攻撃を交わすために仰け反ったモズ♂がバランスを崩し、やむなく飛び降りたようです。
必死で逃げるモズ♂を2羽のツバメが鳴きながら追いかけています。
飛翔スピードでツバメには敵う鳥はほとんどいません。

ツバメによるモビング行動を見たのはこれが初めてで、早朝の観察で一番興奮した出来事でした。
徹夜でフィールドにやって来た甲斐がありました。

※ 逆光の映像なので、動画編集時に彩度を上げました。
モズの性別を見分けるのに過眼線の有無を知る必要があるのです。
音声を正規化して音量を強制的に上げています。


モズ♂(野鳥)@ヒノキ樹冠vsツバメ@モビング飛翔

2019/10/11

河川敷でコメツキムシなどの虫を捕り幼鳥に給餌するハクセキレイ♂(野鳥)



2019年6月下旬

河川敷の芝生に大量の昆虫が発生し、育雛期の野鳥にとって絶好の餌場・狩場になっています。
ハクセキレイMotacilla alba lugens)の親鳥♂が芝生の上で獲物を探し歩き、地面をつついて次々と捕虫します。
嘴に咥えていた獲物(おそらくコメツキムシ成虫)が暴れたので、一旦離して地面に置いた瞬間に高く跳ねて逃げました。
ハクセキレイ♂はすぐにおいかけて再び捕らえました。
このシーンは結構興味深いので、1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。


▼関連記事(7年前に220fpsで撮影)
オオシモフリコメツキの跳ね起き運動【ハイスピード動画】

次々に虫を捕らえるハクセキレイ♂は嘴に獲物を数匹貯め込んでいます。
巣立ったばかりの幼鳥が覚束ない足取りで親鳥♂の後をついて歩きます。
幼鳥は嘴が黄色っぽく、羽の色が♀っぽい灰色でした。
幼鳥が駆け寄って餌乞いすると、親鳥♂は口移しで巣外給餌してやります。
幼鳥が餌乞いする際は翼を軽く震わせるのですが、鳴き声は聞き取れませんでした。
近くを流れる川の音や他の野鳥の鳴き声でかき消されてしまいます。

口移し中に幼鳥がポロポロと獲物を落としてしまっても親鳥♂は甲斐甲斐しく給餌し直します。
幼鳥がすぐには食べ切れないほどの量の虫です。
待っている幼鳥の元へ親鳥の方から近寄って巣外給餌することもありました。

幼鳥に生き餌の殺し方(暴れる虫の処理方)を学んでもらうために、親鳥はあえてとどめを刺さず半殺し状態で給餌しているようです。
幼鳥が暴れるコメツキムシを地面に叩きつけて殺そうとした際に、嘴に咥えられた状態から跳ねて逃げのびました。
幼鳥はコメツキムシを相手にするのは初めてなのか、獲物を見失って呆然としています。
経験豊富な親鳥に対しては通用しませんでしたが、コメツキムシが跳ねる逃避戦略も意味があることが分かりました。

餌が豊富で幼鳥も満ち足りてきたようなので、後半は親鳥♂も捕らえた虫を自分で食べることが多くなりました。

私が少し近付こうとしたら警戒した幼鳥は、河川敷の芝生から川に近いコンクリート護岸の方へ少し飛んで移動しました。
芝生で虫を捕らえてきた親鳥♂が護岸沿いの縁石に止まり、幼鳥を探しています。
コンクリート護岸の斜面で待っていた幼鳥に巣外給餌してやります。
給餌後の親鳥は草などで嘴を拭いました。
親鳥の帰りを待つ間に幼鳥が辺りを探検し始め、川沿いの草むらに消えました。

河川敷の芝生に戻ったハクセキレイ♂はスズメ成鳥と一緒に採食しています。
採餌に忙しい親鳥は互いに無関心でした。
この二種の歩行法は対照的で、ハクセキレイはトコトコ歩き、スズメはピョンピョン跳んで歩きます(ホッピング)。
他にはムクドリの群れも河川敷の芝生で採餌していました。(映像なし)

親鳥♂が自分のために捕食した獲物はなんとなくセマダラコガネAnomala orientalis)ですかね?

コンクリート護岸の斜面を徘徊する幼鳥は上空を親鳥が飛ぶと反応して餌乞い♪を始めます。
親鳥♂が餌を運んで飛来し、草むらの陰で幼鳥に巣外給餌。
親鳥はすぐに狩場の芝生に戻ります。

ハクセキレイの親子が死角に隠れようとするので、私が少し無理して追いかけたり縁石に乗って背伸びしたら、飛んで対岸に逃げてしまいました。
幼鳥はもう普通に飛べることが分かりました。



さて、芝生で跳ねていた虫は本当にコメツキムシでしょうか?
ヨコバイなどの可能性も考えられます。
「芝生 コメツキムシ」でネット検索しても、信憑性の低い記事しかヒットしません。
私もハクセキレイ♂の真似して芝生で探し、獲物の正体をしっかり突き止めるべきでした。


▼関連記事(1年前の撮影)
川岸で幼鳥2羽にアメンボなどの虫を給餌するハクセキレイ親鳥♂(野鳥)

ハクセキレイの雛が巣立つと親鳥♀♂は面倒を見る幼鳥をどのように振り分けるのでしょう?
私は未だ親鳥♀が巣外給餌する様子を見かけたことがないのですけど、これはたまたまなのかな?
もしかして♀は次の抱卵しているのか?と想像したりします。



※ 以下の写真は必ずしも撮影順に並べたものではありません。


ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷:芝生+捕虫
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河原護岸+巣外給餌→幼鳥

2019/10/10

ジュウイチの幼鳥を見つけた!(野鳥)



2019年7月上旬・午前6:05

早朝に山麓の水路沿いを私が歩いていたら、何か見慣れない野鳥が横の薄暗いスギ林に逃げ込んで横枝に止まりました。
私がカメラを向けると半開きにした翼を下げていて、カラスの日光浴のような不思議な姿勢です。

後頭部が白く、黄色いアイリングが目立ちます。
嘴と足も黄色で、尾羽が真下を向いています。
白い胸に薄っすらと縦縞が見えます。

パクパクさせている嘴に何か食べかけの物が付着しているようです。
自分でも気になっていたのか、嘴を足元の横枝に擦り付けて異物を取り除きました。
初めは左を向いて止まっていた鳥が途中で右に向き直り、落ち着き無くもう一度左を向いてから、飛び去りました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

ちなみに、画面の左に青竹が真っ直ぐ伸びているのが見えます。
杉林の隣が竹林になっているのです。

帰ってから早速、鳥の図鑑と見比べてみました。
黄色いアイリングがあまりにも印象的だったので、サンコウチョウの幼鳥なのかな?と頓珍漢な予想をしていたのですが外れました。
なんとなく猛禽類っぽくも見えました。
謎の鳥の正体は、ジュウイチCuculus fugax)の幼鳥と判明。
カッコウ科で親鳥♀は他種の巣に托卵するのだそうです。
ジュウイチの成鳥には未だ出会えていません。
宿主となる鳥(オオルリ、コルリ、ルリビタキ)もほとんど未見です。
来季の楽しみがまた一つ増えました。




ジュウイチ幼鳥(野鳥)@スギ横枝
ジュウイチ幼鳥(野鳥)@スギ横枝

2019/10/09

雛が巣立った後に空の巣箱を調べに戻るハシブトガラス親鳥(野鳥)【10倍速映像】



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#22



▼前回の記事
キスを交わして怒りを鎮めるハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)

2019年6月下旬・午後13:03〜13:50

いつもの撮影ポイントから望遠レンズで狙うと、巣箱の中にハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の雛が1羽も居ませんでした。
前回の観察から8日も間隔が開いてしまったので、雛は全て巣立ってしまったようです。

もしかすると、雛が巣箱でうずくまっていて外から見えにくいのかもしれません。
念の為に(未練がましく)空の巣箱を狙って微速度撮影してみました。
その間に私は食事をします。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
空を雲が流れ、高圧線の鉄塔が日に照らされたり雲で陰ったりを繰り返します。
1羽の親鳥が左から飛来すると、巣箱に入り、すぐに右へ飛び去りました。(@0:25)
この他には巣内で動きは全くありませんでした。
長撮りしてみると、やはり雛はもう居なくなっていました。
親鳥の次の仕事は巣立った幼鳥に巣外給餌することですが、採食のついでに古巣の様子を見に戻ったのでしょう。
巣立った幼鳥は見かけなかったものの、親鳥は確かに縄張り内で活動しており、カメラの背後にある建物の煙突の天辺で頻りに鳴いていました。(映像なし)

今年もカラスの巣立ちを見ることはできず、画竜点睛を欠く結果になりました。
もっと家の近所で気軽に通える場所なら良かったのですが、仕方がありません。
言い訳すると、どうしても梅雨時は定点観察に出かけるのが億劫になりますし、育雛の後期は観察しても同じことの繰り返しなので飽きてしまいます。

同時並行で他の撮影テーマも色々と手を広げすぎたという反省もあります。
無人カメラでカラスの巣を遠隔監視できたら楽なのですが…。(働き方改革!)

ハシブトガラス(野鳥)空巣箱@送電塔#KN7
ハシブトガラス(野鳥)空巣箱@送電塔#KN7

育雛中は巣に近づくのを控えていたのですが、送電塔の真下まで行ってみました。
もう親鳥に凄い剣幕で怒られる心配はありません。
下から巣箱を見上げてみると、やはりもぬけの殻でした。
巣の直下にはハシブトガラスの親子が排泄したと思われる白い糞が幾つも落ちていました。
意外と糞の量が少ないのは、親鳥がせっせと雛の糞を巣の外に捨てに行った(排糞行動)成果でしょう。
前日の雨で洗い流された可能性もありそうです。

ハシブトガラス(野鳥)?糞@送電塔#KN7下
ハシブトガラス(野鳥)?糞@送電塔#KN7下



鳥が吐き出したと思われる古いペリットも見つけました。
内容物に植物の種子が含まれていました。
カラスのペリットとは限りませんが、鳥が植物の種子散布に関与していることを実感しました。
糞やペリットなど鳥の排泄物を採集して鉢植えに種子を撒いて育て、地道に植物名を調べるのも面白そうです。
私はそこまでやる余力がありませんでした。
宮崎学、小原真史『森の探偵―無人カメラがとらえた日本の自然』という本を読んでいたら、「糞盆栽」と称して糞分析による食性調査をなさっている方の話が登場しました。


ハシブトガラス(野鳥)?ペリット@送電塔#KN7下+scale
ハシブトガラス(野鳥)?ペリット@送電塔#KN7下+scale


更に興味深いことに、送電塔#KN7の土台付近にヨウシュヤマゴボウの群落が生えていました。
白い花が咲いています。
少し離れたところに育ったもう一つの群落は、伸びかけた茎が切られていました。
ヨウシュヤマゴボウは外来植物の雑草ですから、草刈りされてしまうようです。
さてはハシブトガラスが種子散布した結果か?と色めき立ったのですが、冷静に考えてみると時期が合いません。
ハシブトガラスの育雛期にヨウシュヤマゴボウは未だ実っていませんから、親鳥が巣内の雛に給餌したはずはありません。
私は未だヨウシュヤマゴボウの実を採食する野鳥を直接観察できていません。

ハシブトガラスがベランダに落としたフンやペリットに含まれる種子を調べた研究の結果、ヨウシュヤマゴボウの種子を散布していることが分かった。(直江将司『わたしの森林研究―鳥のタネまき​に注目して』p113棒グラフより引用)


ヨウシュヤマゴボウ@送電塔#KN7下
ヨウシュヤマゴボウ:草刈り跡@送電塔#KN7下



ちなみに、隣の送電塔#KbT7、8の巣箱に作りかけのカラスの巣を見つけました。
そこでは本格的に営巣しなかったようです。


つづく→?


2019/10/08

ソメイヨシノの熟果を採食するスズメ(野鳥)



2019年6月中旬〜下旬

桜の木(ソメイヨシノ)で熟した果実を食べに来る警戒心の強い野鳥を撮影するために、迷彩ブラインドを張って中に無人カメラを設置し、動画で3日間長撮り監視することにしました。

飛来したスズメPasser montanus)が黒く熟した果実を啄むシーンをまとめてみました。
ついでに桜の葉に付く虫を捕食しているのかもしれませんが、もっとスズメにズームインしないとよく見えません。
熟果が実った特定の枝に狙いを付けてズームインしておくと、カメラがカバーする画角が狭くなって、野鳥が写る確率が落ちてしまうので、難しいところです。
今回は広角で撮ってみました。
監視映像を見ると、桜の木への滞在時間が最も多かったのはスズメでした。(他にはムクドリとヒヨドリ)
雨が降る日にもスズメが来ていました。

※ 映像の動きがカクカクしているのは、微速度撮影した素材を編集でスローダウンして等倍速(リアルタイム)に戻しているせいです。
なかなか私がイメージしたような映像が撮れません。
無人カメラによる撮影も奥が深そうです。
今後は動体検知による動画撮影を試行錯誤するのと、ブラインドに隠れた私が辛抱強く張り込みして撮るのと、どちらが効率的なのかな?

動体検知による無人カメラ撮影を試したことは未だありませんが、風揺れによる誤作動が多そうです。

2019/10/07

川で水浴後に倒木に上がり羽根を乾かすカワウ(野鳥)



2019年6月下旬・午後16:30

川の倒木に1羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)αが川下を向いて止まり、翼を大きく広げて濡れた羽根を乾かしていました。
動きがないので私がカメラをズームアウトしかけたら、左から別個体βが川面を渡ってきました。
潜水漁を終えたついでだと思うのですが、川面を遊泳しながら水浴しました。
カワウの水浴びを観察したのは初めてで、嬉しい収穫でした。

βは川上から倒木に近づき、そのまま跳び乗りました(上陸)。
先客のαと同じく川下(下流)を向いて倒木に止まりました。
左のαはβのために横に少し移動し場所を開け、川上(上流)に向き直りました。
もしかするとα<βという力関係があるのかもしれません。
♀♂のつがいなのかな?

αは倒木上で羽繕いしながら白い液状便を排泄しました。(@0:45)
そのまま糞は下流に流れていきます。(水洗トイレ)
右のβは羽繕いしたり、勢い良く羽ばたいて水気を切ったりしています。


カワウαβ(野鳥)@川:倒木+羽根乾燥

2019/10/06

電線や電柱で鳴き続け♪脱糞するコムクドリ♀(野鳥)



2019年6月下旬

橋の近くの住宅地でコムクドリ♀(Sturnus philippensis)が電線に止まりギー、チョッ♪と耳障りな声で何度も鳴いていました。
ときどき翼を軽く持ち上げながら嘴を開けて鳴いているのは幼鳥の餌乞いの仕草なのかな?と思い撮り始めました。
だとすれば、やがて親鳥が飛来して幼鳥に巣外給餌するかもしれません。
それとも親鳥♀が♂からの求愛給餌を求めているのでしょうか?
電線で鳴きながら粒状の固形糞を2粒排便しました。(@0:19)
その直後に飛び立つと車道を飛び越え、私の真上の電柱へ止まり直しました。
どうやら私に対する警戒声のような気がしてきました。
私は一旦少し離れてから望遠で狙うことにしました。

その電柱の天辺でコムクドリ♀は辺りを見回しながら、相変わらずギャー、ヂョッ♪と繰り返し鳴き続けています。
おそらくこの近くに巣があり、通りかかかった私を警戒しているのでしょう。
ジャー♪と喉を振り絞って鳴くときに翼を軽く震わせ、次に舌打ちのようにヂョッ♪と短く発声します。
逆光気味で分かりにくいのですけど、嘴の端が黄色くないので、幼鳥ではなく成鳥♀だと思います。

※ 車の交通量が多くて肝心の鳴き声が聞き取りにくいので、動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。


コムクドリ♀(野鳥)@電柱天辺♪
コムクドリ♀(野鳥)@電柱天辺・全景

2019/10/05

キスを交わして怒りを鎮めるハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#21



▼前回の記事
巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】

2019年6月下旬

8日ぶりの定点観察で営巣地に向かう途中、橋の袂でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥♀♂が待ち構えていました。
私はしつこく巣箱を覗きに来る要注意人物として、すっかり顔を覚えられてしまったようです。
1羽は橋の上の車道を照らす外灯の支柱の天辺に止まり、私を見下ろしてカーカー♪(「この橋渡るべからず」)と鳴いています。
(このとき近くの送電塔#KN7の巣箱に親鳥の姿は無いことを確認しました。)

電線に止まっていた別個体αが飛び立つと、怒って鳴きながら私の頭上を飛び越えて、少し離れた電柱の天辺に止まり直しました。
つがいのもう1羽βが私の真上の電線に止まり、嗄れ声で警戒声♪を発し続けています。
今日は特に機嫌が悪いのか、下手したら私の頭上に糞をかけてきそうなぐらい険悪な雰囲気です。
嘴の中が黒いので成鳥と分かります。(巣立った幼鳥ではありません)

やがて同じ電柱の天辺のケーブルに親鳥♀♂が並びました。
ここから意外にもハシブトガラスの♀♂つがいは人目も憚らずいちゃつき始めました。(@1:41〜)
仲睦まじく何度もキスを交わしています。
もしかすると口移しで餌を吐き戻して求愛給餌をしたのかもしれませんが、このアングルではよく見えません。
キスの直後は尾羽根を上下に震わせています。
これは嬉しい興奮を表す感情表現のようです。


▼関連記事(今回と同じペアによるキス)
ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)

鳴く際は喉袋が膨らみ、鳴き止むと凹むので、中に食物は貯めていないようです。
最後はカーカー♪鳴きながら相次いで左に飛び立ちました。



つづく→#22:雛が巣立った後に空の巣箱を調べに戻るハシブトガラス親鳥(野鳥)【10倍速映像】


ハシブトガラス♀♂(野鳥)@電柱+キス:求愛給餌
ハシブトガラス(野鳥)@外灯天辺♪


2019/10/04

夕方のキジ♂の諸活動(野鳥)



2019年6月下旬・午後18:15〜18:20

▼前回の記事
桜の木の下で採食・羽繕いするキジ♂(野鳥)

望遠で撮影していたキジ♂(Phasianus versicolor)が木陰に移動して見失ってしまいました。
しばらく辺りを探すと、少し離れた木の下に佇み、ひと気のないテニスコートを見つめているキジの後ろ姿を発見。
薄暗い上に逆光でシルエットしか見えませんでした。
撮影中は羽の色が分からず、なんとなく地味な♀のようにも見えました。

やがて、キジはその場で羽繕いを始めました。
足で体を掻いたり身震いしたりもしています。
やがて土手に沿って歩き始め、あちこちで地面や草むらを喋んで採食しています。
移動するキジを撮り続けると、明るいところに出てきたところでようやく♂と判明しました。
おそらく前回の記事に登場したキジ♂と同一個体でしょう。

最後は堤防上の道を羽ばたいて飛び越え、滑空して河原の藪へ逃げ込みました。
飛び立つ瞬間を撮り損ねたのが残念です。
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでまずご覧下さい。
私がしつこく撮り続けたせいで嫌になったのか、それとも自転車の通行人が横の道を通りかかったので驚いて飛んだのかもしれません。
珍しく、飛んでいる時も鳴きませんでした。

前回の記事も含めて計16分間長撮りしたのに、この♂個体はケンケーン♪という母衣打ち♪を一度もせずにひっそりと暮らしていました。
繁殖期が終わり縄張り宣言をする必要が無くなったのでしょうか。
「鳴かず飛ばず」という言葉が頭をよぎったところで、飛んで行きました。「飛ぶのかよ!」

キジは夜になると樹上に塒入りするのではないかと推測しているのですけど、逃げられてしまい塒入りを見届けられませんでした。

実は同一個体と思われる♂を冬にもこの近くで観察しています。
この辺りを縄張りとしているのでしょう。

▼関連記事(半年前の12月に撮影)
走り去るキジ♂【冬の野鳥】

キジ♂(野鳥)@木の下

2019/10/03

公園樹に塒入りするムクドリの大群:後編(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:54〜19:16(日の入り時刻は19:03)・気温約25℃


▼前回の記事
公園樹に塒入りするムクドリの大群:中編(野鳥)

無事に塒入りしたと思ったら、ムクドリSturnus cineraceus)の大群がなぜか一斉に飛び出しました。
ムクドリの群れはほぼ同じ方角(東)へ飛び去りました。
誰か通行人が樹上のムクドリを驚かせたのか、それともムクドリが自発的に飛び立ったのか、不明です。
これは私の勝手な妄想ですが、塒内での場所取りに破れた個体が一計を案じて嘘の警戒声♪を発し、群れを飛び立たせて御破算にしたとしたら面白いですね。

どうやら就塒前の華麗な群飛をやり直すようです。
残念ながらここは周囲がビルで囲まれた街なかの公園なので空を見渡せず、ムクドリの大規模な群飛を堪能できません。

辺りがだいぶ暗くなってきました。
私が公園でじっと待っていると、初めに就塒前集合していた桜の大木(おそらくソメイヨシノ)にムクドリの群れが少しずつ戻って来ました。
樹上で賑やかに鳴き交わしています。

やがて、ムクドリの群れは桜の大木から右の木々へ流出を始めました。
これ以降は、先程見たのと同じ順番で就塒行動が繰り返されていています。
公園の外周に植栽された並木(桜、ドイツトウヒ、ヤマボウシ、トウカエデ)に分散して塒入りしています。
遅れて公園に飛来した群れは、2本の桜の木の両方に飛び込んでいます。
メインの塒らしい桜の樹冠に吸い込まれる様子が圧巻です!

ヤマボウシの樹上に塒入りした少数派のムクドリにズームインしてみました。(@1:49)
暗くても白い花がよく目立ちます。

日没時刻を過ぎても塒内のムクドリはまだ落ち着かず、騒々しく鳴き交わしながら公園樹の枝から枝へ飛び回っていました。


※ 実際はもっと薄暗いのですが、動画編集時に彩度を少し上げています。



▼関連記事(6日前の撮影)
交差点の電柱から飛んでムクドリの集団塒に戻るノスリ(野鳥)

この日は公園周辺にノスリの姿を見かけませんでした。
公園樹に毎夕塒入りするムクドリの大群を狙って猛禽が狩りを行うのかと期待して見に来たのですが、予想が外れました。
ハヤブサ類とは異なり、ノスリが飛んでいるムクドリを狩るのは無理でしょう。






観察の結果、ムクドリの集団就塒は次のように行われるようです。

  1. 塒の森の上空に飛来した群れは、まずは仲間(同種の先客)の鳴き声に引き寄せられ、集団塒に接近する。
  2. 先客が陣取る樹上で空いたスペースに着陸する。
  3. 塒内で場所が気に入らなければ、改めて少し飛んで移動。

2019/10/02

公園樹に塒入りするムクドリの大群:中編(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:41〜18:52(日の入り時刻は19:03)
▼前回の記事
公園樹に塒入りするムクドリの大群:前編【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)

せっかく桜(おそらくソメイヨシノ:画面左)の樹冠に集結したのに、ムクドリSturnus cineraceus)の大群は賑やかに鳴きながら、右に隣接する公園樹(ドイツトウヒ、ヤマボウシ、桜、トウカエデ)へと流れるように移動し始めました。
公園の外周に育ったこちらの並木がムクドリ集団塒の本命でした。
左の桜の木には就塒前集合して塒の安全を確認していただけなのでしょう。

遅れて公園に飛来した群れは、左にある桜の木(就塒前集合の場所)ではなく、右の公園樹に直接降下着陸しています。
枝葉の茂った樹冠に続々と着陸しています。
圧巻の集団就塒です。

樹種は同じ桜(ソメイヨシノ?)でも、初めに就塒前集合した木よりも繁華街の交差点に近いために、ムクドリにとってはねぐらとして安全に感じるのでしょう。
しかし群れの流れに逆行して左の桜の木へ飛んで移動する天邪鬼の個体も少数ながら居ました。

桜の木だけでなく、更にその右隣の公園樹(トウカエデ)にもムクドリが続々と飛び込んでいます。(@3:28、4:44、6:43)
しばらくは落ち着かないようで、トウカエデから左隣りの桜に移動し直す個体も多数見られました。
メインの集団塒になっている桜の樹冠にズームインすると、ムクドリの大群が枝に鈴なりに並んでいました。

トウカエデの右隣に立つケヤキの木はなぜかムクドリに人気がなくて、塒としては選ばれませんでした。
雛が巣立ったばかりのハシボソガラスの古巣がケヤキの樹冠に架けられているせいでしょうか?
(ただしこの時間帯は、公園内にカラスの姿はありませんでした。)

あるいは単に、ケヤキの木は人通りの多い大通りの交差点から離れてしまうためかもしれません。

針葉樹ドイツトウヒ(別名オウシュウトウヒ)の樹上に止まった個体群にもズームインしてみます。(@5:24)

ドイツトウヒの右隣りの桜樹上(メインの集団塒)に塒入りしたムクドリの群れの中に、コムクドリ♂(Sturnus philippensis)が1羽紛れ込んでいるのを発見しました。(@6:20〜6:30)
数ではムクドリが圧倒的に多いのですが、コムクドリとの混群で集団就塒していることが分かりました。
もっとしっかり探せば、コムクドリをもっと多く見つけられたかもしれません。
(ムクドリ大群の狂乱に圧倒され、公園樹林のどこに注目して撮るべきか目移りしてしまいました。)
この桜の木は集団塒として毎晩使われているようで、桜の葉の多くが鳥の糞で白く汚れています。
桜の枝にはムクドリが好きな赤い実がなっていたので、夜食に啄むことがあるのかもしれません。

集団塒となった公園樹でまずは上部の枝から順に埋まっていくようです。
遅れて下の枝に止まった個体は、隙を見て上の空いた枝に飛び移っていました。


※ 夕暮れ時に撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を少し上げています。

つづく→後編


ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:トウカエデ:公園
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:ドイツトウヒ:公園
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:ヤマボウシ:公園


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