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2025/12/31

秋にヒバの梢で鳴き真似♪をするモズ♂(野鳥)

 

2024年10月上旬・午後14:50頃・くもり 

川沿いの民家の生け垣として植栽されたアスナロの梢にモズ♂(Lanius bucephalus)が留まっていました。 
私のことなど眼中になく、横を流れる用水路やその奥の田園地帯の方を見下ろしていました。 
辺りをキョロキョロと見回しながら、喉をひくひく動かしています。 
小声でチュピチュピ鳴き続けているのに、近くを流れる川の水音がうるさくて動画ではよく聞こえません。 
(撮影時に私の耳では確かに鳴き声が聞こえていたのです。)
秋のモズに特有の鳴き方(縄張りを宣言する高鳴き)ではなく、別種の鳥の鳴き真似(音声擬態)をしているようです。 
鳴き真似のモデルはツバメかな? (カワラヒワ? ヒヨドリ? セキレイ類?) 

鳥は普通、嘴を開閉しながら鳴きます。 
その動きが鳴き声と同期していれば(リップシンクロ)、被写体の鳴き声であることが確定できます。 
ところが、今回のモズ♂個体は嘴を閉じたまま鳴き続けていました。 
喉をひくひく動かしていたので、この個体が鳴管(我々ヒトでは声帯という相似器官)を使って鳴いているようです。 

やがてモズ♂は止まり木で左に向き直りました。 
秋風で細い枝先が揺れても、尾羽でバランスを取りながらしっかり留まっています。 
風が強くなって止まり木の揺れが激しくなると、モズ♂はとうとう耐えきれずに飛び去りました。 

モズの鳴き真似はとても面白いテーマです。 
今回は4分以上も鳴き続けてくれたのに、川の音でほとんどかき消されてしまい、残念でした。 

※ 少しでもモズ♂の鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】
この記事ではモズの鳴き真似として紹介しました。
しかし全ては私の勘違い(願望から来る思い込み)かもしれません。
モズが鳴き真似をしていたのではなくて、別種の鳥が近くで鳴いている声が聞こえただけという可能性もありえます。 
モズに目一杯ズームインして撮影に集中していた私は、周囲にどんな鳥がいたのか、しっかり見ていません。
過去の観察記録を読み返すと、モズが嘴を閉じた状態で鳴き真似をしている事例がありました。

関連記事(3、8、10、11、12年前の撮影)▶  

ChatGPTにブレインストーミングの相手役になってもらいました。

これはとても重要で、しかも自然観察として非常にまっとうな疑問です。
結論を急がずに言うと、

「嘴が開いていない=その個体が鳴いていない」とは断定できない
一方で、ご指摘のように誤認の可能性も論理的には残る

という、ちょうど中間に位置する状況です。

以下、観察記録としてどう整理すべきかを、
音声生理・行動観察・記録の書き方の3点から説明します。


1. 嘴を開かずに鳴くことはあり得るのか

結論:あり得ます(特にモズでは)

鳥の発声は:

  • 嘴ではなく 鳴管(syrinx) で起こる

  • 嘴は「共鳴・放射」を調整する器官

そのため、

  • 小音量

  • 高周波

  • 近距離

の場合、
嘴を大きく開けず、ほぼ閉じたまま鳴くことがあります。

特にモズ類では:

  • さえずりほど大音量でない

  • 連続的にチュピ音を出す
    とき、嘴の開閉がほとんど見えない事例は珍しくありません。


2. 喉の動き(頸部の微動)は重要な手がかり

ご記述の

喉をひくひく動かしていた

これはかなり強い状況証拠です。

  • 発声時に起こる筋活動に一致

  • 呼吸とは異なるリズム

  • 鳴き声のタイミングと同期している

のであれば、
「その個体が音を出している」可能性は高いです。

完全な証明ではありませんが、
単なる勘違いと切り捨てるほど弱い情報ではありません。


3. それでも残る「別個体が鳴いていた」可能性

科学的に正直であるために、ここも整理します。

起こり得る状況

  • 近くの茂みや川岸で
    別種(小型鳥)が高音で鳴いていた

  • モズはそれを「聞いているだけ」

  • 観察者の注意がモズに固定されていた

この場合:

  • モズの喉の動きが
    呼吸や警戒行動と誤認される可能性

  • 鳴き声の方向感が川音でマスクされる

理論上は否定できません。


4. では、どう記録すべきか(ここが一番大事)

この事例は、
「断定」よりも 適切な不確実性の書き方 が重要です。

推奨される記録表現(例)

  • 「映像中のモズ個体は嘴をほとんど開かず、喉部を周期的に動かしていた」

  • 「同時に、高音の短い鳴き声(他種模倣と考えられる)が連続して聞かれた」

  • 「鳴き声と嘴の開閉の明確な同期は確認できなかった」

  • 「当該音声がこの個体自身によるものか、近傍の別個体によるものかは断定できない」

これは弱い表現ではなく、むしろ質の高い記録です。


5. 音声処理との関係で言えば

仮に音声処理で:

  • 高音域に、短く反復する音型が現れ

  • それが映像中の喉の動きのタイミングと一致する

ならば、
「この個体が発声している」仮説はかなり強化されます。

逆に:

  • 音が常に一定方向・一定距離に感じられる

  • モズの動きと無関係

なら、
別個体説を残すべきです。


6. 今回の件の位置づけ(率直な評価)

  • 観察者の注意深さ:高い

  • 状況証拠(喉の動き):有意

  • 決定的証拠(嘴同期・音源定位):不足


「モズが鳴き真似をしていた可能性が高いが、断定はできない」

これは失敗ではありません
自然観察では、こういうグレーな記録が大量に積み重なって、後から意味を持つことがよくあります。


もし次に同様の場面に出会ったら:

  • 可能なら 少し位置を変えて撮る(音源方向が分かる)

  • 被写体が去った後も 環境音だけを録る

  • 嘴・喉がはっきり映る角度を意識する

これだけで、今回の疑問の多くは解消できます。

今回の疑問は、とても健全です。
「断定したい」よりも「誤認を避けたい」という姿勢は、
観察記録として理想的だと思います。


今回モズがずっと鳴き続けていたので、「鳴いていない区間」が充分にありませんでした。
モズが飛び去った後も同じアングルで動画をしばらく撮り続けるべきでしたね。 
ノイズとなる川の音だけを録音してあれば、音声編集ソフト(Audacityなど)で差分を取ってノイズ成分を取り除き、鳥の鳴き声を明瞭に加工することができたはずです。 
撮影時の私は、そこまで頭が回りませんでした。 

自前の音声ファイルをアップロードすればAIで解析してバックグランドのノイズ成分を除去してくれる(ノイズ・キャンセル)と謳ったウェブサービスを今回いくつか試してみたのですが、ほとんど効果はありませんでした。 

ChatGPTに相談すると、今回のような事例でノイズ除去するのは、かなり困難な(悪条件の重なった)ミッションなのだそうです。

状況の説明から判断すると、これはかなり難易度の高いケースです。
結論を先に言うと、

一般的なオンラインAIノイズリダクションで「はっきり聞こえるレベル」まで小鳥の声を復元できる可能性は低い
ただし、「注意深く処理すれば 存在が分かる程度 まで改善できる余地はある」

という位置づけになります。


なぜ難しいのか(重要)

1. 川の音は「最悪クラスのノイズ」

川のザーザー音は:

  • 広帯域(低音〜高音まで満遍なく含む)

  • 常時鳴っている(定常ノイズ)

  • 時間変動があり、完全に一定ではない

という特徴があります。

これはAIにとって
「消すと同時に、小鳥の声も一緒に消してしまいやすい」
最も厄介なタイプの背景音です。


2. 人間の耳で聞こえた ≠ 録音に十分入っている

ここが非常に重要です。

  • 人の耳:
    方向性があり、注意を向けた音を強調して知覚できる

  • カメラのマイク:
    ほぼ無指向性で、川音を等しく拾う

そのため、

撮影者には確かに聞こえたが、
録音データ上では 信号対雑音比(S/N比)が極端に悪い

という状態になっている可能性が高いです。

AIは「埋もれた音を想像で復元」することはできません。
波形として残っている成分しか強調できません。(以下省略)






このケースが「まだ救える」理由

1. 鳴き声が「短発・高音・反復的」

モズの鳴き真似は:

  • チュピ/キッ/チリリ系の短音

  • 高めの周波数帯(おおよそ 3–7 kHz が主)

  • 同じパターンを何度も繰り返す

という特徴があります。

これは

  • 川音(広帯域・低〜中音優勢)

  • 風や人声

音響的に分離しやすい ため、
AIよりも スペクトルベース処理 が効きやすいタイプです。





今回のケースの正直な限界

できないこと:

  • 川音だけを正確に学習させる

  • 「元の耳の印象」を再現する

  • 鳴き真似の細部を完全に分離する

できること:

  • 鳴き声の存在を明確化

  • 鳴き方のパターン比較

  • 「確かに模倣がある」と示せる資料化


今後に向けた教訓(これはとても大事)

今回の経験から得られる、次回以降に効くポイントです。

  • 被写体が去った後も
    同じアングル・同じ設定で30秒〜1分回し続ける

  • それだけで
    後処理の成功率が桁違いに上がる

これは録音技術というより、
**自然観察の「記録のコツ」**に近い話です。


今回の素材は、「完全再現」は無理でも
捨てるべきデータではありません



最後に、技術的に切実な疑問があります。

私のデジカメは録音時に「風音キャンセラー」および「ズームマイク」という機能があります。

特にズームマイクは、「ズーム操作に連動して、望遠では遠くの音、広角では周囲の音をよりクリアに記録します。」とメーカーの説明書では謳われています。

今回は最大限ズームインしてモズを撮ったのに、それでも背景の川音ノイズに負けてしまったのはなぜでしょう?

そもそも私はズームマイクの原理を理解していません。

とても核心を突いた質問です。
結論を先に明確に言います。

「ズームマイク」をONにして最大望遠で撮っていても、
内蔵マイクが“物理的に指向性マイクになる”わけではありません。

ただし、無指向性そのままとも言い切れません。

以下、誤解が生じやすい点を整理します。


1. 内蔵マイクの「物理的性質」

結論

**ほとんどのデジカメの内蔵マイクは、基本的に無指向性(または広指向性)**です。

理由:

  • 小型

  • 防水・防塵・耐風を優先

  • 機械的な干渉管(ショットガン構造)を持てない

したがって、

  • 望遠であっても

  • 被写体を画面中央に捉えていても

「遠くのモズの声だけを物理的に狙って拾う」能力はありません。

川音が強く入るのは、マイクとしては正常な挙動です。


2. では「ズームマイク」とは何をしているのか

ここが一番重要です。

ズームマイク ≠ 指向性マイク

メーカーの謳い文句は誤解を招きやすいですが、
ズームマイクの正体はほぼ例外なく:

複数マイク+信号処理(DSP)による疑似的な指向性制御

です。

典型的には:

  • 左右(+前後)の複数マイクを使う

  • ズーム位置に応じて

    • 中央方向の成分を強調

    • 周囲成分を減衰

  • 音量バランスやEQを動的に変更

つまり、

  • 音を“拾い分けている”のではなく

  • 拾った後で“混ぜ方を変えている”

という処理です。


3. なぜ川音には効かなかったのか

今回の条件では、ズームマイクの弱点がすべて重なっています。

川音の性質

  • 広帯域

  • 定常

  • 音源が面として広がっている

  • カメラからの距離差が小さい

これは、

  • 位相差が取りにくい

  • 「中央方向の音」としても成立してしまう

ため、
DSP的にも「切り分け不能」 になります。

ズームマイクは本来、

  • 人の声

  • 点音源

  • 比較的近距離

で最も効果を発揮します。


4. 「無指向性なのか?」への正確な答え

質問に対して、正確に言うなら:

  • 物理的には:ほぼ無指向性

  • 機能的には:条件付きで弱い疑似指向性

です。

今回のように:

  • 遠距離

  • 強い環境音(流水)

  • 小さく高音の信号(鳥の声)

という条件では、

実質的には「無指向性マイクとして振る舞った」

と評価して差し支えありません。


5. では、ズームマイクは無意味だったのか?

いいえ、完全に無意味ではありません。

考えられる効果:

  • モズ方向の音量が わずかに 上がっている

  • 周囲の低音が わずかに 抑えられている

  • 風音キャンセラーと併用されて
    低域がさらに削られている可能性

ただしそれは:

  • 耳で「確実に分かる」ほどではなく

  • 後処理で初めて差が出るレベル

です。


6. 今回のケースから言える重要なこと

あなたの判断:

最大限ズームインしてモズを撮った

これは その場でできる最善の選択 です。
それでも川音が勝ったのは、

  • 機材の限界

  • 物理法則の問題

であって、撮影判断のミスではありません。


7. まとめ(要点)

  • ズームマイクがあっても
    内蔵マイクは本質的に無指向性

  • ズームマイクは
    後処理による疑似指向性

  • 川音のような環境音には
    ほとんど効かない

  • 今回の録音結果は
    理論的に「そうなるべくしてなった」

もし今後、同様の記録を狙うなら、

  • 外部マイク(ショットガン or パラボラ)

  • あるいは「音は記録補助」と割り切る

という判断になります。

今回の疑問は、
機材仕様を正しく理解した上での、非常に妥当な疑問です。
「ズームしたのに音が寄らない」という違和感は、勘違いではありません。

2025/12/27

鳴きながら帆翔していた2羽のノスリが止まり木を巡って小競り合い(野鳥)

 

2024年7月下旬・午後14:20頃・晴れ 

ピーエ、ピーエ♪と甲高い声で鳴きながら、2羽の猛禽が郊外で青空に弧を描くように飛んでいます。 
上昇気流に乗った帆翔です。 
 クリやオニグルミなど大木の下に隠れながら撮影していた私の真上まで猛禽が偵察に来てくれたのですが、逆光でシルエットしか見えません。 
辛うじて翼下面の斑紋が読み取れ、トビではなくノスリButeo japonicus)と判明しました。 

スギ防風林の上空に移動してから、1羽がスギ高木の天辺に留まりました。 
すると、後から追いかけて来た個体が襲いかかって追い払い、入れ替わりで止まり木に着地しました。 
素人目には、本気の縄張り争いというよりも、遊びで軽く小競り合いをしていただけのように思いました。 
例えば、巣立った幼鳥が飛行練習をしたり遊んだりしているのかもしれません。 

入れ替わりでスギの梢に留まった個体が鳴き続ける様子をこの後、動画で記録しました。 

その後私は少し移動してから、止まり木から飛び立ったノスリが再びもう1羽と一緒に帆翔する様子を撮影しました。(@1:07〜) 
立ち去りかけた私の頭上をノスリが鳴きながら追いかけてきます。 
やはり近くに営巣木があるような気がしてなりません。 
だとすれば、親鳥をこれ以上刺激しないように、私は急いで現場から離れました。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

2025/12/23

秋の早朝に山中の水場で餌を探すクロツグミ♂【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年10月上旬・午前5:40頃・気温16℃・日の出時刻は午前5:37

山林の中に少し開けた湿地帯があり、そこの水溜りSを自動撮影カメラで見張っています。 
日の出直後の水場はまだ真っ暗のようで、赤外線の暗視動画でトレイルカメラが起動しました。 

手前から登場した真っ黒な鳥が、奥に少し飛んで岸辺に着地しました。 
白い腹面を見せてくれませんでしたが、クロツグミ♂(Turdus cardis)です。 
クロツグミはいつも薄明薄暮に採餌行動します。 
ホッピングで移動しながら虫を探し回り、泥濘をあちこち啄みました。 
水溜りSの対岸を右へ横切り、姿が見えなくなりました。 

クロツグミは夏鳥なのに、まだ渡去してなかったことになります。 
手元にある『やまがた野鳥図鑑』で確認すると、県内でクロツグミが見れるのは確かに10月上旬までと書いてありました。
渡りの途中で立ち寄った個体なのかもしれません。 


つづく→

2025/12/19

怪我して飛べないドバトが裏庭で静養(野鳥)

 

2024年9月中旬・午前10:40頃および午後15:40頃・晴れ 

郊外の民家(廃屋?)の裏庭で1羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が座り込んでいました。 
胸の羽毛が赤紫で、珍しい(あまり見かけない)個体です。 
すぐ横の公道を車や人が往来しても、近くで工事車両の騒音♪がしても、私が近くに突っ立って見下ろしても、ドバトは平気で座っています。 

私にはハトの性別を見分けられませんが、まさか抱卵している♀なのでしょうか? 
いくら人馴れしたドバトでも、こんな目立つ場所に営巣するとは思えません。 
なんとか横から撮りたくて、公道からハトを撮りながら少しずれてみました。 
もう少し強引に近づいてハトが立ち上がるかどうか試したかったのですが、他人の敷地に勝手に入る訳には行きません。

関連記事(5年前の撮影)▶ 路上に座り込んで動かないドバト(野鳥) 


用事を済ませて5時間後に現場に戻ってみると、同一個体と思われるドバトがまだ同じ裏庭に居たので驚きました。 
工事車両の騒音はなくなり、静かになっていました。 
午前中にドバトが座り込んでいた地面には巣も卵もありませんでした。 
したがって、抱卵行動ではなかったことになります。 

再会した問題のドバトは、庭に生えた雑草の茂みに潜り込んで、せっせと草の種子を啄んでいます。 
私から隠れるように、植木鉢の陰に隠れながら採食を続けています。 
雑草の蔓延る小さな裏庭には、ツユクサ、アメリカセンダングサ、エノコログサなどが生えているので、それらの種子を食べているようです。 



動画を撮りながら私が横に少しずれたら、食事中のハトがひょいと頭を上げて警戒しました。 
しかし、飛んで逃げようとしません。 
右の翼が折れているのか、畳んでいるはずの翼が不自然に曲がっています。 
おそらくチゴハヤブサなどの猛禽に襲われて逃げる途中で翼を負傷し、飛べなくなった個体なのだろうと、ようやく状況が飲み込めました。 
住宅地を飛んでいる間に窓ガラスに激突して翼が折れた可能性も考えられます。
歩行や摂食行動は正常でした。 

飛べなくなったハトを保護したり給餌したりすべきでしょうか? 
この裏庭には雨水が溜まった水盤が放置してあるので、ハトの飲み水には困らないでしょう。 
餌や隠れ場所もあるので、天敵のネコやカラスに見つからない限りは、しばらく静養できそうです。 
私は基本的に野生動物や野鳥の生老病死に介入しない主義なのですが、翌日に念のためハトの餌を持って現場入りすると、ハトは居なくなっていました。

ドバトを獲物として狩る捕食者(例えばチゴハヤブサ)やスカベンジャーも飢えないように必死なので、特定のドバトだけを可愛そうだからと依怙贔屓すれば、生態系に歪みが生じてしまいます。
たとえドバトが命を落としても、他の生き物の餌となり、命の連鎖が続いていきます。

関連記事(5年前の撮影)▶ 




2025/12/15

秋空を高速で飛び去るチゴハヤブサ?(野鳥)

 




2024年9月中旬・午後12:15頃・くもり 

田園地帯の上空をキィキィキィ♪と甲高い声で鳴きながら旋回していた猛禽が、街なかの方へ高速で飛び去りました。 
素早い羽ばたきと滑翔を交互に繰り返し、ほぼ一直線で市街地の方へ向かっています。 
獲物となるドバトが多い公園を目指しているのかもしれません。

1.5倍に拡大した上で、1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:18〜) 
おそらくチゴハヤブサFalco subbuteo)だと思うのですが、逆光でシルエットしか見えません。 
(翼の下面の模様などがしっかり見えない。) 


※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げても、私が動画を撮り始めたら、もう鳴かなくなってしまいました。(聞き取れなくなった。) 

2025/12/11

ブタナの落花をうっかり踏んづけてしまって驚くドバト(野鳥)

 


2024年7月下旬・午後14:05頃・晴れ 

河川敷の橋の下で、♀♂つがいと思われる2羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が、互いに少し離れて別々に餌を探し歩いていました。 
ヒトが草刈りした後の干し草に興味を示したものの、種子食性の鳩が好きな草の実は含まれていなかったようで、離れて行きました。
コンクリートで固められた路上を歩きながら、あちこちに落ちている草の実を啄んでいます。 

やがて、路上に落ちていたブタナの頭花(落花)を左足でうっかり踏んずけてしまい、その感触に驚いて飛び退きました。(@1:00〜) 
足元をよく見て歩いていなかったようです。 
自業自得と言うほどでもありませんが、なんとも滑稽で微笑ましい光景でした。
警戒を解くと、探餌を再開します。 

パートナーと思われる右の個体は、胸の羽毛を嘴で整え始めました。
尾脂腺の脂を羽根に塗りつけて、撥水性を保っています。 


【アフィリエイト】 

2025/12/09

ザクロの果実を食べかけで捨てたのは誰のしわざ?【フィールドサイン】


2024年9月下旬・午後14:00頃・くもり 

山麓を流れる水路沿いの小径にザクロの果実が落ちて粉々に割れていました。 
周囲にザクロの木は生えていません。
近所の民家の庭木から何者かが果実を持ち去り、少し味見してから捨てたようです。 
私が真っ先に疑ったのはニホンザルです。
山里に頻繁に出没する猿たちの食べ残しだろうと予想しました。
「ニホンザル採食植物リスト」のPDFを参照すると、ザクロが含まれていました。
三戸幸久. ニホンザル採食植物リスト. Asian paleoprimatology, 2002, 2: 89-113.
ただし、食べたのが果実なのか葉なのか肝心の情報が記述されていません。
元の文献は、金森研究室『愛知県内のニホンザルの現状(1990)』とのことですが、原典まで辿り着けませんでしt。


最近になって、ツキノワグマの可能性もあると知りました。 


庭に植栽されたザクロの木をトレイルカメラで監視して、秋に果実を食べに来る野鳥や野生動物の証拠映像を撮ってみたいものです。
テンやハクビシンなども怪しいと睨んでいます。
また、ザクロは鳥媒花らしいので、初夏に咲く花でヒヨドリやメジロなどの鳥が吸蜜する代わりに授粉を媒介する様子も観察してみたいものです。


【考察】
いつものように、Perplexity AIに謎解きのブレインストーミングの相手になってもらいました。
ザクロは中東から西南アジアを原産国とする外来種で、日本の山林には自生しません。

ザクロの果実は厳密には典型的な漿果ではないものの、液果状の特異な多肉果なのだそうです。
果実の外側は厚く比較的硬い外果皮(革質)で覆われ、その内部に多数の種子が詰まり、それぞれが多汁な仮種皮(sarcotesta)に包まれています。​
このように「果皮の一部が多汁で、種子周囲が食用となる」という点で、広義の液果=多肉果の一種と扱われ、「液果状」と表現されることが多いです。

ザクロの種子は動物散布(被食散布)が主な散布様式と考えられます。
たとえ鳥や獣に果実を食べられなかったとしても、ザクロの母樹から運ばれて遠くに捨てられた今回の事例は、動物散布型の種子散布に半ば成功しているとみなせます。





↑【おまけの動画】
「シマリスがザクロを食す/Chipmunk is eating a pomegranate」 by Bikke the chip シマリスと暮らす さん 

私が期待したような野生シマリスの生態動画ではなく、飼育個体にザクロの実を給餌した様子を撮った映像でした。
本州にシマリスは生息しませんが、ニホンリスが山里の庭まで降りてきてザクロを食べていたら面白いですね。
リスがザクロの果実を丸ごと持ち去って貯食するのは、重すぎて無理な気がします。
そもそも、長期保存の可能な堅果しかリスは貯食しないはずです。


 

↑「ザクロとメジロ (4K) / pomegranate and Japanese White-eye」by 1890 atrsさん 

野鳥のメジロが開裂した果実から多汁な果肉(ではなく正確には仮種皮)に包まれた種子を嘴で1粒ずつ取り出して、次々と丸呑みしています。 
しかしザクロの果実を丸ごと咥えて運ぶのは、重過ぎて非力なメジロには無理でしょう。 
ヒヨドリも果実食性ですが、体格が中型なのでザクロの小さな実しか運べないはずです。 



 

 ↑「ヒヨドリとザクロの実 秋冬 かわいい 好物 庭に来る野鳥 茶色のほっぺ 定点カメラ 留鳥 bulbul and pomegranate」 by ふわはるな さん 

開裂したザクロの果実を庭で給餌した様子を定点カメラで撮影しておられます。
ヒヨドリはメジロと同様にザクロの種子を1個ずつ食べている(丸呑み)だけで、果実を丸ごと持ち去ろうとはしていません。

ヒヨドリよりも大型のカラスなら、ザクロの果実を丸ごと咥えて運ぶのも可能かもしれません。



【アフィリエイト】



【追記】
2024年10月上旬

路上でザクロの落果が潰れていました。
おそらく通りかかった車に踏まれて潰されたのでしょう。(ロードキルの一種?)
見上げると、民家の庭木にザクロの果実が赤く色づいていましたが、まだ開裂していませんでした。

ザクロの落果を食べに来る野鳥や野生動物がいないかどうか、トレイルカメラを設置して調べてみるのも面白いかもしれません。







2025/12/07

森のドングリを運んで貯食するカケス【野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年9月中旬・午前8:20頃・気温22℃ 

雨上がりなのか、ニホンアナグマの営巣地(セット)は全体に少しモヤがかかっていました。 
カケスGarrulus glandarius)がマルバゴマギの枯れた灌木に止まっていました。 
1.5倍に拡大すると、嘴にドングリ(樹種不明:ミズナラ?)を咥えていました。 
今季もカケスがドングリの貯食作業を始めたようです。 
止まり木から右に少し飛んだカケスは、獣道に降り立つと少し右に移動して画角の外に消えました。 
肝心の貯食作業が録画できず、残念無念。 

しばらくすると、別個体のカケスが左から飛来し、画面左の木に止まってから、左下の林床に飛び降りました。 
この個体は空荷でした(ドングリを持っていない)。 
最後にセットを横切るように、左から右へ飛び去りました。 
2羽のカケスは♀♂つがいとは限らず、先行個体のカケスがドングリを隠す様子をこっそり見ていて、後で盗むつもりなのかもしれません。 


関連記事(1年前の撮影)▶  


【余談・考察】 
翌年(2025年)はドングリの大凶作となり、ここでトレイルカメラによる定点観察を続けても同様のシーンがまったく撮れませんでした。 
ドングリを貯食できなかったカケスは無事に冬が越せるのでしょうか? 
山に登っても、ドングリ(ミズナラとコナラの堅果)の落果が本当に全く見つかりません。 
定量的な調査をしない私でも、2025年はドングリが凶作の年だとはっきり実感できました。 
ただし、ブナ科でもクリだけは実っていました。
ドングリを貯食できなかった野ネズミやニホンリスにとって、無事に越冬できるかどうか死活問題です。 
翌年は野ネズミの数が激減していることが予想されます。

2025年はツキノワグマの人里への異常出没が社会問題となっていて、まさに今回と同じトレイルカメラ(平地の二次林に設置)にもクマが何度も写るようになりました。(映像公開予定) 
日本国内の各地域によって事情は違いますが、少なくとも私のフィールドでは、「複数種のドングリ類の同時凶作に伴う餌不足で飢えたクマが人里まで行動範囲を広げざるを得ない」という説明が一番しっくりきます。 
私が調査活動するフィールドの植生はブナ帯よりも標高が低いミズナラ帯なので、ブナの豊凶については実体験がない私は何も言えません。


 

 ↑【おまけの動画】 
【解明】クマの話は、日本の構造問題だった(小池伸介/ツキノワグマ/ヒグマ/出没/捕獲/駆除) by NewsPicks /ニューズピックス 

「ドングリに豊凶の周期があるのは、種子捕食者を減らしてドングリの全滅を避けようとするブナ科植物側の生存戦略である」という話をクマの専門家が分かりやすく解説しています。 
例えば素数ゼミの話も、基本的には同じ対捕食者戦略です。 


つづく→

2025/12/06

ヒヨドリが食べかけた青リンゴ落果に群がって吸汁するクロヤマアリ♀

 

2024年9月上旬・午前11:15頃・晴れ 

山麓にあるリンゴ園の横の道端に青リンゴが1個転がっていました。 
坂道を転がってきた青リンゴが、側溝のコンクリート蓋に引っかかっていたのです。 
その落果は食べかけで、露出した果肉にクロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀が群がって吸汁していました。 
さすがにアリが大勢で力を合わせても、青リンゴを丸ごと巣に運ぶのは重過ぎて無理でしょう。 
死骸なら細かく解体して巣に持ち帰りますが、水分の多いリンゴ果実でそれをやるとは思えません。 

元々はおそらく、果樹園の青リンゴをヒヨドリHypsipetes amaurotis)が嘴でつついて果肉を食害したと思われます。 
芯の部分は食べ残され、果肉だけが食べられていました。 
露出したリンゴの果肉が茶色に変色しかけていますが、ヒヨドリがつついてからまだ時間はあまり経ってないようです。 


関連記事(1、7、8年前の撮影)▶ 


【考察】 
甘い青リンゴとして出荷される「王林」などの品種が知られていますが、9月上旬という時期はたとえ収穫の早い早生種であってもまだ未熟な状態です。 
つまり、この青リンゴは未熟な状態で(我々の味覚では)甘くありませんし、タンニンによる渋みもあるはずです。 
熟したリンゴに特有の爽やかな香りもしませんでした。 
それでも未熟果には微量の糖やアミノ酸などが含まれているので、獣やアリは平気で食べるのだそうです。 

素人目には青リンゴに歯型が残っているように見えたので、てっきりニホンザルの仕業だろうと初めは思いました。 
しかし、リンゴ果実の中身が深くえぐられていることに気づきました。
歯や顎の構造が猿と似ている我々ヒトでも、そんな食べ方は不可能です。
おそらく、鳥がつついたのだろうと思い直しました。 

ChatGPTにリンゴ食痕の写真を見せて検討してもらいました。
以下にその回答を引用します。


写真を拝見しました。これは 鳥による食痕(ほぼ確実にヒヨドリ類、あるいはムクドリ/ツグミ類) と判断できます。
ニホンザルの可能性は非常に低い形状です。

以下、写真から読み取れるポイントを整理します。


◆ 判定:鳥(ヒヨドリなど)でほぼ確定

理由は以下の特徴が一致するためです。


1. 食痕が“深くえぐられている”

サルは面を削るようにガリガリ食べるため、
・平らな削り面
・幅のある齧り跡
が残ることが多いです。

しかし、写真の果実は

  • 縦方向に深く掘り込まれた不規則なくぼみ

  • 中心が空洞化している(鳥の定番パターン)

完全に鳥の典型的パターンです。


2. 穴の縁がギザギザで、“つつき跡”の集合になっている

写真をよく見ると、
外縁が“歯型”ではなく、複数の小さな尖った跡が連続しています。

これは
細いクチバシで小孔を連続してあけ、そこから掘り進めた結果
で、鳥以外にはまず見られません。


3. 入口が比較的小さい(サルならもっと大きく破る)

ニホンザルがリンゴを齧ると、

  • 開口部はもっと広い

  • 一度に広く削るため、ここまで“局所的に深い穴”にならない

写真のような
小さめの開口 → 奥がえぐれて拡大
という形は鳥の習性と一致します。


4. サルなら芯や種の付近も噛むが、これは果肉中心部のみを掘っている

鳥は「柔らかく湿った果肉」を好んで食べ、
芯や種はあまり触りません。

写真では

  • 皮のすぐ裏よりも内部の果肉だけ深く掘られている

まさに鳥の食べ方です。


5. 時期的にもヒヨドリがリンゴを突き始める季節

9月上旬は果樹園周辺に

  • ヒヨドリ

  • ムクドリ

  • シロハラ・ツグミ類の初期個体(年により)

がリンゴ落果をよく突きます。
未熟で酸味が強くても、果汁さえあれば普通に食べます


◆ 結論

最初にこのリンゴを食べたのは、鳥(ほぼヒヨドリ)と断定できます。

ニホンザルの痕跡ではありません。



カラス(ハシボソガラス・ハシブトガラス)の可能性も検討する必要がありますが、
**この食痕はカラスでは“ない可能性が高い”**と言えます。
理由は、写真の食べ方の形状がカラスの典型的な食痕と一致しないためです。

以下に、写真を根拠とした「カラスではない理由」を整理します。


◆ カラスでないと判断できる主な根拠

1. カラスは皮を大きく破り、開口部を広くする傾向が強い

カラスがリンゴを食べるときは、

  • まず皮を大きく裂く

  • 開口部がかなり広い(直径5~6cm以上になることも)

  • 一度につつく力が強い

  • 外側から大胆に削り取る

写真のような
**開口部が比較的小さく、しかも“深く掘り下がる”**形はカラスには珍しい。

ヒヨドリ・ムクドリは
「小さな穴 → 内部へ深く掘り込む」
という食べ方をするため、この形状と一致します。


2. カラスの食痕は“丸く大きくえぐれた浅い穴”になりやすい

カラスは、硬い果実でも

  • “ガバッ”と皮ごと食い破る

  • 大きな浅い凹みをつける

そのため、開口部の形は
楕円で広く、浅く広がった削り跡になるのが一般的です。

一方、写真の食痕は

  • 奥行きが深い

  • 外側より内側が広がる

  • 穴の縁が細かくギザギザ

これはカラスより小型鳥類(ヒヨドリ・ムクドリ)の典型的な痕跡です。


3. カラスは“芯”までバキッと食べることが多い

カラスは雑食で咥内操作も得意なので、

  • 果実の芯

  • 隔壁部分

も大胆に破壊します。

しかし写真では、

  • 芯付近があまり崩されていない

  • 果肉の柔らかい部分だけを掘っている

これはヒヨドリに非常によく見られる食べ方です。


4. 穴の縁の“細かいギザギザ”はカラスの嘴跡ではない

カラスの嘴は太く、跡は以下のようになります:

  • 直線的で太い刻み

  • くちばし先端の「二股形」跡は残るが精細ではない

  • 不規則なギザギザがこんなに細かく連続することはない

しかし写真の縁は、

  • 小さな尖り跡の集合
    → 小~中型鳥(ヒヨドリ・ムクドリ)の嘴形状と一致。


5. 掘り進められた内部の果肉の“柱状の残り方”が小鳥型

内部の果肉に残っている“柱状の突起”は、

  • 小さい嘴で少しずつ削ったときの典型的残り方

  • カラスのような大きな嘴ではもっと滑らかに破壊される

つまり、内部構造が小鳥の削り方に一致しています。


◆ 結論

写真の痕跡から判断すると、

**カラスが最初に食べた可能性は低く、

ヒヨドリ・ムクドリ・ツグミ類など中型の果実食鳥が最有力**
と推理できます。 


話が本題から外れますが、「リンゴは被食型の種子散布か?」とChatGPTに確認したところ、「リンゴの祖先種であっても動物散布型とは言い切れない」という意外な回答が返ってきました。

最新のChatGPTで深い推論をすると、そういう(我々の素朴な直感に反した)結論になるのかもしれません。

AI特有のもっともらしい嘘(ハルシネーション)かどうか私には判断できないのですが、別のAI(GeminiとPerplexity)では被食型の種子散布という回答でした。

何が言いたいかと言うと、AIの回答を鵜呑みにしてはいけません。

もちろん、複数のAIの多数決で決めるというのも、それだけでは信用できません。

 

2025/12/03

チゴハヤブサの空中戦:子別れ?縄張り争い?(野鳥)

 

2024年9月上旬・午前11:55頃・くもり 

おそらくチゴハヤブサFalco subbuteo)と思われる2羽の猛禽が、キィキィキィ♪と甲高い声で鳴きながら、市街地の上空を高速で飛び回っていました。 

羽ばたきと滑翔を交互に繰り返しながら、ぐるぐる旋回しています。 
素人目には空中戦を繰り広げているように見えるのですが、子別れや縄張り争いなのでしょうか? 
幼鳥の飛行練習かもしれません。 

以前も同じ時期に同様のシーンを観察しています。 
関連記事(6年前の9月中旬に撮影)▶ チゴハヤブサの縄張り争い/子別れ?(野鳥) 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


チゴハヤブサではなくチョウゲンボウFalco tinnunculus)の可能性もありますかね?


2025/11/29

喉をブルブル震わせて真夏の暑さをしのぐアオサギ(野鳥)体温調節

 

2024年8月下旬・午前10:20頃・晴れ(薄曇り)・気温35℃ 

水田とトウモロコシ畑(飼料用のデントコーン)に挟まれた農道に1羽のアオサギArdea cinerea jouyi)が佇んでいました。 
喉のたるんだ皮膚を絶えずプルプルと振るわせているのは、呼吸による唾液の蒸発を促進して体温を下げようとしているのでしょう。
鳥には汗腺が発達していないので、発汗で体温を冷やすことができないのです。
撮影現場の気温を測ると35℃で、とても蒸し暑く、不快指数も高そうです。 
炎天下の地面からは陽炎が立ち昇っています。 
カワウではよく見かける体温調節の行動ですが、アオサギでは初見です。 

関連記事(3、4年前の撮影)▶  

カメラを構えた途端にアオサギは私を警戒して歩き去り、飛び去りました。 
逃げる際に腹立たしげな鳴き声を発したり脱糞したりしませんでした。 
奥に向かって低空で少し飛んだだけで、同じ砂利道の中央草帯に着陸。 
私から離れると、再び喉袋を震わせています。 

やがてアオサギは砂利道を歩いて横断すると、用水路に近づきました。 
イネ科雑草の茂みに隠れ、アオサギの頭部しか見えなくなりました。 
草いきれの中で、依然として喉を震わせています。 
そんなに暑いのなら日陰(木陰)に入ったり、早く用水路に入水して涼んだりすればよいのに、と思ってしまいます。 
おそらく、私が立ち去るまで油断なく様子を窺っているのでしょう。 


【考察】 
夏の暑さを凌ぐ体温調節でカワウとアオサギが同じ放熱行動をしているのが興味深く思いました。 
しかし、カツオドリ目ウ科とペリカン目サギ科は系統的に近くはありません。
離れた系統で何度も独立に収斂進化した行動なのか、それとも共通の祖先の時代から始まった進化的に古い行動なのでしょうか? 
Perplexity AIに質問すると、前者なのだそうです。

カワウとアオサギが喉の皮膚を震わせて体温を下げる行動は、口の中の水分を蒸発させて放熱し、体温調節をするためのものです。この放熱行動は鳥にとって汗をかけない代わりの重要な体温調節手段であり、多くの鳥で独立に進化した適応の一つと考えられます。特に、カワウはカツオドリ目、アオサギはペリカン目(サギ科)に属し系統的には近くないため、この行動は共通の祖先から受け継がれたものではなく、収斂進化の結果と考えられます。

近縁のトキやペリカン、カツオドリなど大型の水鳥でも同様に口や喉を使った蒸発冷却の行動が観察されることが多く、この体温調節戦略は複数の鳥類系統群で収斂的に進化した生理行動である可能性が高いです。


大型の水鳥や鳥類全般で共通して見られる喉や口を震わせて蒸発冷却する体温調節行動が、進化的に古く共通の祖先から始まった可能性は確かにあります。こうした基本的な生理的適応は祖先的特徴として継承されることもあります。ただし、サギ類(ペリカン目)とカワウ(カツオドリ目)は系統的にかなり離れており、両者の共通祖先はかなり古いため、同じ蒸発冷却の行動が系統的継承によるものか、獲得した環境適応という別々の進化の結果かわかりにくいのが実情です。

しかし、詳細に比較すると形態的な違いや生理的な仕組みの面で差異もあり、それぞれの系統で独立に発達させた可能性(収斂進化)を考えるのが妥当とされます。これは鳥類に限らず、多くの恒温動物で暑熱ストレス対策として口や皮膚を使う蒸発冷却が複数系統で独立に進化したという進化生物学の一般的傾向です。



鳥が喉を震わせて放熱しているときは、イヌのパンティングのように激しく呼吸しているわけではありません。鳥が口を開けてハアハアと呼吸し、口内の水分を蒸発させて体温を下げる「パンティング」に似た行動はありますが、喉の皮膚を震わせる行動自体は、そこまで激しい呼吸とは別の微細な震えによる放熱作用が主体です。

カワウなどでは、喉の毛細血管が多くある部位を震わせることで効率よく放熱し、呼吸を激しくして熱を逃がす行動とは少し異なります。一方で、口を開けて浅く速い呼吸をする行動は鳥にも見られ、気道や口腔内の水分の蒸発で体温調節を助けています。このため、喉震わせ放熱中に激しく息をするイヌのパンティングのような呼吸とは若干異なり、両者の組み合わせや状況により違いがあります。


アオサギやカワウが喉を震わせて放熱するときには、主に喉周辺の薄い筋肉群を小刻みに収縮させています。この運動は喉の皮膚やその下の血管を振動させ、広い範囲で蒸発冷却を促進します。具体的には、喉の筋肉(例えば環甲筋や輪状甲状筋など喉頭を動かす筋群)が微細な振動運動を繰り返すことで、喉の皮膚を震わせています。

この動きはイヌのパンティングのような深くて激しい呼吸運動とは違い、比較的浅く速い収縮で繊細に制御されているため、呼吸とは独立しながらも放熱効果を高める微細な筋肉運動です。また、この振動運動が血管の近くで起きることで血液の熱交換が効率化され、蒸発冷却と共に体温引き下げに寄与しています。

この喉震え(喉振動)運動は、どちらも水鳥の体温調節適応として観察されており、夏の暑さや高温環境の中で特に重要な放熱行動です.midorinotori


喉を震わせて放熱する行動がカラスで見られないのはなぜでしょうか? 
全身真っ黒な羽根に覆われたカラスは夏にとても暑いはずです。
カラスは餌を運ぶために伸縮可能な喉袋も持っているはずです。
しかしスズメ目カラス科では喉を震わせる放熱行動が進化しなかったようで、別の行動で暑さを凌いでいるそうです。

カラスが夏に喉を震わせて放熱する行動をあまり見られない理由は、カラスが体温調節に多様な方法を組み合わせているためです。カラスは口を開けて浅く速い呼吸(パンティング)をして口腔や喉の湿った部分から水分を蒸発させて気化熱を利用し放熱します。また、翼をわずかに開いて脇の下に風を通し放熱効率を上げたり、日陰でじっとして活動時間を早朝や夕方に集中させることで直射日光と暑さを避けています。

喉袋はカラスにはなく、サギなどのような明確な喉袋をもつ種とは異なります。カラスは羽毛の黒さによる熱吸収があるものの、羽毛の空気層が断熱層の役割も果たし体幹の温度上昇を抑えます。黒羽は熱を吸収しやすい反面放熱も良いため、日陰に入れば比較的効率的に体熱を放散できます。

したがって、喉を震わせるような明確な放熱行動はカラスでは観察されにくく、代わりにパンティングや翼を広げるなど複合的な行動で体温調節するのが特徴です。このため、喉の震えを伴う放熱はカラスではあまり見られないだけで、暑さ対策はしっかり行われています。

まとめると、

  • カラスは喉袋を持たず、喉を震わせて放熱する行動は基本的に見られない。

  • 口を開けてパンティングし口腔で水分蒸発を利用して冷却。

  • 翼を広げて腋下に風を通し、活動時間帯や場所の選択で熱ストレスを避ける。

  • 黒い羽毛は熱吸収と断熱の両方の特性を持ち、日陰入りなどで効率的に放熱。

この適応戦略により、カラスは暑い夏も体温調節を可能にしています.getridofpestanimals+4


気温が高くても風が吹いている気象条件、あるいは湿度が高くて蒸散効果が期待できない条件下で、鳥の体温調節行動がどう変化するか、観察するのも面白そうです。


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2025/11/27

枯れ草の長い茎を持ち上げて餌を探すドバト(野鳥)

 



2024年7月下旬・午後14:00頃・晴れ 

橋の下で餌を探し歩いているカワラバト(=ドバト;Columba livia)のペアの片方が、ちょっと不思議な行動をしました。 
道端で倒伏した草丈の高い枯れ草を嘴で挟んでぐいっと引っ張り、摘み上げて、長い茎ごと動かしたのです。  
採食中のドバトがこんな行動をするのは今まで見たことがありません。 

ドバトは基本的に種子捕食者です。 
その枯れた草本植物に実や種子が残っているようには見えませんが、探索行動のひとつでしょうか? 
それとも、ちょっとした遊びの行動なのかな? 
巣材集め行動の名残り、という可能性はどうでしょう。 
離れた位置からとは言え私がパパラッチのようにしつこく撮影し続けているので、そのストレスから来る転移行動かもしれません。 

今思うと、謎の枯れ草の種名を撮影後に調べるべきでしたね。 
とにかく暑くて、わざわざ引き返して調べるのが億劫でした。 
クズなど蔓植物の可能性もありそうです。 


【追記】
謎の枯れ草はツルヨシの匍匐茎と似ている気がしますが、どうでしょうか。
匍匐茎はドバトの食料にはなりません。

もしもツルヨシの匍匐茎の断片だとすると、枯れていなければ、そこから再生する可能性があります。
ChatGPTに解説してもらいました。

結論から言うと:

はい。ツルヨシの地下匍匐茎(rhizome)の断片は、条件さえ合えば根を張って再生し、独立した新個体として生育できます。

ただし、成立にはいくつかの条件があります。


1. ヨシ属(Phragmites)の一般的な性質

ヨシ類は「匍匐茎断片からの再生(clonal regeneration from rhizome fragments)」が非常に強い植物として知られています。
とくに北米で問題となっている外来ヨシ(Phragmites australis)では、ほんの数 cm の匍匐茎片でも生き残れば再生することが報告されています。

ツルヨシ(Phragmites japonicus)も同じヨシ属であり、この性質を共有しています。


2. ツルヨシでも断片再生は可能

ツルヨシの地下匍匐茎は節(node)ごとに芽と根の形成能力をもつため、

・断片に生きた節(node)が含まれている
・乾燥せず、過湿〜湿潤な環境に置かれる

この2条件を満たせば、断片からシュート(新茎)と根が再生し、独立したクローン株として定着することが可能です。


3. 再生が起こりやすい環境

  • 湿った土壌(乾燥に弱い)

  • 日照が確保できる場所

  • 匍匐茎が損傷していても、節が無事なら非常に高い確率で再生

  • 流送された匍匐茎片が河岸や砂地に埋没し、そこで発根・発芽することも起こりうる


4. 例外:枯れた断片は再生しない

  • 完全に乾燥しきった断片

  • 節が壊れてしまった断片

これらは再生不能です。


【まとめ】

ツルヨシは、切断された匍匐茎の断片でも、節が生きていて乾燥しない環境なら、再び根を張って新個体として再生できる。
これはヨシ属に共通する強い栄養繁殖能力の一部である。



2025/11/25

山中の水溜りで顔だけ洗うフクロウ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年9月上旬 

シーン0:9/4・午後13:05・晴れ・気温33℃(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
山林の中に少し開けた湿地帯があり、雨水が溜まるだけでなく湧き水も滲み出して浅い水溜りが年中形成されています。 
水溜りSにどんな生き物が来るのか、自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:9/6・午前2:00・気温22℃(@0:04〜) 
丑三つ時にフクロウStrix uralensis)が水場に降り立ちました。 
歩いて水溜まりSを左に横切ると、お気に入りの深みで身を沈めました。 
水面に顔を漬けながら首を左右に激しく振って顔を洗います。 
その場で足踏みしながら方向転換すると、再び洗顔。 
入水したまま翼を軽く羽ばたかせたものの、本格的な水浴行動とは言えません。 

顔を念入りに洗っただけで、奥に向かって飛び去りました。 
今回は珍しく、岸に上陸しないで水場からそのまま飛び立ちました。 

※ 水音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2025/11/23

カモシカの溜め糞場を横切るヤマドリ♀【野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年8月下旬・午後13:15 

カモシカの溜め糞場sr2を見張っている自動撮影カメラにヤマドリ♀(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)がちらっと写っていました。 
里山のスギと雑木の混交林で林床をうろつき餌を探しています。 
奥から手前に歩いて来たので、トレイルカメラのセンサーが感知しにくかったのでしょう。

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@0:11〜)。 
尾羽が短いので♀と分かります。 
9日前に登場した♂の動画と見比べてください。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【追記】
尾羽の短いヤマドリを見つけても、必ずしも成鳥♀とは言えないのだそうです。

Perplexity AIに指摘されました。
8月下旬にトレイルカメラに写っていた尾羽の短いヤマドリが成鳥かどうかは一概には言えません。ヤマドリは性差で尾羽の長さが大きく異なり、雄は長い尾羽を持ち、雌は短い尾羽ですが、幼鳥や若鳥の時点でも尾羽はまだ完全に伸びきっておらず、尾羽の長さだけで成鳥♀と断定するのは難しいです。

ヤマドリの尾羽は生後半年ほどでほぼ成鳥と同じ長さに伸び、9月頃から成鳥のつがい形成が始まることから、8月下旬ではまだ若鳥が多い時期です。尾羽が短い個体は若鳥の可能性もあり、また雌の成鳥である可能性もあるため、尾羽の長さだけで成鳥♀かどうか断定せず、羽色や身体の大きさ、行動も合わせて観察することが望ましいです。

したがって、8月下旬に写った尾羽の短いヤマドリは必ずしも成鳥♀とは限らず、若鳥である可能性も十分にあります.[1][2][8]

旧機種のトレイルカメラで撮れた映像なので、残念ながら羽色の情報が分かりません。


つづく→ 


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2025/11/21

ノスリのハンギング飛翔ほか(野鳥)

 

2024年7月下旬・午後12:15頃・くもり 

郊外で田畑の上空を2羽の猛禽が飛び回っていました。 
逆光でほとんどシルエットしか見えなかったのですが、なんとか翼の下面の模様からノスリButeo japonicus)と判明しました。 

1羽が木の葉落としのような飛び方で急降下(波状飛行)をしています。 
このとき鳴き声を発してはいませんでした。
これは強風に煽られて遊んでいるのか、それとも求愛や威嚇、縄張り争いのためのディスプレイ飛翔なのでしょうか? 


Perplexity AIに相談すると、
7月下旬はノスリの繁殖期(抱卵や育雛)はすでに終了しているため、典型的な求愛ディスプレイ飛翔(繁殖目的)はこの時期には通常見られません。

背景が雲しかない空だと、動き回る被写体を撮り続けようとしても、カメラのAFがすぐに見失ってしまいます。 
手前の木々やスギ防風林が邪魔で、思うように撮影できません。 
私は車道に沿って移動するしかできないのですが、少し進むと、さっきと同一個体と思しきノスリが今度は強風を受けて空中で一点に静止していました。 
翼を広げたままで羽ばたきません。 
上空から農地を見下ろしてハタネズミなどの獲物を眼光鋭く探しているのでしょう。
ノスリのこのような停飛は、ホバリングではなくハンギングと呼ぶのだそうです。
採餌のために、羽ばたかずに空中の1点に留まるハンギングを繰り返すのはノスリの特徴 (『フィールドガイド日本の猛禽類vol.04ノスリ』p11〜12より引用)
途中からもう1羽が合流し、2羽で一緒に飛んでいます。 
今回もズームインすると、AFが被写体を見失ってしまいました。 

この2羽は♀♂つがいなのか、それとも巣立った幼鳥が飛ぶ練習をしているのでしょうか?
スギ防風林のどこかにノスリの巣があるのではないかと、推測しているのですが、ここ何年も確かめられていません。



つづく→

2025/11/17

イネ科の草の実を直接ついばむドバトのペア(野鳥)

 

2024年7月下旬・午後14:05頃・晴れ 

河川敷の遊歩道を私が散歩していたら、橋の下に♀♂つがいと思われる2羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が一緒に採食していました。 
私が知らん顔して横を通り過ぎても、鳩は人馴れしているのか逃げませんでした。 
少し離れてから振り返って、動画を撮り始めました。 

2羽のドバトが仲良く並んで、道端に生えたイネ科雑草(種名不詳)の実を直接ついばんでいます。 
後半は、舗装路に落ちている草の実も食べています。 

やがて奥にいるやや大型個体(♂?)が胸元の羽毛を嘴で整え始めました。 
背伸びしているし、パートナーの♀にアピールしているのかと思ったのですが、求愛はしませんでした。 
手前の個体(♀?)は素知らぬ顔で、さらに餌を探して奥に歩き去ります。 


 【考察】 
撮影後に現場に戻って、採食メニューをしっかり調べるべきでしたね。
映像からイネ科植物の名前が分かる達人がいらっしゃいましたら、教えて頂けると助かります。

イネ科の草の実は痩果(そうか)の一種で、特に穎果(えいか、caryopsis)または穀果(こくか、grain)と呼ばれます。痩果とは、果皮が乾燥して1個の種子を包み、裂開しない果実のことですが、イネ科の果実は果皮と種皮が密接に合着しており、内穎や護穎(花を包んでいた萼や苞)に包まれている点で特に特徴的です。このため、イネ科の実は基本的に痩果の一型である穎果です。穎果は痩果の分類の中で特にイネ科に特有のものとして認識されています. (Perplexity AIによる解説)

つづく→ 枯れ草の長い茎を持ち上げて餌を探すドバト(野鳥)


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2025/11/15

カモシカの溜め糞場を横切るヤマドリ♂【野鳥:トレイルカメラ】

 

2024年8月下旬・午後17:40頃 

里山の混交林でカモシカの溜め糞場を見張る自動撮影カメラにヤマドリ♂(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)が写っていました。 
この地点でヤマドリは初見です。 
尾羽の長い♂が、夕方に右から左へゆっくり歩いて林床を横切りました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




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2025/11/13

フクロウの行水【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年8月中旬

シーン0:8/19・午後12:23・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
山林の中に少し開けた湿地帯があり、雨水が溜まるだけでなく湧き水も滲み出して浅い水溜りが年中形成されています。 
水溜りSに来る生き物を自動撮影カメラで監視しています。 

昼下がりの気温が41℃と表示されていますが、いくら猛暑とはいえ、気温データとしては信頼できません。 
夏の直射日光を浴びてカメラが過熱しているのだと思います。 


シーン1:8/20・午前0:25・気温25℃(@0:03〜) 
真夏の深夜に常連のフクロウStrix uralensis)が来ていました。 
水溜まりSに入水するフクロウの後ろ姿が写っています。 
その場で足踏みしながら方向転換し、監視カメラをちらっと見ました。 

顔を水面に漬けて左右に振り、洗顔します。 
後半はようやく翼を広げて本格的に水浴を始めました。 

さっぱりしたフクロウは対岸にぴょんと上陸し、周囲を警戒しています。 
他の鳥のように羽繕いはしないで、顔を軽く振って水気を切っただけです。 
左上奥へと静かに飛び去りました。 


※ 行水の水音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2025/11/09

スギの梢でピーエ、ピーエ♪と鳴き続ける夏のノスリ(野鳥)

 


2024年7月下旬・午後14:25頃・晴れ 

郊外の農道を歩いていた私の上空を2羽(以上?)の猛禽が飛び回っていました。(映像公開予定) 
農地を取り囲むスギ防風林の天辺に留まった猛禽にズームインしてみると、その正体はノスリButeo japonicus)でした。 

カメラを向けた私を警戒したのか、1羽はすぐに飛び去ってしまいました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、翼の下面にあるノスリ特有の斑紋をしっかり確認できました。 
飛び立つ寸前に鳴いていました。

しばらくすると、別個体と思われるノスリがスギ高木の天辺に留まりました。 
風で揺れる止まり木でなんとかバランスを保ちながら、嘴を開閉して大声で鳴き続けています。 
ピーエ、ピーエ♪と甲高い声で近くにいる別個体と鳴き交わしているようです。 
周囲ではヒグラシ♂やアブラゼミ♂が賑やかに鳴いています♪ 

私が少し遠ざかってクリの木陰に移動しても、ノスリは私の方を向いて鳴き続けています。
もしかすると私に対する警戒声なのかもしれない、と気づきました。
ノスリは鳴き声のバリエーションが乏しくて(ワンパターン)、鳴き声にどんな意味があるのか、その時々で解釈が難しいのです(忖度が必要?)。 
ノスリの繁殖期はもう終わり雛が巣立った後だと思うのですけど、営巣木が近くにあるのでしょうか? 
ただの縄張り宣言なのかもしれませんが、念のために(ストレスを与えないように)、ノスリが陣取るスギ防風林から離れることにしました。
繁殖期の終わったカラスも遠くでのんびり鳴いているだけで、ノスリを追い払うモビングに来ることはありませんでした。

長年このスギ防風林でノスリの巣を探し続けているのですけど、林内で下から見上げても、どうしても見つけることができません。
オフシーズンにドローンを飛ばして上空から丹念に偵察すれば発見できるかな?


2025/11/07

アオバト♂の鳴き声♪(野鳥)

 

2025年10月上旬・午後12:40頃・晴れ 

里山の舗装された峠道を歩いていると、横の山林からアオバト♂(Treron sieboldii)が鳴く声が聞こえてきました。 
姿は見つけられなかったものの、鳴き声を動画で録音しました。 
文字で鳴き声を聞きなしするのは難しいのですが、「オーアオー、アーオアー、オーアオアー」などと表されています。 

この謎の鳴き声がここ数年、気になっていました。
鳴き声の主を突き止めるのに、相当苦労しました。 
誰か子供が縦笛の練習をしているような、調子外れの間抜けな音階に聞こえます。 
学校の近くの林だけでなく、人里離れた山林でも聞こえたことから、学童の吹く縦笛ではないとようやく分かりました。
そもそも鳥の声かどうかも見当がつかず、まさかニホンザルがホエザルのように吠えるのか?と思ったりもしました。
鳴き声図鑑のCDを聞いたりして、ようやくアオバトの囀りさえずりだと判明しました。 

飛んでいるヘリコプターの騒音が耳障りだったり、近くの草むらで鳴いている直翅目による虫の音に負けそうだったりするのですが、動画の音量を上げてヘッドフォンで聞けば、かすかに聞こえます。
残念ながら、すぐにアオバトは鳴き止んでしまいました。 
次は樹上で発声しているアオバト♂の姿を動画で撮るのが目標です。 


関連記事(2ヶ月前の撮影)▶ スギ樹上で3羽のアオバト♂を見つけた!(野鳥) 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

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