2022/07/16

冬の虹

 

2021年12月中旬・午後15:30頃・くもり(一部は青空)

小雨が少し降った後、夕日を浴びた東の空に大きな虹が出ました。 
当地(日本海側の雪国)で冬に虹を見るのは珍しい?と思い、記録しておきます。 
未だ根雪が積もる前でした。
私が気象に詳しくないので、たんに見落としているだけかもしれません。 

2022/07/15

河畔林のタヌキ溜め糞場を夜に訪れる謎の虫【暗視映像:トレイルカメラ】

 

2022年5月上旬・午後21:55頃 

河畔林に残されたタヌキの溜め糞場rvを監視するトレイルカメラに夜行性の妙な虫が写っていました。 
赤外線の暗視映像で画面の右下隅に見える黒々とした塊がホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞です。 
赤い矢印にご注目ください。 
小さな黒い虫が林床の小さな穴から地上に這い出てきたように見えました。 
巣穴から外に出てきたのか、それとも成虫が羽化したのでしょうか? 
糞便臭に誘引されるようにほぼ真っ直ぐ歩いて溜め糞へ近づきます。 
林床をランダムに探索歩行しているようには見えません。 
ようやく溜め糞に到達したのに、糞に触れると驚いたように少し避けました。 
もう1匹、謎の虫が先客として来ていたのに、互いに没交渉でした。 

糞食性の昆虫だと思うのですが、私の知る限り、糞虫と呼ばれるグループ(甲虫)の成虫が現れるのは夏になってからです。
未だ早春なので活動している昆虫の数は少なく、昼間に現場で目撃したのはハサミムシやダンゴムシぐらいです。 
ちなみに後日、5月中旬にはここでベッコウバエの成虫を見ています。 
カメラの設置位置が高過ぎて、小さな虫がしっかり見えないのは残念でした。
昆虫以外の節足動物かもしれません。
謎の虫の正体を突き止めるには、夜に現場入りして自分の目で調べるのが一番です。
しかし、夜行性のタヌキと鉢合わせする可能性があり、警戒したタヌキが溜め糞場に来なくなってしまったら本末転倒です。

今回トレイルカメラが何に反応して起動したのか不明です。 
もちろん、こんな小さな昆虫(変温動物)に反応するはずはありません。 
つまり、これは偶然撮れた映像です。

2022/07/14

早春の休耕地で採食する足輪付きのレース鳩(野鳥)

 

2022年4月下旬・午後12:50頃・晴れ 

春になり、枯草ばかりだった休耕地に緑の草が少し生え始めました。 
その刈田に隣接する休耕地で2羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が歩きながら採食していました。 
2羽は♀♂つがいなのか、つかず離れず地面を啄んでいます。 
実は同じ休耕地でカワラヒワも1羽、採食していました。(映像なし)

撮影中は気づかなかったのですが、映像をじっくり見直すと、左の個体が右足に個体識別(個体標識)用の水色の足環(リング)を付けていました。 
レース鳩の愛好家に飼われていた個体が逃げて野生化したのでしょうか? 
家出したのかレース中に迷ったのか分かりませんが、しばしの自由を楽しんだ後は自力で鳩舎に飛んで帰るのかな?
足輪には番号や記号も印字してあるはずですけど、ズームインしても読み取れませんでした。 
右の個体は無印です。
関連記事(9年前の撮影)▶ ドバト(野鳥)の白変種:足輪付き
ドバトの採食行動の記録としては大して面白くもない動画ですけど、早春は被写体が少ないので、暇潰し(練習)に撮ってみました。 
フィールドでとにかく何でも撮ってみると、「数撃ちゃ当たる」で時々ささやかな発見があります。
デジタルファイルですから、不要な失敗動画は後で削除すればよいのです。

2022/07/13

河畔林の獣道を歩く夜行性ハクビシン?【暗視映像:トレイルカメラ】

 



2022年5月上旬 

河畔林にあるタヌキの溜め糞場rvを監視する無人センサーカメラ(トレイルカメラ)に謎の夜行性動物が写りました。 
ニセアカシアの立木の奥にある獣道を右から左へ(川沿いを下流へ)歩き去りました。 
全身の体型が細長いのでホンドテン、ハクビシン、ニホンイタチなどが候補として考えられます。 
どうも尻尾の先が黒い気がするので、おそらくハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)ではないかと思います。
ハクビシンは毎回タヌキの溜め糞に全く興味を示さずに横を素通りします。 

シーン1:5/3・午前3:20 
シーン2:5/8・午後22:26 

1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
(シーン2もスローでリプレイしたつもりが、なぜか動画編集のミスで、シーン1の再々リプレイになってしまいました…。) 

立木の背後の獣道にも別のトレイルカメラを仕込んでみたくなりました。 
ハクビシンに限らず、様々な獣が夜に行き交っているようです。 
カメラの台数が少なくてやり繰りが大変なのですが、後日試してみると…。 


2022/07/12

河畔林で巣材集めを中止するハシボソガラス(野鳥)

 

2022年4月下旬・午後13:25頃・晴れ 

川沿いのコンクリート護岸の下に蔓延るノイバラの群落でハシボソガラスCorvus corone)が巣材集めをしていました。 
ポキッ♪と枝が折れる音が聞こえます。 
カラスはノイバラの棘が痛くないのかな? 
近くでカメラを構えている私にどうやら気づいたようで、ハシボソガラスは作業を中断してしまいました。 

少し飛んで近くの樹上に移動しました。 
若葉が開きかけた灌木で、樹種は不明です。 
せっかく嘴で折り取った枝を、またもや捨ててしまいました。 
最後は空荷で下流へ飛び去り、近くの河原に着地。
結局、作りかけの巣に枝を持ち帰りませんでした。 

カラスが巣材集めを中止したのはなぜでしょう? 
私に気づく前から枝を折っていましたし、鳴かずに黙っていたので、私に対する威嚇としての枝折りではなさそうです。
おそらく、私があまりにも近くでじっと見ているので、警戒したり気まずくなったりしたのではないかと思います。
それとも単に、折り取った枝の長さや質(しなやかさ)が巣材として気に入らなかっただけなのかもしれません。 
若鳥が造巣の練習や巣材集めの真似事(遊び?)をしている、という可能性もありそうです。 
しかし開いた嘴の内部が黒かったので、成鳥でした。

2022/07/11

夜の河畔林で枝から枝へ跳ぶアマガエル?【暗視映像:トレイルカメラ】

 

2022年5月上旬・午後21:34・小雨? 

河畔林の溜め糞場をトレイルカメラで監視していると、夜行性のカエルが写っていました。 
まずは赤い矢印が指し示す白い点に注目してください。
小さなカエルがノイバラ灌木の若葉の上に乗っている…と後に判明します。
白い点がたまに点滅するので、カエルの目が瞬きする様子がトレイルカメラの赤外線に反射しているようです。 
しばらくすると、小さなカエルが急に跳び下りました。(@0:42) 
下の枝葉に着地した後も何やら身動きしています。
 顔が正面を向いた時に白点(=眼球)が2個になりました。 

小さなカエルなので、おそらく普通種のニホンアマガエルHyla japonica)と思われます。 
カエルの狩りは視覚に頼っているはずなので、闇夜に獲物の捕食は無理だと思います。 
鳴き声を頼りに、抱接のため異性に跳びついたのかな? 
しかし、カエルの鳴き声は録音されていませんでした(聞き取れず)。 

こういうどうってことないシーンを撮ろうと思ってもなかなか撮れないので、せっかくですから記録に残しておきます。

そもそも、今回トレイルカメラが起動した原因は別にいます。 
鳥や獣など気温よりも高い熱源が動かないとカメラは起動しませんから、変温動物のカエルに対しては無反応なはずです。

2022/07/10

八重桜カンザンの花蜜を吸うスギタニルリシジミ♀

 

2022年4月下旬・午後14:50頃・晴れ 

公園に植栽されたカンザンという品種の八重桜の花が満開に咲いています。 
そこでスギタニルリシジミ♀(Celastrina sugitanii)が訪花していました。 
翅を閉じたまま口吻を伸ばして吸蜜しています。 

ルリシジミと迷ったのですが、早春に現れるスギタニルリシジミのようです。
参考ブログ(2種の識別点など):2011年 4月6日 スギタニルリシジミとルリシジミ
スギタニルリシジミの食樹がトチノキらしいので、外来交雑種ベニバナトチノキが植栽されている公園に生息するのは納得です。 
(在来種のトチノキも探せば近くの河畔林に自生しているかもしれません。) 

スギタニルリシジミ♀はピンクの花の上を歩いて登り、飛び立つと梢の上を飛び回りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、翅表がちらっと一瞬見えました。
関連記事(14年前の撮影)▶ ルリシジミ春型と桜

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