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2026/07/28

セイヨウタンポポの花蜜を吸う春型のキアゲハ♀

 

2025年5月中旬・午後13:00頃・くもり 

農道の道端に咲いたセイヨウタンポポの群落で春型のキアゲハ♀(Papilio machaon hippocrates)が訪花していました。 
共に普通種なのに、意外にもこの組み合わせは初見です。 

翅に傷一つないきれいな状態でした。 
おそらく羽化直後なのでしょう。 
その翅を半開きのまま吸蜜しています。 
腹端の形状から性別は♀と判明。 
一緒に咲いているヒメオドリコソウの花には見向きもしませんでした。

途中からセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が右隣りの花に飛来して、採餌していました。

2026/07/24

シダエダシャク(蛾)と春風

 

2026年5月上旬・午後14:40頃・くもり 

線路の土手(砕石バラスト)に生えた雑草の茎に地味な蛾がしがみついていました。 
この茎は赤くて棘が生えているので、キイチゴ類のようです。 
前翅を後翅に重ねて三角の翅形で留まっている蛾を写真に撮ってGoogleレンズで画像認識してもらうと、たちどころに名前が判明しました。 
シダエダシャクPetrophora chlorosata)の食草は、山菜として有名なシダ植物のワラビらしく、キイチゴは無関係でした。 

シダエダシャクが強い春風に翅が煽られて、地面に吹き飛ばされました。 
自発的に飛んだ(飛び降りた)と言えるかどうか、微妙です。 
地上で半開きの翅を上下に動かしています。 
翅をたたむと、触角が翅の下に隠れて見えなくなりました。 
翅が周囲の落ち葉と同じ薄茶色なので、じっとしていると紛らわしいです。 
見事な隠蔽擬態ですね。 

隣の田んぼ(刈田)でキジ♂が縄張り宣言の母衣打ち♪する鳴き声が聞こえます。

2026/07/20

池畔の泥を舐めてミネラル摂取するダイミョウセセリ♂

 

2026年5月中旬・午後12:15頃・晴れ 

山中にあるモリアオガエル繁殖池で、関東型のダイミョウセセリ♂(Daimio tethys)が、岸辺に堆積したスギの落葉落枝の上に留まっていました。 
翅を全開にしたまま黒い口吻を伸ばして、泥で汚れた落葉落枝の表面を舐めています。 
ダイミョウセセリの飲水行動は初見です。
(ダイミョウセセリは)各種の花を訪れるほか、吸水や獣糞での吸汁も行う。(フィールドガイド『日本のチョウ』p280より引用)

 多くの蝶では、♂が性成熟のためにミネラル摂取するのですが、ダイミョウセセリではどうなのでしょう? 
図鑑で性別の見分け方を調べると、
♂♀で色彩・斑紋はほぼ同様だが、♀の翅形はやや丸い、♂の後脚の脛節に長い毛束がある、♂の腹部は細く、♀はやや太く、腹端に毛が密生する。(フィールドガイド『日本のチョウ』p280より引用)
とのことでした。 
しかし今回の映像では、いずれの形質も隠れて見えません。 
後半にようやくダイミョウセセリが向きを変えてカメラに対して正対してくれたときに腹部をよく見ると、「♀は腹端が太く毛が密生」という特徴が当てはまらなかったので、どうやら♂のようです。 

長時間泥を舐めてミネラル摂取する蝶の中には、余分な水分をときどき排出したり、尿をかけてミネラル成分を溶かしてから吸い戻しをしたりする種類が知られています。
今回のダイミョウセセリ♂が吸水中に排尿しているかどうか、残念ながら腹端がよく見えませんでした。 

撮影中は気づかなかったのですけど、微小のハエ類(複数種、種名不詳)が辺りを徘徊したり、翅を開閉・誇示したりしています。 
微小なハエが歩いて近づいたり飛来して左翅に留まったりしても、ダイミョウセセリ♂はほとんど気にしませんでした。 
ビクッと翅を閉じかけても、しばらくすると全開に戻りました。 

ダイミョウセセリ♂は一心不乱に舐め続け、一向に飛び立とうとしません。 
自発的に飛び立つまで撮り続けるつもりだったのですが、さすがに痺れを切らしました。 
ズームアウトしてから歩いて蝶に近づき、強制的に飛び立たせました。 
飛翔能力は正常だったので、「飛べないダイミョウセセリが池の岸辺に不時着していた」という解釈を排除できます。

池ではモリアオガエルやアマガエルがひっそりと鳴いていました♪ 


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2026/07/16

モモブトスカシバの飛び立ち【蛾:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2026年6月下旬・午後12:05頃・晴れ 

畑に隣接する二次林の林縁で見慣れない毛深い蛾を見つけました。 
植物の葉の上で翅を閉じて静止しています。 
全体的に地味な色なのですが、体毛や鱗粉に白っぽい毛が混じっている他、触角の中間部が水色になっているのが目を引きました。 

絵合わせで初めはルリオオモモブトスカシバかと思いました。 
ところが分布が九州となっている上に、成虫の出現時期が夏となっています。 
昨今の地球温暖化で南方系の蛾が山形県にまで分布を広げている(北進)のでしょうか? 
タイワンモモブトスカシバは更に南方系なので、さすがに論外でしょう。 
ようやくモモブトスカシバMacroscelesia japona)に落ち着きました。 
触角の中間部の水色が決め手となりました。 

モモブトスカシバが飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:12〜) 
私が帽子を投げつけたら、準備運動しなくても直ちに飛んで逃げました。 
スカシバガ科(透かし羽蛾)の一種なのですが、スーパースローでも羽ばたきが早すぎて、鱗粉が落ちて透明になっている翅を確認できませんでした。 
毛深い後脚の空気抵抗が大きいのが見て取れます。 
天敵から逃げる際に不利な形質がどうして♀でも♂でも進化したのか、気になります。 
性フェロモンを放出するヘアペンシルのような役割があるのでしょうか? 
ヘアペンシル仮説にしても性淘汰のハンディキャップ仮説にしても、♂だけに見られる形質なら分かるのですが、♀も毛深いのが不思議でなりません。
むしろ飛翔を安定化するなどプラスの機能があるのかな?
脚の毛を除去したら飛行に影響があるのかどうか、調べてみるのも面白そうです。
訪花するハナバチ類♀の後脚にある花粉籠に似せたベーツ擬態ではないかという説を読んだこともあります。

今回の個体が留まっていた葉の植物名を調べるのを忘れてしまいましたが、食草とは無関係でした。 
モモブトスカシバ幼虫の食餌植物として、ウリ科のアマチャズルが報告されていて、虫こぶ(虫えい)を形成するらしい。 
私はアマチャヅルという地味な蔓植物を知らなかったので、フィールドに自生しているかどうか調べていません。 
(山形県にも普通に分布しているらしい。)
他のウリ科植物として、キカラスウリなら近くに自生しています。 
畑の栽培植物なら、カボチャやキュウリ、ズッキーニなどもあり得るでしょうか? 
ChatGPTに質問してみたら、ウリ科の作物を食害するスカシバガ科の害虫はいないらしい。
スカシバガ科幼虫は、多くの種が「穿孔性」です。 一方、ウリ科作物の多くは一年生の柔らかいつる植物であり、毎年植え替えられるため、スカシバガ類にとっては必ずしも適した生活史ではありません。そのため、ウリ科を利用する種はいても、農業害虫として大発生する例は比較的少ないと考えられています。


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擬態する蛾スカシバガ (月刊むし・ブックス 3) 

(モモブトスカシバの)幼虫はアマチャヅルの茎に潜って虫えいを造り、その中で終令幼虫の状態で越冬し、蛹化する。(中略)アマチャヅルは暗い林床に多いが、成虫は開けた環境を飛翔したり、白色系の花を訪れる。 (p137〜139より引用)

長らく未知だったモモブトスカシバのホストをどうやって突き止めたのか、という苦労話のコラムが面白かったです。 

2026/07/12

ベニシジミ♀♂の激しい求愛飛翔【ハイスピード動画】

 

2026年6月下旬・午前11:30頃・晴れ 

田んぼの農道で2頭のベニシジミLycaena phlaeas daimio)が激しくもつれ合うように低く飛び回っていました。 
とんでもなく動きが速いので、初めから240-fpsのハイスピード動画で撮影してみました。 
固定焦点になりますが、1/8倍速のスローモーションで長く記録することができました。 
初夏の陽射しが強いので、ハイスピード動画の撮影をするにはうってつけの条件です。 
激しく乱舞する蝶の影が地面にくっきり落ちています。 

これが求愛飛翔なのか同性間の縄張り争いなのか正しく解釈するためには、ベニシジミの性別を見分ける必要があります。 
ゼフィルス(ミドリシジミ族)と同様に、♂同士が誤認求愛した結果、激しい卍巴飛翔になっているのかもしれません。 

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ベニシジミには、翅表の斑紋が赤っぽい春型と黒っぽい夏型という季節型があります。 
6月下旬という初夏の時期は、ちょうど春型から夏型への移行期になります。 
同一個体で翅の赤い鱗粉が剥げ落ちて春型から夏型に変わるのではなく、新しく羽化してくる夏型の個体は生まれつき翅表の鱗粉が黒っぽいのです。

今回のベニシジミは、サイズにやや大小の差があるペアでした。 
傾向としては、♀>♂らしい。(大きさだけで性別を決めつけるのは危険) 
森上信夫『虫のオスとメス、見分けられますか?』という本でベニシジミについて調べると、(シジミチョウ科の)雌雄の識別点は前脚の跗節なのだそうです。 (p20より) 
しかし、それは採集した標本で見比べたり静止している状態で接写しないと使えません。 
翅頂の角度が尖っているか丸みを帯びているかで性別を見分ける方法も図鑑に書いてありました。
しかし今回のように2頭が激しく飛び回っている状態では、羽ばたく翅の角度が刻々と変化するので、スーパースローでも見比べることが不可能です。

映像で行動をじっくり観察した結果、翅表の紅色が鮮やかな大型個体は春型♀で、色褪せた(黒っぽい)小型個体は夏型♂だろう、と推測することができました。 

2頭のベニシジミは、ときどき互いの翅が触れ合いそうなぐらい、ぶつかるように飛んでいました。 
早く交尾したい♂は、♀の前に回り込んで飛び、着陸を促しているのでしょう。 
一方、♀が♂の求愛を嫌がって逃げ回っているようには見えません。 
ただし、風のせいで♀の逃避行動が分かりにくくなった可能性もあります。
♀が本気で嫌がっているのなら、着陸して草むらに隠れたり、明確な交尾拒否姿勢を♂に見せつけるはずです。
♀は求愛する♂を焦らすように飛び続け、♂のスタミナ(持久力)を試しているのかもしれません。 
手前に飛来したモンシロチョウPieris rapae)が高速で横切っても、求愛行動に夢中のベニシジミ♀♂は見向きもしません。 (@0:29〜)

途中から風が吹いたようで、ベニシジミが全力で羽ばたいても前進できず、風下にどんどん流されていきます。 
(周囲の草も風で揺れています。)
農道を離れて横の畦道や水田の方へ飛んでいきました。 
田んぼの水面の上を低く飛び続けます。 
うっかり着水してしまったら、蝶にとっては危険です。(溺れるリスク) 
なんとか飛び続けて田んぼから畦道を経て農道に戻ることができました。 

残念ながら今回も交尾まで見届けられませんでした。 
結局ベニシジミ♂の必死な求愛は成就せず、やがて♂は諦めて♀から離れて行きました。 
空中で飛びながら♀が交尾拒否の合図を♂に出していたのかどうか、私にはよく分かりませんでした。 
性フェロモンも関与しているとなると、嗅覚の鈍いヒトがベニシジミの配偶行動を読み解くのは難しくなります。





【考察】 
スーパースローでじっくり見ると、ゼフィルスのような卍巴飛翔ではありませんでした。
今回のペアの飛翔高度は低空に終始していました。
蝶の縄張り争いでは、高く舞い上がることが多いはずです。
初めのうち、ベニシジミ♂は♀の進路を塞ぐように前方に位置して飛んでいました。
羽ばたく翅の模様を見せつけて、自分が同種の♂であることを♀にアピールしているのでしょう。
(このとき♂が性フェロモンを分泌しているかもしれません。)
♀が高度を下げて地面近くになると、♂は♀の上を飛ぶようになり、上から押さえつけるような(着陸を促す)位置取りになりました。

鈴木芳人. ベニシジミ雌の交尾回避行動. 蝶と蛾, 1978, 29.3: 129-138.
という古い文献をPerplexity AIに紹介してもらったのですが、JstageでPDFファイルをダウンロードして読んでみると、筆者が丹念に観察した焦点は求愛飛翔ではありませんでした。 
約50年前の当時はハイスピード動画などという文明の利器はありませんから、留まった状態のベニシジミ♀へ♂がアプローチする様子を主に観察しています。 

参考ブログ:ベニシジミの求愛行動(4月2日)by 探蝶逍遥記 


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2026/07/08

オオバクロモジの葉から飛び立つツマトビシロエダシャク【蛾:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2026年5月下旬・午後13:25頃・くもり 

里山の急斜面をつづら折れで登る細い山道の横で見慣れない蛾がオオバクロモジの葉の表に留まっていました。 
翅を広げてぺたんと静止しています。 
背景が緑の葉だと、クリーム色の翅がよく目立ちます。 

絵合わせではミミモンエダシャクかと思ったのですけど、よく見ると違います。 
写真に撮ってGoogleレンズ(画像認識AI)で調べてもらうと、ツマトビシロエダシャクSpilopera debilis)と判明。 

幼虫の食餌植物はクロモジではなく、タニウツギなのだそうです。 
タニウツギは辺りにたくさん自生しているので、納得しました。 

ツマトビシロエダシャクが飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:09〜) 
帽子を投げつけたら、準備運動なしで慌てて飛び去りました。 

実は初見ではなく、すでに蛾像を撮影済みだったのに、20年前なので全く覚えていませんでした。
すっきりしたデザインの蛾ですね。
 

2026/07/04

ハルジオンの花蜜を吸うキオビトビノメイガ(蛾)

 

2026年5月下旬・午後13:55頃・晴れ

里山の山腹をトラバースする林道に咲いたハルジオンの群落でキオビトビノメイガPyrausta mutuurai)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 


とても小さな蛾ですけど、翅の模様のデザインが美しくて好きな種の一つです。
翅を全開にしたまま口吻を伸ばして中心部の筒状花から吸蜜していました。 
背後にクロマルハナバチ♀?(またはベーツ擬態のハナアブ)が飛来しても、この小蛾は気にせず吸蜜を続けています。 

私が動画を撮りながら近づいたら、キオビトビノメイガはハルジオンの花から飛び立ちました。 
高速の羽ばたきによって翅のオレンジ色の斑紋がチラチラと明滅して見えます。
雑草が一面に蔓延る林道を低空で飛んでから、カキドオシの葉の上に留まりました。 
触角を前脚で拭ったり、前脚を口で舐めたりして、身だしなみを整えています。


【考察】
小蛾の中では結構メジャーな種なのに、キオビトビノメイガ幼虫の食餌植物はまだ解明されていないそうです。
最新科学技術を使ってどのようにアプローチすれば良いでしょうか?
ChatGPTにアイデアをもちかけて相談してみました。

Q: 昆虫の中には、幼虫時代の食餌植物がいまだに分かっていない種がいる。採集した成虫を試料とし、DNAバーコーディングによって消化管内に残った微量な餌の種類を突き止めることはできないか? 変態の時期に消化管内の餌は完全に分解されてしまうだろうか?

A: 結論から言うと、ほとんどの完全変態昆虫では、この方法は期待できません。理由は、幼虫から成虫への変態の過程で消化管の内容物がほぼ失われるためです。

もう少し詳しく説明します。

完全変態昆虫(チョウ目、コウチュウ目、ハエ目、ハチ目など)では、終齢幼虫が蛹になる前に**摂食を停止し、消化管内の内容物を排出(gut purge)**することが一般的です。その後、蛹期には消化管を含む多くの組織が大規模に再編成されます。

このため、

  • 幼虫が最後に食べた植物組織

  • 植物DNA

  • 葉緑体DNA

などが成虫までそのまま残る可能性は極めて低いと考えられます。

したがって、成虫の消化管から「幼虫時代の食草」をDNAバーコーディングで特定することは、通常は困難です。

一方、不完全変態昆虫(バッタ類、カメムシ類など)では話が少し違います。幼虫(若虫)と成虫の間で消化管が完全に作り替えられるわけではないので、羽化直後であれば若虫時代の餌が残っている可能性はあります。しかし時間が経って成虫が摂食を始めれば、当然その情報は失われます。


では未知の食草はどう調べているのか?

現在では、いくつかの方法が用いられています。

1. 幼虫を探してDNAバーコーディングする(最も確実)

未知の幼虫を採集し、成虫とDNAバーコードを比較して同種であることを確認します。

これは近年非常によく行われています。


2. 幼虫そのものをDNAメタバーコーディングする

幼虫の消化管内容を解析し、食べた植物を同定します。

こちらは現在かなり一般的な手法です。


3. 成虫が産卵した植物を調べる

雌を飼育して産卵させ、

  • どの植物に産卵するか

  • 孵化幼虫が実際に食べるか

を確認します。


4. 野外で植物表面の卵や幼虫を探す

地道ですが、今でも非常に重要な方法です。


ただし、成虫から食草を推定できる特殊な場合もある

完全変態昆虫でも、

  • 成虫が羽化直後でまだ排便していない

  • 成虫が幼虫時代の巣や材の中で羽化する

ような場合には、体表や直腸付近に幼虫時代の残留物が残っている可能性はゼロではありません。

また、成虫ではなく

  • 蛹殻

  • 幼虫の糞(フラス)

  • 巣材

から植物DNAを検出できる例は報告されています。


むしろ有望なのは「腸内細菌」や「安定同位体」

近年は植物DNAだけでなく、

  • 腸内微生物叢

  • 安定同位体比(炭素・窒素など)

から幼虫時代の栄養源や生活環境を推定する研究も進んでいます。

これらは食草を種レベルまで特定することは難しいものの、「針葉樹由来か広葉樹由来か」「C3植物かC4植物か」といった情報を与えてくれることがあります。


つまり、ご提案の「採集した成虫から幼虫時代の食草をDNAバーコーディングで特定する」という発想は非常に魅力的ですが、完全変態昆虫では変態前の消化管内容がほぼ失われるため、現状では一般的な方法にはなっていません

ただし、この発想自体は研究者も以前から検討しており、その延長として現在は幼虫の糞(フラス)のDNAメタバーコーディングや、**環境DNA(eDNA)**を利用した手法などが発展しています。特にフラスは、幼虫を直接採集できなくても食草を高い精度で推定できるため、未知の食草を解明する有力なアプローチとして期待されています。

2026/06/30

ヘビイチゴの花蜜を吸って飛び回るツマキチョウ♂

 

2026年5月中旬・午後13:00・晴れ 

里山で山腹をトラバースする下草の生い茂った林道でツマキチョウ♂(Anthocharis scolymus)が低く飛び回っていました。 
どうせいつものスジグロシロチョウだろうと思って初めは見過ごしていたのですが、翅先に黄色いワンポイントが見えたのでドキッと二度見しました。 
ようやく花に留まった蝶にズームインしてみると、やはりツマキチョウ♂(Anthocharis scolymus)でした。 
私にとって、年に1回見れるかどうかという春限定のレアな蝶なので、嬉しい出会いでした。 

ヘビイチゴと思われる黄色い花で翅を半開きにしたまま口吻を伸ばして吸蜜しています。 
ツマキチョウ♂が低空でヒラヒラと飛び回る様子を1/5倍速のスローモーションでまずはご覧いただき(@0:13〜1:14)、続いて等倍速でリプレイ。 

動画の冒頭で、飛来したツマキチョウ♂が長靴を履いた私の足元にちょっとまとわりついたような気がしました。 
安物の長靴を彩る派手なオレンジ色の模様がツマキチョウ♂にとって超正常刺激になり、誘引されたのかな?と妄想しました。 
しかし冷静になって考えると、ツマキチョウの前翅の先端(翅頂)にある黄色い斑紋は♂にしかありません。 
つまり同種内で雌雄を見分けるための模様になっているのです。(性的二型) 
もしツマキチョウ♂が私の長靴のオレンジ色に反応したのなら、それは同種の♀だと誤認して求愛に来たのではなく、同種のライバル♂だと思って追いはらうために近寄ってきたことになります。 
映像を見直すと、そんな感じではなさそうなので、私の思い過ごしでしょう。 

この黄色い可憐な花を咲かせた野草は、いつもジメジメ湿っている林道という環境も考えると、おそらくヘビイチゴの群落だと思うのですが、似た種類もあるそうです。 
念のために、後日に現場を再訪して、果実を調べて確認することにします。

2026/06/26

タネツケバナの花蜜を吸い飛び回るツマキチョウ♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2025年5月中旬・午前10:15頃・晴れ 

里山の山腹をトラバースする山道に咲いたタネツケバナの小群落で、ツマキチョウ♂(Anthocharis scolymus)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
そもそもツマキチョウを見かけたのもかなり久しぶりでした。
興奮のあまり焦ってカメラ操作をミスってしまい、だいぶタイムロスしました。 

翅をほぼ全開にしたまま、口吻を伸ばして吸蜜しています。 
少し飛んで別の花序に移動し、吸蜜を再開。 

ツマキチョウ♂がタネツケバナの花から飛びたつ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:33〜) 
力強く羽ばたいて飛び去りました。 

ちなみに、ツマキチョウ(シロチョウ科)幼虫の食草はアブラナ科で、その中にはタネツケバナも含まれていました。 (フィールドガイド『日本のチョウ』p82より) 


関連記事(13,17年前の撮影)▶  

2026/06/22

ハルジオンの花蜜を吸い飛び回るヒメヨツモンヒナタメイガ【蛾:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2025年5月中旬・午後13:05頃・くもり 

平地の農道沿いに咲いたハルジオンに黒い小蛾が2頭訪花していました。 
後翅の白点がとても目立ちます。 
真っ黒な翅かと思いきや、拡大して見ると前翅になにやら複雑な斑紋がありました。 
採寸していませんが、目測ではマドガThyris usitata)よりも小さな蛾でした。 




同種と思われる2頭がハルジオンの同じ頭花に仲良く並んで吸蜜しているのに、互いに没交渉でした。(求愛も占有行動もなし) 

右の個体が先に飛び去りました。 
残りの1頭が花から飛びたつ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:16〜) 
かなり粘って待ったら、ようやく自発的に飛んでくれました。 

さて、気になるこの黒い小蛾の名前は何でしょうか? 
手元にある蛾の図鑑を眺めても、Googleレンズで画像検索しても、どうしても名前が分かりませんでした。 
いつもお世話になっている新・蛾像掲示板に投稿して問い合わせたところ、Gatorinさんからヒメヨツモンヒナタメイガ(旧名ヒメヨツモンノメイガ;Heliothela nigralbata)だろうと教えてもらいました。 

ヒメヨツモンヒナタメイガは触角に性差があるらしく、
触角(しょっかく)はオスは太く微毛状。メスは糸状。
とのことでした。(参考サイト:渓舟の昆虫図鑑) 
しかし、今回の動画はマクロレンズでしっかり接写してないので、私には見分けが付きません。 

ホストが不明なのも、ロマンがあっていいですね。

ネット検索で次のような報文のPDFがヒットしました。
「兵庫県で報告の少ないツトガ科の蛾類について」きべりはむし, 48 (2): 15-20 
・本種はノメイガ亜科から新設されたヒナタメイガ亜科に移されたガ。 
・本種の(翅の:しぐま註)裏面には4つの小さな白紋があり、それが名前の由来




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日本の小蛾類 

くらべてわかる蛾 1704種

日本の蛾

2026/06/18

アカウラカギバ(蛾)幼虫の隠蔽擬態と威嚇、擬死落下

 

2025年8月中旬・午前11:15頃・くもり 

里山で山道の横に生えたエゾユズリハ灌木の葉の上に気になる幼虫を見つけました。 
カールした枯葉(茶色の落ち葉)が常緑の葉に乗っているのかと初めは思ったのですが、腹端に細長い突起があるので芋虫と気づきました。 
長い尾状突起と連続して背中の正中線が茶色なのは、枯葉の葉柄および主脈を模しているようです。 
尾状突起を摘んでみると意外に固く、本当に枯れ葉の葉柄のようでした。 
幼虫は上半身を左右に振って威嚇してきます。 
今回これを自衛の武器に使うことはありませんでした。
さらにしつこく触り続けると、最後は擬死(死んだふり)して葉から転げ落ち、地味な幼虫を林床で見失いました。 

アカウラカギバ幼虫が天敵から身を守る防御戦略は何段構えにもなっていることがよく分かりました。 
もしも私が尾状突起ではなく急所の頭部を狙って触れたら、違う反応をしていたかもしれません。 
(いきなり擬死落下したのでは?) 


かなり特徴のある芋虫だったので、状況を説明しつつ撮れた写真をGemini AIに見せて画像認識で同定を依頼すればすぐに名前が分かるかと思ったのですが、意外に手こずりました。 
腹端にある長い突起の名称を私が初め「尾角」と間違って呼んで質問文に書いてしまったことが原因です。 
テキストベースのAIは私の誤用語(知ったかぶり、ハルシネーション)に引きずられてしまったようで、Geminiはスズメガ科の幼虫だろうと回答しました。 
候補として挙げてくる種類を片端から画像検索して絵合わせしても、的外れなものばかりです。
Geminiの回答を裏取りして違和感を覚えた私が反論しても、Geminiは頑として譲りません。 
その後、カギバガ科アカウラカギバOreta insignis)の幼虫だろうと、自力でなんとか辿り着くことができました。 
「尾角」はスズメガ科幼虫の用語であり、カギバガ科やシャチホコガ科の幼虫では、「尾状突起」と呼ぶのだそうです。 

アカウラカギバ幼虫の食樹はユズリハ科とされているので、今回エゾユズリハで見つかったのも納得です。 
動画をよく見ると、幼虫が乗っていたエゾユズリハの葉の先端部はかじられた食痕(虫食い跡)がありました。 
どうやら私が近づいたことで幼虫が警戒してしまい、摂食シーンを見逃してしまったようです。 
さらに、下の葉には幼虫が排泄した黒い糞粒が数個、残されていました。 

アカウラカギバの成虫を私は未見です。 
幼虫を採集して、成虫が羽化するまで飼育すればよかったですね。 
この時期の私は多忙で、とても飼育する余力がありませんでした。 


余談ですが、アカウラカギバの学名について。
いつもお世話になっている「みんなで作る日本産蛾類図鑑」サイトでは、
アカウラカギバ Hypsomadius insignis Butler, 1877
となっていました。
一方、英語版wikipediaでは、
Oreta insignis (Butler, 1877)
と書いてあります。
学名の表記は、
属名 種小名 著者 , 発表年
の順に記載して、初め2つの組をイタリックの字体(斜体)にする決まりになっています。
今回の場合、後半に付記された著者と発表年に括弧の有無が問題となります。
(Butler, 1877) が括弧に入っているのは、国際動物命名規約の慣例で、「現在の属は原記載時の属と異なる」ことを意味します。
GBIFデータベースで検索してみると、Hypsomadius insignisという学名は、最近の分類学者の再検討によってOreta属に移され、Oreta insignisのシノニムに格下げされていました。
もしかすると、日本の蛾の分類学者は保守的だったり見解が異なったりするために、学名がHypsomadius insignisのままになっているのかもしれません。
学名についての余談は、ChatGPTに教えてもらいながら書きました。


【追記】
くらべてわかる蛾1704種』という図鑑でアカウラカギバの幼虫について調べると、
冬は若齢が葉の表面を食べながら育つ
とのことでした。(p133より引用)
雪国でもエゾユズリハの葉は常緑なので、雪の下に埋もれながら幼虫越冬するのでしょうか。




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2026/06/14

アサツキの花蜜を吸い飛び回るクジャクチョウ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2026年6月上旬・午前11:10頃・くもり 

砂利道と線路の間に咲いたアサツキの小群落にクジャクチョウInachis io geisha)が訪花していました。 
翅を開閉しながら、口吻を伸ばして吸蜜しています。 
少し飛んで隣の花序へ移動すると、吸蜜を続けます。 

クジャクチョウは今季初見です。 
越冬明けの個体のはずなのに、翅が無傷で目の覚めるほどきれいな個体でした。 
黒っぽい翅裏は地味ですが、翅表には芸者の着物になぞらえるほど豪華絢爛な美しい目玉模様(眼状紋)があり、子供の頃から何度見ても胸が踊ります。 

クジャクチョウは北方系の蝶なので、地球温暖化がこのまま進行すると、平地では年々個体数が減って見られなくなり、「幻の高山蝶」になりそうです。 

撮影中はクジャクチョウを注視していて全く気づかなかったのですが、ツヤハナバチの一種も一緒に訪花していました。 
撮影地は平地なので、山地性のキオビツヤハナバチCeratina flavipes)ではなく、おそらくヤマトツヤハナバチCeratina japonica)と思われます。 
小さな蜂が飛来しても、吸蜜中のクジャクチョウは気にしませんでした。 

クジャクチョウがアサツキの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:33〜) 
先を急ぐ用事のあった私は、待ち切れずに左足で蹴る素振りをして強制的に飛び立たせました。 
同じ花序に訪花していたツヤハナバチは、その前後に(自発的に)飛び去りました。 


クジャクチョウが訪花していた植物名を、私はてっきりニンニクが野生化したのかと初めは思い込んでいました。 
この薄いピンク色のネギ坊主のような花(散形花序)をあちこちの道端などで結構よく見かけます。 
(ムラサキツメクサの花にもちょっと似ています。)
どうも違和感を覚えて再検討すると、アサツキと判明。
細長い葉は、ニラのように平べったい形ではなく、青ネギのように筒状でした。

植物を見分けるには、匂いによる官能試験も大切です。
後日にアサツキの群落で細い筒状の葉先をちぎり取っても、無臭でした。
しかし、花がついた茎をちぎり取ると、ニンニク臭がしました。
この点についてGemini AIに質問した回答がこちら。

「葉先は無臭なのに、花茎(かけい)をちぎるとニンニク臭がした」というこの結果は、植物の化学防衛とエネルギー分配の観点から、非常に理にかなった面白い現象です。

この結果から、この植物が「アサツキ(またはチャイブ)」であることはほぼ間違いないと言えます。なぜそのような奇妙な匂いの偏りが起きるのか、その理由を解説します。

理由1:現在の「花期」という時期特有の現象
6月中旬という時期は、アサツキにとって花期の終盤、あるいは子孫(種子や球根)を残すための最も重要なフェーズです。

植物は、すべての部位に均等に防衛物質(ネギ臭の元となる硫黄化合物)を行き渡らせているわけではありません。

花茎(最優先防衛ライン): これから種子を作る花や、それを支える茎は、今植物にとって最も栄養が集中しており、虫や病原菌に絶対に食害されてはならない「最重要部位」です。そのため、植物は防衛成分(アリインなど)を花茎に集中させて厳重にガードしています。ちぎった時に強いニンニク臭がしたのはこのためです。

葉(お役御免のライン): 一方、アサツキは開花が終わると地上部を枯らして夏眠(休眠)に入る性質があります。この時期の葉は、すでに光合成のピークを終え、あとは枯れるだけの「古い組織」です。防衛コストを割く必要がないため、葉のネギ臭成分は著しく低下し、人間の鼻では無臭に感じられるほどに抜けていたと考えられます。

理由2:成分が気化する「酵素」の働きの差
ネギ属の植物は、細胞の中に「匂いの元(アリイン)」と「それを匂い物質に変える酵素(アリイナーゼ)」が別々に保管されています。傷つけられて細胞が壊れ、この2つが混ざり合うことで初めてあの強烈な匂い(アリシン)が発生します。
花期後半の弱った葉は、単に成分が薄いだけでなく、この「酵素の活性」自体が極めて低下していることがあります。そのため、しつこくちぎったり揉んだりしても化学反応が十分に起きず、草の青臭さしか極端に感知できなかった可能性があります。


2026/06/10

フレンチ・マリーゴールドの花で吸蜜し飛び回るツマグロヒョウモン♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後12:40頃・晴れ 

郊外の住宅街で民家の庭の花壇に咲いたフレンチ・マリーゴールドの群落でツマグロヒョウモン♂(Argyreus hyperbius)が訪花していました。 
翅をゆるやかに開閉しながら、口吻を伸ばして筒状花から花蜜を吸っています。 



ツマグロヒョウモン♂がフレンチマリーゴールドの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:53〜) 
力強く羽ばたくと、少し飛んで近くの花へ移動します。 

セセリチョウ(種名不詳)がカメオ出演してくれました。(@1:20〜) 
右隣りの頭花に留まったものの、翅裏が白飛びしてしまい、種類を見分けられません。 
すぐに身を翻して右に飛び去ってしまいました。 
その間、ツマグロヒョウモン♂は無関心で吸蜜を続けています。


2026/06/08

ノブキの花蜜を吸い飛び回るキンモンガ(蛾)【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2025年8月中旬・午前11:30頃・晴れ 

里山で、ほとんど廃道状態の山道に繁茂するノブキの群落でキンモンガPsychostrophia melanargia)が訪花していました。 
翅を緩やかに開閉しながら吸蜜しています。 
個々の小さな花へ口吻を差し込むために、頭を小刻みかつ上下に動かしています。 
同じ株に咲いた花序から花序へ歩いて移動することが多く、飛翔シーンを撮るにはかなり粘らないといけませんでした。 
林床を少しだけ飛び回り、次のノブキ花序に留まります。 

キンモンガ成虫の性別の見分け方を私は知りませんでした。 
いつもお世話になっている「Digital Moths of Japan」サイトでキンモンガを調べると、
触角は♂♀とも単純だが, ♂の方が太い.
とのことでした。 
そう言われても、野外で単独個体を観察した素人には判別できません。 
腹面を見せたときに、腹端に総排泄孔が目立つということは、この個体は産卵後の♀なのですかね? 




キンモンガが羽ばたいて飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:18〜) 
いくら待っても自発的に飛んでくれなかったので私は痺れを切らし、物を投げつけて強制的に飛び立たせました。 
後半はハリギリ(別名センノキ)幼木の葉の上で翅を広げて休んでいました。 

ちなみに、周囲の山林で単調に鳴き続けている声の主はエゾゼミ♂(Lyristes japonicus)です。 


ノブキとキンモンガの組み合わせは初見です。 
というか、いつも通う里山で長年気になっていた植物(下草)の名前が今回ようやく分かり、すっきりしました。 
フキのように丸い葉ですが、葉柄に翼があります。 
花が咲く時期を毎年見逃してしまい、素性が不明でした。 
酷暑の真夏に山に登るのは熱中症のリスクがあって大変ですが、今年こそと意気込んで来たら、ようやく開花した状態と訪花昆虫を観察することができました。 
花と葉の写真を撮ってAI(Googleレンズ)に画像認識してもらうと、すぐに名前が判明しました。

ノブキの種子散布法をついでに調べると、意外にも付着型の動物散布(ひっつき虫)でした。
痩果は人や動物に粘着して散布される[4]  (wikipediaより引用)
とのことで、廃道や獣道を歩き回る私自身もノブキが林床に繁茂する一因でした。
キク科植物の種子散布は多様で、タンポポやフキは風散布ですし、アメリカセンダングサは付着型の動物散布です。




ノブキの葉にはリーフマイナー(潜葉虫・絵かき虫)の穿孔痕(マイン)がよくあります。 
Perplexity AIにマインの写真を見せたところ、おそらくハモグリガ類の幼虫のしわざだろうと教えてもらいました。
このテーマを探求するのも面白そうです。


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2026/06/04

クズの葉から飛び去るウラナミシジミ♀

 

2024年10月上旬・午後12:15頃・晴れ 

郊外の道端に蔓延るクズの群落でウラナミシジミ♀(Lampides boeticus)が葉に留まっていました。 
翅を広げて日光浴しているようです。 

右前翅の外縁および左後翅の尾状突起が少しだけ欠けていました。 
左右非対称の損傷なので、鳥に襲われかけたビークマークではありません。 
ウラナミシジミ♀は、すぐに飛び去ってしまいました。 

飛び立つ瞬間を、1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:22〜)

2026/06/02

地面から飛び去りシダの葉に留まるトラガ(蛾)

 

2024年6月上旬・午後12:25頃・くもり 

山道の地面に翅を広げて止まっていたトラガChelonomorpha japana japana)が、羽ばたきながら慌てて逃げ出しました。 
私ではなくてアリの接近を嫌ったのかもしれません。 
ようやく飛び立つと、草むらをヒラヒラと少し飛んでから、近くのシダの葉に着陸しました。 
翅を広げて留まります。 

トラガ成虫の性別の見分け方を私は知りません。
(触角の形状にも性差はないようです。) 
この個体が♀だとしたら、シダの葉に産卵するのかと期待しました。
後で調べてみると、トラガ幼虫の食草はユリ科とのことで、シダとは関係ありませんでした。

2026/05/29

ツマグロヒョウモン♂とハキリバチ♀がアフリカン・マリーゴールドの花をめぐり小競り合い【ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後13:20頃・晴れ

花壇に咲いた八重咲きのアフリカン・マリーゴールドツマグロヒョウモン♂(Argyreus hyperbius)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。


飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画で撮り始めました。
半開きの翅を軽く開閉しながら、口吻を伸ばして吸蜜しています。 

右から飛来したハキリバチの一種♀が目の前を通過したら、ツマグロヒョウモン♂は驚いて飛び去りました。 
腹面にスコパのあるハキリバチ♀が左から戻って来ました。 
蝶を追い出した花にせっかく着陸しそうだったのに、気づかなかった私は録画を終えてしまいました。 
ハキリバチ♀による蜜源植物の占有行動(競争相手ライバルをさり気なく追い払い)だったのでしょうか。

2026/05/26

マミガサキアザミの花に集まる昆虫たち:メスグロヒョウモン♀・チャバネセセリ・キタキチョウ・ナミハナアブ

 



2024年10月中旬・午前11:35頃・晴れ 

里山の細い山道に沿って咲いたマミガサキアザミの群落に様々な昆虫が入れ代わり立ち代わり訪れ、花蜜を吸っていました。 
名前の分かった訪花昆虫を登場順に挙げると、メスグロヒョウモン♀(Damora sagana)2頭、チャバネセセリPelopidas mathias)、キタキチョウEurema mandarina)、ナミハナアブEristalis tenax)などでした。 
オオハナアブPhytomia zonata)も飛来しかけたのですが、マミガサキアザミの頭花に着陸しませんでした。 
蝶は同じ頭花で並んで吸蜜しても、互いに争う占有行動は見られませんでした。

2026/05/22

イモカタバミの花蜜を吸い飛び立つキタキチョウ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後12:20頃・晴れ 

民家の軒下の花壇に咲いたイモカタバミの群落でキタキチョウEurema mandarina)が訪花していました。 
いつものように翅をしっかり閉じて吸蜜しています。 

花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:10〜) 


関連記事(6年前の撮影)▶ イモカタバミの花で吸蜜するキタキチョウ

2026/05/18

道端で日光浴するツマグロヒョウモン♀が飛び立つまで【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年9月下旬・午後12:00頃・晴れ 

郊外の住宅地でツマグロヒョウモン♀(Argyreus hyperbius)を砂利道で見つけました。 
小石の上に乗って半開きの翅を開閉しています。 
蝶の影を見ると、太陽を背にして日光浴いることが分かります。 
斜め上から見下ろすアングルなので、口吻の状態がよく見えませんでした。 
たぶん、小石を舐めるミネラル摂取はしてないと思います。 

飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:46〜) 
風に翅が煽られつつも、道端を歩いて前進しています。 
最後は方向転換をしてから、力強く羽ばたいて飛び去りました。 


※ 動画の一部(後半)は白飛びしていたので、編集時に自動色調補正を施しています。

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