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2019/10/20

マメガキの葉柄に蓑を絹糸で固定するチャミノガ(蛾)幼虫:蓑虫



2019年6月下旬

民家の庭に植栽されたマメガキの葉裏でチャミノガEumeta minuscula)の幼虫が何やら作業しています。
葉柄に吊り下げられた蓑を絹糸でしっかり固定しているようです。
体を伸縮させて頭部を上下に動かしながら口から絹糸を吐き、葉柄の接着点から伸ばした絹糸を蓑の入口の白い裏打ちに付着させる動きを繰り返しています。

時間に余裕があれば微速度撮影したいところですが、三脚を持参していませんでした。
次回は、飼育下でじっくり観察してみたいものです。


チャミノガ(蛾)幼虫:蓑虫@マメガキ葉柄+吐糸固定
チャミノガ(蛾)幼虫:蓑虫@マメガキ葉柄+吐糸固定
チャミノガ(蛾)幼虫:蓑虫@マメガキ葉柄・全景

2019/10/19

トウネズミモチを訪花するモンシロチョウ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年7月上旬

トウネズミモチの生垣でモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が訪花していました。
翅をしっかり閉じてトウネズミモチの白い花から吸蜜しています。

花から花へ飛び回る様子を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみましょう。(@0:35〜)
隣でフタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)のワーカー♀が身繕いしていました。



▼関連記事(3年前の撮影ではハイスピード動画なし)
トウネズミモチの花蜜を吸うモンシロチョウ


モンシロチョウ♂@トウネズミモチ訪花吸蜜
モンシロチョウ♂@トウネズミモチ訪花吸蜜

2019/10/18

クサフジを訪花するベニシジミとシロスジヒゲナガハナバチ♀?



2019年6月下旬

川沿いの堤防に咲いたクサフジの群落でベニシジミLycaena phlaeas daimio)が訪花していました。
翅をしっかり閉じて吸蜜しています。

おそらくシロスジヒゲナガハナバチ♀(Eucera spurcatipes)と思われるヒゲナガハナバチの仲間が左から飛来しました。
蜂とニアミスする度にベニシジミは閉じていた翅をパッと素早く開いて軽く威嚇しました。
1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
他に蜜源となるクサフジの花は近くにいくらでも咲いているので、特に争いにはならず、チョウに追い払われた蜂はおとなしく別な花で採餌を始めました。

シロスジヒゲナガハナバチ♀の後脚の花粉籠には橙色の花粉団子を付けています。
クサフジに正当訪花を忙しなく繰り返して、花蜜と花粉を採餌しています。


▼関連記事(5年前の撮影)
シロスジヒゲナガハナバチ?♀がクサフジの花で採餌


ベニシジミ+シロスジヒゲナガハナバチ♀?@クサフジ訪花吸蜜・採餌
ベニシジミ+シロスジヒゲナガハナバチ♀?@クサフジ訪花吸蜜・採餌
シロスジヒゲナガハナバチ♀?@クサフジ訪花採餌
シロスジヒゲナガハナバチ♀?@クサフジ訪花採餌

2019/10/17

花が咲いたマメガキの周囲でトンボエダシャク♂が群飛(蛾)



2019年6月下旬

トンボエダシャク♂(Cystidia stratonice stratonice)と思われる多数の昼蛾がマメガキの周囲を忙しなく飛び回っていました。

日本大百科全書(ニッポニカ)で「トンボエダシャク」を調べると、

成虫は年1回、初夏に発生し、昼間、食樹の近くを飛び回る。
と書いてあります。
しかし、トンボエダシャク♂が群飛する場所はどうやら樹種には拘らないようです。

▼関連記事(1年前の撮影)
スギの林縁を飛び回るトンボエダシャクの謎(蛾)

ここマメガキでは吸蜜しに来る♀を多数の♂が待ち伏せしているのでしょう。
互いに高速で追飛(追いかけっこ)しているシーンもありました。
同種の♂を見つけても♀と誤認してしまうのでしょう。
(それとも♂同士で縄張り争いがあるのかな?)

▼関連記事(同じ日に近くで撮影)
イタドリの花畑で探雌飛翔するトンボエダシャク♂(蛾)と誤認求愛

とにかく高速で忙しなく不規則に飛び回るので、撮影には難儀しました。
公開した映像は1/5倍速のスローモーションです。
リアルタイムでお見せすると手ブレが酷くて酔いそうなので、カットしました。

後で思えば、マメガキの樹形全体が分かるような引きの絵でトンボエダシャクの群飛を撮った方がよかったですね。
しかし、撮影地点からこれ以上後ろに下がろうとすると公道からはみ出てしまうのです。
こういうときに広角レンズが活躍するのでしょうか。(私は持っていません)


2019/10/16

柳の枝で樹液を舐めるコムラサキ♀とシロテンハナムグリ



2019年6月下旬
▼前回の記事
柳の枝で樹液を舐めるシロテンハナムグリ

河畔林の小路に沿って生えた柳(樹種不明)の灌木にできた樹液酒場にコムラサキ♂(Apatura metis substituta)も来店しました。
黄色い口吻を伸ばして樹液を吸いながら翅を開閉していますが、翅表に日が当たっても瑠璃色に輝かないので♀のようです。
コムラサキ幼虫の食樹は柳類ですから、コムラサキ成虫♀が柳によく来るのも納得です。
この個体は左右の後翅の肛角付近がえぐれたように大きく破損していました。
左右対称の破損ですから、鳥に襲われたビークマークだと思われます。

樹液酒場に陣取って吸汁しているシロテンハナムグリ(Protaetia orientalis submarumorea)の背中をコムラサキ♀が足で踏んでしまうと、シロテンハナムグリも後脚を上げて軽く威嚇しました。
コムラサキはおとなしくその場を離れたものの、近くで順番待ちをしています。
この樹液酒場はさほど混み合っていませんし、長い口吻を持つ蝶類は少し離れた位置からでも樹液を吸えるはずですから、順番待ちをする必要は無い気がします。
だとすれば、酔っ払ったコムラサキ♀が樹液酒場の横で日光浴しているだけかもしれません。

これと同じ組み合わせを6年前にも別の場所で撮っています。(ただしコムラサキの性別が違います)

▼関連記事
柳の樹液を吸うコムラサキ♂とシロテンハナムグリ


コムラサキ♀:ビークマーク:翅表@柳枝:樹液酒場
コムラサキ♀:ビークマーク:翅裏@柳枝:樹液酒場
コムラサキ♀:ビークマーク+シロテンハナムグリ2@柳枝:樹液酒場

2019/10/15

イタドリの花畑で探雌飛翔するトンボエダシャク♂(蛾)と誤認求愛



2019年6月下旬
▼前回の記事
イタドリに訪花するトンボエダシャク♀♂(蛾)の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】

イタドリの群落で花蜜を吸っているトンボエダシャク♂(Cystidia stratonice stratonice)を撮っていると、探雌飛翔している別個体の♂が繰り返しちょっかいをかけてきます。
訪花中の個体の背後でちょっとホバリングしただけで相手が♀ではないと分かるらしく、すぐに離れて行きます。
しかしすぐにまた次の♂が飛来して誤認求愛が繰り返されます。
トンボエダシャクはおそらく♂が♀よりも早く羽化する雄性先熟で、この時期は成虫の性比が圧倒的に♀<<♂となり、♀不足の婚活なのでしょう。
♂の細長い腹部の先端にはヘアペンシルと呼ばれる黒い毛束があり、性フェロモンを放出しています。

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみても、素人目には特に目立つ求愛行動や交尾拒否行動(他の♂に絡まれたときに自分が♂であることのアピール)はしていませんでした。


トンボエダシャク♂2(蛾)@イタドリ訪花吸蜜+探雌飛翔:誤認求愛
トンボエダシャク♂2(蛾)@イタドリ訪花吸蜜+探雌飛翔:誤認求愛

2019/10/13

マメガキの雄株で花蜜を吸うトンボエダシャク♂(蛾)



2019年6月下旬

庭木として植栽されたマメガキの雄株でトンボエダシャク♂(Cystidia stratonice stratonice)が訪花していました。
赤い雄花に伸ばした口吻を差し込み、翅を開閉しながら、かなりがっついて吸蜜しています。

複数個体を撮影。


トンボエダシャク(蛾)@マメガキ訪花吸蜜
トンボエダシャク(蛾)@マメガキ訪花吸蜜

交尾したまま飛ぶモンキチョウ♀♂と三角関係



2019年6月下旬

堤防の草地をモンキチョウ♀♂(Colias erate poliographus)交尾器を連結したまま飛んで逃げています。
1/5倍速のスローモーションで見ると、翅の黄色い♂が主導して羽ばたいています。
白い翅の♀は翅を閉じたまま♂に引きずられるように大人しく連れて行かれています。
♀♂ペアがイネ科の草に翅を閉じて止まりました。
そこへ別個体の♂が飛来して求愛するも、交尾中の♀♂ペアは閉じていた翅を少し開いて拒否しました。
横恋慕したお邪魔虫の♂はすぐに諦めて飛び去ります。

保育社『原色日本昆虫生態図鑑IIIチョウ編』によると、

交尾したまま飛翔する場合は、♂、♀のどちらか一方が飛び、他方はぶら下がっている。♂も♀も翅を使って同時に飛ぶことはない。
このように交尾しながら飛ぶときに♂が飛ぶか、♀が飛ぶかは種によって一定していて、属や科についても通則がある。(中略)ここで←♀+♂の記号は、♀が飛翔し、♂は交尾したまま♀に連行され飛翔しないことを示す。 (p88より引用)


Donzel (1837)は「交尾中の飛翔形式は一つの属のすべての種類について一定しており、従って属の限界を決定する重要な特徴となり得る」と強調しており、後世これはDonzel説と言われている。(p89より引用)


ただし、かなり古い図鑑(1972)なので、もしかすると最新の知見では変わっているかもしれません。

この表記法に従えば、モンキチョウの連結飛翔は「←♂+♀」タイプとなります。

▼関連記事(1年前の撮影)
交尾中に連結飛翔で逃げるモンキチョウ♀♂


モンキチョウ♀♂@イネ科葉+交尾

2019/10/12

求愛飛翔で乱舞するスジグロシロチョウ♀♂



2019年6月下旬

草刈りされた堤防と河畔林の空間をシロチョウ科の2頭が互いにもつれ合うように乱舞していました。
求愛飛翔のようですが、交尾には至らず別れました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、♂が♀を一方的に追飛しているのではなく、互いに追い求めているように見えます。

林縁ということで、モンシロチョウではなくスジグロシロチョウPieris melete)またはヤマトスジグロシロチョウPieris nesis)の可能性が高いと思います。


▼関連記事(1年前の撮影)
スジグロシロチョウ♀♂の求愛飛翔【HD動画&ハイスピード動画】

ちなみにこの30分後、堤防で訪花するスジグロシロチョウを撮っています。

▼関連記事
ベニシジミを追い払いクサフジの花蜜を吸うスジグロシロチョウの仲間

スジグロシロチョウsp♀♂@堤防/林縁+求愛飛翔

2019/10/09

ヒメジョオンの花蜜を吸うヒロオビトンボエダシャク♂(蛾)



2019年6月下旬

小雨がぱらつく中、川沿いの原っぱに咲いたヒメジョオンの群落でヒロオビトンボエダシャク♂(Cystidia truncangulata)が訪花していました。
腹部が細長くて腹端に毛束(ヘアペンシル)があるのは♂の特徴です。
開いた翅を軽く開閉しながら吸蜜しています。

残念ながらすぐに飛び去ってしまったので、1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

同属近縁種にトンボエダシャクがいます。
この日はあちこちのフィールドで2種の成虫を散々見かけました。
トンボエダシャクとヒロオビトンボエダシャクは幼虫の食樹(ニシキギ科ツルウメモドキなど)も共通ですし、成虫が活動する時期も重なります。

一素人の予想では、雑種が生まれていても不思議ではありません。
現在は交尾器の形状が異なって生殖隔離されているのでしょうが、そこに至るまでに一体どうやって種分化したのか、興味があります。



ヒロオビトンボエダシャク♂(蛾)@ヒメジョオン訪花吸蜜

2019/10/07

ベニシジミを追い払いクサフジの花蜜を吸うスジグロシロチョウの仲間



2019年6月下旬

堤防に咲いたクサフジの群落でベニシジミLycaena phlaeas daimio)が吸蜜していました。
そこへ飛来したスジグロシロチョウPieris melete)またはヤマトスジグロシロチョウPieris nesis)が嫌がらせのようにベニシジミを翅で花からはたき落としました。
ベニシジミよりもスジグロシロチョウの方が大型ですから、ひとたまりもありません。
不意に襲われたベニシジミは反撃せずに飛び去りました。
すぐに舞い戻ってきたスジグロシロチョウが、横取りしたクサフジの花で吸蜜を始めました。

これは餌場を独り占めしようとする占有行動なのでしょうか?
堤防一帯には他にも蜜源の花がいくらでも咲いているのに、わざわざベニシジミを追い払う(異種間攻撃)のは不思議に思いました。

二種の出会いおよび飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:36〜)


スジグロシロチョウsp@クサフジ訪花吸蜜

2019/10/06

イタドリに訪花するトンボエダシャク♀♂(蛾)の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年6月下旬

川沿いの原っぱに咲いたイタドリの群落でトンボエダシャク♀♂(Cystidia stratonice stratonice)が何頭も訪花していました。
半開きの翅をゆるやかに開閉させながら花穂を歩き回り、吸蜜しています。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:05〜)

腹部が細長くて腹端に黒い毛束(ヘアペンシル)がある個体が♂です。(@0:37〜2:04, 2:22〜2:40)
腹部が太い個体が♀です。(@0:00〜0:35, 2:05〜2:21)


つづく→イタドリの花畑で探雌飛翔するトンボエダシャク♂(蛾)と誤認求愛


トンボエダシャク♀(蛾)@イタドリ訪花吸蜜
トンボエダシャク♂(蛾)@イタドリ訪花吸蜜



2019/10/03

ヒメジョオンを訪花するメスグロヒョウモン♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年6月下旬

河川敷の草原に咲いたヒメジョオンの群落でメスグロヒョウモン♀(Damora sagana)が訪花していました。
意外にもこの組み合わせは初見でした。
翅を開閉しながら吸蜜しています。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:10〜)


▼関連記事(6年前の撮影)
ハルジオンの花蜜を吸うメスグロヒョウモン♀


メスグロヒョウモン♀:翅表@ヒメジョオン訪花吸蜜
メスグロヒョウモン♀:翅裏@ヒメジョオン訪花吸蜜



2019/10/01

畑の土を舐めるウラギンヒョウモン♂



2019年6月下旬

家庭菜園を飛び回っていたウラギンヒョウモン♂(Fabriciana adippe)が畑に着陸して頻りに土を舐めていました。
翅をしっかり閉じて口吻を伸ばし、一心不乱に土を舐めています。
土に含まれるミネラルやナトリウムイオンなどを摂取しているのでしょう。
畑をあちこち移動しながら土を舐め続けていますが、必ずしも泥のように水気をたっぷり含んだ土を舐めている訳ではありません。
乾いた土塊も舐めています。
セセリチョウの仲間とは異なり、排尿して土を湿らせてはいません。
飛び立っても一回りしてからまた畑に舞い戻り、ミネラル摂取に励みます。
半開きの翅を開閉してくれた際に、翅表の斑紋および♂の性標が確認でききました。


▼関連記事(5年前の撮影でも♂でした。)
混群で土を舐めるミドリヒョウモン♂とウラギンヒョウモン♂


ウラギンヒョウモン♂は路上で吸水も行う。(フィールドガイド『日本のチョウ』p200より)



最後は畑から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@4:10〜)


ウラギンヒョウモン♂@畑+土舐め:ミネラル摂取
ウラギンヒョウモン♂@畑+土舐め:ミネラル摂取


2019/09/29

イタドリの花で吸蜜するトラフシジミ春型【HD動画&ハイスピード動画】



2019年6月下旬

平地の川沿いの原っぱに咲いたイタドリの群落でトラフシジミRapala arata)春型が訪花していました。
翅をしっかり閉じて吸蜜しています。

閉じた後翅を互いに擦り合わせ、尾状突起を触角のように動かしています。
鳥などの捕食者に急所の頭部を狙われないように偽の頭部を体の後方にも作って惑わせているのです。(自己擬態)
黒い尾状突起の先端は白くて目立ちます。
ところが自己擬態のモデルとなった本物の触角は全体が黒でした。
必ずしも完全に体の前後が対称に見えなくても、尾状突起が触角っぽく見えればそれで良いのでしょう。

翅表を撮るために飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:40〜)
ところがトラフシジミは吸蜜に夢中で、物を投げつけてもなかなか飛んでくれません。
仕方がないのでイタドリの葉を掴んで揺すり、強引に飛び立たせました。
羽ばたいた瞬間に垣間見た翅表はメタリックブルーでした。(天気が曇りなので映像では藍色に見えます)
トラフシジミの翅表を見たのは初めてかもしれません。
更に1/4倍速のスローモーションでリプレイしても、性標の有無は見分けられませんでした。


ちなみにセマダラコガネAnomala orientalis)およびクロヤマアリFormica japonica)♀も一緒にイタドリで訪花していました。


トラフシジミ春型@イタドリ訪花吸蜜

2019/09/26

ソバカスキバガ(蛾)の飛翔力は弱い?



2019年6月下旬

公園の地面にかなり地味なミクロ蛾が止まっていたので、暇潰しにハンディカムの動画で記録しました。
左前翅の前縁が一部欠けています。
調べてみると、キバガ科のソバカスキバガGelechia acanthopis)と名前が分かりました。

補助照明の白色LED点灯しても、この蛾は動じませんでした。
静止蛾を撮っても動画ブログのネタにはならないので、飛び立たせてみましょう。
指先で触れると少しだけ飛んで逃げます。
しかし飛翔力(持久力)は弱いようで、短距離しか飛べません。
私が何度も繰り返し触れると、今度は走って逃げるようになりました。
立ち止まった場所に対して翅の紋様がしっかり保護色になっています。
もし動かなければ絶対に見つけられないでしょう。

もしかすると、交尾相手の探索など自発的に長距離を飛び回る前には入念な準備運動をして体温をあげてから飛び立つのかもしれません。
(小蛾では聞いたことがないですけど。)


2019/09/23

イタドリの花蜜を吸うルリシジミ♂



2019年6月下旬

堤防の道端に咲いたイタドリの群落でルリシジミ♂(Celastrina argiolus)が訪花していました。
翅をしっかり閉じたまま、伸ばした口吻で吸蜜しています。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、翅表が青いので♂とようやく判明しました。

冒頭で別個体♂が飛来するも、誤認求愛せずに通り過ぎました。
吸蜜中の♂個体に気づかなかったのでしょうか?

吸蜜中にしっかり閉じた翅をときどき擦り合わせている行動が興味深く思いました。
シジミチョウ科でよく見られる行動ですが、ルリシジミに尾状突起は無いので、鳥などの捕食者に急所である頭部の向きを惑わせるための自己擬態ではありません。
ルリシジミの尾状突起が退化した後の痕跡行動なのでしょうか?
それとも自己擬態が進化してくる前の前適応の行動なのかな?
進化の順番を知りたいものです。


ルリシジミ♂@イタドリ訪花吸蜜

2019/09/21

マメガキの葉裏を徘徊するチャミノガ(蛾)幼虫:蓑虫



2019年6月中旬

道端に植栽されたマメガキの木の葉の裏面にチャミノガEumeta minuscula)の蓑虫を2頭見つけました。
隣の葉に虫食い穴(食痕)が見えます。
新しい葉に移ってきたのかもしれません。
後半の個体は幼虫が葉裏を移動中でした。



チャミノガ幼虫は、名前の由来となったチャノキ(茶)以外にも様々な樹種の葉を食べる広食性です。
チャノキが自生できない雪国にも普通に分布しています。


▼関連記事
ニセアカシアの葉柄を徘徊するチャミノガ(蛾)幼虫:蓑虫

チャミノガ(蛾)幼虫:蓑虫a@マメガキ葉裏
チャミノガ(蛾)幼虫:蓑虫b@マメガキ葉裏

2019/09/17

2頭の♂に求愛されたヒメシジミ♀の交尾拒否行動



2019年6月中旬・午後15:41

川の堤防に咲いたキリンソウの群落でヒメシジミ♀(Plebejus argus micrargus)が訪花していました。
翅を半開きにしたまま吸蜜している♀を撮っていると、後方より同種の♂aが飛来しました。(@0:15)
♂aは♀のすぐ近くの花上に翅を広げて止まりました。

♀は翅を軽く震わせながら♂に向き直り、♂と正面から顔を見合わせてお見合いする格好になりました。
これは、♂に背後を取らせないため(マウント回避)に♀がやる交尾拒否行動の一つなのかもしれません。
ヒメシジミ♀♂は触角で互いに触れ合っています。
この間も♀は口吻を伸ばして吸蜜を続け、一方の♂は口吻を伸ばしていません。
この♂aの求愛行動は、かなり紳士的ですね。
翅を広げて美しい青色の翅表を♀にアピール(誇示)しているだけです。

そこへもう1頭のヒメシジミ♂bが左から飛来しました。(@0:41)
ライバル♂aが居るので諦めて飛び去ったかと思いきや、すぐにまた左から飛来しました。
ここから先は、多数の蝶が入り乱れてちょっとした狂乱状態になりました。
1/5倍速のスローモーションによるリプレイをご覧下さい。(@1:19〜)

ヒメシジミ♂bは♀の斜め右後ろの花に止まり、すかさず腹端を曲げて伸ばし♀との交尾を試みます。
先を越されそうになった♂aが慌てて♀の翅にしがみついて邪魔をします(交尾干渉)。
そのまま♂aも♀の左側から近づき、腹端を曲げて交尾を試みました。
花上の♀が翅を小刻みに素早く開閉して羽ばたき、腹端を持ち上げ交尾拒否の姿勢になりました。
お邪魔虫のヒメウラナミジャノメ♀♂(Ypthima argus)が乱入してきました。
ヒメシジミ♀は明瞭な交尾拒否姿勢のまま吸蜜を続けています。(色気より食い気)
♂aの方が先に飛び去りました。
♀に振られた2頭のヒメシジミ♂abは諦め切れないのか、近くのススキの葉や枯草に止まって待機しています。

ヒメシジミは翅の色から性別の判定が容易なので、配偶行動を観察するのが面白い蝶です。

▼関連記事
ヒメシジミ♂の求愛と♀の拒絶 @2014年6月中旬
ヒメシジミの求愛飛翔、交尾拒否など @2013年6月中旬
ヒメシジミの求愛拒否@シロツメクサ花【ハイスピード動画&HD動画】 @2014年6月下旬(♀@半開きの翅を小刻みに震わせ&腹端を上げてる)
ヒメシジミの婚活(♀1♂3)@ウツギ花 @2014年6月中旬




ヒメシジミ♀@キリンソウ訪花吸蜜
ヒメシジミ♂@キリンソウ訪花吸蜜
ヒメシジミ♀@キリンソウ訪花吸蜜+交尾拒否+♂ab@求愛誇示
ヒメシジミ♀@キリンソウ訪花吸蜜+♂a@ススキ葉
ヒメシジミ♀@キリンソウ訪花吸蜜+♂a@ススキ葉

2019/09/15

タイサンボクの葉裏にぶら下がって動くニトベミノガ(蛾)の蓑虫



2019年6月中旬

民家の庭木に白い大きな花が咲いています。
うろ覚えでビワの花かと思ったのですが、調べてみるとタイサンボク(泰山木)という常緑樹でした。
ヤマケイポケットガイド5『庭木・街路樹』p223によると、栽培適地は東北南部以南とのこと。
山形県は分布の北限ということになります。
名前が分かるとあちこちでよく目につくようになりました。

タイサンボク樹冠部の葉裏にミノムシ(蓑虫)が2匹ぶら下がっていました。
蓑を作った材料の葉片が大きいので、おそらくニトベミノガMahasena aurea)の幼虫でしょう。

1匹目の個体は枯葉のみで蓑を作り、静止しています。
葉裏への接着点の近くに虫食い穴(食痕)がありました。

2匹目の個体は蓑に青葉の破片を2枚付けています。
葉先に食痕があり、葉裏をゆっくりと徘徊移動中でした。



▼関連記事(3年前の撮影)
イタドリの葉を食すニトベミノガ幼虫(蓑虫)
イタドリの葉と蓑虫:ニトベミノガ(蛾)幼虫

ニトベミノガ?(蛾)幼虫a:蓑虫@タイサンボク葉裏
ニトベミノガ?(蛾)幼虫a:蓑虫@タイサンボク葉裏
ニトベミノガ?(蛾)幼虫b:蓑虫@タイサンボク葉裏

タイサンボク花
タイサンボク花
タイサンボク蕾
タイサンボク幹

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