2017/09/23
落ち葉をかきわけて採食する野生ニホンザルの群れ
2016年11月中旬・午後12:52〜12:58
晩秋の里山で野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れと遭遇しました。
私が山麓で樹上のカラスに気を取られていたら、休耕田に居た2匹の猿が林縁に逃げ出しました。
慌てて撮り始めると、更に多くの猿が山へ逃走。
私から距離を取って落ち着いた老若男女のニホンザルの群れは、林縁の斜面で何やら採食を始めました。
遠くて採食メニューは不明ですが、落ち葉をかき分けてキノコや越冬中の虫を探しているのかもしれません。
落ち葉を掻き分けるのに利き手があるでしょうか?
採食中もこちらを気にして、チラチラ見ています。
横に張り出した木の枝で2頭の子猿が遊んでいるのが微笑ましいですね。
ここで残念ながらカメラがバッテリー切れ。
交換に手間取っている間に猿が山に帰ってしまいました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
キアシナガバチ♀が桑の実を吸汁?
2017年6月上旬
キアシナガバチ(Polistes rothneyi)のワーカー♀がヤマグワの果実に止まっていました。
林縁は薄暗くてピント合わせに苦労したので、蜂が何をしていたのかよく見えませんでした。
この桑の灌木に繰り返しやって来るので、最初は桑の枝に営巣しているのかと思いました。
しかし、そうではありませんでした。
黒く熟した果実を選んで止まっているのなら、噛んで甘い果汁を飲んでいたのでしょう。
未熟な赤い実に止まっていたときは、すぐに飛び立ってしまいました。
もしかすると、桑の実で吸汁しに来る昆虫を捕食しようと、獲物を探索・待ち伏せしていたのかもしれません。
その後は桑の葉に止まって身繕いしてくれたおかげで、ようやくキアシナガバチだという確信を持てました。
化粧が済むと蜂は桑の隣で満開に咲いたエゴノキの花の周囲を獲物を探してゆっくり飛び回り、茂みの陰に消えました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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2017/09/22
道端の側溝内で採餌するハクセキレイ♀(野鳥)
2017年6月中旬
街中で道端を歩いていたハクセキレイ♀(Motacilla alba lugens)が自発的に側溝へ出入りしていました。
側溝内の水深は浅く、ハクセキレイ♀はアメンボ、ボウフラ、蚊などの昆虫をせっせと捕食しているようです。
この水路は冬になると融雪溝として使われるもので、ヒトが落ちないように鉄格子で蓋をしています。
ハクセキレイは舗装路から側溝に戻る際になんと三角跳びを披露してくれました。
ブロック塀に飛び蹴りしてから、直下(側溝の縁)に着地したのです。
ハクセキレイのバードウォッチングで久しぶりに興奮した出来事でした。
都市鳥らしい暮らしぶりですね。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
オオハンゴンソウに訪花するクロマルハナバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】
2016年10月上旬
山麓の農道脇に咲いたオオハンゴンソウの群落でカラフルなクロマルハナバチ♂(Bombus ignitus)が訪花していました。
雄蜂は♀と違って花粉を集めずに花蜜を吸うだけですから、後脚の花粉籠は空荷です。
花から花へ飛び立つ瞬間を狙って、後半は240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:30〜)
よく晴れた午後の陽射しが強く、絶好のハイスピード動画撮影日和でした。
同じ頭花でオオハキリバチ♀とニアミスしても、互いに喧嘩や排斥行動は行わず寛容でした。
餌資源(蜜源)が豊富だと争いが起きないのでしょう。
【追記】
この植物はハチミツソウではなくてオオハンゴンソウでした。
遅ればせながら訂正しておきます。
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2017/09/21
ハシボソガラスの排糞場(野鳥):路上の糞害
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#11
2017年6月上旬・午後18:51〜18:52(日の入り時刻は18:59)
ハシボソガラス(Corvus corone)の親鳥が雛の糞を捨てに通っていたと思われる場所(排糞スポット)の一つを、見に行ってみました。
すると予想通り、高圧線鉄塔#21に近い住宅地の路上が大量の鳥の糞で汚れていました。
電線に止まった親鳥が真下に排糞したようで、白っぽい尿酸混じりの糞があちこちに落ちています。
日没直前の鉄塔の背後には白い月が出ていました。(月齢11.3)
月夜の鉄塔は、なかなかフォトジェニックですね。
ふと視線を感じて鉄塔の右を見ると、高圧線に止まった親鳥の♀♂
送電線に嘴を擦り付けているのは、威嚇や苛立ちを表しているのかもしれません。
夜になると親鳥はおそらく雛の居る巣ではなくて近くの塒で寝ると思われますが、確認できていません。
街中で大量の鳥糞が路上に落ちていたら、その上が
繁殖(育雛)期なら排糞スポットの可能性も考えるべきですね。
雨が降れば路上の鳥の糞は洗い流されるでしょう。
しかし糞の数がもっと増えたり駐車している車体に付着したりしたら大変です。(糞害)
鳥の糞を集めるとグアノと呼ばれ、良質の肥料になります。
もし指定した場所に排泄してくれるように野鳥を何らかの方法で誘導できれば(トイレ・トレーニング)、糞害のご近所トラブルも解消されて一石二鳥なんですけどねー。
そんな夢のような話が仮に実現しても、鳥は種子散布にも寄与しているので、生態系に思わぬ悪影響が出るかもしれません。
糞害対策グッズと称する物は、野鳥を追い払う狙いの物しか売られていないのが現状です。
巣が作られた鉄塔の真下は雛の糞で汚れているのか、それとも意外にきれいなのか、見に行きたいところです。
しかし鉄塔に無闇に近づくと神経質な親鳥へ悪影響を及ぼしそうなので、雛が巣立つまでは我慢しています。
つづく→#12:ハシボソガラス(野鳥)雨天のクルミ割り行動
ヒナゲシの花で採餌するセイヨウミツバチ♀
2017年6月中旬
民家の花壇に咲いた真っ赤なヒナゲシでセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を少し付けています。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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2017/09/20
三羽の雛に給餌するハシボソガラス親鳥(野鳥)
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#10
2017年6月上旬・午後16:42〜16:56
ハシボソガラス(Corvus corone)親鳥の給餌活動を微速度撮影で記録する前に、通常のHD動画でも給餌シーンを4回撮影しています。
シーン1:
鉄塔の左にある住宅地の電柱の天辺に親鳥の一羽が止まっているのに気づき、撮影開始。
採餌を終えて帰巣する前に電柱で羽根を休めていたのでしょう。(周囲の安全を確かめていたのかもしれません)
カラスはすぐに飛び立つと旋回し、鉄塔へ帰りました。
巣の左下の鉄骨に一旦着地して周囲の安全を確かめてから改めて飛び上がって帰巣しました。
待っていた雛が一斉に伸び上がって餌乞いすると、その必死さに応じて親鳥は口移しで餌を与えます。
その後、親鳥は右下へ滑空して巣を離れました。
シーン2:
次に右下から巣に飛来した親鳥も雛に給餌しました。
しばらく巣に居残っているのは、おそらく食後の雛が排便するのを待っているのでしょう。
鉄骨が邪魔で見えませんが、親鳥は出巣するついでに雛の糞を咥えて捨てに行ってると思われます。
またもや親鳥は右下へ滑空して巣を離れました。
シーン3:
次も親鳥の帰巣ルートは右下からでした。
餌乞い反応した雛鳥は3羽カウントできました。(カラスの子は三羽烏)
嘴の内側が赤いのがカラスの幼鳥の特徴です。
巣まで遠いのに、給餌の際は餌乞いする雛鳥の鳴き声が撮影地点まで聞こえました。
しかし動画では風切り音がうるさいこともあって、雛の鳴き声は録音されていませんでした。
出巣した親鳥を追ってカメラを左に向けたのですが時既に遅く、排糞行動は撮り損ねました。
住宅地の電線から雛の糞を捨てたようです。
親鳥が警戒して、いつも私がギリギリ見えない死角の場所で排糞するので困ります。
シーン4:
帰巣シーンを撮り損ねました。
給餌後の親鳥はこちらに向かって(西に)飛び立ち、鉄塔から伸びる高圧線に止まりました。
慌ててカメラを向けた時には嘴を高圧線で拭っていて、排糞シーンを観察できませんでした。
三脚に固定したカメラでは、どうしても突発的な動きへの対応が遅れてしまいます。
どうやら親鳥が排糞するスポットは何箇所かあることが私にも分かってきました。
親鳥は高圧線から辺りをしばらく監視してから、最後は右へ飛び去り採餌へ出かけました。
親鳥の採餌行動を未だ観察できていないのですが、鉄塔の西には滅多に来ない点が気になりました。
縄張り内で良質な餌場は東側に集中しているのかな?
カメラを持った私が陣取っているせいで、親鳥が警戒して西には近づかないだけですかね?
カラスの親鳥は梅雨入りする前に繁殖・育雛を完了するつもりなのかもしれません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#11:ハシボソガラスの排糞場(野鳥):路上の糞害
ホシホウジャク(蛾)がケローネの花でホバリング吸蜜【HD動画&ハイスピード動画】
2016年10月上旬
民家の庭先に咲いた謎の園芸植物でホシホウジャク(Macroglossum pyrrhosticta)が訪花していました。
猛烈な勢いで羽ばたいてホバリング(停空飛翔)しながらゼンマイ状の口吻を伸ばし花蜜を器用に吸っています。
wikipediaに書いてあった通り、飛んでいる時は確かに脚を畳んでいました。
空気抵抗を減らすためでしょう。
後半はホバリング吸蜜を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:43〜)
口吻を花の奥にうまく差し込めないと、諦めて次の花へ飛んで行くようです。
園芸植物にまるで疎い私はこの花の名前を知りませんでした。
植物の掲示板で問い合わせてみると、北米原産のケローネ(別名スピードリオン)と教えて頂きました。
てっきり蕾が咲きかけの状態なのかと思いきや、数日後に再訪しても同じ状態だったので、これで開花状態なのでしょう。
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2017/09/19
共稼ぎでせっせと巣に通い雛に給餌するハシボソガラス♀♂【野鳥:10倍速映像】
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#9
2017年6月上旬・午後16:58〜18:32(日の入り時刻は18:59)
日没前の夕方にハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)の親鳥♀♂が給餌に通う様子を微速度撮影で記録してみました。
10倍速の早回し映像をノーカットでご覧ください。
0:04 帰巣
0:07 出巣
0:13 雛の羽ばたき練習(以降は面倒で記録していない)
0:28 帰巣
0:32 出巣
0:45 帰巣
0:48 出巣
0:57 帰巣
1:00 出巣
1:37 帰巣
1:41 出巣
2:39 帰巣
2:41 出巣
3:14 帰巣
3:18 出巣 親鳥αが奥の高圧線に止まった。
3:25 帰巣 もう1羽の親鳥βが帰巣。
3:26 αが右へ飛び去った。
3:28 出巣 β
3:46 帰巣
3:49 出巣
4:13 帰巣
4:18 出巣
4:51 帰巣
4:55 出巣
5:49 帰巣 左より高速入巣。親鳥が突然出現。
5:53 出巣
6:38 帰巣
6:42 出巣
6:48 帰巣
6:56 出巣(奥の高圧線に止まって辺りを監視)
7:00 高圧線から飛び去った。
7:59 帰巣
8:04 出巣
8:32 帰巣
8:35 出巣
9:14 帰巣
9:16 出巣
9:23 撮影終了。
長撮りした1時間33分50秒の間に親鳥♀♂が計17回も巣に通って雛に給餌しました。
ただし、帰巣した全ての回で雛に給餌したとは限りません。
雛の様子を見るためだけに空荷で帰巣することがあるようですが、引きの絵にすると給餌の有無がはっきり見分けられません。
親鳥を待つ間、雛はときどき羽ばたき運動の自主練をしています。
2羽の親鳥が同時に映ることがあるので、共稼ぎで(交互に?)給餌していることが分かります。
残念ながら親鳥の性別を見分けられないため、給餌分担の割合(育雛への貢献度)が割り出せません。
きっちり調べようとすると、カラスを捕獲して個体識別用の足環を装着する必要があります。
つづく→#10:三羽の雛に給餌するハシボソガラス親鳥(野鳥)
飛べ!セアカツノカメムシ♂
2017年6月上旬
エゴノキの葉でセアカツノカメムシ♂(Acanthosoma denticaudum)が徘徊していました。
腹端にハサミのような一対の突起が見えるので(正式名称は?)♂ですね。
やがて葉を下りて、細い葉柄(枝)を登り始めました。
こちらに振り向くと、急に勢い良く飛び立ちました。
エゴノキの花が満開で、未だ実がなっていません。
本種は木の実を吸汁するらしいので、餌場を変えたのでしょう。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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セミ・カメムシ・サシガメ(半翅目),
飛翔
2017/09/18
ハシボソガラス雛の羽ばたき練習(野鳥)
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#8
2017年6月上旬・午後16:40〜16:51
在巣のハシボソガラス(Corvus corone)雛鳥がこの日も羽ばたき練習をしているシーンをまとめてみました。
短時間ですぐに羽ばたきを止めてしまうので、羽ばたき始めてから撮るのでは遅いのです。
愚直に長撮りしていないと、なかなかものにできません。
巣のある高所はどれぐらい風が吹いているのでしょう?
残りの時間は親鳥が給餌に帰ってくるまで、雛は各自でのんびり羽繕いしています。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#9:共稼ぎでせっせと巣に通い雛に給餌するハシボソガラス♀♂【野鳥:10倍速映像】
動画を優先したら羽ばたき練習の写真は撮れず |
セイタカアワダチソウの花蜜を吸うギンモンシロウワバ【蛾:HD動画&ハイスピード動画】
2016年10月中旬
水辺に咲いたセイタカアワダチソウの群落でギンモンシロウワバ(Macdunnoughia purissima)が訪花していました。
翅を半開きにして羽ばたきながら吸蜜しています。
ホバリング(停空飛翔)とは異なり、訪花中は花穂に足をかけています。
羽ばたきと飛翔シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1.25〜)
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チョウ・ガ(鱗翅目),
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訪花
2017/09/17
川を泳ぎながら採食するカルガモの親子群(野鳥)
2017年6月中旬
街中を流れる川でカルガモ(Anas zonorhyncha)の親子を見つけました。
1羽の親鳥が10羽の幼鳥を引率して川を泳いでいます。
隊列がしっかりしておらず、常にちょこまかと動き回る幼鳥をカウントするのは大変でした。
カルガモは親鳥が幼鳥に巣外給餌するのではなく、それぞれの幼鳥も自力で採食しています。
岸辺の草の葉に跳びつこうとする幼鳥が微笑ましいですね。
草むらの虫を捕食したのでしょうか。
中洲を離れ川を渡ると対岸へ移動しました。
必ずしも親鳥が先導するとは限らず、雛が先に行くこともありました。
鳴き交わしなどは聞き取れませんでした。
雑草の生えた川岸(中洲)に沿って上流へ遊泳しながら採餌しています。
幼鳥のために、なるべく水深の浅いところを選んで遊泳しているのかもしれません。
堤防から撮影している私を警戒して、なるべく離れた所に集まっているだけかな?
ところで、2年前に撮影したカルガモは計15羽の幼鳥を引率していました。
▼関連記事『日本動物大百科3鳥類I』p73によると、カルガモの一腹卵数は7~9らしい。
川面を逃げ、採食するカルガモの親子(野鳥)
wikipediaの記述では、「亜種カルガモは10-12個の卵を産む」。
だとすれば、10羽ならまだしも15羽の幼鳥を引き連れていた親鳥は、血縁関係がない子も引き受けて養育していたのか?という疑念を抱いてしまいます。
親鳥が育児を押し付け合ったり(托卵ならぬ托雛)、共同で保育するのでしょうか?
実は親鳥同士に血縁関係があって、親戚の子を預かって交代で面倒を見ているようなものでしょうか?
カモの雛と言えば有名な刷り込み(インプリンティング)現象があるはずなので、幼鳥が実の親鳥以外の成鳥にもついて行ってしまうのは考えにくい気がします。
それとも15羽の幼鳥というのは、たままた多産な例外を見ていたのかもしれません。
何はともあれ、孵化から巣立ちするまでの育雛を自分の目で観察してみたいものです。
サイカチの花で採餌するクロマルハナバチ♀
2017年6月中旬・夕方
推定樹齢500年のサイカチの大木で西日を浴びる枝葉を観察すると、セイヨウミツバチ♀以外にも、クロマルハナバチ(Bombus ignitus)のワーカー♀が訪花していました。
絶え間なく風が吹いて枝が揺れ続け、撮影には難儀しました。
複数個体を撮影すると、後脚の花粉籠に白っぽい(淡黄色)大きな花粉団子を付けた個体がいました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
サイカチの花を見上げる |
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