2021年7月中旬・午後16:25頃・晴れ
この組み合わせは初見です。
小さなラッパ状の花筒にセイヨウミツバチ♀は正当訪花せずに毎回、穿孔盗蜜するので、後脚の花粉籠が空荷なのは当然です。
セイヨウミツバチ♀は花の雄しべや雌しべに全く体が触れずに吸蜜するだけで、アベリアの受粉に全く役立っていません。
盗蜜シーンおよび花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:18〜)
複数個体を撮影。
(キバネセセリの)♂は吸水性が強く、路上や川原、崖などの湿った場所で集団で吸水するほか、樹液や獣糞などにも集まる。( 『フィールドガイド日本のチョウ』p275より引用)翅を閉じたまま茶褐色の口吻をチロチロと小刻みに動かして、獣糞の表面をひたすら舐めています。
関連記事(13年前の撮影@ツキノワグマ?の糞)▶ 獣糞に集まるキバネセセリ獣糞がときどき動くのは、溜め糞の下に潜り込んだ糞虫の活動によるものです。
関連記事(同時期に別の場所で撮影)▶ 餌乞いで鳴く♪モズの幼鳥(野鳥)今回の個体は下嘴の根元が橙色(黒ではない)で、嘴の内部が赤っぽく見えたのですけど、改めて比較すると、餌乞いした幼鳥は口内がもっと真っ赤で嘴が鮮やかな橙色で縁取られていました。
地鳴き:ギチギチギチなどと鳴く。 他の鳥よりも春早い時期に繁殖に入る。巣立ちビナがいるあたりに人やネコ、カラスが近づくと、ギチギチとうるさく鳴き騒ぐ。(p34より引用)
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サンコウチョウの囀りを声紋解析してみる?
(サンコウチョウの)地鳴きは、「ギィギィ」と地味だが、囀声は、「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」月・日・星、と聞えることから、三光鳥と呼ばれている。(wikipediaより引用)『日本の野鳥さえずり・地鳴き図鑑』でサンコウチョウの鳴き声を調べると(p66)、
さえずり: ピーチャポイ、ホイホイホイとさえずる。 地鳴き: ギィギィと地味な声で鳴く。
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・モンキチョウ♀♂の求愛飛翔と交尾拒否:マリーゴールドの花畑にて【HD動画&ハイスピード動画】
・モンキチョウ♀♂の求愛飛翔【ハイスピード動画】やや風が吹く中を延々と求愛飛翔が続いたものの、結局は交尾に至らず、♂は♀を諦めて離脱しました。
一頭の♀に数頭の♂という飛翔の群れが形成されることもまれではありません。しかし、ほとんどの♂はしばらくして求愛飛翔をあきらめてしまい、♀はさらに高空へ、♂はつぎつぎと地上へ降下し、求愛の群れは解消するのです。 交尾を経験した♀がつぎの交尾を受け入れる場合、どの♂を選ぶかは求愛の熱心さによることがわかってきました。求愛に熱心な♂はたいてい若く、それは交尾時に大きな精包を注入できることを意味しています。年寄りの♂は大きな精包をつくることができませんので、体内の精包を吸収して、いずれは自らの栄養にしようとする♀の思惑からみると、どうせ交尾するなら大きな精包をもらったほうがよいに違いありません。 (『動物たちの気になる行動〈2〉恋愛・コミュニケーション篇』p61〜62より引用)渡辺守『チョウの生態「学」始末』によれば、
交尾を経験したモンキチョウの♀が次の交尾を受け入れる場合、特に白翅型♀の場合、自分を巡っての求愛集団の中からどの♂を選ぶかは、最後まで諦めずに自分につきまとった♂であった。求愛集団における激しい飛翔は、その集団内に留まろうとする老齢の♂を振るい落とす役割ももっていたようである。最後まで求愛を行なうことのできた♂はたいてい若かった。若い♂は交尾時に大きな精包を注入でき、年寄りの♂は(少なくとも1回は交尾経験があるとしたら)大きな精包を作れない可能性が高い
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