2023/10/21

小川の丸木橋を渡るハクビシンには右目を失明した個体と健常個体の2頭以上いる【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月上旬〜中旬

小川に架かる丸木橋を伝ってハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)がこの時期は頻繁に渡るようになりました。


シーン0:3/31・午後14:54・(@0:00〜) 
明るい日中に偶々撮れた現場の状況です。 
穏やかに左から右へ流れる小川に天然の丸木橋のように倒木が架かっています。 

 シーン1:4/4・午後23:15・(@0:05〜) 
自動センサーカメラの起動が遅れ、丸木橋を渡る肝心のシーンは撮れていませんでした。 
深夜に左岸で笹薮に覆われた崖を登るハクビシンの後ろ姿が写っていました。 
振り返った時に右目が失明している隻眼の個体と判明。 


シーン2:4/4・午後23:34・(@0:05〜) 
18分後に再びハクビシンが現れ、同じように左岸の崖を登る後ろ姿が撮れました。 今回はカメラを振り返ってくれず、隻眼個体かどうか不明です。                                                     ところがしばらくすると、河畔林から引き返して来たハクビシンが左岸の崖を下りました。 
やはり右目を失明した隻眼個体でした。 
倒木の対岸の根際をぐるりと回ると、丸木橋を此岸(右岸)に渡りました。 
左目しか無い隻眼で立体視が出来ない(不自由)はずなのに、意外に身軽な動きです。 
長い尻尾で体のバランスを保っているようです。 


シーン3:4/5・午後23:34・(@1:07〜) 
翌日も深夜に登場したハクビシンが丸木橋を渡り、左岸の崖を登りました。 
対岸の笹藪の奥から白く光る目が見えます。(おそらく隻眼?) 


シーン4:4/6・午後15:47・気温23℃(@1:53〜) 
野生動物が丸木橋を渡る瞬間をどうしても撮り損ねがちなので、トレイルカメラを反応の早い新機種に交換し、丸木橋を反対側から狙うことにしました。 
少し遠くなりますけど、広角で丸木橋を全体から監視できるようになりました。 
気温や月齢のデータも表示されるのは便利です。 
小川は手前から奥に向かって緩やかに流れていて、数十m先で川の本流に合流します。 


シーン5:4/9・午前1:35・気温2℃・(@1:58〜) 
万全の対策をしたつもりなのに、またしてもセンサーカメラの起動が間に合わず、丸木橋を渡るシーンは撮れませんでした。
小雪がちらつく深夜に丸木橋を渡り切ったハクビシンが右岸を右に走ってくるところでした。 
ハクビシンは暗い夜でも素早く走って丸木橋を渡っているとしか考えられません。 
それとも気温の低下(寒の戻り)で電池の電圧も下がってしまい、トレイルカメラの性能が低下したのかもしれません。

特筆すべき点として、白い目が2つ爛々と光って見えました。 
つまり今回の個体は隻眼ではなく健常個体でした。 
この丸木橋を利用するハクビシンは、少なくとも2頭いることが明らかになりました。 
この辺りを縄張りとする♀♂のペアなのでしょうか?
この川の流域ではハクビシンが繁殖していることが分かっていて、昨年は別地点のトレイルカメラに親子と思われる家族群が写っていました。
しかも隻眼個体はトレイルカメラによく写る常連です。


シーン6:4/11・午前0:30・気温2℃・(@2:05〜) 
2日後の深夜には、両目が光る健常個体が丸木橋を右から左へ渡りました。 
岸辺の崖穴をしばらく物色してから、笹薮の生い茂る左岸に上陸しました。 


シーン7:4/12・午前3:42・気温5℃・(@2:41〜) 
翌日の未明に登場したハクビシンは、丸木橋を左から右へ渡りました。 
上陸後に横を向いた際に、おそらく右目を失明した隻眼個体だろうと分かりました。 


シーン8:4/15・午前3:39・気温6℃・(@2:56〜) 
3日後も未明に現れました。 
丸木橋を右から左へ渡る途中で立ち止まってカメラ目線をくれたおかげで、隻眼の個体と判明。 
左岸の笹藪に姿を消しました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 

今のところハクビシンは深夜にしか現れず、完全な夜行性です。 




満開の桜に降る雪:花冷えのソメイヨシノ

 

2023年4月上旬・午前7:55頃・雪 

民家の庭でソメイヨシノの花がほぼ満開に咲きました。 
せっかく花見のシーズンが到来したのに、寒の戻りで雪が激しく降り始めました。 
これはこれで風情があるので、桜の花が萎れる前に「花冷え」を動画で記録することにしました。 
冠雪はシャーベット状で、濡れた花弁から雪解け水が滴り落ちます。 

じきに雪は止み、昼前には快晴になりました。 
地温が高いため、地上にうっすらと積もった雪もすぐに溶けました。 

2023/10/20

冬毛から夏毛へ生え変わる春山のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月上旬〜中旬

里山のスギ植林地に残されたカモシカの溜め糞場srを見張っているセンサーカメラにニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)が写りました。 

シーン0:4/3・午後12:00・気温19℃ 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
スギの根元から雪解けが進行したものの、奥の斜面には未だ残雪が広がっています。 


シーン1:4/5・午前3:42・気温4℃(@0:05〜) 
深夜未明に白い冬毛のノウサギが奥の山腹を左から右にトラバースするように駆け抜けました。 
雪崩で埋もれた渓谷の上流部へ向かっています。 
いつになったら夏毛に生え変わるのでしょう? 



シーン2:4/11・午前3:14・気温6℃・(@0:15〜) 
画面右下隅の赤い矢印に注目してください。 
6日後の未明に、夏毛のノウサギが立ち去る後ろ姿がちらっと写りました。 
一瞬の登場シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:24〜) 
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 


2回登場したニホンノウサギが同一個体とは限りませんが、6日間で冬毛から夏毛へと換毛したようです。
残雪が溶けても真っ白な冬毛のままだと捕食者に対してむしろ目立ってしまい、命の危険があります。
ノウサギが換毛する生理的メカニズムはどうなっているのでしょう?
気温や日照時間でホルモンバランスが変化して毛が季節的に生え変わるのでしょうか?
地球温暖化が急激に進行すると、春の雪解けが早くなるのにノウサギの換毛が間に合わなくなり、絶滅の危機に瀕するかもしれません。
それとも、対応できない個体が自然淘汰されるだけで、何かしらの進化を遂げるかもしれません。
例えば、手っ取り早く垂直分布を変える(冬毛の間は雪の多い高山地帯に移動する)ことが予想されます。



春のスギ林床で採食するウソ?とホオジロ?の混群【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年4月上旬 

里山の麓近くのスギ植林地でタヌキの溜め糞場opを監視しているセンサーカメラに、野鳥の群れが写りました。 


シーン0:3/24・午後14:44(@0:00〜) 
明るい昼間にフルカラーで偶々撮れた現場の状況です。 
斜面を下から見上げるアングルで、奥には残雪が見えます。 
画面中央を左から右に緩やかに登る遊歩道が切り開かれていて(細長い落枝が目印)、その路上および少し下の斜面にホンドタヌキが溜め糞opを残しています。 


シーン1:4/3・午前11:15頃・晴れ(@0:05〜) 
旧機種のトレイルカメラには不具合があり、日中に動画撮影すると画面全体になぜかピンク色のフィルターが入り、しかもそれが点滅します。 
あまりにも目障りなので、モノクロに加工しました。 

晴れた昼前に見慣れない鳥5羽の群れが林床に散開し、スギの落ち葉をつついて回っていました。 
カメラからやや遠い上に白黒の映像なので、鳥の種類をしっかり見分けられません。 
頭部が黒いので、なんとなくウソPyrrhula pyrrhula)ですかね? 
イカルEophona personata)と迷ったのですが、イカルの嘴はもっと太いはずです。 
ウソのきれいな紅色をフルカラーで記録できなかったのがつくづく残念です。 
途中で右下隅から現れたのは、ホオジロEmberiza cioide)かな?(@0:29〜) 
怪しい同定ですので、もし間違っていたらご指摘願います。 
ウソとホオジロだとして、その2種が混群を形成するとは知りませんでした。(嘘みたいな話?) 
『やまがた野鳥図鑑』でウソについて調べると
 県内では、繁殖期は蔵王や鳥海山、吾妻山系などの亜高山の針葉樹ですごし、冬季は里山に下りてきて、数羽から数十羽の群れですごしていることが多い。(p56より引用)

動画から鳴き声は聞き取れず、採食中に鳴き交わしていないようです。 
林床で餌を探す野鳥の混群は、タヌキの溜め糞場opの周囲に集まって未消化の種子を食べている訳ではありませんでした。 
溜め糞に含まれる未消化の種子は、野ネズミや種子食性の鳥がもう既に食べ尽くしてしまったのかもしれません。
雪が溶けて活動を始めた虫やクモを探して捕食しているのでしょう。

ウソの採食行動と言えば、桜の芽を食害することで有名です。

雪国の当地では桜がようやく咲く頃ですが、樹上に限らず林床でも採食するとは知りませんでした。

関連記事(10年前の撮影)▶ ウソ♀が桜の花芽を採食【冬の野鳥】 


2023/10/19

深夜の河畔林で木を登り下りするヒメネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年4月上旬〜中旬 

笹薮の生い茂る河畔林でタヌキの溜め糞場rpを見張っていると、ヒメネズミApodemus argenteus)が現れました。 


シーン0:4/6・午後15:30・@0:00〜) 
明るい日中に偶々撮れた現場の様子です。 
オニグルミ大木の真下にタヌキの溜め糞rpがこんもりあります。 


シーン1:4/10・午前2:38・(@0:06〜) 
画面の赤丸に注目してください。 
小さな野ネズミがオニグルミ大木の根元を左から裏側へ回り込んでから、垂直な幹(に巻き付いたフジ蔓かも? 現地で要確認)を登り登り降りしました。 
これほど木登りが得意ということは、アカネズミではなく小型のヒメネズミかということになります。 
まさか樹上に巣があるのでしょうか?
春になって虫取りができるようになったのかもしれません。

地上に降りて溜め糞場rpの横に来たところで、センサーカメラの録画が電池切れになっていました。 


シーン2:4/18・午前0:27・(@0:55〜) 
8日後にも木登りの得意な野ネズミが大木の股の部分に居ました。 
幹を登り始めたところで、録画が打ち切られていました。(カメラの電池消耗) 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 

林床で夜な夜な採餌活動する野ネズミもよく写るようになったのですが、それについては別の記事にまとめます。

春の池でヤマアカガエルの幼生を捕食吸汁するマツモムシ

 

2023年4月上旬・午後14:15頃・晴れ 



山中の池でトウホクサンショウウオHynobius lichenatus)の卵嚢を水中に見つけて撮ろうとしたら、水面を背泳するマツモムシNotonecta triguttata)が写り込んでいました。 
黒いオタマジャクシを捕食・吸汁していたのに、撮影中の私はなぜか全く気づかずに中断してしまいました。 
明るい日向での撮影では、カメラのバックモニター(液晶画面)が非常に見えにくいのです。 
マツモムシの捕食シーンは珍しいのに、見過ごすとは痛恨のミスです。 

せっかくですので、スロー再生してみましょう。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイする際に、1.5倍に拡大しました。 
餌食となった黒い小さなオタマジャクシは、尻尾を振って必死に暴れています。 
この獲物はトウホクサンショウウオの幼生ではなく、岸辺に産み付けられたヤマアカガエルRana ornativentris)の卵塊から孵化した幼生だと思います。 
トウホクサンショウウオは幼生が孵化するどころか、胚発生も未だ進んでいません。





2023/10/18

小川の岸辺を深夜に往来し丸木橋を渡るニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月上旬

シーン0:3/31・午後14:54・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間に偶々撮れた現場の状況です。 
小川が左から右へ緩やかに流れていて、数十m先で川の本流に合流します。 
倒木が天然の丸木橋となっていて、様々な野生動物が使っています。


シーン1:4/4・午前0:52(@0:05〜) 
画面の赤丸に注目してください。 
深夜に対岸(左岸)の崖穴からニホンイタチMustela itatsi)が現れ、小川の下流へ(右へ)向かいました。 
左岸の水際をへつるように移動してきたのかな? 

前日に現れた黒ネコと同じルートの獣道?を辿ったのが興味深く思いました。 

そのまま暗視動画を撮り続けると、約25秒後になんと同一個体のイタチが左岸の水際を戻って来ました! 
丸木橋に戻ると此岸に渡り、小川の右岸を上流へ向かいました。 

イタチの営巣習性について私は全く勉強不足なのですけど、丸木橋の根際にもしかするとイタチの巣穴があるのではないかと勝手に思い込み、俄然興奮してきました。 
このまま監視を続ければ、自ずと分かってくるでしょうか。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

雪解け田んぼの餌場で小競り合いするコハクチョウの羽ばたき誇示♪【冬の野鳥:4K動画】

 

2023年3月下旬・午後15:25〜16:50頃・晴れ 

雪解けが進む早春の刈田にコハクチョウCygnus columbianus bewickii)が集結して落ち穂拾いしています。 
採餌群の中でときどき勃発する小競り合いのシーンを高画質の4K動画でまとめてみました。 
広大な雪解け田んぼの中に散開した大群のどこで喧嘩が始まるのか予測できないので、喧嘩の原因やきっかけも含めて一部始終を動画に記録するのは、なかなか難しいミッションです。 
鳴き騒ぐ声を聞きつけてズームインしたときには、もう遅かったりします。 
餌場が密になってくると、個体あたりの餌の割当量が減りますから、苛々していざこざが増えるのでしょう。 
白鳥は家族群を単位に行動しているらしいので、餌資源を巡って家族間で縄張り争いになり、よその家族群を追い出すと思われます。 


シーン1:(@0:00〜) 
仲良く並んで採食しているペアに注目していたら、2羽がほぼ同時に頭を上げて首を前に伸ばし、鳴きながら一緒に翼を広げ、その場で羽ばたき始めました。 
♀♂ペアが気分を高め合う求愛誇示なのかと思いきや、右から別の2羽も集まって来て、一緒に羽ばたきディスプレイに参加しました。 
鳴いて羽ばたきディスプレイしながら、この4羽は少し左に移動しました。 
元から居た個体の1羽が新参者の相手を嘴でつついて牽制するような素振りを見せたので、♀へのアピールというよりも、餌場をめぐるペア間の争いではないかと思います。 
騒ぎが収まって平静を取り戻してからも、勝ったペアがその場で力強く羽ばたいて周囲に誇示します。 
ときどき翼を大きく広げて羽ばたくことで、餌場で適切な個体間距離を互いに保っているのかもしれません。 

その後、近くのローカル線で踏切がカンカン♪と鳴り始め、列車が轟音を立てて通過しました。 
しかし白鳥は全く怯むことなく、夢中で採食を続けています。 



シーン2:(@1:13〜) 
刈田で採食シーンを撮っていたら、残雪がある右奥の区画で急に小競り合いが始まり、慌ててズームアウトしました。 
4羽のコハクチョウが輪になって向き合い、鳴きながら翼を広げて口論しています。 
嘴で激しくつつき合う喧嘩になりました。 
最後に背伸びしながらバサバサと羽ばたきます。 

その間、小競り合いから離れた位置にいる個体は、全くの無関心で採食を続けています。 


シーン3:(@1:58〜) 
3羽のコハクチョウが羽ばたき誇示しながら雪田を走り回っています。 
じっくり観察すると、どうやら♀♂ペアにうっかり近づき過ぎた1羽の余所者を奥に向かって追い払ったようです。 

たまたま奥の区画で採食していたハシボソガラスも、手前で鳴き騒ぐ白鳥の剣幕に驚いたようで、トコトコ歩いて退散しました。 



シーン4:(@2:26〜) 
2羽のコハクチョウが田んぼの畦道に登り、鳴きながら小競り合いしていました。 畦
道の残雪はもうすっかり溶けているのに、喧嘩中に水かきの足がスリップして慌てる様が可笑しかったです。 
後から畦道に登った個体が左の区画に追い払われました。 

最後はスローモーションで小競り合いをリプレイするつもりだったのに、動画編集に失敗しました。(ただのリプレイになってしまった) 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


白鳥の小競り合いについて勉強しようと思っても、手元にある本で喧嘩の行動を解説したものは多くありません。 
世界文化社 しぜんのせかい10『はくちょう』という古い本によると、
・ハクチョウたちは、向かい合って首を上下に振ったり、水面を羽でたたいたりして、賑やかな挨拶(ディスプレイ)をかわします。(p8より引用) 
・ハクチョウもけんかをすることがあります。長い首をからませ、羽を強く打ち振り、相手をねじ伏せようとします。(p9より引用)
嵯峨悌二『白鳥 SWANS (クォークスペシャル) 』という写真集には喧嘩やディスプレイの瞬間を捉えた見事な生態写真が多数掲載されています。 
巻末にある解説によると、
 毎日次々とオオハクチョウが越冬地に到着する頃には、家族同士でけたたましい口論が繰り返され、時には派手なけんかもする。勢力の強さは主に餌を採る権利と結びついているようである。けんかはふつう数分間つづき、翼の“手首”で相手を叩いたり、相手の肩をかんだりする。その間、幼鳥たちやほかのグループの白鳥は喧しくはやし立てる。負けたほうはおとなしく退散するので、相手を傷つけるようなことはめったにない。(p91より引用)
私が観察したコハクチョウも喧嘩の作法はオオハクチョウと全く同じなのか知りませんが、参考のため(比較のため)に記しておきます。
詳しく観察すると種間で微妙な違いが出てくるかもしれません。

2023/10/17

笹藪の溜め糞場で排便の前後に鳴き声♪を発する春のホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月上旬〜中旬

笹薮に覆われた河畔林で溜め糞場rpに夜な夜な通うホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の記録です。 
単独で現れ、鳴いたシーンだけをまとめてみました。 


シーン1:4/7・午後18:41・(@0:00〜) 
激しい雨が降る夜に右からタヌキが登場しました。 
排便姿勢で向きを変えつつ、小声で甲高くクゥーンクゥーン♪と鳴きました。 
便秘のタヌキが排便痛に苦しむ鳴き声なのかも?と思ったりもしますが、他の季節では溜め糞場で鳴くタヌキを撮れてないので、繁殖期に関係した行動なのでしょう。 
いずれにせよ、季節が進行すると溜め糞場に通うタヌキは鳴かなくなると予想されます。

結局、今回は排便しなかったようです。
身震いして濡れた毛皮の水気を切ってから、左下に立ち去りました。 
死角の笹薮でもクゥーン♪と鳴き声を発しました。 


シーン2:4/7・午後18:45・(@0:26〜) 
3分後に再びタヌキが溜め糞場rpに来ていました。 
さっきの個体が便意を催して戻って来た可能性もありますけど、別個体が代わる代わる登場したと考える方が自然でしょう。 
右を向いた(西向き)排便体勢でクゥーン♪と甲高く鳴きました。 

雨で濡れた毛皮の水気を身震いで振り落としました。
この溜め糞場はオニグルミ大木の真下にありますが、若葉が芽吹く前の落葉樹なので、雨宿りになりません。 

健康そうな黒い固形糞をモリモリと排泄しました。 
最後に肛門を締めて糞切りしながらヒューン♪と甲高く鳴きました。 

その後は大木の右に回り込んで奥に姿を消しました。 


シーン3:4/8・午後18:36・(@1:23〜) 
翌日の晩には大雨が収まっていて、タヌキが左からやって来ました。 
溜め糞場rpに南向きでポロポロと脱糞すると、糞切りしながらヒューン♪と小声で鳴きました。 
近くで順番待ちしている別個体(パートナー)が発した鳴き声という可能性もありそうです。 
声紋解析したら鳴き声だけで個体識別できるかな〜? 


シーン4:4/12・午前5:34・(@2:24〜) 
4日後の明るい早朝にタヌキが左から溜め糞場rpに来ていました。 
ちなみに、日の出時刻は午前5:06。 
溜め糞rpの匂いを嗅いでから頭を上げ、右を見ながらヒューン♪と甲高く鳴きました。 
北西を向いた排便姿勢で身震いしました。 
糞切りをする際に特有の尻尾の動きが見られなかったので、排便しなかったかもしれません。 
左下に立ち去り、ウグイス♂(Horornis diphone)がさえずる笹薮に分け入りました。 


シーン5:4/14・午後22:57・(@2:55〜) 
2日後の晩遅くに右から登場した個体は、溜め糞rpの匂いを嗅ぎながらクゥーン♪と小声で鳴きました。 
南向きで溜め糞に跨ると、排便しながら再びクゥーン♪と鳴く声が聞こえました。 
後ろ姿で肛門が見えるアングルなのに、便秘なのか排泄されてないようです。 
オニグルミ大木の左に広がる笹薮の奥に入っていきました。 

溜め糞rpを実況見分した際に血痕や血便を見たことがないので、タヌキは切れ痔になるほどの便秘に苦しんではいないはずです。 
野生動物は便秘になっても、笹の葉など繊維質の多い植物を食べて自力で直すのではないでしょうか?
思いついても、証拠となる映像を撮るのがまた大変そうです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工し、音声を正規化して音量を強制的に上げています。 



春の池で泳ぐコガモ♂の鳴き声♪(冬の野鳥)

 

2023年4月上旬・午後17:35頃・晴れ 

西日が射す夕方の溜池からピリリ、ピリリ♪と物寂しげな呼笛(または鈴?)のような甲高い鳴き声がするので鳴き声の主を探すと、渡去前の冬鳥コガモ♂(Anas crecca)が水面を遊泳していました。 
1羽に注目してズームインしましたが、嘴の動きを見ると、どこか近くに居る別個体と鳴き交わしているようです。 
コガモ♂の鳴き声は図鑑によって
・♂は「ピッピィー、ピッピッ」と笛のような高い音を繰り返す。(決定版『日本のカモ識別図鑑』p131より) 
・ピリッピリッ(♂)(『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』p159より)
などと聞きなしがされています。 
鴨の鳴き声の中でも私の好きな美声です。 
この池では常連である留鳥カルガモAnas zonorhyncha)が鳴くガーガー♪という濁声とは全く違います。 

コガモ♂が足の水かきを使って水面を遊泳すると、池に波紋が広がります。 
水面に浮かぶ小さな虫?をときどき啄みました。 
池畔からカメラを向ける私を警戒して遠ざかり、岸辺に広がる枯れたヨシ原の方へ移動しました。 

そこへ左から1羽のカルガモが登場。(@1:28〜) 
水上でニアミスしても互いに無関心でした。 
コガモは日本最小の鴨らしく、確かに体格はカルガモ>コガモでした。 
平地にある溜池の岸辺の残雪はすっかり消えていました。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


せっかくなので大好きなコガモ♂鳴き声の声紋解析を試みてみたものの、風切り音のノイズが酷くて、きれいなスペクトログラムが得られませんでした。







2023/10/16

春のスギ山林で行動を共にする2頭のニホンカモシカは親子なのか?【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年4月上旬 

スギ植林地の遊歩道を監視する自動センサーカメラにニホンカモシカCapricornis crispus)が2日連続で写っていました。 

シーン0:4/3・午後13:37・(@0:00〜) 
晴れた昼間に偶々撮れた現場の様子です。 
スギ植林地の斜面を下から見上げるアングルになっています。 
画面中央に左から右へ緩やかに登る遊歩道があり、その路上にタヌキの溜め糞場opが残されています。 


シーン1:4/5・午前7:50・(@0:05〜) 
朝にスギ林の斜面をゆっくり登って行くカモシカaの後ろ姿が撮れていました。 
監視カメラの起動が遅れ、どこから来たのか写っていません。 
立ち止まって耳をそばだてています。 
(接近する別個体の物音に気づいていたようです。)

警戒を解いて斜面を左にトラバースしかけたときに、右から別個体bが走って来ました。(@0:22〜) 
ニホンカモシカは基本的に群れを作らずに単独生活を送るので、動画を見ている私も何事かと緊張しました。 
先行個体aを攻撃するなど、縄張り争いの意図は無いようです。 
後続個体に追いつかれても、aは落ち着いています。 
この2頭に目立った体格差はありませんから、親子(前の年に生まれた子供と母親)か、あるいは♀♂つがいと思われます。 
しかし、カモシカの発情期はもう冬に終わっているはずです。
野生カモシカの観察は外見で性別を見分けられないのがつらいところです。 
富山県の公式サイト「カモシカの保護と対応」によると、
発情期は10~12月で、妊娠期間は約7か月、4~6月頃に1仔を産む。 通常、単独で行動しており、仔は出生の翌年の春まで母親と行動をともにする。 2.5~3才で性的に成熟する。

シーン2:4/6・午前4:28・(@0:35〜) 
翌日の未明に現れたカモシカは、いつものように単独個体でした。 
奥の斜面で立ち止まり、細い落葉幼木の匂いを嗅いでいます。 
そのまま左奥に立ち去りました。 


麓に近いこの地点でニホンカモシカが撮れたのは初めてでしたが、2回ともカモシカはホンドタヌキの溜め糞場opに全く興味を示しませんでした。 
このスギ植林地に下草などカモシカの好む餌はほとんど生えてないので、ただの通り道だと思われます。

つづく→

早春の池に産み付けられたトウホクサンショウウオの卵塊をすくって見る

 

2023年4月上旬・午後14:05頃・晴れ 

里山で雪解け水が流れ込む池の水中に見慣れない卵嚢を見つけました。 
前の年に岸辺に生えたまま枯れたアブラガヤの1株が根元から倒れて水没しています。 
その茎に巨大な卵塊が産み付けられていたのです。 
枯れ茎ごと慎重に手繰り寄せてから、ブヨブヨの卵塊の下に右手を差し込んで掬い上げてみました。 
両生類に疎い私は現場でアカハライモリの卵塊なのかと思ったのですが、画像検索したら明らかに違います。 
どうやらトウホクサンショウウオHynobius lichenatus)の卵塊らしい。 
卵嚢はアブラガヤの枯茎にしっかり固定されていました。 
これは何匹の♀が産卵した結果なのかな?
黒い胚は球形で、胚発生は未だ進んでいません。 
トウホクサンショウウオ♀が産卵したばかりなのでしょう。 

動画の前半で水中の卵塊にズームインしたら、1匹の黒い幼生が浮上しかけ、再び卵塊に戻りました。(@0:43〜) 
これはおそらく同じ池で先に孵化したヤマアカガエルの幼生(オタマジャクシ)が無関係の卵塊に潜んでいたのだと思います。 

手前の岸辺に見えるヤマアカガエルRana ornativentris)の卵塊と比較すると対照的です。 
サンショウウオの卵塊は透明度が低く、やや白っぽい。 

いつかトウホクサンショウウオを飼育してみたいものです。 
今回は卵鞘をそのまま水中に戻してやりました。 

画像を自動色調補正したら、水中の卵塊がクリアになりました。




関連記事(別地点で半年前の撮影)▶ 山の泉で育つトウホクサンショウウオ幼生をすくって見る 
半年前に幼生を見つけた池は今回の池よりも標高が高いので、これから登って見に行けば産卵シーンが見れるかもしれません。

動画を撮影中に、池の周囲の山林でウグイス♂(Horornis diphone)が囀る声が聞こえますね。
繁殖期の始まりはホーホケキョ♪ときれいに鳴けません。
囀りさえずりが未だ下手糞で、練習しているようです(ぐぜり)。


2023/10/15

深夜の笹藪で動きを止め周囲を警戒するニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月上旬・午前0:21・気温3℃ 

笹薮の中にあるタヌキの溜め糞場rpを見張る監視カメラに深夜ニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)が写りました。 
河畔林の林床に座り込み、一歩も動きませんでした。 
残雪が完全に溶けたので、そろそろ夏毛に生え変わらないといけないはずですが、残念ながら笹に隠れて毛皮の色がよく見えません。 

手前に生えた笹の葉陰でノウサギの白く光る目が瞬きしています。 
よく見ると長い耳をときどき動かして、周囲の物音を油断なく聞いています。 
明らかにトレイルカメラの存在に気づいており、葉陰に隠れて警戒しているようです。 
2個の赤外線LEDが点灯するとうっすらと赤く光り、まるで捕食者の目に見えて怖いのかもしれません。
それとも、トレイルカメラがかすかに発する電子ノイズが耳障りで警戒しているのかな? 



越冬明けの早春に求愛するキタテハ♂と交尾拒否する♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年3月下旬・午前11:40頃・晴れ 

川沿いの枯れ草に覆われた土手に越冬明けのキタテハPolygonia c-aureum)秋型が止まり、翅を開閉しながら日光浴していました。 
やがて自発的に飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:09〜) 
フィールドで見かけるキタテハの性別を私は自信を持って見分けられません。 
この個体はなんとなく、縄張りを張る♂が、飛来したライバル♂を追い払いに行ったように見えました。 
あるいは♂が♀を待ち伏せしていて、飛来した♀を追いかけて飛び立ったのかもしれません。 

『フィールドガイド日本のチョウ』という図鑑でキタテハ♀♂の識別法を調べると、
キタテハ:秋形では♀の(翅:しぐま註)裏の外縁は一様に濃褐色で、♂では淡黄色を帯びる。(p223より引用)
しかし翅裏に正対して見ないと、太陽光の角度によって色の濃淡は変わって見えます。 
翅裏を斜めからしか撮れていない動画で性別を見分けるのは難しいのです。

辺りを探すと、堤防路の道端で枯れた落ち葉の上に2頭のキタテハ♀♂が並んで止まっていました。 
♀は翅をしっかり閉じたまま、じっとしています。 
一方、♂は斜め後ろから頭部を♀の翅裏に密着させ、翅を半開きにしました。 
これがキタテハ♂の求愛行動なのでしょうか? 
♂の触角は♀の翅裏に触れています。 
もしかすると♀の性フェロモンの匂いを嗅いだり体に直に触れたりして、同種の♀であることを確認しているのかな? 

キタテハの求愛行動をじっくり記録するために、私は240-fpsのハイスピード動画に切り替えました。(@0:48〜1:46) 
♂は前脚で頻りに♀の翅裏に触れています。 
翅を広げた♂は日光浴しているようです。 
交尾に備えて体温を上げているのでしょうか。 
春風が吹くと、キタテハ♂の翅が煽られます。 
キタテハ♀が翅を閉じたままなのが交尾拒否の意思表示なのでしょう。 
シロチョウ科の交尾拒否行動とは全く異なります。 
しばらくするとキタテハ♂は紳士的に諦めて飛び去りました。(@1:25〜) 
翅をしっかり閉じた♀は全く無反応で、反射的に♂につられて飛び立つこともありませんでした。 
煩わしい♂から解放されてしばらくすると、ようやく♀も身動きするようになり、自発的に飛び立ちました。(@1:37〜) 
低空で羽ばたき、前方に飛び去りました。 

キタテハ♀の交尾拒否行動を観察できたのはこれが2回目です。
関連記事(9年前の撮影:6月下旬)▶ キタテハの交尾拒否 
どうやら♀が翅を固く閉じたままなので、♂は腹端の交尾器を連結できないでいるようです。 (交尾に成功すれば互いに逆向きに連結するはずです。) 
これがキタテハ♀の交尾拒否行動なのでしょう。 
やがて諦めた♂は飛び去りました。 

堤防路の少し離れた地点でも同様のシーンが繰り広げられていました。(@1:48〜) 
地上に2頭のキタテハ♀♂が並んで止まっています。 
さっきと同一の♀♂ペアなのか別個体なのか不明です。 
枯れ葉の上で翅を閉じていると、翅裏は枯葉のように地味なため、見事な保護色で見つけにくくなっています。 

今回も♀♂ペアは共に翅をしっかり閉じています。 
高画質のFHD動画で交尾拒否行動を記録しました。
♀の閉じた翅裏に対して♂が正対してアプローチするのがキタテハ♂の求愛の流儀なのでしょう。 
体の向きは互いに直交しています。 
♂は頭部や触角を♀の翅裏にぐいぐい押し付けながら、♀の背後に回り込んでマウントしようと試みます。 
しかし♀が翅を閉じたままなので、腹端がしっかり隠されていて交尾器を結合できません。 
この間に♂が翅を少し開閉しました。 
これが求愛の儀式的な行動なのかどうか、定かではありません。 
♀の背後で♂が翅を広げて美しい翅表を見せつけたところで、♀には見えない気がします。 
♀の閉じた翅を♂が手足を使ってこじ開けることは出来ず、♂は交尾を諦めて飛び去りました。 
♀に交尾拒否された♂が飛び去る様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:06〜) 

キタテハの翅裏は地味なので、地上で翅を閉じたままだと周囲の枯葉や落葉に完全に紛れています(隠蔽擬態、保護色)。 
翅の外縁の不規則なギザギザ(鋸歯)も隠蔽効果を高めています。 
地上で翅を閉じたまま静止している同種♀を♂はどうやって探し出すのでしょうか? 
今回のケースでは♂の求愛を拒否したので、地上の♀が性フェロモンを放出して♂を誘引しているとは思えません。 
(♂を誘引した上で、求愛しに来た♂を♀が品定めしている可能性は残ります。)
可視光しか見えないヒトとは違って昆虫の視覚は紫外線のスペクトルでも見えているので、もしかすると紫外線の下では♀の姿がよく目立つのかもしれません。 
紫外線カメラでキタテハを撮影し、確かめてみたいものです。 


採集したキタテハ♀の標本(死骸)を野外に放置したら、♂が求愛に来て交尾を試みるのかどうか、実験してみるのも面白そうです。 
♂の標本に対してはどんな反応をするでしょうか? 
同性に誤認求愛するでしょうか?
もしも近縁種シータテハ♀の標本を使うと、キタテハ♂はしっかり異種だと見分けられるでしょうか?
異種に誤認求愛するかな?
(ヒトが翅裏を見ただけでシータテハとキタテハを見分けるのは、蝶に詳しいマニアでなければ難易度が高いです。)

地上で休んでいるキタテハ♀を♂が目敏く見つけて横に舞い降りたとは限りません。
♂の縄張り内に飛来した♀を追尾して乱舞になり、一緒に着陸したのではないかと思います。 
この過程はあまりにも動きが激し過ぎて、しっかり観察・撮影できていません。(見失いがち)

交尾済みの♀にとって、♂のしつこい求愛(セクハラ)は煩わしいだけです。 
キタテハでは交尾拒否の決定権が♀にあり、♂が♀の意志に反してむりやり交尾することは物理的に不可能です。 
交尾拒否された♂はあっさりと紳士的に諦め、次の♀を探しに行きます。 
キタテハで求愛が成就して交尾に至る例を私は未だ一度も観察できていません。 
♀が翅を開いて♂を受け入れれば互いに逆向きで連結するはずですが、そもそも交尾中のキタテハ♀♂も未見です。
かなり古い本ですけど、保育社『原色日本昆虫生態図鑑IIIチョウ編』(1972)を紐解いてキタテハの配偶行動について調べると、
秋型の交尾は一般に越冬後に行なわれるが、9月に交尾した記録もある。(p228より引用)

独りになった♀はようやく翅を開くようになりました。(@3:01〜) 
後翅外縁部の損傷が激しい個体で、越冬の厳しさを物語っています。 
最初に観察した♀とは別個体であることが判明しました。 
日光浴で体温を上げると、自発的に飛び立ちました。(@3:28〜) 
そのまま低空で飛び続け、オオイヌノフグリの花が咲き乱れる土手を下りて行きました。 


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