高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#25
2017年6月中旬・午後15:25〜15:42
ハシボソガラス(Corvus corone)親鳥が巣に通って雛に給餌する様子を3回分まとめてみました。
2回目に帰巣した親鳥は何か細長いイモムシかミミズのような獲物を嘴の先に咥えて帰巣し、雛の1羽にだけ口移しで給餌しました。(@1:17)
親鳥は餌をいつも喉袋に入れて運んでくるとは限らず、嘴に咥えて来ることもあると分かりました。
採餌場でたくさんの餌を喉袋に溜め込んでから帰巣して数羽の雛に分け与えるのではなく、獲物を一つでも得たらその度に帰巣して一羽の雛に給餌しているような印象を受けました。
地上の採餌場からいちいち高所の巣に飛び上がって戻るのはかなり効率が悪く疲れる運動だと思うのですが、これがカラスの流儀なのでしょう。
雛が大きく育つとそのような給餌パターンに切り替えるのかもしれません。
もしかすると今季は昆虫の発生量が少ないことがカラスの育雛に影響しているのかもしれません。(採餌場でなかなか餌が見つからない?)
巣から飛び出した親鳥は近くの電柱や高圧線に止まり直して、巣から運んできた雛の糞を捨て(雛が脱糞しなければ省略することもある)、少し辺りを監視してから次の採餌に出かけます。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#25:ハシボソガラス雛の羽ばたき特訓と羽繕い(野鳥)
2016年9月下旬
杉林の林床でトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀がアザミの仲間に訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷でした。
トラマルハナバチとアザミの組み合わせは別に珍しくありませんし、大して面白い映像でもありませんが、今回のトピックはアザミです。
手元にある数冊の植物図鑑をめくって調べても、特徴がしっくり合致する種類が見つかりませんでした。
そのまま保留にしていたら翌年、同じ地域のカラスアゲハ♂が訪花していたアザミ(映像公開予定)を調べていて、ようやくマミガサキアザミという名前に辿り着きました。
国立科学博物館が公開しているサイト「日本のアザミ」によると、今のところ山形県でしか見つかっていない特産種なのだそうです。
山形県特産で,葉が鋸歯縁となり,多数で小型の頭花を上向きに咲かせ,総苞片が細長く,反曲するアザミ
しかもマミガサキアザミはレッドデータに絶滅危惧ⅠA類(CR)として指定されています。
私のフィールドでは結構よく見かけるアザミなのに、なぜ一般的な植物図鑑には載っていないのだろう?という疑問がようやく解決しました。
稀少植物として保護されるどころか、他の雑草と一緒に草刈りされているぐらい、普通種?として結構よく見かけます。
ぜひ『日本のアザミ』を書籍化して欲しいです。(『日本の野菊』、『日本のスミレ』など専門的な図鑑を出版している山渓ハンディ図鑑のシリーズとかどうでしょうか?)
このブログの古い記事でも「アザミの一種」としていた中に、見直してみるとマミガサキアザミが含まれているかもしれません。
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#24
2017年6月中旬・午後15:02〜15:24
ハシボソガラス(Corvus corone)雛鳥は未だ巣立ちしいません。
wikipediaの情報によれば、
(ハシボソガラスの)産卵期は4月頃で、1回に3-5個の卵を産む。主にメスが抱卵し、その間オスはメスに餌を運ぶ。抱卵日数は約20日。雛に対する給餌は雌雄共同で行い、雛は孵化後約1か月で巣立つ。子育てに失敗すると再度抱卵し子育てを行うこともあるが、子育てに時間が掛かるため北では1度が限度と見られる。
なんとか雛が巣立つまで見届けたくてしつこく通っているのですけど、いつ孵化したのか分からないので、巣立ちの予定日も予測できないのが辛いところです。
巣に通って雛に給餌する親鳥♀♂の活動を微速度撮影してみました。
望遠レンズでズーム最大にしてしまうと、10倍速映像では親鳥の出入りを見落としそうになります。
22分間で親鳥♀♂が代わる代わる8回給餌しました。
親鳥が留守中に雛がいつものように羽ばたき練習すると、強風で体が浮きました。
高所の巣から落ちてしまうのではないかとハラハラしましたが、無事でした。
こうやって少しずつ飛ぶ感覚を身につけているのでしょう。
再生時間 行動
0:41 帰巣、給餌
0:45 出巣
0:52 帰巣、給餌
0:55 出巣
0:59 帰巣、給餌
1:02 出巣
1:17 帰巣、給餌
1:20 帰巣、給餌
1:22 出巣
1:23 出巣
雛@羽ばたき練習で浮いた!
1:44 帰巣、給餌
1:46 出巣
1:49 帰巣、給餌
1:50 出巣
2:03 帰巣、給餌
2:11 出巣
2:12 撮影終了
背景の雲の流れが早いことから分かるように、風が強くてやや肌寒い日でした。
強風で三脚が振動して困りましたが、動画編集時に手ぶれ補正すれば、映像が改善されました。
次回からは水入りのペットボトルを用意して、三脚に重りとして吊り下げることにします。
つづく→#25:嘴に咥えてきた餌を巣内の雛に与えるハシボソガラス(野鳥)
2017年7月下旬・午前7:55〜7:59
駐車場の隅に生垣として植栽されたアベリア(別名ハナツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ)でキンケハラナガツチバチ♀(Megacampsomeris prismatica)が訪花していました。
釣鐘型の花に潜り込んで正当訪花で吸蜜するのは無理らしく、花筒の根本に外側から穿孔して盗蜜していました。
これなら体型が太く舌が短い蜂でも花蜜を舐めることが出来ます。
ツチバチの仲間も盗蜜するとは知らず、初めて観察した私はとても興奮しました。
ただし、一次盗蜜者によって開けられた穿孔をちゃっかり利用しているだけかもしれません。(二次盗蜜者)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
2016年9月下旬
山麓で毎年定点観察しているニホンミツバチ(Apis cerana japonica)の巣の周囲をキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が単独でホバリングしながら狩りのチャンスを伺っていました。
ミツバチは巣口の周辺に集まり、振身威嚇で対抗しています。
毎年繰り返されるこの攻防は過去に記事にしているので、今回は割愛。
ミツバチのワーカー♀を狩る瞬間は撮り損ねてしまいましたが、獲物を抱えて飛び去るキイロスズメバチを追うと、近くに止まり直してくれました。
針葉樹(カラマツ? ヒマラヤスギ?)の大木の幹を覆うツタの葉先に止まったキイロスズメバチ♀は、後脚の爪先だけでぶら下がって食肉加工を始めました。
大顎で噛みほぐして粗挽きの肉団子を作り終えると巣に持ち帰りました。
下の古い写真は、ススキの葉にぶら下がり、狩ったばかりのミツバチで肉団子を作っているキイロスズメバチ♀です。
ミツバチを狩った直後の食肉加工中はいつもこんな体勢です。
11年後の今回、ようやく動画で記録することが出来ました。
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@ススキ葉:2005年10月中旬 |
2017年7月下旬・午前8:37〜8:40
市街地の民家の板塀を覆い尽くすように繁茂したヘクソカズラでキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
大型のクマバチは釣鐘型の花筒の入り口からは潜り込めず、舌も短いので正当訪花では蜜腺に届きません。(@1:15)
ヘクソカズラはミツバチなど共生関係を結んだ特定の送粉者しか受け入れないように花の形態を進化させてきたのです。
▼関連記事
ヘクソカズラに訪花吸蜜するセイヨウミツバチ♀
そんな植物の企みにも関わらず、クマバチの方が一枚上手です。
釣鐘型の花筒の根本を外側から穿孔して、盗蜜していました。
この群落ではほとんど全ての花筒の根本に既に穴が開いているので、今回の映像では二次盗蜜ですね。
雄しべに全く触れませんから、当然ながらクマバチ♀の後脚の花粉籠は空荷です。
複数個体(少なくとも2匹)を撮影。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
4年前にはクマバチがヘクソカズラの花からすぐに飛び去ってしまい、盗蜜したかどうかしっかり確認できませんでした。
ずっと気になっていたので、今回ようやく決定的な証拠映像が撮れて感無量です♪
▼関連記事
ヘクソカズラを訪花するクマバチ♀
実は同じ群落で、クロマルハナバチのワーカー♀もクマバチと一緒になって盗蜜に励んでいました。(映像公開予定)
この組み合わせは4年前に既に記事にしています。
▼関連記事
ヘクソカズラの花で盗蜜するクロマルハナバチ♀
この二種のハナバチは盗蜜の常習犯として有名です。
ヘクソカズラには独特の悪臭があってもハナバチは全く気にしないようです。
この日は梅雨の晴れ間で久しぶりに晴れたので、ハナバチも晴天を待ちわびていて朝から採餌活動が特に多かったのかもしれません。
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ヘクソカズラ:多くの花に盗蜜痕が残る。 |
2017年7月下旬・午前7:45〜8:00
某施設の駐車場の隅に生垣として植栽されたアベリア(別名ハナツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ)でクズハキリバチ♂(Megachile pseudomonticola)が訪花していました。
腹部第2背板後縁に顕著な明色の毛帯があります。
頭楯が白いのは雄蜂の特徴です。
雄蜂は花粉を採餌しませんから、当然ながら腹面にスコパ(集粉毛、花粉刷毛)はありません。
長時間観察していても同種の♀を見かけなかったのは、♂が先に羽化する雄性先熟だからですかね?
訪花シーンをよく観察すると、鐘形の花筒に潜り込んで正当訪花するのではなく、常に花筒の根本に外側から穿坑して盗蜜していました。
撮影アングルが良ければ、短い舌の出し入れが見えました。
雄しべに全く触れませんから、体が花粉で汚れることはありません。
ただし、もしかすると一番初めに穿孔した一次盗蜜者は別の種類の蜂で、クズハキリバチは二次盗蜜者なのかもしれません。
多くの花筒に盗蜜痕が残っています。
実は様々な種類の蜂がこのアベリアの花で同様に盗蜜していました。(映像公開予定)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
ハキリバチの盗蜜行動は以前に一度だけ観察したことがあります。
▼関連記事
タニウツギの花で盗蜜するハキリバチの一種
今回は雄蜂も器用に盗蜜することが意外でした。
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#23
2017年6月中旬・午前4:16〜6:16
早朝に撮れた2回の給餌シーンをまとめました。
食後のハシボソガラス(Corvus corone)雛がお尻を持ち上げて脱糞する直前に親鳥が回り込んで待ち構えています。
ゼラチンに包まれた雛の糞を親鳥は嘴で摘んでから、嘴をパクパクさせて喉袋に入れ直し、巣の外へ捨てに行きました。
親鳥が餌も糞も同じ喉袋に入れて運ぶのは我々の目には信じられないほど不潔に見えますが、雛の糞がゼラチン質で包まれていれば衛生的に大丈夫なのでしょう。
2回目の給餌直後も、雛が尻を持ち上げて排便した瞬間に親鳥が嘴で糞を咥えました。
むしろ雛の肛門周辺を親鳥が嘴で刺激して排泄を促したようにも見えました。
早朝は気温が低く空気が澄んでいる上に逆光でカラスのシルエットがくっきりと強調されるため、とても観察しやすいですね。
暑い日中は陽炎が立ち昇ったりして、望遠レンズではあまりシャープな映像にならないのです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#24:高圧線鉄塔の巣に餌を運ぶハシボソガラス親鳥♀♂【10倍速映像:野鳥】
2016年10月上旬
山麓の農村で道端に咲いたオオハンゴンソウの群落にセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷でした。
複数個体を撮影。
【追記】
この植物はハチミツソウではなくてオオハンゴンソウですね。
遅ればせながら訂正しておきます。
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#22
2017年6月中旬・午前4:22〜6:03 (日の出時刻は4:15)
ハシボソガラス(Corvus corone)の♀♂親鳥による早朝の給餌活動を微速度撮影してみました。
10倍速の早回し映像をご覧ください。
望遠レンズで巣を狙い、やや引きの絵で親鳥の出入りを監視します。
2羽の親鳥が続けざまに入巣することがあるので、朝から番で共稼ぎしていることが分かります。
長撮りで記録した1時間41分の間に計14回、親鳥が帰巣しました。
平均すると7分15秒に1回、親鳥のいずれかが雛に給餌している計算になります。
ただし親鳥が毎回本当に雛へ給餌しているとは限りません。
採餌に出掛けても空荷で帰巣することがあるのですが、引きの絵では給餌の有無がしっかり見分けられません。
この巣では雛を3羽(または4羽?)育てていますから、それぞれの雛は毎回餌にありつける訳ではありません。
留守番している間に雛鳥は羽繕いしたり、元気に羽ばたき練習したりしています。
微速度撮影すると、背景を流れる雲の動きも美しいですね。
西から鉄塔を狙うと朝は完全に逆光になります。
肉眼では朝日が眩しくてとても見ていられませんが、映像ではむしろカラスのシルエットが強調されて見えやすくなりました。
朝は親鳥が鉄塔の西側でも採餌するようになったのが珍しく(興味深く)思いました。
夕方に観察していたときには、親鳥は私を警戒して鉄塔の西側では採餌しなかったのです。
西側に私が居座って撮影していても気を許してくれるようになったのか、それとも一日の時間帯によって餌場を使い分けているのかもしれません。
再生時刻 行動
0:13 帰巣、給餌
0:21 出巣
1:16 帰巣、給餌
1:44 出巣 しばらく巣の右の鉄骨で休息。
1:46 帰巣、給餌 すぐ戻ってきた? 別個体の親鳥?
1:47 出巣
2:57 帰巣、給餌
2:59 出巣
4:30 帰巣、給餌
4:33 出巣
5:29 帰巣、給餌
5:33 出巣
6:26 帰巣、給餌
6:27 帰巣、給餌 もう1羽の親鳥が続けざまに入巣。
6:29 出巣 2羽が続けざまに出巣。
6:44 帰巣、給餌
6:47 出巣
6:55 帰巣、給餌
7:15 出巣 しばらく巣の右の鉄骨で休息。
7:45 帰巣、給餌
7:49 出巣
7:50 帰巣、給餌
7:52 出巣
8:32 帰巣、給餌
8:38 帰巣、給餌
8:40 出巣
8:41 出巣
10:11 撮影終了
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#23:給餌直後に雛の糞を持ち去るハシボソガラスの親鳥(野鳥)
2017年7月下旬・午前7:16〜7:20
神社の境内の端に繁茂したヨウシュヤマゴボウの群落で、白い花が咲いていました。
そこにキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が忙しなく訪花していました。
ヨウシュヤマゴボウの花はとても浅いので、クマバチのように舌が短いハナバチでも正当訪花で吸蜜可能です。
クマバチ♀の後脚の花粉籠は空荷でした。
ヨウシュヤマゴボウに花粉は(ほとんど)無いのかもしれません。
ヨウシュヤマゴボウは有毒植物なのに(厚生労働省のサイトへのリンク)、ハナバチは耐性があるのだろうか?といつも不思議に思います。
▼関連記事(撮影は3年前)
ヨウシュヤマゴボウの花蜜を吸うシロスジカタコハナバチ♀
花蜜や花粉はおそらく無毒なのでしょう。
ヨウシュヤマゴボウは有毒植物で、全体にわたって毒があり、果実も有毒である。毒性は、根>葉>果実の順であるが、果実中の種子は毒性が高い。(wikipediaより引用)
受粉を助けてくれるハナバチなどのおかげで、未熟ながらも既に青い実(未成熟果)がなっている株もあり、そのような花茎は薄っすらと赤く色づいていました。
ピッキオ編『花のおもしろフィールド図鑑:夏』によると、
(ヨウシュヤマゴボウの)実は熟すと真っ黒になりますが、その時、実の柄は真っ赤に変化します。これは、赤と黒の目立つコントラストで鳥を多く呼び寄せるためといわれています。実験で真っ黒な実を緑色のくしに刺してみたら、赤いくしの時と比べて鳥に食べられなかったのだそうです。(p117より引用)
野鳥がヨウシュヤマゴボウの実を食べたという話もよく聞くので、本当に有毒なのか、ツンデレぶりに頭が混乱してきます。
受粉や種子散布を助けてくれる動物に対して植物側が毒を盛ることは考えにくい気がします。
種を噛み砕かず実を丸飲みしてくれるのであれば、大歓迎なのでしょうか。
英語版wikipediaには、哺乳類に対してのみ毒性を発揮するというような記述がありました。
2017年6月中旬・午前4:20 (日の出時刻は4:15)
道端の電線に2羽のハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が仲良く並んで止まっていました。
しかも直下の路肩には大量の鳥の糞が落ちていてひどく汚れていました。
日の出直後で、電柱のLED外灯は未だ点灯したままです。
電柱の下部の一番低い電線に止まっているカラスは目覚めていてキョロキョロ辺りを見回しています。
しかし私が見上げていてもカラスは鳴かずにおとなしくしてたので口の中の色を確認できず、成鳥なのか巣立った幼鳥なのか、見分けられませんでした。
番がこの電線を塒として夜を過ごしたのでしょうか?
ただし、路上の糞がハシボソガラスのものとは限りません。
糞を採取してDNA鑑定でもしない限り、分からないでしょう。
もしかすると近くにカラスの巣があって、この電線は親鳥のお気に入りの排糞スポットなのかもしれません。
いくらなんでも、塒は樹上などもっと安全な場所を選ぶ気がします。
夜明けとともに塒から出てきて、たまたま電線で休んでいたのかな?
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
2016年9月下旬
▼前回の記事
ヤマハギの実を吸汁するエゾアオカメムシ
里山で花がすっかり散った後のヤマハギ(山萩)にエゾアオカメムシ(Palomena angulosa)が集まっていました。
少なくとも3匹は居たと思います。
葉上で見つけた個体cを接写していると、方向転換してから移動を始めました。
極細の葉柄にぶら下がって綱渡りのように移動すると、枝先に実った豆果を目指します。
「次の豆果に移動して口吻を突き刺し吸汁を始める」という一連のシーンを撮りたかったのに、触角で豆果に触れただけで、なぜか気に入らずに引き返してしまいました。
私のマクロレンズを警戒しているのか、それとも吸汁する豆果を選り好みするのかもしれません。
複数個体(cなど)を撮影。