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2026/07/03

【実録:猿も木から落ちる!】リンゴの樹上から落ちたニホンザル

 



2026年6月上旬・午前10:10頃・晴れ 

山麓の果樹園に群れで侵入した野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)を観察していると、「猿も木から落ちる」衝撃映像が撮れました。 

シーン1: 
リンゴの木に登って未熟な果実を食べている成獣♀が、隠し撮りする私に気を取られたのか、樹上でバランスを崩して落ちそうになっていました。 
足元の枝が不安定なようです。 
決まりが悪そうに樹上で向きを変えました。 


シーン2: 
なぜか毛皮が濡れている個体です。 
直前に小川で水浴びをしてきたのかもしれません。 
股間は見えませんでしたが、胸の乳首が小さいので、若い♀のようです。(♂の可能性は?) 

リンゴ灌木の梢でニホンザルが私を見つけて警戒していたら、座っていた細い横枝が猿の体重を支え切れずに、分岐点から折れてしまいました。 
この滑落事故は不可抗力です。 
咄嗟に下部の枝にしがみついてなんとか滑落を免れ、すぐに登り直しました。 
怪我はなかったようで、一安心。

樹冠部から大きく跳んで隣の木に移ると、青りんごの実った枝葉がしばらく上下に激しく揺れています。 


シーン3: 
「猿も木から落ちる」瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:51〜)
止まり木(横枝)の破断という不可抗力の墜落でした。
落ちていく猿に回転運動は見られず、折れた枝と一緒に自由落下しただけでした。

ついでに跳躍樹間移動もスローモーションで見直すと、激しく揺れた青リンゴ(未熟果)がいくつか落ちていました。(落果)


「猿も木から落ちる」様子は狙って撮れるものではないので、ラッキーでした。
次は、高所から落ちたネコが空中で自ら体をひねる有名な運動をスーパースローで撮ってみたいものです。


【アフィリエイト】

2026/07/02

早春のホンドタヌキが林内の巣穴の横で暇を持て余し落葉灌木や落枝を何度も甘噛み【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬〜下旬 

落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 

シーン1:3/15・午前5:42・気温-1℃(@0:00〜)日の出時刻は午前5:48。 
日の出直前に右から来た先行個体のタヌキが、通りすがりに巣口Rをちらっと見下ろしてから、右から生えた落葉灌木の枝を甘噛みしました。 
後続個体は巣口Rに顔を突っ込んで匂いを嗅いでいます。 
巣口Rの窪みから左にピョンと飛び出して、先行個体の後を追います。 

シーン2:3/18・午後15:03・晴れ(@0:41〜) 
♀♂ペアと思われる2頭のタヌキが一緒に来ていました。 
左の個体Lが、巣口Rに生えた細い落葉灌木の枝先をガジガジと甘噛みしました。 
手前の個体Rが巣口Rを点検してから、横に並んだパートナーLに対他毛繕いしました。 

シーン3:3/18・午後15:31・晴れ(@1:42〜)
ペアで来ていたタヌキのうちの1頭が、巣口Rの縁から奥の雪面に出てから、眼の前にあった落葉灌木を甘噛みしました。 
手前の個体は自分で毛繕いを始めました。 

シーン4:3/18・午後15:47・晴れ(@2:42〜)
1頭が再び巣口Rの灌木を甘噛みしました。 
左の個体Lは右の個体Rの尻の匂いを隙きあらば嗅ごうとしているようです。 
♂がパートナーの♀の発情状態をチェックしているのでしょう。 

シーン5:3/23・午前9:05・晴れ(@3:24〜) 
今回はタヌキが単独で巣穴Rに来ていました。
(この個体は、両目を失明したヘルパー♀ではないかと思います。) 
横から巣口Rを塞ぐように伸びている落葉灌木を甘噛みしてから、クゥーン♪と甲高い声でかすかに鳴きました。 
巣口Rの上の縁の残雪を前脚で何度も掻きました。 
もう本格的に雪かきをする必要がないので、ただの暇つぶしでしょう。 
手前に回り込んでから巣口Rに顔を突っ込んで、再び鳴きました♪ 

シーン6:3/23・午前9:27・晴れ・気温24℃(@4:24〜) 
♀♂ペアで来ていたタヌキの1頭が、巣口Rで落葉灌木を甘噛みしました。 
ときどき身震いしています。 

シーン7:3/23・午後16:56・晴れ・気温13℃(@5:24〜) 
両目を失明したヘルパー♀と思しき単独個体が、巣口Rで暇つぶしに落葉灌木や落枝を甘噛みしました。 
ようやく雪面に座り込んで、休んでいます。 

シーン8:3/23・午後17:02・晴れ・気温13℃(@6:10〜)
立ち上がったタヌキが巣口Rに顔を突っ込んで覗き込みながら、クゥーン♪と鳴きました。 
巣口Rの上を塞ぐように倒れている落葉灌木を甘噛みしました。 
小声で鳴いてから、巣穴Rに潜り込みました。 

シーン9:3/25・午後18:12・気温8℃(@7:03〜)日の入り時刻は午後17:58。 
日が暮れた晩に、奥から来たタヌキのペアが監視カメラを見上げていました。 
このペアのタペータム(輝板)は正常に赤外線を反射しています。 

左の個体Lが自分で毛繕いをしたり、欠伸や身震いをしました。 
体を少し掻いてから、目の前の落葉灌木を甘噛みしました。 
その後、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしました。 
これは出巣直後のタヌキによく見られる行動ですけど、今回の文脈とは合いません。 
再び落葉灌木に甘噛みしました。 


※ タヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


【考察】 
この時期のホンドタヌキは営巣地でもとにかく退屈そうです。
巣口R付近で落葉灌木や落枝を何度も甘噛みする謎の行動が見られました。

邪魔な枝を折ろうとしている訳でもありません。 
冬の積雪で押しつぶされた灌木をぐいぐい引っ張って掘り出そうとしている訳でもありません。

これは空腹しのぎの行動なのでしょうか? 
 食べられる餌かどうか調べる探索行動なのかもしれません。 
しかし、タヌキはたとえ厳冬期でもニホンザルのように樹皮を食べることはありません。
私には手持ち無沙汰の暇つぶしに見えました。

営巣地の残雪が完全に溶ければ、タヌキは露出した地面に寝そべってのんびり日向ぼっこをするようになるのですが、早春の溶けかけた残雪に座ると毛皮がビシャビシャに濡れて(冷たくて)嫌なのかもしれません。

タヌキは主に夜行性なので、昼間は巣穴で寝ていることが多いはずです。
しかし、雪国のタヌキはこの時期、滅多に巣穴に入らなくなりました。
早春の時期は巣穴の中に雪解け水がしみ出しくる結果、敷き藁(寝床)も濡れて居住環境が劣悪になるのではないかと予想しています。
春の到来はタヌキにとって嬉しいことだけではないのかもしれません。
タヌキが居ないときに巣内にカメラを突っ込んで中の様子を撮影し、確認してみないといけません。



つづく→

2026/07/01

イタヤカエデの灌木で若葉と花を食べるニホンザル♀

 

2025年4月下旬・午後12:55頃・くもり 

ようやく残雪がほとんど消えた里山で、斜面の途中に生えたイタヤカエデの灌木にニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)が登って座り込み、採食していました。 
枝先の若葉を手で次々にむしり取って食べています。 
若葉を手でちぎらずに、直接口で食べることもあります。 
危なっかしくバランスを取りながら細い枝先を手繰り寄せて、若葉を採食することもあります。 
よく見ると、イタヤカエデの若葉と一緒に黄色い花も食べていました!
この個体は採食に右手ばかり使う右利きでした。 

胸にピンクの細長い乳首が見えたので、この個体は経産婦♀と分かります。 
子猿はどこに居るのか、姿が見えませんでした。 

最後にいつものようにズームアウトして周囲の状況を記録してから録画を終えたのですが、そのとき左右の奥に1頭ずつ子猿が樹上で採食している姿が写っていました。(赤丸@2:10〜) 
手持ちカメラでニホンザルの群れを長時間撮り続けていた私は腕の筋肉が限界を迎えていたので、その2頭に気づいていません。 
この子猿たちが採食していた灌木の樹種は、白い花が咲いているので、なんとなくヤマザクラでしょうか。 

奥の斜面に咲いていた草本植物の紫色の花はカタクリかな?


【アフィリエイト】

2026/06/30

貯食地点の雪面に連続して排尿マーキングするホンドタヌキの♀♂ペア【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬・午前5:43・気温-1℃・日の出時刻は午前5:48 

まだ残雪に覆われている落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

早朝に♀♂ペアと思われる2頭のタヌキが前後してやって来ました。 
日の出直前ですが、雪明りで充分に明るいです。 
タヌキの体格は一般に♀<♂なので、先行個体が♂と思われます。 

4日前にパートナーの♀が貯食物を雪の下から掘り出して食べた地点で立ち止まって匂いを嗅ぎ、雪面に排尿マーキングしました。 


このとき後足を上げずに腰を落として小便したのは♂らしくないのですが、灌木のような対象物がない場合、地面や雪面にマーキングする際には♂でも♀スタイルで小便するのでしょう。 
次に、すぐ横の雪面に残っていた食べ残しの欠片を拾い食いしました。 

その間、後続個体♀が巣口Rに顔を突っ込んで何かしていました。(映像公開予定) 
追いついてきた後続個体♀も、先行個体♂と同様に腰を落としながら、貯食地点に排尿マーキングしました。 

タヌキの♀♂ペアが前後して右へ立ち去った後、死角でかすかに鳴く声がしました。 

貯食地点の雪面にホンドタヌキの♀♂ペアが連続して排尿マーキングする様子を、1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@0:35〜) 


2026/06/29

ハリギリの大木に登り若葉を食べるニホンザル♀

 

2025年4月下旬・午後12:50頃・くもり 

里山で渓谷の横にハリギリ(別名センノキ)の大木が聳え立っています。 
ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが辺りに散開して、それぞれが好きなメニューを採食していました。 
その中の♀2頭が、ハリギリの樹上で掌状の若葉を次々と食べ漁っていました。 

手を伸ばしてハリギリの若葉をちぎり取り、ワシワシと食べています。 
近くにある細い枝を右手で手繰り寄せ、左手で若葉を葉柄ごと採取して柔らかい葉を食べることもありました。 
胸に見えるピンクの乳首が細長く伸びていないことから、経産婦ではない若い♀であることが分かります。 
逆光ですけど、採食シーンがしっかり撮れました! 
食べ残しの若葉をすぐに捨てて次の葉を採取するというニホンザルの採食法が、我々の感覚ではどうしても勿体なく感じてしまいます。 
葉によってアク(二次代謝物や毒)の含有量にばらつきがあるのでしょうか。
ウグイス♂(Horornis diphone)がホーホケキョ♪とさえずる鳴き声が聞こえます。 

やがてニホンザル♀は満腹になったようで、採食のペースが落ちてきました。(@2:04〜) 
それでも食休みを挟みつつ、思い出したように、ハリギリの若葉に手を伸ばしました。 
興味深いことに、今度は若葉そのものではなく、葉柄をちびちびと食べ始めました。 
採取した若葉を手でしごいて捨ると、残った葉柄の皮を口で剥いて食べています。(@2:22〜) 
若葉と葉柄という部位の違いで、味や食感の違いを楽しんでいるのでしょうか。 
まさか食後に歯間ブラシするための爪楊枝を自作したのなら、驚きの「道具使用」ということになります。 
強い逆光なので、残念ながら肝心の口元がよく見えませんでした。 


後半は別個体♀の採食シーンです。(@3:00〜) 
ハリギリの枝を一旦少し下りてから、分岐から別の幹に登り直しました。 
苔むした(地衣類の着生?)太い幹に抱きつくようによじ登ると、梢で若葉を採食再開。 
幹の樹皮が縦に深く裂けているのがハリギリの特徴です。 

この♀個体もどうやら満腹になったようで、横枝に腰掛けて渓谷を眺めて物思いにふけっています。 
近くに来た個体の発した小声のクーコール♪(コンタクトコール)を聞くと、左を振り返ったものの、返事はしませんでした。(@4:03〜) 

私が別の撮影をしていたら、ハリギリ樹幹部に座っていた♀個体がいつの間にか向きを変えて、私をじっと見下ろしていました。 
咀嚼もしておらず、私を怖がってもいません。 
「私がニホンザルの深淵を見る時、猿もまた私の深淵を見下ろしているのだ。」 


【考察】 
 私は知らなかったのですが、ハリギリの若葉は春の山菜として人気があるのだそうです。 
小学館フィールドガイド『山菜』でハリギリを調べると、
苦味、えぐ味は強く、タラノキの比ではない。これを処理すれば、ハリギリは大きな芽でもあり山菜として十分楽しめる。採取はごく若いうちのほうがよい。(p152より引用)
いつか山菜としてハリギリを試食してみたいものです。


ハリギリと言えば、「鋭い棘で身を守っている木」というのが私の認識です。
Gemini AIを相手に問答してみました。 

Q1:大木になったハリギリの幹に棘は生えているか? 

A1: ハリギリ(Kalopanax septemlobus)の幹の棘についてですね。 若いハリギリの木や枝には、鋭い棘がたくさん生えています。しかし、木が成長して大木になり、幹が太くなると、これらの棘は次第に少なくなり、目立たなくなるか、脱落していく傾向があります。 大木の幹では、若い頃にあった棘はほとんど見られなくなり、代わりに樹皮が縦に深く裂けてゴツゴツした質感になります。 したがって、大木になったハリギリの「幹」の部分には、若い木のような鋭い棘はほとんど生えていないか、全くなくなっていることが多いです。ただし、古い枝などには一部残っている可能性はあります。 

Q2:ハリギリが大木になっても、細い枝(若い枝)には棘は生えたままか?

A2: はい、その通りです。 先ほどお答えしたように、ハリギリは大木になると太い幹の部分の棘は脱落したり、樹皮に埋もれて目立たなくなったりします。 しかし、大木であっても、その年に伸びた比較的新しい枝や、細い枝(若い枝)には、鋭い棘が残っていることが一般的です。これらの若い部分は、まだ成長途中で柔らかいため、棘による保護が必要なのかもしれません。 したがって、大木のハリギリであっても、細い枝や上部の若い枝を扱う際には、棘に注意が必要です。 


Q3:実は山中でハリギリの大木によじ登って若葉を採食するニホンザルを観察したのです。ハリギリの木には鋭い棘が生えているはずなのに、サルが木登りしても手足に刺さって痛くないのか不思議でした。 

A3: それは非常に興味深い観察ですね!ハリギリの鋭い棘を知っていると、ニホンザルがどのようにして登り、若葉を食べるのか不思議に思うのは自然なことです。 考えられる理由はいくつかあります。 大木の幹の棘の減少: これまでお話ししたように、ハリギリは大木になると幹の太い部分の棘は少なくなるか、ほとんどなくなります。そのため、サルは比較的登りやすい幹の大部分を伝って、木の上部まで到達することができると考えられます。これが一番大きな理由でしょう。 サルの身体能力と学習: 巧みな動き: ニホンザルは非常に身軽で木登りが得意です。棘の少ない場所を選んだり、棘に刺さらないように巧みに手足を運んだりする技術を持っていると考えられます。彼らはどの部分が危険か学習している可能性が高いです。 硬い手足の皮膚: 日常的に木登りをしているサルの手足の裏は、人間の足の裏のように皮膚が硬く角質化(タコができているような状態)しており、ある程度の棘は刺さりにくいか、刺さっても平気なのかもしれません。 若葉のある場所へのアクセス: 若葉は主に新しい枝、つまり棘がまだ残っている細い枝についています。サルは棘の少ない太い幹や枝を足場にして体を安定させ、棘のある枝には最小限の接触で、あるいは慎重に手を伸ばして若葉を採っているのかもしれません。 食料としての魅力: ハリギリの若葉(地域によっては「タラの芽」と似た山菜として認識されることもあります)は、サルにとって栄養価の高い魅力的な食料なのでしょう。そのため、多少の棘のリスクは承知の上で、食べることを優先している可能性もあります。 これらの要因が組み合わさって、ニホンザルはハリギリの大木に登り、棘のある若葉を食べることができるのだと考えられます。幹の棘が少ないことが、まず登ることを可能にし、その先の棘のある枝はサルの身体能力と知恵で攻略しているのでしょうね。 

Q4:ハリギリ大木にどうやって登ったのか、観察できたのは1頭だけです。隣の別の樹種(棘なし)の大木に登ってから、樹冠で重なるハリギリの横枝に移動していました。 

A4: なるほど、隣の木からハリギリの枝に移ったのですね!それは非常に重要な観察情報です。ありがとうございます。 その方法であれば、ニホンザルがハリギリの若葉を食べるメカニズムはさらに明確になりますね。 棘のある幹の回避: 隣の棘のない木を登ることで、ハリギリの幹(たとえ大木になって棘が減っていたとしても)に触れる必要が全くなくなります。これが最も安全で効率的な方法です。 目的の場所への直接アクセス: 樹冠部で枝が重なっていれば、棘のない木から直接、若葉が多くついているハリギリの上部の枝や若い枝に移ることができます。地上からハリギリの幹を登るよりも、目的の場所に早く、安全に到達できる可能性があります。 一般的なサルの行動: このように隣接する木々の間を枝伝いに移動する「樹冠移動(キャノピー・ブリッジング)」は、ニホンザルを含む多くの樹上性のサルの得意な移動方法です。地上に降りるリスクや、登りにくい木を避けるために使われます。 つまり、そのニホンザルはハリギリの棘を攻略するというよりは、棘のある部分(特に幹)を完全に避けるルートを選択したと考えられます。これは非常に合理的で、サルの賢さを示す行動ですね。 もちろん、ハリギリの枝先に移って若葉を食べる際には、その若い枝にある棘には依然として注意を払う必要がありますが、一番大変な「登る」プロセスを安全な木で行ったというのは、なるほどと思いました。 

Q5:ハリギリの棘は本来、食害を物理的に防御するために発達したのですよね? 今回は賢いニホンザルに攻略されてしまいましたけど。 

A5: はい、おっしゃる通りです。一般的に、植物の棘(とげ)や刺(はり)は、動物による食害(食べられたり、幹を傷つけられたりすること)を防ぐための物理的な防御機構として進化したと考えられています。 ハリギリの鋭い棘も、特に以下のような動物から身を守るために発達したと考えられます。 大型草食動物: シカやカモシカなどが若い幹や枝をかじるのを防ぐ。 木登りする動物: クマなどが木に登って実や葉を食べたり、巣を作ったりするのを困難にする。あるいは、サルも含む他の動物が容易に登れないようにする。 若い木ほど樹皮が薄く、全体が食べられやすいため、棘による防御が特に重要になります。大木になると幹の樹皮が厚く硬くなり、物理的な強度が増すため、幹の棘の必要性が相対的に低下し、脱落していくのかもしれません。 そして、今回のニホンザルの観察例は、まさに「植物の防御戦略」と「動物の採食戦略」の間の進化的な駆け引き(「軍拡競争」や「いたちごっこ」と表現されることもあります)の一端を示していますね。 ハリギリは棘で身を守ろうとしますが、賢いニホンザルは隣の木を使うという回避戦略で、少なくとも幹の防御を無力化して若葉を手に入れました。これは、防御が必ずしも万能ではなく、それを上回る(あるいは回避する)能力を動物が発達させる場合があることを示しています。 とはいえ、棘があることで、ニホンザルにとっても採食の難易度やリスクは上がっているはずです。もしハリギリに全く棘がなければ、もっと多くの動物にもっと簡単に利用されてしまうでしょうから、棘の防御機能が無意味というわけではありません。 賢いニホンザルに一部「攻略」されてはしまいましたが、棘は本来の目的を果たしていると言えるでしょう。非常に興味深い生態系の相互作用ですね。 


Q6:ニホンザルが木登りする際には、その木に巻き付いたフジなどの太い蔓を頼りによじ登ることが多いようです。蔓植物は、巻き付いて葉を広げることで日光を奪うだけでなく、木登りする草食動物に安全な足場を提供することで、ハリギリの防御戦略(棘)を無効にしてしまう厄介な困り物(寄生者)かもしれません。 

A6:なるほど、ニホンザルとフジの関係、そしてそれがハリギリの防御戦略に与える影響について、興味深い視点ですね。 おっしゃる通り、太いフジの蔓はニホンザルにとって、滑りやすい木の幹を登る際の強力な補助となるでしょう。特に、ハリギリのように幹に鋭い棘を持つ木の場合、直接幹を掴んで登るのは困難ですが、しっかりと巻き付いたフジの蔓があれば、安全かつ容易に樹冠へとアクセスできると考えられます。 これは、ハリギリが進化の過程で獲得したであろう棘という防御機構が、フジのような蔓性植物の存在によって、結果的にその効果を弱められている可能性を示唆しています。 もしそうだとすれば、 フジは、ハリギリにとっては単なる寄生者というだけでなく、その防御戦略を間接的に無効化する、より厄介な存在と言えるかもしれません。 ニホンザルの食性や行動範囲は、森林内のフジの分布と量によって影響を受けている可能性も考えられます。フジが豊富に生えている場所では、ニホンザルはハリギリをより容易に利用できるかもしれません。 生態系の中では、植物と動物、そして植物同士の相互作用が複雑に絡み合っているのですね。今回のニホンザル、フジ、ハリギリの関係は、その一例として非常に興味深いと思います。 

早春の落葉二次林を歩くキジ♂を見送るホンドタヌキ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬 

シーン1:3/13・午前6:31・朝霧・気温1℃(@0:00〜)日の出時刻は午前5:51 

朝霧が立ち込める落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が単独で越冬用営巣地をうろついていました。 
画面左上奥で林床を歩くキジ♂(Phasianus versicolor)を発見すると、タヌキはその場に立ち止まって凝視しています。 
キジ♂もタヌキに気づいたのか、立ち止まりました。
すぐに警戒を解くと、キジ♂はセットに向かって歩いて来ます。 
グズグズに溶けかけた雪質(いわゆる腐れ雪)のため、体重の軽いキジでも足が雪面にズボズボと潜って歩きにくそうです。 
キジ♂も飛ぶのが苦手とは言え、鳥類のはしくれですから、襲われたらいつでも飛んで逃げられる自信があるのでしょうか? 

狩猟本能に駆られたタヌキが走り出して獲物に襲いかかる展開を予想したのですけど、意外にもタヌキは待ち伏せ戦略を取っています。 
タヌキが積極的に狩りの行動を起こさなかったのは、走りにくい残雪では足を取られて獲物に追いつけないと判断したのかもしれません。
同じイヌ科でもキツネと違ってタヌキは動きが鈍臭いので、積極的に獲物を襲って狩る捕食者ではないと言われています。
このタヌキが、視力の弱い個体(タペータムの機能を両眼喪失)だった可能性も考えられます。

遠くから救急車のサイレン♪がかすかに聞こえてきます。
飼い犬とは違って、タヌキはサイレンを聞いても遠吠えしません。 
もちろん今回のような緊迫した場面では、タヌキが鳴かないのは当然でしょう。


シーン2:3/13・午前6:34・朝霧(@1:01〜) 
約2分後に、別アングルの監視カメラで続きが撮れていました。 
巣口Rから離れるように歩き出したタヌキが、立ち止まって左の林内を見つめています。 
林内を横切るキジ♂を見送っているようです。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 


つづく→

2026/06/28

雪原の営巣地で交尾するホンドタヌキ♀♂とそれを邪魔する娘?:3月中旬【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬・午前11:30〜午後12:00頃・晴れ 

残雪に覆われた休耕地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の家族群(両親と娘の計3頭)が暮らす営巣地を2台の自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:3/12・午前11:31・気温20℃(@0:00〜) 
画面の右端で大雪が積もって折れたオニグルミ灌木にお転婆なタヌキ♀cが登っていたので、ビックリしました。(初見です) 
タヌキは木登りが苦手なはずなのに、とても意外でした。 
木登りする瞬間が撮れてないのは残念です。 
雪面から跳び乗ったのかな? 

巣口に居た両目失明♀hが、身震いしてから、両親♀♂のいる右へ向かって歩き始めました。 
♂もオニグルミの木に近づこうとしたら、溶けかけた雪面に足がズボッと潜りました。(@0:14〜) 
地上の2頭も、♀の真似をして木登りしたがっているのか、少なくとも興味を持ったことは間違いありません。 

♂が強引に木登りしようとしたら、狭くて滑りやすい止まり木でバランスを崩し、♀♂ペアは一緒に雪面に落ちました。 
どうやら、♂がオニグルミ樹上で♀の尻の匂いを嗅いで、背後からマウントしかけたら、足元が滑ったようです。 


樹上から無様に落ちてもめげない♂は、♀の背後に回り込んで遂にマウントしました!(@0:40〜) 
そのまま♂が腰をスラストしたので、交尾行動で間違いありません。 
その間、♀は頭を下げて姿勢を低くしました。 
交尾の前後にタヌキの鳴き声♪はまったく聞き取れませんでした。 

興味深いのは、3頭のうち交尾にあぶれた個体の行動です。
交尾中の♀♂ペア(両親)に娘♀hが無邪気に近寄ってきました。 
マウンティングしている♀♂ペアの間に割り込もうと邪魔しています。 
擬人化するとかなり気まずい状況です。
もしかすると、それまで娘はタヌキの交尾行動を見たことがなくて、両親が遊んでいるのかと勘違いして仲間に入ろうとしたのかもしれません。 
だとすると、結果的に娘への性教育になっている可能性があります。 
実は、両目失明のヘルパー個体の性別を私は見分けられていないのですが、もし息子♂(あぶれ♂)だとすると、交尾を邪魔された父親♂は激怒するはずです。 
そもそも発情期が来る前に、両親(特に父親)は息子にたとえハンディキャップがあっても縄張り内に残ることを許さず、他の兄弟(姉妹)と一緒に追い出していたはずです。(子別れ) 
今回、発情した両親の交尾を妨害しても怒られなかったということは、両目失明のヘルパー個体は娘♀だろうという推測が強まりました。 


シーン2:3/12・午前11:43・くもり・気温21℃(@1:00〜) 
次に監視カメラが起動したのは、約10分後でした。 
 画面右下の雪上で、♀♂ペアが交尾を続けています。 
オニグルミの木の根元の雪が溶けて地面が露出した窪みで交尾しているので、♀の姿がよく見えません。 

やがて、交尾中の♀が背後を振り向いて、嫌がり始めました。(@1:15〜) 
暴れる♀を背後から♂が首筋を噛みながら組み伏せたようです。
(よく見えないので、アナグマの交尾行動からの類推です。) 

その間、両目失明のヘルパー個体♀hは、交尾中の両親♀♂から離れて、逆の左を向いて佇んでいます。
 「いいから、あっち行ってろ!」と両親に追い払われたのでしょうか? 
身震いしてから巣口に歩いて戻り、周囲を警戒しています。 


シーン3:3/12・午前11:56・晴れ・気温23℃(@2:00〜) 
12分後に監視カメラが再び起動すると、あぶれ♀(両目失明のヘルパー個体♀h)が巣口から居なくなっていました。 
入巣または外出したのかもしれません。 

交尾を終えた♀♂ペアが互いに少し離れて、巣口の右の雪原に佇んでいました。 
右の個体Rが身震いしてから、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしました。 
左の個体Lが体をねじって毛繕いを始めました。 
私はまだ外見でタヌキの性別をしっかり見分けられません。 
♂の体格が♀よりも少し大きいらしいので、交尾後の♂が自分の陰茎を舐めているようです。
♀♂ペアが並んでいるのに、対他毛繕いなどの後戯はありませんでした。(賢者タイム?) 
右の個体♀Rがパートナー♂Lの横を歩いて通り過ぎ、巣口に辿り着きました。 


つづく→


【考察】 
ようやくこの重要な動画を紹介できる日が来ました。 
トレイルカメラの設置場所を変更したおかげで撮れた、スクープ映像です。 

「猿も木から落ちる」ならぬ、「狸も木から落ちる」という貴重な映像が撮れました。 
前評判通り、タヌキの木登りは下手糞でした。
幸い地上からの高さも低く、雪面のクッションがあるおかげで、落ちた2頭は無傷で済みました。 
この近くで昨年見かけた、下半身が麻痺したホンドタヌキ個体は、交通事故ではなく、木登り中に落ちて脊髄を損傷した、という新しい可能性も出てきました。 

もしかすると、ホンドタヌキ♂からのしつこい求愛を嫌がって、身軽な♀が樹上に逃げたのかもしれません。 
穿った解釈をすると、発情した♀が求愛する♂をふるいにかける行動かもしれません。 
つまり、♀の後を追って木登りできるぐらい運動能力の高い♂を交尾相手として選ぶのです。 


ホンドタヌキの交尾行動を無人カメラで初めて撮影することができました。
(もちろん発情期にはカメラに写らない所でも交尾を繰り返しているはずです。)
両親♀♂が娘の目の前で交尾していました。
父親が娘(両目失明のヘルパー♀h)に交尾を挑まなかったのは、性的に未熟で発情もしていないからでしょう。 
近親婚を避けるように本能でプログラムされているのかな?(インセスト・タブー
しかし、父親のタヌキが息子を縄張りから追い払う(子別れ)ということは、母親と交尾する可能性がある息子を性的なライバルとみなしていることになります(エディプス・コンプレックス)。


タヌキの交尾についてPerplexity AIを相手に問答してみました。

Q1: 交尾中のタヌキの♀♂ペアに、別個体が近づいて邪魔しようとした。この行動を繁殖干渉と呼ぶのは不適切か?

A1:この状況を繁殖干渉と呼ぶのは適切ではありません。繁殖干渉は、異なる種の個体間で起こる現象を指します。

繁殖干渉(Reproductive interference)は、以下の特徴を持つ現象です:

異種の個体が配偶過程で相互作用する

その結果、関与する個体の一方または両方の適応度が低下する

個体が誤認をしたり、自種を識別できないことが原因で生じる

タヌキの事例では、同種の個体間での相互作用であるため、繁殖干渉の定義に当てはまりません。

この状況はむしろ、同種内での繁殖競争や交尾妨害と呼ぶべきでしょう。多くの動物種において、オス同士が交尾の機会をめぐって競争することは一般的な行動です。

繁殖干渉は、昆虫、哺乳類、鳥類、両生類、海洋生物、植物など、さまざまな分類群で確認されていますが、あくまでも異種間の現象です。


Q2: 同じ巣穴でホンドタヌキの♀♂ペア以外にもう1頭が冬からずっと同居している。タヌキの性別や年齢を私には見分けられないのだが、この個体は前年に産まれたヘルパーだろうか? 営巣地の近くで交尾する♀♂を少し妨害した後は巣口に戻っておとなしく見ていたので、あぶれ♂かもしれない。しかしあぶれ♂と♀♂ペアが普通に同居するとは思えない。3月中旬に山形県でトレイルカメラによる観察。

A2:ご観察された状況は非常に興味深いです。ホンドタヌキの通常の社会構造と繁殖行動を考慮すると、以下のような可能性が考えられます:

前年生まれの子供(ヘルパー)
観察された3頭目の個体が前年に生まれた子供である可能性が高いです。タヌキは通常、春から初夏にかけて3-5匹の子供を出産します。前年生まれの子供が親と同じ巣穴で冬を過ごすことは珍しくありません。

繁殖期の行動
3月中旬は、タヌキの繁殖期にあたります。この時期、前年生まれの子供が親の交尾を妨害しようとする行動は、自然な現象かもしれません。ただし、その後おとなしく見ていたという観察結果は、この個体が完全に性的に成熟していない可能性を示唆しています。

社会構造の柔軟性
タヌキは基本的に一夫一妻制ですが、その社会構造には柔軟性があります。特に冬期は、生存のために複数個体が同じ巣穴で過ごすことがあります。

あぶれオスの可能性
観察された個体があぶれオスである可能性も完全には否定できませんが、通常、あぶれオスが繁殖ペアと長期間同居することは稀です。

個体識別の難しさ
タヌキの性別や年齢を外見から判断するのは非常に困難です。トレイルカメラによる観察では、さらに判別が難しくなります。

結論として、観察された3頭目の個体は、前年に生まれた子供(ヘルパー)である可能性が最も高いと考えられます。この個体が親の交尾を軽く妨害した後、おとなしく見ていたという行動は、性的に完全には成熟していない若い個体の特徴と一致します。




Q3: 3頭目の個体の性別を推理したい。前年生まれの子供が親と同じ巣穴で冬を過ごす場合、子供の性別は♀♂両方ありえるか? タヌキで親と同居するヘルパーは♀に限る、というような知見は得られているか?

A3:3頭目の個体の性別について、以下のように推理できます:

前年生まれの子供の性別
タヌキの場合、前年生まれの子供が親と同じ巣穴で冬を過ごす際、♀♂両方の可能性があります。タヌキの社会構造に関する具体的な情報は限られていますが、近縁種であるキツネの例を参考にすると、♀♂両方が親と同居する可能性があります。

ヘルパーの性別
タヌキにおいて、ヘルパーが♀に限るという明確な知見は得られていません。しかし、キツネの例を見ると:

ホンドギツネでは、前年生まれのメス(ヘルパー)が母親の子育てを手伝うことが知られています。

ヘルパーは最大4頭になることもあります。

オスも子供が生後1ヶ月頃までは子育てを手伝いますが、その後は家族群に加わらなくなります。

タヌキの社会構造
タヌキの社会構造は柔軟性があり、冬期には生存のために複数個体が同じ巣穴で過ごすことがあります。これは♀♂両方の若い個体が含まれる可能性を示唆しています。

性別判断の難しさ
タヌキの性別を外見から判断するのは非常に困難です。特にトレイルカメラによる観察では、さらに判別が難しくなります。

結論として、3頭目の個体の性別は♀♂両方の可能性があります。タヌキに関する具体的な研究データが限られているため、キツネの例を参考にすると、ヘルパーとして同居する可能性が高いのは♀かもしれません。しかし、タヌキの社会構造の柔軟性を考慮すると、♂が同居している可能性も完全には否定できません。

より正確な判断のためには、タヌキに特化した長期的な観察研究が必要です。現時点では、3頭目の個体が♀である可能性がやや高いと推測されますが、♂である可能性も排除できません。


Q4: キツネと違ってタヌキではヘルパーは存在しない(報告されていない)のか?

A4:タヌキにおけるヘルパーの存在については、キツネほど明確な報告はありませんが、完全に存在しないとは言い切れません。

キツネとの比較
ホンドギツネでは、前年生まれのメス(ヘルパー)が母親の子育てを手伝うことが明確に報告されています。ヘルパーは最大4頭になることもあり、オスも子供が生後1ヶ月頃までは子育てを手伝います。

タヌキの社会構造
タヌキは基本的に一夫一妻制をとり、オスとメスが協力して子育てをします。しかし、タヌキの社会構造には柔軟性があり、環境に応じて変化する可能性があります。

タヌキのヘルパーに関する研究
タヌキのヘルパーに関する直接的な報告は少ないですが、いくつかの研究がタヌキの社会構造の複雑さを示唆しています:

東京都心部の赤坂御用地での研究では、タヌキが行動圏およびコアエリアを大きく重複させて生息していたことから、孤立緑地内でのタヌキの社会構造が一般的な一夫一妻制の社会構造ではない可能性が示唆されています。

タヌキのタメフン場(排泄場所)は、単なる排泄の場としてだけでなく、情報交換の場として利用されており、家族および隣接個体の確認や相互許容の機能など、タヌキの社会構造に深くかかわっていることが指摘されています。

結論
タヌキにおけるヘルパーの存在は、キツネほど明確には報告されていませんが、完全に否定されているわけでもありません。タヌキの社会構造の柔軟性や、一部の研究結果から、環境によってはヘルパー的な役割を果たす個体が存在する可能性は否定できません。

ただし、タヌキの社会構造や繁殖行動に関する研究はまだ十分ではなく、より詳細な調査が必要です。今後の研究によって、タヌキにおけるヘルパーの存在や役割がより明確になる可能性があります。

Q5: タヌキは交尾後に着床遅延するか?

A5: タヌキ(Nyctereutes procyonoides viverrinus)は、交尾後に着床遅延を行うという明確な証拠は提供されていません。タヌキの繁殖サイクルについて、以下の情報が分かっています:

タヌキの繁殖期は1月から3月頃で、この時期にオスとメスがペアを形成し交尾します。

妊娠期間は約60〜65日間です。

出産は通常4月から5月にかけて行われ、2〜6頭(最大12頭)の子を産みます。

これらの情報から、タヌキの繁殖サイクルは比較的直線的であり、交尾から妊娠、出産までの期間に明確な遅延は見られません。着床遅延は、提供された検索結果ではタヌキについて言及されておらず、むしろニホンアナグマ(Meles anakuma)の特徴として述べられています。

したがって、現在の情報では、タヌキが交尾後に着床遅延を行うとは結論付けられません。タヌキの繁殖生理について更なる研究が必要かもしれません。




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2026/06/27

リンゴ園の樹上で未熟果を食い荒らすニホンザルの群れ

 

2026年6月上旬・午前10:10頃・くもり 

山麓の果樹園に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが傍若無人に侵入していました。 
今季はまだ果樹園全体が電気柵で囲われていなかったので、無防備な状態でした。 
当地は豪雪地帯ですから、積雪の重みで潰れたり壊れたりしないように、秋の収穫が終わると電気柵を全て撤去してしまいます。 
猿害対策として電気柵は有効ですが、正しく設置して保守管理しないと、賢いニホンザルはすぐに攻略してしまいます。 



果樹園の敷地の端(リンゴ林の林縁)でリンゴの果樹に登っていたニホンザルが赤く色づき始めた小ぶりの未熟果を次々に食い荒らしていました。 
リンゴ農家も果実を間引いて大きく育てるために不要な枝を剪定したり摘果したりするので、この時期の食害には寛容なのでしょうか。
それとも単に人手不足で猿害対策が間に合わないのかもしれません。 

多くのニホンザルが続々とリンゴの木によじ登って未熟果を食べ漁るので、どの個体に注目して撮影すべきか、目移りしてしまいます。 



ときどき、ニホンザルがリンゴの枝をポキッと折る音が聞こえます。 
リンゴの樹上に座ったニホンザルが近くの枝から未熟果を手でもぎ取り、かぶりついてモグモグと咀嚼します。 
片手を伸ばして小枝を引き寄せ、未熟果を口で直接咥えてもぎ取ることもありました。 
しかし猿は一口か二口食べただけで、食べかけの果実を惜しげもなく捨ててしまい、次の果実を採取します。 
ニホンザルに特有のこのような採食法が我々に「もったいない」と強く感じさせ、果樹農家に憎まれる原因になります。 

果皮が赤く色づいていない「青りんご」の状態でもニホンザルは平気で食べています。(@2:02〜) 
渋くないのかな? 
普段ニホンザルは野生の果実ばかり食べているので、栽培品種のリンゴ果実は未熟でもよほど美味に違いありません。

リンゴの芯や種子は食べずに捨てているのか、それとも逆に、リンゴの果皮を捨てているのか、よく見えませんでした。 
リンゴの木の下に散乱している食べ残し(食痕)を観察しに行く必要があります。 
また、この時期のニホンザルが排泄した糞に未消化のリンゴ種子が含まれているかどうか、調べる必要がありますね。 
果実が熟していないということは、種子も未だ成熟していない(発芽能力がない)ので、今回は種子散布の話と無関係です。 
つまり、リンゴという植物にとって、ニホンザルによる未熟果の食害は、完全な食べられ損です。

リンゴの樹上で私に背を向けて座り、未熟果を食べていた個体が真っ逆さまに(頭を下にして)幹を下りました。(@1:37〜) 

ニホンザルの群れは、緑の葉が生い茂った枝から枝へ渡り歩いて、リンゴ園の奥へと入って行きます。 
私に見られているのを嫌い、茂みの奥に隠れたいのかもしれません。 


短時間の観察でしたが、この群れにはアルビノ(または白変種)が少なくとも2頭含まれていました。 
白猿と呼ばれて地元では昔から神聖視(半ばアイドル化)されています。 

まず見つけた白猿は、体格の良い太った成獣♀です。(@2:41〜) 
胸に幼い子猿を抱えていたので、今季出産した♀であることが分かります。 
興味深いことに、子猿の毛皮は母親のように真っ白(ホモ)ではなくて、通常の野生型(ヘテロ)でした。 
幼い子猿はまだ離乳前らしく、自分でリンゴの未熟果を採食することはありませんでした。 
授乳期の母猿は、栄養価の高い餌をたくさん食べないといけません。 
樹上の白猿が振り返ったときに瞳の色を確認すると、黒目があるようにも見え、メラニン色素が薄くて青い目のようにも見えます。(YouTube動画のサムネイルとなった場面@3:29〜) 
やがて、乳飲み子を抱いたまま、隣の木に跳び移りました。(@3:42〜) 
アルビノ♀が出産するのは珍しいとのことですが、私自身はそこまで詳細な記録を取っていません。 

私が撮影に夢中になっていると、手前の農道を別個体の白猿が通り過ぎました。(@3:03〜) 
若いアルビノ(白変種?)個体です。 
私をあまり恐れずに、ゆっくり歩いて果樹園の方へ向かいました。 
残念ながら後ろ姿しか見えなかったので、瞳の色を確認できていません。 
アルビノの母猿と若いアルビノは、親子なのでしょうか? 
その後、年齢の離れたアルビノ同士がリンゴ園で合流する様子は見ていません。 


※ 撮影順ではなく、映像素材の順番を編集で入れ替えました。 




【追記】
こういう動画を公開すると、「のんきに傍観してないで、さっさと害獣を追い払え!」と怒る人が出てきます。
猿の襲撃が1回限りなら、その人の言う通りです。
しかし、神出鬼没で何度も襲撃を繰り返す強敵となると、話が変わってきます。
猿害(ニホンザルによる農作物の食害)に苦しむ農家の心情も理解できるのですが、私は長年ひっそりと観察に徹しているからこそ、このような記録映像を撮ることができるのです。
ちなみに、私は野生のニホンザルに撮影目的の餌付けや給餌を一切していません。
もし私がニホンザルの追い払い活動に参加すると、猿たちは私に対して警戒を強め、自然な行動を見せてくれないどころか、群れに近づくことも困難になります。

つまり、猿害対策には分業が必要となるのです。
害獣防除の専門業者も必要ですし、ニホンザルの行動や生態を地道に調べる研究者や動物カメラマンも必要です。
現在では無人のカメラを農地や果樹園に設置して、野生動物の侵入を不眠不休で監視することも可能になりました。

軍事で例えると、偵察部隊や斥候(隠密偵察)はこっそり敵の様子を視察して、正しい情報を本隊に伝えるのが任務の専門職です。
敵と遭遇したからと言って、いちいち戦闘したり追い払ったりするのは御法度です。
隠密偵察が持ち帰った情報や証拠映像を元に対策を立てたり作戦を練ったりするのは、別の担当者です。

2026/06/26

雪原の営巣地でホンドタヌキ♂が♀の発情状態をチェック・家族団らんの相互毛繕い:3月中旬【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬

冬は雪原となる休耕地で、ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の営巣地を2台のトレイルカメラで見張っています。 
いよいよ交尾期が始まるので、撮り漏らしを減らすために、トレイルカメラをもう1台増やしました。 

遂に、この日は重要な出来事が起こります。 


シーン1:3/12・午前7:10・晴れ・気温0℃(@0:00〜) 
朝からなぜか画面全体がぼんやり曇っています。 
レンズに霜が付着したのか、朝霧が発生しているのかもしれません。 
※ このシーン1だけ編集時に自動色調補正を施し、5倍速にしました。
(早回し映像にしたほうが、霧の中でも行動を読み解きやすくなるのです。)


右から3頭のタヌキが次々と帰巣しました。 
そのまま入巣するかと思いきや、巣口の手前で別々に立ち止まっています。 
先行の2頭が入巣した後も、最後尾の3頭目が巣外に留まっています。 
これまでの行動パターンでは、先行する2頭が♀♂ペア(両親)で、殿しんがりを務めているのが両目失明個体(ヘルパー♀h)と予想しています。 


シーン2:3/12・午前7:36・晴れ・気温2℃(@0:12〜) 
約25分後、レンズがクリアになっていました。 

巣穴から外に出てきたばかりの♀♂ペアが雪原を右に移動していました。 
先行個体♀が雪面の匂いを嗅ぎ回ってから、体をねじって毛繕いを始めました。 
後続の♂個体が立ち止まったまま身震いしました。 

♂が♀に近づくと、♂から♀への対他毛繕いを始めました。 
その流れで♂は♀の尻の匂いを嗅いで、発情状態をチェックしています。 
尻や陰部を舐められた♀は尻尾をピクピク持ち上げました。 
素人目には、♀も発情しかけているような気がします。 
(発情チェックの行動でようやくペアの性別が確定したので、遡って性別を記したのです。) 

その間に、ヘルパー個体(両目失明♀h)が巣口から顔を出して、♀♂ペアの様子を眺めています。
(タペータムの反射機能が消失していても、明るい昼間の視覚は問題ないと推測しています。)


シーン3:3/12・午前8:36・晴れ・気温9℃(@1:12〜) 
1時間後にも、3頭の家族群が営巣地の雪原をうろついていました。 
巣穴へ向かって右から順番に(1頭ずつ)歩いてきます。 
個体識別ができていませんが、先行する2頭が両親♀♂ペアで、いつも最後尾を歩いているのがヘルパー個体(両目失明♀h)なのでしょうか。 


シーン4:3/12・午前8:37・晴れ(@2:12〜) 
狭い巣口に3頭の家族がひしめき合っていました。 
三つ巴で対他毛繕い、相互毛繕いしてるようです。 



つづく→いよいよ交尾が始まります。

2026/06/25

タヌキが越冬する林内の巣穴に立ち寄る雪国のホンドギツネ:3月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 




2025年3月中旬 

シーン0:3/10・午後16:40・晴れ・気温13℃(@0:00〜) 
雪国の二次林で、ホンドタヌキが越冬する巣穴を自動撮影カメラ2台で見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 

ホンドギツネVulpes vulpes japonica)の登場シーンを以下にまとめます。

シーン1:3/15・午後17:16・くもり・気温5℃(@0:03〜) 
夕方に右奥からセットにやって来たフサ尾のキツネが、巣口Rの手前で立ち止まって顔を上げ、風の匂いを嗅いでいました。 
カメラ目線ではなく、右奥の林内を凝視警戒しています。 
巣口Rには近寄らず、奥の林内へ向かいました。 
気温が高いのに、キツネが歩いても雪面に足があまり潜っていません。 

シーン2:3/15・午後17:16・くもり・気温4℃(@1:03〜) 
別アングルで設置した監視カメラでも撮れていました。 

シーン3:3/20・午後21:09・気温-2℃(@1:39〜) 
5日後の晩に、右奥の暗い林内を足早に立ち去るキツネの後ろ姿がチラッと写っていました。 
タヌキの営巣地には立ち寄りませんでした。 

シーン4:3/31・午前11:48・くもり・気温-2℃(@1:46〜) 
ようやく雪解けが進み、巣口Rの周辺および樹々の根回りで地面が露出しています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

2026/06/24

ヘルパーが雪の下に貯食した餌を翌朝に掘り出して食べるホンドタヌキ♀と発情チェックに余念がない♂【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬 

シーン1:3/11・午前5:49・気温-4℃(@0:00〜)日の出時刻は午前5:54。 
夜明け直前なのにもうだいぶ明るいのは、雪明り(雪面からの反射)のおかげです。 
いつも行動を共にしているホンドタヌキNyctereutes viverrinus)3頭の家族群が、落葉二次林内の越冬用営巣地にまた来ていました。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

殿しんがりを務めているのは、おそらく両目を失明した♀h個体でしょう。
明るい日中には、輝板の反射で失明状態を見分けることができません。
雪深い林床を横切って、巣口Rへ向かいます。 

先行する♀♂ペアが右奥で、雪面のある地点に穴を掘って匂いを嗅いでいます。 
ここは前日の夕方に、両目失明個体♀hが運んできた獲物(生魚)を雪の下に埋めて隠した地点です。 


母親♀が獲物の匂いを嗅ぎ当てて、雪の下から掘り出そうとしています。 
(あるいは既に魚?の死骸をガツガツと食べているのかもしれませんが、よく見えません。) 
せっかく前日に両目失明個体♀hが隠した貯食物を、母親♀に奪われてしまいました。 
怒ったり抗議したり獲物を取り返そうとしたりしないのも、切ない話です。 
居候のヘルパーとして、両親♀♂に給餌するのは当然の行動(貢ぎもの)なのかな? 

貯食物を食べる♀の横で、♂が♀の尻の匂いを嗅いで発情状態をチェックしています。 
それに反応して、♀が尻尾を少しずつ上げました。 
尻や陰部を♂に舐められて、性的に興奮しているのでしょうか。 
次に、♂が右後脚を持ち上げながら♀の体に小便をかけて、匂い付け(アロマーキング)しました。 
食い気よりも色気の♂は、再び♀の発情チェック。 

その間、両目失明個体♀hは巣口Rに座って、♀♂ペア(両親)のいちゃつく様子を見守っています。 
(両目のタペータムを失明した個体が昼間にどのぐらい見えているのか、不明です。) 

母親♀が顔を上げたときに、口をモグモグと咀嚼していました。 
父親♂は、さっきと逆の左後脚を持ち上げながら、♀の体にまたまた排尿マーキング(アロマーキング)。 


シーン2:3/11・午前5:49・気温-4℃(@1:00〜) 
巣口Rで座って休む両目失明個体♀hの様子が、別アングルに設置した監視カメラでも撮れていました。 
群れ(家族)内での順位が明らかに低いようで、今回も怯えたようにビクビクしている印象です。 
貯食物を奪われて、空腹なのでしょうか。 
しばらくすると、自分で毛繕いを始めました。 

そこへ左から父親♂がやって来て、巣口Rを点検します。 


シーン3:3/11・午前5:50(@2:00〜)
再び広角の監視映像に戻ります。 
母親♀が右奥で貯食物を食べ続けています。 

父親♂が♀から離れて巣口Rへ向かうと、両目失明した娘♀hの横を通り過ぎたましたが、鼻面を少し近づけただけで互いに没交渉でした。 
そのまま父親♂は、左上奥の林内へどんどん歩き去ります。 
通りすがりに、落葉灌木の根元に排尿マーキングした…かもしれません。 

ようやく貯食物を食べ終えた母親♀も、左へ少し歩いて移動しました。 
雪面に佇み、先行する♂の後ろ姿を見送ります。 


シーン4:3/11・午前5:51(@3:00〜)
両目失明個体♀hが巣口Rからようやく立ち上がり、先行する♂の後を追って、右下手前へ歩き始めました。 
放射冷却現象で雪面がカチコチに凍っていて、タヌキは足が潜らずに歩けます。 
最後尾を歩く♀の姿も、しばらくして画面の左下隅にちらっと写りました。 


【考察】 
両目失明した♀h個体がせっかく運んできた獲物(生魚?)を夕方に営巣地の雪の下に埋めて隠したのに、自分では食べることができず、翌朝に母親♀が見つけて食べてしまいました。 
営巣地の天然の冷蔵庫内に保存してある食料は、家族が誰でもいつでも食べて良いしきたりなのでしょうか。 
両目失明した♀h個体がヘルパーだとしたら、両親の繁殖を助けて給餌するのも当然の行動です。 
両親が出産どころか発情・交尾する前から、ヘルパー♀hが実家に餌を運んできたことになります。 

今回観察した行動から、立場の弱い両目失明個体は両親♀♂のヘルパー(性別はおそらく♀)なのだろうと私は確信したのです。 

しつこくつきまとって発情チェックやアロマーキングを繰り返す♂に対して、♀も反応を示すようになりました。
いよいよ交尾しそうです。


2026/06/23

春の二次林で草木の若葉を食べ歩く両角が欠けたニホンカモシカ

 

2026年4月中旬・午後15:05頃・晴れ 

春の二次林で私が静かにトレイルカメラの保守作業をしていると、パキパキと獣が歩き回る物音がします。 
クマだとやばいので振り返ると、林縁をニホンカモシカCapricornis crispus)が単独でうろついていました。 

落葉性の灌木に芽吹いた若葉を次々に食べています。 
樹種はマルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)、ノイバラウコギ(おそらくヒメウコギ)あたりが候補となります。 
撮影後に採食地点で現場検証すると、マルバゴマキの若葉に食痕? 

カモシカが後半に食べていた下草の種類がわかりませんでした。 
なんとなく、蔓植物ミツバアケビの若葉ではないかと思うのですが、どうでしょうか。 

夏毛に換毛中なのか、毛並みの色がちょっと変です。 
左右の角が両方とも、太いのに短い個体でした。 
おそらく同種間の喧嘩で角の先端部が途中で折れて(欠けて)しまった後で、先端を研いだのでしょう。 


【考察】 
角に分かりやすい特徴があるので、過去に遭遇しているかと思って記録を遡ると、山中で出会った♂個体かもしれません。 

関連記事(2年前の撮影)▶ 

だとすると、山から麓の二次林まで(直線距離で3km弱も)移動してきたという驚くべき解釈になります。 
両角が折れたことで同種間の縄張り争いに負けるようになり、山森から追い出されて平地に下りてきたのでしょうか。 
里に下りてきた後も、車道を歩いたり、平地にパッチ状に残る農地や二次林を渡り歩いて、かなり(直線距離で3km弱)移動したことになります。 
平地の二次林でもニホンカモシカ1頭ぐらいなら、人目を忍んで、なんとか暮らしていけそうです。 
食べる餌の量も十分にありそうです(春〜秋の環境収容力はOK)。 
ただし雪国では冬になると落葉して食糧事情が一気に悪化しますし、配偶者を見つけて交尾するチャンスはかなり低いでしょう。 

もちろん、カモシカの個体識別に絶対の自信がある訳ではないので、別個体かもしれません。 
当地のカモシカにGPSを装着して行動域を詳細に調べたら楽しそうです。
もしもカモシカのある個体が、季節ごとに山と平地を往復して暮らしていたら、面白い話です。

この二次林内に設置したトレイルカメラにもカモシカがときどき写ります。 
たとえば、この3日後に撮れていた映像がこちらです(先行公開)。
この二次林内で野生のカモシカと私が実際にニアミスしたのは珍しく、今回は長々と採食シーンを直接観察できました。 
かなり離れた位置から撮影したので、おそらくカモシカは私の存在に気づいていないようです。 私に対して鼻息を荒らげる威嚇を一度もしませんでした。 

関連記事(2年前に遭遇・撮影)▶ 平地の農道を走って逃げるニホンカモシカ 



2026/06/22

雪の下に埋めた貯食物を半日後に確認しに来た両目失明のホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年3月中旬 

早春でもまだ雪深い落葉二次林で、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地を自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 

発情期に入り、タヌキ家族の様子がいよいよ面白くなってきました。 


シーン1:3/11・午前4:13・気温-4℃(@0:00〜) 
未明に3頭のタヌキ家族が一列縦隊でやって来ました。 
林床の雪面は硬く凍結していて、タヌキが歩いても足が全く潜りません。 

巣口Rの近くに生えた落葉灌木に尿で匂い付けする際の姿勢(片足を上げるかどうか)で性別を見分けると、先行個体が♀で後続(2番目の)個体が♂というペアでした。 

殿しんがりを務める個体だけ、両目が失明しています。 
トレイルカメラが照射する赤外線をタペータム(輝板)がまったく反射しないのです。 
この両目失明個体だけ、巣口Rには立ち寄らずに、ショートカットして左に向かいました。 


シーン2:3/11・午前4:14・気温-4℃(@0:28〜) 
別アングルに設置した監視カメラでも撮れていました。 
先行する両親♀♂は巣口Rを経由し、横の落葉灌木に排尿マーキングしてから、左奥へ立ち去りました。 

興味深いのは、殿しんがりを務める両目失明個体の行動です。 
巣口Rの手前で向きを変えて雪原を突っ切り、前日(約11時間前)の夕方に餌を隠した貯食地点に直行しまし。 



生魚?に雪を被せて埋めた地点がこんもりと盛り上がっているのに、両目失明個体は少しずれた地点の匂いを嗅いでいます。 
やはり、夜目が効かないハンディキャップが出ているのかもしれません。 
視覚だけでなく、嗅覚も鈍っているのかな? 
氷点下の低温のせいで、餌の匂いが薄れているのかもしれません。
貯食物を雪の下から掘り出して食べるのかと思いきや、そのまま両親♀♂の後を追いかけるように立ち去りました。 
どうやら、隠した餌が盗まれていないことを確かめに来ただけのようです。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
ホンドタヌキが貯食物をいつ食べるのか、興味津々です。

この両目失明個体だけ、夜間限定で個体識別できています。
両親♀♂に対して立場が弱くて常に怯えていて、出歩く際にはいつも最後尾を歩きます。
両親♀♂が産み育てた当歳仔の中で、この個体だけが両目失明というハンディキャップを理由に、縄張りから追い出されずにヘルパーとして留まることを許されている、と今のところは解釈しています。
そして、両目失明のヘルパー個体hの性別は♀だろうと、推測しています。


2026/06/21

幼い子猿に授乳しながら排尿するニホンザル♀

 

2025年6月下旬・午前9:10頃・くもり 

山麓を流れる用水路沿いの鉄柵にニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)がよじ登り、手摺に座りました。 
腹に幼い子猿(乳飲み子)を抱えています。 

母親♀が胸に抱いて授乳している子猿が、身動きしながら排尿しました。 
少量の小便がぽたぽたと滴り落ちています。
野生ニホンザルの幼獣はオムツなんて履いていませんから、母親にしがみつきながらオシッコしたら、母親の毛皮を尿で濡らしてしまうことになりそうです。
 (母親が小便した可能性もありますかね?) 

うっかり手摺から落ちそうになった子猿を母親が左腕で慌てて抱きかかえました。 
母猿は痒い左脚を左手で掻き、子猿は母親の乳首に吸い付き、母乳を飲みました。 
子猿がようやく乳首から口を離したときに、母親♀の細長く伸びた乳首から乳汁がにじみ出ているかと注目したのですが、なかったです。 
手摺のパイプで独り遊びを始めた子猿が落ちないように、母親は手を添えています。 

子猿が母親の胸に戻って再び乳首を咥えると、母親が子猿を腹に抱えて手摺を移動開始。 
柳の木の枝葉の陰に隠れる位置を選んで、母親が手摺に座り直しました。 
遠くでカメラを構えて隠し撮りしている私から死角に隠れようとしているのです。 
しかし隠れ切れないと悟ると、手摺を伝い歩きして少し戻り、手摺から横の草深い農道に飛び降りました。 
後で分かったことですが、群れの遊動経路に突っ立っている邪魔な私を大きく迂回するようです。


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2026/06/20

ホンドタヌキ♂がパートナー♀の尻の匂いを嗅いだり小便跡を舐めたりして発情状態を頻繁に調べアロマーキングを繰り返す:3月上旬〜中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年3月上旬〜中旬 

雪国の落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 

シーン1:3/10・午後20:10・気温-1℃(@0:00〜) 
晩に右から来たタヌキ♂aが、細い落葉灌木に小便をかけて縄張り宣言のマーキング(匂い付け)をしました。 
このとき右後脚を上げたので、♂と判明。 

巣口Rを覗き込んで点検中に、後続個体の♀bが遅れて右から登場。
巣口Rで合流した♀が入口の匂いを嗅いでいると、♂aが背後から♀bの尻の匂いを嗅ぎました。 
パートナー♀の発情状態をチェックしているようですが、巣口Rの窪みでの行動は残念ながらよく見えません。 
続けて♂が♀の体に排尿しました(アロマーキング)。 

左に立ち去る際にも、♂が♀の尻の匂いを嗅いで発情状態をチェックし、♀にアロマーキングしました。 
このとき♀が雪面で腰を落としたのは、♂のしつこいセクハラを嫌がっているのでしょうか?


シーン2:3/10・午後20:13(@1:00〜) 
♀♂ペアから少し遅れて、両目のタペータム(輝板)が失明したタヌキが右から来ました。 
巣口Rには立ち寄らずに、左下手前へ向かいます。 

実はこの個体が3時間前の夕方に獲物の生魚?を雪の下に埋めたばかりなので、貯食地点に向かったのかもしれません。


しかし、別アングルの監視カメラにそのシーンがなぜか写っていませんでした。 


シーン3:3/11・午前0:16・気温-2℃(@1:19〜) 
日付が変わった深夜に、右から来た先行タヌキ♀が巣口Rを点検しています。 
遅れて右から来た後続個体♂が通りすがりに、いつもの細い落葉灌木に軽く小便をかけてマーキングしました。 
巣口Rで合流すると、今度は♂が巣口Rの匂いを嗅ぎます。 

その間に、♀は同じ落葉灌木に排尿マーキングしました。 
♀は排尿時に後足をほとんど上げません。 
♂♀ペアが連続して同じサインポストに尿で匂い付けしたことになります。 
その直後に、巣口Rから戻ってきた♂が♀の小便跡をペロペロと舐めました。 
これもおそらく♀の発情状態をチェックしているのだと思いますが、初めて見る行動です。 
素人目には、フレーメン反応はしてないようです。 
♂は再び同じ落葉灌木にしつこく自分の尿で匂いを上書きしました。 
それでも立ち去り難いようで、また小便跡をペロペロ舐めました。


シーン4:3/11・午前0:18(@2:19〜)
30秒後に、両目失明個体が営巣地に来ていました。 
今回も巣穴Rには立ち寄らずに、右下手前へ立ち去りました。 


シーン5:3/12・午前8:23・晴れ・気温7℃(@2:33〜) 
翌日の明るい朝に、右から来たタヌキ♀が巣口Rの手前で立ち止まり、手前をキョロキョロ見ていました。 
すぐに右から後続個体♂が来ました。 
合流したペアが右を気にしているのは、殿しんがりのヘルパー個体(両目失明)が来るのを待っているのかな? 
その間に、♂が♀の尻の匂いを嗅いで発情チェックし、♀の体に尿をかけました(アロマーキング)。 

おそらく両目失明個体と思われるタヌキが遅れて到着し、巣口Rを軽く点検しました。 
明るい日中は、タペータム反射の有無による個体識別ができません。 
続けて♀も巣口Rを覗き込んで調べています。 


シーン6:3/12・午前8:24・晴れ・気温4℃(@2:33〜) 
別アングルに設置した監視カメラでも撮れていました。 
先着の♀♂ペアが背後を振り返って、殿しんがりを務めるヘルパーh(両目失明個体)がついて来るのを待っています。 
♂が♀の発情状態を調べてから、♀に尿をかけてアロマーキング。 
♀h、♀、♀hの順で巣口Rを覗き込んで奥の匂いを嗅ぎました。 
横で待っていた♂は、♀hに割り込まれても怒りませんでした。 


【考察】 
ホンドタヌキは一夫一妻制の社会構造です。
この時期の♂は、とにかくパートナー♀との交尾のチャンスを逃すまいと必死です。 
常に行動を共にして(配偶者ガード)、隙あらば♀の尻を追い回して、性フェロモンの変化を嗅ぎ取ろうとしています。
♀が小便した跡を直後に♂が舐める行動を初めて観察しました。
♀の体に♂が自分の尿をかけるアロマーキングも頻繁に行いました。

両目失明個体と♀♂ペアの関係が気になります。
採食のために出歩く際には、いつも健常♀♂ペアの後をついて歩いているようです。 
夜の行動で♀♂ペアから遅れがちなのは、夜目が効かないというハンディキャップのせいなのか、気になるところです。
♀♂ペアが産んだ複数の子供の中で、失明のハンディキャップが理由で選ばれたのか、ヘルパーとして縄張りに留まることを許された♀だろうと、私は想像しています。 
他の兄弟姉妹はすでに子別れした後のようです。
(両目失明個体の性別は不明ですが、♂はヘルパーとして選ばれずに両親の縄張りから放逐されるはずです。) 
この後も観察を続けると、両目失明のヘルパー♀は3頭の核家族の中では立場がとても弱く(劣位の個体)、いつも両親♀♂に遠慮して暮らしている印象です。 


2026/06/19

チマキザサの葉を食べ漁る雪国のニホンザル♀

 

2026年1月上旬・午後14:50頃・晴れ 

山麓で若い♀(未発情)と思われるニホンザルMacaca fuscata fuscata)が群れから少し離れ、林縁の笹薮に向かって歩いて行きます。 
歩く後ろ姿の股間を見ると、外性器が見えませんし、尻も赤くないので、発情していない若い♀と判明。 

笹薮の雪面に座り込むと、採食を始めました。 
猿が笹の葉を食べたのは初見です。 
このササの種類はチマキザサではないかと予想していますが、笹類は難しくて真面目に検討していません。 
チシマザサ(ネマガリダケ)は、もう少し標高の高いブナ帯に分布しているらしい。 
今回の観察地点は、低山のミズナラ帯です。 

関連記事(14年前の初夏に撮影)▶ ニホンザル♂が笹の新芽を採食 


ニホンザル♀は、常緑の笹の葉を次から次に千切って食べ漁ります。 
餌の乏しい厳冬期には、冬芽や樹皮と並んで貴重な食料なのでしょう。 
手でササの茎を掴みながら幅広い葉を噛みちぎり、口に詰め込んで咀嚼します。 
茶色に枯れている葉は食べず、緑の葉を選んで食べていました。 
ササの葉脈に沿って縦に裂くように噛みちぎるので、独特の食痕が残ります。 
笹の葉を引き寄せるのにいつも右手を使うので、この個体は右利きのようです。 
別の採食法としては、手の届く範囲の笹の葉を食べ尽くした後は、少し離れた位置に生えたササに手を伸ばし、茎ごと噛みちぎってから手元でゆっくり葉を食べることもありました。 (@4:42〜)

笹の葉に栄養価はどれだけあるのでしょうか? 
食物繊維が豊富なので、便秘対策にはよさそうです。 

動画を見直して気づいたのですが、一度だけササ以外の植物を採食しました。 (@4:12〜)
笹の茎に巻き付いて育って枯れた蔓植物の実を食べたようです。 

山形県の豪雪地帯がシカの食害から免れている(シカの生息数が少ない)のは、冬季の主要な餌であるササが雪の下に埋もれて越冬できないからです。 
カモシカと違ってシカは蹄が小さいので、深雪の雪山を歩くのが苦手なのだそうです。 
地球温暖化がこのまま進めば、当地も冬に雪ではなく雨が多く降るようになり、シカが一気に分布を広げて食害も増えると予想できます。 
今回のチマキザサ?群落は雪の下に埋もれていませんから、この積雪量ならホンシュウジカCervus nippon centralis)もぎりぎり越冬できるかもしれません。 
しかし、鹿の群れは餌の笹群落をすぐに食べ尽くしてしまいそうです。 

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空は晴れているのですが、山麓の日陰はもう薄暗いのです。 
猿は笹の葉を食べながら、右手で痒い脇腹を掻きました。 
雪面に直接座ると尻が冷えるのか、なるべく灌木の枝の上に座るようにしているようです。 
やがて笹の葉を食べ飽きたのか、ニホンザル♀は口をモグモグさせながら、雪道を左に戻って群れの仲間に合流しました。 


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2026/06/18

雪国の鉄道橋下の笹薮でホンドタヌキの溜め糞場を見つけた!

 

2025年3月上旬・午後13:40頃・晴れ 

河原で鉄道橋の真下を探索していたら、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場と思われる糞塊が残雪の上に露出していました。 
鉄橋から雪解け水が滴り落ちるので、一部の糞は崩れかけていました。 
雪の下に埋もれた常緑の笹薮(種名不詳のササ)を通り抜けてタヌキが溜め糞場に通う獣道があるはずなのに、溶けかけた雪面(腐れ雪)の足跡は不鮮明で見つけられませんでした。 

この辺りで見つかる獣糞は必ずしも野生動物の物とは限らず、散歩に連れてこられた飼い犬が何度も糞をして放置された可能性もありそうです。
 (イヌによる複数回の脱糞はありえない?)
トレイルカメラを設置してタヌキが排便に通ってくることを確かめたいところです。
しかし、鉄道橋という重要インフラの真下では保安上、物騒な危険物と誤解されそうな気がして、トラブルを避けて自重しています。 

完全に雪解けした後日に現場を再訪すると、タヌキの白骨死体を発見することになります。 

つづく→


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雪深い二次林の巣穴で越冬するホンドタヌキ:3月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶  


2025年3月上旬 

シーン1:3/1(@0:00〜) 
雪深い落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が冬越しする巣穴をトレイルカメラ2台で見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

この時期の昼夜に1〜3頭で代わる代わる登場したタヌキのシーンをまとめました。 
面白い行動は個別の記事ですでに紹介したので、その残り物です。 

話が遅々として進まないので、この動画はブログ限定で公開します(手抜き)。


シーン2:3/2(@2:10〜) 

シーン3:3/4(@4:02〜) 

シーン4:3/5(@5:33〜) 

シーン5:3/6(@5:43〜) 
雨が降る未明に3頭の家族群が登場し、いつものように巣口Rを点検して行きました。 
殿しんがりを務める個体は、両目を失明していました。 

シーン6:3/9(@7:42〜) 

シーン7:3/10(@9:11〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

2026/06/17

山中の泉で水を飲むニホンリス【トレイルカメラ】

 

2026年5月中旬・午前9:55頃・晴れ・気温20℃ 

里山で湧き水が溜まった泉を見張っている自動撮影カメラにニホンリスSciurus lis)が写っていました。 
草の生えた岸辺から身を乗り出して水を飲んでいるようです。 
手前へ立ち去る際に、ふさふさの尻尾が見えました。 

1.5倍に拡大した上で、リプレイ。

※ 水音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
この水場にリスが登場したのは初めてですし、リスの飲水行動も初見です! 
今後も同一個体のニホンリスが水場に通ってくるでしょうか? 
リスの水浴行動も見てみたいものです。 

以前、夏の山森に塩場(岩塩プレート)を設置したら、ニホンリスが病みつきになって何度も塩分摂取に通っていました。 
岩塩を舐めたり齧ったりした後はそうとう喉が渇いたはずですが、当時の私はリスがどこで水を飲んでいるのか突き止められませんでした。 
この泉は塩場からかなり離れているので、あのときのリスではなさそうです。 


つづく→

二次林内の営巣地に通って鳴いたり排尿マーキングしたりするホンドタヌキ:3月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶  


2025年3月上旬 

雪国の二次林内でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地を2台のトレイルカメラで長期間見張っています。
しかし、撮れた動画を全部紹介しようとするとマンネリで飽きてしまいますし、話が遅々として進みません。 
定型的な行動をまとめた動画はブログ内の限定公開にして、手抜きで紹介することにします。 

問題は、私が登場するタヌキの個体識別ができていないことです。
それでも全動画をアーカイブとしてYouTubeに投稿する理由は、いずれAI技術や量子コンピューターが発達して、撮りためた映像から教師なし学習でタヌキの個体識別を自動的にやってくれる、夢のような時代が到来するはずだと期待しているからです。 
そうなったら、監視動画からタヌキの社会について深い意味が読み取れるようになり、宝の山です。 



シーン1:3/5(@0:00〜) 

シーン2:3/8(@3:00〜) 
新雪が積もりました。

シーン3:3/9(@4:00〜) 

シーン4:3/10(@6:09〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ タヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

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