2024年6月下旬・午後20:50頃
シーン1:6/29・午後20:48・気温22℃(@0:00〜)
ニホンアナグマ(Meles anakuma)の母親♀と幼獣1頭が夜の巣外で活動しています。
母親♀が二次林の右奥を凝視してから、急に獣道を右に向かって突進して行きました。
アナグマの営巣地(セット)や縄張りに来た侵入者を追い払いに向かったのでしょうか?
幼獣は慌てて巣穴Lに逃げ込みました。
このとき母親♀が幼獣に対して避難するように警戒声を発したかどうか、という点が気になります。
音量を上げて何度も聞き直すと、カッカッ♪という音がかすかに聞こえますが(@0:07〜)、アナグマの鳴き声なのかカメラのノイズなのか、いまいち自信がありません。
幼獣は巣口Rで上半身を出して周囲を警戒してから、結局は後退で巣穴Lに入りました。
シーン2:6/29・午後20:50(@0:47〜)
警戒を解いて巣穴Lから延びるアクセストレンチで独り遊びしていた幼獣が、巣穴Lに戻りました。
独りで留守番するアナグマ幼獣が小声で散発的に吠えていたのは、寂しくて母親を呼ぶ声なのかな?
すぐにまた巣口Lから外に出てきました。
身震いしてから獣道を右に歩き出し、母親を探しに行ったようです。
言葉では表現しにくいのですが、シーン1から遠くでジュルジュルジュル…♪とかビルビルビル…♪というような音がずっと聞こえています。(ジェジェジェビーム? ただのノイズ?)
監視カメラの死角から母親♀が鳴き続けているのでしょうか?
幼獣が言うことを聞かずに巣穴の外に出てきてしまっているので、警戒声の意味ではなさそうです。
シーン3:6/29・午後20:51(@1:47〜)
留守番する幼獣が小声で吠えながら、獣道を右往左往しています。
母親♀がなかなか戻ってこないので、私も心配になってきました。
しばらくすると、静かになりました。
シーン4:6/29・午後20:53(@2:36〜)
ようやく母親♀が獣道を右から営巣地に戻ってきました。
巣口Lでググ、ググ♪(グルル♪?)と低く鳴いてから、中に潜り込みました。
入巣L後は謎の連続音(ジェジェジェビーム♪?)が聞こえなくなり、辺りは静かになりました。
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
【考察】
アナグマの縄張りに何者が不法侵入したのか、最後まで分からずじまいでした。
前回イノシシ母子が営巣地にずかずかと侵入した際にアナグマの母親♀は巣穴に籠城するだけだったのに、今回は積極的に追い払いに向かったということは、今回の敵はあまり大きくない動物(タヌキやネコなど)ではないかと想像しています。
関連記事(6日前の撮影)▶ 営巣地に近づくニホンイノシシに対するニホンアナグマ家族の警戒・避難行動【トレイルカメラ:暗視映像】
今回登場した幼獣は1匹だけでした。
他の兄弟姉妹3匹がどこにいるのか、不明です。
つづく→
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