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2019/10/19

花が咲いたキササゲの周囲を飛び回るオオハキリバチ♂の群れ【HD動画&ハイスピード動画】



2019年6月下旬

黄色い花が満開に咲いたキササゲ高木の周囲を多数のオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が群飛していました。
この立派な庭木は、2階建ての民家の屋根よりも高く育っています。


▼関連記事
キササゲの花蜜を吸い飛び回るオオハキリバチ♂【HD動画&ハイスピード動画】
キササゲの花で探雌飛翔し♂同士で誤認求愛するオオハキリバチ♂【HD動画&ハイスピード動画】


あまりにも忙しなく飛び回り狂乱状態のようなので、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:25〜)
キササゲの樹冠を飛び交う蜂の群れをスローモーションで見ると、雄蜂♂の探雌飛翔であることが推察できます。
蜜を吸ったり花粉を集めたりすることが目的であれば、花から花へ飛び回るはずです。
ときどき♂同士が♀と誤認して互いに追飛しています。

未だ♀が羽化していないらしく、この日は交尾シーンどころかオオハキリバチ♀を1匹も見ていません。

なぜかミツバチやマルハナバチのワーカー♀がキササゲに全く訪花していない点も気がかりです。
好みの蜜源ではないのでしょうか?
他の種類の花でもなんだかミツバチの数が少ない印象です。
蜂群崩壊症候群に関する本を読んだばかりなので、日本でもミツバチの数が激減しているのではないかと心配でなりません。


2019/10/17

花が咲いたマメガキの周囲でトンボエダシャク♂が群飛(蛾)



2019年6月下旬

トンボエダシャク♂(Cystidia stratonice stratonice)と思われる多数の昼蛾がマメガキの周囲を忙しなく飛び回っていました。

日本大百科全書(ニッポニカ)で「トンボエダシャク」を調べると、

成虫は年1回、初夏に発生し、昼間、食樹の近くを飛び回る。
と書いてあります。
しかし、トンボエダシャク♂が群飛する場所はどうやら樹種には拘らないようです。

▼関連記事(1年前の撮影)
スギの林縁を飛び回るトンボエダシャクの謎(蛾)

ここマメガキでは吸蜜しに来る♀を多数の♂が待ち伏せしているのでしょう。
互いに高速で追飛(追いかけっこ)しているシーンもありました。
同種の♂を見つけても♀と誤認してしまうのでしょう。
(それとも♂同士で縄張り争いがあるのかな?)

▼関連記事(同じ日に近くで撮影)
イタドリの花畑で探雌飛翔するトンボエダシャク♂(蛾)と誤認求愛

とにかく高速で忙しなく不規則に飛び回るので、撮影には難儀しました。
公開した映像は1/5倍速のスローモーションです。
リアルタイムでお見せすると手ブレが酷くて酔いそうなので、カットしました。

後で思えば、マメガキの樹形全体が分かるような引きの絵でトンボエダシャクの群飛を撮った方がよかったですね。
しかし、撮影地点からこれ以上後ろに下がろうとすると公道からはみ出てしまうのです。
こういうときに広角レンズが活躍するのでしょうか。(私は持っていません)


2019/10/15

イタドリの花畑で探雌飛翔するトンボエダシャク♂(蛾)と誤認求愛



2019年6月下旬
▼前回の記事
イタドリに訪花するトンボエダシャク♀♂(蛾)の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】

イタドリの群落で花蜜を吸っているトンボエダシャク♂(Cystidia stratonice stratonice)を撮っていると、探雌飛翔している別個体の♂が繰り返しちょっかいをかけてきます。
訪花中の個体の背後でちょっとホバリングしただけで相手が♀ではないと分かるらしく、すぐに離れて行きます。
しかしすぐにまた次の♂が飛来して誤認求愛が繰り返されます。
トンボエダシャクはおそらく♂が♀よりも早く羽化する雄性先熟で、この時期は成虫の性比が圧倒的に♀<<♂となり、♀不足の婚活なのでしょう。
♂の細長い腹部の先端にはヘアペンシルと呼ばれる黒い毛束があり、性フェロモンを放出しています。

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみても、素人目には特に目立つ求愛行動や交尾拒否行動(他の♂に絡まれたときに自分が♂であることのアピール)はしていませんでした。


トンボエダシャク♂2(蛾)@イタドリ訪花吸蜜+探雌飛翔:誤認求愛
トンボエダシャク♂2(蛾)@イタドリ訪花吸蜜+探雌飛翔:誤認求愛

2019/10/13

交尾したまま飛ぶモンキチョウ♀♂と三角関係



2019年6月下旬

堤防の草地をモンキチョウ♀♂(Colias erate poliographus)交尾器を連結したまま飛んで逃げています。
1/5倍速のスローモーションで見ると、翅の黄色い♂が主導して羽ばたいています。
白い翅の♀は翅を閉じたまま♂に引きずられるように大人しく連れて行かれています。
♀♂ペアがイネ科の草に翅を閉じて止まりました。
そこへ別個体の♂が飛来して求愛するも、交尾中の♀♂ペアは閉じていた翅を少し開いて拒否しました。
横恋慕したお邪魔虫の♂はすぐに諦めて飛び去ります。

保育社『原色日本昆虫生態図鑑IIIチョウ編』によると、

交尾したまま飛翔する場合は、♂、♀のどちらか一方が飛び、他方はぶら下がっている。♂も♀も翅を使って同時に飛ぶことはない。
このように交尾しながら飛ぶときに♂が飛ぶか、♀が飛ぶかは種によって一定していて、属や科についても通則がある。(中略)ここで←♀+♂の記号は、♀が飛翔し、♂は交尾したまま♀に連行され飛翔しないことを示す。 (p88より引用)


Donzel (1837)は「交尾中の飛翔形式は一つの属のすべての種類について一定しており、従って属の限界を決定する重要な特徴となり得る」と強調しており、後世これはDonzel説と言われている。(p89より引用)


ただし、かなり古い図鑑(1972)なので、もしかすると最新の知見では変わっているかもしれません。

この表記法に従えば、モンキチョウの連結飛翔は「←♂+♀」タイプとなります。

▼関連記事(1年前の撮影)
交尾中に連結飛翔で逃げるモンキチョウ♀♂


モンキチョウ♀♂@イネ科葉+交尾

2019/10/12

キササゲの花で探雌飛翔し♂同士で誤認求愛するオオハキリバチ♂【HD動画&ハイスピード動画】



2019年6月下旬

オオハキリバチMegachile sculpturalis)は♀よりも雄蜂♂の方が先に羽化します(雄性先熟)。
民家の庭木として植栽されたキササゲで満開に咲いた花の周囲を多数の♂が飛び回り、交尾相手を探しています。(探雌飛翔)
顔が白くて腹端が丸みを帯びているのが雄蜂♂の特徴です。(腹面にスコパ無し)

探雌飛翔はエネルギーの消耗が激しいため、オオハキリバチ♂はときどきキササゲの花で吸蜜します。

▼関連記事
キササゲの花蜜を吸い飛び回るオオハキリバチ♂【HD動画&ハイスピード動画】
そんなときに飛来した別個体の♂が背後から飛びついてくることがよくあります。
性別をじっくり見分ける間もなく、♀と誤認して♂にも交尾を挑んでしまうのでしょう。(♂の悲しいさが
すぐに誤りに気付いて相手を離し、飛び去ります。
訪花中に飛びつかれた♂はその勢いで花から転がり落ちたりして良い迷惑ですが、そそっかしいのはお互い様です。
栄養補給して探雌飛翔に戻った♂が今度は誤認求愛する番です。
オオハキリバチ♂同士の誤認求愛は240-fpsのハイスピード動画でも撮れていました。(@0:51〜)

これほど♂が焦っている(慌てている)ということは、オオハキリバチの配偶行動は巣から羽化した♀をとにかくいち早く確保した♂が交尾できる仕組みなのでしょう(早い者勝ち)。
儀式的な求愛行動は無さそうです。
この日は私もオオハキリバチ♀の姿を1匹も見ておらず、♀は未だ羽化していないようです。




求愛飛翔で乱舞するスジグロシロチョウ♀♂



2019年6月下旬

草刈りされた堤防と河畔林の空間をシロチョウ科の2頭が互いにもつれ合うように乱舞していました。
求愛飛翔のようですが、交尾には至らず別れました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、♂が♀を一方的に追飛しているのではなく、互いに追い求めているように見えます。

林縁ということで、モンシロチョウではなくスジグロシロチョウPieris melete)またはヤマトスジグロシロチョウPieris nesis)の可能性が高いと思います。


▼関連記事(1年前の撮影)
スジグロシロチョウ♀♂の求愛飛翔【HD動画&ハイスピード動画】

ちなみにこの30分後、堤防で訪花するスジグロシロチョウを撮っています。

▼関連記事
ベニシジミを追い払いクサフジの花蜜を吸うスジグロシロチョウの仲間

スジグロシロチョウsp♀♂@堤防/林縁+求愛飛翔

2019/10/05

キスを交わして怒りを鎮めるハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#21



▼前回の記事
巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】

2019年6月下旬

8日ぶりの定点観察で営巣地に向かう途中、橋の袂でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥♀♂が待ち構えていました。
私はしつこく巣箱を覗きに来る要注意人物として、すっかり顔を覚えられてしまったようです。
1羽は橋の上の車道を照らす外灯の支柱の天辺に止まり、私を見下ろしてカーカー♪(「この橋渡るべからず」)と鳴いています。
(このとき近くの送電塔#KN7の巣箱に親鳥の姿は無いことを確認しました。)

電線に止まっていた別個体αが飛び立つと、怒って鳴きながら私の頭上を飛び越えて、少し離れた電柱の天辺に止まり直しました。
つがいのもう1羽βが私の真上の電線に止まり、嗄れ声で警戒声♪を発し続けています。
今日は特に機嫌が悪いのか、下手したら私の頭上に糞をかけてきそうなぐらい険悪な雰囲気です。
嘴の中が黒いので成鳥と分かります。(巣立った幼鳥ではありません)

やがて同じ電柱の天辺のケーブルに親鳥♀♂が並びました。
ここから意外にもハシブトガラスの♀♂つがいは人目も憚らずいちゃつき始めました。(@1:41〜)
仲睦まじく何度もキスを交わしています。
もしかすると口移しで餌を吐き戻して求愛給餌をしたのかもしれませんが、このアングルではよく見えません。
キスの直後は尾羽根を上下に震わせています。
これは嬉しい興奮を表す感情表現のようです。


▼関連記事(今回と同じペアによるキス)
ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)

鳴く際は喉袋が膨らみ、鳴き止むと凹むので、中に食物は貯めていないようです。
最後はカーカー♪鳴きながら相次いで左に飛び立ちました。



つづく→#22:雛が巣立った後に空の巣箱を調べに戻るハシブトガラス親鳥(野鳥)【10倍速映像】


ハシブトガラス♀♂(野鳥)@電柱+キス:求愛給餌
ハシブトガラス(野鳥)@外灯天辺♪


2019/09/17

2頭の♂に求愛されたヒメシジミ♀の交尾拒否行動



2019年6月中旬・午後15:41

川の堤防に咲いたキリンソウの群落でヒメシジミ♀(Plebejus argus micrargus)が訪花していました。
翅を半開きにしたまま吸蜜している♀を撮っていると、後方より同種の♂aが飛来しました。(@0:15)
♂aは♀のすぐ近くの花上に翅を広げて止まりました。

♀は翅を軽く震わせながら♂に向き直り、♂と正面から顔を見合わせてお見合いする格好になりました。
これは、♂に背後を取らせないため(マウント回避)に♀がやる交尾拒否行動の一つなのかもしれません。
ヒメシジミ♀♂は触角で互いに触れ合っています。
この間も♀は口吻を伸ばして吸蜜を続け、一方の♂は口吻を伸ばしていません。
この♂aの求愛行動は、かなり紳士的ですね。
翅を広げて美しい青色の翅表を♀にアピール(誇示)しているだけです。

そこへもう1頭のヒメシジミ♂bが左から飛来しました。(@0:41)
ライバル♂aが居るので諦めて飛び去ったかと思いきや、すぐにまた左から飛来しました。
ここから先は、多数の蝶が入り乱れてちょっとした狂乱状態になりました。
1/5倍速のスローモーションによるリプレイをご覧下さい。(@1:19〜)

ヒメシジミ♂bは♀の斜め右後ろの花に止まり、すかさず腹端を曲げて伸ばし♀との交尾を試みます。
先を越されそうになった♂aが慌てて♀の翅にしがみついて邪魔をします(交尾干渉)。
そのまま♂aも♀の左側から近づき、腹端を曲げて交尾を試みました。
花上の♀が翅を小刻みに素早く開閉して羽ばたき、腹端を持ち上げ交尾拒否の姿勢になりました。
お邪魔虫のヒメウラナミジャノメ♀♂(Ypthima argus)が乱入してきました。
ヒメシジミ♀は明瞭な交尾拒否姿勢のまま吸蜜を続けています。(色気より食い気)
♂aの方が先に飛び去りました。
♀に振られた2頭のヒメシジミ♂abは諦め切れないのか、近くのススキの葉や枯草に止まって待機しています。

ヒメシジミは翅の色から性別の判定が容易なので、配偶行動を観察するのが面白い蝶です。

▼関連記事
ヒメシジミ♂の求愛と♀の拒絶 @2014年6月中旬
ヒメシジミの求愛飛翔、交尾拒否など @2013年6月中旬
ヒメシジミの求愛拒否@シロツメクサ花【ハイスピード動画&HD動画】 @2014年6月下旬(♀@半開きの翅を小刻みに震わせ&腹端を上げてる)
ヒメシジミの婚活(♀1♂3)@ウツギ花 @2014年6月中旬




ヒメシジミ♀@キリンソウ訪花吸蜜
ヒメシジミ♂@キリンソウ訪花吸蜜
ヒメシジミ♀@キリンソウ訪花吸蜜+交尾拒否+♂ab@求愛誇示
ヒメシジミ♀@キリンソウ訪花吸蜜+♂a@ススキ葉
ヒメシジミ♀@キリンソウ訪花吸蜜+♂a@ススキ葉

2019/08/20

ニセアカシアの花の周りを探雌飛翔するウスバアゲハ♂



2019年5月下旬・午後16:30頃

川の堤防沿いに生えたニセアカシア(別名ハリエンジュ)の並木で白い花が満開に咲いていました。

そこで1頭のウスバアゲハ(別名ウスバシロチョウ;Parnassius citrinarius)が忙しなく飛び回っています。
ようやく花に止まっても風で枝が揺れ、吸蜜したかどうかよく見えませんでした。
腹部の交尾嚢も未確認で、性別判定が出来ませんでした。


▼関連記事(吸蜜シーンはこちらの動画がよく撮れています。)
ニセアカシアの花蜜を吸うウスバアゲハ

しかし、なんとなく、交尾相手の♀を探して飛び回っている♂(探雌飛翔)ではないかという気がします。
ニセアカシアはウスバアゲハ幼虫の食草リストに含まれていませんから、産卵目的の♀のはずはありません。
風が吹く中を飛ぶのは疲れるらしく、しばらく飛ぶとニセアカシアの葉に止まって休息しました。


※ いつものように動画編集時に手ブレ補正すると、却って不自然な動きになってしまいました。
仕方がないので、素材をそのまま繋いだだけでお届けします。


ウスバアゲハ@ニセアカシア訪花吸蜜

2019/08/19

ミズキの花の周囲で占有飛翔するクマバチ♂【HD動画&ハイスピード動画】



2019年5月下旬・午前7:40〜8:07

河畔林で花がほぼ咲き終わったミズキ大木の横でキムネクマバチ♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)がホバリング(停空飛翔)して交尾相手の♀を待ち構えていました。
クマバチの雄蜂♂は正面から顔を見ると、白い頭楯が目立ちます。(♀の顔は黒い)

クマバチ♀に限らず他の昆虫でも何か飛行物体が縄張りに侵入すると、クマバチ♂はすぐに急行し、追い払ってしまいます。
スクランブルの後はだいたい同じ空域にすぐ戻って来て、縄張り占有行動を続けます。
ライバル♂が来ると空中戦になります。
▼関連記事
満開の桜並木にてクマバチ♂の占有飛翔と闘争

ホバリングするクマバチ♂を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:04〜)
ホバリング中の体軸は水平ではなく、少し上向きで斜めになっていました。
ラストシーンではミズキの隣に立っていたニセアカシアの花の周囲にも少し進出しましたが、ホバリングしながらミズキの方へ戻って来ました。
ミズキの白い花がどんどん散っていて、撮影中も風が吹くと次々に降り注ぎます。

冒頭のシーンでは珍しくクマバチがミズキの花に着地していました。(@0:00〜0:20)
引きの絵で撮ったので、性別が見分けられません。
吸蜜(および採餌)を済ませて花から飛び立つと奥の枝に移動して見失いました。

複数個体を撮影。


クマバチ♂@ミズキ訪花+縄張り占有飛翔
クマバチ♂@ミズキ訪花+縄張り占有飛翔
クマバチ♂@ミズキ訪花+縄張り占有飛翔

2019/08/18

ジョウカイボンの誤認求愛?喧嘩?



2019年5月下旬


▼前回の記事
ミズキの花蜜を舐めるジョウカイボン

河畔林のミズキ大木で2匹のジョウカイボンLycocerus suturellus)が葉や花の上を徘徊していました。

少し飛んで花から葉に移動した個体が別個体とニアミスしました。
出会った途端に相手に正面から飛びつきました。
ジョウカイボンが縄張り争いするとは考えにくいので、誤認求愛(または交尾の失敗)ですかね?
1匹が転がり落ち、交尾には至りませんでした。
残った個体は花に戻りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイをご覧下さい。

ジョウカイボンの性別の見分け方を私は知らなかったのですが、wikipediaによると、

雌雄の区別は一目では分かりにくいが、雌では第1、第2脚の爪の内側に小さな歯があり、雄では触角の第4節から第8節にかけて長い溝があり、また第3脚の脛節が湾曲している。
採集して標本を精査しないと判別できないようです。


ジョウカイボン2@ミズキ葉+誤認求愛?



2019/08/15

ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#3



▼前回の記事
幼い雛への給餌と抱雛のため送電塔の巣箱に出入りするハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)

2019年5月下旬・午後17:30および19:10頃(日の入り時刻は午後18:49)

育雛が一段落すると、ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の♀♂親鳥は巣箱のある送電塔の天辺から伸びる高圧線に並んで止まりました。
仲良く並んでこちら向きに止まっているつがいが人目もはばからず濃厚な愛情表現を始めました。
まずは互いの嘴で熱烈なキスを交わしています。
喉袋から餌を吐き戻して求愛給餌しているのか?とも思ったのですが、定かではありません。
カラスの性別を見分けられないのが残念です。(交尾をしない限り私には性別が分かりません)
右の個体がキスの直後に尾羽を上下に震わせていて、興奮しているようです。
次は、相手の頭部や背中を嘴で掻いてやったり羽根を優しく愛撫するように相互羽繕いを始めました。
この間の鳴き声は一切聞き取れませんでした。(おそらく鳴いてない)


ハシブトガラスの親鳥♀♂は一旦、高圧線から解散した後も、しばらくすると再びお気に入りの高圧線に仲良く並んで止まりました。
夫婦水入らずの時間なのでしょう。
1羽がカーカー♪と澄んだ声で断続的に鳴き始めました。
鳴く度に尾羽を上下にピコピコ動かすのがハシブトガラスの特徴です。
嘴を軽く触れ合いキスを交わしました。
つづいて自分が羽繕いするついでに、パートナーの羽根にも触れて相互羽繕い(愛撫)しました。
定点観察の初日からハシブトガラス♀♂つがいの濃厚な愛情表現を見せつけられ、いやはやどうもご馳走さまでした。

中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』という本にもカラスの愛情表現について書かれていました。

つがい同士の羽繕いは、見ている方がなんだか照れくさくなるほどです。一方が頭を下げて、日ごろ自分では手が(嘴が)届きにくいところを羽繕いしてもらい、ウットリしています。これをかわるがわる行うこともあります。 (p96より引用)


※ 今回の映像のように背景が空で抜けている場合、動画編集時に手ブレ補正すると却って不自然な動きになってしまいます。

仕方がないので、素材をそのまま繋いだだけでお届けします。


つづく→#4:巣箱のある送電塔でいちゃつくハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)


ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+キス
ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+キス
ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+相互羽繕い
ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+相互羽繕い

ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+羽繕い
ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+羽繕い



↑【おまけの動画】
3年前の夕刻にも、2羽のハシボソガラスCorvus corone)が山麓の高圧線に並んで止まっているのを見たことがあって不思議に思いました。
今思えば、営巣期のつがいの貴重なスキンシップ・タイムだったのかもしれません。
お蔵入りしていた動画を、この機会にブログ限定で公開しておきます。

ちなみに、動画に映っている送電塔にカラスの巣はありませんでした。

シャクの実に集まり交尾するアカスジカメムシ♀♂



2019年5月下旬

河川敷の堤防の下に咲いたシャクの群落でアカスジカメムシGraphosoma rubrolineatum)が群がっていました。

白い花が散った後の膨らみかけた実から吸汁しているようです。
交尾中の♀♂ペアが何組が居ました。
風が吹くと揺れて撮りにくいので、左手で茎を持ってそっと引き寄せてから撮りました。


アカスジカメムシ♀♂@シャク実+交尾
アカスジカメムシ♀♂@シャク実+交尾
アカスジカメムシ@シャク実+吸汁
アカスジカメムシ@シャク実+吸汁

花や葉の形状からセリ科なのは明らかですが、私はこの植物の名前を知りませんでした。
葉をちぎって嗅ぐと独特のセリ臭がしました。
セリの花期は7〜8月とのことで、この時期には早過ぎます。
ドクゼリの花は6〜7月に咲きます。
いくら地球温暖化が進んでいるとは言え、花が咲く季節がそれほどずれるものでしょうか?
色々と調べた結果、5〜6月が花期のシャクという種類を今回初めて知りました。


シャク花
シャク花+実
シャク葉
シャク葉


2019/08/10

中州で交尾するコチドリ♀♂(野鳥)



2019年5月下旬・午前6:47

川の中州で朝からコチドリ♀♂(Charadrius dubius curonicus)が交尾していました。
一瞬の出来事なので、まずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
画面中央下で♂が♀の背後からマウントし、羽ばたきながらバランスを取って交尾中です。
交尾時間は短く、コチドリの♀♂つがいはすぐに別れました。
♂は私を警戒しているのか、すぐに左へ飛び去ってしまいました。
その場に残った♀は中州を歩き回りながら採食開始。
カメラを左にパンすると、先程♀と別れたばかりの♂も同じ中州の少し離れた所で採食していました。
その近くにはムクドリも居ます。

つづく→朝の中州で採食するコチドリ♀♂(野鳥)


2019/08/01

キジバト♀♂の求愛拒否(野鳥)



2019年5月中旬

河畔林と田畑の間を通る道の道端でキジバトStreptopelia orientalis)が採食していたのですが、私が通りかかると飛んで逃げました。
民家の敷地の境界に立てられたアルミパイプ製手摺に並んで止まりました。
(映像はここから)

どうやらこの2羽は♀♂つがいだったようです。
左の♂がお辞儀を繰り返しながら♀ににじり寄ろうとしています。
求愛された♀は嫌がって(?)地面に飛び降り、♂も後を追いました。
庭は背の高いイタドリが伸び放題で、キジバト♀♂の姿は隠れてしまいました。
交尾できたのか、不明です。

最後に、1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
(あまりにも短い動画なので、スローモーションで水増し。)

▼関連記事
堤防で求愛・採食するキジバトの♀♂ペア(野鳥) @2018年9月中旬
キジバト(野鳥)の交尾と三角関係


キジバト♀♂(野鳥)@手摺+求愛拒否



2019/07/31

ミズキの花で♀を探すモモブトカミキリモドキ♂



2019年5月中旬

水辺に近い土手に生育したミズキの灌木に白い花が咲いています。
濃青色で小型の見慣れないハナカミキリの仲間?が訪花していました。
花の上をせかせかと歩き回っていて、食餌が目当てではないようです。
絶え間なく風が吹いて枝が揺れるので、小さな虫の動画を撮りにくい悪条件の日でした。

ミズキに集まるカミキリムシの中で見た目が似ている種類としてフタコブルリハナカミキリかな?とも思ったのですが、私が見た虫は後脚の腿節がとても太い(腿太)点が目を引きました。

鞘翅の先端が完全に閉じず、後翅が見えています。
図鑑で調べてみると、カミキリムシ科ではなくカミキリモドキ科でその名もずばり、モモブトカミキリモドキOedemera lucidicollis)という虫でした。
後脚が太いのは♂で、♀は細いのだそうです。(性的二型)
映像に登場する個体は♂ですから、ミズキの花で♀を探索中なのだと分かりました。(探雌行動)

なんとか撮れた映像を1/5倍速でスロー再生してみると、2匹が花柄ですれ違いざまに飛びついていました。
♂が相手にマウントしたものの、交尾には至らずすぐに別れました。
一瞬の出来事で撮影中の私は気付いておらず、ピントを合わせなかったのが残念です。
おそらくもう1匹の♂を♀だと誤認して慌てて求愛してしまったのでしょう。
(あるいは♀による交尾拒否?)

♂同士が太い後脚を使って闘争しているかどうか、次に機会があれば確かめたいものです。


モモブトカミキリモドキ♂@ミズキ訪花+探雌
花の左上奥を別個体の2匹が翅を広げて飛んでいます。

撮影後、採集用にいつもポケットに忍ばせているビニール袋を花に被せて1匹捕獲しました。
以下は標本の写真。(掲載予定)


2019/07/26

交尾中に脱糞するナガメ♀♂



2019年5月中旬


▼前回の記事
交尾中のナガメ♀♂がノダイコンの群落を徘徊移動


河畔林の小路に生えたノダイコン(大根の内陸性自生種)の葉で交尾中のナガメ♀♂(Eurydema rugosa)が居ました。
私はナガメの性別の見分け方を知らないのですけど、やや大型の個体がおそらく♀なのでしょう。
互いに逆向きになって交尾器を結合するのですが、腹端を高々と持ち上げ、結合部をグリグリと動かしています。
どうやら長時間しつこく交尾を続ける♂に嫌気が差した♀が連結を外そうとしているようです。
♀が主導権を握り、結合したまま♂を引きずるように徘徊移動しています。

やがて、交尾したまま♀が腹端から黄色っぽい液体をポタポタと2滴排泄しました。(@2:03)
♀交尾器と肛門(排泄孔)が別であることが、これで分かります。
しつこい♂に対する嫌がらせとして♀が強烈な悪臭の液体を分泌したのかもしれませんが、現場では特に何も私の鼻には匂いませんでした。

交尾中に連結部をグリグリと動かす行動のもう一つ別な解釈として、交尾したばかりのカップルで前に交尾した♂(元カレ)の精子を♂(今カレ)がペニスで掻き出そうとしているのかもしれません。(精子競争)


ナガメ♀♂@ノダイコン葉+交尾+拒絶
ナガメ♀♂@ノダイコン葉+交尾+拒絶

2019/07/17

交尾中のナガメ♀♂がノダイコンの群落を徘徊移動



2019年5月中旬

河畔林の明るいギャップの林床に咲いたノダイコン(大根の内陸性自生種)の群落にナガメ♀♂(Eurydema rugosa)が集まり、交尾していました。
互いに逆を向いて連結した状態で交尾します。
私は性別の見分け方を知らないのですが、やや大型の個体が♀なのかな?
その♀の主導で♂を引きずりながら茎を登り始めました。
その状態でも♀♂カップルは茎の周りを器用に回り込むこともできます。

ノダイコンの蕾に乗って交尾中のペアもいました。
♀は交尾しながらも吸汁しているような気がしますが(色気よりも食い気)、本当に植物体に口器を突き刺して吸汁しているかどうか、マクロレンズで口元を接写しないと分かりませんね。

複数ペアを撮影。


つづく→交尾中に脱糞するナガメ♀♂


ナガメ♀♂@ノダイコン茎+交尾
ナガメ♀♂@ノダイコン蕾+交尾
ナガメ♀♂@ノダイコン蕾+交尾
ナガメ♀♂@ノダイコン蕾+交尾

2019/07/11

枝垂れ桜の花の周囲で占有飛翔するクマバチ♂



2019年4月下旬

街中の路地裏に植えられたシダレザクラ(枝垂桜)に薄いピンク色の花が満開に咲いていました。
その花の横でキムネクマバチ♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)がホバリング(停空飛翔)していました。
縄張りを張って交尾相手の♀を待ち伏せしているのです。
クマバチ♀に限らず何か虫が飛んできただけでクマバチ♂はすかさず反応してすっ飛んで行き、もしライバル♂の領空侵犯があれば縄張りから追い払います。
空振りだったと分かると元の空域に戻って見張りを続けます。
♀との交尾は早い者勝ちなので、雄蜂♂は必死なのでしょう。
しかしクマバチ♀♂の交尾シーンを私は未だ一度も見たことがありません。


クマバチ♂@枝垂桜訪花+占有飛翔

2019/07/09

キリウジガガンボの求愛飛翔?



2019年5月上旬


▼前回の記事
水路で飛びながら打水産卵するキリウジガガンボ♀?

水深の浅い水路で2匹のガガンボが水面ギリギリの低空を飛び回り、激しい空中戦を繰り広げていました。
私はガガンボの生態にまるで疎いのですが、縄張り争いがあるのでしょうか?

やがて1匹が水面の落ち葉や藻の上に着陸しました。
ズームインしてみると大型のガガンボで、おそらくキリウジガガンボ♂(Tipula aino)でしょう。
着陸直後は、腹端にある交尾器?(把握器?)を開閉していました。

ここでつい先程、キリウジガガンボ♀?の打水産卵を観察したばかりですし、縄張り争いではなく求愛飛翔なのかもしれません。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。
他の昆虫(小さなハエ?)も激しく飛び回っていて、ややこしいですね。
求愛が実って交尾を始めるまでの過程を観察してみたいものです。


キリウジガガンボ♂?@水路水面:落ち葉
キリウジガガンボ♂?@水路水面:落ち葉・全景

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