2026/02/13
晩秋のアナグマの空き巣をうろつき落枝を噛むホンドタヌキ♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】
2026/02/05
スッポンタケのグレバに集まり交尾するベッコウバエ♀♂
2026/02/03
アナグマの営巣地でホンドタヌキ♂がパートナー♀の発情チェック:11月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】
A1: **ホンドタヌキの「クゥーン♪」という鳴き声について**ホンドタヌキの鳴き声は、状況や個体によって様々な意味合いを持つと考えられています。あなたの質問にあるように、「クゥーン♪」という鳴き声は、以下の可能性が考えられます。* **パートナーを呼ぶ声:** あなたの推測のように、パートナーと離れてしまい、その居場所を探している際に発する可能性があります。ニホンザルのコンタクトコールと同様に、群れから離れてしまった個体が仲間を呼ぶ際に発する鳴き声と言えるでしょう。* **警戒のサイン:** 危険を感じたり、警戒している時に発する可能性もあります。* **単なるコミュニケーション:** 特に意味を持たない、単なるコミュニケーションとしての鳴き声の場合もあります。**発情期との関連性**発情期には、繁殖行動に関連した特有の鳴き声が発せられることがあります。しかし、「クゥーン♪」という鳴き声が必ずしも発情期に特有の鳴き声であるとは限りません。**なぜ様々な解釈ができるのか?**動物の鳴き声は、人間の言葉のように明確な意味を持っているわけではありません。状況や個体によって、同じ鳴き声でも異なる意味を持つことがあります。また、鳴き声だけでなく、体の動きや周囲の状況なども総合的に判断する必要があります。**まとめ**ホンドタヌキの「クゥーン♪」という鳴き声は、状況や個体によって様々な意味を持つ可能性があります。パートナーを呼ぶ声、警戒のサイン、単なるコミュニケーションなど、様々な解釈が可能です。より詳しく知りたい場合は、専門家への相談や文献調査などが有効です。**補足*** **個体差:** 動物の行動は、個体差が大きいものです。同じ種類の動物でも、個体によって鳴き声や行動パターンが異なる場合があります。* **環境の影響:** 周囲の環境や季節によっても、鳴き声の意味合いが変化することがあります。
A2: **残念ながら、明確な科学的なデータに基づいた回答は、現時点では難しいです。**なぜなら、以下の理由が考えられます。* **個体差の大きさ:** 動物の行動は、個体差が非常に大きいです。同じ種類の動物でも、個体によって鳴き声の種類や頻度が大きく異なることがあります。* **状況依存性:** 鳴き声は、周囲の状況や個体の心理状態によって変化します。「クゥーン♪」という鳴き声も、状況によって異なる意味を持つ可能性があります。* **観察の難しさ:** 野生のホンドタヌキを長期間にわたって観察し、個体識別を行いながら鳴き声を分析することは、非常に困難な作業です。**これまでの研究や観察から得られる情報**これまでの研究や観察から、以下のことがわかっています。* **様々な鳴き声:** ホンドタヌキは、状況に応じて様々な種類の鳴き声を発します。「クゥーン♪」以外にも、唸り声や吠え声など、様々なパターンがあります。* **コミュニケーション手段:** 鳴き声は、ホンドタヌキ同士のコミュニケーション手段の一つです。危険を知らせる、仲間を呼ぶ、求愛行動など、様々な状況で鳴き声を利用します。**性別による違いの可能性**性別によって鳴き声の頻度やパターンが異なる可能性は、全くないとは言えません。例えば、繁殖期には、メスがオスを呼び寄せるために特有の鳴き声を発するかもしれません。しかし、現時点では、ホンドタヌキの性別による鳴き声の違いに関する具体的なデータは不足しています。**今後の研究**今後、より詳細な観察や実験を通して、ホンドタヌキの鳴き声の性別差が明らかになる可能性はあります。特に、個体識別技術の発展や音声分析技術の進歩によって、より精度の高い研究が可能になると考えられます。**まとめ**ホンドタヌキの「クゥーン♪」という鳴き声は、性別によって頻度が異なるのか、どちらの性別がより多く発するのか、という質問に対する明確な答えはまだ出ていません。個体差や状況依存性など、様々な要因が考えられるため、より多くの研究が必要となります。
A3: 11月中旬にオスのホンドタヌキがメスの腰の辺りの匂いを念入りに嗅いだという状況は、繁殖行動の一環である可能性が非常に高いです。なぜそう考えられるのか?匂いによるコミュニケーション: タヌキは、尿や分泌物などを通じて様々な情報をやり取りします。特に、メスの性ホルモンの分泌量の変化は、その匂いに反映されます。オスがメスの腰の匂いを嗅ぐ行為は、この匂い変化を感知し、メスの発情状態を判断する重要な行動です。繁殖期の到来: 一般的に、ホンドタヌキの繁殖期は冬から春にかけてです。11月中旬は、繁殖期に入る直前、あるいはすでに始まっている時期と考えられます。ペア形成: ホンドタヌキは、一夫一妻のペアを形成し、共同で子育てを行うことが知られています。オスがメスの発情状態を確かめる行動は、ペア形成の第一歩と言えるでしょう。ただし、注意すべき点もいくつかあります。個体差: 動物の行動は、個体差や環境条件によって大きく左右されます。全ての個体が同じタイミングで繁殖行動を開始するわけではありません。その他の要因: 匂い以外に、視覚的なサインや音声によるコミュニケーションなど、様々な要因が繁殖行動に影響を与える可能性があります。結論として、11月中旬にオスがメスの腰の匂いを嗅いだという事実は、繁殖期が近づいている、あるいはすでに始まっていることを示唆する有力な証拠です。ただし、より確実な判断をするためには、長期的な観察や専門家への相談が必要となります。
A4: **残念ながら、ホンドタヌキのフレーメン反応に関する具体的な研究データは、現時点では多くありません。**### フレーメン反応とは?フレーメン反応は、多くの哺乳類に見られる行動で、フェロモンを含む物質を鼻腔内に取り込むために、上唇を巻き上げたり、口を開けて鼻を突き出すような動作のことです。これにより、より多くのフェロモンを嗅覚器官に到達させ、情報を収集すると考えられています。### ホンドタヌキにおける可能性ホンドタヌキも哺乳類であり、他の動物と同様にフェロモンを介したコミュニケーションを行っている可能性は十分にあります。そのため、発情期のメスの匂いを嗅いだオスがフレーメン反応を示す可能性も否定できません。しかし、以下の点から、確証を得るにはさらなる研究が必要となります。* **個体差:** 動物の行動は個体差が大きいため、全ての個体がフレーメン反応を示すとは限りません。* **状況依存性:** 状況によって反応が異なる可能性があります。例えば、非常に興奮している状態ではフレーメン反応を示さない場合もあるかもしれません。* **研究の難しさ:** 野生のホンドタヌキを観察し、フレーメン反応を正確に捉えることは容易ではありません。### 今後の研究今後の研究では、以下の点に着目することで、ホンドタヌキのフレーメン反応についてより深く理解できる可能性があります。* **飼育下での観察:** 飼育下のホンドタヌキを用いて、発情期のメスの尿や分泌物をオスに提示し、その反応を観察する。* **野生個体の観察:** 野生個体を長期間にわたり観察し、発情期におけるオスの行動パターンを詳細に記録する。* **生理学的分析:** フレーメン反応に伴うホルモン分泌の変化や脳活動の変化を調べる。### まとめ現時点では、ホンドタヌキのオスが、発情期のメスの匂いを嗅いだ際にフレーメン反応を示すかどうか、確実なことは言えません。しかし、他の哺乳類と同様に、フェロモンを介したコミュニケーションを行っている可能性は高いと考えられます。今後の研究によって、この謎が解き明かされることが期待されます。**ご自身の観察と記録**もし、ご自身がホンドタヌキを観察する機会があれば、以下の点に注意して観察してみてください。* **オスの行動:** メスの近くでオスがどのような行動をしているか(嗅ぎまわる、舐める、フレーメン反応のような動作をするなど)* **メスの状態:** メスがどのような状態であるか(発情期と思われる行動をしているかなど)* **周囲の環境:** どんな場所で観察しているか(開けた場所、茂みの中など)これらの情報を記録することで、ホンドタヌキの行動パターンをより詳細に把握し、フレーメン反応に関する新たな発見につながるかもしれません。
A5: ### 今回の行動について* **オスの興奮:*** ♀の発情期を察知し、交尾意欲が高まった可能性が高いです。* しかし、フレーメン反応が見られなかったことから、まだ確信が持てなかったのかもしれません。* 近くの灌木に小便をしたのは、マーキング行動で、自分の存在をアピールしたり、縄張りを示したりする意味合いがあると考えられます。* **メスの反応:*** 少し腰を引けていたことから、オスの接近を完全に歓迎していたわけではない可能性があります。* しかし、それほど嫌がっていなかったということは、オスを受け入れつつある状態だったのかもしれません。### フレーメン反応が見られなかった理由* **個体差:** すべての個体がフレーメン反応を示すとは限りません。* **状況:** 興奮状態すぎて、フレーメン反応をする暇がなかったのかもしれません。* **観察角度:** カメラの角度によっては、フレーメン反応が捉えにくかった可能性もあります。### 興奮して走り去った理由* **交尾への準備:** 交尾場所を探したり、他のオスとの競争に備えたりするため、興奮して走り去った可能性があります。* **警戒心:** 周囲に危険を感じて、素早くその場を離れたのかもしれません。### まとめ今回の観察から、ホンドタヌキの繁殖行動の一端を垣間見ることができました。しかし、動物の行動は複雑で、一概に断定することは難しいです。**今後の観察のポイント*** **繰り返し観察:** 同じ個体を継続的に観察することで、個体間の関係性や行動パターンをより深く理解できます。* **他の個体の行動:** 他の個体がどのように反応するかを観察することで、今回の行動の意味をより明確にできるかもしれません。* **環境の変化:** 季節や天候の変化が、動物の行動にどのような影響を与えるかを観察することも重要です。### その他考えられること* **メスがまだ完全に発情期に入っていなかった可能性:** 発情期は数日~数週間と個体差があり、今回の行動が交尾の前兆であるとは限りません。* **他のオスとの競争:** その場に他のオスがいた可能性もあり、オスが警戒していたのかもしれません。
2026/01/08
交尾したまま飛ぶツマグロヒョウモン♀♂【FHD動画&ハイスピード動画】連結飛翔
交尾しながら飛ぶときに♂が飛ぶか、♀が飛ぶかは種によって一定していて、属や科についても通則がある。(中略)Donzel (1837)は「交尾中の飛翔形式は一つの属のすべての種類について一定しており、従って属の限界を決定する重要な特徴となり得る」と強調しており、後世これはDonzel説と言われている。 (p88〜89より引用)
要点だけ先にまとめます。
**Donzel説(交尾中の飛翔様式が属や科で一定し、分類形質になり得る)**は、
現代では基本的に支持されていません。現在の鱗翅目分類・系統学では、分類形質として扱われていないのが実情です。
最近の本でこの話題がほとんど出てこないのは、研究史的価値はあるが、実証的裏付けに乏しいと判断されているためです。
以下、理由を整理します。
1. Donzel説が生まれた背景(19世紀)
Donzel(1837)の主張は、
当時は
形態形質が限られていた
行動も「種に固有で安定したもの」と考えられがちだった
交尾中に
♂が牽引する
♀が主に飛翔する
という違いが目立ちやすく、繰り返し観察されるため、→「これは属レベルで固定した形質ではないか」と解釈された
という、自然史的帰納に基づく説でした。
2. 現代的な評価:なぜ支持されないか
(1) 行動形質は可塑性が高い
その後の観察・実験研究により、
交尾飛翔の主導個体は
種
個体サイズ
性比
攪乱(捕食者・人為的刺激)
飛翔時点(交尾初期か後期か)
によって変化し得ることが分かってきました。
👉 「常に一定」という前提が崩れた。
(2) 系統と一致しない(ホモプラシー)
近代以降の系統研究(形態+分子)では、
交尾中飛翔様式は
近縁種間でも異なることがある
離れた系統で似た様式が独立に現れる
→ 収斂(ホモプラシー)が強い行動形質と理解されています。
これは分類形質としては致命的です。
(3) 分類学の主軸が変わった
20世紀後半以降:
Genitalia(交尾器)
翅脈
幼虫形態
分子系統(DNA)
が分類の中核となり、
👉 一時的・状況依存的な行動形質は切り捨てられた
という流れがあります。
3. なぜ最近の本で扱われないのか
あなたの感じている通りで、
現代のチョウの生態・行動学の本では
交尾中飛翔は「逸話的事実」
または「逃避行動の一形態」
として触れられる程度分類学的意義には触れられないか、完全に省略される
理由は単純で、
分類に使えないことが分かってしまったため
です。
4. 現在の位置づけ(総括)
Donzel説は現在では:
❌ 分類学的通則 → 否定的
⭕ 行動進化・性行動の歴史的仮説 → 研究史的価値あり
⭕ 種ごとの傾向を記述する補助情報 → 限定的に有用
という位置づけです。
結論
Donzel説は
「当時としては鋭い観察に基づく仮説だったが、
現代の科学的基準では支持されていない」
と評価するのが最も妥当です。古い図鑑がこの説を紹介しているのは、
1970年代当時でもすでにやや古典的だが完全には否定されていなかった名残と考えてよいでしょう。
その定説はどうも眉唾のような気がしてきました。交尾中の♀♂ペアはとても無防備なので、互いに逆を向いて見張りを分担し、360°油断なく見張っているはずです。物を投げつけたり敵が襲ってきたりした場合、それを先に見つけた個体が性別に関係なく逃避行動を開始するのが自然ではないでしょうか?主導権を握って羽ばたく個体が離陸直後に切り替わる♀♂ペアを私は今まで一度も見たことがありません。つまり、試行回数(観察サンプル数)を充分に増やせば、連結飛翔のタイプはチョウの種類に関係なく半々の確率に落ち着くのではないかと私は予想しています。スローモーションで動画が手軽に撮れる時代が来る前に、昔の先人たちが少ないサンプル数の直接観察から早まった結論に達したのではないか?と私は密かに疑っています。物を投げつけて交尾ペアを飛び立たせた場合は、どちらの方向からどこを目がけて物を投げたのか(♀♂どちらが先に危険に気づくか)も、記録しておく必要がありそうです。交尾中の♀♂ペアが自発的に飛んだ場合でも、上空を別のお邪魔虫や鳥がどの方向から飛来したのか、などの条件によって連結飛翔の結果が影響されそうです。
2026/01/07
秋の夜に営巣地で長時間の格闘遊び中にマウンティングする2頭のニホンアナグマ(幼獣?)【トレイルカメラ:暗視映像】
2026/01/06
モンシロチョウの婚活会場となった花咲くゴーヤ畑で♀に求愛した♂が振られる(交尾拒否)
ゴーヤ(Momordica charantia)の葉は、掌状に深く裂けた独特の形状を持ち、植物学的に記述すると「掌状複葉(palmately compound)または掌状深裂葉(palmately deeply lobed)」で、通常5–7裂片からなり、各裂片の縁に粗い鋸歯(serrate)が並ぶのが標準です。 品種により葉の大きさや裂け込みの深さが異なり、小葉型から鋭く伸びたものまで多様ですが、共通して深いローブと鋸歯縁が識別点です。巻きひげと対生する傾向があります。ゴーヤの果実は収穫した後なのか、10月上旬にはほとんど残っていませんでした。
2025/12/30
ナワシロイチゴの葉裏に隠れたキタキチョウ♀に求愛する♂(交尾拒否)
2025/12/24
生ゴミに集まるコウカアブ♂の群飛【FHD動画&ハイスピード動画】
資源とは特に関係の無い場所に集まった雄が、そこで小さな縄張りを作り、求愛のディスプレイを行う。このような行動をする雄たちをレック (lek) という。
2025/12/10
リョウブの花で見張りクマバチを縄張りから追い払うキアゲハ夏型♂
2025/12/01
ホンドテン2頭が9月上旬の山林で追いかけっこ【トレイルカメラ:暗視映像】
ホンドテンの求愛および交尾の時期は夏です。具体的には、6月下旬から7月中旬にかけてが最も活発な時期とされています12。 ホンドテンの求愛ディスプレイについての具体的な記述は少ないですが、一般的にイタチ科の動物は、求愛時に鳴き声や匂いを使ってコミュニケーションを取ることが知られています12。また、オスがメスに対して積極的にアプローチし、追いかける行動も見られることがあります2。 ホンドテンも同様に、鳴き声や匂いを使ってメスにアピールし、求愛行動を行うと考えられます。具体的な行動については、観察が難しいため詳細な情報が少ないですが、他のイタチ科の動物と似たような行動を取ると推測されます。 ホンドテン(Martes melampus melampus)は、通常6〜7月に繁殖期を迎えます。交尾後、翌年の3月頃に出産し、約2頭の子を産むことが多いです1
2025/11/26
ヤマトシリアゲ秋型♂(ベッコウシリアゲ♂)とマルバゴマキの熟した果実
熟した桑の実やアケビの実を食べにくることもあります。
ヤマトシリアゲ♂が褐色の秋型で9月上旬にマルバゴマキの熟果に留まっていた場合の行動について、果実が交尾相手の♀へのプレゼントだと予想されるほかに、他の可能性も考えられます。
フェロモン放出や縄張りのマーキングのために熟果の近くで待機している可能性。ヤマトシリアゲのオスは餌の近くでフェロモンを出してメスを呼び寄せることが知られています。果実そのものを食べていなくても、そこを縄張りや待ち伏せポイントとして利用しているかもしれません。digital-museum.hiroshima-u
熟果を狩りをしないで長く滞在できる場所として利用している可能性。ヤマトシリアゲは腐った植物質や昆虫の死骸などを食べる習性があり、比較的動かないものに長く留まる習性もあります。そのため果実の上で休んでいるだけ、ということも考えられます。nature-engineer+1
産卵場所や環境の良い場所探し。果実のある木は湿度や環境条件がよい場合もあり、交尾の前後になどにそうした周辺環境を利用している可能性もあります。
以上のように果実がメスへのプレゼントとして直接使われていなくても、オスが交尾待ちのために利用するポイントとして熟果に留まることは別の意味で合理的と考えられます。yurinoki.main+2
このため、果実を食べていなくても長時間留まっている理由は、「果実がプレゼント」とする解釈以外に、縄張りやフェロモン放出の場として利用していたり、環境の良い場所として待機している可能性もあると言えます。
2025/10/12
池畔のマユミ枝先に産み付けられたモリアオガエルの泡巣が雨で溶け落ちるまで【微速度撮影#8】
2025/09/05
ニホンザルの若い♂を巡って争う2頭の♀(非繁殖期のマウンティング)
「ガーニー(gurney)」は、サル類の行動学で使われる用語で、上下の歯を見せて口を横に大きく開く表情行動を指します。これは、リップスマッキング(唇をパクパクさせる親和的サイン)と並んで、服従や緊張緩和、親和的なコミュニケーションの場面でよく見られます。 ガーニーは、特に相手に対して敵意がないことや、優位性を認めていることを示すサインとして使われることが多く、**「服従の意を示す表情」**とも言われます。 (Perplexity AIの回答を引用)♀同士の小競り合いを仲裁するかのように♂が年上♀aを追いかけ、背後から再びマウンティングしました。
♀aが♀bに割り込んだり威嚇したりする行動は、単なる「嫉妬」ではなく、♂との関係や自分の社会的地位を守ろうとする社会的競合の表れと考えられます。ニホンザル社会では、特定の個体との親和的な関係(毛繕い、接近、同席など)が他個体との間で競争の対象となることがよくあります。
ニホンザルは母系社会で、オスは群れを移籍する一方、メスは生まれた群れで一生暮らします。そのため、メスの順位は主に母系を中心に決まりますが、特定の強いオスとの関係がメスの社会的地位向上に影響することもあります。 特に、アルファオスと親しい、あるいは多くのメスから注目されるオスと懇ろなメスは、群れ内での支持や優位を得やすくなります。ただし、順位関係は単純なものではなく、メス同士の家系的なつながりや群れの社会構造も複雑に関与しています。 また、オスの順位は戦いや競争で決まるだけでなく、メスの支持や社会的協力も重要な要素です。つまり、オスとメスの順位関係は相互に影響し合う社会的なものだと言えます。しかし、今回2頭の♀が取り合った♂はボス猿(α♂)にしては若すぎる気がします。
ニホンザルの社会において、順位の低いオスを巡っても、そのオスが特に魅力的であったり、優しい性格であったりする場合には、メス同士が争うことは十分にあり得ます。 理由としては、順位が低いオスでも、彼が持つ個別の魅力や社会的なつながり、例えば育児協力や防御の面で有利であることが評価されるためです。実際、繁殖相手としてだけでなく、社会的ネットワークや安全保障の観点から特定のオスを好むメスもいます。 また、順位の高いオスが必ずしも全てのメスから支持されるわけではなく、メス個体の選好や関係性が多様であることも知られています。そうした状況下で、順位の低いオスを巡ってメス同士が競合することは自然な社会的現象です。
知能の高いニホンザルは、生存のための基本的な行動以外にも社会生活が複雑です。
群れの全個体を識別した上で長期観察すれば、色々と面白いドラマが見えてくるはずです。
しかし、それだけでライフワークになってしまいます。
コナラの樹液に群がるヨツボシケシキスイ♀♂とスジクワガタ♀
2025/08/31
電線で交尾するスズメ♀♂【野鳥:ハイスピード動画】
スズメは1年に 2〜3回、多い場合は4回ほど繁殖 することがあります。北日本の郊外では:第1回繁殖:4月〜5月第2回繁殖:6月〜7月第3回繁殖:7月下旬〜8月上旬気温や餌の量が減り、換羽期に入ると繁殖活動は終了します。北日本では 8月中旬以降はほぼ交尾は観察されない と考えてよいです。
今回のように下から見上げる形で観察・撮影していた場合、♀にとっては「近くに潜在的な脅威あり」と感じ、自然に交尾を拒否する行動が強まった可能性が高いです。つまり、交尾未遂は**♀の心理的・環境的要因による一時的な拒否**の結果である可能性があります。これは♀の繁殖戦略や精子選択の意思とは直接関係せず、安全確保のための行動として理解できます。この場合、オスの欲求不満や羽毛逆立ちも、♀の拒否に起因して生じた「未遂反応」と考えるのが自然です。