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2018/08/08

シマヘビの死骸を舐めるミドリキンバエ?



2018年5月中旬

郊外の住宅地でシマヘビElaphe quadrivirgata)の死骸が道端に転がっていました。
おそらく車に轢かれたロードキルを誰かが道端にどけて置いたのでしょう。
死骸の傍の路上に内臓がこびりついていました。
ここが轢かれた場所か?




体表の鱗が剥けて肉が露出した傷にミドリキンバエLucilia illustris)と思われる美しい金属光沢の蝿が1匹だけ来ていました。
(似た蝿がいて見分けるのは意外に難しいらしいのですが、真面目に検討してません。)
死後間もない新鮮な死骸には見えないのですけど、蝿の集まりが悪いのは未だ春先だから?
ハエの左右の複眼が離れているので♀だと思うのですが、背面から見ていても産卵しているかどうか不明です。
ハエを側面から見て腹端の動きに注目しても、産卵している様子はなく、吸汁しているだけでした。

微小なクロアリ(種名不詳)も集まり、辺りを徘徊しています。

死んだシマヘビの頭部に損傷が無ければ、死骸を採集して頭骨標本を作りたかったのですが、状態が悪そうなので撮影するだけに留めました。




ミドリキンバエ?@シマヘビ死骸・全景
ミドリキンバエ?@シマヘビ死骸・全景
シマヘビ死骸:内臓

ミドリキンバエ?@シマヘビ死骸+吸汁
ミドリキンバエ?@シマヘビ死骸+吸汁

2018/07/03

小動物の死骸を食べて歩道をきれいにしてくれるハシブトガラス(野鳥)



2018年4月下旬

きれいに刈り込んだ植込みの樹上から一羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が歩道に舞い降りました。
小型哺乳類の死骸を見つけると、嬉しそうに嘴で咥えました。
車に轢かれたロードキルなのかな?
獲物は灰色の毛皮をしており、フサフサの尻尾が見えます。
郊外とは言え、こんな平地で野生のリスが生息しているのか?と驚きました。(裏手は木が多い公園になっています)
近くの川やゴミ処理場で発生したネズミなら、尻尾に毛は生えていないはずです。

ハシブトガラスはすぐ横のコンクリート塀に飛び上がり、小動物の死骸を丸呑みにしました。
繁殖期なので、巣で待つ雛鳥に給餌するつもりなら、喉袋に入れたのでしょう。(それとも独身の個体が自分のために食べたのかな?)
最後は飛び立つと近くの電線に止まり直し、嘴を足元の電線で拭いました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/04/10

煮干しを食べるチャコウラナメクジ 【10倍速映像】



2016年10月下旬・午前00:33〜00:56

飼育しているチャコウラナメクジAmbigolimax valentianus)がカタツムリを襲った事件をきっかけに、ナメクジの生育にはタンパク質が必要らしいと知りました。


▼関連記事
チャコウラナメクジに襲われ泡を吹くヒダリマキマイマイ 【10倍速映像】

タンパク質を補給するために試しに数匹の煮干しを小皿に入れて給餌してみます。
ダシを取るための食品ですが、若干の食塩が添加されていることが気になります。
ナメクジを含めたペットに与えるときは健康のために減塩加工された煮干しの方が良いのかも知れません。


すると早速、チャコウラナメクジは初めての餌を喜んで食べ始めました。
微速度撮影で記録してみたので、10倍速の早回し映像をご覧下さい。
しばらくすると満足したのか、チャコウラナメクジは小皿の上でUターンして立ち去りました。
死んだ魚の乾燥肉を食べただけでなく、煮干しの小骨に含まれるカルシウムを喜んで摂取していたのかもしれません。

タンパク質の餌を与えたので、これでチャコウラナメクジが同居しているヒダリマキマイマイを襲うことはなくなるでしょうか?

宇高寛子、田中寛『ナメクジ:おもしろ生態とかしこい防ぎ方』という本を読むと、ナメクジを飼育するための餌として次のように書かれていました。

容器の底には湿らせたペーパータオルを敷き、エサとしてニンジンとコオロギ用人工飼料(魚粉を固めたもの。金魚のエサに似ている)をナメクジと一緒にいれた。(中略)数日に一度、エサや容器は新しいものと交換した。(p35より引用)

一方、同じ容器で同居させているヒダリマキマイマイEuhadra quaesita)も同じ小皿に登ってきたものの煮干しには口をつけずに引き返しました。
近くに置いてあったリンゴの皮に気を取られたのかな?
あるいは、近くに天敵の(以前自分を襲った)チャコウラナメクジが居ることに気づいて、慌てて逃げ出したのかもしれません。



2017/12/02

ニホンイタチの死骸



2017年7月上旬・早朝

ノスリ(野鳥)の捕食シーンを撮影した後に同じ道を更に数百メートル進むと、道端に野生動物(哺乳類)の死骸が転がっていました。
夜に車に轢かれたのでしょう。(ロードキル
あるいは先ほど見たように、ノスリなど猛禽類の食べ残しなのかな?
新鮮な死骸ではなく、腹部が死肉食の動物(鳥類?)に食い荒らされていました。
頭部が無傷なら死骸を採集して頭骨の標本を作ってみたかったのですが、損傷が激しかったため、写真で記録するだけに留めました。


採寸する定規を持参しておらず、仕方なく自分の靴と比べてみたところ、頭胴長は約30cmでした。
現場は平地の田園地帯を横切る車道で、溜池の裏手でした。
ホンドテンと迷ったのですけど、これはニホンイタチMustela itatsi)ですかね?
もし間違っていたら、ご指摘願います。

動物の死骸を見つける度に、屍肉食の昆虫を定点観察したり生物分解の過程を記録したいのですけど、この時期は忙しくてとても余力がありませんでした。
どうせカラス(やトビ)にすぐ持ち去られたり食い荒らされてしまうでしょう。(…と自分に言い聞かせて、その場を離れました)
それでも、この辺りにイタチが生息しているという証拠は、私にとって貴重な情報です。




【追記】
川口敏『哺乳類のかたち ~種を識別する掟と鍵~』を読むと、詳しい解説がありました。
・テンとイタチを見分けるポイントは足だ。足の裏を見てもいいし、毛の色でもいい。テンの足は黒いがイタチは黄褐色から茶褐色で黒ではない。 (p26より引用)
・テンとイタチでは、足の裏の肉球の数や配列の違いで識別できる。  (p30)

しかし写真を見返しても、残念ながら足の裏を撮っていませんでした。
イタチの体色はテンと比べるとかなり地味だが、暗いチョコレート色から明るい山吹色までの変異がある。この変異は、体の大きさがある程度相関している。結論を先に言うと、体の大きなイタチの毛色は明るく、小さなイタチは暗い。(中略)このほか、毛色は季節によっても変化する。夏毛と冬毛を比べると、夏毛は暗く、冬毛は明るい。(中略)野外では性別や年齢はわからないので、毛色を頼りにこの2種を識別するのはやはり無理であろう。 (p32)
・近縁な種が同じところで生活することを「同所的分布」と言い、このような地域では体サイズの違いは顕著に表れるので、体の大きさを測定すれば、種を容易に識別できる。したがって、イイズナ、オコジョ、ニホンイタチ、テンの4種は性別と外部計測値だけで識別できる。最低、頭胴長(鼻の先から肛門までの長さ)、尾長(肛門から尾の先端までの長さ、ただし毛の長さは含まない)、後足長(かかとから指の先端までの長さ、ただし爪の長さは含まない)は計測する。値は3ケタあれば十分。  (p28-29)
今後の教訓として、同定するにはやはり現物を採集してしっかり調べないと駄目ですね。

・イタチも♂が極端に大きなグループで、(中略)♂の体長は♀の2〜3倍にもなる。しかし、イタチはハーレムを形成するわけではない。発情期になると、♂はテリトリーを拡大する(このとき交通事故による死亡数も増加する)。 (p38



高圧線鉄塔に運んだ獲物をついばむノスリ(野鳥)



2017年7月上旬・午前4:28〜4:40 (日の出時刻は午前4:22)

早朝の田園地帯で、1羽の大型の猛禽類αが奇妙な飛び方をして(ヒラヒラとチョウゲンボウみたいな飛び方)道端の電柱(いわゆる普通の高さの電柱)に止まりました。
(映像はここから)
私を警戒してそこから更に飛び立ち、近くの高圧線鉄塔#23に向かいました。
このとき、力強く飛び去る猛禽類が足の鉤爪で何か獲物を掴んで運んでいることに気づきました。
空輸する獲物が重くて、いつものように上手く飛べないのでしょう。
映像冒頭は1/4倍速のスローモーションで始まります。
獲物は自分で狩りをして仕留めた小動物(哺乳類)なのか、それとも夜に車がはねた死骸(ロードキル)を見つけただけなのか、正体不明です。
死肉食ならノスリよりもトビMilvus migrans)の可能性が高まります。

私も急いで追いかけると、おそらくノスリButeo japonicus)と思われる猛禽類が高圧線鉄塔#23の鉄骨中段に止まり、足元の獲物を食い千切って捕食していました。
獲物が重くてこれ以上高く運び上げられなかったのかな?
この時点でカメラを上にパンしても、この鉄塔に他の野鳥は止まっていませんでした。
(鉄塔の最上部まで確認していないのが痛恨のミス)
ノスリ?αはキョロキョロと辺りを警戒してから朝食を摂り始めました。
獲物を足で押さえつけながら鋭い嘴で細かく引きちぎり飲み込んでいます。
やがて、どこからともなくピーエ♪という甲高い鳴き声が繰り返し聞こえるようになりました。
食事中のノスリ?αはこの鳴き声を聞いてもあまり気にせずに、獲物を食べ続けます。

鳴き声の主を探して私がカメラを上にパンすると、鉄塔の天辺にもう1羽のノスリβを発見。
私が知らぬ間に飛来したようです。
実はここはノスリのお気に入りの止まり場所なので、通りがかる度に気にして見るようにしています。(ノスリの定点観察)

▼関連記事
高圧線の鉄塔で羽繕いするノスリ(野鳥)
高圧線の鉄塔から見張るノスリ(野鳥)
高圧線の鉄塔で鳴いて♀を呼び寄せるノスリ♂(野鳥)

ピーエ、ピーエ♪という甲高い鳴き声と嘴の動きが一致したので(リップシンクロ)、鳴いていたのはこの個体βで間違いありません。
早朝から縄張り宣言の囀り♪(モーニングコール)でしょうか。
餌乞いの際は違う鳴き方をするような気がします。
鳴いているノスリβはときどき下を見ているのに、獲物をねだったり奪いに行かないのが不思議でなりません。
鉄塔は末広がりの構造なので、天辺から見下ろせば確実に食事中のノスリαの存在に気づくはずです。
この2羽はつがいの関係なのか、それとも親子なのかな?
その間、鉄骨中段でノスリ?αは黙って小動物を食べ続けています。

ここで私が欲を出して、真横からのアングルを確保しようと少し動いたら、警戒したノスリαに飛んで逃げられてしまいました。(痛恨のミス)
慌てて飛び去る姿をスローモーションで見直すと、今度は足の鉤爪に何も運んでいませんでした。
獲物はもう食べ尽くしてから飛び去ったのでしょう。
実は捕食シーンを撮影した個体αもノスリだと思っているのですが、識別点である翼の下面の模様を確認できていませんし、特徴的な鳴き声も発しませんでした。(例えば、実はトビだったのかもしれません。)

一方、鉄塔の天辺には相変わらずノスリβが残って鳴き続けています。
αが飛び去った方角をちょっと振り返って見ただけです。

私が更にもう少し横にずれると、ノスリβが再び鳴き始めました。
ピーエ、ピーエ♪と寂しげな鳴き声を何度も繰り返しています。


ノスリの捕食シーンを観察したのは、これが二回目です。

次は獲物を狩る瞬間を撮影してみたいものです。
▼関連記事
ノスリの狩り・捕食と飛翔(冬の野鳥)


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。(実際はもう少し薄暗いです。)



【追記】
宮崎学 『野生動物の首をしめるゴミ (かわりゆく環境 日本生き物レポート)』という本(写真集)を読んでいたら、ノスリも動物の死がいを食べることがあると知りました。
ネコの死がいを食べるノスリの生態写真が掲載されていて、
 ふだんはノウサギをはじめ、イタチ、リス、野ネズミ、ヘビ、カエルなどを狩って生きている。そのノスリが死んだネコを食べているということは、気位の高いタカとしては不似合いにうつる。 しかし、冬の時期はノスリといえども獲物をとりにくいから、たとえ死んだイヌでもネコでもシカでも、そこにありさえすればごちそうなのである。 (p108より引用)





2016/12/20

オオカマキリ♀とハリガネムシの死骸に群がるアリ



2016年9月上旬

郊外の住宅地の路上で車に轢かれてぺしゃんこになったオオカマキリ♀(Tenodera aridifolia)の死骸を見つけました。
そのロードキルに、かなり小さなクロアリ(種名不詳)の大群が集まっていました。

もし映像からアリの種類を見分けられる方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。
こんな小さなアリが時間をかけて巨大な獲物を少しずつ解体する様子を微速度撮影したら面白そうです。
このとき私はひどく疲労困憊していた上に夕暮れ時だったので、蟻を接写するのも採集するのも億劫で怠りました。


後になって写真を見直すと、オオカマキリ♀の体内に寄生してたハリガネムシの一種が脱出後に干からびて死んでいました。

現場ではハリガネムシに全く気づきませんでした。


2016/10/11

路肩でミミズ?の死骸を食べるハシボソガラス(野鳥)



2016年7月中旬

郊外の車道でハシボソガラスCorvus corone)を発見。
いつものようにクルミ割り行動かと思ったら、どうも違うようです。
横っ飛びで車道を横断したカラスが路肩で何か虫の死骸?を拾い食いしました。
縁石の死角になり、よく見えないのが残念。
残りを嘴で咥えて飛び立つと、真上の電線に止まり直しました。
足で餌を押さえつけ、辺りをキョロキョロ見回しています。
何か針金のような物を嘴の力で伸ばしたので、おそらくミミズが干からびた死骸または車に轢かれた虫の死骸(ロードキル)ではないかと推測しました。
ときどき嘴を足元の電線に擦り付けています。
嘴を半開きにして静止しているのは、暑さに喘いでいるのでしょう。

▼関連記事
スズメ(野鳥)の耐暑法?
犬と同じように鳥類には発汗作用がなく、口を開けて暑さをしのぐ。(『銀座のツバメ』p78より)
最後、ハシボソガラスは水田の方へ飛び去りました。



【追記】
松原始『カラスの教科書』p321によると、
 白い鳥は赤外線が浸透しやすく、体温が上がりやすいという研究もあるので、一概に黒いから暑いとも言えない。黒い羽は光線で吸収してしまうので表面温度こそ上がるものの、羽毛の優れた断熱性によって体温自体はあまり上がらないのだとか。


2016/10/05

死んだイモムシに集まるミスジヒメヒロクチバエの翅紋誇示



2016年7月上旬

峠道を法面補強した土留のコンクリート壁面に蔓植物イワガラミが垂れ下がり壁面緑化されています。
その葉陰から覗いている妙な物が気になって葉をめくってみたら、かなり大型のイモムシ(蛾の幼虫)の死骸でした。
死後かなり経過しているようで、腐って全体に黒変しています。
下半身は溶けたように千切れています。
なんとなく、死因は虫カビや寄生などによる病死ではないかと勝手に推測しました。
腐りかけたイモムシの種類を同定するのは無理そうですが、頭楯は真っ黒です。

微小のハエが数匹、死骸に取り付いて身繕いしながら翅紋を誇示していました。
カメラを近づけても逃げない個体を接写してみます。
2匹のハエが死骸の上下に居残っています。
死骸から逃げた個体が近くのイワガラミの葉で前脚を擦り合わせていました。
素人目にはミバエの仲間に見えます。
しかし、死骸を吸汁しに集まるという話は聞いたことがありません。

この日はあまりにも暑くて日射病気味だった私は、マクロレンズを取り出して装着するのも億劫でやりませんでした。
左手で葉をめくりながら右手だけで接写しようとすると、幼虫が絶え間なくブラブラと揺れるので非常に難しいのです。
同定のためにハエだけでも採集すればよかったですね。
もしハエが死骸に産卵したとすれば、芋虫の死骸を採集して飼育すれば次世代が成虫まで育つでしょうか?




いつもお世話になっている「一寸のハエにも五分の大和魂」掲示板でハエの写真鑑定を依頼したところ、茨城@市毛さんよりご教示頂きました。

写真のハエは,ミバエ類ではなく,ヒロクチバエ科のRivellia nigricansミスジヒメヒロクチバエかその近縁種のようです.
また、芋虫の死因についてliriomyzaさんより以下のコメントを頂きました。
おそらく,核多角体病(NPV),ウイルス病かもしれません。死骸の一部をスライドグラスに,一滴の水を垂らして,400倍程度で,六角形の多角体が見えれば核多角体病と思います。
wikipediaの解説によれば、
感染虫は、動きが鈍くなり、変色し、内部が崩れて液状化し死ぬ。表面は黒くなってその後破れ、内部の多角体をまき散らすことになる。


2016/07/10

雪面で屍肉を食べるハシボソガラス(冬の野鳥)



2013年3月上旬

晴れた庭で2羽のハシボソガラスCorvus corone)が雪面で仲良く並んで採食していました。
採食メニューは正体不明ですが、動画撮影中は腐った植物のように見えました。
すぐ近くの用水路から水草を掬って来たのか、あるいは堆肥や生ゴミを漁ったのかもしれない、と思いながら見ていました。
しかし後でスナップ写真をじっくり見直すと、どうやら腐りかけた動物(ネズミやモグラ?)の死骸のようです。
カラスは繊維質の臓物を脚で押さえつけながら嘴で引っ張り啄んでいます。
仲間が食べている隙を盗んで少し餌をかっさらいました。
先に一羽が餌を咥えたまま飛び去りました。
残された一羽も屍肉を完食せずにトコトコ歩いて立ち去りました。



2016/06/11

虫の死骸を吸汁するキアシアシナガヤセバエ



2016年5月上旬

湿地帯に生えたオノエヤナギの葉に止まっているスマートなハエが気になりました。
帰ってから名前を調べてみると、図鑑『札幌の昆虫』p193に登場するキアシアシナガヤセバエCompsobata japonica)らしい。

接写してみると、葉の表面を舐めています。
風が強く吹く日で、接写に苦労しました。
常に葉が揺れるので分かり難いのですが、葉そのものを舐めているのではなく、有翅アブラムシやチョウバエなど微小の昆虫を捕食しているようにも見えました。

snowmelt氏のブログ「北のフィールドノート」にキアシナガヤセバチの食性に関する興味深い動画付きの記事を見つけました。

食べるものは、葉の上に落ちている小昆虫の死体だ。
死体は、クモにやられた残りカスの様な気がする。
水場で水を飲む野獣のような姿勢で餌につく。
私の観察と同じ行動ですね。
屍肉食だと思ったのですが、まさか自ら狩りを行い獲物を仕留めた可能性もありますかね?
英語版ウィキペディアによれば、本種が属するマルズヤセバエ科の生態は
Adults are either predatory on small insects (for example Calobata in Britain[1]) or are attracted to excrement or decaying fruit.
無風の日にもう一度撮り直したいところです。

実は、このオノエヤナギの木の周りを同種と思われる多数の小さなハエが群飛していました。
配偶行動に関連するかもしれないこの群飛シーンも動画に撮るべきだったのですが、他のこと(営繭中のホシカレハ幼虫)に気を取られて忘れてしまいました。
複数個体を接写。
未採集、未採寸。
後で思うと、ハエに逃げられても良いから獲物を回収して正体を突き止めるべきでしたね。


2016/06/05

フキバッタの死骸を運ぶクロヤマアリ♀



2015年8月中旬

峠道でフキバッタの一種にクロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀が群がり、死骸を巣に運んでいました。
獲物は未だ五体満足ですが、多数のアリが噛み付いたり脚を引っ張り合って引き千切ろうとしています。
やがて死骸は解体されることでしょう。



2016/05/31

マミジロハエトリ♀(蜘蛛)の死骸を運ぶクロヤマアリ♀



2016年5月上旬

土手の草むらでクロヤマアリFormica japonica)のワーカーが♀死んだ虫を運搬していました。
獲物はマミジロハエトリ♀(Evarcha albaria)のようです。
アリが戦ってハエトリグモを倒したとしたら凄いですけど、死因は不明です。
アリは大顎で獲物を持ち上げて後ろ向きに巣へ運んでいます。
枯れ草などの障害物に獲物が絶え間なく引っかかり、運搬にとても苦労しています。
道中でもう一匹の仲間と遭遇。
出会って触角で挨拶しても喧嘩にならないので、同じ巣のワーカーと思われます。
協同で獲物を運搬を始めたかと思いきや、あまり手助けになっていません。
奪い合いのようになったり文字通り足を引っ張ったりして、むしろ運搬作業の邪魔になっています。



撮影後に採集しました。
クモの腹面に外雌器が見当たらないので幼体/亜成体のようです。





2016/05/14

路上で虫の死骸を食べるハシボソガラス(野鳥)



2015年9月下旬

朝、ハシボソガラスCorvus corone)が車道を歩いて横断すると、センターライン付近で路上にへばりついてた何かを嘴で剥がして食べました。
おそらく車に踏み潰された虫(または小動物)の死骸だと思います。
Carrion Crow(死肉を食うカラス)の名前通り、町の掃除屋ですね。
車が通りかかっても、カラスは慌てず騒がず歩いて道端に避けました。
最後は両足でホッピングのように跳びました。


2016/01/03

オオセンチコガネの死骸に群がるクロオオアリ♀



2015年9月下旬

山間部の峠道でオオセンチコガネPhelotrupes auratus)と思われる死骸にクロオオアリCamponotus japonicus)のワーカー♀2匹が集まっていました。
一匹は死骸の横で身繕いしています。
別種の赤っぽい微小アリも死骸に来ていましたが、名前は分かりません。
2種のアリが遭遇しても、体格差があり過ぎて喧嘩になりません。

死骸は金赤色に輝く美しい糞虫なのに車に轢かれたようで(ロードキル)ぺしゃんこに潰れています。


2015/12/05

フキバッタの死骸を解体するムネアカオオアリ♀の群れ



2015年8月中旬

山間部の峠道でフキバッタの一種の死骸にムネアカオオアリCamponotus obscuripes)のワーカー♀が群がっていました。
車に轢かれたロードキルなのでしょう。
計8匹の蟻が寄って集って獲物を解体しています。
横で身繕いしている個体も居ます。
出会い頭に触角で挨拶しました。



2015/10/30

ミミズの死骸を運ぶクロヤマアリ♀の群れ



2015年8月中旬

山間部の峠道でミミズの死骸が路上で干からびかけていました。
車に轢かれたのでしょうか(ロードキル)。
そこにクロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀が群がっていました。
ミミズを解体するのは難しそうですが、力を合わせて巣まで運べるのかな?
死骸が路面で引っかかって邪魔な白い小石の粒を咥えてどける行動に感動を覚えます。
時間に余裕があればじっくり微速度撮影したかったです。




2015/10/16

ヒメギス♂の死骸に群がるムネアカオオアリ♀



2015年8月中旬

山間部の峠道で車に轢かれた(ロードキル)ヒメギス♂(Eobiana engelhardti subtropica)の死骸にムネアカオオアリCamponotus obscuripes)のワーカー♀が計9匹群がっていました。
解体した左後脚を運んでいるところでした。
横で身繕いしている個体も居ます。
別種の微小アリ(種名不詳)も来ているのですが、ムネアカオオアリと体格差が歴然としており相手になりません。
それでもおこぼれの破片をこっそり盗んでいきました。
三脚を立てて解体ショーをじっくり微速度撮影しても面白そうですけど、時間がないので諦めて先を急ぎます。



2015/10/09

ムネアカオオアリとクロヤマアリの死闘:ヒメギス死骸の占有行動



2015年7月下旬

峠道の路上でムネアカオオアリ♀(Camponotus obscuripes)とクロヤマアリ♀(Formica japonica)のワーカー同士が死闘を繰り広げていました。
ムネアカオオアリは腹部を前に曲げて敵に蟻酸を噴射しつつ噛み殺そうとしています。
圧倒的な体格差があるのに、敵はなかなかしぶとく決着がつきません。
ムネアカオオアリが何度噛んでも、クロヤマアリの息の根を止められないでいます。
体格で劣るクロヤマアリは相手の脚に噛み付き、虫の息(瀕死)の状態でも振り落とされないよう頑張っています。

喧嘩の原因はすぐに分かりました。
車に轢かれたヒメギス♀(Eobiana engelhardti subtropica)がすぐ近くに転がっていて、その死骸に多数のクロヤマアリが群がっていました。
クロヤマアリが占有する獲物を横取りしようと単独のムネアカオオアリが不用意に近づいた結果、特攻隊に撃退されたのでしょう。
ミツバチ科やスズメバチ科など他の社会性ハチでは危機の際に警報フェロモンを発して仲間の援軍を呼ぶでしょう。
ところが今回のアリの場合は、蟻酸を戦いに使ってもクロヤマアリの群れは助太刀に駆けつけないという冷徹(冷酷)さが興味深く思いました。

しばらくすると、ムネアカオオアリは殺したクロヤマアリをようやく振りほどいたようです。
しかしもう懲りて、ヒメギスの死骸には近づかず立ち去りました。

普通種のクロヤマアリは小さくても相当手強いファイターであることを実感しました。
日本最大のアリであるムネアカオオアリに対して1対1の激闘を繰り広げ、最小限の犠牲で獲物を死守する様は深い感銘を受けました。



2015/09/27

死んだヒメギス?の後脚を運ぶアカヤマアリ♀



2015年7月下旬

山間部の路上をアカヤマアリFormica sanguinea)のワーカー♀が虫の死骸の断片を足早に巣へ運んでいました。
運んでいるのはおそらく死んだヒメギスまたはヒナバッタの後脚ではないかと思いますが、真面目に種類を検討していません。
(お分かりの方は教えて下さい。)

途中で出会った仲間が死骸に興味を示すものの、結局は運搬を手伝いませんでした。
次に遭遇したクロオオアリ♀(Camponotus japonicus)も、すぐに逃げて行きました。
草刈りされた後の枯れ草に行く手を阻まれ、それを乗り越えようと悪戦苦闘しています。
ヒメギス?死骸の後脚脛節の上端を咥えて、後ろ向きに運搬。
次は後脚腿節の下端を咥え、後ろ向きに引き摺って歩きました。
奴隷アリに働かせるばかりでなく、自分でも採餌するのですね。
深刻な人手不足なのでしょうか?

なお、この路上でアカヤマアリ♀が多数、採餌活動していました。(@2:25〜)
近くに巣がありそうですけど、突き止められませんでした。
本種は夏に奴隷狩りをするらしく、いつか是非その光景を観察してみたいものです。
もしかすると奴隷狩りの標的となるアリの巣を物色しているのかもしれません。


撮影後に採集しました。
以下は標本写真



頭部の後縁があまり凹まない
頭楯前縁の中央部が凹む

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