2021/01/16

秋の湖岸に集まるマガモ♀とエクリプス♂の群れ(野鳥):水浴と羽繕い

 

2020年9月下旬・午後12:35頃・晴れ
▼前回の記事 
秋の湖岸でマガモ♀♂の群れ(野鳥)が羽繕い・飲水・採食
山間部で広い湖の岸を回り込んで、対岸に集結しているマガモ♀♂(Anas platyrhynchos)の群れに少し近づいてみました。 
望遠レンズを装着すると、ようやく鴨を同定できてマガモと判明しました。 
それまでは遠過ぎてハシビロガモかな?と勘違いしていました。  
日本に渡来したばかりの♂が冬羽(繁殖羽)に換羽する途中の段階(エクリプス)だったので、カモ観察歴の未だ浅い私は惑わされました。 
頭部が緑色になりかけているのが繁殖羽の♂個体です。 
マガモの性別は嘴の色で見分けられます。 
換羽の状態に関わらず嘴が黄色いのが♂で、オレンジ色/茶色なのが♀です。 

左岸に残っている計23羽の群れが各自で羽繕いしています。 
私が更に横に少し移動して右岸の群れ(計11羽)を撮ろうとしたら、警戒心の強いマガモが私に気づいて一斉に逃げ始めました。 
続々と湖に入水すると入江を渡り、元居た左岸に戻ってしまいました。(逃避行動) 
上陸すると羽繕い。 
私に近い右岸には1羽も居なくなりました。  

1羽のマガモ♀が岸の浅瀬で水浴を始めました。(@1:49) 
羽ばたいて水気を切ると上陸して羽繕い。 
▼関連記事(1年前の撮影) 
川で水浴し水を飲むマガモ♂(冬の野鳥)

大きな群れだと、どの個体の行動に注目すべきか目移りしてしまいます。


砂利道の土を舐めるクロヒカゲ♂

 

2020年9月下旬・午後12:05頃・晴れ 

里山の砂利が敷かれた林道でクロヒカゲ♂(Lethe diana)が路上をあちこち歩き回っていました。 
翅をしっかり閉じたまま、黒い口吻を伸ばして乾いた地面を舐めています。 
ナトリウムなどのミネラルを摂取しているのでしょう。 
性別を見分ける特徴を確認できなかったのですが、おそらく♂と思われます。  
すぐ近くに獣糞が落ちていたのに、しばらく待っても吸汁しに行きませんでした。

2021/01/15

スギの樹皮に産卵するミドリヒョウモン♀

 

2020年9月下旬・午前11:30頃・晴れ 

里山の林道脇に立つスギ(杉)の幹にミドリヒョウモン♀(Argynnis paphia)が興味を示して何かしています。 
垂直の幹に止まり、腹端を樹皮に押し付けていました。 
産卵行動です。 
幼虫の食草はスミレのはずなのに、杉の幹に産卵するとは意外でした。 
産卵中の♀は翅を半開きにしたまま静止しています。 
飛び去った後、樹皮に産み付けられた卵が1粒ちらっと見えました。 
杉の幹を下から上に飛んで移動しながら樹皮のあちこちに卵を産み付けています。 
幹に止まるとミドリヒョウモン♀の翅裏は目立たない保護色となるので、何度も見失いそうになりました。 
スギ樹皮の表面が緑色の粉を吹いているのは地衣類なのでしょうか?(あるいはカビの胞子?) 
やがてスギの枝葉に隠れて蝶を見失ってしまいました。  
スギの幹にはフジの蔓が巻き付いていたものの、今回ミドリヒョウモン♀はフジに産卵することはありませんでした。 

スギの樹皮はミドリヒョウモンの幼虫の食草ではないので、素人考えでは餌不足による幼虫の共倒れを防ぐために1粒ずつ分散して産み付ける必要はないような気がします。 
越冬卵が野鳥に全て捕食されるのを避けるためのリスクヘッジなのかな? 

幹のかなり高い地点まで(目測で6〜7m)ミドリヒョウモン♀は繰り返し卵を産み付けていました。 
ここは北国でも豪雪地帯です。 
ミドリヒョウモン♀が「虫の予感」を発揮して卵が冬の雪に埋もれる高さを避けているのだとすると、この冬はよほどの積雪量が予想されるのかもしれません。(予報は的中!) 
ロマンあふれる似たような仮説はオオカマキリでも提唱されたことがあるのですが、残念ながら科学的には後に否定されたと聞いています。 
 
ミドリヒョウモンではどうなのか、駄目元で誰か調べたら面白いかもしれません。 
しかし、ヒョウモンチョウの卵はカマキリの卵鞘よりはるかに小さくて見つけにくいので、フィールドで調べるのは至難の業(ほぼ不可能)でしょう。 
雪の降らない暖地では立木に産卵するにしても地上からの高さは低くなる、という傾向があるのかな?
母蝶♀が産卵する瞬間を観察するしかありません。 
私も厳冬期に現場を再訪して最高積雪量と産卵地点との関係を調べたいところですが、あまりにもアクセスが悪い山奥なので無理そうです。 
山スキーを履いて行くだけでなく、雪中野営する本格的な冬山装備が必要です。 
採卵して根雪に埋めると生存率(孵化率)が下がるという飼育実験は(やろうと思ったら)出来そうです。

そもそも私はミドリヒョウモン♀が食草のスミレに産卵するのを一度も見たことがありません。
▼関連記事(7年前の撮影) 
石垣に産卵するミドリヒョウモン♀暗色型 
ミドリヒョウモン♀の産卵と交尾拒否
それにしても立木の幹に産卵するとは驚きで、スクープ映像が撮れた!と興奮しました。 
この日の山行で一番の収穫でした♪ 
ところが、いそいそと帰宅して図鑑や本を色々と調べてみると、私が知らなかっただけで既に報告されており、拍子抜けしました。 

 『フィールドガイド日本のチョウ』p197によれば、
(ミドリヒョウモンの)♀は樹木の樹冠部に産卵する。
久保快哉 編『チョウのはなしII』によると、
ミドリヒョウモンは秋になって食草のスミレがありそうな樹林の中にやってくると、あたりの立木の樹皮などに卵を産むのです。春になって孵化した幼虫は、木を伝ってスミレにたどりつくのですが、わずか2mmくらいの仔虫にとって、ときには10m以上もの道のりは苦難の旅立ちといえましょう。(p13より引用)
 

 『日本動物大百科9昆虫II』によると、
1卵ずつ産む産卵様式は大型ヒョウモンチョウ類でも見られるが、このグループでは卵は食草に産みつけられるのではなく、食草の自生する生息場所内の立木、枯れ枝、小石、コケ類、その他に産みつけられる。(p48より引用)

ミゾソバの花を舐めて飛ぶセスジハリバエ【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年9月下旬・午後14:35頃・晴れ 

山間部の道端に咲いたミゾソバの群落でセスジハリバエTachina nupta)が訪花していました。 
口吻を伸縮させて花蜜や花粉を舐めています。 
食事の合間に身繕い。 
花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:09〜)
▼関連記事(6年前の撮影) 
ミゾソバと野菊の花蜜を吸うセスジハリバエ

2021/01/14

ダイサギ(野鳥)が池の護岸に片足立ちで羽繕い

 

2020年9月下旬・午前8:45頃・くもり 

溜池のコンクリート護岸に1羽のダイサギArdea alba)とカルガモAnas zonorhyncha)の群れが休んでいました。 
ダイサギは下から二段目の階段に片足立ちで佇んでいます。 
池の方を向いたまま白鷺は羽繕いを始めました。 
羽繕いの合間に、片足立ち(左足を上げたまま)のままヨガのようなポーズで背伸びしました。 
足元の階段は鳥の糞で白く汚れていて、羽繕いで抜け落ちた羽毛も散乱しています。 
池の水面にも鳥の白い羽毛が浮いていました。 

オトコエシの虫こぶから吸汁するツマジロカメムシ幼虫【オトコエシミフクレフシ】

 

2020年9月下旬・午後12:00頃・晴れ 

里山の林道沿いに咲いたオトコエシの群落で虫こぶを見つけました。
 茎の上部が刈り取られた後の株で白い果実にピンクの丸い虫こぶ(虫えい)が形成されていました。 
これはオトコエシミフクレフシという名前で呼ばれ、虫こぶの形成者はオトコエシニセハリオタマバエ(Asteralobia patriniae)らしい。(『虫こぶハンドブック』p64より) 

その虫こぶにツマジロカメムシMenida violacea)の幼虫が乗っています。 
虫こぶから吸汁しているのでしょうか? 
マクロレンズで接写してみても肝心の口元が見えず、口吻の状態を確認できませんでした。
ただの日光浴で虫こぶの上に乗っているだけかもしれません。 
カメムシの赤い腹背がちょうど赤く色づいた虫こぶの上に乗っていて、保護色になっているのが興味深く思いました。
▼関連記事(1.5ヶ月前の撮影) 
オオイタドリの茎から吸汁するツマジロカメムシ幼虫
ちょうど1週間後にも山麓の道端で同じ種類の虫こぶを見つけて写真を撮りました。 
こちらは少し歪な形状でした。

2021/01/13

フクラスズメ(蛾)幼虫の脱糞と身繕い

 

2020年9月下旬・午後14:25頃・晴れ 

山間部の道端に自生するアカソの群落でフクラスズメArcte coerula)の幼虫を見つけました。 
葉裏の主脈に沿って下向きでしがみついています。 

動画の冒頭では、身を捩って頭部を葉裏に擦り付けていました。 
尾脚を足場から離すと、肛門から黒い糞をポトリと排泄しました。 
排便の瞬間をまずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。 
つづいて等倍速でリプレイ。 

カメラをズームアウトしかけたら、幼虫が上半身をねじって自分の体側を口で甘噛みし始めました。 
体毛を口で毛繕いしているのでしょうか? 
もしかすると、体表に産み付けられたヤドリバエの卵を取り除く行動かもしれません。 


ヒメキンギョソウ(リナリア)の花で採餌するセイヨウミツバチ♀

 

2020年9月下旬・午前9:35頃・晴れ 

山麓で民家の庭先に咲いたヒメキンギョソウ(リナリア)の群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が元気な羽音を立てて訪花していました。 
正当訪花で潜り込んで吸蜜すると、胸背や頭頂部(単眼付近)に黄色い花粉がべっとり付着します。 
後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を少量運んでいました。 
その場で身繕いして、体に付着した花粉を花粉籠にまとめて移します。 

ヒメキンギョソウは、なんとオオバコ科に属するのだそうです。 
(植物の最近の分類は素人にはさっぱり分かりません…。) 
ヒメキンギョソウの花の後方に細長い距が伸びているので、もしかするとミツバチは穿孔盗蜜するかと期待したのですが、正当訪花を繰り返すだけでした。

2021/01/12

シマヘビが舌を出し入れしながら山道を蛇行横断

 

2020年9月下旬・午後13:20頃・くもり 

砂利が敷かれた林道を私が登っていると、前方にシマヘビElaphe quadrivirgata)がまるで通せんぼするように長々と横たわっていました。 
蛇に近づいても無反応なので、死んでいるのか(ロードキル?)と思いました。 
しかし全身をよく見ても、外傷や出血は認められませんでした。
私がシマヘビに近づいて跨ぐと一気に砂利道を蛇行して横断し、道端の草むらに姿を消しました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、蛇行しながら黒い舌を出し入れしていました。

日光浴中のヒメスズメバチ♂にセスジハリバエが奇襲産卵?!

 

2020年9月下旬・午前10:55頃・晴れ 

里山の細い登山道でヒメスズメバチ♂(Vespa ducalis)が日光浴していました。 
ほっそりした体型で触角が長いので雄蜂♂と分かります。 

そこへ突然、セスジハリバエTachina nupta)が飛来し、ヒメスズメバチ♂を背後から襲撃しました。 
1/5倍速のスローモーションによるリプレイをご覧ください。(@0:49〜) 
ハエの羽音を聞いたヒメスズメバチ♂は翅をやや開いて警戒姿勢になりました。 
寄生性のセスジハリバエの性別を私は外見で見分けられません。
 (1)もし♀だとすると、セスジハリバエ♀がヒメスズメバチ♂に体当りした瞬間に、ヒメスズメバチ♂の体表に素早く産卵したのでしょうか? 
しかし、セスジハリバエの寄主は確か鱗翅目(蝶や蛾)の幼虫のはずです。 
ヤドリバエ科の寄生バエがスズメバチに寄生するという話を私は見聞きしたことがありません。 
(2)別の解釈を苦し紛れに考えてみると、全身のカラフルな斑紋・配色が少し似ているので、セスジハリバエ♂が大型のヒメスズメバチ♂に誤認求愛したのでしょうか? 
(3)セスジハリバエ同士で縄張り争いがあり、見かけが少し似ていたヒメスズメバチはそのとばっちりを受けたのかもしれません。 
(4)単なる偶然の衝突? 
しかし、ハエはぶつかる前に標的を見定めるように一瞬ホバリングしていました。
(5)小鳥が天敵の猛禽類をモビング(擬攻撃)するように、ハエも気に入らないスズメバチをモビングして追い払うのでしょうか?

背後から 不意打ちを食らったヒメスズメバチ♂は慌てて逃げ出しました。 
飛ばずに下草の陰に潜り込むと、身繕いを開始。 
前脚を舐めて濡らし、長い触角を拭っています。 
私が少し近づくと、再び日向に這い出てくれました。 
体表に寄生バエの白い卵(またはウジ虫)は見当たりません。  

やがてヒメスズメバチ♂は元気に飛び去りました。 
もし捕虫網で捕獲して飼育すれば、やがてセスジハリバエの卵が孵化して寄主の体を食い尽くしたかな? 
ハエの羽化まで確認すれば、センセーショナルなスクープ(大発見)になったかもしれません。  

実はスズメバチとセスジハリバエの組み合わせは過去にも観察しています。
▼関連記事(5年前の撮影) 
ノダケの花蜜を吸うコガタスズメバチ♀とセスジハリバエ
このとき、訪花中のコガタスズメバチのワーカー♀は目障りなハエを押し出したり払い除けたりしていました。
ところが小競り合いの度に、敏捷で図太いハエはすぐにノダケの花に舞い戻りました。 
なんとも思わせぶりな行動なので、ひょっとすると本当にセスジハリバエの寄主はスズメバチなのかもしれない、という妄想が膨らみます。
少なくともセスジハリバエはスズメバチをあまり恐れずに強気な態度で接する様が印象的でした。


【追記】
文献検索で以下の重要な情報がヒットしました。
セスジハリバエ♀は寄主の体表に直接産卵しないらしい。
今回私が見たのは別種のヤドリバエなのかな?

舘 卓司, セスジハリバエ幼虫の奇妙な寄生行動(双翅目:ヤドリバエ科), 日本昆虫学会, 2015.09, 
セスジハリバエ Tachina nupta Rondaniは旧北区に広く分布し,日本のヤドリバエの中でも普通種の一つである.福岡市では,成虫は少なくとも春と秋に二回見ることができる多化性である.本種は待機型幼虫を産卵(仔)する間接型寄生であり,ヨトウガ類(ハスモンヨトウなど)に単寄生することが知られている.

2021/01/11

マツムラハラブトハナアブ♀の身繕い【ベイツ型擬態】

 

2020年9月下旬・午前11:30頃・晴れ 

里山の林道脇に材木(縦半分に切られた丸太)が放置されていて、そこに蜂のような昆虫が飛来し、周囲を飛び回り始めました。 
てっきり借坑性の蜂が営巣地を探索中(穴があったら入りたい)なのかと思いきや、材木に止まった姿をよく見ると、マツムラハラブトハナアブ♀(Mallota rubripes)でした。 
おそらくオオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)をモデルとした見事なベイツ型擬態です。 
多少は虫を知ってるつもりの私もすっかり騙されました。 
オオマルハナバチと本当に激似です。 

マツムラハラブトハナアブ♀は、木のベンチの上で化粧を始めました。 
左右の複眼が接していないことから♀と判明。 
後脚同士を擦り合わせたり、腹背を掻いたり、翅を脚で擦ったりしています。 
更に、前脚同士を擦り合わせたり、前脚で顔を拭ったりしています。 
身繕いを念入りに済ませるとベンチから飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

実はこの直前に私はベンチに腰掛けて休み、おやつに持参したリンゴの皮を剥いて食べようとしていたところでした。 
マツムラハラブトハナアブ♀は食べかけのリンゴに興味を示しませんでした。

ミゾソバの花蜜を吸うコミスジ

 

2020年9月下旬・午前11:25頃・晴れ 

里山の林道沿いに咲いたミゾソバの群落でコミスジNeptis sappho)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。  
吸蜜しながら翅をゆっくり開閉していますが、左の前翅が大きく破損していました。 
口吻が白い花粉で汚れています。 
吸蜜中は触角をリズミカルに上下に振り立てています。 
少し飛んで近くの花に移動しました。 
奥にはオトコエシの花も咲いているのに、コミスジはミゾソバの花の方が好みらしい。

2021/01/10

秋の湖岸でマガモ♀♂の群れ(野鳥)が羽繕い・飲水・採食

 

2020年9月下旬・午後12:30頃・晴れ 

山間部で広い湖の対岸からガーガー♪と大声で鳴く声がするのでカメラを向けると、マガモ♀♂(Anas platyrhynchos)の群れがひとかたまりに密集していました。 
「密です、密です!」 
冬鳥のマガモが早くも日本に渡来したようです。 

しばらくすると、群れの半分(約20羽)が一斉に歩いて右へ移動し始めました。 
まさか、かなり遠くから撮っている私を目敏く見つけて警戒したのでしょうか? 
岸から湖に入水すると、一列になって入江を泳いで渡りました。 
水中に首を突っ込んで水を飲んだり、採食したりしています。 
ところが対岸に着いても、なぜかなかなか上陸しようとしません。 
カメラを左にパンすると、残る半分(約20羽)の個体は左岸に居残っていました。 
各々が羽繕いに余念がありません。 
地面に座り込んでいる個体もいます。 
右岸に唯一上陸した勇敢な2羽も岸辺で羽繕いしています。 
他の多くは右岸付近の浅瀬で採食行動をしています。 

 もう少し群れに近づいてみましょう。
 

オトコエシの花蜜を吸うミドリヒョウモン♂

 

2020年9月下旬・午前10:10頃・くもり 

里山の林道沿いに咲いたオトコエシの群落でミドリヒョウモン♂(Argynnis paphia)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
翅を開閉しながら吸蜜しています。  

実は近くで同種の♀も訪花していたのに(映像公開予定)、♂がなぜ♀に求愛しないのか不思議でした。 
曇り空という気象条件がいまいちなのか、それとも配偶行動は決まった時刻に行なわれるのかな?  

このオトコエシの花畑には千客万来で、どの虫を撮ろうか目移りするほどでした。 
そんな中、このミドリヒョウモン♂は翅の破損状況が独特なので、少し時間が開いても同一個体と識別することが出来ました。

ランダムに記事を読む

  • ニホンアマガエル褐色型の跳躍【ハイスピード動画】19/05/2012 - 0 Comments
  • ミゾソバの花蜜を吸うクマバチ♀25/01/2014 - 0 Comments
  • ジョロウグモ♀(蜘蛛)の食事と脱糞23/02/2011 - 0 Comments
  • ヒメシジミ♂30/01/2011 - 0 Comments
  • 夜のフタモンアシナガバチ女王09/02/2011 - 0 Comments