2015/04/25

飛べ!オイワケキエダシャク【蛾:ハイスピード動画】



2014年9月上旬

雑木林を登る山道の下草に見慣れない蛾(シャクガ科の一種)を見つけました。
翅の色が保護色でもないのに、葉表に堂々とへばり付くように止まっています。
飛び立つ瞬間を狙って、物を投げつけながら240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
映像後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
未採集、未採寸。
帰ってから写真を絵合わせしてみると、オイワケキエダシャクExangerona prattiaria)ですかね?

念の為に、いつもお世話になっている新・蛾像掲示板にて問い合わせたところ、デカガさんよりオイワケキエダシャクで正解だろうと確認してもらいました。



飛んで逃げたアオサギが屋根で片足立ちに【冬の野鳥】



2015年3月上旬

市街地で深い雪に埋もれた小さな公園の横を通りかかると、雪面にアオサギArdea cinerea jouyi)が佇んでいました。
周囲をビルに囲まれたこの公園は冬になると除雪しないためヒトが立ち入れず、もしかすると野鳥のサンクチュアリになっているのかもしれません。
田舎町なのでビル群と言っても都会の高層ビルに比べたら可愛らしい物です。
「こんな街中でアオサギに出会うとは!」と意外に思い※、カメラを向けた途端にアオサギは驚いて飛び立ってしまいました。
飛行中は長い後肢を後方に伸ばして全体の空気抵抗を減らしています。
このとき聞こえたカーカー♪という鳴き声はアオサギのものか、それともカラスが近くで鳴いたのか?
上空を旋回して近くの建物の屋根に止まりました。

雪が溶けた(落ちた)部分でもトタン屋根は滑り易いのか、危なっかしい足取りでアオサギはゆっくり歩いて横に移動しました。
やがて右足を持ち上げると、一本足で立位休息の姿勢になりました。

このとき実は恥ずかしながら強い尿意を我慢していたため(トイレを探し歩いていた)、全く落ち着いて撮影に集中できませんでした。
粘って待ったらアオサギは再び下界の公園に舞い降りてくれたかな?

▼関連記事
屋根に片足立ちで佇むアオサギ(野鳥)

※ 春になり雪が解けてからこの公園を再訪すると、アオサギが初めに居た辺りには池が掘られていて鯉が泳いでいました。
おそらくアオサギが捕食できる小魚もいるのでしょう。
という訳で、真冬の市街地の公園にアオサギが来ていたのは何も不思議なことはありませんでした。


2015/04/24

マルクビツチハンミョウ♀の排便



2012年5月中旬

農村部の歩道をマルクビツチハンミョウ♀(Meloe corvinus)がせかせかと歩いていました。
被写体にカメラの影が落ちないように苦労しました。

採寸のためプラスチックの物差しを並べると慌てて横切ろうとしました。
スリップしながら黒っぽい糞を排泄しました。(抗議の脱糞!@0:59)

実はこの後、仰向けに何度も引っくり返してみたのですが、毒液カンタリジンの分泌が認められませんでした。(映像はカット)
個体差があるのかな?
また、糞にも有毒性分が含まれているのでしょうか?

▼関連記事
マルクビツチハンミョウの身を守る毒液




アカマツの樹上で採食するヤマガラ(野鳥)



2014年7月下旬

里山の雑木林でヤマガラParus varius)がアカマツの枝から枝へ飛び回り、採食していました。
ときどき実(松ぼっくり)を啄んでいます(虫を探しているのかもしれません)。

逆光で羽根の色がよく見えませんが、YouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してもさほど改善されませんでした。

実は混群が飛来するまでおにぎりを食べていたのですけど、撮影中に手から落としてしまいました。
映像が途中で揺れてお見苦しいのはその動揺です。




2015/04/23

オイランソウの花で吸蜜ホバリングするクロホウジャク【蛾:ハイスピード動画】




2014年7月中旬

山麓の道端に咲いたクサキョウチクトウ(=オイランソウ、宿根フロックス)の群落でクロホウジャクMacroglossum saga)がホバリング(停空飛翔)しながら花蜜を吸っていました。
訪花シーンの羽ばたきを240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
花から花へ余りにも忙しなく飛び回るので、撮る方も目が回りそうです。

通常のHD動画は諦め、ハイスピード動画に切り替えたのです。
クロホウジャクは飛びながらゼンマイ状の長い口吻を伸ばして花筒へ器用に差し込み吸蜜しています。
真横から撮ると訪花の際に脚を花にかけておらず、純粋に停空飛翔していることが分かりました。

▼関連記事(同じ日に全く別の場所で撮影)
クサキョウチクトウに訪花するクロホウジャク(蛾)の停空飛翔【HD動画&ハイスピード動画】


雪原を歩いて鳴く♪ハシボソガラス【冬の野鳥】



2015年2月下旬

よく晴れた雪原でハシボソガラスCorvus corone)が鳴いています。
グヮーガァー♪と濁った声で鳴く度にお辞儀をするのがハシボソガラスの特徴です。
雪原をトコトコ歩きながら鳴くこともありました。



ハシボソガラスの鳴き声を声紋解析してみる

いつものようにオリジナルのMTS動画ファイルから音声をWAVファイルにデコードしてから、カラスが鳴いている部分を適当に2箇所切り出し、スペクトログラムを描いてみました。


2015/04/22

朝からミズナラの樹液を吸汁するモンスズメバチ♀



2014年8月中旬

早朝(06:15 am)の雑木林で樹液が滲むミズナラの幹に早起きのモンスズメバチVespa crabro flavofasciata)のワーカー♀が幹に取り付いて樹液を舐めていました。


モンスズメバチは夜行性というか昼夜を問わず採餌活動に飛び回るので、「早起きの蜂」という表現は正しくないかもしれません。

※ 映像の前後半で同一個体か失念。



雪の日の膨ら雀【冬の野鳥】



2015年3月中旬

雪が降りしきる日にスズメPasser montanus)の群れが桜の樹上で身を寄せ合うように集まっていました。
時折鳴きながら、いわゆる「ふくら雀」の状態で寒さを凌いでいます。
最後は一斉に飛び去りました。



2015/04/21

ヤクシソウを訪花するトラマルハナバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】




2014年10月上旬

山間部の道端に咲いたヤクシソウの群落でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が訪花していました。
花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:25〜)
後脚の花粉籠は空荷でした。
離陸時以外にも、花上で方向転換などバランスを取る時にも羽ばたいていました。
複数個体を撮影。



熟柿を採食するカケス【冬の野鳥】



2014年12月下旬

雪原に立つカキノキカケスGarrulus glandarius)がジェージェー♪鳴きながら飛来しました。(映像はここから)
熟柿を採食するシーンを撮りたかったのに、カケスは背を向けてしまいました。
カメラに気づいて警戒しているのかな?
嘴を足元の枝で拭ってからは枝に止まったまま辺りをキョロキョロ見回しています。
ピョンピョン跳んで、枝が密生した所へ移動しました。
死角に隠れたつもりなのでしょうか?
確かに羽の模様が保護色になっています。

そこへヒヨドリが途中参加しました。
種間闘争(占有行動)などは特に見られませんでした。
先にヒヨドリが飛び去りました。
最後はカケスもジェージェー♪鳴きながら飛び立ち、近くのスギ林の枝に止まりました。
私がずっと見張っているので、痺れを切らして飛び去ったのかもしれません(苛立ちの鳴き声?)。
飛翔シーンの流し撮りが上手くいきました。

警戒心の強いカケスをこれほど長く、しかも比較的近くで撮れたのは初めてかもしれません。
YouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してあります。
鳴き声を声紋解析してみる? 



2015/04/20

樹皮を採食する雪国のニホンザル♂



2013年2月下旬

雪が積もった灌木に登った野生ニホンザル♂(Macaca fuscata)が採食しています。
この落葉樹の樹種が分からないのですが、太い枝に直接歯を立てて樹皮を剥いだり、小枝を折り取ってその樹皮を食べたりしています。
(今回は冬芽を口にしていないと思います。)
その小枝も少し齧っただけで無造作に落としてしまいました。
右膝の辺りをポリポリ掻いています。
股間の赤い睾丸が前からでも目立つので、成獣の♂ですね。

※ やや逆光気味なので、YouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してあります。


雪が降る日に樹上で鳴くハシボソガラス【冬の野鳥】



2015年1月中旬

激しく雪が降りしきる昼下がり。
シダレザクラの樹上に止まったハシボソガラスCorvus corone)がやや掠れ声で鳴いていました。
最後は鳴きながらフワリと飛び立ちました。


2015/04/19

カキノキの枝を飛び回るツグミ【冬の野鳥:ハイスピード動画】




2014年11月中旬

民家のカキノキに実った熟柿に冬鳥のツグミTurdus eunomus)が2羽群がり採食していました。
採食シーンは既に撮っているので、今回は目先を変えて枝から枝に飛び移る様子を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
枝に止まって採食中にバランスを崩したときも、羽ばたいて器用に姿勢を立て直しました。
枝ぶりが狭く片翼しか広げられなくとも大丈夫でした。

この柿の実は先が尖った形でした。
皮がまるで日焼けしたように黒変した実が目立つのは病変なのかな?


道端で採食するスズメの群れ【冬の野鳥】



2014年12月上旬

除雪した車道の脇には雪が積もっています。
その道端でスズメPasser montanus)の群れが採食していました。
数えると最大で6羽いました。
車が横を通り過ぎると少し退避するも、すぐに戻って来ます。(なかなか逃げようとしない個体もいます。)
地面の枯れ草を掻き分けておそらく草の種子を啄んでいるのだと思いますが、よほど魅力的な餌場なのでしょう。

実は同じ道端で直前までカラスも採食していました。

▼関連記事雪を掻き分け採食するハシボソガラス【冬の野鳥】


ランダムに記事を読む

  • 触られて暴れるヒオドシチョウ垂蛹22/06/2015 - 0 Comments
  • ジョロウグモ(蜘蛛)亜成体♀をガードするα♂:求愛とパトロール18/11/2015 - 0 Comments
  • 巣柄へ蟻除けを塗るキボシアシナガバチ創設女王28/02/2011 - 0 Comments
  • 斑紋の異なるナミテントウ♀♂の交尾22/05/2016 - 0 Comments
  • フランスギクの花蜜を吸うベニシジミ17/08/2019 - 0 Comments