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2026/07/30

落葉二次林で日没後に外出の準備をするホンドタヌキ3頭の家族群:4月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶ 巣口で日光浴中のホンドタヌキ家族が残雪に覆われた林内を歩き回るキジバト?を目ざとく発見【野鳥:トレイルカメラ】 


2025年4月上旬・午後18:30頃・気温7℃・日の入り時刻は午後18:08

残雪が溶けかけた落葉二次林内の営巣地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)3頭の家族群が日没後も依然として巣口で一緒に寄り添って寝そべっています。 
暗くなって赤外線の暗視映像に切り替わると、輝板(タペータム)の反射の有無で一部の個体を見分けられるようになります。 
両親は健常個体で、ヘルパーらしき娘♀hだけが両目失明しています。 

家族全員が完全に覚醒しており、お互いの毛繕いに余念がありません。 
相手の毛皮を舐めるだけでなく、甘噛みもしています。 
ときどき、小声で鳴く声がかすかに聞こえました♪ 

やがて立ち上がると、欠伸をしたり、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたりしています。 

やがて1頭ずつ営巣地を離れ、残雪の林内を歩いて、採餌に出かけて行きます。 
いつものように、健常個体の両親♀♂が先行し、両目失明の個体♀hが殿しんがりを務めます。 


【考察】
昼間に巣穴の入口で日光浴したタヌキの家族が日没後にやる外出前の準備行動は、どの営巣地(休耕地および二次林内)であっても、ほぼ共通している(定形行動、ルーティン)ことが分かりました。 


つづく→

2026/07/28

巣口で日光浴中のホンドタヌキ家族が残雪に覆われた林内を歩き回るキジバト?を目ざとく発見【野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年4月上旬・午後15:00頃・晴れ 

ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)3頭の家族が巣口Rで春の日差しを浴びながらのんびり対他毛繕いしていると、右の個体が上半身を起こして警戒しました。 
耳をそばだてながら、画面の奥を凝視しています。 
まだ残雪に覆われた落葉二次林をこちらに向かって歩いて来る2羽の鳥を見つけたのです。 
動画では遠くて鳥の種類をしっかり見分けられませんが、キジバト♀♂(Streptopelia orientalis)ですかね? 

タヌキの視力が意外に良いことを示す映像が撮れた…とは言い切れません。 
必ずしも視覚でキジバトに気づいたとは限らないからです。 
聴覚や嗅覚で獲物の接近を察知したのかもしれません。 

この後、狩猟本能に駆られたタヌキがキジバトに向かって走り出すことはありませんでした。 
どうせ鳥は飛んで逃げてしまうことを学習済みなのでしょう。 
タヌキの幼獣だったら、地上の鳥を面白半分に追いかけたかもしれません。 
そもそもタヌキはイヌ科であってもハンター型の捕食者ではありません。 


ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 


つづく→

2026/07/26

二次林内の巣口で晴れた午後にのんびり日光浴・毛繕い・昼寝するホンドタヌキの家族群:4月上旬【トレイルカメラ】

 



2025年4月上旬・午後12:55頃〜午後17:40・晴れ

雪国の落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)3頭の家族群が使っている巣穴Rを自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

この日も昼過ぎに家族が連れ立ってやって来ました。 
1頭が巣穴Rの内部を調べたものの、内部環境が気に入らなかったようで(雪解け水が浸水?)、その後は日没までひたすら巣外で過ごしました。 
林床は依然として残雪で覆われていますが、巣口周辺だけは雪解けが早く、地面が露出しています。 
タヌキはその乾いた地面に集まって日光浴しながら毛繕いをしたり、うたた寝したりしています。 

両親♀♂とその娘(両目の輝板を失明したヘルパー♀h)が家族水入らずで春の晴れた日の午後を穏やかに過ごしています。 
発情期にはギクシャクしていた親子関係も、元に戻ったようです。 


2026/07/24

日が暮れても雨が降っても枯野の巣外で寝ていたホンドタヌキ3頭の家族が外出するまで【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年4月上旬・午後18:26〜18:46・雨天・気温8℃・日の入り時刻は午後18:11 

休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)家族の暮らす営巣地を自動センサーカメラで見張っています。 
巣穴の奥はまだ残雪で覆われています。 
晴れた昼間には家族水入らずでひたすら日光浴していたのですが、日没後に暗くなっても3頭のタヌキは巣外に留まったままでした。 
雨が降り出して毛皮が濡れても巣穴に入りたがらないということは、雪解け水が巣内にしみ出して居住環境がよほど劣悪なのだろうと想像しています。 

暗視動画で見ると、1頭の個体だけ両目のタペータム(輝板)がカメラの赤外線を反射していないことがよく分かります。 
両目失明した娘♀hが健常両親♀♂のヘルパーを務めていると考えています。 
両目失明の娘♀hが立ち上がって両親の間に割り込み、身を寄せ合って寝ています。 
発情期は両親が神経質になっていて、ヘルパー個体♀hは常に少し怯えている(気を使っている)印象でしたが、交尾が無事に終わるとまた家族で仲良く暮らせるようになったようです。

やがて寝ていたタヌキは立ち上がりました。
身震いしたり、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたりしています。 
隣の個体と相互毛繕いしています。 

ついにタヌキの家族は1頭ずつ営巣地を離れて、夜の採餌に出かけました。
両親♀♂が先行し、両目失明の個体♀hがいつものように殿しんがりを務めます。 
夜目が効かなくても、鋭い嗅覚と聴覚でなんとか補えるようです。

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

2026/07/20

雪解けが進む春の休耕地の巣穴横で日光浴をして過ごすホンドタヌキの家族群【5倍速映像】

 


2025年4月上旬・午前7:25〜午後13:10頃・晴れ 

雪国の休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の家族が暮らす巣穴を自動センサーカメラで見張っています。 
健常な両親♀♂ペアと、ヘルパーの両目失明♀h個体から成る3頭の家族群です。 

ある晴れた日(4/8)の約6時間弱の様子を5倍速の早送り映像でご覧下さい。 
手前の林縁から巣穴にかけての雪解けが早く、枯れ草に覆われた地面が露出しています。 
その地面が乾くと、タヌキが座ったり寝そべったりして休む時間が長くなりました。
晴れた日中にはほぼ巣口の横で日光浴をして過ごしています。 
ときどき毛繕いしたり、巣穴に出入りしたりもしています。 
周囲を常に見張っていて、何か侵入者の姿を認めると、警戒して巣内に避難しました。 

その前の早春の時期がタヌキにとっては一番居心地が悪そうでした。 
溶けかけてビシャビシャになった残雪の上で休むと毛皮が濡れたり冷たくなったりして嫌なのでしょう。 
巣外で長時間突っ立ったまま暇そうに過ごしていたのです。 



↑【おまけの動画】
早回し加工していない映像素材をブログ限定で公開しておきます。


2026/07/16

ようやく雪が溶けた巣口で日光浴・毛繕いするホンドタヌキ3頭の家族【トレイルカメラ】

 



2025年4月上旬

シーン0:3/21・午後14:39・くもり・気温25℃(@0:00〜) 
雪国の休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の家族が越冬している巣穴を自動センサーカメラで見張っています。 


シーン1:4/4・午前10:10・晴れ・気温11℃(@0:03〜) 
4月になってもタヌキの巣口周辺および手前の林縁の雪が溶けただけで、奥には残雪が広がっています。 

巣口に2頭のタヌキが出てきて身震いし、日光浴しています。 


シーン2:4/4・午前10:11・晴れ(@1:03〜) 
巣口の地面に2頭が座ったり伏せたりして、日向ぼっこしています。 
 途中から3頭目の個体が巣穴から外に出てきて身震いしました。 
鼻面を突き合わせて家族と挨拶しています。 

3頭のうちの1頭は両目を失明した♀h個体と思われますが、明るい昼間はタペータム(輝板)の反射で見分けることができません。 


シーン3:4/4・午前10:17・晴れ・気温12℃(@2:03〜) 
巣口の手前に3頭のタヌキ家族が身を寄せ合うように並んでいました。 
自分で毛繕いしたり、対他毛繕いしたりしています。 
左の個体がのんびり欠伸をしました。 


シーン4:4/4・午前11:07・晴れ・気温12℃(@3:03〜) 
巣内からタヌキがゆっくり外に顔を出しました。 


シーン5:4/5・午前10:51・晴れ・気温16℃(@3:17〜) 
翌日も朝遅くにタヌキが巣口から外に顔を出して、周囲を警戒しています。 
身震いしてから手前に向かってゆっくり歩き出しました。 


シーン6:4/6・午後12:44・くもり・気温15℃(@4:03〜) 
雪解けが進み、奥の雪原もあちこちで地面が露出するようになりました。 


つづく→

2026/07/15

二次林内の巣穴に出入りする雪国のホンドタヌキ:3月下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年3月下旬 

雪国の落葉二次林で越冬中のホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が通ってくる巣穴Rを2台の自動撮影カメラで見張っています。 
興味深い行動を個別の記事にした後の残り物になります。 
せっかく動画を編集したので、ブログ限定で公開します。(手抜き) 

家族群と思われるタヌキが1〜3頭で昼も夜も代わる代わる来ていました。 
同時に登場するのが1〜3頭という意味であって、個体識別をきちんとすれば、のべ頭数はもっと多いのかもしれません。 
ここはメインの巣穴ではなく、たまに使う別宅のようです。 
巣口Rを覗き込んで匂いを嗅いだだけで立ち去ることが多いです。 
早春で雪解けが進むと、巣内が水浸しになって居住環境が劣悪になるのではないかと想像しています。 
単独で来ていても、ときどきクゥーン♪と甲高く小声で鳴いています。 
たまに巣口Rの横の落葉灌木に小便をかけてマーキング(匂い付け)。 
この時期でもときどき雪が降っています。 

シーン1:3/21(@0:00〜) 

シーン2:3/22(@0:19〜) 

シーン3:3/23(@2:02〜) 

シーン4:3/24(@3:39〜) 

シーン5:3/25(@4:52〜) 

シーン6:3/26(@5:03〜) 

シーン7:3/27(@5:13〜) 

シーン8:3/29(@6:46〜) 

シーン9:3/30(@7:05〜) 

シーン10:3/31(@9:41〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。

2026/07/12

交尾期の日中に林内の巣内で休むホンドタヌキの両親♀♂と巣外で単独行動する娘【トレイルカメラ】

 


2025年3月下旬・午前8:55頃〜午後17:05頃・晴れ 

ある1日(3/23)の明るい日中の記録です。 
ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の3頭からなる家族群が落葉二次林にある巣穴にやって来ました。 
ちょうど交尾期(発情期)の真只中で、一夫一妻の両親♀♂と両目の輝板(タペータム)を失明した娘♀h(ヘルパー)の家族です。 
明るい昼間には、輝板の反射による個体識別ができません。 
以下のもっともらしい解釈は、私の想像に過ぎません。

やがて両親♀♂が相次いで巣内に入り、娘♀hだけが巣外に取り残されました。 
もしかすると、この巣穴は狭くて、3頭のタヌキが同時に入ることは無理なのかもしれません。 
娘♀hは独りで二次林内をうろつき始めました。 
夜行性に必要な輝板が両目とも失明しているため、暗い夜にはあまり餌を摂ることができず、空腹なのかもしれません。 
つまり、夜目の効かない娘♀hは必要に迫られて昼行性になり、健常な両親(主に夜行性)とは生活リズムが違うのかもしれません。

しばらくして戻ってきた娘♀hが巣口Rでクゥーン♪と何度も鳴いて呼びかけても、両親は出てきません。 

15分以上も経ってから、ようやく両親が巣穴Rの外に出てきていました。 
しかし娘♀hは、すれ違いで外出していました。 
娘♀hの帰りを待っているのか、巣口Rでのんびり佇んだり、雪を食べたり、毛繕いしたりしています。 

9:30頃、両親は急に何者かの接近に怯えて巣内Rに慌てて逃げ込みました。(緊急避難) 
謎の侵入者の正体は不明です。 
そのまま巣内で眠ってしまったようです。 
いくら発情期の盛りでも、狭い巣内で交尾することはないはずです。 

何度か娘♀hが巣口Rまで戻って来たものの、ラブラブの両親♀♂に遠慮してか(狭くて入れないのか?)中に入ることはありませんでした。 
暇つぶしで周囲の落枝を甘噛みすることもありました。
諦めて再び独りでぶらぶらと立ち去ります。 
他の兄弟姉妹は両親の縄張りを離れて独立してしまったので、遊び相手がいないのです。 

ようやく家族全員(3頭)が合流できたのは、夕方の17:00過ぎでした。 
巣内で5.5時間も昼寝した両親♀♂は、巣口Rで欠伸をしたり、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたり、身震いして土の汚れを振り落としたりしています。 
家族水入らずで対他毛繕いを始めました。 
立場の弱い娘♀hが発情期の両親♀♂から完全に疎外されている訳でもなさそうで、ほっとしました。 

その後にタヌキ一家がこの営巣地を立ち去るシーンがなぜか写っていませんでした。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 


つづく→

2026/07/09

二次林内の巣穴に出入りする雪国のホンドタヌキ:3月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶ 夕方にホンドタヌキ♂がパートナー♀の尻の匂いを嗅いで発情チェックしたら怒られた:3月中旬【トレイルカメラ】 


2025年3月中旬 

シーン1:3/10(@0:00〜) 
ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が落葉二次林で越冬する巣穴を2台の自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 

この冬は記録的な大雪が積もりました。 
この時期に撮れた映像記録の残り物詰め合わせです。 
せっかく編集したのにお蔵入りにするのも勿体ないので、ブログ限定で公開します。 
1〜3頭のタヌキが昼も夜も代わる代わる往来しています。 
この3頭は家族群で、両親♀♂と両目の輝板を失明した娘(ヘルパー)で構成されています。 
個体識別できていないので、他にもよそ者のタヌキが登場しているかもしれません。

シーン2:3/11(@0:07〜) 
巣口Rの雪かき。 

シーン3:3/12(@5:23〜) 
♀♂ペア間で対他毛繕い。 

シーン4:3/13(@10:18〜) 
両目失明個体♀hが夜に単独で登場。 

シーン5:3/14(@11:18〜) 

シーン6:3/17(@11:44〜) 
朝霧。 

シーン7:3/18(@12:03〜) 
昼間に雪舐め。 
ペアで相互毛繕い。 
巣口Rの雪面に座って日光浴。 

シーン8:3/19(@19:17〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


2026/07/04

夕方にホンドタヌキ♂がパートナー♀の尻の匂いを嗅いで発情チェックしたら怒られた:3月中旬【トレイルカメラ】

 

前回の記事:▶ 早春のホンドタヌキが林内の巣穴の横で暇を持て余し落葉灌木や落枝を何度も甘噛み【トレイルカメラ】 


2025年3月中旬・午後17:00頃・晴れ・気温7℃・日の入り時刻は午後17:52 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する二次林内の営巣地で、夕方になっても♀♂ペアが留まっていました。 
晴れた昼間は暖かったものの、日が傾くとだいぶ気温が下がりました。

巣口Rの横で♀♂2頭が横に並んだまま立ち上がっています。 
左の個体♂Lが、右の個体♀Rの尻の匂いを嗅いで発情状態をチェックすると、苛ついた♀が♂に軽く噛み付きました。 
本気で嫌だったらしく、軽く吠えて威嚇しました。 

痴話喧嘩の後、何事もなかったように、♀Rは雪面に座りました。 ♂Lが欠伸をすると、続けて♀Rも欠伸しました。 
タヌキも親密な家族間で欠伸が伝染するのですね! 

やがて、♀Rが自分で毛繕いをしてから、立ち上がって背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしました。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 


つづく→

ハルジオンの花蜜を吸うキオビトビノメイガ(蛾)

 

2026年5月下旬・午後13:55頃・晴れ

里山の山腹をトラバースする林道に咲いたハルジオンの群落でキオビトビノメイガPyrausta mutuurai)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 


とても小さな蛾ですけど、翅の模様のデザインが美しくて好きな種の一つです。
翅を全開にしたまま口吻を伸ばして中心部の筒状花から吸蜜していました。 
背後にクロマルハナバチ♀?(またはベーツ擬態のハナアブ)が飛来しても、この小蛾は気にせず吸蜜を続けています。 

私が動画を撮りながら近づいたら、キオビトビノメイガはハルジオンの花から飛び立ちました。 
高速の羽ばたきによって翅のオレンジ色の斑紋がチラチラと明滅して見えます。
雑草が一面に蔓延る林道を低空で飛んでから、カキドオシの葉の上に留まりました。 
触角を前脚で拭ったり、前脚を口で舐めたりして、身だしなみを整えています。


【考察】
小蛾の中では結構メジャーな種なのに、キオビトビノメイガ幼虫の食餌植物はまだ解明されていないそうです。
最新科学技術を使ってどのようにアプローチすれば良いでしょうか?
ChatGPTにアイデアをもちかけて相談してみました。

Q: 昆虫の中には、幼虫時代の食餌植物がいまだに分かっていない種がいる。採集した成虫を試料とし、DNAバーコーディングによって消化管内に残った微量な餌の種類を突き止めることはできないか? 変態の時期に消化管内の餌は完全に分解されてしまうだろうか?

A: 結論から言うと、ほとんどの完全変態昆虫では、この方法は期待できません。理由は、幼虫から成虫への変態の過程で消化管の内容物がほぼ失われるためです。

もう少し詳しく説明します。

完全変態昆虫(チョウ目、コウチュウ目、ハエ目、ハチ目など)では、終齢幼虫が蛹になる前に**摂食を停止し、消化管内の内容物を排出(gut purge)**することが一般的です。その後、蛹期には消化管を含む多くの組織が大規模に再編成されます。

このため、

  • 幼虫が最後に食べた植物組織

  • 植物DNA

  • 葉緑体DNA

などが成虫までそのまま残る可能性は極めて低いと考えられます。

したがって、成虫の消化管から「幼虫時代の食草」をDNAバーコーディングで特定することは、通常は困難です。

一方、不完全変態昆虫(バッタ類、カメムシ類など)では話が少し違います。幼虫(若虫)と成虫の間で消化管が完全に作り替えられるわけではないので、羽化直後であれば若虫時代の餌が残っている可能性はあります。しかし時間が経って成虫が摂食を始めれば、当然その情報は失われます。


では未知の食草はどう調べているのか?

現在では、いくつかの方法が用いられています。

1. 幼虫を探してDNAバーコーディングする(最も確実)

未知の幼虫を採集し、成虫とDNAバーコードを比較して同種であることを確認します。

これは近年非常によく行われています。


2. 幼虫そのものをDNAメタバーコーディングする

幼虫の消化管内容を解析し、食べた植物を同定します。

こちらは現在かなり一般的な手法です。


3. 成虫が産卵した植物を調べる

雌を飼育して産卵させ、

  • どの植物に産卵するか

  • 孵化幼虫が実際に食べるか

を確認します。


4. 野外で植物表面の卵や幼虫を探す

地道ですが、今でも非常に重要な方法です。


ただし、成虫から食草を推定できる特殊な場合もある

完全変態昆虫でも、

  • 成虫が羽化直後でまだ排便していない

  • 成虫が幼虫時代の巣や材の中で羽化する

ような場合には、体表や直腸付近に幼虫時代の残留物が残っている可能性はゼロではありません。

また、成虫ではなく

  • 蛹殻

  • 幼虫の糞(フラス)

  • 巣材

から植物DNAを検出できる例は報告されています。


むしろ有望なのは「腸内細菌」や「安定同位体」

近年は植物DNAだけでなく、

  • 腸内微生物叢

  • 安定同位体比(炭素・窒素など)

から幼虫時代の栄養源や生活環境を推定する研究も進んでいます。

これらは食草を種レベルまで特定することは難しいものの、「針葉樹由来か広葉樹由来か」「C3植物かC4植物か」といった情報を与えてくれることがあります。


つまり、ご提案の「採集した成虫から幼虫時代の食草をDNAバーコーディングで特定する」という発想は非常に魅力的ですが、完全変態昆虫では変態前の消化管内容がほぼ失われるため、現状では一般的な方法にはなっていません

ただし、この発想自体は研究者も以前から検討しており、その延長として現在は幼虫の糞(フラス)のDNAメタバーコーディングや、**環境DNA(eDNA)**を利用した手法などが発展しています。特にフラスは、幼虫を直接採集できなくても食草を高い精度で推定できるため、未知の食草を解明する有力なアプローチとして期待されています。

2026/07/02

早春のホンドタヌキが林内の巣穴の横で暇を持て余し落葉灌木や落枝を何度も甘噛み【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬〜下旬 

落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 

シーン1:3/15・午前5:42・気温-1℃(@0:00〜)日の出時刻は午前5:48。 
日の出直前に右から来た先行個体のタヌキが、通りすがりに巣口Rをちらっと見下ろしてから、右から生えた落葉灌木の枝を甘噛みしました。 
後続個体は巣口Rに顔を突っ込んで匂いを嗅いでいます。 
巣口Rの窪みから左にピョンと飛び出して、先行個体の後を追います。 

シーン2:3/18・午後15:03・晴れ(@0:41〜) 
♀♂ペアと思われる2頭のタヌキが一緒に来ていました。 
左の個体Lが、巣口Rに生えた細い落葉灌木の枝先をガジガジと甘噛みしました。 
手前の個体Rが巣口Rを点検してから、横に並んだパートナーLに対他毛繕いしました。 

シーン3:3/18・午後15:31・晴れ(@1:42〜)
ペアで来ていたタヌキのうちの1頭が、巣口Rの縁から奥の雪面に出てから、眼の前にあった落葉灌木を甘噛みしました。 
手前の個体は自分で毛繕いを始めました。 

シーン4:3/18・午後15:47・晴れ(@2:42〜)
1頭が再び巣口Rの灌木を甘噛みしました。 
左の個体Lは右の個体Rの尻の匂いを隙きあらば嗅ごうとしているようです。 
♂がパートナーの♀の発情状態をチェックしているのでしょう。 

シーン5:3/23・午前9:05・晴れ(@3:24〜) 
今回はタヌキが単独で巣穴Rに来ていました。
(この個体は、両目を失明したヘルパー♀ではないかと思います。) 
横から巣口Rを塞ぐように伸びている落葉灌木を甘噛みしてから、クゥーン♪と甲高い声でかすかに鳴きました。 
巣口Rの上の縁の残雪を前脚で何度も掻きました。 
もう本格的に雪かきをする必要がないので、ただの暇つぶしでしょう。 
手前に回り込んでから巣口Rに顔を突っ込んで、再び鳴きました♪ 

シーン6:3/23・午前9:27・晴れ・気温24℃(@4:24〜) 
♀♂ペアで来ていたタヌキの1頭が、巣口Rで落葉灌木を甘噛みしました。 
ときどき身震いしています。 

シーン7:3/23・午後16:56・晴れ・気温13℃(@5:24〜) 
両目を失明したヘルパー♀と思しき単独個体が、巣口Rで暇つぶしに落葉灌木や落枝を甘噛みしました。 
ようやく雪面に座り込んで、休んでいます。 

シーン8:3/23・午後17:02・晴れ・気温13℃(@6:10〜)
立ち上がったタヌキが巣口Rに顔を突っ込んで覗き込みながら、クゥーン♪と鳴きました。 
巣口Rの上を塞ぐように倒れている落葉灌木を甘噛みしました。 
小声で鳴いてから、巣穴Rに潜り込みました。 

シーン9:3/25・午後18:12・気温8℃(@7:03〜)日の入り時刻は午後17:58。 
日が暮れた晩に、奥から来たタヌキのペアが監視カメラを見上げていました。 
このペアのタペータム(輝板)は正常に赤外線を反射しています。 

左の個体Lが自分で毛繕いをしたり、欠伸や身震いをしました。 
体を少し掻いてから、目の前の落葉灌木を甘噛みしました。 
その後、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしました。 
これは出巣直後のタヌキによく見られる行動ですけど、今回の文脈とは合いません。 
再び落葉灌木に甘噛みしました。 


※ タヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


【考察】 
この時期のホンドタヌキは営巣地でもとにかく退屈そうです。
巣口R付近で落葉灌木や落枝を何度も甘噛みする謎の行動が見られました。

邪魔な枝を折ろうとしている訳でもありません。 
冬の積雪で押しつぶされた灌木をぐいぐい引っ張って掘り出そうとしている訳でもありません。

これは空腹しのぎの行動なのでしょうか? 
 食べられる餌かどうか調べる探索行動なのかもしれません。 
しかし、タヌキはたとえ厳冬期でもニホンザルのように樹皮を食べることはありません。
私には手持ち無沙汰の暇つぶしに見えました。

営巣地の残雪が完全に溶ければ、タヌキは露出した地面に寝そべってのんびり日向ぼっこをするようになるのですが、早春の溶けかけた残雪に座ると毛皮がビシャビシャに濡れて(冷たくて)嫌なのかもしれません。

タヌキは主に夜行性なので、昼間は巣穴で寝ていることが多いはずです。
しかし、雪国のタヌキはこの時期、滅多に巣穴に入らなくなりました。
早春の時期は巣穴の中に雪解け水がしみ出しくる結果、敷き藁(寝床)も濡れて居住環境が劣悪になるのではないかと予想しています。
春の到来はタヌキにとって嬉しいことだけではないのかもしれません。
タヌキが居ないときに巣内にカメラを突っ込んで中の様子を撮影し、確認してみないといけません。



つづく→

アズマシャクナゲの花蜜を吸うニッポンヒゲナガハナバチ♂

 

2026年4月下旬・午後12:40頃・晴れ 

民家の裏庭に咲いたアズマシャクナゲの植え込みでニッポンヒゲナガハナバチ♂(Eucera nipponensis)が訪花していました。 
長い触角は、ヒゲナガハナバチ属の雄蜂♂に特有の形質です。
正当訪花で吸蜜しながら、左右の後脚を擦り合わせていました。 
付着した花粉を払い落としているのでしょう。 
♀と違って雄蜂♂は花粉を集めることはありませんし、後脚に花粉籠もありません。 
口元をよく見ると、黒い口吻を伸ばして蜜腺に差し込んでいました。 

飛び去る瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:40〜) 
前翅の亜縁室が3個(緑の矢印@0:43)だったことから、ニッポンヒゲナガハナバチと判明。 


【アフィリエイト】 

2026/06/28

雪原の営巣地で交尾するホンドタヌキ♀♂とそれを邪魔する娘?:3月中旬【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬・午前11:30〜午後12:00頃・晴れ 

残雪に覆われた休耕地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の家族群(両親と娘の計3頭)が暮らす営巣地を2台の自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:3/12・午前11:31・気温20℃(@0:00〜) 
画面の右端で大雪が積もって折れたオニグルミ灌木にお転婆なタヌキ♀cが登っていたので、ビックリしました。(初見です) 
タヌキは木登りが苦手なはずなのに、とても意外でした。 
木登りする瞬間が撮れてないのは残念です。 
雪面から跳び乗ったのかな? 

巣口に居た両目失明♀hが、身震いしてから、両親♀♂のいる右へ向かって歩き始めました。 
♂もオニグルミの木に近づこうとしたら、溶けかけた雪面に足がズボッと潜りました。(@0:14〜) 
地上の2頭も、♀の真似をして木登りしたがっているのか、少なくとも興味を持ったことは間違いありません。 

♂が強引に木登りしようとしたら、狭くて滑りやすい止まり木でバランスを崩し、♀♂ペアは一緒に雪面に落ちました。 
どうやら、♂がオニグルミ樹上で♀の尻の匂いを嗅いで、背後からマウントしかけたら、足元が滑ったようです。 


樹上から無様に落ちてもめげない♂は、♀の背後に回り込んで遂にマウントしました!(@0:40〜) 
そのまま♂が腰をスラストしたので、交尾行動で間違いありません。 
その間、♀は頭を下げて姿勢を低くしました。 
交尾の前後にタヌキの鳴き声♪はまったく聞き取れませんでした。 

興味深いのは、3頭のうち交尾にあぶれた個体の行動です。
交尾中の♀♂ペア(両親)に娘♀hが無邪気に近寄ってきました。 
マウンティングしている♀♂ペアの間に割り込もうと邪魔しています。 
擬人化するとかなり気まずい状況です。
もしかすると、それまで娘はタヌキの交尾行動を見たことがなくて、両親が遊んでいるのかと勘違いして仲間に入ろうとしたのかもしれません。 
だとすると、結果的に娘への性教育になっている可能性があります。 
実は、両目失明のヘルパー個体の性別を私は見分けられていないのですが、もし息子♂(あぶれ♂)だとすると、交尾を邪魔された父親♂は激怒するはずです。 
そもそも発情期が来る前に、両親(特に父親)は息子にたとえハンディキャップがあっても縄張り内に残ることを許さず、他の兄弟(姉妹)と一緒に追い出していたはずです。(子別れ) 
今回、発情した両親の交尾を妨害しても怒られなかったということは、両目失明のヘルパー個体は娘♀だろうという推測が強まりました。 


シーン2:3/12・午前11:43・くもり・気温21℃(@1:00〜) 
次に監視カメラが起動したのは、約10分後でした。 
 画面右下の雪上で、♀♂ペアが交尾を続けています。 
オニグルミの木の根元の雪が溶けて地面が露出した窪みで交尾しているので、♀の姿がよく見えません。 

やがて、交尾中の♀が背後を振り向いて、嫌がり始めました。(@1:15〜) 
暴れる♀を背後から♂が首筋を噛みながら組み伏せたようです。
(よく見えないので、アナグマの交尾行動からの類推です。) 

その間、両目失明のヘルパー個体♀hは、交尾中の両親♀♂から離れて、逆の左を向いて佇んでいます。
 「いいから、あっち行ってろ!」と両親に追い払われたのでしょうか? 
身震いしてから巣口に歩いて戻り、周囲を警戒しています。 


シーン3:3/12・午前11:56・晴れ・気温23℃(@2:00〜) 
12分後に監視カメラが再び起動すると、あぶれ♀(両目失明のヘルパー個体♀h)が巣口から居なくなっていました。 
入巣または外出したのかもしれません。 

交尾を終えた♀♂ペアが互いに少し離れて、巣口の右の雪原に佇んでいました。 
右の個体Rが身震いしてから、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしました。 
左の個体Lが体をねじって毛繕いを始めました。 
私はまだ外見でタヌキの性別をしっかり見分けられません。 
♂の体格が♀よりも少し大きいらしいので、交尾後の♂が自分の陰茎を舐めているようです。
♀♂ペアが並んでいるのに、対他毛繕いなどの後戯はありませんでした。(賢者タイム?) 
右の個体♀Rがパートナー♂Lの横を歩いて通り過ぎ、巣口に辿り着きました。 




【考察】 
ようやくこの重要な動画を紹介できる日が来ました。 
トレイルカメラの設置場所を変更したおかげで撮れた、スクープ映像です。 

「猿も木から落ちる」ならぬ、「狸も木から落ちる」という貴重な映像が撮れました。 
前評判通り、タヌキの木登りは下手糞でした。
幸い地上からの高さも低く、雪面のクッションがあるおかげで、落ちた2頭は無傷で済みました。 
この近くで昨年見かけた、下半身が麻痺したホンドタヌキ個体は、交通事故ではなく、木登り中に落ちて脊髄を損傷した、という新しい可能性も出てきました。 

もしかすると、ホンドタヌキ♂からのしつこい求愛を嫌がって、身軽な♀が樹上に逃げたのかもしれません。 
穿った解釈をすると、発情した♀が求愛する♂をふるいにかける行動かもしれません。 
つまり、♀の後を追って木登りできるぐらい運動能力の高い♂を交尾相手として選ぶのです。 


ホンドタヌキの交尾行動を無人カメラで初めて撮影することができました。
(もちろん発情期にはカメラに写らない所でも交尾を繰り返しているはずです。)
両親♀♂が娘の目の前で交尾していました。
父親が娘(両目失明のヘルパー♀h)に交尾を挑まなかったのは、性的に未熟で発情もしていないからでしょう。 
近親婚を避けるように本能でプログラムされているのかな?(インセスト・タブー
しかし、父親のタヌキが息子を縄張りから追い払う(子別れ)ということは、母親と交尾する可能性がある息子を性的なライバルとみなしていることになります(エディプス・コンプレックス)。


タヌキの交尾についてPerplexity AIを相手に問答してみました。

Q1: 交尾中のタヌキの♀♂ペアに、別個体が近づいて邪魔しようとした。この行動を繁殖干渉と呼ぶのは不適切か?

A1:この状況を繁殖干渉と呼ぶのは適切ではありません。繁殖干渉は、異なる種の個体間で起こる現象を指します。

繁殖干渉(Reproductive interference)は、以下の特徴を持つ現象です:

異種の個体が配偶過程で相互作用する

その結果、関与する個体の一方または両方の適応度が低下する

個体が誤認をしたり、自種を識別できないことが原因で生じる

タヌキの事例では、同種の個体間での相互作用であるため、繁殖干渉の定義に当てはまりません。

この状況はむしろ、同種内での繁殖競争や交尾妨害と呼ぶべきでしょう。多くの動物種において、オス同士が交尾の機会をめぐって競争することは一般的な行動です。

繁殖干渉は、昆虫、哺乳類、鳥類、両生類、海洋生物、植物など、さまざまな分類群で確認されていますが、あくまでも異種間の現象です。


Q2: 同じ巣穴でホンドタヌキの♀♂ペア以外にもう1頭が冬からずっと同居している。タヌキの性別や年齢を私には見分けられないのだが、この個体は前年に産まれたヘルパーだろうか? 営巣地の近くで交尾する♀♂を少し妨害した後は巣口に戻っておとなしく見ていたので、あぶれ♂かもしれない。しかしあぶれ♂と♀♂ペアが普通に同居するとは思えない。3月中旬に山形県でトレイルカメラによる観察。

A2:ご観察された状況は非常に興味深いです。ホンドタヌキの通常の社会構造と繁殖行動を考慮すると、以下のような可能性が考えられます:

前年生まれの子供(ヘルパー)
観察された3頭目の個体が前年に生まれた子供である可能性が高いです。タヌキは通常、春から初夏にかけて3-5匹の子供を出産します。前年生まれの子供が親と同じ巣穴で冬を過ごすことは珍しくありません。

繁殖期の行動
3月中旬は、タヌキの繁殖期にあたります。この時期、前年生まれの子供が親の交尾を妨害しようとする行動は、自然な現象かもしれません。ただし、その後おとなしく見ていたという観察結果は、この個体が完全に性的に成熟していない可能性を示唆しています。

社会構造の柔軟性
タヌキは基本的に一夫一妻制ですが、その社会構造には柔軟性があります。特に冬期は、生存のために複数個体が同じ巣穴で過ごすことがあります。

あぶれオスの可能性
観察された個体があぶれオスである可能性も完全には否定できませんが、通常、あぶれオスが繁殖ペアと長期間同居することは稀です。

個体識別の難しさ
タヌキの性別や年齢を外見から判断するのは非常に困難です。トレイルカメラによる観察では、さらに判別が難しくなります。

結論として、観察された3頭目の個体は、前年に生まれた子供(ヘルパー)である可能性が最も高いと考えられます。この個体が親の交尾を軽く妨害した後、おとなしく見ていたという行動は、性的に完全には成熟していない若い個体の特徴と一致します。




Q3: 3頭目の個体の性別を推理したい。前年生まれの子供が親と同じ巣穴で冬を過ごす場合、子供の性別は♀♂両方ありえるか? タヌキで親と同居するヘルパーは♀に限る、というような知見は得られているか?

A3:3頭目の個体の性別について、以下のように推理できます:

前年生まれの子供の性別
タヌキの場合、前年生まれの子供が親と同じ巣穴で冬を過ごす際、♀♂両方の可能性があります。タヌキの社会構造に関する具体的な情報は限られていますが、近縁種であるキツネの例を参考にすると、♀♂両方が親と同居する可能性があります。

ヘルパーの性別
タヌキにおいて、ヘルパーが♀に限るという明確な知見は得られていません。しかし、キツネの例を見ると:

ホンドギツネでは、前年生まれのメス(ヘルパー)が母親の子育てを手伝うことが知られています。

ヘルパーは最大4頭になることもあります。

オスも子供が生後1ヶ月頃までは子育てを手伝いますが、その後は家族群に加わらなくなります。

タヌキの社会構造
タヌキの社会構造は柔軟性があり、冬期には生存のために複数個体が同じ巣穴で過ごすことがあります。これは♀♂両方の若い個体が含まれる可能性を示唆しています。

性別判断の難しさ
タヌキの性別を外見から判断するのは非常に困難です。特にトレイルカメラによる観察では、さらに判別が難しくなります。

結論として、3頭目の個体の性別は♀♂両方の可能性があります。タヌキに関する具体的な研究データが限られているため、キツネの例を参考にすると、ヘルパーとして同居する可能性が高いのは♀かもしれません。しかし、タヌキの社会構造の柔軟性を考慮すると、♂が同居している可能性も完全には否定できません。

より正確な判断のためには、タヌキに特化した長期的な観察研究が必要です。現時点では、3頭目の個体が♀である可能性がやや高いと推測されますが、♂である可能性も排除できません。


Q4: キツネと違ってタヌキではヘルパーは存在しない(報告されていない)のか?

A4:タヌキにおけるヘルパーの存在については、キツネほど明確な報告はありませんが、完全に存在しないとは言い切れません。

キツネとの比較
ホンドギツネでは、前年生まれのメス(ヘルパー)が母親の子育てを手伝うことが明確に報告されています。ヘルパーは最大4頭になることもあり、オスも子供が生後1ヶ月頃までは子育てを手伝います。

タヌキの社会構造
タヌキは基本的に一夫一妻制をとり、オスとメスが協力して子育てをします。しかし、タヌキの社会構造には柔軟性があり、環境に応じて変化する可能性があります。

タヌキのヘルパーに関する研究
タヌキのヘルパーに関する直接的な報告は少ないですが、いくつかの研究がタヌキの社会構造の複雑さを示唆しています:

東京都心部の赤坂御用地での研究では、タヌキが行動圏およびコアエリアを大きく重複させて生息していたことから、孤立緑地内でのタヌキの社会構造が一般的な一夫一妻制の社会構造ではない可能性が示唆されています。

タヌキのタメフン場(排泄場所)は、単なる排泄の場としてだけでなく、情報交換の場として利用されており、家族および隣接個体の確認や相互許容の機能など、タヌキの社会構造に深くかかわっていることが指摘されています。

結論
タヌキにおけるヘルパーの存在は、キツネほど明確には報告されていませんが、完全に否定されているわけでもありません。タヌキの社会構造の柔軟性や、一部の研究結果から、環境によってはヘルパー的な役割を果たす個体が存在する可能性は否定できません。

ただし、タヌキの社会構造や繁殖行動に関する研究はまだ十分ではなく、より詳細な調査が必要です。今後の研究によって、タヌキにおけるヘルパーの存在や役割がより明確になる可能性があります。

Q5: タヌキは交尾後に着床遅延するか?

A5: タヌキ(Nyctereutes procyonoides viverrinus)は、交尾後に着床遅延を行うという明確な証拠は提供されていません。タヌキの繁殖サイクルについて、以下の情報が分かっています:

タヌキの繁殖期は1月から3月頃で、この時期にオスとメスがペアを形成し交尾します。

妊娠期間は約60〜65日間です。

出産は通常4月から5月にかけて行われ、2〜6頭(最大12頭)の子を産みます。

これらの情報から、タヌキの繁殖サイクルは比較的直線的であり、交尾から妊娠、出産までの期間に明確な遅延は見られません。着床遅延は、提供された検索結果ではタヌキについて言及されておらず、むしろニホンアナグマ(Meles anakuma)の特徴として述べられています。

したがって、現在の情報では、タヌキが交尾後に着床遅延を行うとは結論付けられません。タヌキの繁殖生理について更なる研究が必要かもしれません。




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2026/06/26

雪原の営巣地でホンドタヌキ♂が♀の発情状態をチェック・家族団らんの相互毛繕い:3月中旬【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬

冬は雪原となる休耕地で、ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の営巣地を2台のトレイルカメラで見張っています。 
いよいよ交尾期が始まるので、撮り漏らしを減らすために、トレイルカメラをもう1台増やしました。 

遂に、この日は重要な出来事が起こります。 


シーン1:3/12・午前7:10・晴れ・気温0℃(@0:00〜) 
朝からなぜか画面全体がぼんやり曇っています。 
レンズに霜が付着したのか、朝霧が発生しているのかもしれません。 
※ このシーン1だけ編集時に自動色調補正を施し、5倍速にしました。
(早回し映像にしたほうが、霧の中でも行動を読み解きやすくなるのです。)


右から3頭のタヌキが次々と帰巣しました。 
そのまま入巣するかと思いきや、巣口の手前で別々に立ち止まっています。 
先行の2頭が入巣した後も、最後尾の3頭目が巣外に留まっています。 
これまでの行動パターンでは、先行する2頭が♀♂ペア(両親)で、殿しんがりを務めているのが両目失明個体(ヘルパー♀h)と予想しています。 


シーン2:3/12・午前7:36・晴れ・気温2℃(@0:12〜) 
約25分後、レンズがクリアになっていました。 

巣穴から外に出てきたばかりの♀♂ペアが雪原を右に移動していました。 
先行個体♀が雪面の匂いを嗅ぎ回ってから、体をねじって毛繕いを始めました。 
後続の♂個体が立ち止まったまま身震いしました。 

♂が♀に近づくと、♂から♀への対他毛繕いを始めました。 
その流れで♂は♀の尻の匂いを嗅いで、発情状態をチェックしています。 
尻や陰部を舐められた♀は尻尾をピクピク持ち上げました。 
素人目には、♀も発情しかけているような気がします。 
(発情チェックの行動でようやくペアの性別が確定したので、遡って性別を記したのです。) 

その間に、ヘルパー個体(両目失明♀h)が巣口から顔を出して、♀♂ペアの様子を眺めています。
(タペータムの反射機能が消失していても、明るい昼間の視覚は問題ないと推測しています。)


シーン3:3/12・午前8:36・晴れ・気温9℃(@1:12〜) 
1時間後にも、3頭の家族群が営巣地の雪原をうろついていました。 
巣穴へ向かって右から順番に(1頭ずつ)歩いてきます。 
個体識別ができていませんが、先行する2頭が両親♀♂ペアで、いつも最後尾を歩いているのがヘルパー個体(両目失明♀h)なのでしょうか。 


シーン4:3/12・午前8:37・晴れ(@2:12〜) 
狭い巣口に3頭の家族がひしめき合っていました。 
三つ巴で対他毛繕い、相互毛繕いしてるようです。 



つづく→いよいよ交尾が始まります。

2026/06/25

シダレザクラの樹上で相互羽繕いするキジバト♀♂(冬の野鳥)

 

2025年3月中旬・午後13:15頃・雨天 

民家の庭でシダレザクラ(枝垂桜)のやや太い横枝にキジバト♀♂(Streptopelia orientalis)が仲良く並んで留まっています。 
雨(みぞれ?)が降っているのに雨宿りをしないのは、羽根に撥水性があるからです。 
そのためには、日頃の手入れ(羽繕い)が欠かせません。 
尾脂腺から分泌される油分を嘴で羽根に塗り拡げているのです。
ときどき身震いして、雨で濡れた羽根の水気を切ります。 

途中からはパートナーに寄り添って、甲斐甲斐しく相手の羽繕いをし始めました。 
もしかすると、ビリング(キス)かもしれません。 

スズメPasser montanus)の群れも同じ止まり木に集まっているようで、賑やかに鳴き交わす声が近くから聞こえます。 

やがて、隠し撮りしている私の存在がバレたようです。
警戒したキジバトの♀♂カップルは、枝伝いに歩いたり少し飛んだりして移動し、死角に隠れてしまいました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 雨音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

2026/06/24

ヘルパーが雪の下に貯食した餌を翌朝に掘り出して食べるホンドタヌキ♀と発情チェックに余念がない♂【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬 

シーン1:3/11・午前5:49・気温-4℃(@0:00〜)日の出時刻は午前5:54。 
夜明け直前なのにもうだいぶ明るいのは、雪明り(雪面からの反射)のおかげです。 
いつも行動を共にしているホンドタヌキNyctereutes viverrinus)3頭の家族群が、落葉二次林内の越冬用営巣地にまた来ていました。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

殿しんがりを務めているのは、おそらく両目を失明した♀h個体でしょう。
明るい日中には、輝板の反射で失明状態を見分けることができません。
雪深い林床を横切って、巣口Rへ向かいます。 

先行する♀♂ペアが右奥で、雪面のある地点に穴を掘って匂いを嗅いでいます。 
ここは前日の夕方に、両目失明個体♀hが運んできた獲物(生魚)を雪の下に埋めて隠した地点です。 


母親♀が獲物の匂いを嗅ぎ当てて、雪の下から掘り出そうとしています。 
(あるいは既に魚?の死骸をガツガツと食べているのかもしれませんが、よく見えません。) 
せっかく前日に両目失明個体♀hが隠した貯食物を、母親♀に奪われてしまいました。 
怒ったり抗議したり獲物を取り返そうとしたりしないのも、切ない話です。 
居候のヘルパーとして、両親♀♂に給餌するのは当然の行動(貢ぎもの)なのかな? 

貯食物を食べる♀の横で、♂が♀の尻の匂いを嗅いで発情状態をチェックしています。 
それに反応して、♀が尻尾を少しずつ上げました。 
尻や陰部を♂に舐められて、性的に興奮しているのでしょうか。 
次に、♂が右後脚を持ち上げながら♀の体に小便をかけて、匂い付け(アロマーキング)しました。 
食い気よりも色気の♂は、再び♀の発情チェック。 

その間、両目失明個体♀hは巣口Rに座って、♀♂ペア(両親)のいちゃつく様子を見守っています。 
(両目のタペータムを失明した個体が昼間にどのぐらい見えているのか、不明です。) 

母親♀が顔を上げたときに、口をモグモグと咀嚼していました。 
父親♂は、さっきと逆の左後脚を持ち上げながら、♀の体にまたまた排尿マーキング(アロマーキング)。 


シーン2:3/11・午前5:49・気温-4℃(@1:00〜) 
巣口Rで座って休む両目失明個体♀hの様子が、別アングルに設置した監視カメラでも撮れていました。 
群れ(家族)内での順位が明らかに低いようで、今回も怯えたようにビクビクしている印象です。 
貯食物を奪われて、空腹なのでしょうか。 
しばらくすると、自分で毛繕いを始めました。 

そこへ左から父親♂がやって来て、巣口Rを点検します。 


シーン3:3/11・午前5:50(@2:00〜)
再び広角の監視映像に戻ります。 
母親♀が右奥で貯食物を食べ続けています。 

父親♂が♀から離れて巣口Rへ向かうと、両目失明した娘♀hの横を通り過ぎたましたが、鼻面を少し近づけただけで互いに没交渉でした。 
そのまま父親♂は、左上奥の林内へどんどん歩き去ります。 
通りすがりに、落葉灌木の根元に排尿マーキングした…かもしれません。 

ようやく貯食物を食べ終えた母親♀も、左へ少し歩いて移動しました。 
雪面に佇み、先行する♂の後ろ姿を見送ります。 


シーン4:3/11・午前5:51(@3:00〜)
両目失明個体♀hが巣口Rからようやく立ち上がり、先行する♂の後を追って、右下手前へ歩き始めました。 
放射冷却現象で雪面がカチコチに凍っていて、タヌキは足が潜らずに歩けます。 
最後尾を歩く♀の姿も、しばらくして画面の左下隅にちらっと写りました。 


【考察】 
両目失明した♀h個体がせっかく運んできた獲物(生魚?)を夕方に営巣地の雪の下に埋めて隠したのに、自分では食べることができず、翌朝に母親♀が見つけて食べてしまいました。 
営巣地の天然の冷蔵庫内に保存してある食料は、家族が誰でもいつでも食べて良いしきたりなのでしょうか。 
両目失明した♀h個体がヘルパーだとしたら、両親の繁殖を助けて給餌するのも当然の行動です。 
両親が出産どころか発情・交尾する前から、ヘルパー♀hが実家に餌を運んできたことになります。 

今回観察した行動から、立場の弱い両目失明個体は両親♀♂のヘルパー(性別はおそらく♀)なのだろうと私は確信したのです。 

しつこくつきまとって発情チェックやアロマーキングを繰り返す♂に対して、♀も反応を示すようになりました。
いよいよ交尾しそうです。


2026/06/23

サクランボの樹上で羽繕いするスズメの幼鳥(野鳥)

 

2026年5月下旬・午後14:05頃・晴れ 

郊外の住宅地で民家の庭木として植栽されたサクランボスズメPasser montanus)の幼鳥を見つけました。 
まだ口角(嘴の根元)が黄色い幼鳥が、サクランボの細い横枝に留まっています。 
足元の枝に嘴を擦り付けました。 

風が吹いて止まり木がザワザワ揺れても、スズメの幼鳥はその場から動かずに、羽繕いを始めました。 
その合間に、右足で痒い頭を掻いたり、嘴を大きく開けて欠伸したりしています。 

サクランボの果実が赤く熟して食べ放題なのに、私が見ている間に、この個体は一度も自力でサクランボ熟果を採食しませんでした。 
もう散々食べた後で満腹というよりも、巣立ったばかりの幼鳥はまだ食べ方(採食法)を知らず、親鳥から口移しで巣外給餌してもらうのを待っているのでしょう。 




2026/06/15

山道で出会ったニホンザルの大群

 

2024年10月上旬・午後14:20頃・くもり 

私が峠道を歩いて下山して麓の里に近づくと、前方の路上に野生ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の群れがたむろしていました。 
私とは逆に、麓の方から登ってきたようです。 
(里の集落から追い払われてきた?)
車道にはクリの落果が散乱しています。 
遊動の途中で栗拾いして食べるニホンザル個体がいました。 
道端に座って自分で毛繕いしたり、道に寝そべって仲間に対他毛繕いしてもらったり、のんびりしています。 
対他毛繕いからの流れでマウンティングに発展することもありました。 
GPSや電波発振器の付いた黒い首輪を装着している個体も群れには含まれていました。 
元気な子猿は走り回ったり、道端の木に登ったり飛び降りたりしています。 

時間に余裕があれば猿をもっとじっくり腰を据えて観察するのですけど、山から早く帰らないといけない私は、動画を撮りながらゆっくり歩いてニホンザルの群れに近づきました。 
警戒した猿たちは、舗装路の左右の茂みに逃げ込みました。

2026/06/11

雪国でキジ♀♂の群れが小川沿いで採食した後に雪原を歩いて止まり木へ(冬の野鳥)

 

2025年3月上旬・午前9:00頃・くもり 

夜中から早朝にかけて少し雪が降り、うっすらと乾雪が積もりました。 
郊外で1羽のキジ♂(Phasianus versicolor)が雪原(雪の積もった畑)を歩いて来る姿を見つけて、なにげなく動画を撮り始めると、なかなか面白いドラマが見れました。 

雪面にキジ♂の歩いた足跡が残ります。 
軽く羽ばたいて、手掘りの細い用水路を飛び越えました。 
小川の岸に沿って雪解けが進んでいるのですが、そこでキジ♂は採食を始めました。 
少ない積雪を嘴でかき分け、雪に埋もれ青々とした草(イネ科植物)を啄みました。 

♂に注目していた私は初め気づかなかったのですが、地味なキジ♀も近くで採食していました。 
雪が溶けて地面が露出した小径で、泥濘を啄んでいます。 
草の種を拾い食いしているのでしょう。
他にはツグミTurdus eunomus)も仲良く採食していたようで、ホッピングしながら地上を横切りました。(@1:27〜) 

少しの食事で満腹になったのか、キジ♂は再び用水路を飛び越えて、左の雪原に戻って行きます。 
トコトコ歩き去る後ろ姿をずっと撮り続けると、民家の敷地へ入りました。 
雪国(豪雪地帯)では一冬に何度も屋根から雪下ろしするので、軒下に雪の山が形成されます。 
キジ♂はその上を乗り越えて更に奥へ向かいます。 
最後は右折して民家の陰に隠れてしまい、姿を見失いました。 

その後、2羽のキジ♀が♂の後をトコトコ追いかけて行きました。 
繁殖期にはまだ少し早いですけど、キジは♂1♀2のハレム(群れ)を形成していたことが分かりました。 
体重の重いキジは飛ぶのが苦手で、長距離の雪道(悪路)でも歩いて移動します。 
薄っすらと積もった新雪の表面にキジ♀♂の歩いた足跡が残ります。 

【アフィリエイト】 


雪に埋もれかけた落葉樹(庭木の桜?)に辿り着くと、ようやく落ち着いて立ち止まりました。 
「庭には二羽雉♀がいる。」 
キジ♀の羽根は♂とは違って地味な保護色で、確かに落葉樹の下では目立ちません。 
身震いしたり、広げた尾羽を左右に素早く振ったり、翼をバサバサと羽ばたかせたりしました。 

やがて、1羽のキジ♀が雪面から落葉樹上に飛び上がりました。 
ここが夜のねぐらだったのかな? 
もう1羽は飛ばずに、歩いて低い横枝を伝って木に登りました。
2羽のキジ♀は同じ止まり木で左右に少し離れて休みます。 
しかし片方の♀は落ち着かず、枝から枝へ少し飛んで(軽く羽ばたいて)移動しました。
雪原に一旦下りると左から回り込んで、同じ止まり木の別な枝に登り直します。 

最後に、キジ♀が羽ばたいて止まり木に飛び上がるシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@6:33〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】
雪国で留鳥として逞しく暮らすキジ♀♂の様子を観察できました。
せっかく小川に来たのに、キジ♀も♂も水を浴びたり飲んだりしませんでした。 
あちこちの水場に無人カメラ(トレイルカメラ)を設置しても、キジのそうした行動はなぜか一度も撮れたことがありません。 
冬には雪を食べて喉の乾きを癒やすのかもしれません。 


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