2017/05/20

杉の実を採食するシジュウカラ(野鳥)の群れ



2016年11月下旬

▼前回の記事 
杉の実を採食するヒガラ(野鳥)の群れ


峠道の横の斜面に生えたスギ林で遭遇したカラ類の混群の中で、シジュウカラParus minor)もスギの球果を啄んで採食していました。
冒頭シーンは、コガラPoecile montanus)が休んでいた枝にシジュウカラが乱入して追い払いました。
混群で個体数が多いのはシジュウカラでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



秋風に吹かれて飛ぶガマの綿毛【風散布型種子】



2016年11月下旬

農村部の休耕田にガマ(蒲)の群落が生えていました。
晩秋の秋風に吹かれて、熟した穂先から白い綿毛がフワフワと飛んでいきます。
空気抵抗を大きくするために冠毛を付けた種子が風任せで遠くまで散布される仕組みは風散布の一種です。
タンポポの綿毛がその代表例です。


鷲谷いづみ、埴沙萠『タネはどこからきたか? (Nature Discovery Books)』によると、

・ガマは、冠毛のある細かいタネを大量につくり、強い風でなければ飛ばないように穂の形にまとめ、その穂を高く掲げる。風でタネを飛ばす名人中の名人だ。その分散力の大きさが、ガマを世界中に広げているといってもよいだろう。(p21より)
・いかにも身軽そうな微細なタネは、ときに数千mの高度まで舞い上がり、水平距離にして数百kmも飛ぶことがあるという。(p9より)




埴沙萠『科学のアルバム:たねのゆくえ』p1によると、

風にとばされたガマのわた毛は、やがて水面におちてながされ、さらに遠くへはこばれていきます。



▼関連記事
ガマの穂の綿毛はフワフワ

このとき(6年前の2010年11月上旬)は未だ少し未熟な穂を手でほぐして中に詰まっていた綿毛を風に飛ばせる実演をしました。
今回はご覧のように、自然に綿毛が飛ばされていく様子を動画に撮りました。


2017/05/19

杉の実を採食するヒガラ(野鳥)の群れ



2016年11月下旬
▼前回の記事 
杉の実を採食するコガラ(野鳥)の群れ


峠道の横の斜面に生えたスギ林で遭遇したカラ類の混群の中で、ヒガラPeriparus ater)もスギの球果を啄んで採食していました。
やや遠いのですが、互いに鳴き交わす声がかすかに聞こえます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2017/05/18

杉の実を採食するコガラ(野鳥)の群れ



2016年11月下旬

峠道の脇の斜面に生えたスギ林でカラ類の混群と遭遇しました。
スギの球果を啄んで採食しているようです。
混群の中でも、まずはコガラPoecile montanus)に注目した採食シーンをまとめました。
やや遠いのですが、互いに鳴き交わす声がかすかに聞こえます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


帰ってから『野鳥と木の実ハンドブック』p70で復習してみると、私が観察した通りでした。

(スギの)種子は10月頃から熟すが、鳥は厳冬期の頃に採食することが多い。採食する鳥の種類はあまり多くはない。(シジュウカラ類、アトリ、マヒワなど。)

2017/05/17

落葉した木に集まるヒヨドリとツグミの混群(冬の野鳥)



2017年2月上旬

雪がちらつく日に、街中のお屋敷の庭でヒヨドリHypsipetes amaurotis)と冬鳥のツグミTurdus eunomus)が樹上に群れていました。
ときどき枝から枝へ飛び移っています。
この立派な庭木はおそらく桜ではないかと思います。
落葉した樹冠に冠雪しています。
右隣に植えられたエゾノコリンゴの木の果実を採食していた混群が、私に警戒して一時的に桜の枝へ退避したようです。

▼関連記事
エゾノコリンゴの果実を採食するヒヨドリの群れ【冬の野鳥】

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


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