2019/04/23

河原の葦原で羽繕いするスズメ(野鳥)



2018年10月下旬

夕方の河原のアシ原でスズメPasser montanus)の群れが休んでいました。
もう塒入りする時間なのでしょうか?
しかし警戒心が強く、私がカメラのレンズを向けた途端に大多数のスズメは飛んで逃げてしまいました。

居残った個体が念入りに羽繕いを続けています。
葦の穂の陰になっているので、安心しているのでしょう。

私の背後で民家の番犬がうるさく吠え続けているので、撮影を早めに切り上げて退散します。


スズメ(野鳥)@河原:葦原+羽繕い


ニホンアマガエルはニホンミツバチ♀を狩るか?



2018年10月中旬

農道沿いに咲いたセイタカアワダチソウの群落でニホンミツバチApis cerana japonica)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠はほぼ空荷なので、花粉よりも花蜜が目当てなのでしょう。

ミツバチが吸蜜しているセイタカアワダチソウの花穂のすぐ隣にススキが生えていて、その茎にニホンアマガエルHyla japonica)が掴まってじっとしていました。
セイタカアワダチソウの花を訪れる昆虫を虎視眈々と待ち伏せているのでしょう。
白い喉をヒクヒクと動かしているアマガエルの体色は通常通りの緑色ですが、ススキの葉の色に紛れているつもりなのかもしれません。

アマガエルが舌を素早く伸ばしてミツバチを狩る瞬間が見れるのではないかと期待して動画を撮り始めました。
しかし結局、ニホンミツバチ♀は無事に採餌を済ませると、別な株の花穂へ飛び去ってしまいました。
このアマガエルは空腹ではなかったのでしょうか?
縞模様の蜂を襲うと毒針で刺されることを学習済みなのかな?
もし相手がハナアブやハエなら果たして捕食していただろうか?
ミツバチ♀も実はアマガエルの存在に気づいていて、舌が届く射程圏内の花にはあえて近寄らないようにしているようにも見えました。(私の勝手な想像かも)


飼育下で本腰を入れて狙わないと、アマガエルの捕食の瞬間を撮影するのは無理なのかな?


ニホンミツバチ♀@セイタカアワダチソウ訪花採餌vsニホンアマガエル@待ち伏せ

ニホンアマガエル:顔@ススキ茎
ニホンアマガエル:側面@ススキ茎
ニホンアマガエル@ススキ茎・全景

2019/04/22

川から助走して飛び立つカワウの群れ(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月上旬・午後16:17頃


▼前回の記事
川の浅瀬に集まって休むカワウとダイサギの混群(野鳥)

夕方の川に就塒前集合していたカワウPhalacrocorax carbo hanedae)とダイサギArdea alba)の混群が、次々と上流へ飛び立ち始めました。
川沿いの堤防を歩く通行人を警戒したのか、それとも集団塒に向かって自発的に飛び立ったのか、私には分かりませんでした。
近隣の採餌場から新たに続々と川に飛来するカワウとダイサギの群れが就塒前集合の頭上を飛び越えて上流に向かうので、先着組もその動き(流れ)につられた(誘われた)のかもしれません。
白と黒の大型水鳥が次々に飛び去る様子はなかなか壮観でした。
一羽だけ混じっていたアオサギArdea cinerea jouyi)も一緒に飛び立ちました。

カワウの飛び立ちを観察するのは初めてなので、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:55〜1:18)
群れから少し離れて単独で川に佇んでいた個体が、羽ばたきながら水面を上流へ向かって走り、8〜9歩でようやく離陸しました。
カワウの助走は、両足を揃えて水面に同時に付けてピョンピョン跳んでいることが分かり、とても奇妙で興味深く思いました。

バタフライ泳法の動きを連想しましたが、ヒトにはなかなか真似出来ない独特の走法かもしれません。
カワウは両足を同時に着かないと水かきがあっても体重を支え切れず水中に沈んでしまうのかな?
体の作りが潜水漁に適応しているカワウは、歩いたり走ったりするのが苦手なのでしょうか?
しかし過去に撮った映像を見直すと、カワウが地上を歩く際は、スズメのように両足を揃えてピョンピョン跳ぶのではなく、二足を交互に前へ出して普通に歩いていました。


ようやく飛び立ってもカワウは急上昇せず(できない?)、低空のまま上流へ向かっています。
後半は1/5倍速のスローモーションでリプレイ。



すぐには飛び立てず長い助走を必要とするのは、白鳥と似ています。
離陸が苦手なのは、大型で体重が重いからでしょう。
ただし白鳥の助走は足を交互に出して走る点がカワウと異なります。

▼関連記事
夕方の川から飛び立つコハクチョウのペア(冬の野鳥)

一方、ダイサギやアオサギなど大型のサギ類は、屈んだ足で地面(川底)を蹴りながら力強く羽ばたいて飛び立ち、助走なしですぐに離陸することができます。
ダイサギやアオサギがカワウと並走するように飛ぶこともありました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
実際にはもっと薄暗い条件でした。
光量不足だと動画撮影中にカメラのオートフォーカス(AF)が効きにくくなってしまいます。


マメドクガ(蛾)幼虫の徘徊運動



マメドクガの飼育記録#6
▼前回の記事
脱皮直後のマメドクガ(蛾)幼虫による海老反り起毛体操

2018年10月中旬

脱皮後にじっとしていたマメドクガCifuna locuples confusa幼虫がようやく活動を再開しました。
枯れかけたクズの葉を横断してから隣のミズナラの葉へ移動して行きます。
再びクズの葉に戻ると、最後はその葉縁を乗り越えて葉裏へ隠れました。
眩しい光を嫌うのかな?

食餌のシーンを撮りたいのですけど、脱皮後も食欲が戻らない点が気になります。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#7:


マメドクガ(蛾)幼虫@クズ葉縁

2019/04/21

シナノキ?の樹上で採食するニホンザルの群れ



2018年9月下旬

つづら折れの峠道の横の斜面が雑木林になっていて、道端の樹上に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)2頭が登っていました。
私を警戒して茂みに隠れながらも採食しています。
立ち上がって小枝の葉を毟り取っても数口食べただけで小枝を捨ててしまいます。



茂みが邪魔で採食メニューや樹種がよく分かりません。
手前にミズナラの葉が見えますが、猿が登っている木は違う種類のようで、枝には緑の丸い実がついています。
シナノキですかね?

この辺りの植生はミズナラ帯からブナ帯へと移行する林です。
後でしっかり樹種を確かめようと撮影中は思っていたのに、目移りするほど多くのニホンザルが次々に登場して撮影に熱中していたら、すっかり忘れてしまいました。

ニホンザル@シナノキ?樹上採食
シナノキ?実

センニチコウを訪花するイカリモンガ(蛾)の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年10月下旬

林縁の花壇に咲いたセンニチコウ(千日紅)の群落でイカリモンガPterodecta felderi)が訪花していました。
いつものように翅をしっかり閉じて吸蜜しています。
センニチコウの花壇には薄いピンク色の花とマジェンタ(赤紫色)の品種が咲き乱れています。
イカリモンガが花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:41〜)
翅表の紋様を見るには飛翔シーンをスローモーションで撮るしかありません。

この花壇は通りかかる度にチェックしているのですけど、この日はイカリモンガの他に目ぼしい訪花昆虫は見当たりませんでした。
(小型のアブが一匹だけ)


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


イカリモンガ(蛾)@センニチコウ訪花吸蜜
イカリモンガ(蛾)@センニチコウ訪花吸蜜

2019/04/20

池の畔を歩いたり飛んだりするゴイサギ幼鳥(野鳥)



2018年8月下旬・午後15:39

ゴイサギNycticorax nycticorax)の幼鳥が池の岸の草むらをゆっくり歩き回っていました。
羽根の地味な斑点模様が見事な迷彩になっていて、じっとしていればまず見つからないでしょう。

茂みに隠れてしまったので私が対岸で横に少しずれると、幼鳥は石垣の上から池の水面を見ていました。
水中で泳ぐ鯉などの魚を目で追っているのでしょう。


最後は急に飛び去りました。
しつこいパパラッチに嫌気が差したようです。
飛び立ちのスローモーションは1/5倍速。


ゴイサギは夜行性なのですが、幼鳥は昼間も覚醒していて塒の周囲でチョロチョロと動き回り活動的です。
昼行性のヒトに例えて言えば、若者が夜遊びや夜更しをしているようなものでしょう。
逆に、ゴイサギの幼鳥がいつ寝ているのか、気になります。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ゴイサギ(野鳥)幼鳥@池畔:岸辺

ブロッコリーの花でモンシロチョウ♀が交尾拒否



2018年10月中旬

ブロッコリー畑で育ち過ぎた(とうが立った)株に菜の花のような黄色い花が咲いています。
アブラナ科を食草とするモンシロチョウPieris rapae)が忙しなく飛び回っていました。
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。(その後で通常速度の映像が流れます)
紫外線カメラを使わない限り、飛んでいるモンシロチョウの性別は見分けられないので、行動から推測するしかありません。
交尾相手を求める♂の探雌飛翔なのでしょう。
あるいは♀が産卵する場所を物色しながら飛んでいるのかもしれません。
3、4頭が乱舞に参加したものの、交尾には至らずすぐに解散してしまいました。

後半は、ブロッコリーに訪花する個体を撮っていたら、♀の交尾拒否行動も偶然記録されていました。
同じ株の花に複数の個体が相次いで飛来します。
吸蜜中に別個体の接近を感じる度に、閉じていた翅を広げ腹端を高々と持ち上げました。
これはモンシロチョウで有名な♀の交尾拒否行動です。
おそらくこの個体は既に交尾済みの♀で、♂に追い回されたり求愛されるのは煩わしいだけなのでしょう。
飛来した個体も♀にしつこくつきまとったりせずに自分も近くで吸蜜を始めたので、こちらも♀なのかもしれません。(私には外見で性別を見分けられません)
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2019/04/19

川の浅瀬に集まって休むカワウとダイサギの混群(野鳥)



2018年11月上旬・午後16:13

私がこれまで川で見かけたカワウPhalacrocorax carbo hanedae)は単独で活動する個体ばかりでしたが、今回は過去最大の群れを発見しました!
夕方の川で浅瀬に集まり、白鷺に混じって休んでいます。
白と黒の大型鳥が混群をなしているのは、なかなかの迫力がありました。
これは塒入りする前に一時的に集まる就塒前集合なのだと後に判明します。



見つけたカワウは計9羽で、決して大群とは呼べませんが、個人的には大興奮です。
欲を言えばもう少し近づいてから撮りたかったのですけど、警戒されたり逃げられてしまっては元も子もありません。

遠くの物陰から望遠レンズで狙います。
カワウはのんびり休んだり羽繕いしたりしています。
水面に浮いて下流にゆっくり流れる個体が1羽いました。
また、翼を大きく広げて濡れた羽根を乾かしている個体もいました。
ときどき尾羽を左右に振り振りしています。


▼関連記事
川の倒木で羽根を広げて乾かすカワウ(野鳥)

後半は、カワウの群れから下流に少し離れて堰の近くに単独で居る個体をしばらく狙ってみたものの、期待に反して潜水漁はしてくれませんでした


▼関連記事
川に潜って漁をするカワウ(野鳥)

一方、白鷺の正体はダイサギArdea alba)でした。
動画撮影中も新たなダイサギが続々とこの川に飛来します。
ダイサギとカワウは近くに居ても互いに無関心でした。

対岸の岩場で1羽のハクセキレイが鳴きながら♪跳び回っていますね。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→カワウの助走と飛び立ち



連結打水産卵する2組のアキアカネ♀♂【HD動画&ハイスピード動画】



2018年10月中旬・午後12:17

土の農道の轍にできた水溜りで、おそらくアキアカネSympetrum frequens)と思われる赤トンボが盛んに産卵していました。
尾繋がりで連結した2組の♀♂2ペアが互いに競うように近くで連結打水産卵しています。
水溜りの中央部ではなく、浅い岸辺付近を好んで水面を♀の腹端で打つように産卵します。
狙いが外れて水溜りの外の泥に産卵することも多々ありました。

240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@00:49〜)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



ネイチャーガイド『日本のトンボ』という図鑑でアキアカネの産卵行動について調べると、
交尾後のペアは連結態で湿地や水たまりを訪れ、泥や水面を腹端で連続的に打って産卵する。(中略)個体数が多いときには、しばしば集団での産卵もみられる。(中略)生殖活動は午前中から正午過ぎに集中する。 (p389より引用)
今回の撮影時刻も確かに正午過ぎ(午後12:17)でした。



アキアカネ?♀♂:2ペア@連結打水産卵@水溜り
アキアカネ?♀♂:2ペア@連結打水産卵@水溜り

2019/04/18

河原の水溜りで採食するセグロセキレイ♂(野鳥)



2018年10月下旬・午後16:28

夕方の河原で1羽のセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)がコンクリート護岸近くの浅い水溜りを歩き回っていました。
嘴でゴミをめくって餌となる水生昆虫を探しているようです。

この後、てっきり水浴びするかと期待したのですが、私が対岸で少し横にずれたら警戒して逃げられてしまいました。



珍しい色(中間型)のコカマキリ♀を見つけた!



2018年10月中旬

郊外の路上で見慣れない色のカマキリが居ました。
私が近づくと静止し、私を見上げています。
複眼の中央にある偽瞳孔が昼間なのに黒く、やや広がっています。
飼育経験からすると、寿命が近いのかもしれません。
元気なカマキリなら私の動きに合わせて顔を動かすはずなのに、私が回り込んでもこのカマキリは顔の向きが変わりませんでした。

私が指を近づけると体を左右に揺すりました。
そのまま指で触れると慌てて逃げ出しました。
慌てたせいか、路上に転んで擬死(死んだふり)しました。
(これも老化現象だったりして…?)

パッと見ただけではこのカマキリの種類が分からず、一時的に捕獲することにしました。
手掴みすると鎌を構え、翅を広げて威嚇します。
よくよく調べると、コカマキリ♀(Statilia maculata)でした。
通常のコカマキリは茶色ですが、珍しい緑色型が稀にいると聞いています。
しかし、今回の個体はその中間のような色をしています。

そっと離すと自分から地面に飛び降り逃げて行きました。
車に轢かれないように、撮影後に改めて道端の草むらへ放り投げてやりました。


保育社『検索入門:セミ・バッタ』という図鑑でコカマキリについて調べると、

褐色型は明るい黄土色から暗黒褐色までさまざまで、個体に寄る濃淡の差が大きい。淡色の個体では、紅色味をおびることがある。後翅は体色に準じた褐色で網目状の模様を現すが、その発達程度は個体差が大きい。褐色型の場合、前胸背にある黒色帯はふつう明瞭に発現する。緑色型の個体は少ない。緑色型の後翅は、ほぼ無紋で半透明。前胸腹板の黒色帯は発現しない。体全体が赤褐色味をおびた緑色で、後翅には褐色の網目状の模様が明瞭な、中間型と思われる個体がまれに見られる。(p156-157より引用)

どうやら、今回の個体は中間型の体色らしいです。

もう一つ、図鑑を読んで初めて知ったのは分布についでです。
「本州では山形県・宮城県以西」とのこと。
私のフィールドでコカマキリはありふれた普通種ですが、分布の北限に近いのだそうです。




※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


コカマキリ♀緑色(中間)型@路上
コカマキリ♀緑色(中間)型@路上

2019/04/17

ウラナミシジミ♀が後翅を擦り合わせる訳とは?



2018年10月中旬

水路沿いに咲いたセイタカアワダチソウの群落でウラナミシジミ♀(Lampides boeticus)を見つけました。


▼前回の記事(2ヶ月前の8月中旬に撮影)
尾状突起を破損したウラナミシジミの飛び立ち【HD動画&ハイスピード動画】

東北地方をフィールドとする私にとってウラナミシジミは去年まで一度も見たことのなかった珍しい蝶なのですが、今年になってこれが早くも2頭目の出会いとなります。
本種はツマグロヒョウモンと同じく南方系で渡りをする蝶ですから、今年の夏の猛暑や地球温暖化を利用して北進中なのでしょう。



この個体は訪花中ではなく、翅を閉じて蕾に止まり休んでいました。
飛び立つ瞬間を動画撮影しようと私がしつこくちょっかいをかけたら、左右の後翅を擦り合わせる行動を始めました。
地味な動きですけど、これは自衛のための自己擬態行動なのでしょう。


福田晴夫、高橋真弓『蝶の生態と観察』によると、
ウラナミシジミ類などの後翅には、糸のような尾状突起がある。このつけ根には赤斑や黒点などがあり、翅を閉じてとまると、ある種の昆虫の頭部に見えるのかもしれない。後翅をすり合わせるようにして動かすと、1対の尾状突起は、ちょうど昆虫の触角のように動くので、捕食者が偽の「頭部」を攻撃すると、蝶はそれを与えて反対側に飛び、難をのがれることになる。この場合、尾状突起の先端が白色となりめだちやすいことは注目される。 (p104より引用)


(ウラナミシジミの)後翅の後端には黒い斑点が2つあり、2つの斑点の間には細い尾状突起が突き出ている。この黒い斑点と尾状突起は複眼と触角に似ていて、頭部に似た模様をもつことで身体の方向や頭部の位置について敵の目をあざむいていると考えられている。(wikipediaより引用)


ところが、この個体は右の尾状突起が破損していて左側しか残っていませんから、擬態の効果は半減してそうです。
右後翅の肛角部付近の眼状紋を狙って鳥が嘴でつついたのかもしれませんが、通常のビークマークは左右対称に破損するはずです。
更に、前翅も縁がギザギザに損傷していることが長旅の苦労を偲ばせます。
欲を言えば、翅の状態がきれいな(尾状突起が無傷の)個体で撮り直したいものです。

やがて少し飛んで近くのセイタカアワダチソウの葉に止まり直しました。
今度は翅を全開にして日光浴です。
残念ながら私には翅表を見せてくれず、下面しか撮れませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→飛び立ち


ウラナミシジミ♀:翅裏@セイタカアワダチソウ蕾
ウラナミシジミ♀:下面@セイタカアワダチソウ葉+日光浴

2019/04/16

モミの木の落とし物を食べるハシボソガラス(野鳥)



2018年10月中旬

山麓の農村で民家のトタン屋根をハシボソガラスCorvus corone)が歩き回っていました。
ときどき何かを啄んで食べています。
望遠レンズを使ってもよく見えませんでしたが、気になる採食メニューを推理してみます。
まず、虫を食べているようには見えませんでした。
すぐ隣にモミの大木が聳え立っているので、枝から屋根に落ちた球果(マツボックリ)の種鱗を食べているのでしょうか?
それともモミの雄花が枯れて落ちたものを食べたのかな?(モミの花は5月に咲くらしい)
厳冬期ならともかく、実りの秋ですから周囲に食料は豊富にあるはずです。
それなのに、あまり美味しそうでもない針葉樹の落とし物をわざわざ食べているのが逆に興味深く思いました。
もしかすると好奇心旺盛な幼鳥が何でも味見していたのかもしれません。(嘴の中の色が見えず、幼鳥か成鳥か見分けられていません)

途中からもう1羽も屋根に飛来して2羽になりました。
最後は屋根の端から飛び降りました。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
いつものように手ブレ補正処理すると、画面の大半を占めるトタン屋根が規則的に繰り返す波型模様になっている影響でアルゴリズムが手ブレを上手く検出できず、不自然な映像になってしまいました。
諦めて手ブレはそのままでお届けします。


ハシボソガラス(野鳥)@トタン屋根/モミの木の下+採食
ハシボソガラス(野鳥)@トタン屋根/モミの木の下+採食

アキアカネ♀♂の交尾



2018年10月中旬・午前10:54

稲刈りが済んだ田んぼの横を私が通りかかると、交尾態の赤トンボが飛来し、刈田に着陸しました。
そのまま地上で交尾を続けています。
♀の腹端と結合している♂副性器の辺りがヒクヒク動いていました。
♂は交尾中も油断なく辺りを見回していて、ときどき頭部がグリグリと動いています。
一方、首根っこを♂に掴まれている♀は頭部を自由に動かせないようです。

背側から撮った後に、しっかり同定するために胸部側面の斑紋を撮ろうと私が回り込んだら、逃げられてしまいました。
残念!
おそらくアキアカネSympetrum frequens)だと思うのですが、どうでしょう?

赤トンボの交尾を撮れたのは、意外にもこれが初めてかもしれません。
図鑑『日本のトンボ』でアキアカネの習性を調べると、

生殖活動は午前中から正午過ぎに集中する。
成熟♂は朝方に草地や樹上で探雌飛翔するほか、日中は水辺の植物や地面に止まって縄張り占有し、♀を見つけると捕えて交尾する。(p389より引用)

ということは、私は午前中にもっとフィールドに出掛けるべきですね。
確かに今回の撮影時刻も午前11時頃でした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


アキアカネ?♀♂@刈田+連結交尾

2019/04/15

夕方の河原で探餌するハクセキレイ♀♂の群れ(野鳥)



2018年10月下旬・午後16:20頃

夕方の河原でハクセキレイ♂♀(Motacilla alba lugens)の小規模な群れが集まっていました。
河原の石から石へ歩き回り、餌を探索しているようです。

背中が黒い個体が♂で、灰色の背中は♀です。
映像では最大で♀♂2羽ずつ登場します。
計4羽の家族群なのですかね?
互いに絶妙な距離を保っているため、どの個体に注目して(ズームインして)撮るべきか目移りしてしまいます。

嘴の動きを見るとときどき鳴き交わしているようですが、対岸から撮っているとよく聞き取れません。
動画編集時に音量を上げたら鳴き声が聞き取れるようになりました。

奥の草が茂っている所にはなぜか行かず、石だらけの河原で採食を続けます。
おそらく虫を探しているのでしょう。
石だらけの河原でハクセキレイは見事な保護色になっていて、じっとしていると見つけられません。

ハクセキレイが日没後どこに塒入りするのか、見届けたかったのですけど、私の方が時間切れになってしまいました。
カラスのようにハクセキレイも就塒前に川で行水したり水を飲んだりするのではないかと予想したものの、そのような行動は見られませんでした。


ブロッコリーを訪花するモンシロチョウの羽ばたき【ハイスピード動画】



2018年10月中旬

山麓の農村部に広がるブロッコリー畑でモンシロチョウPieris rapae)が訪花していました。
翅を半開きにして花蜜を吸っています。
吸蜜後に花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
優雅に羽ばたくと次の花へ止まります。
初めは花穂の裏側に隠れていたモンシロチョウが後半はようやくこちら側に来てくれました。


▼関連記事(4年前の撮影)
ブロッコリーに産卵するモンシロチョウ♀

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ブロッコリー花
ブロッコリー蕾+葉@畑

モンシロチョウ?幼虫@ブロッコリー蕾



2019/04/14

山道で道草を食う若いニホンザル♂



2018年9月下旬・午後15:30頃

山間部の峠道で野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れと遭遇しました。

1頭の若い♂が路上に落ちていた物(落ち葉の切れ端?)に興味を示しました。
鼻を近づけて匂いを嗅いだだけで、採食したりしませんでした。
遊動しつつ振り返ったり二本足で立ち上がったりして、私のことを気にしています。
繁殖期なのに股間の睾丸が赤くなっていないので、ワカモノ♂と分かります。
直立した際に見えた陰茎(ペニス)はとても小さく、正面から見ただけでは外性器で性別を見分けにくいです。

舗装路を横断すると道端の斜面の草むらから左手で草の葉を毟って口にしました。
残念ながら私に採食メニューは見分けられませんでした。(どなたか分かる方は教えて下さい)
イヌタデの赤い花(俗名アカマンマ)が咲いており、タデ科のギシギシ?の葉も見えます。
しかし猿が食べた植物は、これら2つの種類とは違いました。

猿は群れの後を追ってゆっくり遊動し、右カーブを曲がる手前で路上に腰を下ろし小休止。
身体を掻きながら樹上の個体を見上げています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



セイタカアワダチソウの花蜜を吸うオオウラギンスジヒョウモン♀



2018年10月中旬

溜池近くの農道脇に咲いたセイタカアワダチソウの群落の群落でオオウラギンスジヒョウモン♀(Argyronome ruslana)が訪花していました。
この組み合わせは初見になります。

秋の日差しを浴びて、ほぼ全開の翅を開閉しながら吸蜜しています。
オオハナアブやニクバエ?なども訪花しています。
飛来した虻とニアミスしそうになると、オオウラギンスジヒョウモンは翅をパッと素早く閉じて威嚇しました。

翅の縁がだいぶ擦れて破損した個体です。
同定するためには翅裏の模様を見分ける必要があるのですけど、なかなか裏面を見せてくれません。
日差しが強いと裏面から見ても翅表の斑紋が透けてしまうのです。
粘って撮り続けると、ようやく翅裏をしっかり見せてくれました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


オオウラギンスジヒョウモン♀@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜
オオウラギンスジヒョウモン♀翅裏@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜

2019/04/13

針葉樹の梢で休むチゴハヤブサ(野鳥)



2018年10月中旬

針葉樹(樹種不明)の高木でチゴハヤブサFalco subbuteo)が1羽休んでいました。
梢の枯れた横枝に止まり、こちらを向いてキョロキョロ見回しています。

この日は生憎、安物のハンディカムしか持参しておらず、ズームの倍率不足でした。
かなり遠いのですが、下腹部が赤っぽい茶色なので、間違いなくチゴハヤブサでしょう。
いつも止まり木として利用しているお気に入りのヒノキの高木とは別の木に珍しく止まっており、いつもと逆の方角から撮りました。
この辺りでチゴハヤブサの姿を見かけたのは、この日が最後でした。

ただ遠くの樹上に居るのを通りすがりに撮っただけのスナップショットですし、映像のクオリティも低いので、ブログ限定で公開しておきます。
しかし定点観察してきた今季の終見日ということで、私にとっては資料的な価値があるのです。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

手ブレ補正処理すると、被写体の周囲がグニャグニャと歪んでしまいます。

脱皮直後のマメドクガ(蛾)幼虫による海老反り起毛体操



マメドクガの飼育記録#5



▼前回の記事
マメドクガ(蛾)幼虫の脱皮【10倍速映像】


2018年10月中旬

脱皮を済ませたばかりのマメドクガCifuna locuples confusa)の幼虫が謎の運動を繰り返しています。
その場で海老反りになり、左右にのたうち回るのです。
この動きで新しい毛束が立ってきました。(起毛運動と勝手に命名)

こんな奇妙な動きをこれまで見たことがなかった私は、もしかすると脱皮に失敗して歩行異常を来したのか?と少し心配になりました。
脱皮中の脆弱・無防備な幼虫を私の不注意で床に落としてしまったという罪悪感がありました。

その衝撃の後遺症でしょうか?
しかし、しばらくすると徘徊を始めたので、一安心。

ピンセットでそっと摘んでクズの葉に戻してやりました。

葉裏に隠れて落ち着いたと思いきや、その場でのたうち回る運動を再開しました。
頭部の毛束を自分の背中に擦り付けています。
脱皮直後は白かった頭楯の黒化が進み、もう真っ黒になっていました。


私は毛虫の飼育経験があまり無いのですけど、以前観察したオビガ幼虫は脱皮直後にこのような起毛運動はやりませんでした。
▼関連記事 
オビガ(蛾)終齢幼虫への脱皮

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#6:マメドクガ(蛾)幼虫の徘徊運動


マメドクガ(蛾)幼虫@クズ葉裏:脱皮後

2019/04/12

川の倒木で羽根を広げて乾かすカワウ(野鳥)



2018年9月下旬


▼前回の記事
川の倒木で羽根を乾かしながら脱糞するカワウ(野鳥)

ニセアカシアの木が岸から倒れて川を横切る丸木橋のようになっています。
よく晴れた午後、その倒木に1羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)が下流を向いて止まっていました。
黒い翼を大きく広げ軽く扇いでいるのは、潜水漁の後で水に濡れた羽根を日光で乾かしているのでしょう。
背中を南に向けています。
下流を向いた顔はあちこちを見回しています。

やがて大きな翼を一度は畳んだのですが(@2:16)、すぐにまた広げました。
カワウが翼を広げると1mを越えるらしい。
(『大都会を生きる野鳥たち』「岐路に立つカワウの集団営巣地」の章p216より)


中川雄三『水辺の番人 カワウ (月刊たくさんのふしぎ2017年11月号)』によれば、
「カワウの羽は、ふつうの鳥の羽とちがいます。ふつう、水鳥の羽はよく水を弾きますが、カワウの羽は油分が少なく、水がしみこみやすくなっています。水がなじむことによって潜りやすく、まるで特別なスイミングスーツを着ているようなものなのです。でも、水がしみこむので、いちど潜ったら乾かさないといけません。水辺で大きな翼を広げている独特の姿は、いったん水がしみこんだ羽の水切りをして、体を軽くしたり、体温を上げ、つぎに飛びやすくするための準備をしていたのです。」(p18-19より引用)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



ニラの花蜜を吸うベニシジミ春型



2018年10月中旬

農村部の道端に咲いたニラの群落で春型のベニシジミLycaena phlaeas daimio)が訪花していました。
意外にもこの組み合わせは初見です。

秋の日差しを浴びて翅を半開きに広げ、その場でクルクルと回りながら吸蜜しています。
蜜源(ニラの小群落)のすぐ横には、幼虫の食草となるギシギシ?(スイバ?)が生えていました。

翅表に鮮やかな紅色の部分が多いのは春型です。

暑い夏が終わり秋になると、翅表が黒っぽい夏型の個体は見られなくなります。
秋に見かけても秋型とは呼ばないらしい。
キタテハには秋型があるのに不思議です。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ベニシジミ春型@ニラ訪花吸蜜
ベニシジミ春型@ニラ訪花吸蜜

2019/04/11

池で採食するハシビロガモ♀(野鳥)



2018年10月中旬


▼前回の記事
池のハシビロガモ♀(野鳥)

2羽のハシビロガモ♀(Anas clypeata)が互いに寄り添うように溜池の水面を泳ぎ回っています。

1羽が水面にプカプカ浮いていた黒くて丸い物体を嘴で咥えて拾い上げました。
もう1羽も興味を持って近寄ってきたものの、争奪戦にはなりませんでした。
水に浮くぐらい比重の軽い木の実のようですが、固くてハシビロガモの嘴では砕いて食べることができず、諦めて吐き捨てました。
素人目には何となくクルミ(あるいはトチ?)の実のように見えたのですけど、池畔にクルミの木は生えていません。

ハシビロガモは嘴の形が独特で、平べったくて大きなヘラのようです。
やがて、別な採食法を披露してくれました。
水面を遊泳しながら水中のプランクトンを嘴で濾し取って食べ始めました。

2羽のハシビロガモ♀は互いに離れないように一緒に行動しています。(母娘なのかな?)
カルガモも登場しますが、2種の鴨は互いに干渉することはありませんでした。


『フィールド版カモ類の観察:身近な水鳥の観察ガイド』でハシビロガモの食性について調べると、

集団でくるくる回りながら水面ちかくの植物プランクトンを濾しとる。ハシビロガモのくちばしはブラシのようになっていて、プランクトンを濾しとり易くなっている。あまりしないが、逆立ちをして水草を食べることがある。(p14より引用)


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

その後もときどきこの池を見に行ったものの、ハシビロガモは居なくなってしまい、二度と会えませんでした。
おそらく渡りの途中で中継地としてこの池に立ち寄り、一時的に翼を休めていただけなのでしょう。

♂に出会えなかったのが心残りです。

ハシビロガモ♀2(野鳥)@溜池+プランクトン採食
ハシビロガモ♀(野鳥)@溜池+木の実を味見
ハシビロガモ♀2(野鳥)@溜池+水面遊泳

2019/04/10

ナツアカネ♂の縄張り占有行動【HD動画&ハイスピード動画】



2018年10月中旬

湿地帯の端に生えた柳の灌木にナツアカネSympetrum darwinianum)の成熟♂が止まっていました。
翅を深く下ろして休んでいる間も大きな複眼で上空を油断なく見張っていて、頭部全体がグリグリと動きます。
どうやらこの止まり木を中心とした縄張りを張っているようで、飛び立ってもすぐにまた同じ場所に舞い戻ってきます。

昆虫の飛翔シーンを撮る際に私はよく物を投げつけて強引に飛び立たせることがあるのですが、今回は赤トンボが自発的に飛び立つまで辛抱強く待ちます。

止まり木に離着陸を繰り返す様子を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:16〜)
スローモーションで見ると、ナツアカネ♂は頭部が動いて狙いを定めてから、そちらの方向へ飛び立っています。
飛行中は畳んでいた脚を広げて着地します。



▼関連記事(4年前の撮影) 
稲穂に離着陸するナツアカネ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】

ナツアカネ♂が毎回飛び立った理由は、もっと引きの映像で記録しないとよく分かりません。
交尾相手となる♀が飛来するのを待ち構えているはずなので、それらしき飛影が上空を横切ったのを見てスクランブル発信したのかもしれません。
冒頭のシーンでは止まり木に戻ってきたナツアカネ♂が口をモグモグと動かしていました。
おそらく微小の昆虫を空中で捕獲し、すぐに食べてしまったのでしょう。
捕食(らしき)シーンが撮れたのはこの1回だけでした。

wikipediaの解説によると、

(ナツアカネの)成熟した雄は水域近くに縄張りを持つようになるが、本種は明確な縄張りの範囲を持たず、すぐに場所を変える。

図鑑『ネイチャーガイド日本のトンボ』でナツアカネの項目を参照すると、

成熟♂は水辺の植物に静止して♀を待ち、他の♂が近づくと追尾するが、はっきりした縄張り性はみられない。 (p375より引用)




※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


余談ですが、赤とんぼが止まった小枝の又の部分にイラガの空き繭が見えます。
繭の上端部に丸い穴が開いているのは羽化した跡です。



撮影地点は池や川の畔ではなく柳の林縁で、ナツアカネ♂は舗装された歩道の方を向いて止まっていました。
近くに♀が産卵できるような水はありませんでした。
ただし、私が座るためにキャンプ用の銀マット(クッション)を近くの歩道に広げていたので、それが反射してトンボの目には産卵可能な水溜りに見えた可能性があります。
トンボが誤認したとしたらそれはそれで面白いので、改めて検討(実験)してみます。


ナツアカネ♂:側面@銀マット


ランダムに記事を読む

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

Smarter Related Posts