2013/10/26

ギンヤンマ♂♀の連結産卵



2013年8月中旬

池の岸辺に生えたガマの葉にギンヤンマAnax parthenope)の連結ペアが止まり、産卵していました。
憧れのギンヤンマを初めて見て興奮しました。

♀は腹端を水に浸すだけで、全身を水没させることはありません。

ギンヤンマの成虫は交尾後にオスとメスが連結したまま、あるいは、単独で水面に突き出た水草などに止まる。メスは腹部先端にある産卵管を植物の組織内に突き刺し、1粒ずつ産卵する。(wikipediaより)

ギンヤンマのカップルが連結したまま少し飛んで産卵場所を移動したので、私も水際まで近づき望遠で狙います。
やや側面のアングルになり、胸部側面に黒条が無いのでクロスジギンヤンマは除外されます。

実は池の上をパトロールする別個体の♂がいたのですけど、その飛翔シーンは速過ぎて撮れませんでした。
産卵中にあぶれ♂が接近すると、翅を少し持ち上げかすかに震わせるだけで撃退しました。
強引に♀を強奪しないところが紳士的だなーと思いました。
それでもあぶれ♂は何度もやって来たことが、カップルの動きで分かります。
♂は交尾した♀の首根っこを掴んでおけばライバル♂に寝取られる心配はないのでしょう。(交尾後ガード)
ギンヤンマの♂は性成熟すると池で縄張り争いするらしい。(『カラー自然シリーズ15:ギンヤンマ』より)
縄張りの広さは長さ30m、幅10mにおよぶことがあるとのこと。



【追記】
図鑑『ネイチャーガイド:日本のトンボ』でギンヤンマを参照すると、
交尾を終えたペアは連結態のまま水面に飛来し、浮葉植物の葉や浮いた枯死植物などに産卵する。♀単独での産卵も行う。 (p207より引用)



▼関連記事(6年後に撮影)
池で単独産卵するギンヤンマ♀


ギンヤンマ♂♀@連結産卵。♀♂ともに脚の体節が赤褐色
ギンヤンマ♂♀@連結産卵


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