2026/05/16

秋の山林でゆっくり鳴いているミンミンゼミ♂♪

 

2024年10月上旬・午後13:50頃・くもり・気温22℃ 

里山の山肌をクネクネと登る峠道の峠付近で、1匹のミンミンゼミ♂(Hyalessa maculaticollis)が横の山林で鳴いていました。 
秋になってセミの季節は終わりかけ、もうチッチゼミ♂でさえ鳴いていません。 
最後まで生き残ったミンミンゼミ♂個体が、死ぬ前に力を振り絞って鳴いているのかもしれません。 

姿も見えないのに、どうして動画に撮ったかと言うと、ミンミンゼミにしてはかなりのスローテンポで鳴いていたのが気になったからです。
秋になってもまだ肌寒くはなく、気温の低下が原因ではありません。 
寿命が近い個体の老化現象なのでしょうか?  
それとも、この地域個体群の方言なのかな? 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


ミンミンゼミが鳴く動画は過去に何本も撮っているのですが、気温を測っていませんでした。 
これからは忘れずに気温も記録することにします。
鳴くテンポの違いを聴き比べてみてください。 

関連記事(2、3、6、12、14、15年前の撮影)▶  

2026/05/15

スギ防風林で溜め糞場の雪かき後に排便するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬・午後19:25頃・気温-3℃ 

雪深いスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcを自動センサーカメラで見張っています。 

ある晩に単独で登場したタヌキは、鼻先に雪をつけていました。 
あざとい個体ですね。 

新雪に埋もれた溜め糞場の匂いを嗅ぎまわり、雪面を前足で掘り始めました。 
雪面に露出した糞塊もあるのに、なぜか違う場所を掘っています。 
溜め糞場での雪かきは初見の行動です。 
浅く掘った穴に跨って、排便しました。 
自分が何度も繰り返し排泄している、お気に入りの地点があるのもしれません。 

後半はクゥーン♪と小声で鳴きました。 


つづく→

ホンドタヌキの帰巣を見届けた後で巣口に降り立つ雪国のハシブトガラス【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年2月下旬・午前10:40頃・降雪・気温3℃ 

小雪がちらつく日中に、外出から戻ったホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が二次林内の巣穴Rに潜り込みました。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が澄んだ声でカーカー♪鳴く声が断続的に聞こえます。 
しばらくすると、ようやく1羽のハシブトガラスが(勇気を出して?)飛来し、巣口Rの雪面に着地しました。 
その後の展開が気になりますけど、ここで1分間の録画が終わっていました。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/05/14

晩冬に防風林を横切りスギの木に登るニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 

2025年2月下旬 ・午前10:20頃および午後13:10頃・晴れ

雪国のスギ(杉)防風林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の通う溜め糞場WBCを自動撮影カメラで見張っています。 
ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の登場シーンをまとめました。 
この地点でニホンザルが写ったのは初めてです。

晴れて気温が上がるとスギ林の雪面は溶けて、腐れ雪(湿雪)になっています。 
獣道を通って奥から次々にニホンザルの群れがやって来ました。 
タヌキの溜め糞は雪の下に埋もれていて、サルは興味を示しませんでした。 

ある子猿は、口に何か丸い餌を咥えたまま運んで来ました。 
白い雪が付着していて、餌の正体は不明です。 
何かの果実でしょうか? 

元気いっぱいの子猿たちは、助走をつけたままスギの幹に跳びついて、よじ登りました。 
子猿の木登りシーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@x:xx〜) 
監視カメラに興味を示したのかと思いきや、どうも違うようです。 
雪面に落ちた影の動きを見ると、樹上のニホンザルは、何か採食しているようです。 
もしかすると、スギ林に隣接する落葉灌木からぶら下がった蔓植物キカラスウリの熟した瓢果をニホンザルは食べたのかもしれません。 

関連記事(同所同時期の撮影)▶ 雪国の森で厳冬期も樹上にぶら下がっているキカラスウリの熟果 


顔が紅潮した成獣♀の1頭は、黒い首輪を装着していました。 
この首輪装着個体は、同じ日の午後にもう一度登場します。

後半は、子猿がスギの木に登った後で、小声で甲高く鳴く声が聞こえます。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

黄色型のモンキチョウ♀が♂と交尾中に同種および異種のあぶれ♂が誤認求愛

 

2024年4月下旬・午後12:40頃・くもり 

田園地帯の農道で交尾中のモンキチョウ♀♂(Colias erate poliographus)を見つけました。 
モンキチョウの♂は翅の色が常に黄色です。 
一方、♀は翅の色が白と黄色の2型ありますが、今回の個体は珍しく黄色型でした。 
(黄色型♀の交尾シーンは初見です。) 

 黄色い♀♂ペアが地上で交尾を始めた。 別個体も飛来して割り込もうとするが、諦めてすぐ飛び去った。

先を急ぐ用事があった私は、モンキチョウ♀♂が交尾を終えて別れるまで見届けられませんでした。 

農道で交尾するモンキチョウ♀♂ペアに別のあぶれ♂(独身♂)が横恋慕(求愛)していました。 
すでに交尾器を連結中なので、♀は交尾拒否姿勢を取れないようです。 
あぶれ♂は諦めて飛び去りました。 
続けてモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が飛来したのも、モンキチョウ♀に対して誤認求愛したのでしょうか。 
モンキチョウのあぶれ♂およびモンシロチョウ♂によるモンキチョウ交尾♀への誤認求愛を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:31〜1:53) 

モンキチョウの片方が羽ばたきながらパートナーを引きずって右へ右へと移動しようとしています。 
ようやくモンキチョウ♀♂が落ち着くと、私がそっと近づいて接写しても逃げませんでした。 
翅の色が共に黄色なので、私には性別が見分けられません。 
体格に差がありますが、必ずしも♂<♀とは決めつけられません。 

農道で交尾ペアが留まったシロツメクサ(クローバー)の葉は、モンキチョウ♀が産卵する食草(マメ科植物)でもあります。 

モンキチョウ♀♂の連結飛翔を撮りたくて、私が翅に軽く触れても、飛び立ってくれませんでした。 
小型の♂?が羽ばたいても、♀?は動じません。 
一旦交尾を始めると、忘我の境地で鈍くなるのかな? 
翅を広げたり羽ばかせたりしても、交尾器の結合部は見えませんでした。 




【考察】 
初めはPerplexity AIを使って調べ物をしていたのですが、専門的な細かい点で誤りがあったので、ChatGPTに切り替えました。 

Q1: モンキチョウの♀成虫は翅の色に黄色と白の二型がある。それぞれの出現頻度を教えて。

A1: モンキチョウの♀成虫に見られる黄色型(andromorph)と白色型(alba型)の出現頻度については、地域や個体群によって多少変動しますが、野外調査に基づくデータではおおよそ次のように整理できます。

代表的な報告例(日本の個体群)

  • 黄色型:15%未満(=少数派)

  • 白色型:85%以上(=多数派) (CiNii)

つまり、日本の多くの調査では
白色型が圧倒的に多く、黄色型は少数(およそ1割前後)
という比率になっています。


補足(解釈)

  • 白色型(alba型)は遺伝的に決まる形質で、エネルギー配分(翅の色素 vs 卵形成)と関係することが知られています。

  • 地域差や季節差はあるものの、「黄色型が優勢になる」ような極端な逆転は通常見られません。

  • 別資料でも「黄色型(andromorph)は低頻度」と繰り返し報告されています。 (KAKEN)



Q2: モンキチョウ成虫の性別を生かしたまま識別する方法は?


A2: モンキチョウ(モンキチョウ)の成虫を生かしたまま識別するには、野外観察でも使える外見形質がいくつかあります。捕獲してもダメージを与えずに確認できる範囲に限ると、主に次の方法です。


1. 翅色(最も実用的)

  • :基本的に鮮やかな黄色一色

    • 黄色型(♂に似るがややくすむことが多い)

    • **白色型(アルバ型)**が存在(これが決定的)

白い個体は確実に♀
→ ただし黄色い個体は♂か♀か判別が必要


2. 前翅外縁の黒帯の様子

翅を広げた状態で確認できます。

  • :黒帯が連続してはっきり太い

  • :黒帯が途切れがち(中に黄色や白の斑点が入り込む)

→ 黄色型♀と♂の識別で特に重要


3. 体の印象(補助的)

  • :やや小型で引き締まった印象

  • :やや大型でふっくら

→ 個体差が大きいので単独では不確実


4. 行動(参考程度)

  • :活発に飛び回り、他個体を追う(探索行動)

  • :産卵場所(マメ科植物)周辺でゆっくり飛ぶことが多い

→ 状況証拠にはなるが決定打ではない


現場での実際的な判別手順

  1. まず色を見る

    • 白 → 即♀

  2. 黄色なら

    • 翅の黒帯が「連続か/斑入りか」を確認



Q3: モンキチョウの翅の大きさ(前翅長や開張など)に性差はあるか? 例えば、翅が大きい個体は♀だろうと推定できるか?

A3: 結論から言うと、モンキチョウ(モンキチョウ)には弱い性的二型(♀のほうがやや大きい傾向)はあるものの、翅の大きさだけで性別を推定するのは実用的ではありません

大きさの性差(一般傾向)

  • :平均すると♂よりわずかに大きい

  • :やや小型

これは多くのチョウで見られる「産卵に関わる体サイズ増大」という一般傾向と一致します。


しかし識別には使えない理由

1. 個体差が大きすぎる

同じ性でも、

  • 栄養状態(幼虫期の餌)

  • 世代(春型・夏型)

  • 環境条件(気温など)

によってサイズがかなり変動します。

小さい♀や大きい♂は普通に存在する


2. 分布が大きく重なる

例えば前翅長や開張は、

  • ♂の上限と♀の下限が大きく重複

→ 「大きいから♀」という判定は統計的にほぼ成り立たない


3. 測定自体が現場では不安定

生体で正確に前翅長や開張を測るのは難しく、

  • 翅の開き具合

  • 個体の動き

などで誤差が大きくなります。


実用的な結論

  • 翅サイズ → 性判定には使わない

  • 代わりに:

    • 白色型 → ♀確定

    • 黒帯の連続性 → ♂/♀識別


研究的には?

統計的処理(多数個体の平均比較)では性差は検出できますが、
単一個体の識別指標としては無効という位置づけです。



Q4: 翅が黄色いモンキチョウ♀はandromorphと呼ばれるとのことだが、生殖器も雄化している訳ではありませんよね?


A4: 結論から言うと、その理解で正しいです。

モンキチョウ(モンキチョウ)の黄色い♀(いわゆる andromorph)は、外見(翅色や斑紋)が雄に似るだけで、生殖器は完全に雌型のままです。


andromorph の意味(この場合)

ここでの andromorph

  • 「雄に似た外見をもつ雌」
    という表現型レベルの用語であり、

  • 性染色体

  • 内部生殖器

  • 配偶子形成

といった性そのものが雄化していることは意味しません


生殖器について

モンキチョウの黄色型♀は

  • 交尾・産卵が可能

  • 卵巣・輸卵管などの構造も正常な雌型

つまり**機能的にも完全な♀**です。


何が「雄に似ている」のか

主に以下の点だけです:

  • 翅の地色が黄色(通常の♀は白色型が多い)

  • 外見が♂に近い

※ただし、黒帯のパターンなどは依然として♀的特徴を残します


補足(やや重要な背景)

白色型(alba型)と黄色型の違いは

  • 色彩だけでなく資源配分(色素 vs 卵形成)
    にも関係することが知られており、

これは

  • 性の転換ではなく

  • 雌内の戦略的多型(polyphenism / polymorphism)

と理解されています。


まとめ

  • 黄色い♀=andromorph

  • 外見のみ雄に類似

  • 生殖器は雌のまま(雄化していない)

  • 繁殖能力も通常の♀と同様にある



Q5: なぜこのような“雄に似た雌”が維持されているのか、進化的意味を説明して。

A5: では、モンキチョウ(モンキチョウ)において、なぜ「雄に似た雌(andromorph)」が進化的に維持されているのかを、研究で支持されている枠組みに沿って整理します。

基本構造:単なる色違いではない

まず重要なのは、
黄色型(andromorph)と白色型(alba morph)は“色彩多型”であると同時に、“生活史戦略の違い”でもあるという点です。


1. 資源配分のトレードオフ

最もよく知られている説明です。

  • 黄色型:

    • 翅にカロテノイド色素を沈着

    • 翅の発色に資源を使う

  • 白色型(alba):

    • 色素をほとんど使わない

    • 節約した資源を卵形成に回す

結果として:

  • alba型:成熟が速く、産卵開始が早い傾向

  • 黄色型:成熟がやや遅いが、別の利点を持つ

単純な優劣ではなく、戦略の違い


2. 雄の配偶者選択(性的選択)

雄は雌を視覚的に探します。

多くの研究で示唆されている傾向:

  • ♂は白色型(alba)をより好む場合がある

すると:

  • alba型:交尾機会が増える(利点)

  • 黄色型:やや不利

→ それでも黄色型が消えない理由が次に重要


3. 「雄に似ること」の利点(性的ハラスメント回避仮説)

黄色型♀は外見が♂に似るため:

  • ♂からの過剰な求愛・追跡を受けにくい

これには明確なコストがあります:

  • 追跡されると

    • 採餌時間が減る

    • 捕食リスクが上がる

    • 産卵効率が落ちる

→ 黄色型♀は
「交尾機会はやや減るが、行動の自由度が高い」


4. 頻度依存選択

ここが維持機構の核心です。

  • alba型が多いと:

    • ♂は白を狙う → 黄色型は「見逃される」利点が増す

  • 黄色型が増えると:

    • ♂が識別を変える → 利点が減る

どちらか一方に固定されず、一定割合で共存

これは
frequency-dependent selection
の典型例です。


5. 環境条件によるバランス変化

さらに、

  • 気温

  • 栄養状態

  • 個体密度

などによって、

  • どちらの戦略が有利かは変動します

完全な固定比率にはならない


まとめ(構造的理解)

モンキチョウの♀多型は:

  • alba型:

    • 早熟・高繁殖

    • ただし♂に見つかりやすい

  • 黄色型(andromorph):

    • 繁殖開始はやや遅い

    • ただし♂の干渉を回避しやすい

この

  • 資源配分

  • 性的選択

  • 行動コスト

  • 頻度依存

が組み合わさって、
両タイプが進化的に安定して維持される


Q6: 野外で興味深い事例を観察した。モンキチョウの黄色型♀(andromorph)と♂が地上で交尾していると、あぶれ♂が飛来して、交尾中の黄色型♀に求愛した。続いて、モンシロチョウ♂も飛来して、誤認求愛した。これまでの理論的解説と整合するか?


A6: 結論として、その観察は先ほどの枠組みと矛盾せず、むしろ補強的に解釈できます。

対象はモンキチョウ(モンキチョウ)の黄色型♀(andromorph)ですね。


1. 「ハラスメント回避」は確率の問題

理論で言う利点は

  • 平均的に求愛・追跡を受けにくい

というものであって、

  • 完全に回避できることは意味しません

今回のように

  • 交尾中(=動きが制限される)

  • 地上で目立つ状況

では、むしろ誤認リスクが上がるのは自然です。


2. 交尾中という特殊条件

交尾中の個体は

  • 姿勢が通常と異なる

  • 行動が不自然(静止・もつれた形)

ため、視覚的手がかりが変化します。

→ ♂にとっては

  • 「性別識別よりも“交尾対象らしきもの”」として検出される

可能性が高い


3. “あぶれ♂”の行動特性

未交尾の♂は一般に

  • 反応閾値が低い(多少あいまいでも接近・求愛)

  • 誤認コストより機会損失を嫌う

→ 結果として
誤認求愛は一定頻度で起きるのが前提


4. 異種(モンシロチョウ)による誤認

モンシロチョウ(モンシロチョウ)♂の関与は興味深い点です。

これは:

  • 種識別も完全ではない

  • 特に

    • 小型の白〜黄系のチョウ

    • 地表付近での静止個体

誤認されやすい

ことを示しています。


5. 理論との整合性

今回の観察はむしろ次を支持します:

  • 黄色型♀の利点は
    → 「完全な不可視化」ではなく
    平均的な検出率低下

  • ♂の探索行動は
    ノイズ(誤認)を含む確率的プロセス

  • したがって
    誤認求愛は系の“正常な振る舞い”の一部


6. もう一歩踏み込むと

今回の状況は

  • 通常:黄色型♀は「見逃されやすい」

  • 例外:交尾中などでは「むしろ目立つ」

という

文脈依存のシグナル効果

を示唆しています。


まとめ

  • 観察された誤認求愛は理論と矛盾しない

  • むしろ

    • 識別の不完全性

    • 行動の確率性

    • 状況依存性
      を具体的に示す好例


もし記録としてまとめるなら、

  • 「交尾中個体への誤認求愛」

  • 「異種♂による接近」

は短報レベルでも価値のある観察です。


Q7: あぶれ♂からの求愛が起きたのは、交尾中のモンキチョウ♀♂ペアが地上で羽ばたきながら歩き回っていたときです。交尾ペアが落ち着くと(静止して翅をしっかり閉じると)、あぶれ♂を誘引しなくなった印象です。交尾ペアが静止した場所はシロツメクサの葉の上で、保護色という訳ではありませんでした。つまり、色彩的に目立たなくなった訳ではない。


A7: その追加観察は、先ほどの説明とよく整合しますし、むしろ**鍵になっているのは色ではなく「運動シグナル」**だと解釈すると筋が通ります。対象はモンキチョウ(モンキチョウ)ですね。


観察のポイント整理

  • 交尾ペアが地上で羽ばたきながら歩行
    → あぶれ♂が飛来・求愛

  • ペアが静止し、翅を閉じる
    → 誘引が止む

  • 背景(シロツメクサ上)での色彩的な隠蔽は起きていない


解釈:視覚探索は「動き優先」

多くの昼行性チョウの♂は、配偶者探索において

  • 色や斑紋よりも

  • 動き(特に羽ばたきによるフリッカー)

に強く反応します。

今回の状況では:

1. 羽ばたき+不規則運動が「検出トリガー」

交尾中ペアの

  • 断続的な羽ばたき

  • 地表での不規則な移動

が、♂にとっては

  • 「近距離にいる飛翔個体(=潜在的な雌)」
    として検出されやすい刺激になります。


2. 静止でシグナルが消える

静止して翅を閉じると:

  • フリッカー(明滅)が消失

  • 輪郭変化も最小化

→ ♂の検出系に引っかからなくなる

ここでは色が目立つかどうかは二次的です。


andromorphとの関係

黄色型♀(andromorph)は

  • 静止時・通常飛翔時には
    → ♂からの検出率がやや低い(平均的な利点)

しかし今回のように:

  • 強い運動シグナルが出ている状況では
    → その利点はほぼ無効化される


異種誤認(モンシロチョウ)の説明

モンシロチョウ(モンシロチョウ)♂の飛来も同じ枠組みで説明できます。

  • 種識別の前段階で
    → 「動く小型鱗翅目」を検出

  • その後に近接して
    → 誤認のまま接近・求愛

つまり

  • 初期検出はかなり粗いフィルター


理論との対応づけ

この観察は次の点を具体的に裏付けます:

  • 「雄に似ること」の利点は
    視覚探索の初期段階における検出率低下

  • ただし
    強い運動刺激があると上書きされる


もう一段抽象化すると

♂の探索は二段階モデルで理解できます:

  1. 検出(detection)

    • 主に動き依存

  2. 識別(recognition)

    • 色・パターン

今回のケースは:

  • 検出が過剰に起きる
    → 識別が追いつかず誤認接近


まとめ

  • 誘引の有無は色ではなく運動状態で切り替わっている

  • andromorphの利点は状況依存的(特に静止・通常飛翔時)

  • 観察は「動き優先の視覚探索モデル」とよく一致



Q8: 同じシロチョウ科でも、モンシロチョウは紫外線で見たときに翅の斑紋に明確な性差があり、配偶行動に関与しています。モンキチョウは、自然光下では翅色に黄色や白の二型があってヒトにも区別しやすいのだが、紫外線下ではどう見えているか?


A8: 結論から言うと、モンキチョウ(モンキチョウ)はモンシロチョウほど明瞭な「紫外線での性差シグナル」を持つタイプではなく、UV域では“強い性差”よりも“雌の型間差(alba vs 黄色型)”が主に効いていると考えられています。


1. UVでの基本的な見え方(概略)

  • ♂(黄色):UV反射は弱い〜中程度(強く光るタイプではない)

  • ♀・黄色型(andromorph):♂にかなり近い反射特性

  • ♀・白色型(alba)UV反射が相対的に強い(明るく見える)

→ 人間の可視光での「白/黄」の差は、UV域では
**「albaがより明るい個体」対「それ以外(やや暗め)」**というコントラストに置き換わるイメージです。


2. 性差より「型差」が前面に出る

モンシロチョウ(モンシロチョウ)では

  • UVパターンが性識別シグナルとして強く機能

ですが、モンキチョウでは

  • ♂ vs ♀(黄色型)の差は小さい

  • alba型だけが明確に異なる

という構図です。

→ したがってUV視では
「雌の中の多型(albaか否か)」の識別がしやすい


3. 配偶行動との関係

実験的には、

  • ♂は視覚的に雌を探索するが

  • UV単独で厳密に性判定しているわけではない

と解釈されています。

むしろ:

  • 運動(飛翔パターン)

  • サイズ

  • 距離依存の色手がかり(可視+UVの合成)

を組み合わせた多要素識別です。


4. あなたの観察との整合

前の事例(交尾ペアに対する誤認求愛)とも整合的です:

  • 初期検出:動き優先(UVは補助的)

  • 近距離識別:色・パターン(可視+UV)

→ UVに明確な性差がないため
誤認(同種内・異種間とも)が一定頻度で起きる余地がある


まとめ

  • モンキチョウはUVでの強い性差シグナルを持たない

  • 代わりに

    • alba型のみがUVで際立つ

  • ♂はUVを含む複合的な視覚情報で雌を識別している




Q9: なぜColias属ではUVよりも色素多型(alba戦略)が前面に進化したのか、比較進化の観点で説明して。


A9: では、モンキチョウを含む Colias 属(ここでは代表として モンキチョウ)で、なぜ「UVシグナル」よりも「alba型という色素多型」が進化の前面に出たのかを、機能・制約・選択圧の組み合わせとして整理します。


1. 出発点:2つの戦略は競合する

大まかに言うと、雌の翅は

  • A:視覚シグナルとして最適化(例:UV反射を強める)

  • B:資源配分を繁殖に最適化(色素を節約=alba)

というトレードオフ関係にあります。


2. Colias の核心:カロテノイドという制約

Colias の黄色は主にカロテノイド色素です。

  • カロテノイドは

    • 抗酸化

    • 免疫

    • 卵形成
      などにも使われる有限資源

ここで重要なのは:

翅を黄色くする=生理的に有用な資源を消費する


alba戦略の本質

  • 色素沈着を抑える(白く見える)

  • 浮いた資源を卵生産へ再配分

これは単なる色違いではなく、
生活史戦略そのものの分岐です。


3. なぜUV強化に行かなかったのか

(1) UVは「節約」にならない

UV反射は主に

  • 鱗粉の微細構造(構造色)

  • または特定の色素配置

によって生じますが、

資源節約には直結しない

つまり

  • UV強化:配偶シグナルの改善

  • alba:繁殖投資の増大

で、利益の質が違う


(2) 雌側の選択圧が強い

Colias では進化の主戦場が

  • ♂の選好(性的選択)よりも

  • ♀の資源配分(自然選択)

に寄っていると考えられます。

結果:

  • 「より多く産む」戦略(alba)が強く効く


(3) ♂の識別が“粗くても成立する”

前の観察とも関係しますが、

  • ♂の探索は

    • 動き依存

    • 近距離で補完的識別

高精度なUV性識別に強く依存していない

そのため

  • UVで明確に区別できる必要性が低い


(4) 頻度依存選択との相性

alba vs 黄色型は

  • 頻度依存選択(先ほどの話)

で維持されます。

ここで重要なのは:

  • 「雄に似る」ことでハラスメント回避

  • ただし増えすぎると効果が薄れる

動的に安定する多型

一方、UV性差は

  • 固定的なシグナルになりやすい


4. モンシロチョウとの対比

モンシロチョウ(モンシロチョウ)では:

  • 翅は主にプテリン系(資源制約の性質が異なる)

  • 雌はUVで明確に識別される

  • 性的選択(識別精度)が重要

対して Colias は:

  • カロテノイド依存

  • 資源配分がボトルネック

  • → 色彩がそのまま「戦略の指標」になる


5. まとめ(進化的ロジック)

Colias で alba戦略が前面に出た理由は:

  1. カロテノイドが生理的に重要な有限資源

  2. 色素削減が直接的に繁殖成功に結びつく

  3. ♂の識別は高精度である必要がない

  4. 多型は頻度依存選択で維持される

→ 結果として
「信号(UV)を洗練する進化」よりも
「資源配分を最適化する多型進化」が優勢になった



Q10: モンキチョウ♀の黄色型(andromorph)の出現率は、理論的な遺伝子型では1/4=25%のはずだが、野外で実際に採集すると表現型として15%未満とさらに低くなっているのはなぜか?


A10: 結論から言うと、1/4(25%)という値は「単純なメンデル遺伝だけを仮定した場合の期待値」に過ぎず、野外ではその後にかかる複数の選択・バイアスで“黄色型♀(andromorph)”の見かけ頻度が下がると考えるのが自然です。対象はモンキチョウ(モンキチョウ)。


1) 25%は“特定条件下の交配”での期待値

alba 多型は大まかに「雌で発現する遺伝的多型(雌限定発現)」として説明されますが、常に Aa × Aa がランダムに起きるわけではありません。

  • 集団内の対立遺伝子頻度が 0.5 でない

  • 交尾が無作為でない(後述の♂の選好)
    などにより、遺伝子型比自体が25%から外れるのが出発点です。


2) 性的選択:♂の選好が黄色型♀を減らす

多くの研究で、♂は白色型(alba)を相対的に受け入れやすい/見つけやすい傾向が示唆されています。

  • 黄色型♀は交尾成立率がやや低い
    → 次世代にその遺伝子が残りにくく、集団頻度が押し下げられる


3) 自然選択:生活史の差(資源配分)

alba は色素(カロテノイド)を節約して卵形成に回すため、

  • 成熟が早い・初期産卵が多い
    といった利点が出やすい。
    一方、黄色型♀はその分だけ初期繁殖で不利になりやすい。

→ とくに季節が短い環境では、この差が効いてalbaが増えやすい


4) 行動生態:ハラスメント回避の利点は“条件付き”

黄色型♀の利点(♂に似て見つかりにくい)は

  • 個体密度

  • 行動状態(飛翔・静止・交尾中)
    に依存します。
    あなたの観察のように強い運動シグナルが出る場面では利点が消えるため、
    年間平均では利点が相殺されやすい


5) 頻度依存選択での平衡点

この多型は frequency-dependent selection により維持されますが、

  • 平衡点は25%に固定される必要はない

  • 性的選択+生活史の利得がalba側にやや強ければ、
    黄色型♀は10~20%程度に落ち着くことは十分あり得る


6) 観察・採集バイアス

野外での「見かけ頻度」には系統的なバイアスも入ります。

  • alba は発生・活動時期がやや早い → 採集時期で過大評価されやすい

  • 行動差(飛翔高度・滞在場所)

  • 視認性(白は見つけやすい/条件により逆も)
    実頻度よりさらに黄色型が少なく見えることがある


まとめ

  • 25%は単純モデルの期待値に過ぎない

  • 野外では

    1. ♂の選好(性的選択)

    2. albaの生活史的優位(自然選択)

    3. 条件付きのハラスメント回避

    4. 頻度依存選択の平衡

    5. 観察バイアス
      が重なり、
      黄色型♀はしばしば15%未満に落ち着く



Q11: モンキチョウ♂は、求愛相手の黄色型♀(andromorph)が♂ではなくて♀であることをいつ知るのか? 触れてみて初めて♀だと確信し、交尾行動へと移行するのか? じっくり時間をかければ視覚情報だけで識別できるのか? 性フェロモンのような化学情報は関与しているか?


A11: 結論を先に言うと、モンキチョウ(モンキチョウ)♂の配偶者認識は**単一の手がかりではなく段階的(多モーダル)**で、

**「遠距離=主に視覚(特に動き)→近距離=視覚の精査+化学・接触情報」**という流れで確度を上げていきます。
したがって andromorph(黄色型♀)を“いつ確実に♀と知るか”は一時点ではなく、段階的に確信が高まると考えるのが妥当です。


1) 遠距離(検出・接近):まずは動き主導

  • ♂は羽ばたきによるフリッカーや飛翔運動に強く反応して接近します。

  • この段階の識別は粗く、性別・種の誤認が起こり得る(あなたの観察と一致)。

  • andromorph は外見が♂に近いため、この段階では見逃されやすいが、動きが強いと上書きされる。


2) 近距離(追尾・定位):視覚の精査+接触の準備

  • 追尾中に翅のパターン・サイズ・飛び方などを追加的に評価。

  • ただし Colias は、モンシロチョウのようにUVで明確な性差を使うタイプではないため、
    視覚だけで完全に確定するとは限らない(誤認追尾が残る余地)。


3) 直前〜接触(最終判定):化学・接触情報が効く

  • 多くのチョウと同様、短距離の揮発性物質やクチクラ炭化水素(体表化学)、さらに**触角・脚での接触(tasting)**が関与すると考えられます。

  • この段階で不適切(♂や他種)なら離脱、適切なら交尾行動へ移行

  • 実際、他♂への誤認接近が接触前後で解消されることは一般的に観察されます。


4) 「触れて初めて確信か?」への答え

  • 極端に言えば**“触れてからが最終確定”に近いですが、
    それ以前にも
    確率的なふるい分け(視覚)**が働いています。

  • したがって

    • 視覚だけで十分に絞り込める場合もあるが

    • 最終的な可否判断は近接・接触情報で確定
      という理解が現実的です。


5) フェロモン(化学情報)の位置づけ

  • Colias で「長距離から強く引き寄せる雌フェロモン」が主役という証拠は強くなく、
    主導は視覚です。

  • ただし近距離での受容・拒否の判断に化学情報が関与する可能性は高い(完全に無関与とは考えにくい)。


6) andromorph特有の含意

  • andromorph は遠距離の誤検出を減らす(平均的な利点)一方、

  • 強い運動シグナルや交尾中の異常姿勢ではその利点が崩れ、誤認接近が増える。

  • しかし最終段階(近接・接触)で多くは是正されるため、系全体としては破綻しない。


まとめ

  • ♂は
    動きで見つけ → 視覚である程度絞り → 近接・接触(+化学)で確定
    する。

  • andromorph の「雄様外見」は主に初期検出段階に効き、

  • 最終的な性判定は近距離情報で担保される。


この枠組みで見ると、あなたの観察(動いているときだけ誤認求愛が起き、静止で止む)は、初期検出が運動に強く依存し、最終判定が近距離で行われることをきれいに示しています。


Q12: すでに交尾器を結合した状態の♀♂ペアに対して、後から来たあぶれ♂が求愛しても、蝶の場合は♀を強奪できるはずがない。なぜ無駄な求愛をするのか?


A12: 結論から言うと、あぶれ♂の「無駄」に見える求愛は、認識の制約と意思決定のコスト構造から自然に生じる行動です。完全に合理的(ゼロ誤認)に振る舞うより、多少の誤認を許してでも機会を取りに行く方が総合的に有利になります。対象はモンキチョウ(モンキチョウ)。


1) 検出は“粗いフィルター”で行われる

♂の探索はまず

  • 動き(羽ばたきのフリッカー)
    でトリガーされます。
    この段階は誤検出を許容する設計で、

  • 性別・種・交尾状態まで厳密に見分けてから接近する
    よりも、見つけたらとりあえず近づく方が機会損失を減らせます。


2) 交尾ペアは“超刺激(supernormal stimulus)”になりやすい

地上で羽ばたきながらもつれた2個体は

  • フリッカーが強い

  • 輪郭変化が大きい
    という点で、単独の雌よりも強い運動シグナルを発します。
    → ♂の検出系を過剰に駆動し、接近・求愛を引き起こす。


3) “交尾中かどうか”は遠距離では判別しにくい

  • 交尾器の結合は近接・接触レベルの情報

  • 遠距離では姿勢や個体数の異常としてしか見えない

したがって、♂は

  • まず接近 → 近距離で評価 → 不適なら離脱
    という段階的判断を取ります。


4) 誤認のコストは低く、見逃しのコストは高い

意思決定の非対称性が重要です。

  • 誤って接近するコスト:飛行エネルギーと時間(比較的小さい)

  • 本物の未交尾♀を見逃すコスト:交尾機会の喪失(大きい)

→ 進化的には**低閾値で反応(=誤認多め)**が有利。


5) andromorphの利点は“平均的”で、強い運動で上書きされる

黄色型♀(andromorph)は通常

  • ♂に似て検出されにくい
    が、今回のように

  • 強い運動シグナル(交尾中の羽ばたき)が出ると
    → その利点は上書きされ、誤認接近が増える。


6) なぜ「交尾中の個体に求愛」が残るのか

一見無駄でも、以下の理由で淘汰されにくい行動です。

  • 検出→接近→近距離評価という段階設計では、
    交尾中かどうかを“遠距離で完全に弾く”のが難しい

  • そのため、一定頻度で

    • 交尾ペア

    • 異種個体
      に対する誤認接近(ミス)は不可避

  • しかしそのコストは小さいため、行動様式として維持される


まとめ

  • あぶれ♂の求愛は「無駄」ではなく、
    誤認を許容して機会損失を最小化する戦略の副産物

  • 交尾ペアは強い運動シグナルで過検出されやすい対象

  • 最終的な不適合は**近距離で解消(離脱)**される


あなたの観察は、

  • 「動きが検出を支配する」

  • 「交尾状態は遠距離では判別されない」
    という点を非常に分かりやすく示しています。


Q13: モンシロチョウの配偶行動を扱った書籍は多いが、モンキチョウの配偶行動を扱った本や総説がなかなか見つからない


A13: これはかなり本質的な問題で、結論から言うと:

**「モンキチョウの配偶行動を体系的にまとめた“本”が少ないのは正常で、研究は主に個別論文として蓄積されている」**という状況です。


なぜ本が見つからないのか

1. 研究単位が「種」ではなく「理論」だから

モンシロチョウ(モンシロチョウ)は

  • 教科書的モデル種として扱われやすく

  • 紫外線シグナルなど「分かりやすいテーマ」がある

一方、モンキチョウ(モンキチョウ)は

  • 性的対立

  • 資源配分(alba多型)

  • 頻度依存選択

といった進化理論の事例として分散的に扱われる

→ その結果:

  • 「モンキチョウの配偶行動」という単独テーマの本は出にくい


2. 実際の研究は論文単位で非常に豊富

例えば:

  • ♂の求愛行動の詳細
    → ホバリング→接触→交尾という段階構造 (BioOne)

  • ♀の交尾経験による♂の選好変化
    → 黄色型・白色型への訪問や持続時間の違い (CiNii)

  • 拒否姿勢が出せない♀への♂の行動
    → 多数の♂が接近するが短時間で離脱するなどの動態 (J-STAGE)

  • morph間の繁殖成功や交尾頻度
    → albaと黄色型で差がある (バイオダイバーシティヘリテージライブラリー)

→ つまり
内容自体は十分に解明されているが、断片的に論文化されている


3. 「本」にまとまるテーマではない

モンキチョウの研究は

  • 配偶行動

  • 色彩多型

  • 生理学

  • 遺伝

  • 生態

が強く絡むため、

→ 単独種の行動本ではなく
「性的選択」「生活史進化」などの総説書に分散して収録される


4. 例外的に存在する“半まとまった資料”

完全な専門書ではないが:

  • 「モンキチョウの交尾行動」を扱った解説記事(渡辺守) (J-GLOBAL)

→ こういう形で部分的にまとまることはある


実務的な対処法(重要)

もし「体系的に理解したい」なら:

① キーワードで論文を束ねる

  • Colias erate courtship

  • alba polymorphism Colias

  • mate choice Colias

→ これでかなり全体像が見える


② 近縁種を含めて読む(非常に重要)

Colias 属全体で見ると:

  • Colias eurytheme
    などで

  • フェロモン

  • UV

  • 性的選択

の研究が豊富

行動の基本構造はかなり共通


③ 理論書で補完する

  • 性的対立

  • 頻度依存選択

→ モンキチョウは具体例として断片的に登場


まとめ

  • モンキチョウ単独の配偶行動本が少ないのは異常ではない

  • 研究はむしろ豊富で、論文として分散している

  • 全体像は
    複数論文+理論書で再構成するタイプのテーマ


補足(あなたの観察との関係)

むしろ今回のような

  • 交尾中個体への誤認求愛

  • 異種まで含む誤認

といった現象は、

既存の論文をつなぐ“隙間”にある観察で、
こういう記録がまとまっていないのも、上の構造の結果です。


必要なら、「最低限これだけ読めば全体像がつかめる論文セット」を具体的に選んで提示できます。



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2026/05/13

晴れた昼間に雪原の巣穴入口で日光浴するホンドタヌキ:2月中旬【トレイルカメラ】

 



2025年2月中旬・午後13:55頃・晴れ 

雪深い休耕地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地をトレイルカメラで見張っています。 

晴れた日中に巣穴から外に出てきたタヌキが巣口でフニュー♪と甲高い声で鳴きました。 
日が高く昇ると、雪面からの照り返しで眩しく、画面は白飛びしてしまいます。 

タヌキはしばらく日光浴を楽しんでから、その場で自分の尻尾を毛繕い。 
最後は巣穴に潜り込む尻尾がチラッと見えました。 

監視カメラが記録した気温は46℃まで上昇したと表示されていますが、もちろんそんなはずはありません。 
直射日光と雪面からの照り返しを浴びて、トレイルカメラの表面温度が過熱したのでしょう。 
危険なレベルの温度ですが、幸い故障せずに済みました。 

タヌキも晴天の雪原で日光浴したくても、眩しくてたまらないのではないでしょうか。
夜行性の動物は、夜の暗闇で乏しい光で効率よく見るために、目の中にタペータム(輝板)という組織があります。
タペータムが仇となって雪目(雪眼炎)にならないような仕組みが、雪国の夜行性動物にはあるのでしょうか?




※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

石垣の隙間に生えた苔をほじくり枯草をかき分け餌を探す雪国のツグミ(冬の野鳥)

 

2025年2月下旬・午後14:15頃・くもり 

今季は記録的な大雪が降りました。 
堀の水面に雪が積もって、完全に埋もれているように見えます。(凍ったかどうか不明) 
さらに近所の路上からスノーダンプで堀に排雪されていました。 
地上は深い積雪で覆われていますが、堀の石垣は露出しています。 

1羽のツグミTurdus eunomus)が石垣をトラバースしながら、餌を探し歩いています。 
石垣の隙間に生えた枯草や常緑の苔を嘴であちこち啄んでいました。 
草の種子や休眠越冬している虫を探しているのでしょう。 
嘴で枯草の根際をかき分けたり、苔を剥がしたりしています。 
石垣の隙間に詰まった苔や土をほじくり出しました。 
石垣に積もった雪の壁に付着した微小な虫を捕食することもありました。 (雪を食べたのではありません。) 


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石垣の表面には地衣類も生えていますが、地衣類に疎い私は種類とか見分けられませんし、ツグミも食べませんでした。
採餌の合間に、ツグミがチュピッ♪と一声鳴きました。(@1:07〜) 

石垣をトラバースしながらツグミが脱糞しました。(@2:51〜) 
白い液状便(正しくは尿)が垂れて、石が汚れました。 

ツグミはどんどん右に移動しながら探餌を続けています。 
石垣の上段に執着しているのは、何か意味がありそうです。 
雪解け水が滴り落ちて苔が常に濡れていたり(保湿)、日当たりが良くて気温が高かったりして、越冬している虫が多いのかもしれません。 




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2026/05/12

晩冬のスギ林でタヌキの溜め糞場の匂いを嗅いでから往来する雪国のホンドギツネ【トレイルカメラ】

 



2025年2月下旬

シーン0:2/16・午後15:15・晴れ・気温23℃(@0:00〜) 
雪が積もったスギ防風林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcを自動撮影カメラで見張っています。 

ホンドギツネVulpes vulpes japonica)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:2/26・午前7:41・くもり・気温2℃(@0:05〜) 
奥から来た冬毛のキツネが、タヌキの溜め糞の匂いを嗅いでから、左下手前に立ち去りました。 
尻尾の毛がフサフサした健常個体です。 
タヌキに対抗して、キツネが同じ場所に糞尿を排泄することはありませんでした。 

スギ林床の雪面は凍っていて、キツネが歩いても足跡は残りません。


シーン2:2/26・午前7:50・くもり・気温2℃(@0:18〜) 
9分後に、同一個体と思われるキツネが、左から戻って来ました。 
今回はタヌキの溜め糞に興味を示さず、横を素通りしました。 
タヌキがよく通う獣道を辿って、右上奥へ向かいます。 


つづく→

ヤブガラシの花蜜を吸うオオモンクロクモバチとクロアナバチ

 

2024年8月中旬・午後12:00頃・晴れ 

道端に蔓延るヤブガラシの群落で訪花するオオモンクロクモバチAnoplius samariensis)を動画に撮り始めたら、途中からクロアナバチSphex argentatus fumosus)が乱入してきました。 

関連記事(11年前の撮影)▶ ヤブガラシを訪花するオオモンクロクモバチ 


1/5倍速のスローモーションで、クロアナバチの登場シーンをリプレイ。(@0:18〜) 
微妙な差異ですが、顔面の毛がコクロアナバチは「銀黄色」でクロアナバチは「灰白色(銀白色)」らしいです。 
今回の蜂は頭楯が白っぽいので、クロアナバチだろうと判断しました。


周囲でミンミンゼミ♂(Hyalessa maculaticollis)が鳴いています。

2026/05/11

雪原の営巣地で朝に日光浴する合間に巣口の雪かきをするホンドタヌキ♀♂【トレイルカメラ】

 



2025年2月中旬・午前8:10〜8:30頃

雪深い休耕地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の家族が越冬する営巣地を自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:2/15・午前8:09・晴れ・気温7℃(@0:00〜) 
おそらく出巣直後と思われる♀♂ペアが、前足で巣口の雪かきをしています。 
外に出てくると、身震いしました。 


シーン2:2/15・午前8:11・晴れ(@1:00〜)
タヌキのペアが巣口で互いに逆方向(左右)を向いて佇んでいます。 
周囲を警戒しつつ、日向ぼっこしているのでしょう。 
やがて右の個体が欠伸をしましたが、口から出る白い湯気は見えませんでした。 (気温が高かったせいでしょう。) 
逆方向を向いているパートナーに欠伸は伝染しませんでした。 

しばらくすると、左の個体が身震いしました。 


シーン3:2/15・午前8:13・晴れ(@2:01〜)
休憩が終わり、玄関(巣口)の雪かきを再開。 
前足で積雪を後方に勢い良く跳ね上げています。 
除雪作業の合間に身震いしました。 


シーン4:2/15・午前8:16・晴れ(@3:01〜)
ペアのうち1頭が雪原を右下手前へ歩き出しました。 
凍った雪面には新雪がうっすらと積もっていて、タヌキが歩くと足跡が残ります。 
林縁で立ち止まって振り返っても、パートナーは付いて来ません。 


シーン5:2/15・午前8:18・晴れ(@4:02〜)
結局、先行個体(体格の大きな♂)は右下の林縁から巣穴に戻って来ました。 
♂が外出に誘っているのに、この日の♀は出不精なのでしょう。 
♂が巣口に顔を突っ込んで念入りに匂いを嗅いだものの、中には入りませんでした。 
そのまま後ろ向きで外に出てくると、ペアが巣口で並びました。 
タヌキは言葉を交わせないのに、パートナーの意図をどうやって汲み取るのですかね? 


シーン5:2/15・午前8:20・晴れ(@5:03〜) 
巣口で日光浴していた個体が毛繕いを始めました。 
ペアが巣口で身を寄せ合っていますが、互いに逆方向を向いています。 


シーン6:2/15・午前8:22・晴れ(@6:03〜)
ペアの片方が巣口に潜り込んで雪かきしている最中に、外で待っている個体が欠伸しました。 

♂が巣外に出て身震いし、♀の尻の匂いを嗅ぎました。 
♀の発情状態を確認してるようです。 
(残念ながら、尻切れトンボで録画が打ち切られました。) 


シーン7:2/15・午前8:26・晴れ(@7:04〜)
 ♂が再び巣口の窪みに入り、雪かき作業を再開。 
♀は横で佇んでいるだけです。 
♂もすぐにさぼって、並んで日光浴を始めました。 


シーン8:2/15・午前8:27・晴れ(@8:05〜)
♂が完全に巣穴に潜り込んだようです。 
雪かきを♂に任せて巣口で待機していた♀もようやく入巣。 


つづく→

舌を伸縮しながら蛇行して舗装路を横切るアオダイショウ

 

2026年4月下旬・午後15:25頃・くもり 

春の郊外でアオダイショウElaphe climacophora)が舗装路に長々と横たわっていました。 
車に轢かれたロードキル(死骸)なのかと思いきや、カメラでズームインしてみると生きていました。 
くもり空だったので、日光浴ではないはずです。 
採寸できませんでしたが、目測ではかなり太くて長い、立派な個体でした。 

赤黒い舌をペロペロと口から素早く出し入れしながら、車道を蛇行して左に進んでいます。 
途中で立ち止まると、ある一箇所の路面を舌先で頻りに舐めています。 
そこだけ特に濡れている訳でもないのに、ヘビには気になる匂いがするようです。 

最後は道端の草むらに姿を消しました。 
どうやら側溝の中に潜り込んだようです。

2026/05/10

マンサクの樹上で虫を捕食するニホンザルの若いアルビノ

 

2024年9月中旬・午前11:35頃・晴れ 

山麓を遊動するニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れの中に若い白猿を見つけました。 
体毛が純白で瞳の色素が薄いので(青い瞳)、白変種ではなく、アルビノと思われます。 
顔や手足の皮膚が露出している部分は、血色の良いピンク色でした。 
群れの中でひときわ目立つので、しばらくこの個体に注目して観察することにします。 

林縁に自生するマンサクの灌木に駆け寄ると、一気によじ登りました。 
横枝の先まで登ると、私を凝視しています。 
高い樹上という安全地帯からなら、ヒトも怖くないようです。 

葉裏に隠れていた何かの虫を見つけて、直接食べました。 
白猿の口の端が緑色の汁で汚れたので、イモムシ(鱗翅目の幼虫)を捕食したのではないかと推測しています。 
この成功体験に味をしめた白猿は、マンサクの細い枝を手で引き寄せると、葉をかき分けたり裏返したりして、マンサクの葉裏を丹念に調べています。 
「二匹目のどじょう」ならぬ「二匹目のイモムシ」を狙っているようです。 
マンサクの葉も少しだけ齧って食べたようにも見えましたが、どうでしょうか。 


つづく→


【考察】 
マンサクの葉に居た虫の正体について、私には心当たりがありません。
かなり昔に、クスサンという蛾の幼虫が食樹でもないのにマンサクの枝で右往左往していたのを観察したことがあるぐらいです。

関連記事(16年前の撮影)▶ マンサクの枝先にクスサン幼虫(蛾) 

ChatGPTに色々と質問してみました。 

Q1: 9月中旬に山形県の山麓でニホンザルがマンサクの樹上に登り、採食していた。緑の葉を少し齧っていたが、枝葉をめくって何か葉裏に隠れている虫を丹念に探していた。マンサクの葉によく集まる、アブラムシなどの虫は知られているか?

A1: 結論から言うと、マンサク(マンサク)の葉に「特定の有名なアブラムシが大発生する」というような、よく知られた関係はあまり報告されていません。少なくとも、サクラとサクラアブラムシのような典型的な“強い対応関係”は知られていない樹種です。

ただし、今回の観察内容(葉をめくって裏面を丹念に探す)から考えると、サルが狙っていたのはかなり典型的に次のような小動物群です。

葉裏で見つかりやすい餌候補

  • アブラムシ類(アブラムシ)

  • カイガラムシ類(カイガラムシ)

  • ハダニ類(ハダニ)

  • 小型のガやハムシ類の幼虫

これらは特定の樹種に厳密に依存しない“広食性”の種も多く、マンサクにも状況次第で普通に付きます。特に山麓のような環境では、周囲の植生や季節条件によって一時的に個体数が増えることは十分あり得ます。

マンサクに関する補足

マンサクはタンニンなどを多く含むため、一般に「食害を強く受けにくい側の樹種」とされることが多く、
→ その結果として

  • 大型で目立つ食害(葉を食い尽くすような昆虫)は少なめ

  • 代わりに、葉裏に付く微小な吸汁性昆虫は見逃されやすい

という傾向があります。

ニホンザルの行動との対応

ニホンザル(ニホンザル)が見せた

  • 葉をめくる

  • 1枚ずつ確認する

  • 少量ずつ採る

という行動は、既知の採食行動の中では**「葉上・葉裏の小型無脊椎動物の採食」**とよく一致します。
特に初秋(9月中旬)は、夏に増えたアブラムシやダニ類がまだ残っている時期なので、タイミングとしても自然です。


まとめると、

  • マンサクに特異的な“有名なアブラムシ”は特に知られていない

  • しかし葉裏には一般的な小型吸汁性昆虫が付きうる

  • 観察されたサルの行動は、それらを狙った採食として非常に妥当

もし可能であれば、同じ場所でマンサクの葉裏を実際にめくってみると、かなりの確率で何らかの微小動物(あるいはその痕跡)が確認できると思います。


Q2: ニホンザルは生きたイモムシ(鱗翅目の幼虫)を捕食するか? 

A2: 結論から言うと、ニホンザル(ニホンザル)は生きたイモムシ(鱗翅目幼虫)を捕食します。頻度は高くありませんが、行動としては十分に知られている範囲です。

どの程度一般的か

ニホンザルは雑食性で、

  • 果実・種子・芽・樹皮

  • 昆虫・クモなどの無脊椎動物

を利用します。昆虫食は主食ではないものの、

  • とくに若齢個体やメスで観察例が多い

  • タンパク質補給として利用される

と考えられています。


イモムシに対する採食行動

イモムシ(鱗翅目幼虫)は

  • 動きが遅い

  • つかみやすい

  • 栄養価(特にタンパク質・脂質)が高い

ため、見つければ捕食対象になります。

実際の行動はあなたの観察とよく一致していて、

  • 葉をめくる

  • 枝葉を丁寧に探る

  • 見つけたらその場で口に運ぶ

という**“探索型の昆虫採食”**が見られます。


注意点:すべてのイモムシを食べるわけではない

ただし重要なのは、

  • 有毒・刺激毛を持つ種(ドクガ類など)

  • 強い化学防御を持つ種

回避される傾向があることです。

したがって、

  • 「無差別に捕食する」のではなく

  • 選択的に食べている

可能性が高いです。


あなたの観察との整合

前に述べられていた

  • マンサクの葉をめくって探す行動

は、

  • アブラムシなどの小型吸汁昆虫

  • あるいは小型のイモムシ

のどちらにも当てはまりますが、

  • 「丹念に探す」「やや大きめの餌を想定できる動き」

という点からは、**単なる微小昆虫よりイモムシのような“目に見える獲物”**を探していた可能性も十分あります。


まとめ

  • ニホンザルは生きたイモムシを捕食する

  • ただし主食ではなく、機会的・選択的な利用

  • 葉をめくる探索行動は典型的な昆虫採食の一形態

  • 有毒種は回避する可能性が高い


もし再観察できるなら、

  • 採食直後の咀嚼時間(イモムシは比較的長い)

  • 手でつまんでいるか、直接口で取るか

などを見ると、餌のサイズや種類の推定精度が上がります。



Q3: マンサク樹上で採食していたニホンザル個体は若いアルビノだった。瞳の色素も薄かった。アルビノ個体の色覚は正常なのか?

A3:結論から言うと、ニホンザル(ニホンザル)のような霊長類で見られるアルビノ(アルビノ)個体では、色覚は「完全に正常」とは言いにくく、多くの場合で何らかの低下や異常を伴うと考えられます。

ポイントは「色覚そのもの(錐体の機能)」と「それを支える眼全体の構造・光学条件」を分けて考えることです。


1. 錐体の種類そのものは保たれることが多い

ニホンザルはヒトと同じく三色型色覚(L・M・Sの3種類の錐体)を持ちます。
アルビノでも錐体の種類自体が消失するわけではないので、

  • 理論上は三色型色覚の“回路”は残っている

と考えられます。


2. しかしメラニン欠如による二次的影響が大きい

アルビノではメラニンが欠如するため、視覚系にいくつかの構造的問題が生じます。

(a) 網膜・中心窩の発達不全

  • 中心窩の形成が不完全になりやすい
    → 視力低下
    → 錐体の密度や配置も最適化されない

(b) 視神経の配線異常

  • 視交叉での神経線維の交叉比率が変化
    → 両眼視・空間認識に影響

(c) 眼内の散乱光の増加

  • 虹彩や網膜色素上皮の色素が薄い
    → 迷光が増える
    → コントラスト低下


3. 色覚への具体的な影響

これらの結果として、

  • 色の弁別能力(特に微妙な差)は低下しやすい

  • 明るい環境ではまぶしさ(羞明)が強く、視覚情報の質が落ちる

  • コントラスト感度の低下により、色の識別が間接的に悪化

つまり、
「三色型ではあるが、実用的な色覚性能は低下している可能性が高い」
という状態です。


4. 行動観察との関係

今回の観察のように

  • 葉をめくる

  • 近距離で丹念に探す

という採食は、

  • 色覚よりも近距離視・動き検出・触覚的探索に依存する側面が強い

ため、アルビノでも十分成立します。むしろ

  • 視力低下を補うために探索行動が丁寧になる

可能性もあります。


まとめ

  • アルビノ個体でも三色型色覚の基本構造は残る

  • ただしメラニン欠如に伴う眼の発達異常により
    → 色の識別能力は通常個体より低い可能性が高い

  • 近距離での昆虫採食のような行動には大きな支障は出にくい


もしその個体を継続観察できるなら、

  • 強い直射日光下での行動(目を細める・日陰を好むか)

  • 採食時の距離(顔をどれくらい近づけるか)

などを見ると、視覚特性との関連がもう少し見えてくると思います。







【アフィリエイト】 

センニチコウの花で吸蜜するルリシジミ♂

 

2024年10月中旬・午前11:40頃・晴れ 

歩道の花壇に咲いたセンニチコウ(千日紅)の群落でルリシジミ♂(Celastrina argiolus)が訪花していました。 
翅裏の斑点模様をよく見ると、ヤマトシジミではありませんでした。 
マジェンタ(赤紫)色の花で口吻を伸ばして花蜜を吸っています。 
閉じていた翅を半開きにしてくれて、♂と判明。 

少し飛んで葉(咲きかけの蕾?)に移動すると、翅を全開にして日光浴を始めました。 

関連記事(7年前の撮影)▶ センニチコウの花蜜を吸うルリシジミ

2026/05/09

林内の越冬用巣穴に来て鳴く雪国のホンドタヌキ:1月下旬〜2月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2025年1月下旬〜2月上旬〜中旬 

シーン0:1/20(@0:00〜) 
雪深い落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を2台の自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 
巣穴Lは深雪の下にすっかり埋もれてしまい、どうやら使われていないようです。 
もう一つの巣穴Rの入口はまだ辛うじて開口しています。 

厳冬期に往来するタヌキの記録をまとめました。 
特筆すべき行動は個別の記事にしたので、残り物になります。 

大雪が積もったので、灌木の幹に固定してある監視カメラの高さが地面(雪面)に対して相対的に下がり、赤外線の暗視モードでもタヌキに存在を気づかれやすくなり、露骨に警戒されるようになりました。 
私がときどき現場入りする度に、カメラの固定位置を幹の上にどんどんずらしたのですが、記録的な積雪量にとても追いつきません。


シーン1:1/21(@0:48〜) 

シーン2:1/22(@1:07〜) 

シーン3:1/23(@1:34〜) 
夜霧が立ち込める未明にタヌキが登場しました。 

シーン4:1/25(@1:59〜) 

シーン5:1/27(@2:32〜) 
放射冷却現象で冷え込み、雪面がガリガリに硬く凍っています。 


シーン6:2/2(@2:53〜) 
巣口Rの匂いをしばらく嗅いでいましたが、中に入れたかどうか不明です。 


シーン7:2/10(@3:17〜) 
更にドカ雪が積もって、営巣地の景色が一変しました。 

雪が降り続く晩にペアで来たタヌキが巣口Rの近くで並んで佇み、顔を寄せ合っています。 
相互毛繕いを始めました。 
やがてペアの片方が右に立ち去り、残った個体は巣穴Rに入りました。 
巣穴Rで少なくとも2頭のタヌキが越冬していることが、監視カメラの映像でようやく確かめられました。 

巣口Rに独り佇むタヌキがクゥーンと小声で甲高く鳴きました。(@5:37〜) 
深雪をラッセルしながら右から来たペアが巣口Rを素通りして、左へ向かいました。 
後続個体は、巣口Rをちょっと覗き込んでから、先行個体の作ったラッセル跡を辿って左に進みます。 


シーン8:2/11(@6:44〜) 
右から独りで来たタヌキが巣口Rでクゥーン♪と呼びかけるように鳴くことが多いです。 
パートナーが留守で心配しているのかな?と(擬人化して)想像しているのですが、タヌキの個体識別できていないので定かではありません。 

シーン9:2/12(@8:55〜) 
未明に右から左へ巣口Rを通り過ぎました。 

シーン10:2/13(@9:34〜) 
みぞれが降る未明に左から来た単独タヌキが巣穴Rに入りました。 

シーン11:2/14(@9:52〜) 
珍しく明るい時間帯(夕方)にタヌキが写りました。 
おそらく巣穴Rから出た直後で、右に向かいます。 
右の死角からクゥーン♪と鳴く声が聞こえました。 

右から来たペアが、巣穴Rの状態を点検してから、左に立ち去りました。 
後続個体(♀?)はしばらく名残惜しそうに巣穴Rに留まっていましたが、尻尾を高々と上げたまま、左へ歩いて行きます。 
林床の雪面は溶けかけた湿雪で、歩きにくそうです。 

しばらくすると、なんと3頭目のタヌキが巣口Rから顔を出して、さっきの訪問者を見送りました。 

その日の深夜には、独りで左へ立ち去るタヌキが写っていました。 

シーン12:2/15(@12:04〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

雪国の森で厳冬期も樹上にぶら下がっているキカラスウリの熟果

 



2025年2月中旬・午前11:25頃・くもり 

スギ防風林で定点観察に来ると、隣接する落葉灌木(樹種不明)からキカラスウリの果実がいくつもぶら下がっていました。 
厳冬期の吹雪や嵐の後でもキカラスウリの熟果が落ちずにしぶとく残っているということは、蔓がよほど丈夫なのでしょう。 
キカラスウリの葉はとっくに枯れています。 
鳥につつかれた食痕がある熟果もありました。 

キカラスウリの果実は、ウリ状果(瓢果、液果の一種)に分類されます。 
その種子散布は被食型の動物散布です。 
実はこのキカラスウリ群落はホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcのすぐ横にあるので、種子散布の観点からも興味深いです。 
タヌキの溜め糞にキカラスウリの種子が未消化のまま含まれていることが実際に報告されているらしいのですが、私はまだ確かめていません。 

タヌキの溜め糞場wbcの近くで芽生えてスギ林床に蔓延り始めたキカラスウリ?の蔓や葉の写真を2023年7月下旬に撮り、この記事で紹介しています。

根雪が積もる前の初冬に見つけたキカラスウリの落果には野生動物の歯型が付いていました。 (前回の記事の写真を参照)
少し味見しただけで食べかけを捨てたということは、まだ不味かった(未熟果に多く含有するククルビタシンが苦かった)ようです。 
私としては、蔓にぶら下がっていたキカラスウリの熟果をもぎ取って味見したのはタヌキではなくニホンザルの仕業ではないかと疑っていて、いつかトレイルカメラに採食シーンが写るのではないかと期待しています。 


つづく→トレイルカメラで証拠映像を撮る 

2026/05/08

ホンドタヌキの巣穴がある雪原を昼夜うろつくホンドギツネ:2月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月中旬

シーン0:2/16・午後14:30・くもり(@0:00〜) 
雪深い休耕地でホンドタヌキの家族が越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
ホンドギツネVulpes vulpes japonica)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:2/16・午後21:35・気温0℃(@0:03〜) 
尻尾がフサフサした個体が晩に現れ、タヌキ営巣地の雪原を横切りました。 
雪面は凍っていて、キツネが歩いても足跡が残りません。 
タヌキの巣口に立ち寄るかと思いきや、避けるように戻って行きました。 

余談ですが、レンズの至近距離にいつの間にか細い糸が張り巡らされていて、それが夜風に揺れています。 
変温動物のクモは休眠越冬しているはずなのに、厳冬期の夜にクモの糸が写るのは意外でした。 
どうやら、晴れて気温が上がる昼間にクモが覚醒して活動していたようです。 


シーン2:2/18・午前11:58・降雪・気温2℃(@0:24〜) 
なんと真っ昼間から、冬毛のキツネが登場しました。 
今回も尻尾がフサフサした健常個体です。 
雪が降る中、左から来たキツネが、なぜか突然、手前に向かって走り出しました。 
手前にある落葉二次林内に何か獲物でも見つけたのでしょうか? 
新雪にキツネの足跡が残ったものの、白飛びしていて見えにくいです。 


つづく→

隠れ家を補修するアカオニグモ♀(蜘蛛)

 

2024年10月下旬・午後13:45頃・くもり 

里山の斜面をトラバースする細い山道(ほぼ廃道状態)の草間にアカオニグモ♀(Araneus pinguis)が円網を張っていたようです。 
数枚の枯葉を綴った隠れ家で追加の糸を張り巡らして補強しています。 


クモが支柱としていた植物(種名不詳)の茎にヤマノイモの蔓が巻き付いて枯れ、むかごが付いています。

もしかすると隠れ家ではなくて、これからそこに卵嚢を産み付けるのかもしれません。 



先を急ぐ用事のあった私は、山道を通せんぼしていた網を破って進みます。

アカオニグモを見かけたのは久しぶりかもしれません。
このまま温暖化が進むと、アカオニグモなど北方系のクモは激減し、やがて姿を消すのではないかと心配です。
高山地帯にしか分布しなくなるのでしょうか。

2026/05/07

雪原の巣穴に出入りする1〜3頭のホンドタヌキ:1月下旬〜2月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2025年1月下旬〜2月中旬 

シーン0:1/20・午後12:59・晴れ(@0:00〜) 
雪深い休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の家族が越冬する営巣地を自動センサーカメラで見張っています。 
昼間に晴れると雪原からの反射が眩しくて(白飛びして)、足跡などは見えません。 


シーン1:1/21(@0:07〜) 
夜になると、赤外線の暗視カメラで雪原の足跡がしっかり見えるようになります。 
巣口から四方八方に足跡が伸びている(放射状に6本の獣道)ことが分かります。 


シーン2:1/22(@0:15〜) 


シーン3:2/1(@0:24〜) 
新雪が積もった雪原には足跡が一つも付いていません。 
静かな晩に相次いで登場した3頭のタヌキが、新雪の下に完全に埋もれてしまった巣口を素通りしています。 

3頭のタヌキが行動を共にしているのは珍しいです。 
親子なのかな? 
それとも、発情の近い♀を♂がストーカーしているのでしょうか。 


シーン4:2/8・午前後・気温(@1:04〜) 
いつの間にか、監視カメラの画角が斜めにずれていました。 
奥に見える地平線は本来、水平になっているはずです。 
営巣地は深い新雪で覆われ、動物の足跡が完全に消えています。 

雪が激しく降りしきる深夜に、巣穴からタヌキのペアが外に出てきました。 
(そもそも、大雪が降る前に巣ごもりする際の入巣シーンがなぜか撮れていません。) 
先行個体が雪原をラッセルしながら右に立ち去りました。 
しばらくすると、後続個体がパートナーのラッセル跡を忠実に辿って外出します。 
それでも深雪ラッセルの苦行を強いられます。 
このペアが帰巣するシーンも撮れていません。 


シーン5:2/10(@1:48〜) 
2日後の小雪がちらつく晩も、ペアで巣穴から外出します。 
再び営巣地は新雪で覆われ、雪原の足跡がすっかり消えていました。 
先行個体が雪原をラッセルしながら、珍しく左下手前に立ち去ります。 
しばらく巣口で油を売っていた後続個体が、ようやく外出しました。 
先行個体のラッセル跡を忠実に辿っても、深雪に難儀しています。

2.5時間後に先行個体が帰巣しました。 
出かける際に作ったラッセル跡を忠実に辿って巣口まで辿り着きました。 
2頭が通った後なので、帰路にラッセルは不要で、かなり楽に歩けます。 
巣口の匂いを嗅ぎ、周囲を警戒しています。 
後続個体の帰りを待っているのかな? 

5.5分後に後続個体が同じラッセル跡の獣道を辿って易々と帰巣しました。 
出迎える先行個体はおらず、すでに巣内に入った後でした。 

アニマルトラッキング(動物痕跡学)の本に書いてある通り、タヌキが雪面を歩くと、左右2列の足跡が付くことが実際に映像を見るとよく分かります。 
尻尾の先で雪面を擦りながら歩いています。 
それに対してキツネは肩幅が狭いのか、1列の足跡しか付かないので、足跡の付き方から見分けられます。 

この個体も入巣シーンを撮らせてくれませんでした。
もしかすると、タヌキは暗闇で怪しく光る(赤外線を照射する)監視カメラの存在に気づいていて、起動中は入巣しないように用心しているのかな? 
(使用中のトレイルカメラは、1分間の録画をした後に少なくとも5秒間休止してから、待機モードに戻ります。) 


シーン6:2/11(@3:21〜) 
翌日も晩にタヌキが活動していました。 


シーン7:2/12(@3:31〜) 
巣口を中心に、複数の古い足跡が雪原に縦横無尽に残っています。 
どうも、監視カメラの撮り損ねが多いようです。 
低温でアルカリ電池の電圧が低下しているのでしょう。 
それとも、冬毛で覆われたタヌキの毛皮の断熱性能が高くて、トレイルカメラのセンサーが熱源の動きを検知できないのでしょうか。 

タヌキのペアが晩の早い時刻に巣穴から出かけて行きます。 
新雪はそれほど積もっていなくて、ラッセルは不要でした。 

後続個体は出かけるのが億劫なのか、巣口にしばらく留まっています。 
その間に、周囲を見回したり身震いしたり、欠伸したり。 
痺れを切らした先行個体が右から戻ってきて、後続個体を迎えに来ました。 
一緒に出かけようと誘ってるようです。 
戻ってきた先行個体が、巣口で居座るパートナーの横を通り過ぎる際には、尻尾を高々と持ち上げました。 
どういう意味のボディ・ランゲージなのでしょう?
性フェロモンで誘っているのではないかと、勝手に想像しました。
それでも後続個体は外出を渋り、一歩も動かずに巣口の匂いを嗅いでいます。 

この後どうなったのでしょうか。
後続個体も重い腰を上げて渋々外出したのか、それとも巣穴に籠もってしまって、先行個体だけが独りで外出する羽目になったのか、監視カメラの映像からは不明です。 

1.5時間後にタヌキが営巣地を右から左へ横切りました。 
(余所者の個体かも?) 


シーン8:2/13(@5:30〜)日の出時刻は午前6:29。 
まだ薄暗い日の出前に、外出から戻ったタヌキが巣穴に入りました。
(タヌキは基本的に夜行性なので、「朝帰り」の意味合いがヒトとは違います。) 

17.5時間後の深夜に監視カメラが起動すると、早朝に帰巣したタヌキの足跡が雪原にしっかり残っています。 
右からタヌキが新雪の雪原をラッセルしながら営巣地にやって来ました。 
雪原に開口した巣口を真っ直ぐに目指しています。 
巣口の匂いを嗅いだものの、中には入らず右へ引き返しました。 
余所者のタヌキだったのかな? 


シーン9:2/14(@6:31〜) 
雪が激しく降る未明に、タヌキが単独で営巣地の雪原をうろついています。 
ようやく巣穴に入ったのに、ちょっと内見しただけで、すぐに後ろ向きで外に出てきました。 
その後も雪原を行ったり来たりしています。 

珍しく明るい夕方に巣穴から出てきたと思われるタヌキが、雪原をゆっくり歩いて右へ向かいました。 
溶けかけた湿雪(腐れ雪)に足がズボズボ潜って歩きにくそうです。 


シーン10:2/15(@9:03〜)日の入り時刻は午後17:21。 
雪明りのため、日没後もしばらくは明るいです。 
タヌキのペアが巣穴から外に出てきました。
巣口で身震いしたり、ストレッチ運動(前脚を揃えて前に伸ばし背中を弓なりに伸ばす)をしたりするのが、お出かけ前のルーチンです。 
雪面は硬く締まっているようで、タヌキが歩いても足跡が残りません。 

しばらくすると、3頭目の個体が巣穴から外出しました。 


シーン11:2/16(@9:54〜)日の出時刻は午前6:25。 
まだ真っ暗な未明に、タヌキのペアが相次いで採餌から営巣地に戻って来ました。 
雪面はガリガリに凍結しています。 
巣口で合流すると、待っていた先行個体が巣穴に潜り込みました。 
後続個体も入巣しかけたところで、録画終了。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
個体識別が出来ていないので、登場したタヌキ(巣穴に同居しているタヌキ)は3頭以上いるかもしれません。 
タイトルはあくまでも、動画で同時に撮れた個体数が最大で3頭だった、という意味です。 

今季は記録的な積雪量になりました。
深雪を掻き分けるようにラッセルしたり、凍結した雪面を歩いたり、雪国のホンドタヌキは厳冬期も逞しく活動しています。


林内でホンドタヌキが越冬する巣穴を覗き込み、周囲の雪を食べるハシブトガラス(冬の野鳥)

 


2025年2月中旬 

シーン0:1/20・午後14:21・晴れ・気温20℃(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
雪深い落葉二次林で、ホンドタヌキが越冬する巣穴を自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが巣穴を掘って暮らす営巣地(セット)でした。 
巣穴Rの入口が深雪に埋もれかけ、辛うじて開口しています。 

シーン1:2/16・午前8:24・晴れ・気温4℃(@0:03〜) 
厳冬期の朝、1羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が巣口Rの右の雪面に来ていました。
この地点でハシブトガラスが写ったのは、なんと10ヶ月ぶりです。 
左にトコトコ歩いて巣口Rを覗き込みましたが、中に入ることはありませんでした。 
体重の軽いカラスが雪面を歩いても、足が潜りません。


シーン2:2/16・午前8:26・晴れ(@1:04〜)
次に監視カメラが起動したときには、カラスは居なくなっていました。 
(おそらく、飛び去った直後なのでしょう。)
しかしすぐに、奥の林床の雪面にハシブトガラスが舞い降りました。 
トコトコ歩いて(ウォーキング)巣口Rに近づき、中をしげしげと覗き込みました。 
まさか、巣穴Rの中で越冬中のタヌキが死んでいるのでしょうか?
スカベンジャーのカラスが死骸を探す際には視覚に頼り、嗅覚は鈍いらしいです。 

 なぜかカラスが真上に軽く飛び上がりました。 
(巣内の主が軽く威嚇したのかな?) 

巣口Rを点検してから向きを変えると、巣口Rから右に伸びるアクセストレンチに積もった雪を数口食べました。 
雪を食べて喉の乾きを癒やすのなら、どうしてきれいな雪を選ばずに、わざわざ土で汚れた巣口付近の雪を食べるのか、我々の衛生感覚では理解に苦しみます。 


関連記事(13年前の撮影)▶ 樹上で雪を食べるハシブトガラス【冬の野鳥】 


2026/05/06

芝生の庭で取っ組み合いをして遊ぶニホンザルの幼獣

 

2024年11月中旬・午後13:30頃・晴れ 

山麓にある芝生が敷かれた広い庭でニホンザルMacaca fuscata fuscata)の幼獣2頭が格闘遊びを繰り広げていました。 
相手を組み伏せても甘噛みするだけで、本気の闘争(喧嘩)ではありません。 
そのまま追いかけっこ遊びに移行し、画角から消えました。 
やや遠いせいか、鳴き声は聞き取れませんでした。

ウツギの花で吸蜜するキタテハ

 

2024年6月上旬・午前11:00頃・曇りのち晴れ 

川岸に咲いたウツギキタテハPolygonia c-aureum)が訪花していました。 
初めはくもっていたので、翅をしっかり閉じたまま吸蜜していますが、日が射すと翅を半開きで開閉し始めました。 
隣接する花に移動する際は、わざわざ飛ばずに歩いて移動します。 

関連記事(10年前の撮影)▶ ウツギの花蜜を吸うキタテハ 

このキタテハは、翅に破損の全くない綺麗な個体でした。 
越冬明けの秋型の個体なら、翅に損傷が多少あるはずです。 
温暖化の進行で、夏型の個体が早くも羽化してきたのでしょうか? 
Perplexity AIに質問してみた回答がこちらです。
キタテハ夏型の発生時期は一般的に7月上旬~8月中旬とされており、秋型は8月下旬から9月上旬に見られます。 越冬した秋型成虫の活動終見記録は6月30日とされており、6月上旬はまだ越冬明け個体が活動している時期にあたります。 夏型が羽化してくるのは7月以降が多く、6月上旬にはまだ夏型は出現していません。

近く(川岸)のヨシ群落でオオヨシキリ♂(Acrocephalus orientalis)がひっきりなしに囀るさえずる声が聞こえます。

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