前回の記事:▶ キカラスウリの果実に残る歯型はニホンザルの食痕か?
2025年2月中旬・午前11:25頃・くもり
スギ防風林で定点観察に来ると、隣接する落葉灌木(樹種不明)からキカラスウリの果実がいくつもぶら下がっていました。
厳冬期の吹雪や嵐の後でもキカラスウリの熟果が落ちずにしぶとく残っているということは、蔓がよほど丈夫なのでしょう。
キカラスウリの葉はとっくに枯れています。
鳥につつかれた食痕がある熟果もありました。
キカラスウリの果実は、ウリ状果(瓢果、液果の一種)に分類されます。
その種子散布は被食型の動物散布です。
実はこのキカラスウリ群落はホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcのすぐ横にあるので、種子散布の観点からも興味深いです。
タヌキの溜め糞にキカラスウリの種子が未消化のまま含まれていることが実際に報告されているらしいのですが、私はまだ確かめていません。
タヌキの溜め糞場wbcの近くで芽生えてスギ林床に蔓延り始めたキカラスウリ?の蔓や葉の写真を2023年7月下旬に撮り、この記事で紹介しています。
根雪が積もる前の初冬に見つけたキカラスウリの落果には野生動物の歯型が付いていました。 (前回の記事の写真を参照)
少し味見しただけで食べかけを捨てたということは、まだ不味かった(未熟果に多く含有するククルビタシンが苦かった)ようです。
私としては、蔓にぶら下がっていたキカラスウリの熟果をもぎ取って味見したのはタヌキではなくニホンザルの仕業ではないかと疑っていて、いつかトレイルカメラに採食シーンが写るのではないかと期待しています。
つづく→トレイルカメラで証拠映像を撮る
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