2014/08/23
タチアオイの花蜜を吸うセイヨウミツバチ♀
2014年6月下旬
道端に咲いたタチアオイの花でセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀がせっせと吸蜜していました。
後脚の花粉籠は空荷でした。
花弁が薄いので、潜り込んだ蜂のシルエットが外から透けて見えます。
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訪花
キタテハの交尾拒否
2014年6月下旬
堤防に咲いたウツギの群落で訪花中のキタテハ♀(Polygonia c-aureum)に♂が求愛しているようです。
しかしカップルの体勢がいまいちよく分からず、回り込んで撮影したいのに茂みに阻まれて動けません。
どうやら♀が翅を固く閉じたままなので、♂は腹端の交尾器を連結できないでいるようです。
(交尾に成功すれば互いに逆向きに連結するはずです。)
これがキタテハ♀の交尾拒否行動なのでしょう。
やがて諦めた♂は飛び去りました。
※ 私は外見でキタテハの性別を見分けられないので、以上の解釈は間違っているかもしれません。
例えば♂同士が誤認求愛した可能性もあります。
関連記事(9年後の撮影)▶ 越冬明けの早春に求愛するキタテハ♂と交尾拒否する♀【FHD動画&ハイスピード動画】
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配偶行動
2014/08/22
クサフジの花蜜を吸うシロスジヒゲナガハナバチ♂
2014年6月下旬
堤防に生い茂ったクサフジの群落で、触角の長いハナバチが忙しなく飛び回り訪花していました。
写真を拡大して見ると前翅の肘室が2個なので、シロスジヒゲナガハナバチ♂(Eucera spurcatipes)と判明。
(対してニッポンヒゲナガハナバチは3室。)
憧れのヒゲナガハナバチの仲間に初めて出会えて興奮しました。
当然、♂の後脚には花粉籠はありません。
長い舌を伸ばして吸蜜しています。
頭楯と上唇は黄白色 |
前翅肘室が2個 |
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訪花
土を舐めるイチモンジチョウ
2014年6月下旬
里山の林道でイチモンジチョウ(Limenitis camilla)が地面に止まっていました。
翅を開閉しながら日光浴かと思いきや、口吻を伸ばして地面を舐めているのがちらっと見えました。
おそらくミネラル摂取しているのでしょう。
より良い撮影アングルを求めて私が少し移動しただけで、残念ながら飛んで逃げられました。
性別は?
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食事
2014/08/21
サラサウツギの花蜜を吸うオオハキリバチ
2014年6月下旬
平地の道端に生えたヤエウツギ(=サラサウツギ)でオオハキリバチ(Megachile sculpturalis)が訪花していました。
腹面にスコパの有無を確認できず、性別不明です。
(♂の腹端は丸いらしい。)
多数のクマバチ♀やホシミスジに混じって訪花する複数個体を撮影。
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訪花
ウツギを訪花するクマバチ♀の羽ばたき【ハイスピード動画】
2014年6月下旬
堤防に咲いたウツギの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
花から花へ忙しなく飛び回る様子を240-fpsのハイスピード動画で撮影してみました。
後脚の花粉籠は空荷です。
ちなみに、この日の定点観察では雄蜂(クマバチ♂)を見かけませんでした。
▼関連記事隣の花で採餌していたウツギヒメハナバチ♀も写っていますが(@2:17-2:25)、クマバチ♀との体格差が顕著です。
ウツギの花蜜を吸うクマバチ♂
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2014/08/20
宿根リナリアの花蜜を吸うクロマルハナバチ♀
2014年6月下旬
民家の花壇に咲いた紫の花でクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)がクマバチ♀と一緒に採餌していました。
吸蜜する顔が黄色い花粉で汚れているものの、後脚の花粉籠は空荷でした。
園芸種の名前を調べるのが苦手なのですが、植物の画像掲示板にて宿根リナリアと教えて頂きました。
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訪花
2014/08/19
コアシナガバチ♀がウツギの花で探索飛翔
2014年6月下旬
堤防に咲いたウツギの群落でコアシナガバチ♀(Polistes snelleni)が飛び回っていました。
花蜜が目当てなのではなく、獲物を探し求めているようです。
後半は1/4倍速のスローモーションでリプレイ。
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飛翔,
訪花
ウツギの花で食事するセマダラコガネ♀
2014/08/18
ウツギの群落で探索飛翔するムモントックリバチ♀
2014年6月下旬
堤防に咲いたウツギの群落でムモントックリバチ♀(Eumenes rubronotatus rubronotatus)が飛び回っていました。
灌木の樹冠を忙しなく飛び回るだけで、花に止まっても吸蜜シーンは見られませんでした。
おそらく獲物となるイモムシを探しているのでしょう。(探餌飛翔)
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訪花
飛べ!イカリモンガ【蛾:ハイスピード動画】
2014年6月下旬
里山の林床や下草にイカリモンガ(Pterodecta felderi)が翅を閉じて止まっていました。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮影してみました。(前後半で別個体。)
翅表の鮮やかな紋様がようやく見れます。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
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飛翔
2014/08/17
セイヨウミツバチ♀を捕食するコハナグモ♀(蜘蛛)
2014年6月下旬
堤防に咲いたウツギの群落でこの日もミツバチのワーカー♀が多数訪花していました。
▼関連記事当然、訪花昆虫を目当てに捕食者も潜んでいる訳で、ミツバチにとって危険がいっぱいです。
・ウツギの花で採餌するニホンミツバチ♀
・ウツギの花で採餌するセイヨウミツバチ♀
ウツギの葉からコハナグモ♀(Diaea subdola)がしおり糸(命綱)を伸ばしてぶら下がっていました。
花で獲物を待ち伏せ、セイヨウミツバチ♀(Apis mellifera)に飛び付いて狩りを行った直後のようです。
獲物の胸背に噛み付いています。
体長はクモよりもミツバチの方が大きいのに、毒液を注入された蜂はときどき脚を弱々しく動かすだけで麻痺しています。
ミツバチの後脚の花粉籠は空荷でした。
やがてクモが獲物を咥えたまましおり糸を登り、葉裏に戻りました。(@0:30)
安全な場所でゆっくり捕食するのでしょう。
獲物の胸背に群がって身繕いしながらセイヨウミツバチの体液を吸汁(吸血?)している黒い微小の虫(双翅目)が気になります。
これはブユとかヌカカの仲間ですかね?(どなたか詳しい方は教えて下さい。)※追記参照
クモの食餌シーンをじっくり観察する前に、接写の大敵である風揺れを防ぐため葉ごとそっと切り落として階段に置きました。
クモは獲物の胸背ではなく頸部に噛み付いているのかな?
ミツバチは脚を細かく痙攣させています。
ところが徘徊中のクロアリ(種名不詳)に見つかり、大切な獲物を奪われまいとコハナグモ♀は慌てて引きずって逃げ出しました。
意外に早い足取りでした。
獲物に群がっていたヌカカ?もこの騒ぎで居なくなりました。
クモは未採寸・未採集。
※【追記】
『日本動物大百科9昆虫II』p167に「クモに捕えられたニホンミツバチに瞬時にたかるコガネバエの一種」と題した見事な写真が掲載されていました。
素人目には似ていますけど、今回私が撮ったハエと同じかどうか判断することはできません。
「コガネバエ」でインターネット検索すると、ハンマーさんのブログ記事がヒットしました。
セイタカアワダチソウの花でハナグモに狩られたセイヨウミツバチの体表から花粉を食していたそうです。
【追記2】
『スパイダー・ウォーズ:クモのおもしろ生態学』p161-163によると、
- クロコバエの仲間には変わった奴がいて、クモによってなかば消化された食物を盗みます。
- これらのハエはおそらく、クモの消化液の匂いを探知しているのでしょう。
- タマバエやクロコバエがたくさん集まってくると、お人好しのクモもさすがに煩わしさを感じるようで、(中略)ハナグモの一種も、クロコバエ科のハエを叩いたり、餌を揺すって追い払ったりしているようです。
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捕食
ウツギの花で吸蜜集粉するウツギヒメハナバチ♀【マクロ動画】
2014年6月中旬
平地の堤防に咲いたウツギの大群落を訪花するウツギヒメハナバチ♀(Andrena prostomias)の複数個体を接写してみました。
後脚の花粉籠に黄色い花粉団子を付けています。
隣の花へ主に歩いて移動すると、花に頭を突っ込んで吸蜜します。
花粉まみれの体(特に顔および腹面)を念入りに身繕いしてから飛びます。
飛ぶ前に♀はとりあえず複眼にべっとり付いた花粉を落とす必要があるようです。
蜂に集粉採餌され尽くされたウツギの花は黄色い花粉が葯から無くなり真っ白になっています。
動画に登場する個体が全てウツギヒメハナバチなのか、自信がありません。
コガタウツギヒメハナバチが混じっている可能性もあります。
顔に花粉がべっとり付着した状態では頭楯の凹凸で見分ける方法も難しいです。
ウツギ群落に通って来るウツギヒメハナバチの集団営巣地を突き止めようとしてみたものの空振りに終わり、来年以降の課題です。
取り敢えず近くの農道を歩いてみると、砂利道の土はいかにも固そうで巣穴も見つかりませんでした。
探すのが遅くて営巣末期だったのかもしれません。
山麓にゲートボール場(日当たりの良い裸地)があったことを思い出して行って見ると、芝生が生い茂るゴルフの練習場に変わり果てており、ウツギヒメハナバチが好む営巣環境とは言えませんでした。
あちこち歩き回っていれば、きっとそのうち良いことがあるでしょう。
電波発信機やGPSが蜂に付けられるくらい超小型で安価になれば色々と分かって楽しいのになー、と夢想したりします。
ウツギの訪花昆虫相を見ると、この花の送粉者はウツギヒメハナバチだけではない。(中略)ウツギは、ウツギヒメハナバチとコガタウツギヒメハナバチを主客としながらも、ほかにも不特定多数の副客の送粉者をもっている。(中略)ウツギはウツギヒメハナバチを失っても絶滅しないが、ウツギヒメハナバチはウツギを失えば確実に絶滅することは間違いない。
(『但馬・楽音寺のウツギヒメハナバチ:その生態と保護』p84、p160より)
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