2021年3月下旬・午後17:30頃・晴れ
ネコヤナギの枝には若葉が芽吹く前に花が咲き始めていました。
止まり木で夕日を浴びながらホオジロ♂は羽繕いしたり、小声でチチチッ♪と鳴いたり(地鳴き)しています。
やがて少量の白い糞をポトリと排泄しました。(@0:49)
最後は川の方へ飛び去りました。
鳴かぬなら鳴くまで待とうヤマアカガエル しぐま
水場では夜になると♂が集まり、「キャラララ…キャラララ…」と頬にある1対の鳴のうをふくらませてさかんに鳴きあう。人気 の少ない山間の池や水田などでは、明るいうちから鳴きだす個体もいるが、その場合はきわめて臆病で、少しでも人の気配がするとすぐに鳴きやんでしまう。(p36より引用)
♂は岸辺に集まり、「キャララ、キャララ」とかわいらしい声で鳴きます。1匹が鳴き出すと、それは付近が安全な証拠。それぞれライバル心に火がついたように鳴き出し合唱となります。(p12〜13より引用)
冬の水田のあぜ道にアオサギが突っ立っていることがしばしばあり、いったい何をしているのかと思っていたのですが、哺乳類の研究者に「あれはネズミが穴から出てくるのを待っているんだ」と言われたことがありました。 (松原始『鳥類学者の目のツケドコロ』より引用)1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
前回の記事:▶ 雪深い早春の池で背泳する越冬明けのマツモムシ未だ残雪に覆われた山腹の池を3日後に再訪してみると、遂にヤマアカガエル(Rana ornativentris)が長い冬眠から目覚め、繁殖活動を始めていました。
肉食性である。小魚やオタマジャクシのような小型の水生脊椎動物、他の水生昆虫のような小型水生節足動物、水面に落下した昆虫などを捕らえ、針状の口吻を突き刺して消化液を送り込み、溶かした肉質を吸汁する(体外消化)。(wikipediaより引用)その後もかなり長時間、この池でヤマアカガエルの繁殖行動を観察したのですけど、捕食行動は全く見られませんでした。
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ヤブガラシの花蜜を吸うオオハヤバチ
いつも背泳ぎしているマツモムシは、成虫越冬です。冬の間は水底の落葉の層なんかにひそんでおり、そういうところを掘り返すと出てくることがあります。いつか私も確かめないといけません。
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雪山に隠れ走り去る冬毛のニホンノウサギ(フィールドサイン:足跡、食痕、糞)この日の雪質はクラスト状態から溶けた重い腐れ雪(湿雪)で、スノーシューを履いても山中を歩くのは疲れます。
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・林道に佇むニホンカモシカ(アオの寒立ち)
・雪道に立ち尽くすニホンカモシカ♂(左角欠け)ここで長い時間、寒立ちしながら何度も排便した結果、溜め糞のようになった気もします。