2021年6月中旬・午後16:20頃・くもり
里山の細い山道に沿って自生するリョウブの幼木に黄色いマルハナバチが訪れていました。
ミヤママルハナバチ創設女王ではなくコマルハナバチ(Bombus ardens)の雄蜂♂でした。
雄蜂♂は集粉しませんから、後脚に花粉籠はありません。
わずかに咲き残った花の蜜に未練があるのか?と思いきや、花は完全に散った後でした。
コマルハナバチ♂は花後の膨らんだ子房(緑色の未熟な果実)に口吻を差し込んで、何やら吸汁しています。
花弁が完全に散って子房が膨らみつつある状態でも花蜜が残っているのですかね?
仮に果実が熟していたとしても、マルハナバチが果汁を飲みに来るなんていう話は聞いたことがありません。
私も真似して花蜜?を採取・味見したかったのですけど、注射器のような細いストローを持っていませんでした。
謎の採餌行動を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 (@1:02〜)
『日本産マルハナバチ図鑑』p61で調べてもコマルハナバチ♂の訪花リストにリョウブは含まれていませんでした。
ちなみに、マルハナバチ類の中で私がこれまでリョウブへの訪花シーンを見たことがあるのは、今のところトラマルハナバチ♀だけです。
関連記事(8年前の撮影)▶ リョウブに訪花吸蜜するトラマルハナバチ♀すぐ近くにヤマツツジの赤い花が少し咲いていたのに、なぜか今回のコマルハナバチ♂はヤマツツジに訪花しませんでした。 この謎の植物の正体は何でしょう?
一部の葉柄が赤味を帯びていることなどから、私はなんとなくリョウブ幼木の花が完全に散った後ではないかと思いました。
もし間違っていたらご指摘願います。
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