2021/08/16

ヤマツツジの花蜜を吸うオナガアゲハ♂

 

2021年6月中旬・午後16:25頃・晴れ 

里山の細い山道で倒伏したヤマツツジの幼木に赤い花が咲いていて、そこにオナガアゲハ♂(Papilio macilentus)が訪花していました。 
吸蜜中も翅を忙しなく小刻みに羽ばたかせています。 
左後翅の肛角が破損している個体ですが、破損部が左右非対称なので鳥に食われかけたビークマークではなさそうです。
周囲に草むらが生い茂っているせいで、肝心の蝶がなかなかよく見えません。 
動画を撮りながらそっと近づきます。

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@1:01〜)、♂の性標である後翅前縁の白帯がよく目立ちます。 
欲を言えばハイスピード動画で撮りたかったのですが、切り替える前に逃げられてしまいました。 
フィールドガイド:日本のチョウ』という図鑑でオナガアゲハの生態を調べると、
日中、緩やかに渓流沿いや林縁部を飛翔し、ツツジ類やクサギ、アザミ類など各種の花を訪れる。(p59より引用)
とのことで、全くその通りでした。
私のフィールドでオナガアゲハは年に1頭出会えるかどうか、というぐらい少し珍しいチョウなので、久しぶりに嬉しい出会いでした。
 

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