2013/11/16

ユリズイセンを訪花するコアシナガバチ♀?



2013年9月上旬

家庭菜園の片隅に咲いた赤いユリズイセンコアシナガバチPolistes snelleni)らしきワーカー♀が訪花していました。
真っ赤な花の園芸品種はちょっと珍しいですね。
以前フタモンアシナガバチ♀がユリズイセンで盗蜜していたことから、今回も盗蜜するかどうか注目していたら正当訪花で吸蜜していました。

関連記事→「ユリズイセンに訪花するフタモンアシナガバチ♀2つの採餌戦略(正当訪花/盗蜜)

花に出入りする姿を一瞬しか撮れなかったので、本当にコアシナガバチかどうかあまり自信がありません…。
フタモンアシナガバチでないことは確かです。


【追記】
8年後、ようやくこの組み合わせをしっかり撮り直すことが出来ましたので差し替えます。

虫カビに感染したフキバッタの死骸を食すヤブキリ♀



2013年9月上旬

真っ直ぐで長い産卵管を持つヤブキリ♀(Tettigonia orientalis)成虫が朽木に止まり食事中でした。
餌食となったフキバッタの一種をよく見ると、生気が無く褐色に変色しています。
ヤブキリが棘のある前脚を使い自力で狩ったのではなく、昆虫病原糸状菌(Entomophaga grylli ?)に感染し朽木にしがみ付いたまま力尽きて死んだフキバッタを見つけて捕食したようです。
獲物の頭部の方から豪快にかじっています。
やがて獲物の前脚を齧り取り、根元から食べ始めました。



食べたヤブキリ♀も虫カビに経口感染してしまうのではないかと心配になるのですけど、採集・飼育して確認すればよかったですね。
忙しくて余力がありませんでした。
もしかすると虫カビが感染する寄主に種特異性があって、ヤブキリは感染する心配が無いのかな?

マクロレンズを装着し、口器の動きを接写してみても食欲旺盛なヤブキリ♀は逃げません。(@4:06〜)
獲物の頭部は既に食われており、その断頭した首から胸部に頭を突っ込んで中の肉を貪っています。
どうも獲物の中身はミイラのように干からびているようです。

ようやく満腹したのか、それともしつこいパパラッチに嫌気が差したのか、食べ残しを落としました。
最後に朽木を登りながら小便をピッと排泄したように見えました。
1/4倍速のスローモーションでリプレイしてみます。
おしっこにしては排泄口の位置が解剖学的に変ですかね?



マルバハギに訪花吸蜜するイチモンジセセリ



2013年9月上旬

山道の横に咲いたマルバハギの群落で2頭のイチモンジセセリParnara guttata)が花蜜を吸っていました。



2013/11/15

ニラに訪花吸蜜するミツモンキンウワバ?(蛾)



2013年9月上旬

花壇に咲いたニラの花でミツモンキンウワバ(またはその仲間)らしき蛾が吸蜜していました。
同定用の写真を撮る間もなく飛び去ってしまいました。
コアオハナムグリも多数訪花しています。



オトコエシに訪花するクロマルハナバチ♂の飛翔【ハイスピード動画&HD動画】



2013年8月下旬

山道の横に生えたオトコエシ?でクロマルハナバチ♂(Bombus ignitus)が訪花していました。

雄蜂はカラフルです。
花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。



同一個体を通常のHD動画でも撮っています。
実はこの♂は直前に、隣に咲いたハッカ?の群落にも訪花していました。
オトコエシの方が蜜量が多いのか、比較的落ち着いて滞在してくれて、撮り易かったです。

関連記事→「ハッカ?の花蜜を吸うクロマルハナバチ♂



2013/11/14

2013/11/13

ミソハギを訪花するセイヨウミツバチ♀



2013年9月上旬

道端に咲いたミソハギの群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が忙しなく花蜜を吸っていました。
後脚の花粉籠は空荷です。



ヒャクニチソウ?を訪花するナミアゲハ♂夏型の飛翔【ハイスピード動画&HD動画】



2013年9月上旬

民家の花壇でナミアゲハ♂(Papilio xuthus)が吸蜜していました。
私が普段見かけるのはキアゲハばかりなので、ナミアゲハはとても珍しく、嬉しい出会いでした。
園芸種の花の名前には疎いのですが、ヒャクニチソウですかね?
花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。

保育社『標準原色図鑑全集1:蝶・蛾』p16より

(ナミアゲハの)夏型では♂の翅の地色は白味が強く(♂は汚黄色)、後翅の前縁の黒色の丸い斑紋は強く鮮明(♀ではあっても不鮮明)、肛角部の赤い斑点が無い(♀には春型の♂♀と同様に現れる)



同一個体の訪花シーンを通常のHD動画でも撮っています。



2013/11/12

ソバに訪花吸蜜するウラギンスジヒョウモン♀



2013年9月上旬

ソバ畑でウラギンスジヒョウモン♀(Argyronome laodice japonica)が花蜜を吸っていました。
左右の後翅が破損しているのは野鳥に襲われたビークマークでしょう。
それでも特に支障なく飛び回っています。

「後翅の表面中央の黒色条は連続せず、各室ごとに分離して黒色の斑列となる」ことなどから、オオウラギンスジヒョウモンは除外しました。



ミソハギに訪花吸蜜するハラアカヤドリハキリバチ



2013年9月上旬

住宅地の道端に咲いたミソハギハラアカヤドリハキリバチ(旧名ハラアカハキリバチヤドリ、Euaspis basalis)が花蜜を吸っていました。
こんな平地で会えるとは嬉しい驚きでした。
労働寄生種のハラアカヤドリハキリバチは♀にもスコパ(花粉刷毛)が無いので、私には性別が見分けられません。



葉が茎を抱かず、規則正しい十字対生なのでミソハギと判明。
葉、茎ともに無毛です
『野草見分けのポイント図鑑』p143より


葉は十字対生


2013/11/11

イワガラミの葉を蚕食するアメリカシロヒトリ(蛾)亜終齢幼虫:微速度撮影



2013年9月上旬

アメリカシロヒトリの飼育記録1

イワガラミの葉裏に一匹だけ隠れていたアメリカシロヒトリHyphantria cunea)の幼虫を近所で採集して来ました。
巣網での集団生活を解散して単独行動なので、4齢以降と思われます。
(この時点で亜終齢であることが後に判明します。)
ミニタッパ容器に隔離して飼育することに。



毎朝、新鮮な食草としてイワガラミの小さな葉と入れ替えてやると一日でほぼ一枚の葉を食べ尽くしました。
食欲旺盛な食べっぷり(食害)を微速度撮影で記録してみました。
朝から晩まで約12.5時間、10秒間隔でインターバル撮影した4,511枚の連続写真を元に早回し映像を作成しました。

外側を向いて葉に止まり、葉縁からきれいに蚕食していきます。
撮影中に照明で照らし続けても葉の陰に隠れたりしないのは意外でした。
この日は葉裏に毛虫を乗せてやったら、ずっとそのままでした。
堂々と摂食・休息・排泄のサイクルを繰り返します。

容器にサランラップで蓋をしていたら、葉から蒸散した湿気でサランラップが次第に曇ってきてしまいました。
小孔を開けても良いのですが、容器の底にティッシュを敷くと糞の掃除も楽になり蒸れ防止にもなる(ラップに結露しない)ことが後に分かりました。

つづく→「脱皮が近いアメリカシロヒトリ終齢幼虫【蛾:微速度撮影】




クマツヅラに訪花するトモンハナバチ♀の飛翔【ハイスピード動画&HD動画】



2013年8月下旬

道端の庭先に咲いたクマツヅラの群落で夕方にトモンハナバチ♀(Anthidium septemspinosum)が花蜜を吸っていました。
可憐な花から忙しなく飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
花に着陸すると蜂の体重で細い茎がしなります。





同一個体を通常のHD動画にも撮ってみました。
このように背景がごちゃついていると、AF頼みのカメラでは被写体にズームしたときに奥ピンになりがちでとても撮り難くフラストレーションが溜まります。
食後の蜂は近くの潅木の葉に乗って身繕いしてから飛び去りました。
巣の方角は見失いました。
トモンハナバチは借坑性らしいので、来年は竹筒トラップを仕掛けて営巣行動を観察してみようと思います。

この花を見るのは初めてで、名前を知りませんでした。
おそらく園芸種でハーブの仲間かな?と思いつつ植物の掲示板で問い合わせた所、クマツヅラだろうと教えて頂きました。
まっすぐな茎の先に白い小さな花が咲いています。



以下の写真は後日、現場を再訪して接写した花と葉。



2013/11/10

ハッカ?の花蜜を吸うクロマルハナバチ♂



2013年8月下旬

山間部の道端の斜面に咲いたハッカ?の花でクロマルハナバチ♂(Bombus ignitus)が吸蜜していました。
同種の♀とは似ても似つかぬ(性的二型)カラフルな♂の姿を目にするのは今季初です。
♂は集紛する必要がないので花粉団子を運ぶための花粉籠もありません。



さて、この花の名前は何でしょうか?
茎の断面がシソ科特有の四角形であることを確認しました。
ハッカの仲間かと思い葉を手でちぎってみても、それほどミント臭はしませんでした。
カワミドリの若い花?とかハッカ?などと迷います。
ご存知の方は教えて下さい。



ハシボソガラスの相互羽繕いと空中戦の遊び【野鳥】



2013年7月下旬

電線に最大5羽のハシボソガラスCorvus corone)がまるで朝礼のように集っていました。

2羽が飛びながら小競り合い(空中戦)や追いかけっこして楽しげに遊んでいます。
その一羽が電線に戻ると、伸び上がって一段上の電線を咥えようとしていました。
嘴でぶら下がるブランコ遊びをやるかなと思いきや、届かなかったようです。
もし背が届いてたら感電したかな?

もう一つ興味深い行動として、電線に止まったカラスの相互羽繕いが見られました。
相互と言っても片方が一方的に羽繕いするだけです。
世話好きのカラスが両隣の個体の羽根を嘴で梳いています。
わざと相手の羽根を逆立てて(毛羽立てて)います。
求愛行動なのか、親子で親愛の情を示しているのか、それともニホンザル同士がやるグルーミングのような社会的な挨拶なのでしょうか。
自分自身を羽繕いする個体もいます。


春にしか見られない求愛給餌と違い、カラスのペア間の相互羽繕いは秋でも冬でも見かける。春のハシブトやハシボソでは一方が威張ってもう一羽にやらせているように見えることが多い。(『スズメの少子化、カラスのいじめ:身近な鳥の不思議な世界』p88-89より)



この群れは定点観察しているいつもの家族かな?と思うものの、定かでありません。
足輪を付けて個体識別できたら観察結果の理解がもっと深まり楽しいのになー。



ヤブガラシの花蜜を吸うイチモンジセセリ



2013年9月上旬

川沿いに生い茂ったヤブガラシの群落でイチモンジセセリParnara guttata)が訪花していました。
翅を閉じるか半開きにして吸蜜しています。

蜂の蜜源植物という目でしかヤブガラシを見てなかったので、蝶が訪花する姿は新鮮でした。



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