2023年3月下旬・午後13:45頃・晴れ
山麓で沢の水(雪解け水)が溜まった池の岸辺でヤマアカガエル(Rana ornativentris)の卵塊を観察していると、マツモムシ(Notonecta triguttata)が背泳ぎしながら現れました。
背泳しながら何か獲物を前脚と中脚で抱えて捕食(吸汁)しています。
背泳ぎしながら腹端を水面の上に少しだけ出しているのは呼吸のためでしょうか。
獲物の正体が気になるのですが、映像をいくら見直してもよく分かりません。
ヤマアカガエルの胚を捕食してるとしたら面白いのですが、そうではなさそうです。
なんとなく、脱皮や羽化に失敗した仲間を共食いしているような気がします。
しかも獲物の体が一部食いちぎられているようです。
(マツモムシの口器は吸汁専門で、噛むことはできません。)
アングルが変わると、どうやら獲物は表面に空気の層をまとっているようで、白っぽく見えました。
そこへ、別個体のマツモムシが近寄ってきました。
捕食中だった個体は、獲物を横取りされないように全速力で逃げて行きました(水中に潜った)。
逃げ遅れたら、逆に共食いされてしまう危険があるのでしょう。
獲物の正体をしっかり同定するために、マツモムシごと一時捕獲しようか私が迷っていたら、見失ってしまいました。
早春の時期でも池の定点観察には手網 を持参するべきですね。
【アフィリエイト】
0 件のコメント:
コメントを投稿