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2026/01/23

クリの樹上で枝を折り堅果を食べていたツキノワグマが慌てて逃げるまで

 

2025年10月上旬・午後12:40頃・晴れ 

里山の舗装された峠道を私が静かに歩いていると、前方の路上にクリの落果やイガが大量に散乱しています。 
立ち止まって見上げると、山側の雑木林にそびえ立つクリ(栗)高木の樹冠がガサガサと不自然に揺れています。 
隣の木々が揺れていないことから、無風であることが分かります。
何者かが栗の木に登って、枝を激しく揺すっているのです。 
ポキッ、バキバキと枝が折れる音♪が聞こえます。 
姿は見えませんが、ツキノワグマUrsus thibetanus)が食事中だと状況をすぐに悟りました。 
腰に携帯している熊よけスプレーを静かに取り出し、安全装置を外していつでも噴射できるように引き金に指を掛けながら、撮影を続けます。 

クリの木の手前はミズナラですが、枝にどんぐり(堅果)が全く実ってないということは、報道されている通りミズナラが凶作の年なのでしょう。 

クマが揺すった枝から大量のクリの実やイガ(棘のある総苞)が真下の路上にボトボトと降ってきます。 
直撃したら痛そうです。 
せっかくクリの木に登っても、堅果がほとんど落ちてしまうとしたら、なんとも無駄の多い採食法ですね。 
むしろ樹上で枝を激しく揺すってクリの実(堅果)を意図的に落としまくり、木から降りてきたクマが、路上に散乱した落果を後でまとめて食べるつもりなのでしょうか? 

なんとかクマの食事シーンを撮りたくて、路上の私が恐る恐る近づいたら、ようやく真っ黒なクマの姿を樹上に認めました。 
しかし警戒心の強いクマに気づかれてしまい、食餌を中断してこっそり木を下りているところでした。 
頭を上に向けたまま、スルスルとクリの幹を下りています。 
小枝がパキパキと折れる音がします。 
地上(林床)に降りたクマは、山の斜面を登って奥へと向かいました。 
雑木林の枝葉が鬱蒼と生い茂っていて、クマの姿を見失ってしまいました。 

クマが法面を駆け下りて私に襲いかかってくるようなことはありませんでした。 
もしも直後に私が路上のクリ落果をしめしめとばかりに拾い集め、その姿をクマが見ていたら、怒って攻撃した可能性がありそうです。 
山菜採りのヒトがクマに襲われるのと同じ理由です。(餌場からライバルを排除) 
「ドローンがあれば、逃げるクマを上空から追跡・監視できたかなー」と私は夢想しながら、静かに(ウキウキして)その場を離れました。 

ツキノワグマが栗の木から慌てて降りる様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@3:09〜) 
胸に白い三日月紋がちらっと見えました。 


※ 樹上でクマの立てる物音やクリが降り注ぐ音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


【考察】 
ツキノワグマが樹上で採食するシーンを初めて垣間見れて興奮しました。 
冷静に撮影して無事に生還できたのはよかったのですが、どうしても欲が出てきます。 
我慢してその場から一歩も動かずに動画を撮り続けるべきだったのかもしれません。 
プロの動物カメラマンなら、クマに気づかれないようにその場から離れてから遠回りして、谷を挟んで反対側の山に登り直して望遠レンズで狙ったりするそうです。
しかし今回の現場の地形ではその作戦も無理でした。

クマは樹上で食餌をしながら次々に折った枝を尻の下に敷きつめ、熊棚(クマ棚)を作るのだそうです。 
その様子を撮影したかったのですが、今回は無理でした。 
クリの実を守る棘だらけのイガをクマがどうやって取り外すのか、手や口に棘が刺さっても平気なのか、実際に観察してみたいものです。 
神経質(臆病)なクマは、ヒトを見ると凶暴に襲ってくるどころか、すぐに逃げてしまいます。 
クマが次に食べに来るクリの木やドングリの木を予想できればトレイルカメラを設置して待つのですが、それも難しそうです(運任せ?)。 


2025年はツキノワグマが大量出没して不幸な人身事故も増え、大騒動になりました。 
2025年の世相を代表する漢字が「熊」になったと年末に発表されたぐらいです。
私のフィールドでもクマの個体数が増えているのか、痕跡(フィールドサイン)をあちこちで見かけるだけでなく、トレイルカメラにもクマの姿がちょくちょく写りました。 
最近も山中でクマの母子とニアミスし、貴重な撮影機会を得ました。 


山にクマの餌がなくなったことが大量出没の原因です。
深刻なクマ問題を憂えた心優しい動物好きの人の中には「山にドングリの木をもっと植えるべきだ」と提案する方がいらっしゃいます。 
しかし(クリ以外の)ブナ科植物にはドングリ(堅果)の極端な豊凶を山全体で周期的に繰り返す性質がありますから、ドングリの木をいくら植樹しても、凶作の年に飢えたクマが里に降りて来るのは変わらないでしょう。 
それよりむしろ、樹種の多様性を増やし、具体的にはもっとクリを山に植樹する方が、クマにとっては餌が安定供給されて嬉しいはずです。 
そうなると今度は、里山の環境収容力いっぱいまでクマの個体数が増えてしまいます。 
縄張り争いで負けた個体が里に降りてきて、ヒトとのニアミスが増えるでしょう。 
生態学を学べば学ぶほど(理屈は分かっても)、それを応用してクマ問題を解決するのは難しいなー、と痛感します。 
それでも絶望しないで野生ツキノワグマの研究を地道に続け、科学と技術でヒトとの共存を模索するしかありません。 


 

 ↑【おまけの動画】 
【解明】クマの話は、日本の構造問題だった(小池伸介/ツキノワグマ/ヒグマ/出没/捕獲/駆除) by NewsPicks /ニューズピックス 


野生のクマを専門に研究している小池伸介先生の落ち着いた解説がすばらしいです。 
著作に書いてあることと同じですが、クマにはクマの事情があり、ドングリにはドングリの思惑があるのです。


この件について、Perplexity AIに相談相手になってもらいました。

クリ(Castanea crenata、日本グリ)の実も年によって多少の豊凶変動はありますが、ドングリやブナの実(堅果)に比べると、隔年結果(かくねんけっか)などを含めても豊凶の変動幅は小さく、比較的安定して毎年収穫が期待できます。[pref.fukushima.lg]​

クリの豊凶年変動

  • クリは、コナラやミズナラなど一部のドングリに比べて、年による不作・豊作の幅が小さく、毎年安定して実がなりやすい性質があります。[pref.gunma]​

  • 豊凶調査結果によると、調査木に占める「ほぼ安定して結実する」区分1の比率が、クリでは85%と非常に高いです。これは並作や安定した実りが続く傾向を示します。[pref.gunma]​

隔年結果・例外的現象

  • 一方で、クリにも「隔年結果」と呼ばれる現象があり、特に豊作だった翌年は結実が減る傾向も見られます。[farm-navi]​

  • これは果樹全般にみられる生理的現象ですが、クリの場合極端な不作年はまれで、適度な管理(剪定や間引き)で安定した収穫が得られるとされています。[shop.takii.co]​

比較:ブナ・ドングリとの違い

  • ブナの場合、5~8年に一度の「成り年(マスティング:masting)」で大豊作年が広域的に訪れ、その間は凶作が続く大きな年変動があります。[enyatotto]​

  • ミズナラやコナラなどのドングリも同様に数年置きに豊作と不作の差が大きく、一部では同調的な周期的現象がみられます。[pref.fukushima.lg]​

  • クリやコナラは、こうした大きな周期変動よりも安定して実がなる傾向が強いと評価されています。[pref.fukushima.lg]​

 

クリの実に豊凶変動が少ないのは、必ずしも長年の品種改良だけによるものではなく、野生のクリでも比較的年ごとの実りの変動が小さい傾向があります。実際、野生クリの実は小さく、栽培種とは異なるものの、野生のクリでも豊凶変動はあまり大きくないとされていますクリは、ドングリなどに比べ年次変動が少ないという報告があります。[pref.fukushima.lg]​

一方で、栽培クリは江戸時代以降の品種改良や選抜によって実の大きさや収量が向上しています。縄文時代からクリの栽培が行われていた痕跡もあり、遺跡からは野生より大粒の実が出土する例もあり、これが栽培や保護の歴史を示します。現代のクリ品種は、自生する野生クリから選抜されたものや中国産との交雑種が含まれており、クリタマバチという害虫被害を受けて品種更新も進んでいます。[jstage.jst.go]​

したがって、豊凶変動の小ささに関しては、野生状態でも比較的安定した結実傾向があり、品種改良は実の大きさや品質向上のために大きく寄与していますが、豊凶変動そのものの安定化とは区別して考えるべきです。[m-sugi]​


ツキノワグマは秋に主にブナやミズナラなどのドングリ類の堅果を食べますが、それらが不作の年にはクリの実を好んで食べることが知られています。クリはデンプン質が多く消化されやすいため、ツキノワグマにとって重要な冬眠前のエネルギー源の一つとなっていますクリは秋の主要な餌資源の一つとして、ドングリやブナが不作の年の代替食として機能しているのです。[islandbearproject]​

そのため、山にクリの木を多く植樹することは、ドングリやブナが不作の年でもツキノワグマの食料資源を補完し、人里への出没リスクを減らす潜在的な効果が期待できます。ただし、クリの実の収量や豊凶も年によって多少変動するため、単一樹種だけでは安定供給が難しいことや、クリの木による生態系全体への影響も考慮が必要です。[eco-museum]​

さらに、ツキノワグマは雑食性であり、季節ごとに様々な植物や昆虫、時には死肉を食べるため、多様な食物資源がある環境の方が人里への接近も減る可能性が高いです。クリの植樹はあくまで総合的なエサ資源対策の一つとして有効と考えられますが、単独での解決策とは言い切れません。[tsukuba-sci]​

まとめると、クリの植樹はツキノワグマの秋の食料基盤を強化し、人里への出没減少に寄与する可能性があるが、他の樹種との組み合わせや生態系全体のバランスも考慮しつつ、総合的に対応することが望ましいです.[pref.fukushima.lg]


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2026/01/15

給餌したヒマワリの種子には見向きもせず、林床にある何か別の餌を食べに通うニホンリス【トレイルカメラ】

 



2024年10月中旬〜下旬 

シーン0:10/15・午後14:31・くもり(@0:00〜) 
里山の混交林でニホンカモシカが通う溜め糞場sr2に自動センサーカメラを仕掛けて見張っています。 
塩場のプロジェクトが終了したので、今度はミズナラの幹に給餌箱を設置し、ヒマワリ(向日葵)の種子を入れてみました。 
ペット(シマリスなど)の餌として売られている物をホームセンターで買ってきました。
リスやヒメネズミ、野鳥などが食べに来てくれることを期待しています。 

ニホンリスSciurus lis)の登場シーンを以下にまとめました。 


シーン1:10/19・午前10:39(@0:02〜) 
ミズナラの左下の林床に昼前からリスが来ていました。 
スギ落ち葉の下に顔を突っ込んで、何かを食べているようです。 
しかし、手前に生えた下草(幼木の葉?)が邪魔で、よく見えません。 

手前に移動して常緑低木ヒメアオキ?の茂みを探索してから、奥に戻ってミズナラの幹に飛びつきました。 
給餌箱に下から近づいて匂いを嗅いだものの、中身を確認せずに右へ飛び降りて走り去りました。 
新しく設置した給餌箱にまだ警戒している様子です。 


シーン2:10/21・午前8:26(@0:59〜) 
2日後の午前中に、リスが現れました。 
ミズナラの幹に登って、給餌箱の右斜め下まで来ていました。 
給餌箱の底に鼻先を付けて匂いを嗅いだ途端に、慌てて林床に飛び降りました。 

シーン1と同じ場所で何かを採食しています。 
やがて手前に走り去ると、監視カメラを固定したアカマツの幹を登ったようで、爪を立てて木登りする音がかすかに録音されていました。 


シーン3:10/24・午前10:50(@1:52〜) 
3日後も昼前にリスが登場。
 お気に入りの場所(ミズナラの左下の林床で落ち葉の下)に顔を突っ込んで、何か餌を食べているようです。 

急に身を翻して、ミズナラの木に素早く登りました。 
隣のスギの木に飛び移ってから幹を下り、また溜め糞場sr2の林床に戻りました。 
どうやら何かに驚いて、樹上に一時避難したようです。 
動画のボリュームを上げても、警戒声は聞き取れませんでした。 
お気に入りの食事場所に戻って留まり、何か食べています。 


シーン4:10/25・午前5:58(@2:55〜)日の出時刻は午前5:54。 
翌日は日の出直後の薄暗い時間帯にリスが来ていました。 
右エリアの獣道がある藪の中(林床?)をうろちょろしています。 
右へ立ち去る間際にガッ♪と小声で鳴いたのは、リスの警戒声なのかな? 
しばらくして、画面右上隅の枝葉が揺れたのは、木に登ったリスが枝から枝へ伝い歩きしているからだろうと想像しました。 


シーン5:10/25・午前8:43(@3:18〜) 
2時間45分後にリスが戻ってきたようです。 
林床のいつもの地点で、スギ落ち葉の下に顔を突っ込んでいました。 
その場から動かずに何か食べ続けています。 


シーン6:10/25・午前8:45・晴れ(@4:19〜) 
いつの間にかリスは移動していました。 
奥のスギの背後から右に現れ、フェイントをかけてから左に行って、スギの幹に飛びつきました。 
再び林床に飛び降りて、右奥エリアをうろちょろ探索しています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
ニホンリスへの給餌実験は今のところ失敗続きです。
ヒマワリの種子はリスの好物のはずなのに、給餌しても警戒心の強いリスは全く食べてくれませんでした。 
以前の給餌箱は、入れておいたオニグルミの落果からカビが発生したので、今回は新しいプラスチックの箱を100円ショップから買ってきて交換したのに、駄目でした。 
(少なくとも、給餌箱に残るカビの匂いをリスが嫌ったという可能性は除外されました。) 
後日、現場入りした私が給餌箱の中を覗くと、ヒマワリの種子から発芽していました。 
鳥もヒマワリの種子を食べに来なかったのは意外でした。 

岩塩プレートが無くなってからもニホンリスがここに通ってくる理由は何なのでしょう? 
林床のいつも同じ地点で落ち葉の下に顔を突っ込んで何かを食べています。 
カモシカの溜め糞場sr2に来ていた糞虫を捕食しているのかな? 
溜め糞場sr2から生えたキノコ(アンモニア菌)をリスが食べていたら面白いのですが、何日も続けて通ってくるほど次々にキノコが生えてくるとは思えません(すぐにリスが食べ尽くしてしまうはずです)。 
岩塩にすっかり病みつきになった(依存症)リスが、林床に落ちた後も岩塩の欠片をかじっていたり、塩味の付いた落ち葉を舐めているだけ、という可能性が高い気がしています。
推測ではなく、しっかり現場検証すべきでしたね。


つづく→


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2025/12/30

岩塩が溶け落ちても未練がましく塩場に通ってくるニホンリス【トレイルカメラ】

 



2024年10月上旬〜中旬

シーン0:9/30・午前11:16・晴れ(@0:00〜) 
里山で岩塩プレートをミズナラの幹にベルト2本で固定して野生動物のための塩場を作り、トレイルカメラで見張っています。 
ニホンリスSciurus lis)が塩場に登場したシーンを以下にまとめました。 


シーン1:10/8・午後13:51(@0:02〜) 
我流で岩塩プレートを給餌してみたのですが、固定法に問題があったようです。 
雨や湿気によって少しずつ岩塩プレートが溶けた結果(潮解現象)、細いベルトが岩塩に食い込んで今にも切断されそうになっています。 


シーン2:10/10・午前9:14・晴れ(@0:05〜) 
その2日後の午前中に常連のリスが来たときには、ミズナラの幹から岩塩プレートが無くなっていました。 
いつの間にか地面に落ちて割れてしまったようです。 

それでもリスはミズナラの幹にしがみついて、塩水が染み込んだ樹皮を舐めています。 
幹で上向きになったり下向きになったりしながら、岩塩プレートのあった辺りを未練がましく探索しています。 

諦めて林床に飛び降りると、画面の右奥をチョロチョロと徘徊して姿を消しました。 


シーン3:10/11・午後13:47(@0:51〜) 
翌日の昼過ぎにリスがまたやって来ました。 
ミズナラ幹の下端左側にリスが下向きにしがみついて、落ち葉を舐めていました。 
割れた岩塩プレートがそこに落ちていたのかもしれません。 

左下手前に走り去ったと思いきや、監視カメラを固定してあるアカマツの幹に登ったようで、カシャカシャと爪を立てたりカメラにぶつかったりする物音が聞こえました。 


シーン4:10/13・午前9:49・晴れ(@1:03〜) 
次にリスが登場したのは2日後です。 
ミズナラの幹にしがみつき、岩塩プレートがあった位置の少し下で樹皮を舐めていました。 


シーン5:10/13・午前9:52・晴れ(@2:03〜) 
2分後にもニホンリスはまだミズナラの樹皮を舐め続け、岩塩プレートを固定していた2本のストラップの匂いを嗅いだりしています。 

途中からリスはミズナラ幹の裏側に回り込み、地面に降りてミズナラ根元の落ち葉を舐めました。 
少し左に移動してから落ち葉の下に顔を突っ込んで、何か探して拾い食いしました。 
ここはニホンカモシカの溜め糞場sr2ですから、糞粒に来ていた糞虫でも捕食したのかな? 
それとも、ミズナラの落果(ドングリ堅果)を見つけて食べたのかもしれません。 


シーン6:10/13・午後13:04・晴れ(@3:03〜) 
約3時間10分後の昼下がり、リスがまた来ていました。 
ミズナラの左直下で地面(林床)を調べています。 
もう樹上に岩塩プレートが無くなったことは理解しているのかと思いきや、諦めきれずに最後に再びミズナラ幹に飛びついて登りました。 


シーン7:10/13・午後14:50・晴れ(@4:03〜)
1時間45分後に監視カメラが起動すると、リスが林床を右上奥に走り去る後ろ姿が写っていただけでした。 


シーン8:10/14・午前5:59(@4:08〜)日の出時刻は午前5:44。 
翌日は、日の出直後の早朝からリスが来ていました。 
ミズナラの奥にある獣道を左から右へ駆け上がりました。 


シーン9:10/14・午前10:56・晴れ(@4:13〜) 
5時間後にまたもやリスが登場。 
ミズナラ幹の下部の左面にしがみついていました。 
くるっと下向きになると、地面に飛び降りて手前に走り去りました。 

しばらくすると手前から戻ってきたリスがミズナラで少し木登りしました。
すぐに左に飛び降りて、カモシカの溜め糞場sr2(スギ落ち葉の下)を調べています。 


シーン10:10/14・午前10:58・晴れ(@4:37〜) 
1分後にリスが林床の獣道をチョロチョロと右から来ました。 
ミズナラの根元で立ち止まると、岩塩プレートが落ちた辺りの落ち葉の匂いを嗅ぎ回りました。 
ピョンピョン跳んで左へ立ち去りました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
岩塩プレートが溶け落ちて塩場から無くなった後も、これほどリスがしつこく通ってきたということは、やはり塩分依存症(病みつき)になっていたのかもしれません。

今季は我流で試験的に岩塩プレートを給餌してみましたが、固定法や給餌法に工夫の余地がありそうです。
例えば、塩水を入れたバケツを山林に置いて野生動物に塩場を提供する方法もあるそうです。

後日、私が現場入りしたときには、ミズナラの木の下に落ちたはずの岩塩は跡形もなく溶け去っていました。
その地点の林床に大量の塩化ナトリウムが染み込んだことになり、植物への塩害が心配になります。
幸い、翌年になっても周囲に生えた樹木(ミズナラやスギ、エゾユズリハ、オオバクロモジなど)が枯れることはありませんでした。

念のためにCopilot AIに相談してみました。

Q1: 土壌の塩分濃度(特に塩化ナトリウム)を上げると植物にどのような影響があるか?(塩害)

A1: 土壌の塩分濃度が高くなると、植物は多くの問題に直面するんだ。塩化ナトリウムのような塩分が多いと、次のような影響があるんだよ。

水分吸収の阻害:塩分が多いと、植物は水を吸収しにくくなる。これは浸透圧の差が生じるためで、根から水が引き寄せられるのが困難になるんだ。

栄養バランスの崩れ:塩分が他の必須栄養素の吸収を妨げることがある。特にカリウムやカルシウムの吸収が影響を受けることが多い。

根の損傷:高濃度の塩分が根の細胞を直接的に傷つけることがある。これは根の健康と成長に大きな悪影響を及ぼすよ。

葉の焼け:塩分が葉に到達すると、葉が焼けたように茶色く変色し、最終的に枯れることがある。

塩害は植物にとって非常にストレスフルな状況を作り出すんだ。結果として、植物の成長が遅れたり、収穫量が減少したりすることが多いんだよね。




Q2: 岩塩を含む土壌に生える植物は塩分ストレスに対してどのような対策を進化させているのか?

A2: 塩生植物(ハロファイト;Halophyte)は塩分ストレスに対抗するためにいくつかの進化的適応をしているんだ。以下のような対策があるよ:

塩分排出機構:葉の表面にある塩分排出器官(塩腺)を通じて余分な塩を排出する。これにより体内の塩分濃度を低く保つことができる。

塩の隔離:塩を特定の細胞内小器官や組織に隔離して、他の細胞が影響を受けないようにする。

オスモライトの蓄積:プロリンやグリシンベタインなどの有機オスモライト(Osmolyte)を蓄積し、細胞の浸透圧を調整する。

強化された水吸収能力:根系を発達させて水を効率的に吸収し、塩分の影響を軽減する。

このように、塩生植物は厳しい環境条件に適応するための独自の戦略を持っているんだ。



2025/12/24

塩場に通って舐めるニホンリス【トレイルカメラ】

 



2024年10月上旬

岩塩プレートの融解落下前の行動 

シーン0:9/30・午前11:16・晴れ(@0:00〜) 
里山でニホンカモシカの溜め糞場sr2がある混交林を自動撮影カメラで見張っているのですが、ミズナラの幹に岩塩プレートを設置したら、一部の野生動物が塩場として舐めてくれるようになりました。 
岩塩を最も気に入ってくれたニホンリスSciurus lis)の登場シーンを以下にまとめます。 


シーン1:10/1・午前7:47・晴れ(@0:02〜) 
挙動の不安定な旧機種のトレイルカメラにしては珍しく、昼間にフルカラーで撮れていました。 
リスがミズナラ幹の下部にしがみついて、樹皮を一心不乱に舐めています。 
そこは樹皮の色が濃く見えるのですが、上にある岩塩が溶けて塩水が垂れた場所という訳でもなさそうです。 
地衣類のせいで樹皮が濃く見えるだけかもしれません。


シーン2:10/1・午後15:49・晴れ(@1:02〜) 
岩塩にすっかりはまった(依存症?)リスが8時間後に再び登場しました。 
リスが舐めているミズナラの樹皮は、やはり塩味がするのでしょうか。 
幹にしがみついたリスがくるっと下向きになり、下部の樹皮を舐め続けています。 
再び上向きに戻っても、まだ樹皮を舐めています。 
最後に少し木登りしたので、岩塩プレートを直接舐めに行くのかと思いきや、尻切れトンボで録画が打ち切られてしまいました。 


シーン3:10/1・午後15:50・くもり(@2:02〜) 
次に監視カメラが起動したときには、林床を奥にチョロチョロと走り去るリスの後ろ姿がちらっと写っていました。 


シーン4:10/5・午前11:44・(@2:08〜) 
4日後の昼前にリスが塩場に現れました。 
ミズナラ幹の下部(岩塩プレートの直下)にしがみついて、樹皮を舐めています。 
そこなら確かに、岩塩から滴り落ちた塩水で樹皮が濡れているはずです。 

岩塩プレートがいつの間にか大きく傾いていました。 
雨が降ったせいで岩塩プレートが少し溶け、ミズナラ幹に固定するために2本巻いたうちの下側のストラップは自然に外れてしまったようです。 


シーン5:10/5・午前11:47・(@3:08〜)
リスがミズナラの幹で一瞬下向きになって下ったのですが、最下部で再びクルッと上向きに戻りました。 
ミズナラ幹の裏側を少し登って岩塩プレートの高さまで達したものの、直接は舐めなかったようです。 
最後は右下の林床に飛び降りて、走り去りました。 


シーン6:10/6・午後14:26・(@3:39〜) 
翌日は午後にリスが塩場に来ました。 
ミズナラの根元に来ていたリスが、林床を奥へチョロチョロと走り去りました。 

 岩塩プレートの潮解が進み、ミズナラ幹に巻いたストラップから今にも外れそうです。 
辛うじて上のストラップだけで固定されていますが、斜めに大きく傾いています。 


シーン7:10/8・午後13:47・(@3:57〜) 
2日後の昼過ぎにリスが登場。 
岩塩プレートが雨や潮解のせいで更に溶けた結果、細いストラップによって括り切られそうになっています。 

リスはミズナラ幹の下部の左側に来ていて、少しずつ木登りしながら樹皮を舐めています。 
岩塩プレートの直下まで登って来ました。 


シーン8:10/8・午後13:50・(@4:58〜) 
岩塩プレートの直下で樹皮を舐めていたリスが、ようやく岩塩を直接舐めました。 
急に身を翻して林床に飛び降りると、奥へ向かって駆け出しました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
映像を最大1.5倍に拡大しました。 


【考察】 
ニホンリスが塩水で濡れた樹皮を舐めに通うだけでなく、岩塩を直接舐めるシーンもようやく動画に撮れました。 
こんなに頻繁に塩分を摂取したら、喉が渇いて仕方がないはずです。 
リスが水を飲むシーンを私はまだ観察できていないのですが、水場と塩場を往復しているのかもしれません。 
これではまるで依存症です。 
塩分過多はリスの健康に良くないのではないかと心配になります。 

塩場の少し上に設置した餌箱にリスはなぜか全く寄り付きません。


2025/12/10

夜中にアカマツの木に登ってトレイルカメラの匂いを嗅ぐツキノワグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年9月中旬・午後23:55頃 

里山でスギと雑木の混交林にあるニホンカモシカの溜め糞場sr2を自動センサーカメラで見張っていると、真夜中にツキノワグマUrsus thibetanus)が登場しました。 
獣道を右から降りてきたクマは、岩塩プレートの直下でミズナラの根元や落ち葉の匂いを嗅いでいました。 
昼間に通ってくるニホンリスの残り香が気になるのかな? 
塩水で濡れた落ち葉を舐めたら塩分摂取できるのに、味見しない限り暗闇では気づけないでしょう。 
私が撮影しやすいように岩塩プレートを前面にずらしたので、裏から来るクマは気がつきません。 

ゆっくりノソノソと左下手前へ歩いてきたツキノワグマが監視カメラをちらっと見上げました。 
林床で立ち止まって何かしています。 
カメラを固定してあるアカマツの木に登り始めたようで、上から樹皮が剥がれ落ちるのが写っていました。 
クマがトレイルカメラの匂いを嗅いだ鼻息が聞こえ、暖かい鼻息でレンズが少しくもりました。 
今回もクマにトレイルカメラを壊されずに済んで、助かりました。 



※ クマの鼻息が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2025/12/07

塩場に通って舐めるニホンリスは餌箱のオニグルミには興味なし【トレイルカメラ】

 



2024年9月中旬〜下旬

シーン0:9/17・午後14:23・くもり(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
里山で雑木とスギの針広混交林にあるニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動センサーカメラで見張っています。 
基本的に画面の左下から右上に向かって斜面が登っている地形ですが、この溜め糞場sr2付近だけは平坦になっています。 

野生動物に塩場を提供するために、ミズナラの幹にプレート状のヒマラヤ岩塩(155×100×25mm、870g)をベルトで固定してあります。 
その上に、新たに餌箱を設置してオニグルミの堅果を25個入れてみました。 
果皮を完全に取り切れていない果実も含みます。 
迷彩テープを給餌箱の外側に貼り付けて、林内で目立たないよう偽装しました。 
キッチンの流しで生ごみを捨てるプラスチックの三角コーナーを100円ショップで買ってきて、餌箱として再利用しました。 
容器の底がメッシュ状になっているのがポイントで、雨水が貯まらないようになっています。 

常連のニホンリスSciurus lis)が塩場に通ってくる様子を以下にまとめます。 

シーン1:9/18・午前5:27(@0:02〜)日の出時刻は午前5:20。 
日の出直後の薄暗い早朝から、ミズナラ幹の下部の陰にリスが来ていました。 
幹の左からひょっこり顔を覗かせて、塩水で濡れた樹皮を舐めているようです。 
やがて林床に飛び降りると、左に走り去りました。 

せっかく餌箱にオニグルミ堅果を用意したのに、近寄りませんでした。 
新規物に対する警戒心が強いのか、それとも気づかなかったのでしょうか。


シーン2:9/18・午後15:11(@0:51〜) 
約10時間後にもリスがやって来ました。 
いつの間にか、給餌箱に貼った迷彩テープが剥がれかけ、だらんと垂れ下がっています。 
山林内は蒸し暑く湿度が高いので、テープの粘着性がすぐに落ちてしまうようです。 
ミズナラの木の左下で林床のスギ落ち葉の匂いを嗅いで(舐めて?)から、手前に走り去りました。 


シーン3:9/20・午後16:19(@1:12〜) 
2日後、リスらしき小動物が右奥の獣道を右に素早く駆け去りました。 
1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイすると(@1:21〜)、ノウサギではなくやはりニホンリスのようです。 


シーン4:9/21・午前11:51(@1:43〜) 
翌日は昼前にリスが登場。 
ミズナラ幹の下部の左側面にしがみついたリスが塩味のする樹皮を舐めていました。 
ミズナラ幹の裏面で下向きになると、隣のスギの幹に飛び移りました。 
林床に飛び降り、左に走り去りました。 
どうやら給餌箱を警戒しているようです。 


シーン5:9/21・午後17:14(@2:12〜) 
約5時間25分後にもリスが来ました。 
カモシカ溜め糞場sr2のスギ落ち葉をなぜか掘り返しています。 
初見の行動ですが、何か餌を貯食したのでしょうか? 
給餌箱のオニグルミ堅果は減ってなかったので、クルミを貯食した可能性はなさそうです。 
(しかも、現場付近にオニグルミの木は自生していません。) 
残る可能性としては、カモシカの糞粒に来ていた糞虫を捕食したのかもしれません。 

次にリスはミズナラの幹を登ると、裏側に回り込んでから給餌箱を上からちらっと覗き込みました。 
中のクルミの状態が気に入らなかったのか、すぐにミズナラの木を下りて左に走り去りました。 
後で調べると、オニグルミの果皮が腐ってカビが生えていたので、黴臭い匂いを嫌ったのかもしれません。 
1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:32〜) 


シーン6:9/23・午後14:26(@2:51〜) 
次にリスが塩場に来たのは2日後です。 
ミズナラ幹の下部の左側面にリスがしがみつき、塩っぱい樹皮を舐めまくる様子がしっかり撮れていました。 
舐めながら少しずつ木登りしたリスは、岩塩を固定したベルトの直下で方向転換し、今度は下向きに幹にしがみつきました。 
ミズナラの幹から飛び降りて、珍しく林床を右に走り去りました。 


シーン7:9/25・午後14:56(@3:45〜) 
また2日後にリスが再登場。 
いつものように、ミズナラ幹の下部の左側面にリスが来ていました。 
ミズナラ幹の陰に隠れつつ、給餌箱から剥がれかけた迷彩テープに興味津々です。 
リスが引っ張ったりむしって迷彩テープを剥がしたのではなく、湿気で自然に剥がれたようです。 

一旦、林床に飛び降りてから再び幹を登り、岩塩プレートの横に来ました。 
しかし岩塩を直接かじることはありませんでした。 


シーン8:9/25・午後14:58(@4:47〜) 
いつの間にかリスがミズナラの木の左下に降りていました。 
落ち葉の匂いを嗅いでから林床を左に走り去りました。 


シーン9:9/26・午後15:24(@4:54〜) 
翌日もリスが塩場に来ていました。 
珍しくミズナラ幹の手前側にしがみつき、塩水が滴り落ちた樹皮を舐めているようです。 
ようやく監視カメラに対する警戒心が薄れたのかもしれません。


シーン10:9/27・午前8:30(@5:56〜) 
翌朝もリスが来ていました。 
ミズナラ幹の下部の左側面にしがみついています。 
身を翻して林床に飛び降ると、左に走り去りました。 


シーン11:9/28・午後15:13・晴れ(@6:13〜) 
翌日も、ミズナラ幹に固定した岩塩プレートの直下で下向きにリスがしがみついていました。 
その体勢でしばらく樹皮を舐めてから、上向きに方向転換。 
奥にあるスギの幹に移動してから、背後に回り込んで姿を消しました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
ニホンリスが岩塩を直接かじらずに、塩水で濡れた樹皮を舐めるだけなのは相変わらずです。

せっかく好物のオニグルミ堅果を給餌したのに、興味を示さなかったのは意外でした。
リスは見慣れない物に対する警戒心が強いようです。
リスが木の実を貯食する行動を撮影したくて、何年もあれこれ試行錯誤しているのですが、なかなか上手く行きません。
この地点では夜行性の野ネズミに餌を横取りされることはないのですが、リスが餌を気に入ってくれませんでした。
現場付近にオニグルミの木が自生していないので、堅果だけ置いてあるのは明らかに不自然な(怪しい)状況だとリスは気づいているのかな?
後で調べると、給餌箱の中でオニグルミの果皮が腐ってカビが生えていたので、黴臭い匂いを嫌ったのかもしれません。 




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2025/12/06

スギの木から下りて追いかけっこする3頭のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年9月中旬・午後19:50頃 

里山の混交林である晩、ホンドテンMartes melampus melampus)が写りました。 
まず1頭が、岩塩を設置したミズナラの奥にある獣道を左から右に走って横切りました。
次に、スギの樹上から2頭が次々と飛び降りて、スギの背後を右に走り去りました。 

幼獣同士で遊んでいるのか、それとも繁殖期の求愛行動や縄張り争いなのか、私にはさっぱり分かりません。 
スギの樹上にテンが営巣する樹洞でもあるのかと思って現場検証しても、まだ若い杉の木なので無さそうでした。 


つづく→

2025/11/29

ニホンリスは岩塩を直接かじらなくなり、塩水で濡れた樹皮を舐めるだけになった【トレイルカメラ】

 



2024年9月上旬〜中旬

シーン0:9/4・午後14:10・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
里山で雑木とスギの針広混交林にあるニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動撮影カメラで見張っています。 

ミズナラの幹にプレート状のヒマラヤ岩塩(155×100×25mm、870g)をベルトで固定して、野生動物の塩場を作ってみました。 
撮影しやすいように、岩塩プレートが監視カメラに正対するように、固定し直しました。 

ニホンリスSciurus lis)が通ってくる様子を以下にまとめます。 


シーン1:9/5・午前10:24・晴れ(@0:04〜) 
リスが午前中からミズナラ幹の下部にしがみついて、岩塩プレート直下に来ていました。 
滴り落ちる塩水で濡れた樹皮を舐めているのかもしれません。 
岩塩プレートを直接かじることはありませんでした。 
岩塩の向きが変わったので、不審がっているのかな? 

リスがときどき顔の向きを変えると、目に日光がキラッと反射して見えます。
 (首の横の白い毛がちらっと見えているだけかもしれません。) 
やがて左下手前の林床に跳び降りると、走り去りました。 


シーン2:9/7・午後13:51(@0:55〜) 
2日後の午後にニホンリスが登場。
ミズナラの根元付近(右下)で幹にしがみついていました。 
塩水が滴り落ちる場所ではないので、樹皮を舐めているのではなく、匂いを嗅いでいるだけのようです。 


シーン3:9/7・午後13:51(@1:56〜) 
このシーンは1.5倍に拡大した映像をご覧ください。 
ミズナラ幹の下部にしがみついたリスは、よほど気に入ったのか、延々と同じ場所を舐め続けています。 
何か小さな虫でも捕食しているのでしょうか? 

リスがしゃっくりのような奇妙な鳴き声を発しました。(@2:15〜) 

しばらくすると、ようやく幹を少しずつ慎重に登り始めました。 
垂れ下がったベルト先端部の匂いを嗅いでから、幹の裏側へ隠れてしまいました。 
幹の左側に回り込んで、物色しています。 


シーン4:9/9・午前6:19(@2:57〜)日の出時刻は午前5:13。 
2日後の早朝にリスが塩場に来ていました。 
ミズナラ幹の左下部にしがみついていたのに、岩塩プレートまでは登らずに身を翻して飛び降り、林床を手前に走り去りました。 


シーン5:9/9・午前15:53(@3:10〜) 
約9時間半後に、またリスが現れました。 
ミズナラ幹の下部にしがみついて岩塩プレートを見上げています。 
警戒しているのか、なぜか決して岩塩プレートまでは登ろうとしませんでした。 
塩水で濡れた樹皮を舐めているようです。


シーン5:9/9・午前15:55(@4:12〜) 
いつの間にかリスは奥にあるスギに移動していて、幹の下部にしがみ付いていました。 
スギの裏側に回り込んでから、右上の樹上に素早く消えました。 


シーン6:9/14・午後16:28(@4:27〜) 
次にリスが塩場に来たのは、5日後の午後遅くでした。 
画面の左下隅から現れたニホンリスが、林床のカモシカ溜め糞場sr2をピョンピョン跳ねるように横切りました。 
スギ幹の下部に登ってしがみつくと、少し休んでから、左に走り去りました。 
今回は岩塩プレートには立ち寄りませんでした。 

1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@4:38〜) 


シーン7:9/15・午前10:28(@5:02〜) 
翌日の午前中に、またリスが塩場に来ました。 
ミズナラ幹の下部の裏側に止まっているリスの尻尾だけが見えます。 
少し木登りすると、樹皮を丹念に調べている(舐めている?)ようです。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
あれほど岩塩が気に入って頻繁に舐めたり齧ったりしていたニホンリスが、この時期はなぜか岩塩プレートを直接かじらなくなりました。 
塩水で濡れた樹皮を控えめに舐めるだけになりました。
調子に乗って塩分を摂り過ぎると喉が渇くなどして体に良くないことに自分で気づいて、摂取量を節制するようになったのでしょうか。
塩場に立ち寄らず、カモシカの溜め糞場sr2を素通りすることもありました。

岩塩プレートの向きが急に変わったので、不審に思ったリスは露骨に警戒しているのかもしれません。
どうも、リスは岩塩と監視カメラとの位置関係をしっかり把握しているような気がしてなりません。
岩塩を舐める際に無防備な背中を監視カメラに向けたくないのでしょうか。
トレイルカメラが起動するときに発するカチッというかすかな音に怯えて(警戒して)、岩塩プレートに近づけないのかな?


2025/11/20

岩塩が気に入り何度も通って舐めるニホンリス【トレイルカメラ】夏の塩分摂取

 



2024年8月下旬〜9月上旬 

シーン0:8/23・午後12:45・晴れ(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
里山でスギと雑木の針広混交林にあるニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動センサーカメラで見張っています。 

新たな試みとして、ミズナラの幹にプレート状のヒマラヤ岩塩(155×100×25mm、870g)をベルトで固定して、野生動物の塩場を作ってみました。 
ニホンリスSciurus lis)が通ってくる様子を以下にまとめました。 


シーン1:8/24・午後17:59(@0:03〜)日の入り時刻は午後18:23。 
夕方に1匹のリスがミズナラ幹の左側面で、岩塩プレートのすぐ下を登りかけていました。 
しかし、まだ不審な岩塩を警戒しているのか、奥にあるスギの細い幹に飛び移りました。 
スギの幹を登り、枝葉で動き回っています。 
やがて林床に飛び降りると、獣道を右へピョンピョン走り去りました。 


シーン2:8/27・午前7:38(@0:31〜) 
3日後の朝に、リスがまた現れました。 
ミズナラ幹の陰に隠れていたリスが右側に回り込み、岩塩を固定した黒いベルトに興味があるようです。 


シーン2:8/27・午前8:20(@0:43〜) 
約40分後にリスが再登場。 
ミズナラ幹の右側面にしがみついたリスが手前に回り込んで、ベルトの匂いを嗅いでいます。 
木を少し登り下りすると、頭を下にした逆さまの状態で遂に岩塩プレートをかじり始めました。 
口で咀嚼する動きが見られたので、岩塩の表面を舐めるだけでなく歯で齧ったようです。 
リスが岩塩を摂取するシーンを1.5倍に拡大した上でリプレイ(@1:43〜)。 


シーン3:8/27・午前8:22(@2:29〜) 
次にリスはミズナラの幹から地面に飛び降り、走り去りました。 
と思いきや、ミズナラの根元に再登場。 
落ち葉の下に顔を突っ込んでいるようですが、虫を捕食しているのか、それとも塩水が滴り落ちた落ち葉を舐めているのかな? 

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@3:29〜)。


シーン4:8/28・午前7:38(@4:23〜) 
翌朝にもリスが塩場にやって来ました。 
ミズナラ幹の裏側に登って岩塩プレートを舐めているようです。 
初めは死角でよく見えなかったのですが、方向転換してくれて、リスと判明。 
頭を下向きで幹に止まり、岩塩プレートを直接舐めたり齧ったりしているようです。

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@4:34〜)。


シーン5:8/29・午前9:31(@4:45〜) 
翌日の朝にもリスが姿を現しました。 
スギ幹の下部を登り降りしています。 
林床に一旦降りてからミズナラの木に登ったものの、幹の裏側でリスの姿が見えません。 
監視カメラを警戒しているのでしょうか? 


シーン6:8/29・午前9:33(@5:07〜)
次にリスはミズナラ幹の右側から手前に回り込み、ようやく姿をしっかり現してくれました。 
岩塩プレートを固定するベルトに興味を示しています。 
ただベルトの匂いを嗅いでいるだけなのか、それとも塩分が染み込んだベルトを舐めているのかな? 

幹に下向きになり、地面に飛び降りて手前に走り去りました。 


シーン7:8/29・午後17:28(@6:02〜)日の入り時刻は午後18:16。 
約8時間後の夕方にリスがまた塩場に来ました。 
地面からミズナラ幹を少し登り、岩塩プレートの直下の塩味が効いた樹皮を舐めています。 
途中から幹の手前側に回り込んでくれたおかげで、カメラからよく見えるようになりました。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@7:01〜)。


シーン7:8/29・午後17:30(@8:01〜) 
次にニホンリスは再びミズナラ幹の裏側に回り込んでしまいました。 
幹に下向きになって、岩塩プレートを直接舐めているようです。 
少し幹を下りてから頭を上向きに戻し、岩塩プレート直下の樹皮を舐めています。 

このときリスがチョッ、チョッ、チョッ♪と小声で3回、間隔を開けて鳴きました。(@8:39〜) 
鳴き声と同時にリスが口を開閉したので(リップリンクロ)、リスの鳴き声で間違いありません。 
前後の行動を見てもリスに危険が迫った状況ではなく、警戒声ではなさそうです。 
リラックスして樹皮を舐める合間に鳴きました。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@9:00〜)。
※ 鳴き声が聞き取れるように、ここだけ動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


シーン8:8/30・午後16:59(@9:43〜) 
翌日も夕方にリスが塩場に来ていました。 
ミズナラの幹で少し木登りして、岩塩プレート直下の樹皮を舐めていました。 
すぐに地面へ飛び降りると、奥のスギ幹の下部に登ってから奥に走り去りました。 
スギの樹皮も舐めて味を比べているのかな? 


シーン9:9/3・午前10:17(@10:03〜) 
4日後の午前中。 
スギの幹に地面から登りかけたリスが左に飛び降り、林床をチョロチョロと駆け抜けました。 


シーン10:9/3・午後15:38(@10:13〜) 
約5時間20分後にリスがミズナラ幹の根元に来ていました。 
立ち上がってミズナラ幹を少しだけ登り、岩塩プレートから樹皮を滴り落ちる塩水を舐めているようです。 
リスの腹面は白いことがよく分かります。 
最近は岩塩プレートを直接舐めることはしなくなりました。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@11:14〜)。 


シーン11:9/3・午後15:39(@12:15〜) 
次にリスは、スギの根元で落ち葉を舐めていました。 
岩塩プレートから滴り落ちる塩水が落ち葉に染み込んでいるのでしょう。 

やがてリスは奥のスギ幹に取り付いてから、獣道を右へ駆け抜けました。 


シーン12:9/4・午前6:54(@12:33〜)日の出時刻は午前5:09。 
翌朝も、リスはミズナラの根元の落ち葉を舐めに来ていました。 
地面からミズナラの幹に跳びつくと、少しだけ登って樹皮を舐めました。 

やがて奥に飛び降り、スギ幹の下部を経由して、奥に素早く走り去りました。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ(@13:16〜)。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】 
私としては、ウシ科のニホンカモシカが塩場に通うようになると予想(期待)して、カモシカの溜め糞場に岩塩を設置したのです。
ここに出没する野生動物の中で、まさかニホンリスが岩塩を一番気に入ってくれるとは全く予想外でした。

見慣れない不審物に対してリスは当初かなり警戒していましたが、ついに勇気を出して不審な岩塩プレートを味見してみたら、塩だと気づいてくれたようです。 
体が欲する塩分が気に入って、歯で齧り始めました。 
逆さまの体勢を長時間続けても平気なリスの身体能力の高さに驚きます。 

その後リスは塩分を摂取しに、頻繁に通って来るようになりました。 
ニホンリスの観察歴が浅い私には個体識別ができませんが、この山林では生息密度が低いので、おそらく同一個体のリスが塩場に通ってきているのでしょう。
(同一個体と仮定して)同じ日に何度も塩場に来ることもありました。
当地の自然界にはない岩塩はリスにとって強烈な嗜好品となり、ほとんど中毒状態(依存症)になったかもしれません。 

塩分を摂り過ぎると体がパンパンにむくむだけでなく、リスが高血圧にならないか心配です。 
塩を舐めた後は喉が渇くはずですが、リスはどこで水を飲むのでしょうか? 
私は未だニホンリスが水を飲むシーンをトレイルカメラで撮れたことがありません。
というか、リスが通う水場が一体どこにあるか、突き止める必要があります。
もしも真夏の渇水(雨不足)で水場が干上がり、水が飲めなくなると、塩を舐めたリスにとって死活問題になります。
岩塩の横に水場(鳥用の自動給水器)を設置したら、リスは飲んでくれるかな? 

後半になると、リスは岩塩プレートから直接舐めたり齧ったりすることは減り、真下の落ち葉や幹の樹皮を舐めるようになりました。
岩塩が雨で溶けて滴り落ち、濡れているのでしょう。
間接的に塩分を舐めることで、過剰摂取を避けることを学習したようです。


岩塩を舐めに通うリスについて、Copilot AIに質問してみたら、以下の回答が得られました。
はい、リスは塩を舐めることがあります。特に、自然界ではミネラルを補給するために塩を求めることがあります。リスが塩を舐める行動は、体内のナトリウムやその他のミネラルバランスを保つためです²。

野生のニホンリスが塩を舐めるという具体的な記録は見つかりませんでしたが、リスは一般的にミネラルを補給するために塩を求めることがあります²。ニホンリスも同様に、必要なミネラルを摂取するために塩を舐める可能性があります。 

後日(9月上旬)に現場入りした際に、岩塩プレートの状態を写真に撮りました。
リスが岩塩を直接齧った跡が残っています。
しかし素人目には、リスの門歯で削った歯型とは分かりませんでした。







岩塩を野外に放置すると、雨が降る度に少しずつ岩塩が溶け落ちるだけでなく、晴れた日も空気中の水分を吸収して岩塩の表面が濡れてきます。
特に湿度(湿気)の高い環境では顕著です。
これは潮解ちょうかいと呼ばれる現象です。
岩塩プレートにベルト(化繊のストラップ)を2本巻いて木の幹に固定しているのですが、ベルトとの接触面からも重点的に岩塩が溶けていきます。
最終的にはベルトによって岩塩プレートが自然に切断されてしまいそうです。
岩塩の下端はずり落ちてこないように、木ネジで支えています。
岩塩の設置法には改良が必要ですね。




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↑【おまけの動画】 
"We Hung a SALT LICK on a Post in the Woods. We couldn't believe what showed up! Trail Camera" by The Outdoor Theater 

私とは岩塩の設置法が違い、今後の参考になりました。
紐を通せる穴が開いたタイプの岩塩は値段が高いのが難点です。)
トレイルカメラの定点映像で、塩場に登場した色んな野生動物を長期間一気に見せてくれる編集スタイルです。
リスも何度か岩塩を舐めに(かじりに?)来ていたのが私と共通していて興味深く思いました。

2025/11/16

夏の夜の山林でじゃれ合う2頭のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年8月下旬・午後21:25頃 

里山の混交林でニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2を見張っている監視カメラに、ある晩2頭のホンドテンMartes melampus melampus)が写っていました。 

まずミズナラの幹の途中まで登っていた個体aが、奥の林床にいた別個体bを目掛けて飛び降りました。 
飛びつかれた個体bも逃げなかったので、本気の喧嘩(闘争)ではなさそうです。 
しばらくじゃれ合ってから、片方が再びミズナラの木に戻ってきて根元の匂いを嗅いだものの、岩塩プレートの存在には気づかなかったようです。 
夜の森で追いかけっこするように右上へ相次いで走り去りました。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@1:02〜)。 
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げても、鳴き声は発していないようでした。 


【考察】 
夏毛のホンドテン2頭は夜の山林で一体何をしていたのでしょうか? 
幼獣同士の遊びなのかもしれません。 
それとも、♀♂ペアが求愛のためにいちゃついているのでしょうか。 

Copilot AIに相談してみると、以下の回答を得ました。
・ホンドテンの発情期は通常、6月から7月にかけてです1。交尾が行われた後、翌年の3月頃に出産します1。 
・ホンドテンの求愛行動はとても興味深いです。オスはメスに対して、特定の鳴き声や体の動きでアプローチします。特に、オスはメスの周りを回りながら、鳴き声を発して注意を引こうとします。また、互いに鼻を擦り合わせる行動も見られます。 このような行動は、メスがオスを受け入れるかどうかを判断するための重要なステップです。

つづく→ カモシカの溜め糞場に来た夏毛のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】


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2025/11/14

取っ組み合いや追いかけっこをして遊ぶニホンアナグマの母子【トレイルカメラ】

 



2024年8月下旬 

シーン1:8/23・午前11:40・晴れ・気温33℃(@0:00〜) 
昼前に二次林の営巣地(セット)で2頭のニホンアナグマMeles anakuma)が取っ組み合いをして遊んでいます。 
その2頭とは、毛皮が焦げ茶色の母親♀とクリーム色の当歳仔の幼獣でした。 
離乳してだいぶ経つので、母親♀の乳房は小さくなり、見えにくくなっています。 

楽しそうな騒ぎを聞きつけて、別個体の幼獣bが巣穴Lから外に出てきました。 
格闘遊びの流れで幼獣aは巣穴Rに潜り込みました。 
幼獣bも母親♀を遊びに誘い、一緒に左へ走り去りました。 


シーン2:8/23・午前11:40・晴れ・気温32℃(@1:00〜) 
別アングルの監視カメラでも撮れていました。 
一緒に遊んでいた幼獣が巣穴Lに籠城したので、母親♀が巣口Rに戻ると、別個体の幼獣が突っかかってきました。 
独り取り残された幼獣は、つまらなそうに巣口Lを前脚の爪で引っ掻いています。


シーン3:8/23・午前11:41・晴れ・気温34℃(@2:00〜) 
母親♀に幼獣がはしゃいで飛びかかりました。 
これは遊びに誘うための挑発です。 
誘いに乗って母親♀が右に駆け出すと、幼獣が追いかけ、今度は追いかけっこ遊びが勃発しました。 

別個体の幼獣が巣穴Lから顔を出しましたが、塹壕のように奥に引っ込みました。 

しばらくすると、母子がくんずほぐれつの格闘遊びを繰り広げながらセットに戻ってきました。 
走り回ってから、株立ちミズキを挟んで母子が対峙。 
木登り遊びにもなっています。


シーン4:8/23・午前11:42・晴れ(@3:00〜) 
母子のレスリングごっこが未だ続いています。 
途中で短い鳴き声が聞こえました。 

別個体の幼獣が参戦したそうに巣穴Lから外にノコノコ出てきました。 
合流して三つ巴の格闘遊びが始まるかと思いきや、巣穴Lから来た幼獣はおとなしく巣穴Rに入ってしまいました。 
最後にまた巣穴Rから外に出てきたところで、録画が終わりました。


 【考察】 
アナグマはとても子煩悩で、母親♀が子供と一緒によく遊んでやります。 
前回、母子で格闘遊びをしたのは夜でしたが、今回は明るい昼間に開催されました。 



ところで、このアナグマ家族には幼獣がもう1頭いるはずなのに、一体どこに居るのでしょう? 
幼獣は2頭しか姿が見えず、1頭が行方不明です。 
無事だとよいのですけど、巣穴の奥で寝ているのかな? 
これから幼獣は1匹ずつ子別れ・独立するのでしょうか。


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2025/11/06

岩塩を幹に固定したベルトが気になるニホンリス【トレイルカメラ】

 



2024年8月中旬

シーン0:8/10・午後12:46・くもり(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
里山でスギと雑木の針広混交林にあるニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2をトレイルカメラで見張っています。 
新たな試みとして、ミズナラの幹にピンク色のヒマラヤ岩塩プレートを設置してあります。 
果たして、野生動物が舐めに通う塩場になるでしょうか? 

ニホンリスSciurus lis)の登場シーンを以下にまとめました。 


シーン1:8/11・午前9:57(@0:04〜) 
リスがミズナラの根元から幹を登って岩塩プレートに興味を示したものの、舐めたかどうか不明です。 
監視カメラを意識して警戒しているのか、それともたまたまなのか分かりませんが、ニホンリスは幹の裏面を素早く登り下りすることが多いようです。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@0:31〜) 


シーン2:8/12・午前6:50(@0:42〜) 
翌日の朝、ニホンリスがミズナラの幹を登り、隣のスギに移動すると幹を下りました。 
林床に着くと獣道を左にピョンピョン跳ぶように走り去りました。

しばらく後に奥の樹冠に現れたのが、別個体のリスなのか野鳥なのか不明です。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@1:25〜) 


シーン3:8/12・午前10:30(@0:42〜) 
3時間40分後にリスが再登場。 
ミズナラ幹の裏側から幹の右側に出てくると、ゆっくり木登りしました。 
しばらくすると、スギの幹を降りて林床に飛び降りたようです。 


シーン4:8/20・午前5:58(@2:45〜)日の出時刻は午前4:56。 
8日後の早朝にリスが久しぶりに来てくれました。 
ミズナラの幹の裏面に止まっていて、フサフサした尻尾だけが見えます。 
岩塩プレートを舐めているのかもしれませんが、しっかりと口元が見えず残念…。 
岩塩を固定した2本のベルトに沿ってミズナラ幹の右側に移動すると、ベルトの匂いを嗅いでいます。 


シーン5:8/20・午前6:02(@3:37〜) 
ニホンリスはミズナラ幹に下向きにしがみ付き、依然としてベルトに興味津々でその匂いを嗅ぎ回っています。 

幹に下向きでしがみついてたリスがくるっと上向きになったところで1分間の録画終了。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@4:37〜) 




※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
岩塩プレートを設置して以来、明らかにリスの登場頻度が増えました。
ニホンリスは昼行性なので、夜には決して現れません。 

岩塩プレートそのものよりも、それを固定したベルトにリスが興味を示すとは意外でした。
もしかすると、ベルトと幹の間の隙間に隠れている虫を探して捕食しているのかもしれません。 
あるいは、岩塩から溶け出した塩分がベルトに染み込んでいて、舐めると塩っぱいのかもしれません。 
だとすれば、ベルトに沿って岩塩を中心に塩味が濃度勾配になっているはずです。 
丁度よい塩梅の位置でベルトを舐めているのだとしたら面白いですね。 

ベルト(ストラップ)をリスが舐めるだけなら構わないのですが、鋭い門歯で噛み切られると困ります。 
もしもクルミやドングリの堅果やヒマワリの種子をベルトに挟み込んでやれば、リスが見つけて持ち去ってくれるかな? 


つづく→


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