2014/04/26
巣材を運ぶムクドリ(野鳥)
2014年4月上旬
山に近い集落で民家の屋根にムクドリ(Sturnus cineraceus)が止まっています。
嘴に何かを咥えたまま辺りをキョロキョロ見渡しています。
遠目には植物質で枯れ草やコケのようにも見えますが、巣材を集めて来たのでしょうか。
もう巣作りを始めたのかな?
屋根から飛び去った後は見失ってしまい、巣の場所は不明です。
『ムクドリの子育て日記』という本の記録では、営巣開始は4月上旬でした。(違う地方の話だと思いますけど…。)
ムクドリの巣は穴の中に枯草や枯葉などを敷いて作るらしい。
翔べ!ベニシジミ【ハイスピード動画】
2013年5月下旬
道端に咲いたセイヨウタンポポでベニシジミ(Lycaena phlaeas daimio)が花蜜を吸っていました。
飛び立ちの瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
映像後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
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2014/04/25
用水路沿いを歩くキセキレイ♂(野鳥)
2014年4月上旬
農地の用水路沿いをキセキレイ♂(Motacilla cinerea)が歩いています。
初めは群れ(番?)でいたのですけど、逃げられてしまい撮れたのはこの1羽のみ。
この個体は喉が黒いので、♂です。
ときどき尾羽根を上下させながら、ホッピングではなくちょこちょこウォーキングで歩き去ります。
最後はチチチッ♪と鳴きながら飛び去りました。
同種の幼体に威嚇誇示するマダラスジハエトリ成体♂(蜘蛛)
2014年3月上旬・室温20℃
マダラスジハエトリの飼育記録11
マダラスジハエトリ(Plexippoides annulipedis)の幼体を見つけてきたので、飼育してきた同種の成体♂と同居させてみました。
幼体の飼育容器に成体♂を投入しました。
容器内には幼体のしおり糸が張り巡らされています。
体長は明らかに、成体♂>幼体です。
体格差があるのに互いに警戒しているようで、なるべく遠くに位置したがります。
容器内で最大限に距離をとるために対角線の位置になります。
成体♂は相手を見つめながら長い第1歩脚を同時に振り上げて威嚇の誇示行動を行います。
振り上げた第1歩脚の先がヒクヒク動いています。
このとき大顎は動いていません。
クモは「目で追う」(眼球だけを動かす)ことが出来ませんので、幼体が目の前を横切ると成体♂は体ごと方向転換します。
動画のピントが合っているのは成体♂だけですが、幼体の方は誇示行動を行いませんでした。
つづく→シリーズ#12
幼体の写真です。 |
2014/04/24
落ちていた羽毛をつついたカワラヒワ(野鳥)
2014年3月下旬
平地の住宅地でカワラヒワ(Carduelis sinica)の群れが樹上で鳴き交わしていました。
冬芽を採食しているのかと思い、そのうちの一羽を撮り始めたものの、こちらを警戒しているようです。
枝に付いていた白い羽毛になぜか興味を示して啄みました。
嘴に付着した羽毛を枝に擦りつけてすぐに取り除きました。
巣材集め(産座として柔らかい羽毛を集める?)の時期には早過ぎる気もしますし、何か餌だとうっかり間違えたのでしょう。
スズメも近くに居たので、カワラヒワの羽毛とは限りません。
蚊柱のハイスピード動画
2014年3月下旬
軒先や庭木の枝先で蚊柱が発生しています。
群飛する様子を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
個々のユスリカ?は飛びながら上下動していることが分かります。
1/8倍速のスローモーションにすると羽ばたきも視認できます。
背景を白い雪原にすると撮りやすいです。
HD動画でも撮ってみました。
やがて雨が降り始めました。
採集していないので当然、種名は不明です。
(たとえ採集しても素人が名前を調べるのは難しいでしょうけど。)
私の知識ではユスリカの仲間の♂が群飛しているのかと思ったのですが、百科事典で「蚊柱」を調べてみるとユスリカ科とは言い切れずかなり複雑(多種多様)で奥が深いようです。
- 蚊柱をつくるカ科以外の双翅類にはユスリカ科,ガガンボダマシ科,ヒメガガンボ科などが知られる。
- 早春から林間や軒下などに群飛が見られる種類はガガンボダマシ科に多く,いろいろの種類が知られる。
- 一般に朝と夕方に見られるが曇天のときは日中でも蚊柱をつくることがある。
- これらの群飛は雨の兆しといわれる。
- 構成は普通、雄だけで、雌がこれに飛び入り雄と交尾することが観察されているので、生殖のための行動といわれているが、雌だけの群飛や1種類だけでない場合もある。
- 蚊柱ができるのは夕暮れ、夜明けが多いが、種類と天候により日中にもできる。
- 双翅類以外でも蚊柱と同じ現象が、カゲロウ、トビケラ、カワゲラ、クビナガカメムシなどでみられる。
関連記事(9年後の撮影)▶ 蚊柱が立つ夕暮れの小川【トレイルカメラ:暗視映像】ユスリカの群飛
【追記】
『日本動物大百科9昆虫II』p108によると、
上村佳孝『昆虫の交尾は、味わい深い…。 (岩波科学ライブラリー)』によれば、
【追記】
『日本動物大百科9昆虫II』p108によると、
♂集団の群飛音または群飛形に♀が誘引され、近寄ってきた♀の飛翔音で♂は同種の♀を識別し、競って交尾を試みる。
上村佳孝『昆虫の交尾は、味わい深い…。 (岩波科学ライブラリー)』によれば、
春から夏、河原の土手などでよく見かける「蚊柱」も、たいていユスリカの仲間などのレックだ。 レックとは、集団お見合い場。♀はそこに順次やってきては♂の品定めをする。(p90より引用)
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2014/04/23
フキノトウの花蜜を吸うキタテハ
2014年4月上旬
日当たりの良い砂利道に咲いたフキノトウ(フキの花)で越冬明けのキタテハ(Polygonia c-aureum)が花蜜を吸っていました。
【追記】
『昆虫の集まる花ハンドブック』p46でフキの項目を参照すると、
雌株の花束には100個以上の雌花があるが、雌花は細くて昆虫が口を差し込むすき間がない。花束の中心に1〜2個、星形の蜜の製造に特化した花を混ぜ、昆虫を誘う。
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雪解けの畑で採食するハクセキレイ(野鳥)
2014年3月下旬
ようやく雪が溶けて水浸しになった畑でハクセキレイ(Motacilla alba lugens)が採食していました。
平地の大型店の駐車場の横で車やヒトの往来が激しいのにそれほど警戒せず、やけに人馴れした鳥でした。
2014/04/22
ご飯粒を食べるヤマトゴキブリ終齢幼虫
2014年3月中旬
飼育を始めたヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)終齢幼虫に餌として何を与えたら良いのか迷いました。
残飯なら何でも良いだろうと思い、取り敢えず飯粒を給餌してみました。
生米ではなく、炊いたご飯の残りです。
飼育容器内を汚さないように、付箋紙に飯粒をくっ付けてから与えています。
(これなら食べ残しを掃除するのも楽です。)
ゴキブリは空腹だったのか、すぐに食いつきました。
口器の動きを接写してみます。
モンキチョウの求愛飛翔?【ハイスピード動画】
2013年9月下旬
稲刈りをしている田んぼの畦道の上空を2頭のモンキチョウ(Colias erate poliographus)が互いにもつれ合うように飛び回っていました。
求愛飛翔かな?と思い、240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
2頭とも翅が黄色なので、♀♂ペアなのか、それとも♂同士の喧嘩(縄張り争い、誤認求愛)なのか、両方の可能性があり不明です。
♀同士がこのように飛び回ることはない気がします。(ひょっとしたら、あるかな…?)
♂♀ペアの求愛飛翔だと仮定すると、前を飛ぶ♂は翅を見せつけつつ上下に動いて後続の♀を下へ下へと誘導し着陸を促しているような印象を受けました。
着陸してくれないと落ち着いて交尾器を結合できないのでしょう。
黄金色の稲穂の上空で乱舞しています。
結局、求愛は成就せず(交尾には至らず)に別れました。
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2014/04/21
ヤマトゴキブリの終齢幼虫:徘徊・身繕い・起き上がり行動
2014年3月上旬・室温20℃
台所で見つけたゴキブリを捕獲しました。
未だ翅がないので幼虫ですね。
クロゴキブリと迷ったのですが、在来種ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)の幼虫でした。
幼虫の場合は、クロゴキブリでは全体が赤褐色をしているのに対し、本種では黒色或いは濃褐色で胸部外縁が赤褐色或いは黄褐色となる。方眼紙に乗せて採寸してみると、体長〜20mm。
体長から終齢幼虫と思われます。
ヤマトゴキブリの場合、冬を越すのは一回脱皮した後の二齢幼虫か、羽化前の終齢幼虫である。(『わっ、ゴキブリだ!』p42より)
飼育中のマダラスジハエトリ♂の生き餌としていそいそと捕獲したものの、さすがに獲物としては大き過ぎたようでクモは逃げ回るばかりでした。
仕方がないので、物好きにもゴキブリ単体で飼育してみることにしました。
成虫に羽化するまでは見届けたいものです。
このゴキブリをビニール袋やプラスチック容器に密閉しておくと、独特の匂いが残りました。
ゴキブリホイホイに使われる誘引剤として馴染みのある匂いで、ゴキブリの排泄物(糞)に含まれる集合フェロモンなのでしょう。
不思議なことに、日が経つにつれて容器内にこの匂いがしなくなりました。
プラスチック容器のツルツルした壁は少ししか登れません。
脱走の恐れが無さそうで一安心。(成虫になれば飛んで逃げるかもしれません。)※
滑落して仰向けになると、慌てて暴れ自力で起き上がります。
長い触角を一本ずつ根本からしごくように舐めてきれいに掃除しています。
※ 【追記】
ネット検索中にゴキブリ駆除のサイトで私の観察結果に反する以下の記述を見つけましたが、これはヤマトゴキブリ成虫の話でしょうか。
プラケやガラスなどのケージでは側面を登るので脱走には注意すること。
カメバヒキオコシを訪花するトラマルハナバチ♀
2013年9月下旬
鎮守の森(杉林)の暗い林床に咲いたカメバヒキオコシ?をトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が訪花していました。
後脚の花粉籠に白い花粉団子を付けています。
同一個体がトリカブトの群落でも訪花していました。
▼関連記事▼
トリカブトを訪花するトラマルハナバチ♀
【追記】
鈴木和雄『蜜を盗むハチーマルハナバチの盗蜜行動』によると、
盗蜜といっても「窃盗」の場合は、じつは微妙で、送粉者と盗蜜者の境ははっきりせず、送粉への寄与にはさまざまな段階があります。たとえば、長い口吻をもった送粉者が、蜜源の浅い植物の花を訪花したときにある程度の送粉を行なっている場合があるからです。(中略)カメバヒキオコシに口吻がかなり長いトラマルハナバチが訪花しても、結実に充分な送粉が行われていました。こうした例もあるので、蜜源までの深さと口吻長が一致していないからといって、盗蜜と早急に判断することはできません。(ポピュラーサイエンス『動物たちの気になる行動(1)食う・住む・生きる篇』p72より引用)
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訪花
2014/04/20
水溜まりの水を飲むハシブトガラス(野鳥)
2014年4月上旬
農道の轍にできた小さな水溜まりでハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が両足を水に浸したまま辺りをキョロキョロ見回しています。
しばらくこちらを警戒していましたが、嘴を水溜まりに3回浸して飲みました。(@0:15、0:33、0:44)
水を飲み終えたカラスは歩いて水溜まりから離れ、こちらに少し歩いて来てから飛び去りました。
【追記】
どうもハシボソガラスのような気がしてきました。
嘴が細いのに額がでっぱっている個体がたまにいるので、いつも迷います。
頭部の羽毛を逆立てているのでしょうか?
メスグロヒョウモン♀とヒメシジミ♂の訪花・飛翔【ハイスピード動画】
2013年6月中旬
山間部の道端に咲いたハルジオンにメスグロヒョウモン♀(Damora sagana liane)とヒメシジミ♂(Plebejus argus micrargus)が訪花していました。
メスグロヒョウモン♀が花蜜を夢中で吸っている間にヒメシジミ♂が何頭も飛び回る様子を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
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