2020/03/28

糞切りの悪いホソバセダカモクメ(蛾)幼虫



2019年9月下旬・午後13:29〜14:21

ホソバセダカモクメCucullia fraterna)の幼虫aが食草アキノノゲシの茎で方向転換し下向きになりました。
尾脚だけ茎から離して腹端を少し持ち上げると、緑褐色の糞をポトリと排泄しました。
今回は個体aに注目した映像です。(食休みすると暇なので近くの別個体bと交互に撮りました。)

ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫a@アキノノゲシ茎+脱糞

排便後は下向きのまま茎を降りました。
分岐点で口元に届く位置に実がなっているのに食べようとしないのが、とても興味深いです。
食前に果柄を齧って乳液対策のトレンチ行動をしてからでないと実を食べられないのだとすると私の予想通りですが、単に満腹なのかもしれません。


▼関連記事(別個体bでの撮影)
アキノノゲシの果柄に食前トレンチ行動をするホソバセダカモクメ(蛾)の幼虫【10倍速映像】

ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫a@アキノノゲシ茎+糞除去失敗


約16分後に再び撮ると、いつの間にか再び脱糞を済ませていました。
(本種幼虫だけかもしれませんが、野外では脱糞の間隔が早いみたいです。)
ところが腹端の肛門付近に新鮮な糞塊が付着したまま、「金魚のフン」状態で徘徊しています。
糞切りが悪いという自覚があるようで、細長い体を曲げて口で糞を取り除こうとするも失敗しました。


▼関連記事(1年前の撮影)
便秘に苦しむオビカレハ(蛾)幼虫はどう対処するか?
便秘に苦しむオビカレハ幼虫がどうするかと思いきや、長い体をCの字に曲げ、なんと肛門から自分の糞を口で取り除き、巣の外へポイと捨てました!(中略)腹端を巣や枝に擦り付けて糞を落としても良さそうなのに、そのような行動はしませんでした。

ホソバセダカモクメ幼虫aが茎にしがみついて食休みしている間に、胸脚だけばたつかせているのがやはり気になります。

▼関連記事(別個体bでの撮影)
ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫:謎の足踏み運動



最後の映像は、同一個体aを微速度撮影した素材を等倍速に戻してお届けします。
(コマ落ちでカクカクした動画ですが悪しからず。)
アキノノゲシの実を食べながらまた新たに脱糞しました。
それまでずっと付着したままだった前回の糞が、腹端を持ち上げた際にようやく落ちました。
新しい糞も今度はスムーズに落ちました。




マリーゴールドの花蜜を吸うオオハキリバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年10月上旬・午後12:50頃・晴れ

農村部の畑の端に線虫対策のコンパニオンプランツとして植えられたフレンチ・マリーゴールドの群落でオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
頭楯が黄色い花粉で汚れているので顔色が分かりにくいのですが、白い口髭がある上に腹端が丸みを帯びているので雄蜂♂と分かりました。
途中(@0:54〜0:59)で画面下に登場するのが♀で、他は全て♂でした。

吸蜜しながら後脚同士を擦り合わせています。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:31〜)
飛来したモンシロチョウや別種のハナバチ♀とニアミスすることがあっても、オオハキリバチ♂は吸蜜に夢中です。


オオハキリバチ♂:背面@マリーゴールド訪花吸蜜
側面

2020/03/27

腹部を回して暴れるホシヒメホウジャク(蛾)の蛹



ホシヒメホウジャク(蛾)の飼育記録#4



▼前回の記事
ホシヒメホウジャク(蛾)終齢幼虫の巣作り【30倍速映像】

ホシヒメホウジャクNeogurelca himachala sangaica )の終齢幼虫が食草ヘクソカズラの葉を絹糸で綴り合わせて巣を作ってから2日後、粗末な繭の中で前蛹が脱皮して蛹になりました。


2019年10月上旬

蛹化から9日後、繭を開いて中を調べてみました。
ヘクソカズラの葉をそっと剥がして焦げ茶色の蛹を取り出すと、腹部をグルグル回して必死に暴れました。
(実はそれ以前にも、繭内で蛹がときどき自発的にガサガサと動くのを目撃していました。)
右回り、左回り、どちらにも旋回可能です。
このとき威嚇の鳴き声は発しませんでした。
可動部は腹部だけで、頭部および胸部はクチクラが固まっていて関節が動きません。

ホシヒメホウジャク蛹の腹端とヘクソカズラの葉裏を結んで固定していた絹糸をようやく引き剥がすことが出来たので、取り出した蛹を方眼紙に置いて採寸。
無防備になった蛹は腹部を旋回して、しばらく活発に暴れ続けていました。
しかし蛹が紙面を転がることはありませんでした。

「神秘的な完全変態が行われる昆虫の蛹は羽化までじっと静止している」というイメージ(先入観)をお持ちの方が多いようなので、色々な種類で「動く蛹」を動画で記録するように努めています。




つづく→#5:ホシヒメホウジャク♂(蛾)の羽化【20倍速映像】


ホシヒメホウジャク(蛾)繭:ヘクソカズラ葉@方眼紙・全景
ホシヒメホウジャク(蛾)繭:ヘクソカズラ葉@方眼紙
ホシヒメホウジャク(蛾)蛹@繭open
ホシヒメホウジャク(蛾)蛹:側面@方眼紙


河川敷の芝生で虫を捕食する冬羽のノビタキ(野鳥)



2019年10月上旬・午後14:05頃

川岸のヨシ原で冬羽のノビタキSaxicola torquata)が1羽、茎に止まっていました。
河川敷の芝生に飛び降りたものの、私を警戒して再びヨシ原へ戻ってしまいました。
ヨシの茎に止まり、神経質に尾羽をピクピクと上下に動かしています。
私がじっと動かずに撮り続けると、ようやく警戒を解いたノビタキが河川敷の芝生に飛び降りて何か虫を捕食しました。

河川敷を散歩に来た人を警戒したノビタキが少し飛んで逃げ、柳の灌木に止まり直しました。

しばらくすると再び横の芝生に降り立ち、地上採食(虫の捕食)を始めました。
背伸びして辺りを警戒。
最後は別な通行人に驚いて、どこかへ飛び去りました。


ノビタキ冬羽(野鳥)@河川敷:芝生
ノビタキ冬羽(野鳥)@ヨシ茎

2020/03/26

クジャクアスター(シロクジャク)の花蜜を吸うニホンミツバチ♀



2019年10月上旬・午後13:15頃

農村部の庭に咲いたクジャクアスター(別名クジャクソウ)にニホンミツバチApis cerana japonica)のワーカー♀が訪花していました。
吸蜜する蜂の後脚を見ると花粉籠は空荷でした。


ニホンミツバチ♀:側面@クジャクアスター(シロクジャク)訪花吸蜜
ニホンミツバチ♀:背面@クジャクアスター(シロクジャク)訪花吸蜜

カワミドリの花蜜を吸うモンシロチョウ♂



2019年10月上旬・午後13:53・晴れ

つづら折れの山道の横に咲いたカワミドリの群落でモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が訪花していました。
口吻を伸ばして吸蜜しています。


この組み合わせは初見でした。

▼関連記事(3年前の撮影)
カワミドリの花蜜を吸うスジグロシロチョウの一種




モンシロチョウ♂@カワミドリ訪花吸蜜

2020/03/25

飛べないクズハキリバチ♀が野菊の花で吸蜜



2019年10月上旬・正午頃・晴れ

平地の農道沿いに咲いた野菊(おそらくノコンギク?)の群落でクズハキリバチ♀(Megachile pseudomonticola)が訪花していました。
腹端が尖り気味で顔色が黒いので♀ですが、腹部下面のスコパは空荷でした。

吸蜜しながら隣の花に次々と渡り歩いています。
少し離れた花へ移動するときも飛ばずに葉を経由して歩きました。
どうやらこの個体は羽ばたいても飛び立てないようです。
日向で体温も高いはずなのに飛べないということは、飛翔筋の力が弱くなっているようです。
病気や寿命など原因は分かりませんが、衰弱していて飛び立つ力が無いのでしょう。

ときどき身繕いはしていました。
周囲は広大な畑です。


クズハキリバチ♀@野菊訪花吸蜜
クズハキリバチ♀@ノコンギク?訪花吸蜜


カワウが羽繕いする川の倒木に乗り降りするカルガモ(野鳥)



2019年9月中旬・午前11:50頃

川を横切る倒木でカワウPhalacrocorax carbo hanedae)とカルガモAnas zonorhyncha)が1羽ずつ横に並んで止まっていました。
異種の2羽は少し間隔を開け、共に上流を向いています。
この日は川の水量が多く、倒木の先端部(左側)はほとんど川に浸かっています。

倒木上のカワウが首を真っ直ぐ伸ばして正面を向き、白い喉をブルブルとひたすら震わせているのが気になります。
いかにも鳴いていそうですが、かなり遠いので川の水音に掻き消され、鳴き声は聞き取れませんでした。

カルガモがおもむろに背伸びをしながらその場で羽ばたき、川に入水しました。(@0:13)
先行する仲間(カルガモ3羽)の後を追って上流へ遊泳します。

倒木に残ったカワウは羽繕いを始めました。
倒木の右端(岸の木陰)にも別のカルガモ1羽、休んでいます。

しばらくすると、下流の左から1羽のカルガモが川面を横断して倒木に戻って来ました。
そのままカルガモが川面から倒木に飛び乗りました。
ここでカルガモの上陸シーンを見たのは初めてです。
大きなカワウに対してカルガモは少し遠慮しているようで、少し間隔を開けて止まりました。
上陸後はすぐに羽繕いを開始。

最後は手前の川面をカルガモの群れが横切りました。
このときカルガモに混じってついて行った1羽の見慣れない小型の水鳥が気になりました。(@1:24〜1:38)
遠くて私には種類を見分けられませんが、カイツブリでも無さそうです。
カルガモの幼鳥ですかね?
どなたか教えてください。


水鳥たちが好んで止まり木としていたこの倒木を2017年から定点観察してきたのですが、これが最期の記録になりました。
1ヶ月後の10月中旬に台風19号(令和元年東日本台風)が直撃した結果、大雨で川が増水し、この倒木は流失してしまいました。
絵になる撮影ポイントだったので残念です。
こうした環境の激変にカワウはどう対応するのでしょうか?


カワウ(野鳥)+カルガモ@川:倒木+羽繕い

2020/03/24

ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫:謎の足踏み運動



2019年9月下旬


▼前回の記事
アキノノゲシの茎を登るホソバセダカモクメ(蛾)幼虫


ホソバセダカモクメCucullia fraterna)の幼虫bが食事の合間にアキノノゲシの茎にしがみついて休んでいます。
このとき完全に静止しているのではなく、軽く握った胸脚を頻繁にばたつかせているのが気になりました。
3対ある胸脚の中でT1よりもT2,3の方を頻繁に動かしている印象を受けました。
その一方、茎からずり落ちないように腹脚は茎をしっかりと握りしめています。
秋風で絶え間なく揺れる茎の動きに対応して体のバランスを取るために、リアルタイムで足場を握り直しているのでしょうか?
だとすれば、無風の室内で飼育すれば、この謎の運動は消失するはずです。

妄想をたくましくすると、アリやサシガメなど他の虫(天敵)が近寄って来ないように、茎に絶えず振動信号を与えて警告している可能性も考えられます。
同種の別個体と食草の同じ株で競合しないように、振動で自分の存在をアピールして(縄張り宣言)互いに距離を保っていたら面白そうです。(基質振動によるコミュニケーション)
ホソバセダカモクメ幼虫が発するモールス信号を誰か解読してください。



後半は微速度撮影で長撮り監視してみました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。(@1:25〜1:51)

野外でイモムシの休息姿勢をこれ程じっくり観察したのは初めてかもしれません。
私が知らなかっただけで、実はどの種類のイモムシも普通にやっていることなのかな?


ヤクシソウの花蜜を吸うオオハナアブ♀



2019年10月上旬・午後14:40頃・晴れ

つづら折れの峠道沿いに咲いたヤクシソウの群落でオオハナアブ♀(Phytomia zonata)が訪花していました。
口吻を伸縮させて花粉や花蜜を舐めています。
吸蜜しながら前脚同士を擦り合わせたり顔(複眼)を拭ったりと身繕いを始めました。

つづく→別の蜜源に移動:クルマバナ?の花蜜を吸うオオハナアブ♀


オオハナアブ♀@ヤクシソウ訪花吸蜜

2020/03/23

腹部を回して暴れるオオエグリシャチホコ(蛾)の蛹



オオエグリシャチホコ(蛾)の飼育記録#5



▼前回の記事
オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫の身体測定

2019年10月上旬

オオエグリシャチホコPterostoma gigantinum)の終齢幼虫が食欲を失って徘徊を始めたので、ティッシュペーパーと共に小箱に閉じ込めました。
するといつの間にか、ティッシュペーパーの裏に潜り込み、隙間に白い絹糸を張って粗い繭を作り、黒い蛹になっていました。
前蛹からの脱皮殻(蛹化殻)も残されていました。
蛹化の一部始終を動画で記録できなかったのが残念です。
(本来は地中で蛹化するそうです。)

黒光りする蛹を方眼紙に乗せて採寸します。
蛹を指で摘み上げようとしてもツルツル滑って非常に持ちにくかったです。
ピンセットで蛹を転がしたり指で摘んだりすると、腹部をぐるぐると回して暴れました。
天敵(捕食者)に対するせめてもの威嚇のつもりなのでしょう。
このとき鳴き声を発することはありませんでした。
解放してもしばらくは自発的に動き続け、転がりました。
胸部および頭部はガッチリと固められていて動けないようです。

オオエグリシャチホコは蛹越冬らしいので、このまま初夏まで休眠するのでしょう。
無事に羽化してくれるか楽しみです。

つづく→#6:休眠中に寝返りを打つオオエグリシャチホコ(蛾)の越冬蛹【10倍速映像】


オオエグリシャチホコ(蛾)蛹:側面@方眼紙
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹:腹面@方眼紙
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹化殻:背面@方眼紙
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹化殻:腹面@方眼紙
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹化殻:側面@方眼紙

川の水を飲み行水する2羽のハシボソガラス(野鳥)



2019年10月上旬・午後14:25頃

川の浅くなった淀みでハシボソガラスCorvus corone)が行水していました。
中州に上陸し身震いすると、羽繕いもせずに飛び立ちました。
流し撮りすると、川を渡って車道沿いの電線に止まりました。
落ち着いた場所で念入りに羽繕いを始めます。

そのわずか7秒後、別個体のハシボソガラスが同じ水浴場にやって来ました。
ところが対岸から望遠レンズで撮っている私を警戒したのか、行水せずに岩だらけの中州をぐるっとひと回り。
本当は水浴したいのに警戒して様子を窺っているのが見え見えです。
中州から支流の浅瀬に入り、嘴を川に浸して水を飲みました。
偵察でようやく安全を確かめるとさっきと同じ水浴場に戻り、派手に水飛沫を上げて水浴を開始。
中州に上陸し、少し羽繕いしてから再び川に入水・水浴する、というルーチンを何度も繰り返します。
さっぱりしたカラスが飛び立ったので行方を追うと、数分前の個体と同じ飛行ルートで川を飛び越えて交差点の大きな標識看板裏の水平な支柱に止まり、羽繕い。

同じ場所で相次いで水浴したこの2羽は、おそらくこの辺りを縄張りとするつがいなのでしょう。
気温、水温を測るべきでした。


ハシボソガラスa(野鳥)@川+水浴
ハシボソガラスa(野鳥)@川+水浴

2020/03/22

ヤマハギの花蜜を吸うエゾギクキンウワバ(蛾)の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年10月上旬・午後14:15頃・くもり

つづら折れの峠道でコンクリート法面補強の上の崖から垂れ下がるように生えたヤマハギ(山萩)※ の灌木で地味な蛾が数頭、訪花していました。

※ 花序が葉より長いのでマルバハギではなくヤマハギと判明。(参考:『樹木見分けのポイント図鑑』p257)


吸蜜中も激しい羽ばたきを続けていることが多いです。
花に足を掛けているので、ホバリング(停空飛翔)ではありません。
ただし、たまに吸蜜中の羽ばたきを止めていることがありました。
花の蜜量が多いと省エネのためにアイドリング・ストップするのかな?

吸蜜中の羽ばたきおよび飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:15〜)
飛び立つと口吻をクルクルとゼンマイ状に縮めました。
次の花に来ると前脚で花弁を掴んで着陸し、蝶形花をよじ登ります。

複数個体を撮影。

動画とは別に、同定用の写真を撮るのに苦労しました。
蛾の激しい羽ばたきを止めた瞬間を切り取るためにシャッタースピードを上げ、ストロボを焚きました。
しかし何枚撮っても、肝心の翅の斑紋の色が不自然になってしまいました…。(ストロボの白飛び?)

ストロボにディフューザーを装着すべきでしたね。
普段動画ばかり撮っていると、静止画撮影(虫撮り)の細かなノウハウを忘れてしまい咄嗟に実践できません…。
昼行性のヤガ科で○○ウワバだろうと予想がついたものの、よく分かりません。
いつもお世話になっている新・蛾像掲示板に蛾像を投稿して問い合わせたところ、土星人さんより「エゾギクキンウワバCtenoplusia albostriata)かな」とご教示頂きました。


エゾギクキンウワバ(蛾)@ヤマハギ訪花吸蜜:ストロボ使用
エゾギクキンウワバ(蛾)@ヤマハギ訪花吸蜜:ストロボ使用
エゾギクキンウワバ(蛾)@ヤマハギ訪花吸蜜:ストロボ不使用

過去の記録を辿ってみると、自分でもすっかり忘れていたのですが9年前にエゾギクキンウワバを室内羽化させていました。
チカラシバの穂に作られた謎の繭を2010年10月上旬に採集し、7日後に羽化しました。

エゾギクキンウワバa(蛾)@室内羽化

キヅタの花蜜を吸うコガタスズメバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年10月上旬・午前11:35頃

ブロック塀を覆い尽くしたキヅタ(別名フユヅタ)の群落でコガタスズメバチVespa analis insularis)の雄蜂♂が訪花していました。

クロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀も花に群がって吸蜜していて、コガタスズメバチ♂が同じ花序に来ると足先を何度も咬んで攻撃しています。(蜜源の縄張り争い)
その度にコガタスズメバチ♂は咬まれた爪先をピクッと持ち上げています。
体格差があり過ぎるため、コガタスズメバチ♂はアリに反撃しようがありません。
アリの嫌がらせに耐えかねてコガタスズメバチ♂は別の花序へ飛んで移動しました。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:45〜)

この日はコガタスズメバチのワーカー♀も一緒に訪花していたのですが、それは以前撮影済みなので、今回は触角の長い雄蜂♂の訪花シーンだけをまとめました。

▼関連記事(2年前の撮影)
キヅタの花蜜を吸うコガタスズメバチ♀




コガタスズメバチ♂@キヅタ訪花吸蜜

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