2019年9月下旬・午後13:29〜14:21
ホソバセダカモクメ(Cucullia fraterna)の幼虫aが食草アキノノゲシの茎で方向転換し下向きになりました。
尾脚だけ茎から離して腹端を少し持ち上げると、緑褐色の糞をポトリと排泄しました。
今回は個体aに注目した映像です。(食休みすると暇なので近くの別個体bと交互に撮りました。)
ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫a@アキノノゲシ茎+脱糞 |
排便後は下向きのまま茎を降りました。
分岐点で口元に届く位置に実がなっているのに食べようとしないのが、とても興味深いです。
食前に果柄を齧って乳液対策のトレンチ行動をしてからでないと実を食べられないのだとすると私の予想通りですが、単に満腹なのかもしれません。
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ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫a@アキノノゲシ茎+糞除去失敗 |
約16分後に再び撮ると、いつの間にか再び脱糞を済ませていました。
(本種幼虫だけかもしれませんが、野外では脱糞の間隔が早いみたいです。)
ところが腹端の肛門付近に新鮮な糞塊が付着したまま、「金魚のフン」状態で徘徊しています。
糞切りが悪いという自覚があるようで、細長い体を曲げて口で糞を取り除こうとするも失敗しました。
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便秘に苦しむオビカレハ幼虫がどうするかと思いきや、長い体をCの字に曲げ、なんと肛門から自分の糞を口で取り除き、巣の外へポイと捨てました!(中略)腹端を巣や枝に擦り付けて糞を落としても良さそうなのに、そのような行動はしませんでした。
ホソバセダカモクメ幼虫aが茎にしがみついて食休みしている間に、胸脚だけばたつかせているのがやはり気になります。
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最後の映像は、同一個体aを微速度撮影した素材を等倍速に戻してお届けします。
(コマ落ちでカクカクした動画ですが悪しからず。)
アキノノゲシの実を食べながらまた新たに脱糞しました。
それまでずっと付着したままだった前回の糞が、腹端を持ち上げた際にようやく落ちました。
新しい糞も今度はスムーズに落ちました。
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