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2020/09/21

ヒヨドリによるコガネムシ?解体ショー(野鳥)



2020年7月中旬・午後16:05頃・くもり

河川敷のどこかでヒヨドリHypsipetes amaurotis)が何か昆虫を捕食したようです。
河川敷の上空を横断する電線に止まると、獲物の解体処理を始めました。
残念ながら逆光のために獲物がよく見えませんが、鞘翅が赤っぽい甲虫のようです。
コガネムシ科の仲間だと思うのですが、まさかカブトムシ?(願望)
獲物の頭部を嘴に咥えると、足元の電線に繰り返し叩きつけて、とどめを刺しました。
次は食べるのに邪魔な(消化できない)翅を取り除き始めました。
ヒヨドリは足を全く使わずに、嘴だけで器用に獲物を解体しています。
足で獲物を押さえつけて不要部を嘴で毟り取ることをなぜかやらないので、解体に手間取っています。
地上で作業する方が楽そうなのに、樹上性のヒヨドリは頑としてライフスタイルを変えないのですね。
(実は地上で獲物を解体処理していたのに、私が知らずに近づいたせいで電線に避難したのかも。)

電線にぶつけた衝撃で獲物の脚が1本、欠けて飛びました。
ヒヨドリは解体した獲物をその場で食べるのではなく、最後は電線から飛び立つと、堤防沿いに聳え立つ桜の大木の太い横枝に止まり直しました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、飛び立つ直前に獲物をうっかり落としてしまったことが分かりました。
慌てて飛んで追いかけたヒヨドリは空中で見事に獲物をキャッチし直したようです。
流し撮りで再びヒヨドリを捉えたときには、嘴に獲物を再び咥えていました。

葉が生い茂っている桜の大木のどこかにもしかするとヒヨドリの巣があるのかもしれません。
自分で食べるのではなく、巣で待つ雛に給餌するために、狩った獲物を丹念に解体処理してから巣に運搬したのでしょう。
秋になって落葉したら、巣の有無を確認するつもりです。


※ 逆光なので、動画編集時に彩度を上げました。




2020/09/15

小鳥を解体し幼鳥4羽に巣外給餌するハシブトガラス親鳥(野鳥)



2020年7月上旬・午後16:35頃・晴れ

川沿いに建つ2階建ての民家の赤いトタン屋根でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の群れがやかましく鳴き騒いでいました。
何事かと思いカメラでズームインしてみると、親鳥が獲物の死体を解体している周囲で4羽の幼鳥がやかましく餌乞いしています。
嘴の中が赤いのがカラスの幼鳥の特徴です。(成鳥の口内は黒くなる。)
親鳥は解体した獲物を独り占めにはしないで、1羽の幼鳥に口移しで給餌しました。
残り物の内臓を自力で拾い食いしている逞しい幼鳥もいます。

トタン屋根に白っぽい羽毛が散乱しているので、親鳥が解体した獲物はネズミ類ではなく小鳥(スズメやドバト、ハクセキレイ?)だったようです。
親鳥が生きた小鳥を襲って狩ってきたのか(捕食)、それとも死骸を運んできたのか(屍肉食)、どちらでしょう?
ハシブトガラスの場合は前者の可能性が高いらしいのですが、見逃したのが残念です。

幼鳥への巣外給餌を済ませた親鳥がトタン屋根から飛び立つと、近くの電線に止まりました。
獲物の血や脂で塗られた嘴を足元の電線に擦りつけてきれいにしています。
屋根に居残った幼鳥群を親鳥は近くから見守ります。

しばらくすると再び親鳥が屋根に戻り、幼鳥に給餌しました。(先程とは別個体の親鳥かもしれません。)
その際に何か白っぽい破片(パン粉?)が屋根に落ちたり嘴に付着したので、今度の給餌メニューはパンかもしれません。
物足りない幼鳥は餌乞いを続け、トタン屋根に散らばった小鳥の肉片を拾い食いしています。

屋根の上に最後まで残っていた幼鳥が、屋根に登る梯子の天辺に飛び乗り、親鳥の帰りを待っています。
屋根に再登場した親鳥の喉袋が餌で膨らんでいます。
それを見た幼鳥が親鳥の横にフワリと舞い降り、餌をねだりました。
給餌後に親子のハシブトガラスが相次いで屋根から飛び立つと、隣接するヒマラヤスギ並木の方へ飛んで行きました。
先に飛び去った幼鳥は、肉片を嘴に咥えたまま飛び立ちました。




2020/09/13

水田に飛来したアオサギが獲物を次々と捕食(野鳥)



2020年6月上旬・午後16:25頃・晴れ

田園地帯で畦道を乗り越えて来たアオサギArdea cinerea jouyi)が飛び立つと低空で飛び、私から少し離れた水田に降り立ちました。

田んぼの中を歩き回ると、目ざとく獲物を見つけたようです。
素早く歩み寄り、何か小動物を続けざまに捕食しました。
小さ過ぎて、メニューは不明です。(小魚?)




2020/09/11

ハクセキレイ♀の羽繕いと捕虫行動(野鳥)



2020年6月上旬・午後14:55頃・晴れ

雑草が疎らに生えているだけの空地でハクセキレイ♀(Motacilla alba lugens)が歩き回っています。
やがて立ち止まると、羽繕いを始めました。
足で顔を掻いたりしています。
急に走り出すと、何か虫を捕食したようです。(@1:37)
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

捕食後は羽繕いを再開し、奇妙なストレッチ運動も披露してくれました。
最後は小走りで民家の陰に隠れてしまいました。




2020/07/04

池の岸から小魚を捕食するダイサギ(冬の野鳥)



2020年2月中旬・午後16:18〜16:28

日本庭園で池の岸で白鷺が佇んだり、ゆっくりと歩き回ったりしていました。
ダイサギArdea alba)です。
飾り羽が美しいですね。
少量の残雪が積もった岸から何度も長い嘴を水中に素早く突っ込んで獲物の捕食を試みています。
何度か失敗したり獲物に逃げられたりしたものの、私が見ている間に少なくとも二度は小魚の捕食に成功しました。

池の水面には、細かく溶けた氷(雪かも?)が浮いています。
ダイサギは岸の水際に忍び寄り、鋭い眼光で水中を見つめています。
日本庭園の庭木は冬の間、雪囲いされています。

水中に獲物を見つけると、ダイサギは頭を低く下げた姿勢で忍び寄ります。
狙いを定め、池の水際の岸に嘴を電光石火の早業で突き刺しました。
見事に咥えた長い嘴の先には小魚(種名不詳)がピチピチと暴れていました。
獲物を丸呑みすると、首を左右に振って嘴から水を振り落としました。

川で魚を捕食するダイサギは今まで何度も観察してきましたが、池での漁は初見です。
川での漁と異なる点として、食後に嘴を水でゆすぐ行動をしませんでした。
今回、食後のダイサギは首を左右に振って嘴の水気を切っただけで、すぐに次の獲物を探しに歩き出しました。
おそらく、池の静水で嘴をゆすいだりすると魚に警戒され逃げられてしまうからでしょう。

もう一つ大きな疑問として、川では「足踏み追い出し漁」がダイサギの得意技なのに、池では水中に入って歩き回らないのは何故でしょうか?
単なる個体差なのかな?
釣りをやらない私は想像するしかないのですが、池と川では効率的な漁のやり方が異なるのかもしれません。(池の魚の方が警戒心が強い?)

止水の池で足踏みすると水底から舞い上がった泥で濁ってしまい、肝心の獲物が見えなくなりそうです。
一方、川で足踏み追い出し漁をやる場合は、川底から舞い上がった泥は川の水ですぐに川下へ流されますから、ダイサギの視界は良好に保たれるはずです。

飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
実はこの飛翔シーンは一番最初に撮りました。
この記事は捕食行動が主題なので、ストーリーの演出上、編集で後回しにしました。
私が対岸からカメラを構えたら警戒し、少し飛んで死角に逃げてしまいました。
木の橋を飛び越えて逃げる際にアオサギのように鳴いて騒いだり脱糞したりしないのが、優雅な白鷺らしいと思いました。(たまたまかも?)
それでも私は辛抱強くダイサギを追いかけて粘り、なんとか捕食シーンを撮ることができました。


2020/07/01

モミと桜の樹上で採食するエナガの群れ(冬の野鳥)



2020年2月上旬・午後14:50頃・晴れ

エナガAegithalos caudatus)の群れが桜並木(おそらくソメイヨシノ)と隣接する常緑針葉樹(おそらくモミ)の枝から枝へ忙しなく飛び回って採食していました。
冬芽そのものを食べるのではなく、樹皮の隙間に潜んでいる小さなアブラムシなど越冬中の昆虫を捕食しているようです。

入り組んだ枝葉の奥で動き回るのでピントを合わせる前に移動してしまうことが多く、難しい被写体でした。


2020/06/12

雛のために道端の側溝で虫を捕るハクセキレイ♂(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:06・晴れ

街中の道端を流れる側溝にハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が出入りしていました。
通行人が側溝に落ちないように鉄格子のような蓋で覆われているのですが、外に出てきたハクセキレイ♂は嘴に大量の虫を咥えていました。
おそらく側溝内に発生する蚊柱を目当てに虫取りに来たのでしょう。
側溝の外に出てから振り向くと、通りを渡って市街地の方へ飛び去りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、大量の獲物を嘴に咥えたままなので、巣で待つ雛に給餌するのでしょう。

同様のシーンは今季2回目の観察です。


▼関連記事
道端の側溝内で虫を捕るハクセキレイ♂(野鳥)



2020/06/07

円網にかかったミヤマアカネ♂の死骸をラッピング・捕食するジョロウグモ♀(蜘蛛)



2019年9月上旬

ジョロウグモ♀(Nephila clavata)がいつの間にか室内の隅に円網を張っていました。
昼間に開いていた窓の外から室内に侵入したようです。
ごくありふれた普通種のジョロウグモでも未だ観察できていない宿題が幾つか残っているので、そのまま飼育します。

給餌するために、ミヤマアカネ♂(Sympetrum pedemontanum elatum)を野外で捕獲してきました。
夜ジョロウグモの網に給餌してもトンボは全く暴れず、クモは捕食しませんでした。
トンボが死んだふり(擬死)しているというよりも、久しぶりに折った三角紙の中で既に瀕死状態(虫の息)だったようです。
網上の獲物に私が音叉や指で振動を与えても、ジョロウグモ♀は無反応でした。
満腹なのでしょうか?
仕方がないので、そのまま数時間放置。

ところが、夜中に私がパソコンの作業を終えて電源を切ったら、横のジョロウグモが急に活動を始めました。
これは偶然でしょうか?
ジョロウグモは特に夜行性ではありません。
もしかするとPC内のファンやハードディスク(HDD)などが高速で回転する絶え間ないノイズのせいで、ジョロウグモ♀は網の振動を感じられなくなっていたのかもしれません。
歩脚の先で網を弾いて、ミヤマアカネ♂がかかっていることに気づいたようです。
(映像はここから)
ジョロウグモ♀は獲物に駆け寄って少量の糸でラッピングすると、網から外してこしきに持ち帰りました。
下向きに占座して落ち着くと、ようやく獲物を捕食し始めました。
クモは新鮮な生き餌しか食べないと思っていたので、死骸もラッピングして食べるとは意外でした。

長々と続く捕食シーンを100倍速の早回し映像をご覧下さい。(@3:45〜)
ジョロウグモ♀は獲物の噛む位置を少しずつ変えながら体外消化しています。
初めはトンボの頭部に噛み付いていたのですが、途中から胸部を噛み始めました。
最後はトンボの胸部から外れた頭部を歩脚でくるくる回しながら噛みしめ、体液を吸汁しています。
胸部と腹部の境界も今にも千切れそうです。
カメラの仕様により、約3.5時間で微速度撮影の限界となり打ち切られてしまいました。

ところで、死んだミヤマアカネ♂の翅の縁紋が蛍光ピンクに光って見えるのは、照明(白色LEDと蛍光灯を併用)のせいですかね?

朝になると、ジョロウグモ♀はミヤマアカネ♂の食べ残し(翅の周囲)をいつの間にか網から捨てていました。
前回の食べ残しは背後の網に付けたままです。

この時期は同時並行で色んなテーマの撮影を行っていたのでとても忙しく、ジョロウグモの方はこれ以上もう手が回らなくなってしまいました。
また来年に持ち越しです。
室内で網を張らせるアイデアは良いのですが、撮影のためには背景の色を工夫してもう少しすっきりさせないと肝心のクモの網がきれいに写りません。




2020/05/21

灼熱の路上で休むオナガサナエ♀の謎



2019年8月下旬・午後13:45頃・晴れ

川沿いの堤防上の舗装路でオナガサナエ♀a(Melligomphus viridicostus)を見つけました。
青緑の複眼は、成熟個体である印です。
よく見ると、何か小さな獲物を食べ終えた直後のようです。(口器から食べ残しがはみ出ている)
大きな複眼の付いた頭部がギョロギョロと動き、辺りを油断なく見張っています。

真夏の直射日光に照らされた灼熱のアスファルト上に(わざわざ選んで?)止まっているのは何故でしょう?
路面温度を測ると49.2℃、気温は30.1℃でした。
変温動物のトンボが50℃近い高温にも平気で耐えているのは驚異的というか、とても正気の沙汰とは思えません。
例えば少し移動して道端の草の葉に止まるだけで温度はかなり下がるはずです。
あまりの暑さに死にかけているのかと思いきや、急に飛び立って少し離れた路上に再び着陸しました。
観察している私の方が熱射病になりそうです。

路上でオナガサナエ♀は腹部を斜めに持ち上げていましたが、倒立姿勢(オベリスク姿勢)というほど急角度ではありません。
トンボは暑過ぎると体温調節のために自分の影がなるべく最小になるように倒立するはずですが、今回は腹端がきっちり太陽の方を向いていませんでした。

暑さに強いのはこの個体aが特別なのかと思ったら、数分後に別個体の成熟♀bも少し離れた灼熱の路上で休んでいました。
川沿いの目立つ場所に居座り、早く♂に見つけてもらって交尾したいのかな?
オナガサナエという種類のトンボに出会ったのはこの日が生まれて初めてなので、分からないことばかりです。


オナガサナエ成熟♀a:顔@舗装路上+オベリスク姿勢+虫捕食


オナガサナエ成熟♀b:側面@舗装路上

2020/05/19

エクリプス羽のミコアイサ♂が川で潜水漁(冬の野鳥)



2019年12月中旬・午前10:50頃・晴れ

▼前回の記事
川面で羽繕いするエクリプス換羽中のミコアイサ♂(冬の野鳥)

対岸付近の川面で羽繕いしていたエクリプス羽のミコアイサ♂(Mergus albellus)が急に潜水しました。
水中で魚や水生動物を捕食するのだそうです。
15秒ぐらいで少し離れた水面に浮上しました。
その場で伸び上がりながら羽ばたき、羽根の水気を切ります。
倒木の下まで移動すると再び水中に潜りました。
今度は25秒後に対岸の少し上流地点で浮上。
先程と同じく、その場で伸び上がりながら羽ばたき、羽根の水気を切りました。
その後はときどき水で濡らした嘴で羽繕いを始めました。


2020/05/15

川に潜って獲物を捕食するキンクロハジロ♀♂(冬の野鳥)



2019年12月中旬・午前11:10・晴れ

川面を1組のキンクロハジロ♀♂(Aythya fuligula)が遊泳して来ました。
冬鳥のキンクロハジロが渡来したのでしょう。
今季初見です。

♂が先行し、♀が後を付いてきます。
真横から見ると目は黄色でした。
♂の後頭部に冠毛があります。

対岸の倒木の下に来たら次々と潜水しました。
水中で小魚などの獲物を捕食しているのでしょう。
川の水が濁っているため、次にどこから浮上するのか分からず見失ってしまいました。

※ ブラインドから隠し撮り。
他種の水鳥よりも私のブラインドを警戒しているのか、キンクロハジロはなかなか近づいてくれませんでした。
本流に用水路が流れ込む辺りが好きなようです。


▼関連記事(3、4年前に撮影)
川面を移動するキンクロハジロ♂♀(野鳥)
溜池の水面を移動するキンクロハジロ(野鳥)♀♂


キンクロハジロ(左♂、右♀)


2020/04/28

セイタカアワダチソウの花でベニシジミを襲うキイロスズメバチ♀



2019年10月下旬・午後13:50頃

川沿いに咲いたセイタカアワダチソウの群落でキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が飛び回っていました。
獲物を必死で探索しているようです。
あまりにも忙しない動きなので、一瞬だけ垣間見えた探餌飛翔を1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。

キイロスズメバチ♀を見失った私は気を取り直して、別の訪花昆虫を撮り始めました。
ベニシジミLycaena phlaeas daimio)が翅を半開きのまま吸蜜しています。
同じ花序にフタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)の雄蜂♂が登って来ても、互いに無関心で吸蜜を続けていました。
雄蜂♂も花蜜が目当てで、獲物を狩ることはありません。
ベニシジミは蜂の性別を見分けられるのでしょうか?
目の前のフタモンアシナガバチが♂と分かった上で、安心し切っているのかな?

そこへ先程のキイロスズメバチ♀が戻って来て、油断していた(?)ベニシジミを背後から急襲しました。
しかし狩りは失敗し、ベニシジミは花から落ちるように飛んで逃げのびました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
近づいてくる蜂の羽音を聞いて避難する、などの逃避行動は特に見られませんでした。

狩りの成功シーンは今まで一度しか見たことがありません。

▼関連記事(2、3年前の撮影)
キイロスズメバチ♀がセイタカアワダチソウの花で吸蜜しセイヨウミツバチ♀を狩る
ヤブガラシの花蜜を吸うホソサビキコリとキイロスズメバチ♀の襲撃



2020/04/16

仕留めた獲物を捕食するチョウゲンボウ♂(野鳥)



2019年11月中旬・午前8:30頃・晴れ


▼前回の記事
チョウゲンボウ♂とノスリ?が秋の刈田で縄張り争い(野鳥)

刈田から逃げたチョウゲンボウFalco tinnunculus)を追いかけると、隣接する野球場のバックネットを支える柱の天辺に止まり、周囲の刈田を見回していました。
何か小動物を鉤爪で押さえつけ、嘴で啄んでいます。
残念ながら捕食メニューは小さ過ぎて不明です。
先ほど刈田上空を激しく飛び回っていたのは、やはり狩りの行動だったようです。
(別の可能性として、実は刈田を縄張りとするチョウゲンボウは♀♂2羽居て、私が別個体を別々に撮影したのかもしれません。)

食事中に頭を下げたときに頭部が灰色と分かったので、チョウゲンボウの♂と判明しました。
更に深く前傾して屈むと背中の羽根が褐色でした。。
腹面の斑紋がかなり白っぽいです。

ハシボソガラスが嗄れ声で鳴きながら近くを飛ぶと、食事中のチョウゲンボウ♂は警戒して見上げました。
しかしカラスがチョウゲンボウに対してモビング(擬攻撃)しに来ることはありませんでした。
食後は鋭い眼光で辺りを睥睨しています。
住宅地を車やバスが通りかかってもチョウゲンボウ♂は逃げません。

そこで私は更に少し近づいてみました。
しつこく撮り続けるパパラッチに嫌気が差したようで、遂にチョウゲンボウ♂は止まり木から飛び立ちました。
翼の下面の斑紋がばっちり見えました。
滑空すると球場のネットに沿って左に急旋回し、少し離れたフェンスの天辺に止まり直しました。
ネットの背後に隠れてしまったのは、私を警戒したからでしょう。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


チョウゲンボウ♂(野鳥)@フェンス支柱天辺
全景

2020/04/08

台風後の川で暮らすカワウの群れ(野鳥)



2019年10月下旬・午後・くもり

10月中旬に東日本を襲って河川の増水をもたらした令和元年東日本台風19号の爪痕が残っています。
ここは被害の小さい上流域ですが、川の水量が増えたままで、中洲が消失するなど川の地形が少し変わっていました。
洪水で漂着した大量の流木やゴミが川岸に付着していて見苦しい状態です。

普段から川で暮らすカワウPhalacrocorax carbo hanedae)への影響はどうでしょうか?
ここに集まるカワウの個体数がむしろ増えているようで意外でした。
ヒトの目には汚らしく見えても、カワウにとっては川岸に止まり木の数が増えた方が好都合なのでしょうか?
それとも以前の生息地が破壊されて仕方なくここに移動してきたのかもしれません。(※追記参照)
川が増水するとカワウの餌となる魚の数が増えるのですかね? 
水が濁っていると魚捕りが難しくなりそうです。

少なくとも3羽のカワウが川面を遊泳し、ときどき潜水して魚を獲っていました。
下流に遊泳する際に、鳩が歩くように首を前後に動かしていました。
水面下では懸命に水かきを掻いているのでしょう。

水際の土壌が川に侵食されて大きく崩れています。
河畔林も荒廃しており、大木・老木が倒れていました。
しかし川岸に小規模ながらもカワウが集まる新たなコロニーが形成されていました。
対岸の倒木に1羽のカワウが止まっています。
実は初めもっとたくさん居たのですが、私が不用意に近づいたせいで逃げてしまいました。

カワウの他にはカルガモAnas zonorhyncha)、オナガガモ♀♂(Anas acuta)、マガモ♂(Anas platyrhynchos)が動画に登場します。



※【追記】
私はどうしても台風の増水がもたらした川の激しい撹乱を天災による環境破壊と捉えていたのですが、松原始『鳥類学者の目のツケドコロ』を読んで新しい見方を教わりました。
一年生草本から多年生草本、陽樹、そして陰樹という植生遷移をたどろうにも、すぐにリセットされて森林までたどり着けないのが河川敷なのです。(中略)洪水は一見すると自然を破壊しているように見えます。ですが、梅雨や台風による定期的な出水が、育ちすぎた植生を吹き飛ばし、新たな土砂を供給してフレッシュな砂州を作ることにもなっているのです。また、河川敷に生息する動植物にとって、洪水で流されることなど織り込み済みです。 (電子書籍版より引用)



カワウ(野鳥)@川岸:倒木
カワウ2(野鳥)+カモspp群れ@川面遊泳

2020/04/06

ハクセキレイ若鳥と成鳥♀の家族群が水路沿いで虫を捕食(野鳥)



2019年10月中旬・午後14:50頃

川の本流に注ぐ用水路沿いでハクセキレイMotacilla alba lugens)の家族群が採食していました。

水路のコンクリート護岸の苔むした段差で2羽いました。
左の個体Lは、顔が黄色っぽいので若鳥ですね。

(ハクセキレイの)若鳥♀:顔に黄色味があり、頭上から体の上面は褐色見のある灰色。 (『フィールドのための野鳥図鑑:水辺の鳥』p157より引用)



右の個体(♀成鳥)は羽繕いしてから、水路上の蚊柱を目掛けて飛び込み、反対側の護岸に移動しました。(死角で見えず)

カメラを左に向けると、日当たりの良い河川敷でもう1羽の若鳥が採餌していました。
周囲を飛び回るトンボを目で追って首を傾げています。
地面で枯れ始めた雑草に向かって急に駆け寄ると、何か昆虫を捕食しました。(@0:40)
次は水路の近くまで歩いてくると、コンクリート護岸上で再び虫を捕食。
残念ながら獲物の正体は不明です。
その後はコンクリート護岸の縁に佇み、水路を見つめています。
いつの間にか他の2羽はどこかに居なくなっていました。
成鳥♂も少し離れた所に居たはずですが、撮り損ねました。

実はこの直前に、河川敷で2羽のハクセキレイによる激しい空中戦を目撃しています。
子別れなのか縄張り争いなのか分かりませんが、動画で記録できなかったのが残念です。


ハクセキレイ若鳥(野鳥)@河川敷+虫捕食
ハクセキレイ若鳥(野鳥)@水路:コンクリート護岸

2020/04/04

秋の川でカイツブリ2羽が遊泳・潜水(野鳥)



2019年10月下旬・午後14:15頃・くもり

カイツブリTachybaptus ruficollis)2羽が川面を上流へ向かって遊泳していました。
付かず離れず行動しているので、♀♂つがいなのかな?
川面で伸び上がりながら激しく羽ばたくことがありました。

最後に左の1羽が水中に潜水しました。
川魚や水中の小動物を捕食しているのでしょう。
長時間は潜らず、すぐにほぼ同じ場所から浮上しました。

此岸の木の枝や笹が目障りですが、隠し撮りの状況なので私の方から下手に動く訳にはいきません。


カイツブリ2(野鳥)@川面遊泳

2020/03/27

河川敷の芝生で虫を捕食する冬羽のノビタキ(野鳥)



2019年10月上旬・午後14:05頃

川岸のヨシ原で冬羽のノビタキSaxicola torquata)が1羽、茎に止まっていました。
河川敷の芝生に飛び降りたものの、私を警戒して再びヨシ原へ戻ってしまいました。
ヨシの茎に止まり、神経質に尾羽をピクピクと上下に動かしています。
私がじっと動かずに撮り続けると、ようやく警戒を解いたノビタキが河川敷の芝生に飛び降りて何か虫を捕食しました。

河川敷を散歩に来た人を警戒したノビタキが少し飛んで逃げ、柳の灌木に止まり直しました。

しばらくすると再び横の芝生に降り立ち、地上採食(虫の捕食)を始めました。
背伸びして辺りを警戒。
最後は別な通行人に驚いて、どこかへ飛び去りました。


ノビタキ冬羽(野鳥)@河川敷:芝生
ノビタキ冬羽(野鳥)@ヨシ茎

2020/03/17

河原で虫を探し捕食するセグロセキレイ♂(野鳥)



2019年9月下旬・午後13:50・晴れ

河原の岸辺でセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)が餌を探し歩いていました。
岩の隙間などをつついて水生昆虫などを捕食しているようです。
水中から落葉を摘み上げたものの、すぐに捨てました。

採食の途中で川の水を素早く3回すくって飲んだようにも見えました。


セグロセキレイ♂(野鳥)@河原+探餌徘徊

2020/03/14

探餌飛翔中のカタグロチビドロバチ♀がホソバセダカモクメ(蛾)幼虫を見逃す



2019年9月下旬・午後15:50頃

平地の農道沿いに生えたアキノノゲシの群落でカタグロチビドロバチ♀(Stenodynerus chinensis)と思われる小型の狩蜂が忙しなく飛び回っていました。
花後の実が多数なっている株に興味を示し、獲物となる芋虫を念入りに探索しています。
探餌飛翔を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:59〜)

この株には上部の果柄にホソバセダカモクメCucullia fraterna)の幼虫が1匹しがみついていました。
絶好の獲物のはずなのに、カタグロチビドロバチ♀はなぜ狩らずに見逃しているのか、不思議でなりません。
黄色と黒の目立つ体色ですから、カモフラージュで隠れているのではなく、むしろ警告色なのかもしれません。
体内に毒を蓄積しているのでしょうか? 

この幼虫は病気持ちの個体だから狩らなかったのかな?

カタグロチビドロバチ♀がこのアキノノゲシ群落に固執して重点的に探索しているということは、以前ここで獲物を狩った成功体験による学習があったと予想されます。
この季節、アキノノゲシを食草とするホソバセダカモクメ幼虫がよく見つかります。
逆に、私はホソバセダカモクメ以外のイモムシをアキノノゲシで見つけたことが未だありません。


あるいはひょっとすると、カタグロチビドロバチ♀とは別種のカリバチで、獲物は芋虫(鱗翅目の幼虫)ではないのかもしれません。
間違っていたら、ご指摘願います。


【追記】
このアキノノゲシの表面が白く粉を吹いたようになっているのは、アブラムシが集って排泄した甘露でしょうか?
だとすると、カタグロチビドロバチ♀はその甘露を舐めに来た可能性も考えられます。

カタグロチビドロバチ♀@アキノノゲシ実+獲物探索
ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫@アキノノゲシ果柄

2020/03/09

秋の田んぼで虫を捕食する冬羽のノビタキ♂♀(野鳥)



2019年9月上旬・午後17:40頃

稲穂が実る夕方の田んぼで、畦道に突き刺したプラスチックの支柱の天辺に鳥が止まっていました。
初めはモズかと思ったのですが、どうやら冬羽で渡りの途中のノビタキSaxicola torquata)のようです。
少なくとも2羽が互いに近くで行動していました。

▼関連記事(1年前の撮影)
田んぼで羽繕いする冬羽のノビタキ♀♂(野鳥)

支柱の天辺から周囲の田んぼを油断なく見張り、ときどき素早く飛び降りては隣の支柱へ止まり直します。
羽ばたく際に翼に白い帯が目立ちます。
バッタやトンボなど田んぼに棲む昆虫をせっせと捕食しているのでしょう。
必死に飛んで逃げる虫を追いかけて、ノビタキは空中でフライングキャッチを試みています。
狩りの成否や捕食メニューは不明ですが、支柱の天辺に戻ると羽繕いをしました。
華麗なフライングキャッチの様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
次回はもっと明るい昼間の時間帯に捕虫シーンを撮影できればと思います。

驚いたことに、畦道に張り巡らせた細いテグス糸の上にノビタキが止まることもありました。
このテグスは(私の理解では)カラスやスズメなど稲穂を食い荒らす種子食性の鳥に対する防鳥効果を期待して田んぼに張り巡らされているはずなのに、ノビタキは全く嫌がる素振りはありませんでした。
ノビタキは昆虫食性なので、収穫前の米を食害する心配はありません。
むしろ害虫を食べてくれる益鳥になります。

また、この田んぼには畦道のあちこちに鳥よけの風車が設置されていて、秋風が吹くと目玉模様がクルクルと回っていました。
ノビタキは風車のすぐ近くでは捕食活動していなかったので、多少は目玉風車を忌避しているのでしょうか?
たまたま適当な止まり木(畦道の支柱)が風車の近くに無かっただけかもしれません。


▼関連記事
田んぼの稲穂を鳥害から守る目玉風車
田んぼの鳥害対策例:テグスを張り黒ビニールの旗を立てる(野鳥)


最後に私が更に近づいて撮ろうとしたら、警戒したノビタキは田んぼの奥に隣接するトウモロコシ畑に逃げ込みました。
雄花の穂先に並んで止まって私の様子を伺っています。
かなり薄暗い上にカメラのデジタルズームの限界まで強引に拡大したので、ラストシーンは画質がかなり粗いです。



山渓カラー名鑑『日本の野鳥』でノビタキの冬羽について調べると、
秋には黒い頭の♂は見られないが、これは繁殖期後に換羽があったためで、冬の間に羽の先の褐色の部分がすり切れると、繁殖期の黒い頭に変化する。(p438より引用)


▼関連記事(約2週間後の撮影)
畑で脱糞後に飛び立つ冬羽のノビタキ♀(野鳥)

ノビタキ冬羽(野鳥)@水田畦道:支柱天辺
ノビタキ冬羽(野鳥)@水田畦道:支柱天辺


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