2024年5月下旬〜6月上旬
シーン0:5/24・午後12:40・晴れ(@0:00〜)
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
山林で湧き水が溜まった浅い水場を自動撮影カメラで見張っています。
真っ黒なクロツグミ♂(Turdus cardis)の探餌活動を以下にまとめます。
シーン1:5/27・午前4:14(@0:07〜)日の出時刻は午前4:17。
夜明け直前でまだ真っ暗なのに、早起きのクロツグミ♂が採餌活動を始めました。
ピョンピョン跳んで泥濘をうろつき、餌を探しています。
朝一番に水浴するかと期待したのですが、そのまま奥の湿地帯へとどんどん遠ざかります。
シーン2:5/30・午前4:25(@0:48〜)日の出時刻は午前4:16。
3日後は日の出直後にクロツグミ♂が登場しました。
右へホッピングして立ち去る途中で、泥濘を啄みました。
シーン3:5/30・午前18:07(@0:57〜)
同じ日の夕方にもクロツグミ♂が現れました。
今度は右奥から左へとピョンピョン跳んで(ホッピング)、湿地帯の草地を移動します。
シーン4:5/30・午前18:53(@1:07〜)日の入り時刻は午後18:58。
日没直前にもクロツグミ♂が再登場。
ホッピングで左へ移動しながら、泥濘を啄んでいます。
シーン5:6/1・午後18:25(@2:09〜)
2日後も夕方にクロツグミ♂が餌を探しに来ました。
水溜りの水際の泥濘を嘴でつつきました。
少し飛んで水溜まりの対岸へ移動しました。
シーン6:6/1・午後18:45(@3:11〜)日の入り時刻は午後18:59。
20分後の日没前に、クロツグミ♂がまた同じ地点に現れました。
さっきとほぼ同じルートで水場を巡回し、餌を探し歩きます。
シーン7:6/2・午後18:24(@4:05〜)
水場に来ていたクロツグミ♂が、手前の泥濘から右に飛び去りました。
監視カメラのレンズがやや曇っています。
水溜りの水面に波紋が広がっているので、雨がポツポツ降っているようです。
シーン8:6/2・午後18:40(@4:12〜)日の入り時刻は午後19:00。
約15分後の日没前にクロツグミ♂が水場にまた戻って来ました。
水溜まりをチェックしてから、ホッピングで手前へ移動します。
シーン9:6/3・午前5:19(@4:39〜)日の出時刻は午前4:14。
翌日も早朝からクロツグミ♂が手前の泥濘に来ていました。
両足を揃えたホッピングで右へ向かい、戻ってくると、奥の水溜まりの方へピョンピョン跳んで行きました。
シーン10:6/3・午前5:25(@4:57〜)
6分後にクロツグミ♂が左奥の湿地帯で草むらを横切り、餌を探しています。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
クロツグミ♂はなぜか薄明薄暮の時間帯にしか水場(湿地帯)で餌を探しに来ません。
育雛期の日中は、雛に給餌するために♂は休みなく餌を探しているはずですが、他の時間帯にはどこか別の餌場に行っているのでしょうか?
この水場は里山の山腹にあるので、公式な(天文学的な)日の入り時刻よりもずっと早く、太陽は山の陰に沈み、暗くなります。
赤外線の暗視動画で薄明薄暮の探餌行動がしっかり撮れました。
旧機種のトレイルカメラは、暗視動画の方が、自然光よりもしっかり撮れるので助かります。
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