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2019/10/19

夕方の電柱で巣外給餌を待つハシブトガラス幼鳥とガードする親鳥♀♂(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:42〜18:47(日の入り時刻は午後19:02)

日没直前の夕方。
住宅地の電柱の天辺で夕日を浴びながらハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の巣立ち雛が2羽並んで止まっていました。
餌乞いする幼鳥に親鳥が口移しで巣外給餌してやりました。
口の中が赤いのがカラス幼鳥の特徴です。

私に気づいた親鳥が電柱から鳴きながら飛び立ち、嗄れ声の警戒声♪でけたたましく鳴きながら私の頭上を飛び越えました。
ハシブトガラスはカーカー♪と澄んだ声で鳴くというのが図鑑にも載っている定説ですけど、警戒したり怒ったときにはハシボソガラスのように濁った嗄れ声でも鳴きます。
これは今年ハシブトガラスを重点的に観察してみて初めて知ったささやかな収穫のひとつです。

私が幼鳥を撮り続けると、すぐ背後の電線で親鳥がうるさく鳴き騒いだり嘴をカタカタ鳴らしたり威嚇しています。
嘴を足元の電線に擦り付けるのは、威嚇が私に通用しないのでフラストレーションが溜まった結果の転移行動だと思います。
しかし怒った親鳥が私に対して直接攻撃してくることはありませんでした。
一方、2羽の幼鳥(巣立ち雛)は電柱の天辺から離れず、留守番しています。

親鳥の警告は充分に理解したので、私としてもその場を離れたいのですが、幼鳥が止まっている電柱の横を歩いて通り過ぎる必要があります。
すると警戒を高めた親鳥が慌てて戻って来て幼鳥の横に止まり、しっかりガードします。
幼鳥は親鳥に対して無邪気に餌乞いするものの、巣外給餌してもらえません。
親鳥♀♂は給餌どころではなく、すぐに飛び立つと、近くの電線に止まり直し鳴き続けています。
私の周りを落ち着き無く飛び回り、警戒しています。

私が電柱から更に離れると、親鳥の警戒が緩んで鳴き方が澄んだ声に変わりました。
幼鳥は甘えた声で鳴いています。


ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺
ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺
ハシブトガラス幼鳥2(野鳥)@電柱天辺・全景

実はすぐ近くの変電所に建てられた送電塔にカラスの古巣を見つけました。
(同じ時期に定点観察していた送電塔#KN7とは違う場所の鉄塔で、カラス用の巣箱は設定されていませんでした。)
おそらくここから巣立ったのでしょう。
それに対して鉄塔#KN7のハシブトガラス雛は発育・巣立ちが遅れています。


カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所:別アングル
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所
カラスsp(野鳥)古巣@送電塔#M32?変電所・全景


高圧線を辿ってひとつ隣の送電塔#M31(巣箱なし)にもカラスの古巣を見つけました。
しかしこちらは巣材が少なく不完全な巣なので、作りかけで止めてしまった偽巣なのかもしれません。
今回の動画の舞台となった電柱は、古巣がある2本の送電塔の中間地点になります。


カラスsp(野鳥)古巣(偽巣?)@送電塔#M31
カラスsp(野鳥)古巣(偽巣?)@送電塔#M31

2019/10/16

夜明けの田んぼで幼鳥に給餌するハシボソガラス親鳥(野鳥)



2019年7月上旬・午前4:45頃(日の出時刻は午前4:23)

日の出直後の早朝から、水田に隣接する民家の庭のフェンスに2羽のハシボソガラスCorvus corone)が止まっています。
右側の個体はどうやら巣立ったばかりの幼鳥らしく、早朝からお腹を空かせているようです。
左隣の親鳥に対して餌乞いした際に嘴の中が赤いので、幼鳥と分かります。
親鳥に給餌してもらえなかった幼鳥が、空腹しのぎで庭に咲いていたヒメジョオンの花を啄みました。
ヒメジョオンの花を食べるカラスは普段見たことがないので、おそらく欲求不満の転移行動でしょう。

幼鳥が再び餌を催促すると、親鳥は「やれやれ」と言わんばかりに、フェンスから下の畦道にフワリと飛び降りました。
親鳥が畦道から水田に降りて餌を探している間、フェンスに留まった幼鳥は餌乞いを続けながら親鳥の採餌を見守っています。

イネの茂みに姿を消した親鳥がしばらくすると(おそらく何か虫を捕まえて)畦道に戻って来ました。
フェンスに飛び上がり、餌をせがむ幼鳥に口移しで巣外給餌しました。
どうやら一口だけの餌で、幼鳥には全く物足りなかったようです。
欲求不満の幼鳥は再びヒメジョオンの花を味見しています。

カメラを左上にパンすると、屋上に登る非常用梯子の天辺にもう1羽の親鳥が止まり、見張りを務めていました。
羽繕いすると、お辞儀をしながら嗄れ声でガーガー♪鳴きました。
カラス親子の水入らずの様子は早朝からなんとも微笑ましいですね。
小さな子どもがいるヒトの家族の様子を見ているのとほとんど変わりません。

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

ところで、このハシボソガラスの♀♂つがいが今季に幼鳥まで育った雛は1羽だけなのでしょうか?
他の幼鳥はどこにいるのでしょう?
雛が巣立った後カラスの親子は夜の間どこで寝ているのか興味があるのですけど、ねぐらを突き止められていません。


ハシボソガラス幼鳥(野鳥)@フェンス上+餌乞い+親鳥@水田畦道+採餌

2019/10/11

河川敷でコメツキムシなどの虫を捕り幼鳥に給餌するハクセキレイ♂(野鳥)



2019年6月下旬

河川敷の芝生に大量の昆虫が発生し、育雛期の野鳥にとって絶好の餌場・狩場になっています。
ハクセキレイMotacilla alba lugens)の親鳥♂が芝生の上で獲物を探し歩き、地面をつついて次々と捕虫します。
嘴に咥えていた獲物(おそらくコメツキムシ成虫)が暴れたので、一旦離して地面に置いた瞬間に高く跳ねて逃げました。
ハクセキレイ♂はすぐにおいかけて再び捕らえました。
このシーンは結構興味深いので、1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。


▼関連記事(7年前に220fpsで撮影)
オオシモフリコメツキの跳ね起き運動【ハイスピード動画】

次々に虫を捕らえるハクセキレイ♂は嘴に獲物を数匹貯め込んでいます。
巣立ったばかりの幼鳥が覚束ない足取りで親鳥♂の後をついて歩きます。
幼鳥は嘴が黄色っぽく、羽の色が♀っぽい灰色でした。
幼鳥が駆け寄って餌乞いすると、親鳥♂は口移しで巣外給餌してやります。
幼鳥が餌乞いする際は翼を軽く震わせるのですが、鳴き声は聞き取れませんでした。
近くを流れる川の音や他の野鳥の鳴き声でかき消されてしまいます。

口移し中に幼鳥がポロポロと獲物を落としてしまっても親鳥♂は甲斐甲斐しく給餌し直します。
幼鳥がすぐには食べ切れないほどの量の虫です。
待っている幼鳥の元へ親鳥の方から近寄って巣外給餌することもありました。

幼鳥に生き餌の殺し方(暴れる虫の処理方)を学んでもらうために、親鳥はあえてとどめを刺さず半殺し状態で給餌しているようです。
幼鳥が暴れるコメツキムシを地面に叩きつけて殺そうとした際に、嘴に咥えられた状態から跳ねて逃げのびました。
幼鳥はコメツキムシを相手にするのは初めてなのか、獲物を見失って呆然としています。
経験豊富な親鳥に対しては通用しませんでしたが、コメツキムシが跳ねる逃避戦略も意味があることが分かりました。

餌が豊富で幼鳥も満ち足りてきたようなので、後半は親鳥♂も捕らえた虫を自分で食べることが多くなりました。

私が少し近付こうとしたら警戒した幼鳥は、河川敷の芝生から川に近いコンクリート護岸の方へ少し飛んで移動しました。
芝生で虫を捕らえてきた親鳥♂が護岸沿いの縁石に止まり、幼鳥を探しています。
コンクリート護岸の斜面で待っていた幼鳥に巣外給餌してやります。
給餌後の親鳥は草などで嘴を拭いました。
親鳥の帰りを待つ間に幼鳥が辺りを探検し始め、川沿いの草むらに消えました。

河川敷の芝生に戻ったハクセキレイ♂はスズメ成鳥と一緒に採食しています。
採餌に忙しい親鳥は互いに無関心でした。
この二種の歩行法は対照的で、ハクセキレイはトコトコ歩き、スズメはピョンピョン跳んで歩きます(ホッピング)。
他にはムクドリの群れも河川敷の芝生で採餌していました。(映像なし)

親鳥♂が自分のために捕食した獲物はなんとなくセマダラコガネAnomala orientalis)ですかね?

コンクリート護岸の斜面を徘徊する幼鳥は上空を親鳥が飛ぶと反応して餌乞い♪を始めます。
親鳥♂が餌を運んで飛来し、草むらの陰で幼鳥に巣外給餌。
親鳥はすぐに狩場の芝生に戻ります。

ハクセキレイの親子が死角に隠れようとするので、私が少し無理して追いかけたり縁石に乗って背伸びしたら、飛んで対岸に逃げてしまいました。
幼鳥はもう普通に飛べることが分かりました。



さて、芝生で跳ねていた虫は本当にコメツキムシでしょうか?
ヨコバイなどの可能性も考えられます。
「芝生 コメツキムシ」でネット検索しても、信憑性の低い記事しかヒットしません。
私もハクセキレイ♂の真似して芝生で探し、獲物の正体をしっかり突き止めるべきでした。


▼関連記事(1年前の撮影)
川岸で幼鳥2羽にアメンボなどの虫を給餌するハクセキレイ親鳥♂(野鳥)

ハクセキレイの雛が巣立つと親鳥♀♂は面倒を見る幼鳥をどのように振り分けるのでしょう?
私は未だ親鳥♀が巣外給餌する様子を見かけたことがないのですけど、これはたまたまなのかな?
もしかして♀は次の抱卵しているのか?と想像したりします。



※ 以下の写真は必ずしも撮影順に並べたものではありません。


ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷:芝生+捕虫
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ♂(野鳥)@河原護岸+巣外給餌→幼鳥

2019/10/05

キスを交わして怒りを鎮めるハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#21



▼前回の記事
巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】

2019年6月下旬

8日ぶりの定点観察で営巣地に向かう途中、橋の袂でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥♀♂が待ち構えていました。
私はしつこく巣箱を覗きに来る要注意人物として、すっかり顔を覚えられてしまったようです。
1羽は橋の上の車道を照らす外灯の支柱の天辺に止まり、私を見下ろしてカーカー♪(「この橋渡るべからず」)と鳴いています。
(このとき近くの送電塔#KN7の巣箱に親鳥の姿は無いことを確認しました。)

電線に止まっていた別個体αが飛び立つと、怒って鳴きながら私の頭上を飛び越えて、少し離れた電柱の天辺に止まり直しました。
つがいのもう1羽βが私の真上の電線に止まり、嗄れ声で警戒声♪を発し続けています。
今日は特に機嫌が悪いのか、下手したら私の頭上に糞をかけてきそうなぐらい険悪な雰囲気です。
嘴の中が黒いので成鳥と分かります。(巣立った幼鳥ではありません)

やがて同じ電柱の天辺のケーブルに親鳥♀♂が並びました。
ここから意外にもハシブトガラスの♀♂つがいは人目も憚らずいちゃつき始めました。(@1:41〜)
仲睦まじく何度もキスを交わしています。
もしかすると口移しで餌を吐き戻して求愛給餌をしたのかもしれませんが、このアングルではよく見えません。
キスの直後は尾羽根を上下に震わせています。
これは嬉しい興奮を表す感情表現のようです。


▼関連記事(今回と同じペアによるキス)
ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)

鳴く際は喉袋が膨らみ、鳴き止むと凹むので、中に食物は貯めていないようです。
最後はカーカー♪鳴きながら相次いで左に飛び立ちました。



つづく→#22:雛が巣立った後に空の巣箱を調べに戻るハシブトガラス親鳥(野鳥)【10倍速映像】


ハシブトガラス♀♂(野鳥)@電柱+キス:求愛給餌
ハシブトガラス(野鳥)@外灯天辺♪


2019/09/23

巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#20



▼前回の記事
雛に給餌し巣箱の外に糞を捨てるハシブトガラスの親鳥♀♂(野鳥)

2019年6月中旬・午後14:00〜14:56

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の巣箱の様子を微速度撮影で記録してみました。
10倍速の早回し映像でご覧下さい。
晴れていても風が強い午後でした。
送電塔の背後では、白い雲が青い空を左から右へ(西から東へ)流れています。

喉袋を餌で膨らませた1羽の親鳥が右から飛来し、鉄塔に止まりました。(@1:30)
ピョンと跳んで巣箱に入ると、餌乞いした1羽の雛に口移しで給餌しました。
その雛が食後に排泄した糞を親鳥が摘み上げて喉袋に入れると、外に捨てに行きます(排糞行動)。
巣を離れると強風に煽られ、右に旋回しながら飛び去りました。

巣箱に残った2羽の雛のうちの1羽が立ち上がって羽ばたき練習を始めました。(@1:38)
2羽の幼鳥で生育度合いに差があるようです。
残りの時間は自分で羽繕いして暇を潰しています。

喉袋が膨らんだ親鳥αが再び帰巣しました。(@4:10)
餌乞いした1羽の雛に給餌します。
続いてもう1羽の親鳥βも右下から飛来し、鉄骨に止まりました。
給餌した雛が排便しないので、痺れを切らした親鳥αが出巣しました。
その間、鉄骨に止まった親鳥βが鳴いています。
(カメラの仕様で、微速度撮影中は音声が記録されていません。)
元気な雛が食後の羽ばたき練習を始めました。
やがて親鳥βも左下に飛び去りました。
この親鳥は結局、雛に給餌しませんでした。

再び親鳥αが右から飛来し(@4:59)、一気に入巣すると1羽の雛に餌を与えました。
今回は排糞せずに出巣しました。
それと入れ替わるように親鳥βが右より飛来しました。
鉄骨に止まって雛に向かって鳴いているようです♪。
親鳥αも戻って来てβの横に並んで止まりました。
何か巣に対する脅威を感じ、警戒して戻って来たようです。
やがて親鳥♀♂は相次いで鉄塔から飛び去りました。(給餌なし)

約1時間の撮影中、雛2羽への給餌の回数は3回でした。

つづく→#21:キスを交わして怒りを鎮めるハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)


ハシブトガラス雛2(野鳥)@巣箱:送電塔#KN7


2019/09/19

雛に給餌し巣箱の外に糞を捨てるハシブトガラスの親鳥♀♂(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#19


2019年6月中旬・午後14:00頃

巣箱の中で留守番しているハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の雛2羽が羽繕いしています。
強風で雲の流れが早く、雛の羽根もなびいています。

やがて外から戻って来た親鳥が巣の右の鉄骨に着地しました。(@0:47)
喉袋が膨らんでいるので、餌を持ってきたようです。
餌乞いした雛に口移しで給餌しました。

つづけてもう1羽の親鳥も飛来し、同じく巣の右の鉄骨に着地。
食後の雛が向きを変えて排泄した糞を親鳥が嘴で咥えると、喉袋に入れて捨てに行きます。(排糞行動)
2羽の親鳥が同時に飛び去りました。
風が強いと親鳥の出巣は優雅で、フワリと飛び上がり滑空で鉄塔から離れて行きます。

つづく→#20:巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】




2019/09/08

道端の草地で幼鳥に巣外給餌するスズメの親鳥(野鳥)



2019年6月中旬

車が通りかかると、車道に迷い出ていたスズメPasser montanus)の幼鳥が慌てて路肩に避難しました。
頬斑が薄くて嘴の端が黄色いのがスズメの幼鳥(巣立ち雛)の特徴です。
飛来した親鳥の後を追いかけるように飛んで道を渡ると、桜並木の下草へ移動しました。

シロツメクサやイネ科植物などが生えている原っぱで親鳥は餌を探し歩いています。
縁石で待っている幼鳥がときどき翼を小刻みに震わせて餌乞いしました。

親鳥が草の根際に何か虫を見つけたようです。
すかさず駆け寄った幼鳥は、親鳥が獲物を何度もつついて殺している間に、その背後で餌乞いしつつ待っています。
ようやく親鳥が振り向くと、幼鳥に口移しで巣外給餌しました。
その後も原っぱで親鳥の後をピョンピョン跳んでつきまとう幼鳥が可愛らしいですね。
ヒトの目には猫の額ほどの狭い草地でも、スズメの背丈よりも高く生い茂っているので、その中を進む幼鳥にとっては大冒険でしょう。
親鳥が1羽の幼鳥にマンツーマンで甲斐甲斐しく巣外給餌していますが、一緒に巣立った他の幼鳥はどうしているのかな?

最後、スズメの親子は私を警戒して飛び去りました。
幼鳥もなんとか自力で飛べるようです。


スズメ(野鳥)幼鳥+親鳥@道端草地+巣外給餌

2019/09/04

ハシブトガラス親鳥に餌をもらい巣箱で羽ばたき練習をする雛【10倍速映像】(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#16



▼前回の記事
巣箱がある送電塔から見張り緊急発進するハシブトガラス親鳥(野鳥)

2019年6月中旬・午後13:58〜15:28

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の巣箱を微速度撮影で90分間監視してみました。
10倍速の早回し映像をノーカットでご覧下さい。
昼下がりの暑さで陽炎が立ち昇り、三脚でカメラを固定しているのに画面がゆらゆらと揺れているように見えます。

少なくとも2羽の雛が巣箱の中で動いています。
この時間帯は、親鳥による給餌の頻度が低いようです。
暑い昼下がりは餌となる昆虫の活動も下がりますから、親鳥があまり餌を獲れないのも当然でしょう。
あるいはもしかすると、巣立ちに備えて親鳥が雛への給餌量を意図的に抑えているのかな?

喉袋を餌で膨らませた親鳥がようやく右から帰巣しました。(@2:49)
在巣の雛鳥はすかさず伸び上がって翼を広げ、嘴を大きく開けて餌乞いします。
久しぶりに見る雛はもうすっかり大きく成長していて、幼鳥と呼べそうです。
給餌した親鳥は左へ飛び降りました。(@2:55)
食後に留守番している雛の1羽が巣内で大きく位置を変え、軽く羽ばたき練習をしました。(@3:00)

しばらく昼寝していた雛が目覚めると、巣箱の外枠から身を乗り出し下界を見下ろしています。(@5:10)
好奇心旺盛な雛は鉄骨に止まり羽繕い。
そのまま飛び降りるのかな?と見ている私はドキドキしましたが、結局巣立ちませんでした。

やがて右から飛来した親鳥が帰巣しました。(@5:43)
喉袋はぺしゃんこなので、空荷で採餌から戻って来たようです。
雛の餌乞いに応じて巣に入ったものの案の定、給餌しませんでした。
雛の背後に回り込み、雛が排泄した糞を咥えました。
今度は親鳥の喉袋が膨らんでいるのが分かります。
ゼラチン質で包まれた雛の糞を喉袋に入れて、巣の外に捨てに行きました(排糞行動)。(@5:49)

直後に雛がまた元気に羽ばたき練習を始めました。(@5:51)
再び巣箱の外枠から鉄骨へ移動したりと、活発に動き回っています。

平凡社『日本動物大百科4鳥類II』を紐解いてハシブトガラスの繁殖活動について調べると

巣は高木や送電線の鉄塔などの高所につくり、青緑色地に褐色斑のある卵を3〜5個産む。抱卵は♀により約20日間、育雛期間は30〜35日で、雌雄で行なう。巣立ち後はしばらく家族生活を送る。繁殖中の親鳥は攻撃性が強い。(p173より引用)


果たして巣立ちの瞬間を観察・撮影できるでしょうか?

つづく→#17:ハシブトガラス親鳥が墓地で警戒(野鳥)


ハシブトガラス(野鳥)巣箱@送電塔#KN7

2019/08/27

巣箱の雛に餌を与え糞を始末するハシブトガラスの親鳥(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#14



▼前回の記事
救急車のサイレンに対する育雛中のハシブトガラス親鳥♀♂の反応(野鳥)

2019年6月上旬

騒々しい救急車の出動がようやく一段落し、ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の営巣地は静けさを取り戻しました。

帰巣した親鳥が巣箱の横の鉄骨に止まって辺りを警戒しています。
喉袋が膨らんでいるので、何か餌を持ち帰ったのでしょう。
すると案の定、親鳥はピョンと巣箱に入り、餌乞いする雛に給餌しました。
食後の雛が排泄した糞を親鳥が嘴で啄んでいます。
このアングルではよく見えないのですが、食糞したのでしょうか。
出巣した親鳥の喉袋は膨らんでいないと思うのですが、ゼラチン質で包まれた雛の糞を外に捨てに行った(排糞行動)のかもしれません。

ハシブトガラスの親鳥が雛の糞を捨てる決定的瞬間を私は未だ動画に撮れていません。

カメラを三脚に固定していると、親鳥が出巣した後の行動を咄嗟に追えないのです。
ちなみに、送電塔で巣箱を使わずに営巣した過去のハシボソガラスは、巣から少し離れた高圧線や電線に止まって雛の糞を吐き出し捨てていました。

▼関連記事
雛の糞を巣の外へ捨てに行くハシボソガラス(野鳥)

つづく→#15:巣箱がある送電塔から見張り緊急発進するハシブトガラス親鳥(野鳥)


2019/08/23

送電塔の巣箱で育雛する共働きのハシブトガラス親鳥♀♂【10倍速映像】(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#12



▼前回の記事
巣箱に通って雛に給餌し糞を処理するハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)

2019年6月上旬・午後15:54〜18:21

6日ぶりの定点観察。
ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)親鳥が代わる代わる巣箱に通って給餌する様子を微速度撮影してみました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
晴れて無風だと三脚が振動しなくて助かります。
送電塔の背後の青空を白い雲が流れ、飛行機雲はすぐに消えてしまいます。

採餌から帰巣した親鳥は、餌を詰めた喉袋が膨らんでいます。
未だ雛が幼いために、給餌頻度は低いようです。
親鳥が鉄骨に止まった途端に巣内の雛が気づいて餌乞いするようになりました。
給餌した後の親鳥が巣内の雛を覗き込んでいるのは、排糞処理か食糞だと思います。
親鳥が不在の間も雛が巣内で少し動いているのが分かります。
親鳥♀♂が連続して帰巣、給餌するシーンが撮れたので、共働きで育雛していることになります。
巣に残った親鳥(おそらく♀)が雛の横にしばらく座って面倒を見ていることがありました。
(もう抱雛する必要はないようです)

動画の前後半で撮影地点を変えてみました。
前半は巣箱をかなり見上げるアングルになり、育雛の様子があまり見えませんね。
なるべく親鳥から見つからないように隠し撮りしたつもりだったのに、すぐにバレてしまいました。
コソコソと隠れるのは止めて、送電塔から距離を取りつつも丸見えの状態で私の存在を人畜無害だと親鳥に馴れてもらう作戦に切り替えました。

カメラのバッテリーが切れてしまい、日没直前に微速度撮影を終了しました。
送電塔の鉄骨が夕日に染まってフォトジェニックだったのに残念。




↑【おまけの動画】
もう少し長いバージョンをブログ限定で公開します。

長撮り監視すると、親鳥がかなり長時間、雛をほったらかしにして巣を留守にしていたことが分かります。
最初の動画では、親鳥の不在シーンは退屈なので編集でかなりカットしました

つづく→#13:
救急車のサイレンに対する育雛中のハシブトガラス親鳥♀♂の反応(野鳥)

2019/08/12

幼い雛への給餌と抱雛のため送電塔の巣箱に出入りするハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#2



▼前回の記事
送電塔の巣箱を守る警戒心の強いハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)

2019年5月下旬・午後17:05〜18:59(日の入り時刻は午後18:49)

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥が巣箱に出入りする様子をまとめてみました。
♀♂のつがいが完全に分業するのではなく、共働きで雛に給餌しています。
ただし抱雛は♀が多いと言われています。

ようやく親鳥は見ている私の存在に少し馴れてくれたようです。(諦めた?)
私に対する威嚇や警告の行動を#1にまとめましたが、ハシブトガラスにしてはあっさりしていました。
大通りの送電塔に長年営巣しているつがいは人馴れしているのかもしれません。

送電塔に近づき過ぎると巣箱を見上げるアングルになり、親鳥も雛も鉄骨に隠れて見えなくなってしまいます。
逆に送電塔から結構離れて望遠レンズで狙った方が観察しやすいのです。

シーン1:

巣内で抱雛する親鳥の太い嘴が特設ステージ(巣箱)の上に突き出て見えますます。
親鳥は辺りをキョロキョロと見渡して監視を怠りません。
用意された巣箱はかなり丁寧な作りの力作で、送電塔の鉄骨に黒い針金でグルグル巻きに固定されていました。
巣箱の外枠は塩ビパイプ製のようで、そこに金網が張られています。
親鳥は枯枝を大量に持ち込んで組み合わせ、丸い巣を作りました。
巣箱の底は金網なので、雨が降ってもすぐに排水されるようになっています。
しかし、巣材が何本か巣箱から飛び出ていてちょっと雑な印象です。
樹上に一から巣を作る場合と比べて巣材の量も少ない(手抜き工事)気がしました。
巣の実物を回収して詳しく調べないことには、定量的な結論を何も言えないのが、辛いところです。
きっと誰か東北電力の巣箱担当者がしっかり調べてくれることでしょう。


シーン2:(@1:43)

巣箱で親鳥♀が抱雛中に、もう1羽の親鳥(おそらく♂)が帰巣し、餌乞いした雛に給餌しました。
ずっと巣に居た親鳥♀にも餌を少し分け与えたように見えました。
給餌後の親鳥♂は雛の脱糞を待たずに、さっさと巣を離れました。(滑空して川の方へ)

シーン3:(@2:29)

親鳥が♀♂共に巣をしばらく留守にした後で、親鳥♀が戻って来て抱雛を再開しました。

シーン4:(@3:31)

採餌から戻った親鳥が右下から斜めに飛び上がるように巣箱と同じ段の鉄骨に着地しました。
リズミカルなホッピングで巣箱の縁に止まりました。
その振動に雛が反応し、首を精一杯伸ばして真っ赤な口を大きく広げ、餌乞いを始めました。
雛の鳴き声は遠くて聞き取れません。
ところが親鳥は雛に給餌もしないで辺りを見回しているだけです。
しばらくすると雛は諦めて餌乞いを止め、巣内にうずくまってしまいました。
動物行動学の教科書で学んだときには、雛の餌乞いを見たら親鳥は機械的に給餌衝動に駆られるのだとばかり思い込んでいましたが、実際に観察すると意外に柔軟なのですね。
親鳥はようやく警戒を解き、巣箱に座り込んで幼い雛を抱き寄せます。

シーン5:(@4:31)

親鳥の帰巣シーンを撮り損ねてしまいました。
ホッピングで入巣すると、抱雛。
鉄塔の背後の鉛色の空をジェット機が飛んでも、飛行機雲は形成されません。

シーン6:(@5:18)

撮影地点をこっそり変更して、遠くの木陰から送電塔の巣箱を隠し撮りしてみます。
まずは親鳥♂が帰巣しました。
次に右からもう1羽の親鳥♀が帰巣し、鉄骨に並びました。
時間をかけてようやく♀が巣箱に入り、抱雛。
右の鉄骨に止まっている親鳥♂が急にカーカー♪鳴き始めました。
何事かと思いきや、すぐに親鳥♀♂が相次いで巣から飛び立ちました。
領空侵犯に対応する緊急出動のようです。
隠れている私の存在がバレてしまったのかな?


つづく→#3:ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)


2019/08/10

巣箱に通って雛に給餌し糞を処理するハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#10



▼前回の記事
巣箱のある送電塔で鳴き続けるハシブトガラスの親鳥(野鳥)


2019年5月下旬・午前10:08〜10:38

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥♀♂が共稼ぎで巣箱に通って雛鳥に代わる代わる給餌するシーンをまとめてみました。
雛が未だ小さいので、給餌の頻度は低いようです。


シーン1:

採食から巣に戻ってきた親鳥は、食料を詰め込んだ喉袋が大きく膨らんでいます。
餌乞いした2羽の雛に口移しで給餌しました。
この後、どうやら雛が排泄した糞を親鳥が食べたようです。
もう少し雛が育つと、親鳥は雛の糞を巣の外へマメに捨てに行くのですけど、この親鳥は出巣せずにそのまま雛の横で付き添っています。(抱雛?)

中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』によると、

・鳥の下嘴の骨格はVの字になっていて、その間が皮で覆われています。カラスの場合はその皮がとてもよく伸びるので、思いのほかたくさんの食べ物を詰め込むことができます。

・食べ物を蓄える皮の部分は、嘴が大きいブトはかなり伸びますが、嘴た小さくて細いボソの場合はそれほど伸びないので、あまりたくさん詰め込むことができません。(中略)おそらくブトの半分以下しか詰め込めないでしょうけれど。(p83-84より引用)



シーン2:(@1:50〜)

在巣の親鳥(おそらく♀)が左を向いてカー♪と一声だけ発しました。
下段の鉄骨に止まっていたもう1羽の親鳥(おそらく♂)が飛び上がって帰巣すると、巣内の雛が振動で気付いて盛んに餌乞いを始めました。
送電塔の鉄骨から鉄骨へピョンピョン跳ねるようにして入巣した親鳥♂は喉袋が膨らんでいます。
甲斐甲斐しく雛に給餌していますが、鉄骨の陰でよく見えません。
続けて今度も食糞したようです。
巣から左へ鳴きながら飛び去った親鳥♂の喉袋が少し膨らんでたのは、雛の排泄した糞を捨てに行くからかな?(排糞行動)



シーン3:(@3:47〜)

いつの間にか、親鳥が♀♂共に巣を留守にしています。
やがて右下より飛来した親鳥(おそらく♀)が帰巣しました。
例によって喉袋が大きく膨らんでいます。
ホッピングで巣箱に入ると、雛に給餌しました。
食後の雛が排泄した糞を今回も食べ(食糞)、そのまま雛に付き添って面倒を見ています。
次にもう1羽の親鳥(おそらく♂)も帰巣しました。(@7:00)
雛に給餌すると、雛の糞を喉袋に入れて外に捨てに行きました。
巣に残った親鳥♀が左を向いてカーカー♪鳴いています。


つづく→#11


2019/08/03

送電塔の巣箱で雛を育てるハシブトガラス♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#6


2019年5月下旬・午前5:14〜5:25(日の出時刻は午前4:20)

3日後の定点観察。
早朝に様子を見に行くと、朝日を浴びた巣内に親鳥は不在でした。
もう暖かい季節なので、夜通し抱雛する必要はなくなったのでしょう。
雛は未だ体が小さく、巣内で寝ている姿は特設ステージに隠れて見えません。

私が送電塔の巣に望遠レンズを向けていると、近くの林のヒノキ?樹冠で親鳥が警戒声を発しました。
もしかすると、親鳥はこの林で夜を過ごしたのかもしれません(親鳥のねぐら)。
喉袋が膨らんでいるので、夜が明けるとすぐに採餌活動をしていた可能性もありそうです。
私が親鳥にカメラを向け直すと、カーカー♪鳴きながら樹上から飛び立ちました。

やがて親鳥の♀♂つがいが送電塔の近くの電柱に飛来し、仲良く並んで止まりました。
着陸後に嘴を足元のケーブルに擦り付けています。

油断していたら、この直後、1羽の親鳥が帰巣するシーンを撮り損ねてしましました。
親鳥は雛の様子をチェックしてから慎重に巣に座ります。
撮影アングルがいまいちで、抱雛する親鳥(おそらく♀)の姿が送電塔の鉄骨に隠れて見えなくなってしまいました。
さっきまで止まっていた右の電柱には、もう1羽の親鳥もいつの間にか居なくなっていました。

しばらく巣を留守にしていた親鳥が戻ってきました。(@1:40)
左から親鳥α(おそらく♀)が飛来すると、送電塔の鉄骨に止まって鳴きました。
ピョンピョン跳んで巣に近づき中を覗き込むと、小さな雛が首を伸ばしました。
(給餌したかどうか不明)

親鳥♀αが送電塔の外に向かってカーカー鳴くと♪、もう1羽の親鳥β(おそらく♂)が左から飛来しました。(@2:16)
喉袋が餌で膨らんでいます。
餌乞いした雛に口移しで給餌した後、親鳥♀αにも少し給餌しました。
親鳥♂βは右へ飛び去り、次の採餌へ向かいました。
巣に残った親鳥♀αは抱雛を続けます。
カラスは♀が主に抱卵・抱雛を担当するそうです。


ハシブトガラスの雛鳥を初めて観察することが出来ました。
普通なら枝葉の茂った樹上に営巣しますし、親鳥の警戒心がとても強く、私が巣に望遠レンズを向けるだけでも怒ってくるからです。

私が通うフィールドではこの時期ハシボソガラスの営巣はほぼ終わり、雛が巣立った例も見ています。
ハシブトガラスはハシボソガラスよりも繁殖が遅れるというのは、本で読んだ通りでした。

・巣立ちがボソより2週間前後遅いブトの雛。 (中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』p57より引用)
・繁殖開始時期はハシボソガラスの方が早く、3月中旬から始まる。 (同書p92より引用)



つづく→#7:炎天下の巣箱で暑さに喘ぎながら雛に付き添うハシブトガラス(野鳥)



ハシブトガラス(野鳥)巣:送電塔#KN7早朝
ハシブトガラス(野鳥)親鳥@帰巣:送電塔#KN7早朝
ハシブトガラス(野鳥)巣:送電塔#KN7早朝・全景
ハシブトガラス(野鳥)巣:送電塔#KN7早朝・全景

2018/11/15

チゴハヤブサ親鳥に餌乞い♪し、ヤンマを給餌してもらう幼鳥(野鳥)



2018年8月中旬


▼前回の記事
チゴハヤブサ幼鳥にヤンマを給餌する親鳥(野鳥)

チゴハヤブサFalco subbuteo)の止まり木に更に少し近づいたのですが、相変わらず逆光で後ろ姿です。

飛んで来る親鳥の姿を見つけた3羽の幼鳥が嬉しそうに餌乞いを始めました。
近づいた甲斐あって、キーキーキー♪という幼鳥の甲高い鳴き声が聞こえるようになりました。
ヒノキ横枝の止まり木で幼鳥が方向転換してくれたおかげで、赤褐色の脛毛をかろうじて確認できました。
これでようやくチゴハヤブサと判明したのです。

飛来した親鳥が止まり木の下段に着陸すると、その右で待っていた幼鳥aが慌てて駆け寄り、巣外給餌を受けました。(@0:16)
私がこれまで観察してきた他の種類の幼鳥とは異なり、幼鳥が餌乞いする際に両翼を持ち上げる仕草をしないのが興味深く思いました。
シルエットから獲物は今回も大きなトンボで、おそらくヤンマの一種でしょう。
幼鳥aは足で獲物を押さえつけ、早速食べ始めました。
トンボの透明な翅を毟り取って捨て、肉を食べています。
さっきから幼鳥aばかりが続けざまに給餌を受けているのは親鳥の依怙贔屓にように思えますけど、兄弟の中で一番空腹な個体なのでしょう。
止まり木の上段に居る2羽の幼鳥b,cは、下段で給餌を受ける兄弟の幼鳥aをキーキー♪鳴きながら見下ろしているだけで、獲物を奪い取りには行きませんでした。

そこへ別個体が左から鳴きながら飛来しました。(@0:49)
ヒノキの梢をかすめるように高速で飛びましたが、止まり木のチゴハヤブサ家族群4羽に威嚇され、そのまま逃げたようです。
もう1羽の親鳥が家族の様子を見に来たのでしょうか?

幼鳥aはヤンマの胴体を美味そうに飲み込み、翅は下に捨てました。
食後も満足せず、左隣りで待っている親鳥に対してすぐに鳴いて♪おかわりを催促しています。
幼鳥aは餌乞いの合間に足元の枝で嘴を拭いました。

再び別個体が高速で飛来しました。(@2:03)
枯枝の上段と下段の間を猛スピードで通過しました。
親鳥かと思ったのですが、これは縄張り争いのような、威嚇の誇示行動なのでしょうか?
止まり木の家族群4羽は一瞬だけ警戒して迎撃態勢になりました。
このときに発したキーキーキー♪という警戒声は幼鳥の甘えるような餌乞いよりもテンポが早くて切迫しています。

やがて、止まり木の上段から一羽が急に左へ飛び去りました(@2:38)。
餌乞いしていたのでてっきり幼鳥だと思っていたのに、これで分からなくなりました。
(飛び去る様子をスロー再生しても、素人目には成鳥には見えません。)
巣立ち雛(幼鳥)の中でも発育の度合いに個体差があるのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→止まり木の周囲で飛行訓練を繰り返すチゴハヤブサ幼鳥の群れ(野鳥)

【追記】
チゴハヤブサはこの辺りに多いドバトを襲って捕食するのではないかと予想したのですが、私が観察した捕食シーンや幼鳥への給餌メニューはいつも昆虫、特にトンボでした。
平凡社『日本動物大百科3鳥類I』でチゴハヤブサの習性を調べると、

食物としてはトンボやセミなどの飛翔性昆虫からスズメ、メジロ、ツバメなどの小鳥類、ヒヨドリやイカルなどの中型の鳥まで、すぐれた飛翔力をいかして空中で捕食する。 (p172より引用)




2018/11/11

チゴハヤブサ幼鳥にヤンマを給餌する親鳥(野鳥)



2018年8月中旬


▼前回の記事
親鳥に巣外給餌してもらい食後に脱糞するチゴハヤブサ幼鳥(野鳥)

チゴハヤブサFalco subbuteo)の止まり木に少し近づいてから撮影を再開。
相変わらず逆光のアングルでシルエットしか写っていませんが、幼鳥への巣外給餌を再び観察することができました。

ヒノキ横枝の下段に居る幼鳥aの右に再び親鳥が飛来し、狩ってきた獲物を幼鳥に与えました。(撮り損ね)
獲物はどうやらオニヤンマやギンヤンマなど大型のトンボのようです。
翅をむしったり肉をついばんだりする幼鳥の横(右)で親鳥が見守っています。
獲物を平らげた育ち盛りの幼鳥aが食べ残しを下に落とし、物足りないようで隣の親鳥におかわりを求めました。
餌乞いの鳴き声は周囲の喧騒で聞き取れませんでした。
催促された親鳥は、すぐにまた採餌に出かけました。(@0:55)

その間に新しい個体が飛来し、横枝の上段に居る幼鳥bのすぐ左に並んで止まりました。(@0:20)
幼鳥bに巣外給餌しなかったので、これは親鳥ではなく幼鳥cなのかもしれません。
逆光で羽根の色が全く分からないので、成鳥か幼鳥か見分けられないのです。
これで計4羽の家族群となりました。
親鳥の♀♂つがいは体の大きさで性別が見分けられるらしいのですが(♀>♂)、観察を始めたばかりで慣れていない私には未だよく分かりません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→チゴハヤブサ親鳥に餌乞い♪し、ヤンマを給餌してもらう幼鳥(野鳥)



【追記】
平凡社『日本動物大百科3鳥類I』でチゴハヤブサの習性を調べると、
巣立ちして間もないヒナは親の姿を見つけると「キーキー」と鋭い声でくりかえし鳴いては食物を催促する。その後、1ヶ月から1ヶ月半ぐらい親鳥から給餌を受け、10月ごろ独り立ちする。 (p172より引用)



2018/11/10

親鳥に巣外給餌してもらい食後に脱糞するチゴハヤブサ幼鳥(野鳥)



2018年8月中旬
▼前回の記事
獲物を捕食するチゴハヤブサ(野鳥)

前回初めて見つけてから12日後、ようやくチゴハヤブサFalco subbuteo)と再会できました。
今回は逆光のアングルになってしまいましたが、家族群の行動を観察することができました。
お気に入りの止まり木となっているヒノキの大木の枯れた梢をチェックすると、幼鳥(巣立ち雛)と思われる2羽が止まっていました。
ヒノキのてっぺんが枯れて風化しており、なかなかフォトジェニックで味わい深い止まり木です。

羽ばたきと滑翔を繰り返しながら辺りを飛び回っていた親鳥が、ようやく止まり木に戻ってきました。
狩りに成功したようです。
空腹で待っていた幼鳥a(巣立ち雛)が餌をねだり、親鳥から給餌してもらいました。
遠くて餌乞いの鳴き声は聞き取れず、獲物の正体も不明です。
細長い小枝のように見えたので、もしかするとナナフシまたはヤンマの仲間かな?
一段上の横枝に止まっているもう一羽の幼鳥bは、その間もおとなしく待っていました。

給餌を済ませた親鳥はすぐに左へ飛び去ると、近くの針葉樹の梢に止まっていた野鳥に高速でアタックしました。
獲物とみなして襲いかかったのか、縄張りから追い出す威嚇の攻撃なのでしょう。
襲われた鳥(カラス?)は慌てて逃げ出しました。

止まり木で留守番している2羽の幼鳥にレンズを向け直すと、幼鳥a(下の枝の個体)がポトリと食後の脱糞をしました(@0:49)。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→チゴハヤブサ幼鳥にヤンマを給餌する親鳥(野鳥)


2018/10/20

川岸で幼鳥2羽にアメンボなどの虫を給餌するハクセキレイ親鳥♂(野鳥)



2018年7月下旬・午後12:02〜12:06

コンクリートで護岸された泥だらけの川岸でハクセキレイMotacilla alba lugens)の親鳥♂と2羽の幼鳥が一緒に居ました。
巣立ったばかりの幼鳥を連れて歩き、せっせと巣外給餌しているようです。

2羽の幼鳥(巣立ち雛)は川岸で離れ離れにならないように常に近くに居るようです。
親鳥♂が近くに来ると幼鳥は黄色い嘴を開けて給餌をねだります。
餌乞いの鳴き声は、川の流れる音にかき消されてあまりよく聞き取れず残念でした。
カラスの幼鳥とは異なり、餌乞いの際に翼を閉じたままで小刻みに震わせています。 

親鳥♂が幼鳥Lの目の前の泥に居た虫を喋んで口移しに与えました。(@1:08)
幼鳥は自力では未だ採餌(探餌)出来ないことが分かります。

そこへ急にカワラヒワCarduelis sinica)が飛来し、ハクセキレイ家族群の横に着地しました。(@1:14)
カワラヒワは種子食性ですから、ハクセキレイを襲ったり追い払ったりする意図は無いようです。
川岸に居るハクセキレイは保護色になっていて、カワラヒワは着陸寸前まで存在に気づかなかったのでしょうか。

また、川の中央から岸の方に低空飛行でやってきたハグロトンボCalopteryx atrata)が空中でターンして引き換えしました。(@1:25)
果たして親鳥♂はハグロトンボを捕食するでしょうか?

親鳥♂が急に飛び立つと、川岸に近い目の前の水面で虫を素早く捕らえました。(@1:34)
獲物はアメンボかな?
そのまま急旋回して岸に戻った親鳥♂に幼鳥Lが駆け寄ると、口移しで給餌しました。
見事な空中捕食シーンを1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。

親鳥♂は休む間もなく川岸を下流へ歩いて移動し、次の餌を探します。
草むらで虫を素早く捕食した親鳥♂が幼鳥Lの待つ場所へ駆け戻り、給餌しました。

次に親鳥♂は川岸を上流へ歩きながら獲物を探します。
川岸の岩場から飛び立つと川面での捕食に挑みます。
一度失敗したものの、二度目は見事に水面の虫を嘴で捕らえました。
スローモーションで見直すと、ホバリング(停空飛翔)して狙いを定めると、水面を逃げるアメンボを追いかけ嘴で仕留めています。(@2:55)
岸に戻ると大き目の獲物を咥え直し、駆け寄ってきた幼鳥Lに給餌。(@3:27)
幼鳥LはRよりも飢えているのか、4回連続で給餌してもらっています。(貪欲で図々しい性格は兄弟間の競争において得でしょう。)

岩場で大人しく待っている幼鳥Rの横を通り過ぎる親鳥に対して、待ちくたびれた幼鳥Rが餌乞いしたら、ようやく餌を口移ししてくれました。
ただし、これは給餌の振りをしただけかもしれません。
明らかに餌が足りないらしく、幼鳥Rは不満そうに親鳥をちょっと追いすがりました。
未だ食べ足りない育ち盛りの幼鳥2羽が岩場で親鳥の近くに集まり、賑やかに餌乞い♪しています。
最後、ハクセキレイの親鳥♂は飛び立つと対岸のガードレールに止まり、川岸には幼鳥だけが取り残されました。

辺りを探しても母鳥♀の姿はありませんでした。
巣立った幼鳥を2群に分けて親鳥♀♂が別々に面倒を見ているのでしょうか。
育雛の初期には沢山の虫を嘴に貯めてから帰巣するハクセキレイの姿を見かけました。

▼関連記事(5月の撮影)
雛のために橋で虫を捕食するハクセキレイ♀(野鳥)
田んぼの水面で芋虫を捕食して巣に運ぶハクセキレイ♂(野鳥)
一方、今回観察した巣外給餌では、虫を一匹捕らえる度に幼鳥へ給餌していました。
雛が巣立つと親鳥について歩くようになります。
親鳥が捕らえ集めた獲物をいちいち巣に運ばなくて済むので、この時期の給餌は楽なのかもしれません。

確実に幼鳥と分かるハクセキレイを今回初めて撮ることができました♪
営巣地が近くにあったのかな?
大きな護岸ブロック(テトラポット? 正式名不詳)の下の穴が怪しいと思うのですが、どうでしょう?
身近にいるハクセキレイの断片的な観察を積み重ねてきて暮らしぶり(生態)が大体分かってきたものの、どうしても未だ巣を見つけることが出来ていません。

つづく→川岸で親鳥を待つハクセキレイの幼鳥2羽(野鳥)


ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂+幼鳥2@川岸

2018/09/28

キアゲハにスポーツドリンクを与えてみる



2018年7月中旬・室温31.4℃、湿度53%
▼前回の記事
羽化終了後に蛹便を排泄するキアゲハc


キアゲハの飼育記録(2018年)#8


羽化終了後のキアゲハPapilio machaon hippocrates)成虫cにスポーツドリンクを給餌してみました。
アクエリアス(AQUARIUS)の粉末を水で溶かすと、レモン汁のような薄黄色の液体になります。
マルチビタミン配合と謳われている商品で、私が味見すると甘味よりも酸味がかなり強いです。
ペットボトルの蓋に少量注いでから脱脂綿に吸わせました。

アクエリアスはほぼ無臭なので、少し手助けしてあげないとキアゲハは気づいてくれません。
捕獲したキアゲハcの足先を濡れた脱脂綿に付けてやっても自発的に口吻を伸ばすことはありませんでした。
爪楊枝でゼンマイ状の口吻を伸ばしてやり、脱脂綿の表面に触れさせてやるとようやく自分で吸水を始めました。
かなり酸味の強いドリンクなので蝶は気に入らないのではないかと心配しましたが、水で薄めなくても喜んで飲んでくれました。
ただの砂糖水を与えるよりもミネラル成分も効果的に補給できます。
満ち足りるとキアゲハcは口吻をクルクルと縮めました。
よほど気に入ってくれたようで、その後も脱脂綿から飛び立とうとしません。
AQUARIUSのCMに使ってくれないかな?



※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#9:羽化したキアゲハの初飛翔【HD動画&ハイスピード動画】


キアゲハc:背面@スポーツドリンク吸水
キアゲハc:側面@スポーツドリンク吸水
キアゲハc:顔@スポーツドリンク吸水
キアゲハc:側面@スポーツドリンク吸水後
アクエリアス粉末(マルチビタミン)成分表

2018/09/23

雛に給餌し糞を巣の外へ捨てに行くハシボソガラスの親鳥(野鳥)



2018年5月中旬
▼前回の記事
高圧線鉄塔の巣で羽繕い、羽ばたき練習するハシボソガラスの雛鳥(野鳥)

ハシボソガラスCorvus corone)の親鳥が帰巣すると、賑やかに餌乞いする雛鳥に口移しで給餌しました。
在巣の雛は少なくとも3羽は居そうです。
出巣の直前に
食後に一羽の雛が排泄した糞を親鳥が咥えてから巣を離れました。
ゼリー状の粘膜に包まれた雛の糞を(飲み込んで喉袋に入れた?)巣の外へ捨てに行ったのです。(排糞行動)

私が鉄塔から少し離れると、再び給餌シーンが撮れました。
慌ただしく給餌を済ませると、共働きの親鳥♀♂が相次いで出巣しました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



【追記】
小林朋道『先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学』という本によると、
親鳥が、ヒナの糞・尿を捨てに行く意味と、卵殻を捨てに行く意味とは異なっている。糞尿を捨てるのは、おもに、巣内にダニなどの病気のもとになる生物が繁殖するのを防ぐため、と考えられている。一方、卵殻を捨てるのは、(卵殻の内面が白くて目立つので:しぐま註)捕食者が巣の存在に気づくのを防ぐためである。 (p24より引用)

私は未だ親鳥が卵殻を巣から捨てる行動を見たことがないので、今後の課題です。

ハシボソガラス親鳥(野鳥)@帰巣:高圧線鉄塔#19+雛給餌

2018/09/04

雛に虫や木の実を給餌し糞を巣外に捨てるコムクドリ♀(野鳥)



2018年6月中旬・午後16:24〜16:35


▼前回の記事
カエデ樹洞の巣に通って雛に給餌するコムクドリ♂(野鳥)

採餌から帰ってきたコムクドリSturnus philippensis)の親鳥♀が営巣木の近くの電線に止まりました。
コムクドリの成鳥は頬の色の有無で性別が見分けられるので、観察しやすくて助かります。
嘴に咥えていた獲物はカメムシでした。
臭気を発して身を守るカメムシの作戦はコムクドリ♀に対して効き目がなかったようです。


親鳥♀がジーッ♪と繰り返し鳴き続けているのは、私に対する警戒声なのでしょう。
巣で待つ雛に「ただいま、今帰るよ」と帰巣を知らせているのかな?
獲物を咥えながらでも鳴けるようです。(もしかして、鳴いているのは近くで見張る別個体の親鳥♂?)
電線からカエデ(イロハモミジ?)老木の枝を伝い下りて樹洞に近づくと、巣内から餌乞いする雛の騒々しい鳴き声が聞こえてきます。
給餌を済ませた親鳥♀は出巣すると再びすぐ横の電線に止まりました
ジーッ♪と警戒声を発した後、ジジジ♪と鳴きながら白っぽい糞のカプセルを口から吐き出しました。(@0:58)
豆のように見えたのですが、これはおそらく雛鳥が排泄した糞を捨てたのでしょう。(排糞行動)※ペリットを吐き出した可能性は?
コムクドリ♀はすぐに次の採餌へ飛んで行きました。

次に帰巣したとき、親鳥♀は何か虫を運んできたようです。
親鳥♀がカエデの横枝を伝って樹洞に飛び込む決定的瞬間が横から撮れて、ようやく巣の位置が判明しました。
巣内で雛の餌乞い♪が賑やかに聞こえてきます。
巣がある樹洞を正面から狙って撮りたくても、親鳥の警戒心が強くて下手に近づけない上に、カエデの木が生えている私有地に勝手に入る訳にはいきません。
少し離れた公道から撮るとなると、どうしてもアングルは限定されてしまいます。

その次に帰巣した親鳥♀は、嘴に何か赤くて丸い木の実を咥えてきました。
コムクドリはソメイヨシノなど桜の赤い果実を好んで雛に与えることが知られているので(‡追記参照)、おそらくそれでしょう。
電線から電線へ飛び移り、辺りの様子を見ながら少しずつ巣に接近します。
帰巣のタイミングを伺いながら、親鳥♀は脱糞しました(@2:13)。

給餌に通う親鳥の性別によって動画やブログ記事を分けましたが、実際には交互に巣へ通って(♂→♀→♂→♀→♀)給餌していました。
巣に出入りする前後にジュー、ジュー♪と警戒声を発し続けているのは、しつこく撮影する私に対してだけでなく、近所をうろついている飼い猫も警戒しているようです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
コムクドリ営巣地のプライバシー保護のため周囲に一部モザイクをかけました。

つづく→



‡【追記】
山本明『コムクドリの子育てとサクラの実』によると、

・木の幹や枝にある穴を「うろ」といいます。コムクドリは、木のうろに巣をつくる鳥です
・ヒナが巣立った後の巣箱の中には、サクラの種子がたくさん残されていました。コムクドリはヒナも親もサクラのような実を食べると、外側の柔らかい部分(果肉)だけを消化して、内側の堅い部分(種子=たね)は30分以内に吐き出します。
・コムクドリは虫などもよく食べますが、雑食性の鳥であることが確認されました。
(上越鳥の会『雪国上越の鳥を見つめて』p21-24より引用)



【追記2】
藤岡正博、中村和雄『鳥害の防ぎ方』によると、毒のある果実の一例としてソメイヨシノ(バラ科)が挙げられていて驚きました。
実は6月頃に熟すが、青酸配糖体(アミグダリン)を含む。完熟すると毒が消えるのか、ムクドリなどには相当食べられている。(中略)ソメイヨシノの果実を食べて死ぬムクドリ(ほとんどが、その年生まれの若鳥)もよくあります。 (p164より引用)


コムクドリ♀(野鳥)@電線+餌運搬(カメムシ)
コムクドリ♀(野鳥)@カエデ樹上+餌運搬(桜の果実?)
コムクドリ♀(野鳥)@電線+出巣排糞後
近くをうろつくイエネコ

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