2025/03/01

アナグマから奪った営巣地で早春にホンドタヌキ♂がパートナー♀の発情チェック【トレイルカメラ】

 



2024年3月下旬 

シーン1:3/24・午後12:56・晴れ・気温22℃(@0:00〜) 

平地の二次林で、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が死んだニホンアナグマから奪った営巣地(セット)を自動撮影カメラで見張っています。
♀♂つがいと思われる2頭のタヌキがようやく昼寝から起きました。
右の個体が左の個体に近寄ると、つきまといながら相手の尻の匂いを頻りに嗅いだり舐めたりしました。 
相互毛繕いではなく、一方的な行動でした。 
早春の時期ですから、おそらく♂がパートナー♀の発情状態を調べているのでしょう。 
その間、♀は嫌がらずに尻尾を持ち上げました。 
交尾前の前戯なのかと思ったのですが、残念ながらここで録画が打ち切られていました。 

実は同じ日の早朝にも、♂は♀の発情の有無を調べています。 


シーン2:3/24・午後13:18・晴れ・気温25℃(@1:00〜) 
しばらくすると、タヌキ♀♂は相次いで右へのそのそと立ち去りました。 




早春の冬水田んぼで獲物を捕食する雪国のダイサギ(冬の野鳥)

 

2024年3月上旬・午後14:55頃・晴れ 

郊外の小規模な田んぼでダイサギArdea alba)が採食していました。 
未だあちこち残雪に覆われていますが、雪解け水が田んぼに貯まって湿地帯と化しています。 
あるいは最近注目されている、収穫後も水を抜かない「冬水田んぼ(冬季潅水)」なのかもしれません。 
長い足で歩き回るダイサギは、ときどき立ち止まったまま脚をガクガクと動かして、その振動で獲物を隠れ家から追い出そうとしています。 

狙いをつけると長くて黄色い嘴を水中に素早く突き刺し、何か小さな獲物を捕食しました。 
ダイサギの捕食シーンを1.5倍に拡大した上で1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:53〜) 
獲物は淡水性の小さな貝(カワニナ?)またはサワガニのように見えたのですけど、どうでしょうか。 

ダイサギは警戒心が強いのに、珍しく近距離から捕食シーンを撮らせてくれました。 
背後の雪原ではカラスも餌を探していました。 


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2025/02/28

早春に路地裏をうろつく三毛猫

 

2024年3月上旬・午後13:50頃・晴れ 

郊外の路地裏で三毛猫と出会いました。 
可愛がっている飼い主には申し訳ないのですが、ずいぶん目付きの悪いネコだなーと思ってしまいました。
うろんげに私を見て立ち去り、物陰に隠れてしまいました。 

冷たい強風が吹き荒れ、カメラを構えている私の体幹がグラグラ揺れてしまうほどでした。 
日陰にはまだ残雪があります。 

近くの樹上でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)がやかましく鳴いて飛び去ったのですが、この三毛猫を警戒していたのかな?

ムシトリナデシコの花から花へ飛び回り吸蜜するウラギンヒョウモン♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年6月中旬・午後12:05頃・晴れ 

田畑の農道沿いに咲いたムシトリナデシコの群落でウラギンヒョウモン♂(Fabriciana adippe)が訪花していました。 
基本的に翅をしっかり閉じて吸蜜します。 
翅表に♂の性標(性斑)を確認できました。 




ムシトリナデシコの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:50〜) 
快晴で日差しが強く、ハイスピード動画撮影日和でした。 
隣で訪花していたモンシロチョウが背後から飛来すると、ウラギンヒョウモン♂は慌てて飛び立ったものの、少し飛んだだけで手前の花に停まり直しました。 
2種間で蜜源植物をめぐる占有行動や縄張り行動は見られませんでした。 



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2025/02/27

ニホンアナグマから奪った営巣地で早春の日差しを浴びながら昼寝するホンドタヌキ♀♂【トレイルカメラ】

 



2024年3月下旬 
平地の落葉した二次林で、ニホンアナグマMeles anakuma)が冬眠している営巣地(セット)を自動センサーカメラで見張っています。 
長期連載している記事ですが、アナグマの死という大事件を先にお伝えした後で、話は数日前の出来事に戻ります。 
どうしてそんなややこしく時間軸を行ったり来たりしてブログを書くのかというと、アナグマがいつどこで死んだのか、分からないからです。 
アナグマ営巣地で監視カメラに写ったホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の(いつもとは違う)行動から推理するしかありません。 


シーン1:3/24・午後12:14・晴れ・気温22℃(@0:00〜) 
よく晴れた昼下がりに、 タヌキaが右からセットにやって来ました。 
落葉したミズキ灌木の根元に伏せると、全く動かなくなりました。 
日向ぼっこしながら昼寝を始めたようです。 
林床の残雪は完全に溶けていました。 


シーン2:3/24・午後12:18・晴れ・気温23℃(@0:19〜) 
3分後、もう1頭のタヌキbが合流していました。 
(巣穴Rから外に出てきた直後かもしれません。) 
昼寝していた個体aは立ち上がって出迎えたものの、再び元の場所(ミズキの下)に戻って昼寝を再開。 
後から来た個体bは少し林内に入ってから横になり(横臥)、昼寝を始めました。 


シーン3:3/24・午後12:51・晴れ・気温21℃(@1:19〜) 
タヌキの♀♂つがいは30分以上もぐっすり昼寝して、動きがなかったようです。 

ようやく目覚めた個体♀aが立ち上がると、巣口Rに顔を突っ込んで点検してから、再び元の場所に戻って昼寝を再開。 
その間、♂bは横臥の体勢から顔を少し上げて、パートナー♀aの様子を見ています。 

これ以降の行動で、性別が判明します。(個体aは♀で、個体bが♂) 




【考察】 
タヌキの♀♂ペアが気持ち良さそうに日光浴していました。
実は、この二次林で日向ぼっこができるのは、早春の時期が最適かもしれません。
夏には樹冠に葉が鬱蒼と生い茂って日差しがほとんど遮られ、林床は昼間でも薄暗くなるからです。

近所のタヌキがアナグマの営巣地でこれほどリラックスして長時間過ごしたのは初めてです。 
明らかに我が物顔で長居しています。 
死んだふり(擬死)ではない本当の「狸寝入り」を初めて見ることが出来ました。
私の予想では、この時点ですでに巣穴の主のアナグマは死んでいて、タヌキの♀♂ペアがアナグマの巣穴を乗っ取ったのではないかと思います。 
空き巣になったからタヌキ♀♂がこれ幸いと引っ越してきたのか、それとも冬眠中のアナグマから力づくで奪い取ったのか、不明です。
タヌキが「同じ穴のむじな」であるアナグマを殺したとは考えにくいのですが、死因については何とも言えません(迷宮入り)。 

ちなみに、私がアナグマの死骸を営巣地の端で発見したのが3日後の3/27です。 
新鮮な死骸ではなく、かなり日数が経っていて一部はスカベンジャーに食われかけていました。 


ニホンアナグマ死骸の抜け毛を拾い集め産座の巣材として持ち去るハシブトガラス【野鳥:トレイルカメラ】

 

2024年3月下旬 

シーン1:3/29・午前11:49・みぞれ・気温11℃(@0:00〜) 
平地の二次林で死んだニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)を自動センサーカメラで見張っていると、寒の戻りでみぞれが降る昼前に、ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が写りました。 
しかしすぐに林床から右へ飛び去ってしまいました。 


シーン2:3/30・午前6:07(@0:07〜)日の出時刻は午前5:25。 
翌日の早朝、アナグマの死骸が3日前に横たわっていた地点でハシブトガラスが何かを啄んでいました。 
林床に散乱していた落ち葉と一緒にアナグマ死骸の抜け毛を拾い集めて巣に持ち帰り、産座の巣材とするのでしょう。 
集めた巣材を嘴に咥えると、ぴょんぴょん跳んで(ホッピング)左へ立ち去りました。 
カラスの巣の外側は小枝を大量に集めて作られ、その後に巣の中央に柔らかな保温性の高い巣材で産座が作られます。
フィールドに落ちている動物の抜け毛や鳥の羽毛は、産座に敷き詰める巣材として貴重な資源であり、営巣初期の鳥たちの間で争奪戦になります。
ハシブトガラスの営巣開始にはまだ早い気がするのですけど、貯食行動のように、近い将来に必要となる産座の保温材(巣材)をどこかに保管しておく可能性もありそうです。 

最後にカー♪と澄んだ鳴き声が聞こえたのですが、編集ミスでカットしてしまいました。 


シーン3:3/30・午前9:50・くもり・気温11℃(@0:33〜) 
右から林床をトコトコ歩いてきたハシブトガラスが、落葉したマルバゴマキ灌木に飛び乗って、アナグマの巣口Lを覗き込んでいます。 
アナグマの亡き後、下半身が麻痺した瀕死のホンドタヌキが巣穴Lに潜んでいるのではないか? 中で死んでいるのではないか?と私はあらぬ想像をしてしまうのですけど、タヌキが巣穴Lに入った決定的な証拠映像は撮れていません。 
カラスはそのまま左へ立ち去りました。 


シーン4:3/30・午前9:53・くもり・気温12℃(@1:33〜) 
2分後に同一個体と思われるハシブトガラスが左からセットに戻ってきました。 
ホッピングで遠ざかり、最後は右上奥へ飛び去りました。 

健常タヌキが引きずって持ち去ったアナグマの死骸の行方をスカベンジャーのカラスも探しているはずですが、どこに隠したのか分かりません。 
アナグマの死骸はもう全てタヌキに食べ尽くされてしまったのかな? 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。




2025/02/26

周囲のヒトを警戒しつつ残雪の畑を横切るニホンザル

 

2024年3月中旬・午後14:10頃・晴れ 

郊外のまだ残雪に覆われた広大な畑でニホンザルMacaca fuscata fuscata)を発見。 
遊動する途中で立ち止まり、しきりに私の様子を伺っています。 
物陰に隠れながら少しずつ右のスギ防風林を目指しています。 
スギ林にニホンザルの餌はありませんが、いざというときに逃げ込める隠れ場所になっているようです。 
ニホンザルが歩いた雪原には新しい足跡が残っていました。 

初冬までは、農地の端に何本も植えられたカキノキに甘く熟した果実が沢山なっていて、ニホンザルの群れが食べに来ていました。 
熟柿や落柿をとっくに食べ尽くした早春に、猿たちは何を食べに農地に出没しているのでしょうか? 


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繁殖池でショウジョウトンボ♂による縄張り防衛飛翔

 

2023年7月中旬・午前10:55頃・くもり 

山麓で沢の水が溜まった池の上空で2匹の赤トンボが飛び回っていました。 
高速で往復すると、2匹とも山側の方へ飛び去り、見失ってしまいました。 
何が起きたのか分からなかったので、1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@0:16〜) 

新井裕『トンボ入門』によると、
真夏の池を飛び回っている真っ赤なトンボを見たらショウジョウトンボと思ってほぼ間違いない。(p143より引用)
どうやら、この池で縄張りを張って♀を待ち構えているショウジョウトンボ♂(Crocothemis servilia mariannae)が、侵入したライバル♂を追い払おうとしているようです。 
実は翌年の同時期に同じ池の岸辺で休んでいるショウジョウトンボ♂の写真が撮れました。(写真を公開予定) 


井上清、谷幸三『赤トンボのすべて』でショウジョウトンボについて調べると、まさに私が観察した通りの記載でした。
♂は成熟すると全身が真っ赤になり、夏中池の上を忙しく飛び回ったり草の上に止まったりして♀を待ち受けています。(中略)抽水植物と沈水植物が多く水面の開けた平地の池を好み、成熟♂は抽水植物の葉などに止まって♀を待ち受けていますが、他の♂が近づくと執拗に追い回します。(p132より引用)
wikipediaでショウジョウトンボの生態を調べると、なかなか充実した記述がありました。
オスは単独で池の縁に強い縄張りを持ち、縄張りの縁に沿って力強く哨戒飛行をする。他のオスが飛来すると斜め20cm弱の距離に位置関係を保ち、地形に合わせて低空編隊(にらみ合い)飛行を見せる。やや下側を飛ぶのが地主である。時に激しく羽音を立てて格闘するが、メスの飛来にはおおらかである。 雄の飛翔は速くてパワフルであり、風に乗ってゆっくり飛ぶことはなく、哨戒飛行の後はすぐに縄張り内のお気に入りの基点に止まり警戒を続ける。(中略)オスが定着すると一日に数度の格闘を目撃でき、負け去るオスは直線的に稲田上を高速で視界から消える

ショウジョウトンボ♀♂の交尾行動がまた独特で面白いらしいのですが、私はまだ観察できておらず、今後の課題です。
ショウジョウトンボは体色の性的二型が顕著ですから、野外で配偶行動を観察するのに適していそうです。
その前に私はまず、ショウジョウトンボの♀を見つけられるようにしないといけません。

ところで、周囲に聞こえる鳥の鳴き声はホトトギス♂(Cuculus poliocephalus)でしょうか。 
囀りさえずり)の節回しが独特の方言になっています。 


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2025/02/25

下半身の麻痺が進むホンドタヌキがいざり歩き、死んだアナグマの骨をかじる【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年3月下旬 

早春の林床に横たわっていたニホンアナグマMeles anakuma)の死骸を自動撮影カメラで見張っていたのですが、夜の間にタヌキが死骸を持ち去ってしまいました。 


シーン1:3/28・午後18:59(@0:00〜)日の入り時刻は午後18:01 
翌日の晩にもホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が単独で登場しました。 
食べ残しの細長い骨を齧っています。 
アナグマの骨にこびりついた肉片や骨髄をしがんでいるだけかと思いきや、骨を少しずつ噛み砕いて食べているようです。 

もしかすると画角の右外にアナグマ死骸の本体があって、それを解体しながら食べている可能性もありますが、私の想像(願望)でしかありません。 
昼間はカラスが来て死肉を食べているはずなので、アナグマの死骸がバラバラに散逸しつつあるのかもしれません。 


シーン2:3/28・午後19:01(@1:46〜) 
やがてタヌキは林床で立ち上がって左へ移動を始めたのですが、この個体は後脚の麻痺が進行していて、跛行というよりも「いざり歩き」していました。 
特に右後脚には力が入らないので、前脚2本の力で下半身を引きずって歩きます。 

初めにアナグマの死骸が横たわっていた地点の匂いを嗅いでいます。 
連日の酷使により監視カメラの電池が消耗していて、短時間の暗視動画しか撮れなくなりました。 


シーン3:3/28・午後19:02・気温7℃(@2:00〜) 
アナグマの巣口Lを見張っていた監視カメラに続きが写っていました。 
死んだアナグマの営巣地(セット)を左から右へ、タヌキが下半身を引きずりながら痛々しく横切りました。 

健常個体が前夜に引きずって持ち去ったアナグマの死骸はこのカメラにも写っておらず、その行方は不明です。 
いざり歩きのタヌキがアナグマの死臭を辿っているとしたら、その先(休耕地にあるタヌキ営巣地方面?)に健常個体が持ち去ったのでしょうか。 

下半身に重傷を負っているのなら道中でアナグマの巣穴Lに入って安静にするかと思ったのですが、私の予想は外れ、夜の二次林で活発に活動しています。 
日々の餌を必死で探し歩かないと、餓死してしまうのでしょう。 


シーン4:3/29・午後18:27(@2:38〜)日の入り時刻は午後18:02。 
翌日も日没後に、下肢の麻痺が進行したタヌキがアナグマの死体があった現場に戻ってきました。 
左から来て、初めに死骸が横たわっていた地点の匂いを嗅ぐと、よほど飢えているのか、林床の落ち葉を激しく首を振りながら食べています。 
早春にはまだ死肉食性の昆虫は来てないはずです。 


シーン5:3/29・午後18:28(@3:38〜) 
タヌキはいざりながら、立ち木の周囲をゆっくり回り込んで右下へ移動しました。 


シーン6:3/30・午前6:15(@4:38〜)日の出時刻は午前5:25。 
翌日の早朝にアナグマ死骸を監視するカメラが起動すると、 「いざりタヌキ」が左を向いて地面に座り込んでいました。 
麻痺した下肢を引きずって左へ移動。 

明るい昼間もここに来るようになりました。 
タヌキは本来は夜行性のはずですが、脚の悪いこの個体は終日餌を探し回らないといけないようです。 


シーン7:3/30・午後18:48(@5:00〜)日の入り時刻は午後18:03。 
日没後の晩に「いざりタヌキ」が左から来ていました。 
初めにアナグマの死骸が横たわっていた地点の匂いを嗅ぐと、何かを拾い食いしたようです。 
虫かな? 

その後は木陰に座り込んだまま、ぎこちなく毛繕いをしているようですが、後ろ向きでよく見えません。 
また何かを咀嚼しました。

連続撮影するとまた監視カメラの電池が消耗して、短い暗視動画しか撮れなくなりました。 
やがて「いざりタヌキ」が右へ移動しようとしても、体が言うことを聞かないようです。 
諦めて、ブラブラと力の入らない右後脚(膝?)を舐めています。 


シーン8:3/31・午前8:08・晴れ・気温7℃(@7:53〜) 
翌朝、アナグマの旧営巣地に「いざりタヌキ」が来ていました。 
林縁を右から左へ横切ります。 後脚に力が入らず足腰が立たないので、ほとんど匍匐前進のように移動するしかありません。 


シーン9:3/31・午前10:19・晴れ・気温15℃(@8:36〜) 
「いざりタヌキ」は旧セットを通り抜ける獣道で横たわったまま、2時間以上もじっと動かなかったようです。 
動きがなければ、トレイルカメラの熱源動体検知センサーは反応しません。 
幸い晴れているので、寒くはなさそうです。 
横臥で日光浴しています。 
一瞬仰向けになると、麻痺した後足が見えました。
明るい昼間に見ると、毛並みが悪くなりボサボサです。 


シーン10:3/31・午前10:57・晴れ・気温18℃(@9:01〜) 
「いざりタヌキ」は力を振り絞って、左へ少しだけ移動していました。 
その後、安全な隠れ家として死んだアナグマの巣穴Lに入るかと予想したのですが、その様子は撮れていませんでした。 
下手に地中のトンネルに潜り込むと、二度と地上に戻れないぐらい足腰が弱っているのかもしれません。 


シーン11:3/31・午後19:08・(@9:19〜)日の入り時刻は午後18:04。 
日が暮れると、アナグマの死骸があった現場に「いざりタヌキ」がまた戻ってきました。 
足が悪くて、行動半径がとても狭いようです。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
一素人の診断ですが、このホンドタヌキ個体はおそらく夜道で車にはねられ、その怪我(脊髄損傷?)が元で下半身の麻痺が進行しているようです。 

あるいは、薬物による神経症状が疑われるでしょうか? 
アナグマがまず毒殺され、その死骸を食べたタヌキも残留毒物による急性中毒症状で下半身の麻痺が進行したのか?…などと根拠もないのに勝手に被害妄想を逞しくしてしまいます。 
冷静に考えれば、時間的な前後関係によりアナグマの死因とは関係なさそうです。
食べる物が乏しい早春にタヌキが例えば猛毒アルカロイドのコニインを含むドクニンジンの根を誤食してしまった場合、下肢から筋肉の麻痺が進行するかもしれません。(ミステリー小説で得た知識です。
帰化植物のドクニンジンが当地で自生しているかどうか、確認していません。
在来植物ではドクゼリやハシリドコロも根茎にコニインを含有しているそうです。(Gemini2.0による誤情報)

それとも、高齢化した飼い犬(老犬)のように、野生のタヌキも老化が進むと足腰が立たなくなるのでしょうか?
症状が回復する見込みはなさそうです。
近所に住むタヌキの健常個体が、この「いざりタヌキ」を労って給餌する行動は録画されていませんでした。

こういう「可哀想そうな野生動物の映像」を撮って公開すると、「傍観してないで一刻も早く保護して獣医に治療してもらうべきだ!」と怒る人が必ず出てきます。 
ライブカメラではないので、私は現場に設置した監視カメラをリアルタイムで見ている訳ではありません。
数日後に現場入りして、監視カメラで録画した動画を確認して初めて、ここで何が起きたかを知るのです。
つまり、どうしてもタイムラグが生じます。 
現場周辺を探しても、「いざりタヌキ」はどこに隠れているのか、その姿は見つかりませんでした。 
「いざりタヌキ」がよく現れる場所にドッグフードや飲み水などを給餌するべきでしょうか? 
一方で、野生動物の暮らし(生老病死)にヒトは一切介入するべきではない、というストイックな考え方もあります。 


つづく→

電線から飛び立つトビ(冬の野鳥)

 

2023年2月下旬・午後14:30・くもり 

郊外の住宅地で電柱間に張り巡らされた細い電線にトビMilvus migrans)が止まっていました。 
電線は細いので、トビの足場はグラグラと不安定です。 
トビは尾羽根を広げて上下に動かし、なんとかバランスを保とうとしています。 
大型のトビが安定した電柱ではなく、足場の悪い電線に止まっているのは珍しいと思って撮り始めました。

トビは後ろ姿だったのですが、振り返ってカメラを構えた私に気づくと、電線から飛び去りました。 
今回は離陸直前に軽量化の脱糞をしませんでした。 
 飛び立つ瞬間の羽ばたきを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
広げた翼の下面の斑紋から、猛禽の正体はトビと判明しました。 
羽ばたきと滑翔を交互に繰り返して飛び去ります。 
尾羽根を斜めに傾けて舵を切っていました(方向転換)。


2025/02/24

早春の二次林で夜に獲物を探す三毛猫【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年3月下旬 

シーン0:3/27・午後14:22・晴れ・気温28℃(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
自動センサーカメラで平地の二次林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)を長期間見張っていたのですが、越冬(冬眠)期間中にアナグマが死亡してしまいました。 
今後、ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)がこの巣穴を乗っ取って住み着くかどうか、状況を見守っています。 



シーン1:3/31・午前4:18・気温4℃(@0:00〜) 
小雪がちらつく未明にイエネコFelis silvestris catus)が右から来て、雪解けした林床に座り込みました。 
この地点でイエネコが写ったのは初めてです。 
巣穴には全く興味を示さず、左上奥の方をじっと見ています。
動きに乏しいので、5倍速の早回しでご覧ください。 

モノクロの暗視動画で分かりにくいのですが、どうやら三毛猫のようです。 


シーン2:3/31・午前4:19(@0:19〜) 
三毛猫♀は立ち上がって林内に入り、落葉した灌木の根本を探索しています。 
おそらく野ネズミ(ノネズミ)を狩りに来たのでしょう。 

早春の3月下旬はイエネコの春季の繁殖期(発情期)に含まれているので、三毛猫♀が異性を求めて深夜徘徊しても不思議ではありません。 
しかし飼い猫で不妊手術を受けている場合は、発情しないはずです。 



つづく→

山中の泉でスギの落ち葉に産み付けられたトウホクサンショウウオの卵嚢:2024年早春

 



2024年3月下旬・午後12:40頃・晴れ 

山中の湧き水が溜まった池で毎年早春にトウホクサンショウウオHynobius lichenatus)が繁殖しています。 
2週間ぶりの定点観察で私が泉に近づいたら、1匹のヤマアカガエル?が岸辺から水中に跳び込んで逃げました。 
しかし、ヤマアカガエルの卵嚢を探しても未だ産み付けられていませんでした。 

さて、本命であるトウホクサンショウウオの卵嚢を探しましょう。
私が産卵基質として池に沈めておいたスギ落枝には、残念ながら卵嚢は一つもありませんでした。 
監視カメラによるタイムラプス映像にも産卵シーンは写っていませんでした。 
まだ時期が少し早いのでしょうか? 

日当たりの良い岸辺付近に沈んでいたスギの枯れた落葉にトウホクサンショウウオの卵嚢が少量だけ産み付けられていました。 
トウホクサンショウウオ成体の姿は見当たりません。 
産卵後はさっさと上陸してしまうのでしょうか? 
それとも、水中の落ち葉の下に潜り込んで隠れているのかな? 

水中からスギの落ち葉を一時的に持ち上げてみると、サンショウウオの卵嚢が8対?絡みついていました。 
卵鞘の表面に細かい皺があるのがトウホクサンショウウオの特徴なのだそうです。 
産卵から間もないようで、胚発生はまだほとんど進んでいません。 
産卵の最盛期はまだなのでしょうか。 




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2025/02/23

ホンドタヌキ2頭がアナグマの死骸を一緒に食べ、1頭が引きずって持ち去る【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年3月下旬 

シーン1:3/27・午後20:19(@0:00〜) 
右後脚の不自由な個体がニホンアナグマMeles anakuma)の死骸から立ち去ったと思いきや、その1分半後に別個体のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が右からやって来ました。 
 右後脚を引きずって歩くタヌキ個体が画面の手前(立木の下)で居座って毛繕いしています。 
その奥には健常個体が来ています。 
獲物を先に見つけた跛行個体が獲物を横でガードしている(占有行動)ようで、健常個体はその周囲をうろついているだけです。 
この2頭がどういう関係なのか、個体識別ができていないので私には分かりません。 
顔見知りや♀♂つがいの関係かもしれません。 
跛行個体が獲物をシェアするためにパートナーを呼びに行ったのか?と思ったりもしたのですが、健常個体は初め遠慮しています。 


シーン2:3/27・午後20:20(@1:00〜)
右後脚を麻痺したタヌキ個体が、アナグマの死骸を再び食べ始めました。 
体の向きを変えてくれたおかげで、食事中の口元を正面から見れようになりました。 
死骸の尻や腰の辺りを重点的に食べ進めています。 

しばらくすると健常個体のタヌキが戻ってきて、未練がましく周囲をうろつき始めました。(@1:45〜) 
食事中の跛行個体は、健常個体をちらっと見ただけでした。 
左から回り込んできた健常個体がアナグマ死骸の頭部の匂いを嗅いでいます。 
相手の下半身が不自由なことを悟った健常個体が、獲物を巡る喧嘩になってもすぐに逃げられるように、獲物の反対側から回り込んできたのかもしれません。
食事中の跛行個体は意外に寛容で、自分の食事を続けています。 


シーン3:3/27・午後20:21(@2:00〜)
 同じアナグマ死骸の前後から2頭のタヌキが同時に食べ始めました。 
跛行個体は死骸の毛皮も引きちぎって食べています。 
ようやく健常個体も死骸の下半身に移動して、2頭のタヌキは仲良く並んで食べ始めました。 


シーン4:3/27・午後20:23(@3:00〜)
跛行個体は満腹になったようで、食事を止めて毛繕いを始めました。(@3:28〜) 
しかし、その動きもどこかぎこちなく、素人目には神経症状(麻痺?)が出ている気がしてなりません。 

その横で(画面上では下で)、健常個体が死骸を貪り食っています。 


シーン5:3/27・午後20:24(@4:00〜)
跛行個体は死骸の傍らに座ったまま、毛繕いしています。 

健常個体はいつの間にか死骸の右に移動していて、死骸をがっちり咥えたまま、ぐいぐいと力強く左へひきずり始めました。(@4:25〜) 
死骸の肉片を引きちぎるためというよりも、監視カメラを嫌がって死角(立ち木の陰)に隠れかったのかもしれません。 
獲物を相手に奪われまいと2頭のタヌキが綱引きのように引っ張り合うことはありませんでした。


シーン6:3/27・午後20:25(@5:00〜) 
食事をしながら健常個体がアナグマの死骸を更に右へ引っ張りました。(@5:14〜) 
少し引きずった後で、死骸が林床の落枝に引っかかって動かせなくなりました。 
立木に隠れていた健常個体の口元が横から見えるようになりました。 
タヌキは肉片を引きちぎる際に、前脚で押さえつけることをしないで、顎の力だけに頼るようです。 


シーン7:3/27・午後20:26(@6:00〜) 
健常個体はアナグマの死骸をさらに右へ引きずって行きます。(@6:03〜) 
跛行個体が毛繕いの合間に軽く欠伸をしました。(@6:44〜) 


シーン8:3/27・午後20:28(@7:00〜) 
食事を続ける健常個体がアナグマの死骸を強力な顎で咥えて少しずつ右へ右へと引きずって行きます。 
跛行個体から獲物をシェアさせてもらったのに、さり気なく奪い取ってしまおうという魂胆なのかもしれません。 


シーン9:3/27・午後20:29(@8:00〜) 
ようやく跛行個体が体の向きを変え、下半身を痛々しく引きずりながら、立ち木の陰に移動しました。(@8:04〜) 
やはり監視カメラの存在に気づいていて、その死角に隠れたかったようです。 
2頭間の鳴き交わしは一度も聞き取れませんでした。 


シーン10:3/27・午後20:35(@9:00〜) 
遂に、監視カメラの画角からニホンアナグマの死骸が無くなりました。 
健常個体のタヌキが、死骸を引きずって画角の右外に運び去ってしまったようです。 
獲物を独り占めにする魂胆なのでしょうか? 

立ち木の陰に取り残された跛行個体は、えづいているようです。 
食後に強力な胃酸がこみ上げているのかな? 
直前までアナグマの死骸があった位置の林床の匂いを頻りに嗅いでいます。 
死骸を追いかけたくても、悲しいかな足が悪いので追いつけません。 


シーン11:3/27・午後20:35(@10:00〜) 
跛行タヌキが立ち木の陰からようやく移動を始め、そして誰も居なくなりました。 


シーン12:3/27・午後20:35(@10:32〜) 
約15分後に健常個体のタヌキが戻ってきました。 
別個体(3頭目)の可能性もありえます。 
アナグマの死骸が初めに横たわっていた場所の匂いを嗅いでから、右上隅に座り込んで毛繕いを始めました。 


シーン13:3/27・午後21:46(@11:32〜) 
林床に座って休んでいた健常個体が立ち上がると、右へ立ち去りました。 
監視カメラの電池が連続録画で消耗してしまい、これ以降は短い暗視動画しか撮れなくなりました。 


シーン14:3/27・午後23:11(@11:40〜) 
約1時間半後に健常タヌキが左から現れ、林床に残るアナグマの死臭を嗅いでから画面の下へ向かいました。 


シーン15:3/27・午後23:21(@11:53〜) 
健常タヌキが上から来て、アナグマ死骸の残り香を嗅いでいます。 


シーン16:3/28・午前2:00(@12:06〜) 
日付が変わった深夜、健常タヌキが左から来て、立ち木の陰で食べ残しの肉片(骨)を見つけて拾い食いしました。 
尻尾の黒班が濃くて独特な個体です。 


【考察】 
おそらく♀♂ペアと思われるホンドタヌキがニホンアナグマの死骸をシェアして食べるシーンは見応えがありました。
可愛いタヌキのイメージしか無い人にとっては、刺激が強すぎるかもしれません。
しかし、後半になると、健常個体が死骸を独り占めして運び去ってしまいました。
アナグマが冬眠していた営巣地(セット)をタヌキが乗っ取ったようですが、異臭を放つ不潔な死骸を巣穴から遠ざける意図もあるのでしょうか? 
タヌキの健常個体が計何頭登場したのか、私には見分けられません。
特に後半は複数のタヌキ(健常個体)が入れ代わり立ち代わりやって来たような気がしています。

もしかすると、巣穴で同居していたアナグマが越冬中に死んだので、「同じ穴の狢」であるタヌキが巣外に引きずり出したのかもしれません。
その可能性を念頭に置いて、過去の監視映像を見直す必要がありそうです。(映像公開予定)

アナグマの死骸がスカベンジャーに食べ尽くされるまでの過程をトレイルカメラで見届けられず、残念でした。 
死骸が途中で持ち去られてしまうのは想定内でした。 
それを防ぐ(少しでも遅らせる)ために、次回は予め動物の死骸を立木に固定しておく必要がありそうです。 
予め死骸の周囲に大量の落枝を障害物として並べておけば、スカベンジャーが死骸をひきずって運べないようにできたかもしれません。 


今回は死んだアナグマの亡骸をタヌキが食べましたが、逆にアナグマがスカベンジャーとして死骸を食べる事例もあるそうです。 
たまたま『イギリス花粉学者の科学捜査ファイル:自然が明かす犯罪の真相』という本を読んでいて、初めて知りました。 
イギリスの墓地で遺体を食い荒らす犯人の正体がトレイルカメラによってヨーロッパアナグマと分かったことがあるそうです。 
日本では土葬の習慣が無くなって久しいですから、そのような事例を私は聞いたことがありませんでした。
そこでPerplexity AIに質問してみたら、以下の回答を得ました。(出典のリンクは割愛)
## 実在事件におけるアナグマの関与 
2024年8月に英国スコットランド・ボーダーズ地方のジェドバラ修道院墓地で発生した遺骨散乱事件では、アナグマの関与が強く疑われた[3]。地元自治体が設置した野生動物監視カメラの映像分析により、複数のアナグマが夜間に墓荒らしを行う様子が捉えられた[3]。法人類学者チームの鑑定では、19世紀に埋葬された遺体の脛骨に残る咬痕が、アナグマの歯列と一致することが判明している[3]。 この事件を受け、ヒストリック・エンバイロメント・スコットランド(HES)は文化財保護の観点から、野生動物対策ガイドラインの改訂を余儀なくされた[3]。具体的には、歴史的墓地の保全区域にステンレス製の地下バリアを設置する工法が開発され、アナグマの掘削行動を物理的に阻止する試みが進められている[3]。生態学者の介入により、アナグマの生息域拡大が加速した背景には、気候変動に伴う餌資源の変化が指摘されている[3]。

 

# 推理作品と実例におけるアナグマの死体食害に関する研究報告 
近年の推理小説や刑事ドラマでは、法医学的知見が物語の核心を成すケースが増加している。特に死後経過時間の推定に微生物学的分析や法医昆虫学を活用する描写が目立つ中、野生動物による死体損傷がプロットに組み込まれる事例も散見される。本報告では、アナグマ(Meles meles)を主要なスカベンジャーとして扱ったフィクション作品と実在事件を分析し、法科学と野生動物生態学の接点を探る。 
## 英国テレビドラマ『Badger』における野生動物犯罪の描写 
1999年から2000年にBBC Oneで放送された警察プロシージャルドラマ『Badger』は、野生生物犯罪捜査官トム・マッケイブを主人公とする異色のシリーズである[2]。ノーサンバーランド州を舞台に、密猟や動物虐待事件を扱う本作のエピソード「When Boyd, a local fisherman...」では、ファーン諸島で発見された漁師の変死体を巡り、アザラシの生態と人間の利害関係が交錯する[2]。劇中では海底地形が死体の損傷状態に与える影響が捜査の鍵となるが、野生動物保護官の立場からマッケイブが「動物の行動パターンが犯罪現場を改変するリスク」を指摘する場面が特徴的である[2]。 特に注目すべきは、第2シリーズのエピソードで描写されるアナグマをめぐる法廷闘争である。架空の事件ながら、アナグマの巣穴近くで発見された遺体の損傷部位から、死因の特定が困難になるプロセスが詳細に再現されている[2]。制作にあたっては実際の警察野生生物連絡官ポール・ヘンリーが監修を担当し、アナグマの摂食行動が残す咬痕の特徴について、法医学的観点から考証が行われたことが確認されている[2]。 
## ミッドサマー殺人事件シリーズの象徴的舞台 
キャロライン・グラハム原作『バッジャーズ・ドリフトの殺人』(1987年)は、ITVの人気ドラマ『Midsomer Murders』の原型となった作品である[5]。田園地帯の静かな村で起きた連続殺人事件を描く中で、現場近くの森に生息するアナグマの群れが重要な伏線として機能する。作中では、被害者の一人がアナグマの巣穴近くで発見されるシーンがあり、死体の損傷状態から自然死と他殺の鑑別が課題となる[5]。 特に注目すべきは、法医昆虫学者がアナグマの糞中から人間の組織片を検出する描写である。この科学的根拠に基づき、捜査官バーナビーが犯行時刻の特定に成功するプロセスは、当時の推理小説における先駆的な法科学描写として評価できる[5]。原作出版から30年を経て2022年に行われた特別復刻版の解説によれば、グラハムはオックスフォード大学の野生動物研究所と連携し、アナグマの摂食パターンに関する実証データを収集したことが明らかになっている[5]。 

つづく→下半身の麻痺が進むホンドタヌキがいざり歩き、死んだアナグマの骨をかじる【トレイルカメラ:暗視映像】


早春の休耕地で枯草や落ち葉をめくって餌を探すカケス【野鳥:トレイルカメラ】

 

2024年3月下旬 

休耕地でホンドギツネの営巣地を自動センサーカメラで監視しています。 


シーン1:3/24・午前7:29・くもり・気温2℃(@0:00〜)日の出時刻は午前5:34 
夜が明けると、枯野がうっすらと雪化粧していました。 
寒の戻りで雪が少し降ったようです。 

画面の左下から1羽のカケスGarrulus glandarius)が歩いて登場。 
新雪が積もった地面で枯草を啄んでいます。 
1.5倍に拡大した映像の後に、オリジナル(等倍)の動画でリプレイ。
この地点の監視カメラにカケスが写ったのは初めてです。


シーン2:3/24・午前10:30・くもり・気温11℃(@0:37〜) 
3時間後に監視カメラが再び起動すると、枯野の手前に積もった新雪はすでに溶けていました。 

画面の右下にカケスが来ています。 
枯草や落ち葉を嘴で左右に払い除けたり、摘んで引っ張ったりして、その下に隠れた虫を探しているようです。 
もしかして、秋に貯食したドングリ堅果を掘り出そうとしているのか?と期待したのですが、そのようなシーンは撮れていませんでした。 


つづく→

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