2026/08/06

モリアオガエルの繁殖池を夜にうろつくツキノワグマの母子【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2026年5月下旬・午後19:30頃・気温18℃ 

里山でモリアオガエルが繁殖する池にトレイルカメラを設置しました。 
対岸に自生する灌木の枝葉にモリアオガエルが泡巣を産み付けます。 

ある晩にツキノワグマ♀(Ursus thibetanus)が現れました。 
この地点で熊は初見です。 
対岸の土手を斜めに登ると、下草の生い茂るスギの植林地を右から左へ歩いて横切りました。 
成獣の後ろから2頭の幼獣がついて行ったので、母子の家族群だと判明しました。 
池に立ち寄って水を飲んだり水浴したりしませんでした。 
画面の右の死角にも池が細長く続いているので、そこを渡渉してきた可能性もありそうです。 


※ 動画の暗い部分は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→


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池の底でアカハライモリ♀がアカムシを捕食したりしなかったり

 

2026年5月中旬・午後12:40頃・晴れ 

里山の中腹にある池でアカハライモリCynops pyrrhogaster)が暮らしています。 
この時期はイモリの繁殖期で、♂は婚姻色を呈します。 
池の底で活動していた1匹の♀に注目すると、捕食シーンを続けざまに観察できました。 

まず動画の冒頭で、イモリ♀が水底のデトリタスから突き出て動いていた獲物をパクっと捕食しました。 
食べられない泥を口内で選り分けて、口を閉じたまま鼻腔から煙のように吐き出しています。 
口をパクパクと動かして獲物を飲み込もうとしていますが、黒っぽい小さなゴミを口から吐き出しました。 
続けて、細長い赤い獲物も口から吐き出しました。(@0:20〜) 
これは、いわゆるアカムシ(ユスリカの幼虫)ですね。 
吐き出されたアカムシはまだ生きていて、しばらく擬死してから、身をくねらせて水中を逃げて行きます。 
イモリは目の前でアカムシを凝視しているのに、もう一度捕食しようとはしないで見逃しました。 

次にイモリ♀は、左から来たミズムシを正面からパクっと咥えて捕食しようとしたものの、逃げられました。(@0:44〜) 

その次は、水底のデトリタスごと獲物を食べてから、アカムシを口から吐き出しました。(@0:53〜1:02) 

最後にアカハライモリ♀は左にダッシュして、水中を泳いでいたアカムシを見事に捕食しました。(@1:02〜) 
今度は獲物をしっかり飲み込んだようです。


【考察】 
アカハライモリがアカムシ(ユスリカの幼虫)を食べたり食べなかったり(選り好み)する理由が私にはよく分かりませんでした。 
吐き出したアカムシが飲み込めないほど大きかったとは思えないのですが、味に好き嫌いがあるのでしょうか? 
捕食されかけたアカムシがイモリの口内で暴れたり忌避物質を出したりして、吐き出させているとしたら、面白い話です。 
被捕食者が何かしらの対抗戦略を進化させていてもおかしくありません。

アカハライモリはフグ毒と同じテトロドトキシンを体内に蓄積して捕食者から身を守っています。
イモリの腹面に鮮やかな(毒々しい)赤い模様があるのは、毒があることをアピールする警告色なのです。
ところが孵化したばかりのイモリ幼生は無毒で、餌に由来するテトロドトキシンを少しずつ溜め込んでいることが分かっているそうです。(生物濃縮
テトロドトキシンを含む獲物だけをなるべく食べるようにアカハライモリが選り好みしているとしたら、面白い話です。
しかし、テトロドトキシン自体は無色かつ無味無臭なので、仮説としてはいまいちです。

2026/08/05

早春の雪山で水場を夜にうろつくホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年4月上旬 

シーン0:3/27・午後13:04・晴れ・気温26℃(@0:00〜) 

里山の中腹にある湧水湿地にできた水溜りを夏の間に自動撮影カメラで見張っていました。 
雪国では冬になると野生動物も野鳥も雪を食べるようになるので、わざわざ水場に来ることはなくなります。 
早春のいつ頃から水場に再び現れるようになるのか調べるために、トレイルカメラを再び設置しました。 

積もっていた雪が溶けて、水浸しの地面が一部露出するようになりました。(水場の出現) 


シーン1:4/2・午後22:58・気温1℃(@0:03〜) 
晩遅くにホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が単独で現れました。 
凍った残雪の上を歩いてきたタヌキがトレイルカメラに気づくと立ち止まって、カメラ目線をくれました。 
警戒しつつも、手前に立ち去りました。 
水場に降りて雪解け水を飲むことはありませんでした。


つづく→

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