2026/08/31

林内の水辺で集めた餌を持ち去る春のハシブトガラス【野鳥:トレイルカメラ】

 

前回の記事:▶ 林内の排水溝で雪解け水を一緒に飲む2羽のハシブトガラス【野鳥:トレイルカメラ】 


2025年4月下旬・午前7:30頃・晴れ・気温8℃ 

春の林内で雪解け水が貯まった排水溝を自動センサーカメラで見張っています。 
晴れた朝に1羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が岸辺に来ていて、嘴で何かを啄んでいました。 
皮を剥いて中身をその場で食べたのかと思いきや、集めた餌を嘴に何個も咥え、右へ歩き去りました。 
動画を拡大して見直しても、採食メニューが不明です。 

この後、巣に持ち帰って抱卵/抱雛中の♀に給餌したのでしょうか? 
あるいは、どこかに餌を隠した可能性もあります(貯食行動)。 

2時間20分後、排水溝の対岸で採餌していたハシブトガラスが手前に飛び立つ様子が撮れていたので、おまけで追加しました。 


つづく→

2026/08/30

池の水面に浮かぶ煮干しに群がるアメンボの謎

 

2026年4月下旬・午後14:30頃・晴れ 

山麓にある池Hで水生生物を定点観察しています。 
餌として持参した煮干しを池に投入してみました。 
煮干しの頭部は予め取り除き、縦半分に裂いてあります。 
水中に煮干しの匂い(出汁)が少しでも拡散しやすくするためです。 

しばらくすると、水面に浮いた煮干しに3匹のアメンボ(種名不詳)が乗っていました。 
アメンボは死んだ小魚から吸汁したり体外消化したりできないはずですから、ただ水面に浮いた煮干しに乗って休んでいるだけでしょう。 
あるいはもしかすると、乾燥煮干しから水中に溶け出したアミノ酸やミネラル成分をアメンボは口吻で吸汁しているのかもしれません。 
そのままいかだのように、水面を漂っています。 

アメンボは、隣の個体と脚で蹴り合って牽制しているようにも見えましたが、どうですかね?
途中から4匹目の個体が水面を遊泳してきて、煮干しに辿り着きました。 
死んでいる煮干しは水面に波紋を作りませんから、アメンボが誘引されるはずがありません。 
仲間が集まっているので、興味を持ったのかもしれません。 
いつの間にか水面の煮干しに誘引されたアメンボは1匹増えて、計5匹になっていました。 
それでもアメンボは求愛や交尾を始めなかったので、お見合い場所(レック)でもなさそうです。

やがて春風が吹いて煮干しが傾き、一気に水中へ沈みました。 
池に投入した乾燥煮干しが水を吸って、比重が大きくなったのでしょう。 
煮干しに群がっていたアメンボは、慌てて離脱・解散しました。 

煮干しが池の底に沈むと、たちまちヤマアカガエルRana ornativentris)の幼生が群がって食べ始めました。 
煮干しの姿が見えなくなるぐらい多数の黒いオタマジャクシが殺到しています。 
この池でオタマジャクシは強力なスカベンジャー(掃除屋)として死骸を始末してくれます。 

実は、縦に裂いた煮干しの残り半分は先に沈んでいて、オタマジャクシがすでに群がっていました。

池の水面と水中で別々のドラマが繰り広げられている上に、水面には陸地の世界が反射しています。 
MCエッシャーの有名なリトグリフ(版画)『三つの世界』を連想しました。 


つづく→

春山の湧水湿地で笹の葉裏に眼下腺マーキングするニホンカモシカ【トレイルカメラ】

 



2025年4月下旬・午後16:00頃・晴れ・気温14℃ 

里山の中腹にある湧水湿地を自動撮影カメラで見張っています。 
ようやく残雪が溶けたものの、山の雪解け水で辺り一面が水浸しです。 

ある日の午後に現れたニホンカモシカCapricornis crispus)が、手前の林床に生えたササ(種名不詳)の葉裏に顔を擦りつけました。 
眼下腺からの分泌物で縄張り宣言のマーキング(匂い付け)をしたのです。 

毛皮が白っぽいということは、まだ冬毛なのかな? 
水場(水溜り)には立ち寄らず、手前に歩き去りました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

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