2026年5月下旬・午後13:50頃・晴れ
郊外の静かな裏通りでイエネコ(Felis silvestris catus)がうろついていました。
このような焦げ茶色の毛並みはキジサビと呼ぶらしい。
車庫の軒下に雪囲い用の資材(スギの板)が積まれていました。
キジサビは、こちらを振り返りながら、その上を歩いて奥に向かいます。
以前は雪囲い資材をきれいに収納していたらしい棚(金枠?)が今や朽ち果てていました。
錆びた支柱パイプの横で立ち止まると、尻尾をピンと立てて根元に尿スプレーしたようです。
そのまま奥の原っぱへ突き進むのかと思いきや、雑草がぼうぼうに生い茂っている様子を見て、キジサビ猫は諦めたようです。
方向転換して、こちらに戻って来ました。
途中で私を見上げながら、雪囲い資材の材木で前足の爪を研ぎました。(しっかり見えずに残念)
猫は草丈高く繁茂して見通しの悪い原っぱを歩くのが嫌い(面倒臭い)なのかと思ったら、資材置き場から逸れて草むらに突入し、自発的に薮漕ぎしたので驚きました。
道端に突っ立って撮影する私を迂回しながら近道したのです。
今は荒れ果てた原っぱですが、昔はきれいな裏庭だったようで、ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)の花が咲いていました。
上の内花被片が白、下の外花被片(萼)が紫というツートンカラーの品種でした。
キジサビは道端の融雪溝に沿って足早に歩き去り、隣家の庭に入って姿を消しました。
この家の飼い猫なのかな?
関連記事(2年前の撮影:同じ家系の猫?)▶ ブロック塀の下で昼寝するイエネコ(キジトラ)
【考察】
キジサビの個体は、遺伝的な理由で♀がほとんどらしい。 (三毛猫の性別と同じような話)
確かに排尿マーキングのシーンで股間をよく見ると、 陰嚢も去勢手術の跡も全く見えませんでした。
左の耳介にごく小さな切れ込みがあるのは、去勢猫の目印(サクラネコ)としてカットされたのではなく、自然な怪我の傷跡でしょう。
イエネコの♀も尿スプレーするとは知りませんでした。
爪研ぎもマーキングの一種です。
どうやら軒下の資材置き場は、彼女の縄張りの境界になっているようです。
トレイルカメラを設置してサインポストを見張ったら、面白そうです。