2026/04/14

尻尾の毛がまだらに抜けたホンドギツネが雪国のホンドタヌキが越冬する営巣地をうろつく【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月下旬 

シーン0:1/20・午後12:59・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
雪の積もった休耕地にあるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の営巣地を自動撮影カメラで見張っています。 
晴れると雪原からの照り返しが眩しくて白飛びしていますが、巣口周辺だけ薄っすらと黒土で汚れています。 
タヌキの足跡が雪面に残されています。 

ホンドギツネVulpes vulpes japonica)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:1/24・午前2:49・みぞれ・気温1℃(@0:07〜) 
小雪(みぞれ?)が降る深夜未明に、左から冬毛のキツネが登場しました。 
タヌキの巣口の手前で立ち止まり、様子を窺っています。 
巣穴に侵入することはなく、奥の農道へ立ち去りました。 
雪原にキツネの足跡が残ります。 


シーン2:1/26・午後17:13・くもり・気温1℃(@0:34〜)日の入り時刻は午後16:58。
日没後もしばらくは雪明りでまだ明るいのが、雪国の利点です。 

凍結した雪原を左からやって来たキツネの尻尾の毛並みが異常です。 
節くれだって見えるのは、尻尾の中央部の毛が異常に抜けているせいでしょう。 
ヒゼンダニSarcoptes scabiei)に感染して皮膚病になった疥癬の初期症状ではないかと思います。 

タヌキの巣口の手前で立ち止まると、クンクンと匂いを嗅いだものの、それ以上は近寄らずに方向転換して奥へ向かいました。 
農道に達すると右折しました。 


シーン3:1/28・午前2:22・気温-6℃(@1:34〜) 
左奥の雪原からキツネが来て、いつものようにタヌキが越冬する巣口の手前で立ち止まってから、右へ素通りしました。 
立ち去る際にイヌが吠えるような鳴き声がしたのですけど(@1:38〜)、このキツネの口の動きを見る限り、この個体が発した鳴き声ではなさそうです。 
巣内からタヌキが威嚇して吠えたのですかね? 

尻尾の毛並みを見ると、抜け毛はなくて健康そうです。 
したがって、少なくとも2頭以上のキツネがタヌキの営巣地に通ってきていることになります。 


つづく→

オドリコソウの花で採餌するトラマルハナバチ創設女王

 

2024年5月上旬・午後15:20頃・晴れ 

農村部の道端に咲いたオドリコソウの群落でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が忙しなく訪花していました。 
この時期はまだワーカー♀ではなく、創設女王と思われます。
正当訪花を繰り返し、吸蜜して回る蜂は、後脚の花粉籠に少量のクリーム色の花粉団子を付けています。 


関連記事(10年前の撮影)▶ オドリコソウの花蜜を吸うトラマルハナバチ♀

2026/04/13

雪原に並ぶハードル?を様々な方法で攻略して進むニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 



2025年1月中旬〜下旬

ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが連日通ってくるカキノキ大木を自動撮影カメラで監視しているのですが、画面右奥の雪原に柵のような謎の構造物が連続して設置されています。 
個々の柵は、細いパイプを縦横2本ずつ組み合わせて、簡単な格子状(井桁状)にしてあるだけです。
決してニホンザルの群れを農地から排除するための柵ではありません。
夏に畑で何か作物(食用菊?)を育てるときに使った支柱を冬もそのまま放置してあるようなのですが、正式名称や役割など詳しいことは不明です。 
豪雪地帯では、雪の下に埋もれると重みで金属のポールやフレームがぐにゃぐにゃに曲がったり潰れたりしがちなのですが、春まで放置しても大丈夫なのでしょうか。
(路肩に設置してある頑丈なガードレールですら、除雪しないと積雪の重みで壊滅的なダメージを負います。)

厳冬期の雪原を遊動するニホンザルの群れが、この障害物をどうやって乗り越えていくか、という点に注目して動画をまとめました。 
多数の老若男女が同じルートを往来するので、雪面には獣道ができています。 

遊動してきたニホンザルが、格子の細い横棒に座って休憩することがあります。 
雪面を歩き続けると手足の裏が冷たくなりますし、雪面に直接座ると尻がキンキンに冷えてきます。 
できればニホンザルも雪に触れない状態で休みたいようです。 
(樹上で休みたがるのも、それが理由の一つでしょう。) 

若い単独個体は、連続して並べてある格子の横棒(下段)をハードルのように次々と跳び越えて行きます。 
上段の横棒を飛び越える個体はさすがに居ません。

子猿を背中や腹面にしがみつかせて運んでいる母親♀は、重いので柵?を一つずつ慎重に乗り越えていきます。 

柵の下段の横棒の下をくぐって行く個体もときどきいます。 
体高が低い若い個体にとっては、横棒の下をただくぐり抜ける方法が一番楽そうです。 
しかし、体高が大きい成獣♂でも、わざわざ横棒の手前でいちいち身を屈めて下をくぐるのが好きな個体がいるのが、興味深いです。 

独りで歩けるようになった子猿は、下段の横棒によじ乗ると、隣の柵の下段横棒へ身軽にピョンと跳び移ります。 
横棒下段に座って休む母親のそばで、格子を使って鉄棒やジャングルジムのように無邪気に遊ぶ幼い子猿の様子はいかにも楽しそうです。 
成獣になると、そのような遊びは見られなくなります。 

わざわざ人工的な障害物をハードルのように連続して乗り越えるのは無駄にカロリーを消費するだけですから、ニホンザルは柵を迂回してただ雪原を目的地に向かって歩いていけば良さそうな気もします。
しかし、猿にとっては雪原の途中に障害物や休憩所がある方が、アスレチック感覚で楽しいのかもしれません。 

ニホンザルの個体ごとに柵の攻略法に癖や好みがありそうですが、私はこの群れの個体識別ができていません。 
おそらく猿の年齢や体格、連れ子の有無で決まっているはずです。 
さらに、そのときどきの積雪量によって格子の横棒の高さが変わりますから、それに応じてニホンザルの攻略法も変わってくるはずです。 

ちなみに、奥の雪原をときどき右から左へ遊動するニホンザルが小さく写っていますが、左のスギ防風林に塒入りしているようです。 


※ 動画編集時に自動色調補正やモノクロ加工を施しています。
1/12および、1/17〜1/25に毎日撮れた映像をまとめました。 
必ずしも日付順に素材を並べた訳ではありません。 
私が使い続けている古い機種のトレイルカメラには奇妙な癖があって、明るい昼間に撮れた動画の色調がおかしいだけでなく、画面全体がなぜか気まぐれに点滅することがあります。 
その症状が酷くなると非常に見苦しいのですが、編集でカットするのも惜しいので、後半に回しました。 
皆さんは我慢してまで後半を見る必要はありません。 


つづく→



ランダムに記事を読む