2024年5月上旬
シーン0:4/28・午前7:56・晴れ(@0:00〜)
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
里山の雑木林(スギとの混交林)にあるニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2をトレイルカメラで見張っています。
左から右へ斜面を登る獣道と手前から奥へ向かう獣道が交差する地点になっています。
シーン0:4/28・午前10:21・晴れ(@0:05〜)
シーン0:4/28・午前11:33・晴れ(@0:11〜)
木漏れ日の射し込む林床をよく見ると、カモシカの糞塊の周囲を数匹のハエが飛び回っています。
シーン1:5/3・午前4:22(@0:16〜)
未明に獣道を左から来ていたカモシカが、頭を下げて溜め糞場sr2の匂いを嗅いでいました。
カメラの方に向き直り、じっと佇んでいます。
立ったまま排便したと思うのですが、肝心の肛門やポロポロ落ちる糞粒が全く見えないため、定かではありません。
シーン2:5/3・午前4:25(@1:16〜)
数分後に監視カメラが再び反応したときには、同一個体のカモシカが獣道を右へ立ち去る途中でした。
首を上に伸ばしてスギ枝葉の匂いを嗅いだものの、眼下腺によるマーキングはしませんでした。
そのままゆっくりと斜面を登り、右へ向かいます。
シーン3:5/5・午前2:16(@1:49〜)
2日後の深夜も獣道を左からカモシカが溜め糞場sr2に来ていました。
顔はカメラ目線のまま、少しだけ枯死を落として排尿しています。
ペニスの先端から前方に放出される小便が見えました。
フィールドでカモシカの性別を見分けるのは至難の業なのですが、排尿シーンは数少ない絶好のチャンスです。
今回もそのまま右に歩き去りました。
関連記事(同所で1ヶ月前の撮影)▶ 早春の溜め糞場で小便するニホンカモシカ♂【トレイルカメラ】
【考察】
ニホンカモシカは決まった溜め糞場に通ってきて排便するだけでなく、排尿することも分かりました。
マーキング(匂い付け)の効果を高めているのでしょう。
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つづく→