2026/04/25

上層階のベランダの手摺で休むチョウゲンボウ♂(冬の野鳥)

 

2026年2月中旬・午前11:55頃・晴れ 

私が街なかの大通りで信号待ちをしていると、1羽の猛禽が飛来して12階建て高層マンションの上層階に吸い込まれるように姿を消しました。 
タワマンと言うほどではありませんが、田舎町ではひときわ高く聳え立っている高層ビルです。 
ふだん見慣れたトビやノスリではなく、やや小型の猛禽で翼の先が尖っていたので、ハヤブサの仲間だと気づきました。 

カメラを向けて上層階にズームインすると、謎の猛禽が11階の角部屋(北東)のベランダの手すりに留まって下界を見下ろしていました。 
 頭部が灰色だったので、チョウゲンボウ♂(Falco tinnunculus)のようです。 
時期が厳冬期なので、夏鳥のチゴハヤブサは否定できます。 

鋭い眼光で周囲をキョロキョロと見回し、獲物を探しているようです。 
頷くように頭部を上下に動かすのは、両眼視で遠くの獲物に狙いを定めているからです。 
温かそうな胸の羽毛が寒風になびいています。 
晴れているものの、雪が風に舞っています。 

残念ながら動画の撮影中にカメラのバッテリーが切れてしまい、チョウゲンボウ♂がバルコニーから飛び立つまで見届けられませんでした。 
チョウゲンボウは雪国でも通年見られる留鳥です。 
ドバトやスズメなどの獲物を狩って厳しい冬を乗り切るのでしょう。 

厳冬期にこんな市街地の交通量の多い大通りの横に建つ高層マンションでチョウゲンボウが撮れるなんて、嬉しい発見でした。 
しかし予備知識があったので、さほど意外ではありません。 
チョウゲンボウなどのハヤブサ類は、本来は切り立った崖に営巣するそうです。 
開発などで住宅難となったチョウゲンボウは、都市部に進出・適応して、鉄筋コンクリートの高層ビルを断崖絶壁に見立てて営巣する♀♂つがいの例が知られています。 
一番有名なのは、北米ニューヨークのマンハッタンの摩天楼で毎年営巣するハヤブサの例で、テレビの動物番組で何度も取り上げられています。
YouTubeではマンハッタンでの営巣例の動画が見つからなかったので(削除された?)、代わりに豪州メルボルンの高層ビルで撮影された動画を掲載します。
ハヤブサに理解のあるマンション住人が、繁殖用の巣箱を用意しています。

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もしかすると、今回のチョウゲンボウ♂も繁殖期に備えて営巣適地を探していたのかもしれない、と期待は高まるばかりです。 
もしも、この上層階の角部屋が空室なら、そしてマンションの住民やオーナーの理解があれば、ベランダでチョウゲンボウが巣を作って卵を産み、雛を育てるかもしれません。 
糞害の懸念も分かるのですが、できれば雛が巣立つまで温かく見守って欲しいと願うばかりです。


勝手な想像で先走りましたが、その後たまに現場を通りかかる度に見上げて探しても、その高層マンションに出入りするチョウゲンボウと再会できていません。 
見晴らしの良い高層マンションで翼を休めていただけだったのかもしれません。


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2026/04/24

厳冬期の雪国でオニグルミの木によじ登ってトレイルカメラを覗き込んだのはニホンザル?【トレイルカメラ】

 



2025年1月下旬

シーン0:1/20・午後12:59・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
雪深い休耕地で、ホンドタヌキの家族が越冬する営巣地を自動撮影カメラで見張っています。 
気温29℃と記録されていますが、そんなはずはありません。 
黒っぽいトレイルカメラが雪原の照り返しと直射日光をダブルで浴びて過熱したようです。 


シーン1:1/22・午後15:04・くもり・気温22℃(@0:00〜) 
いきなり画面の右からニホンザルMacaca fuscata fuscata)と思われる野生動物の頬の毛(薄い黄土色)が至近距離で写りました。 
監視カメラを固定してあるオニグルミの落葉灌木によじ登り、興味津々でレンズを覗き込んだようです。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイしても、猿の顔がしっかり写っていなかったのが残念です。 
その後も木登り(あるいは木下り)する物音がゴソゴソとかすかに聞こえました。 
ニホンザルの餌となるような物は、オニグルミの樹上に何もなかったはずです。

他に木登りできる野生動物として、冬毛のホンドテンMartes melampus melampus)が考えられますが、夜行性なので、明るい昼間に写る可能性は低いでしょう。 
ハクビシンも木登り出来ますが、顔の毛並みの色が全く違います。 


つづく→次回はニホンザルの群れがしっかり写りました

ブッドレアの花(紫)で仲良く吸蜜するウラギンスジヒョウモン♂たち【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年7月下旬・午後13:10頃・晴れ 

民家の庭の片隅に植栽されたブッドレアで紫色の花が咲いています。 
その花穂にウラギンスジヒョウモン♂(Argyronome laodice japonica)が訪れていました。 
風で揺れる花穂で翅を開閉しながら吸蜜し、次の花穂へ飛んで移動しました。 

しばらくすると、ブッドレアの同じ花穂で2頭の♂が仲良く並んで花蜜を吸っていました。 
花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮り始めたのですが(@0:57〜)、なかなか飛んでくれません。 
同種の♂なのに、蜜源植物を占有する行動やライバルの♂に対して縄張りを張る行動はありませんでした。 
高画質のFHD動画モードに戻すべきか迷いながらも、撮影を続けます。 
ようやく奥の♂個体が飛び去ちましたが(@7:45〜)、手前の♂個体に追い払われた訳ではなさそうです。 
もう1頭が飛び立つまで待てず、撮影を打ち切りました。 

いつもの私だったら、飛び立つ瞬間のスローモーションだけを切り取って動画編集するのですが、今回は2頭の♂が仲良く並んで同じ花序から吸蜜していたという事実も興味深いので、カットせずに残しました。 

今回撮れた蝶はウラギンスジヒョウモンの♂ばかりで、♀の姿を見かけませんでした。 


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