2026/05/24

タヌキが越冬する林内の巣穴に立ち寄る雪国のホンドギツネ:2月下旬〜3月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬〜3月上旬 

シーン0:2/16(@0:00〜) 
雪深い落葉二次林で、ホンドタヌキが越冬する巣穴Rを自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの暮らす営巣地(セット)でした。 

ホンドギツネVulpes vulpes japonica)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:2/26・午前7:29・くもり・気温3℃(@0:07〜) 
ふさふさした冬毛のキツネが、雪面の匂いを嗅いでいました。 
振り返って巣口Rを覗き込んでから、周囲をしばらく警戒しています。 


シーン2:2/26・午前7:31・くもり・気温2℃(@1:07〜)
別アングルからも撮れていました。 
セットに佇むキツネが凝視している目線の先には、特に何も居ませんでした。 
キツネは右へ立ち去りました。 


シーン3:2/26・午前9:50・くもり・気温5℃(@1:18〜)
2時間20分後に、同一個体?のキツネが戻って来ました。 
雪深い林床を左から右へ横切りました。 
雪面は凍っているようで、キツネが歩いても足が潜りません。 
今回のキツネは、タヌキの巣穴に立ち寄りませんでした。 


シーン4:2/26・午前10:40・降雪・気温3℃(@1:18〜)
小雪がちらつく中、外出から単独で戻ったホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が、巣穴Rに入りました。 


シーン5:2/26・午前10:47・晴れ・気温5℃(@1:18〜) 
7分後に、右から来たキタキツネが立ち止まって、タヌキの巣口Rを見つめていました。 
巣口Rへ慎重に近づき、身震いしました。 
タヌキが冬ごもりしている巣穴Rには侵入せず、入口Rの匂いを嗅ぐだけです。 

巣穴Rに籠城するタヌキは、キツネの足音や鼻息が聞こえているはずですが、外に飛び出してキツネを撃退することはありませんでした。


シーン6:2/26・午前10:49・晴れ・気温4℃(@2:36〜)
別アングルの監視映像にも写っていました。 
巣口Rに佇んで警戒しています。 


シーン7:2/26・午前10:50・晴れ(@2:48〜)
キツネが奥へ立ち去る後ろ姿が写っていました。 
しかし、なぜか去りがたいようで、あちこちウロウロしています。 
晴れて溶けかけた雪面に足がときどきズボッと潜っています。 


シーン8:3/2・午前6:58・晴れ(@3:32〜) 
4日後の日中にたまたま撮れた映像です。 


シーン9:3/5・午前5:40・降雪・気温-1℃(@3:35〜) 
3日後の未明には、雪がしっかり降っていました。 


シーン10:3/6・午後13:15・くもり・気温20℃(@3:38〜) 
翌日の昼過ぎには雪が降り止んでいました。 
右から来たキツネが、タヌキの巣穴Rには立ち寄らず、奥の林内に入って行きました。 
雪面は表面だけ凍った最中もなか状で、キツネの足がときどきズボッと潜って歩きにくそうです。 


シーン11:3/10・午前11:35・晴れ・気温14℃(@4:03〜) 
シーン11:3/10・午後12:09・晴れ・気温25℃(@4:06〜) 


【考察】 
キツネの個体識別がしっかりできていないので、この期間に計何頭の個体が登場したのか分かりません。 
少なくとも尻尾の状態は健康そのもので、疥癬で抜け毛の激しい個体は来ませんでした。 


つづく→

春の林床で離着陸を繰り返すビロウドツリアブ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年4月上旬・午後13:05頃・晴れ 

早春の林縁でビロウドツリアブ♀(=ビロードツリアブ;Bombylius major)が枯葉の上に乗って日光浴していました。 
左右の複眼が離れているので♀と見分けられます。 
枯葉の表面を舐めてミネラル摂取しているようにも見えますが、どうでしょうか。 
すぐに自発的に飛び立ちました。 



林床で離着陸を繰り返すビロウドツリアブ♀を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:12〜) 
枯葉に覆われた地面の上で低くホバリング(停空飛翔)しています。 
快晴で日差しが強く、高速で羽ばたく影もきれいに写っていますが、空中(低空)で産卵しているようには見えません。 
枯葉に着地すると、羽ばたきを止めました。 
産卵準備のための腹端接地行動はしていませんし、口吻の先端で枯葉の表面を舐めることもなく、再び飛び立ちました。 

日光浴中にわざわざカロリーを消費して離着陸を繰り返す目的が分からないのですが、離れた位置で撮影する私を警戒しているのかな?


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2026/05/23

スギ防風林の溜め糞場でホンドタヌキ♀と並んで一緒に排泄しながら奇妙な3本足体勢になるパートナーの♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬・午後18:01・降雪・気温-1℃ 

雪深いスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcを自動センサーカメラで見張っています。 

雪が降る晩に来たペアの先行個体aが溜め糞の匂いを嗅ぎながら、林床の新雪を右前足で掻きました。 
雪面に軽く掘った穴にまたがって排便を始め、身震いしました。 

途中で 後続個体♂bが左から来て溜め糞場wbcで合流すると、まず排尿したようです。 
このとき右後脚を上げたので、♂と判明。 
続けて向きを変えて、排便体勢に移行しましたが、なぜか尻を高々と上げています。 
先に排便を済ませた♀aが右上奥に立ち去ると、後続の♂bは左後脚を上げながら3本足で脱糞していました。 
こんな奇妙な排便姿勢は初見です。 
♂bは足を怪我して跛行している訳でもなく、♀aが立ち去ると左足を着地しました。 

先行個体の♀aは、奥のスギ立木の根元の匂いを嗅いでいました。 


【考察】 
ホンドタヌキ♂が3本足の奇妙な体勢で脱糞した理由は何でしょう? 
もしかして左後脚を怪我(あるいは霜焼け凍傷?)して跛行しているのかと初めは疑ったのですが、排泄前後の歩行に異常は認められず、怪我はなさそうです。 
同時に排便中している♀に触れないように、遠慮して左後脚を上げていたのでしょうか。 
もしかすると、発情期が近いパートナーの♀に尿をかけてアロマーキングしたのかもしれません。 



つづく→

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