2026/06/02

雪原の巣穴に1〜2頭で出入りする雪国のホンドタヌキ:2月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】




2025年2月中旬〜下旬 

シーン0:2/16(@0:00〜) 
雪深い休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の家族が越冬する巣穴をトレイルカメラで見張っています。 

タヌキの往来をまとめました。 
興味深い事件や行動は個別の記事にしたので、残り物になります。 


シーン1:2/17(@0:03〜) 
雪がしんしんと降る夕方にペアで外出する前に大口を開けて欠伸したり、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたりしています。 


シーン2:2/19(@0:43〜) 
晩の外出時にクゥーン♪と小声で鳴きました。(@0:52〜) 
新雪の積もった雪原をラッセルして歩きます。 


シーン3:2/21(@1:25〜) 


シーン4:2/22・(@2:33〜)日の入り時刻は午後17:28。 
夕方に出巣した後続個体が、なぜか全身雪まみれでした。 
まさか巣内に入らず外で(巣口で)丸くなって寝ていたのでしょうか? 
雪かきしながら巣の外に出てきたのかもしれません。 

外出から戻ると、巣口の雪かきをしてから中に入りました。 
除雪作業で顔が新雪まみれになりました。 

晩に外出したタヌキがクゥーン♪と甲高く鳴きました。(@4:44〜) 


シーン5:2/23(@4:47〜) 
晩に外出した先行個体が、後続個体を呼ぶようにクゥーン♪と甲高く鳴きました。(@4:58〜) 
独りで帰巣してからも、パートナーの帰りを巣口で待ちながら、少し掠れた声で何度もクゥーン♪と鳴きました。(@5:14〜) 
後続個体が帰巣したときも、クゥーン♪と甲高く鳴きました。(@6:07〜) 

残念ながら、これ以降は記録がありません。 
レイルカメラのアルカリ電池が低温で消耗したのか、あるいは大雪が更に積もって雪面が上昇した結果、雪原を往来するタヌキが監視カメラの画角に収まらなくなったせいだと思われます。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ ホンドタヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

地面から飛び去りシダの葉に留まるトラガ(蛾)

 

2024年6月上旬・午後12:25頃・くもり 

山道の地面に翅を広げて止まっていたトラガChelonomorpha japana japana)が、羽ばたきながら慌てて逃げ出しました。 
私ではなくてアリの接近を嫌ったのかもしれません。 
ようやく飛び立つと、草むらをヒラヒラと少し飛んでから、近くのシダの葉に着陸しました。 
翅を広げて留まります。 

トラガ成虫の性別の見分け方を私は知りません。
(触角の形状にも性差はないようです。) 
この個体が♀だとしたら、シダの葉に産卵するのかと期待しました。
後で調べてみると、トラガ幼虫の食草はユリ科とのことで、シダとは関係ありませんでした。

2026/06/01

昼間に池の水を飲みに来たニホンカモシカ

 

2026年5月中旬・午前10:40頃・晴れ 

里山で私が突っ立って、ある生き物の撮影に集中していたら、背後の山側(アカマツの幼木林)からガサガサと獣が近づく物音が聞こえました。 
「クマだとやばいなー」と思いつつ振り返ると、ニホンカモシカCapricornis crispus)が池に降りて来ました。 
黒い舌を出してハァハァと暑さに喘いでいます。 
角や耳に目立った特徴はありませんでした。 
白いフワフワした冬毛が抜け落ちる季節です。(換毛期)

カモシカは池の水面に口を浸して水を飲み始めました。 
この池には山から沢の水が流れ込んでいるのです。
途中で身震いし、前脚だけ水に浸しました。 
水浴するかと期待したのですが(ニホンカモシカでは未見です)、一心不乱に水を飲むだけでした。 
暑くてよほど喉が渇いていたようです。 

このとき、カモシカと私の距離はわずか5mぐらいでした。 
私が風下にじっと立っていたので、カモシカにまったく気づかれませんでした。
カモシカはかなり近視なのでしょう。 
それとも私の存在に気づいていたのに、私が立ち去るまで待てずに水場にやって来たのかな? 
体をねじって苦しい体勢で動画を撮り続けます。 
私が足踏みして方向転換(カモシカに正対)すると、足音でカモシカに気づかれそうなので、我慢しました。 

ようやく水を飲み終えたカモシカが顔を上げて身震いし、草地を歩いて立ち去りました。 
初夏になっても毛皮を身にまとっていて暑そうですが、池に入って濡れた脚だけが、細く見えます。 

途中でササ(種名不詳)の葉の匂いを嗅いでから顔の眼下腺を擦りつけてマーキング(縄張り宣言の匂い付け)したようです。

無人カメラ(トレイルカメラ)でニホンカモシカの飲水シーンを何度も撮れているのですけど、こんな至近距離から直に観察できたのは初めてで、感動しました。

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