2025年3月中旬・午前7:05頃・晴れ
落葉したメタセコイアの枝先には冬芽が付いています。
前年の球果が残った枝もありました。
カラスは樹上でY字形に分岐した小枝を持ち歩いていました。
いよいよ繁殖期が始まり、巣材として持ち帰りたいのでしょう。
その小枝をカラスが自分で折り取った瞬間を見ていないので、冬の間に折れた落枝が他の枝の途中に引っかかっていたのかもしれません。
ハシボソガラスは足で小枝を押さえつけると、長過ぎる先端部を嘴で器用に折って捨てました。
巣材を嘴に咥えたまま、お辞儀をしつつガーガー♪と嗄れ声で繰り返し鳴きました。
近くに来ている番のパートナーの姿が見えませんが、鳴き交わしているのです。
小枝が依然として長過ぎて取り扱いにくいので、足で押さえつけながら嘴でつついていますが、上手く整形できていません。
巣材を咥えたままで、斜めに伸びた横枝を横歩きで登ると、隣の少し上の枝に飛び移りました。
巣材を持って飛び立ちたくても周囲の枝に引っかかりそうなので、離陸に適した地点を探すのに苦労しています。
再び巣材の不要な細い枝先を折って捨てました。
更に隣の枝に跳び移り、メタセコイアの太い幹の陰に隠れてしまいました。
そこから左の枝に飛び移り、横歩きで枝伝いに上へ上へと登って行きます。
ようやく樹形の中心から端まで辿り着いたハシボソガラスは、巣材を咥えてメタセコイア樹上から飛び降りました。
住宅地の屋根を飛び越えて行くカラスの後ろ姿を見送ります。
営巣地は意外と遠いようです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
↑【おまけの動画】
"The nature of war: Ukraine birds weave nests of fiber optic cable" by Reuters
ロシアと戦争しているウクライナの最前線では、ドローンが大活躍しています。
戦争初期のドローンは無線で操作していましたが、やがて防御側は電波を強烈に妨害(ジャミング)するように対策するようになりました。
そして次は、ジャミングの影響を受けない有線(光ファイバーケーブル)でドローンを操作するように改良しました。 (軍拡競争による進化)
毎日多数のドローンが飛び交う結果、戦場には使い捨ての光ファイバーケーブルが大量に張り巡らされました。
クモの遊糸と違って、光ファイバーケーブルはいつまで経っても分解されません。
戦場に生息する野鳥の中には、枯草の代わりに落ちている光ファイバーケーブルを巣材として拾い集めて巣として編み上げる者が登場した、という報告です。
光ファイバーケーブルは細くて軽くても丈夫ですし、自由に曲げることができて好都合なのでしょう。
戦場で爆撃や砲撃が続き、環境を汚染するのは、野鳥や野生動物にとっても大迷惑です。
しかし、苛烈なドローン戦争によってヒトが全く立ち入れないDMZ(非武装地帯、軍事的な緩衝地帯)が安定して実現したら、野鳥や野生動物にとってはサンクチュアリになる可能性もあるのが皮肉です。