2026/07/30

落葉二次林で日没後に外出の準備をするホンドタヌキ3頭の家族群:4月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶ 巣口で日光浴中のホンドタヌキ家族が残雪に覆われた林内を歩き回るキジバト?を目ざとく発見【野鳥:トレイルカメラ】 


2025年4月上旬・午後18:30頃・気温7℃・日の入り時刻は午後18:08

残雪が溶けかけた落葉二次林内の営巣地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)3頭の家族群が日没後も依然として巣口で一緒に寄り添って寝そべっています。 
暗くなって赤外線の暗視映像に切り替わると、輝板(タペータム)の反射の有無で一部の個体を見分けられるようになります。 
両親は健常個体で、ヘルパーらしき娘♀hだけが両目失明しています。 

家族全員が完全に覚醒しており、お互いの毛繕いに余念がありません。 
相手の毛皮を舐めるだけでなく、甘噛みもしています。 
ときどき、小声で鳴く声がかすかに聞こえました♪ 

やがて立ち上がると、欠伸をしたり、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたりしています。 

やがて1頭ずつ営巣地を離れ、残雪の林内を歩いて、採餌に出かけて行きます。 
いつものように、健常個体の両親♀♂が先行し、両目失明の個体♀hが殿しんがりを務めます。 


【考察】
昼間に巣穴の入口で日光浴したタヌキの家族が日没後にやる外出前の準備行動は、どの営巣地(休耕地および二次林内)であっても、ほぼ共通している(定形行動、ルーティン)ことが分かりました。 


つづく→

晩春の山道をうろつくコアオマイマイカブリ

 

2026年5月中旬・午前11:45頃・晴れ 

里山の尾根道でコアオマイマイカブリDamaster blaptoides babaianus)と遭遇しました。 
意外に素早い足取りで歩いて来ます。 
鞘翅は深緑色で、細長い胸部はメタリックな紫色でした。 
落葉の上を歩いて道端へ向かい、下草や落葉の下に隠れてしまいました。 
木漏れ日の落ちた尾根道から日陰の道端に向かったということは、獲物となるカタツムリが乾燥に弱いことと合致しています。
滅多に出会えない甲虫なので、この日の山行で一番嬉しかったです。 

今回は捕獲しませんでした。 


Perplexity AIに訊くと、マイマイカブリの仲間は成虫で越冬するのだそうです。 

Q: マイマイカブリの仲間の越冬態を知りたい。特に、山形県に生息するコアオマイマイカブリについて教えて。 

A: コアオマイマイカブリの越冬態は、主に成虫越冬で、朽ち木の内部で越冬することが多いです 。マイマイカブリ類全体でも、冬は土中・朽ち木・落ち葉の下・石の下などに潜って越冬し、条件が良い朽ち木では集団で見つかることがあります 。[honda.co]

コアオマイマイカブリの場合

山形県産のコアオマイマイカブリは、分布情報として山形県が挙げられており、出現期は4〜10月とされています 。越冬は「主に成虫」で、朽ち木中で越冬する例が多く、越冬後に交尾・産卵するという整理が示されています 。[atoz2000.oiran]
つまり、成虫で冬を越し、春に繁殖に入るタイプと考えてよいです 。[atoz2000.oiran]

マイマイカブリ類全体の傾向

一般にマイマイカブリは、冬になると土の中や朽ち木の中に潜って越冬し、成虫だけでなく終齢幼虫で越冬することもあります 。越冬場所は「朽ち木・落ち葉・石の下」などで、環境条件によっては複数個体が集まることもあります 。[honda.co]
集団越冬は、寒さや乾燥を和らげるのに有利だと説明されています 。[cocreco.kodansha.co]

実地観察の見どころ

山形のような積雪地では、越冬個体は広葉樹の朽ち木内部がかなり重要な越冬基質になりそうです 。実際、裏磐梯の解説でも、マイマイカブリ類は朽木で冬越しし、裏磐梯産はコアオマイマイカブリとされています 。[urabandai-vc]
もし冬季調査をするなら、倒木内部、立ち枯れの下部、土溜まりのある朽木まわりが有力です 。[honda.co]


2026/07/29

落葉樹に独りで登って遊ぶ幼獣と見守るニホンザル♀

 

2024年12月上旬・午後12:20頃・晴れ 

スギ防風林の手前(林縁)でニホンザルMacaca fuscata fuscata)の母子が落葉灌木(樹種不明)に腰掛けて、こちらを見ていました。 
子猿が独りで木登りして遊んでいます(探索行動)。 
母親と思われる成獣♀は、幼獣の様子を見守りながらも、左手で痒い腰をボリボリ掻いています。

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