2026/10/24

林内の排水溝に来て落枝を操作するカラスたち【野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年4月下旬 

春の林内で雪解け水が溜まった排水溝を自動センサーカメラで見張っています。 
倒木が天然の丸木橋になっていて、水路を渡れるようになっています。 

昼間に最も頻繁に来るのはカラスの仲間です。 
「落枝の操作」と名づけた行動が含まれる記録をまとめてみました。 
前後の文脈に意味があるかもしれないので、落枝の操作行動だけを編集で切り抜くのではなくて、なるべく撮れた素材をそのまま繋ぎました。 

ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)の動画をまとめたつもりでしたが、見直すとハシボソガラスが含まれてるかもしれません。 
恥ずかしながら最近、見分ける自信がなくなっています。 
林内には平地性のハシボソガラスは来ないはずではないか?という定説が迷いの源です。 
若いハシブトガラスは嘴がやや細いのでしょうか? 


シーン1:4/22(@0:00〜) 
ハシブトガラスが丸木橋の上から水を飲んでいます。 
水を飲み終わると、右岸まで歩いて丸木橋を渡り、細長い落枝を嘴で咥えて嘴でぐいっと引っ張っても動かせずに諦めました。 


シーン2:4/23(@1:01〜) 
ハシブトガラスが丸木橋をトコトコ歩いて左岸に渡ると、水中から短い棒(落枝の断片?)を拾い上げて上陸しました。 
すぐに興味を失い、棒を捨ててしてしまいました。 
その後は丸木橋に戻って排水溝に溜まった水を飲みました。 

またしばらくすると、丸木橋の左端で水を飲んだカラスが、右岸へ渡る途中で落枝を嘴で咥えました。 
右足で落枝を押さえつけながら、嘴で何か細かい操作をしています。
(後ろ姿になってしまい、よく見えませんでした。) 
水路に落とした再び水面から丸木橋に拾い上げました。 

別個体が飛来して、丸木橋で並んで留まり、水を飲み始めると、先客のカラスは左ににじり寄って追い払うような振る舞いをしました。 
遊び道具の棒を奪われないように牽制したのかもしれません。 
後から来た個体は、先客の上を飛び越えて丸木橋の右に留まり直しました。 


シーン3:4/25(@3:01〜)
今回の個体はハシボソガラス(Corvus corone)かな? 
丸木橋の中央に乗っていたカラスが水面から落枝(小枝)を拾い上げました。 
小枝を咥えたままトコトコ歩いて丸木橋を右に渡り、そこで捨てました。 
てっきり巣材集めかと思ったのに、拍子抜けしました。 
足元の丸木橋に嘴を擦りつけています。 

その後はピョンピョン跳ぶように右へ移動し、画面の右端(林床)で何かしています。(採餌?) 


シーン4:4/26(@3:50〜) 
これはハシボソガラスですかね?
後ろ向きで丸木橋に乗って水を飲んでいたカラスが、水中に没した細い落枝を嘴で少し引っ張り上げました。 


シーン5:4/28・午前後・気温(@4:50〜) 
カラス(ハシブトガラス?)の群れが入れ代わり立ち代わり現れます。 
 丸木橋に乗って水を飲んだカラスが、水中から細い落枝を拾い上げて左岸に上陸しました。 
ところが、すぐに捨てて嘴を拭いています。 

しばらくすると、5羽のカラスが同時に写っていました。(過去最多@5:50〜) 
岸を探索しながら(餌を探しながら)、落枝を操作している個体がいます。 

丸木橋を横歩きで右に少し行ってから、目の前の細い落枝を試しに嘴でぐいっと引っ張りました。 
前方に少し飛んで、奥の右岸に着陸。 

水路の右岸にゴチャゴチャと折り重なっている落枝を嘴で引っ張り上げてどけてから、そこの水を飲むこともありました。 
嘴に短い枝を咥えたまま丸木橋を歩いて渡り、水際にそっと置きました。 
まさか後で棒を食べる訳はありませんから、貯食行動ではないはずです。 

水面に嘴を浸して水を飲むと、濡れた嘴を足元の落枝で拭きました。 
その落枝が気になったカラスが、乗っていた少し太目の落枝を引き上げ、樹皮を剥いています。 
樹皮の裏側に潜んでいる虫を探しているのかな? 


【考察】 
春にカラスが小枝を集めるのは、親鳥の巣材集めです。 
しかし、ここでまとめた映像では、真剣な巣材集めではなく、退屈しのぎに遊んでいるだけのような気がします。 
探餌行動のついでに、好奇心旺盛なカラスが探索行動をしているとも解釈できそうです。


つづく→

2026/10/23

池の底で餌を探し回り、水面に浮上して息継ぎするアカハライモリ♂

 

2026年5月中旬・午後12:20頃・晴れ 

里山にある池でアカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)の群れが活動していました。 
尻尾が紫の婚姻色を呈した♂に注目して動画を撮ってみました。 
総排出腔が大きく膨らみ、耳腺が発達するのも♂の特徴らしい。 

水面に浮上して息継ぎすると、小さな泡が口からプクッと出て水面に残りました。 
呼吸するとすぐに潜水し、餌や異性♀を探して泳ぎ回ります。 

次は、浅い池の底をノソノソ歩いている♂に注目しました。 
水底の泥(デトリタス)に隠れている獲物を探し歩いているようです。

実は、アカハライモリが息継ぎする瞬間を動画に撮りたくて、ひたすら同一個体を長撮りしてみたのです。


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営巣地にヒトが近づくと巣穴に入って隠れるニホンアナグマ

 



2025年5月下旬・午後12:35頃・晴れ 

設置したトレイルカメラの保守作業をするために、二次林にあるニホンアナグマ(Meles anakuma)の営巣地(セット)に久しぶりにやって来ました。 
セットにそっと近づいたら、1頭のアナグマが巣口R付近をうろついていました。 
侵入者の私に気づいたようで、警戒したアナグマはすぐ巣穴Rに潜り込んで隠れました。 
残念ながら手前の茂みが邪魔で、しっかり撮れませんでした。 
短時間の遭遇でも、自分の目で実際に野生動物を観察できる喜びは格別です。

巣穴を見張る2台の監視カメラを直後に確認しても、ニアミスからの入巣Rシーンがなぜか録画されていませんでした。 
どうしても撮り漏らしがあることが、これで分かります。 
ニアミスの約1時間15分前には若い♂が活動していたのですが、同一個体なのかな?
(その後はタヌキがセットに来ていました。)

初夏の二次林は林冠に若葉が茂り、昼間でも林内がだいぶ暗くなりました。 
それに伴って落葉樹林内に風があまり入らなくなったようで、風揺れによるトレイルカメラの誤作動が激減したのは助かります。 
つまり、防風林としての役割もあることが分かります。 


つづく→

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