2026/03/07

初冬の晩に雪原をうろつき越冬用の巣穴に出入りするホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年11月中旬

シーン0:12/17・午後20:51・みぞれ・気温0℃(@0:00〜) 
雪が積もった休耕地で、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の家族が越冬する営巣地を自動センサーカメラで見張っています。 


シーン1:12/19・午前3:48・気温-4℃(@0:03〜) 
未明に巣穴Lから外に出てきた直後と思われるタヌキが、巣口Mの匂いを嗅いでいました。 
雪面の匂いを嗅ぎながら右上奥へ向かいます。 
巣口Rの匂いも嗅いでから、右下手前へ立ち去りました。 
林内へ採餌(または溜め糞場wbc)に出かけたようです。 
画面が薄っすらとくもっているのは、レンズの表面に霜が付いたのでしょう。 


シーン2:12/19・午前4:05・気温-4℃(@1:03〜)
17分後に外出から帰巣したのかと思ったのですけど、寝坊した後続個体かもしれません。 
巣口Mに頭を突っ込んで匂いを嗅いでから巣口L、Rも点検しています。 
雪原を右往左往うろついたまま、録画終了。


シーン3:12/19・午前4:07(@1:59〜)
ようやく入巣Rしたと思いきや、しばらく内検を済ませると巣穴Rの外に出てきました。 
(同一個体のタヌキとは限らず、別個体の可能性もあります。) 


シーン4:12/19・午後21:27・降雪・気温-2℃(@1:59〜)
その日の晩に監視カメラがなぜ起動したのか不明ですが、雪面の足跡がはっきり見えるようになりました。 


シーン5:12/19・午後23:22・気温-2℃(@2:24〜)
その2時間後、雪は止んでいました。 
右下の二次林から来たと思われる(採餌から戻った?)タヌキが、巣口Lの匂いを嗅いでから通り過ぎ、そのまま左上奥のスギ防風林へ走り去りました。 


シーン6:12/20・午前1:08・気温-2℃(@2:44〜) 
日付が変わった深夜に、出巣直後と思われるタヌキが、カメラ目線で佇んでいました。 
左下手前へ駆け出したタヌキが左端で一旦立ち止まり、左を気にしています。 
再び左へ走り去りました。 


シーン7:12/20・午後22:50・気温-3℃(@3:02〜) 
やや不鮮明な映像です。 
風に乗って夜霧が奥から手前に流れてきます。 

出巣L直後(あるいは手前から奥の営巣地に来た)と思われるタヌキが、雪原の奥を向いている後ろ姿が写っていました。 
巣口M付近でしばらく佇んでから、巣口Rの横を通り過ぎ、右上奥へ立ち去りました。 

トレイルカメラの照射する赤外線が奥まで届かず、よく見えません。 


シーン8:12/21・午後13:31・くもり・気温8℃(@3:16〜) 
翌日の明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
タヌキが出入りする巣口付近の雪面だけ、黒い土で汚れています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

巣を冷やす扇風行動が下火になった9月のモンスズメバチ 【FHD動画&ハイスピード動画】獲物搬入・空中衝突

 



2024年9月中旬・午後15:00頃・くもり・気温27℃ 

モンスズメバチVespa crabro flavofasciata)の二次巣(引っ越し巣)を定点観察しています。 
山麓にある木造建築の年季が入った破風板に複数の穴が開いていて、その裏側の屋根裏に営巣しているのです。 
ただし、ワーカー♀が出入りしている巣口は一つだけです。 

巣口にしがみついたまま全力で羽ばたいて、巣を冷やすための扇風行動をしているワーカー♀個体が居ます。 
扇風役が1匹だけということは、この日はあまり暑くないのでしょう。 
気温を測ると27℃で、確かに30℃を下回っていました。 
他の種類のスズメバチと比べて、モンスズメバチは暑がりな印象があります。
多少涼しくても扇風行動をしているのを見かけます。

関連記事(10年前の撮影)▶ 

巣口で外向きに円陣を組むようにたむろしている他の個体は、扇風をサボっているというか、門衛を努めているだけなのでしょう。 
その間に、他のワーカー♀は次々に飛び立って外役に出かけたり、帰巣したりしています。 
しばらくすると、巣口の扇風役は2匹に増えていました。(@1:01〜) 


240-fpsのハイスピード動画に切り替えて撮影してみました。(@1:38〜) 
曇天で光量不足のため、やや不鮮明な映像です。 
これ以降は巣口で扇風行動しなくなってしまいました。 
日が陰るともう暑くなくなり、扇風冷却が不要になるのでしょう。 
私が観察したときは、ちょうど扇風するかしないかの境目の気温だったようです。

外役から帰巣した蜂に対して巣口から迎撃に飛び立ち、空中で頭同士が衝突することがありました。(@1:59〜) 
門衛が巣に近づく怪しい仮想敵を迎え撃ったようにも見えますが、単に飛び立ちが下手糞な個体というだけかもしれません。 
相手に触角で触れてみて同じコロニー出身の味方だと分かると、激しい喧嘩にはなりません。 

巣口で羽ばたき始めた個体も、扇風を再開する訳ではなくて、すぐに飛び立ってしまいます。 
獲物を狩った後に白っぽい肉団子を運んできたワーカー♀が帰巣しました。(@3:31〜) 
これが果たしてセミを解体した肉片なのかどうか、突き止めたいのですが、帰巣した蜂を片っ端から捕獲して肉団子を取り上げ、DNA検査するしかなさそうです。 
(モンスズメバチはセミを狩るのが得意だと言われていますが、狩りの様子を私は見たことがありません。) 

もう少しズームインしてからハイスピード動画に撮っても、巣口に陣取る門衛は扇風行動していませんでした。(@4:01〜) 
帰巣した個体が飛来したときだけ門衛が軽く羽ばたいているのは、警戒や威嚇牽制のようで、すぐに羽ばたきを止めてしまいます。 
巣口の下の外皮ポケットにもワーカー♀(門衛?)が潜り込んでいて、下界を見下ろしています。 

白っぽい肉片を大顎に咥えて巣に持ち帰ったワーカー♀個体がいます。(@4:41〜) 
巣材パルプの色は焦げ茶色なので、明らかに違います。 
巣口で出迎えた(誰何した)門衛は、すぐに横にどいて入巣を認めました。 
巣内で育つ幼虫に給餌するために狩ってきた新鮮な肉団子の分け前を門番が要求することはありませんでした。 
スズメバチは成虫になると固形物を食べることができず、肉団子を噛みほぐしながら肉汁を吸ったり、スズメバチ幼虫が吐き戻す液体を吸ったり(栄養交換)するだけです。 
あとは外役の際に樹液や花蜜を舐める程度です。 

外役ワーカー♀が続々と帰巣しますが、巣口が混雑していると、一旦飛び去ってからアプローチをやり直します。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


2026/03/06

初冬の晩に雪山をうろつくホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年12月中旬・午後17:50頃・日の入り時刻は午後16:25 

日没後の真っ暗な晩に、冬毛のホンドテンMartes melampus melampus)が雪山の緩斜面を左から右へ軽快に横切りました。 
途中で立ち止まるとカメラ目線になりました。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ。 

イチョウの種子(銀杏)を一杯に入れておいた給餌箱も雪で埋もれてしまい、テンは気づかずに通り過ぎました。 
たとえ気づいたとしても、硬い種子をテンが食べるはずはありません。 
臭い果肉付きのイチョウ落果をホンドテンが食べて種子散布するかどうか、興味深いテーマなので、来季の課題になります。 


つづく→

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