2026/02/27

初冬のアナグマ営巣地をうろつき、巣口で落ち葉掻きをするホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年12月上旬・午後18:25頃・気温0℃ ・日の入り時刻は16:23

平地の二次林でニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)を自動撮影カメラで見張っています。 

真っ暗な晩にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)がうろついていました。 
 左から来てアナグマの巣口Rをちょっと覗き込んでから、奥の林縁へ向かいました。 
急にタヌキは右に振り返ると、巣穴Rに走って行きました。
外敵が接近する気配を感じて、近くの巣穴Rに避難しかけたのでしょうか? 
それとも野ネズミが巣穴Rでうろちょろするのを見つけて、反射的に捕食しようとしたのかもしれません。(ただの私の想像です)

巣穴R内には入らなかったものの、巣口Rに溜まった落ち葉を前脚で掻き出し始めました。 
タヌキでは初見の行動です。 
これは巣口を整備する造巣行動の一種なのか、それとも落ち葉の下に隠れた虫でも探しているのかな?

その後もタヌキはセットをうろつき、特に巣口Rが気になるようです。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

草むらから次々に飛んで逃げるツマグロオオヨコバイの大群【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年9月中旬・午後12:35頃・晴れ 

里山で斜面の草地をトラバースする細い山道があります。
私ぐらいしか通るヒトが居ないので、左右に蔓延る雑草に踏み跡が埋もれそうになっています。 
そんな獣道を薮漕ぎのように私が強引に進むと、周囲の草むらから小さな虫が次々に飛んで逃げ出します。 
その虫の正体は、ツマグロオオヨコバイBothrogonia ferruginea)でした。 


次々に飛んで逃げるツマグロオオヨコバイを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:36〜) 
これほど多数の個体が草むらに潜んでいたとは驚きですが、別に異常な大発生という訳ではありませんし、害虫でもありません。
長距離は飛べないようですけど、私から少し飛んで逃げると、近くの葉の上に着陸します。 



体色が黄緑色なので(保護色)、天敵が追いかけて捕食しようとしても、草むらに紛れたツマグロオオヨコバイを見つけるのは至難の業でしょう。 
しかも、ツマグロオオヨコバイは葉裏に素早くクルッと回り込んで隠れるのも得意です。 

関連記事(5ヶ月、12年前の撮影)▶  

飛ぶ昆虫を捕獲するために獣道を通せんぼするように草間に造網しているクモも居るのですが(@2:45〜2:55)、実際に網にかかっているツマグロオオヨコバイを見かけることはありませんでした。
青森市郊外の雑草地を歩いたときのことだ。イタドリが背丈ほどまで伸びていた。わたしはイタドリの茎をかきわけながら進んだ。と、慌てたツマグロオオヨコバイが一斉に飛び立った。そのとき、飛びながら一斉におしっこをしたのである。(東奥日報社:あおもり昆虫記より引用)
スーパースローの映像を見直しても、ツマグロオオヨコバイが飛びながら排尿するシーンは残念ながら撮れていませんでした。 


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2026/02/26

銀杏の匂いが気になるニホンカモシカ当歳仔【トレイルカメラ】

 



2024年12月上旬・午前10:25頃・くもり 

里山のスギ林縁で朽ち果てた倒木に給餌箱を設置し、今回はイチョウの種子(銀杏)を一杯に入れておきました。 

日中にニホンカモシカCapricornis crispus)が単独で倒木の背後を右からゆっくり歩いて来ました。 
この個体は、角がまだ生えかけで短い幼獣でした。 
倒木の下の地面の匂いを嗅いだ後は、給餌箱の底の匂いを反対側から何度も嗅ぎました。 
明らかに興味津々で、ペロペロと軽く舌舐めずりしています。 
イチョウの果実は酪酸を含み、糞便臭にも似た独特の悪臭がします。
山中にイチョウの木は自生していないので、カモシカにとっては初めて嗅ぐ匂いのはずです。
銀杏の匂いに対抗して、給餌箱または倒木に眼下腺でマーキング(匂い付け)するかと予想したのですが、しませんでした。 


カモシカ幼獣は倒木の下をくぐって手前に来ると、画面の右端から伸びているフジの枯れ蔓の先端の匂いを嗅ぎました。 
そこにも、眼下腺マーキングはしませんでした。 
最後は右下手前へ立ち去りました。 

既に子別れしたようで、近くに母親♀の姿は写っていません。 


【考察】 
ニホンイノシシは銀杏の異臭を嫌ったのか警戒したのか、逃げてしまいました。
カモシカとの反応の違いが興味深いです。


ニホンカモシカの成獣は縄張り内でよく眼下腺からの分泌物で匂い付けします。
この地点でもカモシカ成獣がマーキングしたことがあります。


ところが、カモシカ幼獣のマーキング行動を私は一度も見たことがありません。
不思議に思ったので、Gemini AIに質問してみました。

Q: ニホンカモシカが幼獣の間は眼下腺を擦り付けてマーキングしないのか? 幼獣が成長して眼下腺マーキングを始めた途端に、縄張り内の成獣に排斥されるのか?

A: ## ニホンカモシカの幼獣と眼下腺マーキング、縄張りに関する質問ですね。

### 幼獣の眼下腺マーキングについて

**ニホンカモシカの幼獣が、どの程度の年齢から眼下腺を擦り付けてマーキング行動を開始するのか、という明確なデータは現時点では少ないようです。**

一般的に、哺乳類の幼獣は成長とともに成獣と同じような行動パターンを示すようになることが知られています。ニホンカモシカも、ある程度の年齢になると成獣と同様に眼下腺を用いたマーキング行動を行うと考えられます。

しかし、幼獣期におけるマーキング行動の頻度や、その意味合いについては、さらなる研究が必要な分野です。

### 成獣による幼獣の排斥について

**縄張りを持つ成獣が、眼下腺マーキングを始めた幼獣を必ずしも排斥するとは限りません。**

ニホンカモシカは、基本的に単独で生活し、縄張りを持ちますが、親子関係や血縁関係のある個体同士は、同じ縄張りにいることもあります。

* **親子関係:** 母子は長期間一緒に過ごすことが多く、幼獣が成長してからも、一定期間は母親の縄張り内で生活する可能性があります。
* **血縁関係:** 兄弟姉妹や、より遠縁の血縁関係にある個体同士も、同じ地域に生息していることがあります。

これらの場合、成獣が幼獣を積極的に排斥する必要性は低いと考えられます。

**ただし、以下の条件下では、成獣が幼獣を排斥する可能性が高まるかもしれません。**

* **資源の競合:** 食料や隠れ家など、資源が限られている状況では、成獣と幼獣の間で競合が生じ、成獣が幼獣を追い出す可能性があります。
* **性成熟:** 幼獣が性的に成熟し、繁殖行動を開始しようとした場合、成獣から攻撃を受けることがあります。

### まとめ

ニホンカモシカの幼獣の眼下腺マーキングと、成獣による幼獣の排斥については、まだ解明されていない部分が多く、今後の研究が期待されます。

**現時点では、以下のことが考えられます。**

* 幼獣は、ある程度の年齢になると成獣と同様に眼下腺を用いたマーキング行動を行う。
* 成獣は、必ずしも幼獣を排斥するわけではないが、状況によっては排斥することもある。


つづく→

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