2021/03/06

歩道・車道でバッタなどの虫を捕食し脱糞するハシボソガラス(野鳥)

 

2020年10月下旬・午後13:25頃・晴れ 

大通りの歩道を1羽のハシボソガラスCorvus corone)がトコトコ歩いて餌を探し回っていました。 
車道の路肩に何か落とし物を見つけたカラスが、それを調べに行きました。(@0:56) 
クルミの割れた殻が半分だけ転がっていたのです。 
それをハシボソガラスは嘴でひっくり返して調べたものの、殻の中には食べられる実が入っていなかったようで、拾わずに立ち去りました。 

車が来ない時を見計らい、車道にも出て行って餌を探しています。 
再び歩道に戻ると、何か小さな虫(甲虫?)をつまみ上げて捕食しました。(@1:33) 

歩道を歩いていたカラスが急に空を見上げ、横っ飛びに車道へ飛び出しました。(@1:51) 飛んで逃げる昆虫を追いかけて、細長い虫(おそらくバッタ?)をその場で捕食しました。
画面の左側は空き地や家庭菜園になっているので、そこに生息するバッタが歩道に出てきていたのでしょう。 

カラスは小走りで歩道に戻ると縁石に乗り、黒い固形糞をポタリと排泄しました。(@2:58) 
よく見かける白い尿酸混じりの糞(実は尿)ではなく固形糞の排泄シーンをカラスで見たのは初めてかもしれません。

最後に飛び立つと、奥の空き店舗の駐車場に着陸しました。 

捕食および排泄シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

 

カラムシの実を食べるフクラスズメ(蛾)終齢幼虫

 

フクラスズメ(蛾)の飼育記録#5
▼前回の記事 
脱皮後の休息中に黒化が進むフクラスズメ(蛾)終齢幼虫【100倍速映像】
2020年10月下旬

脱皮したその日にフクラスズメArcte coerula)終齢幼虫の食欲が戻り、カラムシの葉ではなく緑色でトゲトゲの実を食べ始めました。 
葉よりも実の方が栄養豊富なのでしょう。 
尾脚および腹脚で茎をしっかり掴み、胸脚で実を抱えてモリモリ食べています。  
頭楯は真っ黒です。 

室内で夜に接写すると、白色LEDの照明を点灯しても未だ暗いですね…。 


 

2021/03/05

熟柿で酔っ払ったヒメスズメバチ♀

 

2020年10月下旬・午後15:30頃・くもり 

農村部でカキノキの熟柿が路上に落ちていました。 
ヒメスズメバチ♀(Vespa ducalis)が甘い果汁を舐めています。 
時期的に、ワーカー♀ではなく新女王かもしれません。 
胸背がなぜか白っぽい土埃(?)でひどく汚れていて、最初は見慣れない新種の蜂と思ったぐらいです。 
また、前翅の黒い前縁が目を引きました。 
変異個体かと思いきや、画像検索すると本種では普通と分かりました。 
私は蜂が好きでも採集や標本作りをする余力が無いため、今回まじまじと見るまでは体の細部まで特徴を知りませんでした。 

路上を徘徊するヒメスズメバチ♀を仰向けにひっくり返すと、自力ではなかなか起き上がれませんでした。 
動きも緩慢で、どうやら酔っ払っているようです。 
おそらく発酵した熟柿の果汁を飲み過ぎたのでしょう。 
指で蜂に触れても飛ぶ力がないようで、逃げませんでした。 
触角に触れると前脚を持ち上げて威嚇してきます。 

※ 動画編集時に素材の順序を入れ替えました。 
実際は、路上で弱っていた蜂を先に撮り、近くの路肩に落ちていた熟柿の上に戻して吸汁シーンを後で撮ったのです。 
わざわざ告白しなければ、真相はバレなかったでしょう。 
ストーリーを分かりやすくするために編集してみたのですが、「酩酊の原因はおそらく熟柿だろう」という推測を元にした安直なやらせ演出です。 
動物ドキュメンタリーの制作現場では、撮影時間に余裕が無くてこういう演出(絵作り)をしたくなる誘惑が多いのだろうな、と番組を見ていてときどき思います。 
今回も、蜂が弱っていたのは、もしかすると熟柿とは全く無関係の別な理由があったのかもしれません。 
例えば、近所のヒトに殺虫剤をかけられた神経障害の可能性はどうでしょう?
もし酩酊状態?のヒメスズメバチ♀を保護して持ち帰り、経過観察すれば酔いが醒めて蜂の運動機能は回復したかな? 
しかし、この日の私は蜂を入れて安全に持ち帰る容器が無かったので、確かめることができませんでした。

▼関連記事(10年前の撮影)

イチモンジセセリの求愛と交尾拒否@ダリア花

 

2020年10月下旬・午後14:05頃・くもり 

▼前回の記事(同日に撮影) 

民家の庭の花壇に咲いた黄色いダリアの花でイチモンジセセリ♀♂(Parnara guttata)の求愛行動が繰り広げられていました。 

まず面白いと思ったのは、初めに♀がダリアの頭花の裏面に止まりながら口吻を伸ばして蜜腺を探していたことです。 
盗蜜行動なら面白いのですが、訪花植物の花の構造を熟知しているはずの蝶が花の裏表を間違えて訪花するのは珍しく思いました。
以前、同じ花壇でダリアに来ていたホシホウジャクという蛾も、ダリアの花の裏面に間違って訪花することがありました。
▼関連記事
品種改良された黄色いダリアの花では、紫外線による蜜標(ハニーガイド)が蝶の目には見えにくくなっているのでしょうか?
紫外線カメラで黄色いダリアの花を撮影して、どう見えるか調べてみたいものです。(紫外線カメラは高嶺の花…。)
あるいは、しつこくハラスメントを繰り返す面倒臭い♂につきまとわれた♀が堪りかねて、ダリアの花の裏面に避難したところだったのかもしれません。 

イチモンジセセリ♀のすぐ背後に♂が止まり、ときどき♀に頭から突進して求愛を繰り返しています。 
その間、♀は翅を半開きにして細かく震わせて交尾拒否の意思表示をしています。 
嫌がった♀が隣のダリアの花に飛んで逃げると、♂も慌てて追跡します。 
 隣に咲いた黄色いダリアの花でも同様にイチモンジセセリ♂の求愛と♀の交尾拒否が続けられました。 
最後にようやく♂が諦めて飛び去りました。 
求愛飛翔を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

▼前回の記事(1.5ヶ月前の撮影) 
 

2021/03/04

カルガモの排便と入水、飛び立ち(野鳥)

 

2020年9月下旬・午前8:50頃・くもり 

溜池の岸がコンクリートの階段になっていて、そこにカルガモAnas zonorhyncha)の小群が休んでいました。 
しばらくすると、私のことを目敏く見つけて警戒し始めたようで、寝ていたカルガモも次々に覚醒しました。 
護岸から池に飛び込み、泳ぎ去る個体もいます。 

立ち上がっていたカルガモがその場で脱糞しました。 
排泄の瞬間に尾羽根をわずかに持ち上げました。 
よく見る白っぽい尿酸混じりの尿ではなく、珍しく固形の(泥状の)大便でした。 
カルガモの排泄シーンは意外と初見です。 

最後護岸から池の方へカルガモたちは飛び去りました。
排便および飛び立つ瞬間をまずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。 
直後に等倍速でリプレイ。 

カルガモに混じって一緒に佇んでいたダイサギArdea alba)の行動については別の記事で紹介済です。
▼関連記事 
ダイサギ(野鳥)が池の護岸に片足立ちで羽繕い

脱皮後の休息中に黒化が進むフクラスズメ(蛾)終齢幼虫【100倍速映像】

 

フクラスズメ(蛾)の飼育記録#4

▼前回の記事 
フクラスズメ(蛾)亜終齢幼虫の脱皮【30倍速映像】
2020年10月下旬・午前9:45〜12:00頃 

脱皮が完了したフクラスズメArcte coerula)の終齢幼虫カラムシの葉裏に静止したまま、しばらく休んでいます。 
体色の変化を微速度撮影してみました。 
100倍速の早回し映像をご覧ください。 
橙色(オレンジ色)だった頭部、胸脚および腹脚が徐々に黒化(メラニン化)しています。 
一方、尾脚は黒くならず、薄い橙色のままでした。 

肝心の頭部がピンぼけになってしまったのは残念です。 
ジオラマモードで微速度撮影すると、カメラの仕様で画面の上下が強制的にピンぼけ加工されてしまいます。(トイカメラ風のティルトシフト) 
生き物の微速度撮影では余計なティルトシフト加工とか不要です。 
カメラメーカーのパナソニックにはこれを解除する撮影オプションを付けて欲しい、と強く要望したいです。 
この問題を回避するために、静止画のインターバル撮影でタイムラプス映像を制作すべきでしたね。 

外骨格の新しいクチクラが充分に固まると、フクラスズメ終齢幼虫は食草で徘徊を始めました。
脱皮後の幼虫は抜け殻(脱皮殻)を全く食べませんでした。 


脱皮殻の写真も撮ってみました。
個人的な抜け殻コレクションがまた一つ増えました。


フクラスズメ幼虫の群れを採集したフィールドのカラムシ群落に戻ってよく探すと、フクラスズメ若齢幼虫の脱皮殻が葉裏と茎に見つかりました。 
カラムシの葉が食害でほとんど丸坊主になっていても抜け殻は残っていたので、やはりフクラスズメの幼虫は抜け殻を食べる習性が無いのでしょう。


【追記】
若齢幼虫は飼育下で抜け殻を食べていました!
関連記事(2年後の撮影)▶ 脱皮殻を食べるフクラスズメ(蛾)若齢幼虫

2021/03/03

オニノゲシの葉で身繕いするヒメバチの仲間♂?

 

2020年10月下旬・午後15:25頃・くもり 

郊外の道端に自生するオニノゲシの葉にヒメバチ科の一種と思われる蜂を見つけました。 
前脚で触角を拭い、舐めて身繕いしています。 
化粧シーンをマクロレンズで接写してみました。 

太い触角の形状から、なんとなく♂かな?と思ったのですが、真面目に検討していません。 
映像でこの蜂の名前が分かるようでしたら教えて下さい。 

オニノゲシの黄色い花は咲き終わり、白い綿毛が出来つつありました。 
ヒメバチの寄主となりそうな芋虫・毛虫の類は、オニノゲシの群落に見つかりませんでした。 
実は私も、とある種類のイモムシが居ることを期待して、秋にオニノゲシの群落をあちこち探し回っているところでした。

マツバギクの花で吸蜜するモンシロチョウ♀

 

2020年10月中旬・午前10:30頃・晴れ

民家の庭先の花壇に咲いたマツバギクの群落でモンシロチョウ♀(Pieris rapae)が訪花していました。 
翅を半開きのまま花蜜を吸っています。 
花から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
 
▼関連記事(1年前の撮影:飛ばず) 
マツバギクの花蜜を吸うモンシロチョウ♀

2021/03/02

ヤマウルシの実を食べるハシボソガラスの群れ(野鳥)

 

2020年10月下旬・午後15:30頃・くもり 

郊外に広がる畑を囲むように防風林があり、夕方になるとカラスの大群が集まってきます。 
おそらく集団塒なのでしょう。 ハシボソガラスCorvus corone)の群れがヤマウルシと思われる落葉樹の上で核果を啄んでいました。 
食後に飛び去ると、隣のクルミ樹上で順番待ちしていた別個体がすぐにやって来て、ウルシの実を採食しました。 

おそらくヤマウルシだと思うのですが、完全に落葉している状態だと自信がありません。
念の為に、葉が再び生い茂ったら改めて樹種を確認しに行くつもりです。 
もしかするとヌルデかもしれません。 
防風林で緑の葉が未だ残っている隣の木は、オニグルミだと思います。
実はちょうど1年前に、この防風林でハシボソガラスがウルシの実を食べる同じ採食行動を初めて観察しました。 
しかし、せっかく撮った動画ファイルをカメラのSDカードから誤って削除するという自分でも信じられないミスを犯してしまいました。 
削除ファイルを復活させるツールを使っても、駄目でした。 
痛恨のミスを取り返すために、1年ぶりに同じ現場を何度もしつこく再訪したのです。 
今回カラスが集まっていたウルシの木は去年と違う木でした。 
去年に撮った幻の動画は採食シーンをもっと長く上手に撮れていたはずなので、悔しさは解消されません。 
納得が行くまで来年も再チャレンジするつもりです。 

写真は削除を免れたので、未練がましく掲載しておきます。
ハシブトガラスとハシボソガラスの混群で採食
ヤマウルシ?の核果
ヤマウルシ?の黄葉と果実
ヌルデの葉とは違います。
ヤマウルシ?の幹


フクラスズメ(蛾)亜終齢幼虫の脱皮【30倍速映像】

 

フクラスズメ(蛾)の飼育記録#3

▼前回の記事 
脱皮前の眠で微動するフクラスズメ(蛾)亜終齢幼虫【50倍速映像】
2020年10月下旬・午前9:00頃

8:50? フクラスズメArcte coerula幼虫の脱皮前の蠕動運動が激しくなり、全身が波打っています。
                 ゆっくりと上半身を軽く持ち上げる背筋運動を繰り返していました。 
                 やがて胸脚は葉裏に接地しなくなりました。(後方の腹脚と尾脚だけで葉裏にしがみついています。) 
                 遂に体の前方から古いクチクラが破れ、新しい体が現れ始めました。 
                 古い頭楯は茶褐色でしたが、脱皮直後の新しい頭楯は鮮やかな橙色でした。 

9:08         脱皮が進み、上半身が抜けると小休止。 
                  次は新しい胸脚を使って葉裏を前進し、少しずつ下半身を脱いでいます。 
                 脱皮中は既に脱げた上半身をときどきU字型にねじって、抜けない(引っかかっている?)部位を齧るような素振りをしました。 
                グリップの効いた足場を探しているのかもしれません。 

9:18     ほぼ脱皮が終了したので、カメラの画角を少し下にずらしました。 
             これから抜け殻(脱皮殻)を食べるかどうか注目です。 

9:21     腹端も抜け殻から完全に脱げました。 
             その後も幼虫は抜け殻から離れずに休息しています。 
             尾脚で脱皮殻をしっかり掴んでいますが、ときどき腹端も軽く上に持ち上げくねらせています。 
             脱皮直後の新しい胸脚、腹脚および尾脚は鮮やかな橙色でした。 

9:42     撮影終了。 
             この個体は最後の脱皮を済ませると終齢幼虫になりました。 

飼育中は気づかなかったのですが、赤い微小なタカラダニの一種が食草のカラムシに紛れ込んでいたようで、元気に徘徊しています。 


↓【おまけの映像】 
同じ素材で早回しスピードを落とした10倍速の動画をブログ限定で公開します。 

 

2021/03/01

ウコギの生垣にコガタスズメバチの古巣を見つけた!(駆除後の初期巣)

 

2020年10月下旬・午後16:40頃・くもり 

廃屋らしい民家の裏庭と車道の境界にウコギ(おそらくヒメウコギ)の生垣があり、ほぼ落葉した枝の隙間にスズメバチの古巣を見つけました。 
とても小さな巣で、下向きに細い円筒状の巣口が伸びています。 
徳利を上下逆にしたような形状は、コガタスズメバチVespa analis insularis)の初期巣の特徴です。 
創設女王が単独で作った初期巣が晩秋にそのまま見つかったということは、初期巣の段階で女王蜂が死んで廃巣になったのでしょう。 
危険を感じた近隣住民が殺虫剤スプレーのノズルを初期巣の外皮に突き刺して噴霧し、駆除したと思われます。 
いずれにせよ、この時期(10月下旬)にコガタスズメバチ♀が巣内で活動している心配は全くありません。 

初夏に単独で活動する創設女王にとって、棘だらけのウコギの生垣はとても安全な営巣地に見えたかもしれません。 
もし仮に巣が駆除されずにコロニーが順調に大きくなったとしても、ウコギの若葉が生い茂ると、巣を増築する作業の邪魔になったことでしょう。 
コガタスズメバチのワーカー♀は、巣の周囲のウコギの枝葉を大顎で剪定しながら巣を拡張したかどうか、興味があります。 
造巣に伴う周囲の土木工事をぜひとも観察してみたかったです。 
例えば地中営巣性のオオスズメバチが巣口の付近の草を刈り取る習性が知られています。 

あるいは、営巣途中でもっと開けた新天地へ自発的に引っ越して造巣をやり直したかな?
(私の知る限り、コガタスズメバチで引っ越しの習性は無かったと思います。) 




▼関連記事(7年前の撮影)

2日後にこの古い初期巣を採集して、内部構造を調べてみました。 
外皮を壊すと中には1層の巣盤があるだけでした。 
巣盤は正六角形の育房が23室作られていました。 
巣盤中央部の育房にはワーカーの蛹と幼虫が死んでいました。 
2匹の蛹は白い繭キャップの下で羽化直前だったようで、ほとんど完成した成虫の姿をしていました。 
創設女王が外出中に事故で死亡あるいは逃去しただけなら、たとえ巣内の幼虫が餓死しても蛹から初ワーカーが羽化したはずです。 
実際には初ワーカーが全て羽化前に死んでいたことから、やはり強力な殺虫剤を使って創設女王と一緒に殺されたのだと推理しました。
ワーカーが無事に羽化していれば、初期巣に特有の下向きに伸びた細長い巣口が完全に取り壊されているはずです。

モンキチョウ♀♂の求愛飛翔と交尾拒否:マリーゴールドの花畑にて【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年10月中旬・午前11:20頃・晴れ 

モンキチョウColias erate poliographus)は大抵の場合、翅の色で性別を簡単に見分けることができるので、配偶行動を観察するのに適しています。 
今回も翅が白い個体が♀、黄色い個体が♂です。 
例外的に黄色い翅の♀も居るらしいのですが、私は見た記憶がありません。
モンキ:白色では必ず♀だが、黄色には♂のほか、♀でも黄色になるものが見られ(黄色型)、この場合、正確には腹端の交尾器による判別が必要である。(フィールドガイド『日本のチョウ』p79より引用)
郊外のナス畑の端にコンパニオンプランツとして植えられたマリーゴールドの花で♀(白)が吸蜜していると、♂(黄)が飛来して♀の近くでホバリング(停空飛翔)を始めました。
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。 
その後に等倍速でリプレイします。 
♂(黄)から求愛された♀(白)は、腹端を持ち上げながら翅を羽ばたいて交尾拒否の意思表示をしました。
マリーゴールドの花からモンキチョウ♀(白)が飛び立つと、すかさず♂(黄)も追いかけ、空高く舞い上がりました。 
秋の青空を背景に求愛の乱舞になったものの、すぐに♀(白)が振り切って逃げて行きました。 

同一の♀♂ペアかどうか不明ですが、前後して240-fpsのハイスピード動画でも求愛飛翔を撮ってみました。(@0:58〜) 
マリーゴールドの花畑から舞い上がり、♀♂ペアの乱舞が始まりました。 
空中で軽くぶつかる程、♂は♀の近くを飛んでいました。 
♂(黄)が♀(白)のすぐ目の前で羽ばたき、着陸を促しています。 
ハイスピード動画の撮影中はカメラの仕様でピントの位置が固定されてしまうのですが、今回は乱舞するモンキチョウ♀♂に奇跡的にピントが合い続けました。 
♂(黄)が諦めて飛び去り、♀(白)はマリーゴールドの花に着陸しました。

羽化直後の♀しか♂を受け入れないのか、♂の求愛が成就して交尾に至る過程を今回も観察できませんでした。
 
モンキチョウ♂(黄)@マリーゴールド訪花吸蜜

2021/02/28

ミシシッピアカミミガメが池の岩場で甲羅干し

 

2020年7月上旬・午後15:50頃・晴れ 

蓮池でいつもの岩場にミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegans)が1匹だけ登ってのんびり日光浴していました。 
珍しく動きが活発で、平らな岩の上で少しだけ方向転換しました。 
錦鯉や黒い鯉が岩場の周囲を泳ぎ回っています。
 この日もクサガメの姿を見かけませんでした。

 

脱皮前の眠で微動するフクラスズメ(蛾)亜終齢幼虫【50倍速映像】

 

フクラスズメ(蛾)の飼育記録#2

▼前回の記事 
カラムシの葉を食べるフクラスズメ(蛾)幼虫
2020年10月下旬・午前

採集してきた2匹のフクラスズメArcte coerula幼虫のうち、大型の老熟幼虫は家に持ち帰るまでに私の不注意で死んでしまいました。 
無事だった中齢幼虫を飼い始めると、食草であるカラムシの葉を1/3食べたところで食欲を失い、葉裏に下向きでしがみついたまま動かなくなりました。 
どうやら脱皮前の眠に入ったようです。 
一晩経つと頭楯の新しいクチクラの上に古い抜け殻が付いているように見えたので、いよいよ脱皮が近いと判断し、微速度撮影で記録し始めました。 
50倍速の早回し映像をご覧ください。 

フクラスズメの亜終齢幼虫はカラムシの葉裏の主脈ではなく、太めの支脈に沿って下向きに静止しています。 
尾脚および腹脚は太い葉脈をしっかり掴んでいました。 
肉眼ではじっとしているように見えても、タイムラプスで見ると全身がときどき自発的にヒクヒクと蠕動しています。



↓【おまけの映像】 
同じ素材で少し遅い30倍速映像をブログ限定で公開します。 


  

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