2010/12/11

泥酔したモンスズメバチ






2010年9月下旬

道端に散乱した熟柿の横でモンスズメバチVespa crabro flavofasciata)が仰向けにひっくり返っていました。
脚が痙攣­しており、全く歩けません。
特に外傷は認められないので、近くで吸汁しているコガタス­ズメバチと争って負傷したのではなく、発酵した果汁を飲み過ぎて泥酔したものと思われ­ます。
(実際の吸汁シーンを見ていないので、寿命でただ弱っているだけかも。)
保護し­て経過観察し、酔いが醒めて元気になることを確認しようか迷いました。
しかしスズメバチを安全に持­ち帰ることのできる採集容器をこの日は持参してなかったので断念。


単眼の周囲が黒く、­胸部の小楯板が茶褐色である点がモンスズメバチの特徴です。
触角および腹部の体節をカ­ウントすると♀と判明。
一円玉と比較して割り出した体長~23mmから判断してワーカ­ーだと思います。
「泣きっ面の蜂」とはこんな感じでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む