2014年9月下旬
▼前回の記事
破壊された巣とチャイロスズメバチ♀残党
斜面に営巣したチャイロスズメバチの定点観察#5
チャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)の壊れた巣の近くに生えた若いスギの木に蜂が1匹止まりました。
もしかして巣を修復するために樹皮を剥いで巣材を集めるのかと期待したものの、幹をウロウロと登り降りしただけで飛び立ちました。
心なしか触角が長いので、もしかするとワーカー♀ではなく♂や新女王かもしれません。(自信なし)
雄蜂や新女王だとすれば、巣材を集めないのも納得です。
▼関連記事(雄蜂の標本写真)
コケから吸水するチャイロスズメバチ♂
この杉の木は樹皮が何度も剥ぎ取られた形跡があるようにも見えます。(気のせい?)
つづく→シリーズ#6:チャイロスズメバチの廃巣を採集
2014年10月上旬
民家の庭でカワラヒワ(Carduelis sinica minor)の群れが枯れたヒマワリの花に乗り、中にぎっしり詰まった種子を採食していました。
花が重みで下を向いているので、花の縁に止まったカワラヒワは逆さまにぶら下がって種子を抜き取らないといけません。
したがって、ヒマワリの種子は外側から順に食べられ中央部が残っています。
聞こえている鳴き声は食事中の個体のものではなさそうです。
女竹の生け垣の隙間から隠し撮りしました。
後半はカメラに気づいてしまい警戒しているようです。
▼つづく
ヒマワリの種子を給餌♪するカワラヒワ(野鳥)の親子?
【追記】
佐藤信治『庭にきた鳥:いのちのドラマを家族でみる』によると、
ヒマワリのタネが大好物で、くわえたまま殻を回しながら割って中身だけを器用に食うのがカワラヒワ。 (p58より引用)
引用文は冬期にヒマワリの種子を餌台に置いて給餌したときのカワラヒワの採食行動を記したもののようです。
今回私が撮った動画でも、ヒマワリの花から種子を直接引き抜くと、確かに殻を割って中身を食べていました。
2014年10月上旬
仰向け状態になった昆虫が起き上がる方法は種類によって異なり面白いので、これまで様々な昆虫で試してきました。
カブトムシ♂(Trypoxylus dichotomus)ではどうでしょう?
子供向けの絵本『キンダーブックしぜん8:カブトムシ』(1991)p7には次のように書かれていました。
カブトムシをころんとひっくり返してみたら、さぁ、どうやって起き上がるのでしょう。背中の翅を少し開いて体を傾け、脚を上手に使って起き上がります。
ところが実際に試してみると、本に書いてある通りにはなりませんでした。
木の板の上に仰向けにすると自力では起き上がれないようです。
鞘翅を広げた勢いで起き上がろうとしても体重が重過ぎる気がします。
丸い体型のテントウムシはその方法でコロンと後転しながら起き上がれますが、カブトムシ♂は角が邪魔で後転できません。
今回は空腹で体力が無かったりカブトムシにとって気温が低かったりしたせいで起き上がれないのでしょうか?
爪先を何かに引っかけないと起き上がれないのかな?
何度も実験を繰り返した訳ではありませんが、起き上がれないままで放置されると体力が消耗して死んでしまいます。
いずれにせよ、飼育容器はプラスチックが剥き出しのままだと滑り易いので、転倒した時に備えて底に木の枝や枯れ葉などを敷き詰めておくことにします。
【追記】
最近何かのテレビ番組でカブトムシを使った同じ実験映像を見たのですけど、認知心理学や生態心理学のアフォーダンスとやらが関連するそうです。
仰向けでがむしゃらに暴れながら爪先で探って何か物体の縁を見つけると、それを支点にして起き上がれるのだそうです。
今回うまく起き上がれなかったのは、何も足掛かりのない平面の板の上でやったからでしょう。
という訳で、次回はアフォーダンス実験を再現してみるつもりです。
その番組ではヒトの赤ちゃんの起き上がり行動(寝返りの発達)と比較してました。
2014年9月下旬
つづら折りの山道の下草(木苺の一種)に乗った茶色のカメムシが蛾の幼虫を捕食しています。
側角が鋭く、クチブトカメムシ(Picromerus lewisi)だと思うのですが、どうでしょう?※
口吻を突き刺して吸汁している獲物は毛虫ではなく芋虫タイプでした。
日差しが強く、どうしても白飛び気味になってしまいます。
※ Web東奥のあおもり昆虫記サイトによると、
似た種にオオクチブトカメムシがあるが(中略)クチブトカメムシはオオクチブトと違って、森林地帯で見られる。クチブトカメムシは肉食・捕食性で、ハムシなどの幼虫や小さな昆虫を捕らえて食べる。
撮影後に採集しました。
飼育して狩りの瞬間を動画に撮りたかったのですが、忙しくて手が回らず(生き餌を調達できず)、結局逃してやりました。
以下は標本(生体)写真。
2014年9月下旬
斜面に営巣したチャイロスズメバチの定点観察#3
▼前回の記事
斜面の巣に出入りするチャイロスズメバチ♀の羽ばたき【ハイスピード動画】
山中で見つけたチャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)営巣地の環境は、急な南西斜面のスギ植林地です。
スギは未だ若く、植林後の手入れがされていないためミズナラやコナラなどの灌木が密生して藪になっています。
林道から2〜3m下の崖の途中に穴を掘って営巣しているようです。
斜面の上から見下ろしても全く巣は見えません。
前回は斜面の横から近づこうとするも、警戒した蜂にまとわりつかれ危なくて撮影どころではありませんでした。
高価な防護服を買わなくても安全に巣を撮影する方法は無いものか、一週間かけて作戦をあれこれ考えました。
なるべく手持ちの機材を組み合わせて工夫します。
- ビデオカメラに一脚を取り付けて林道から巣口に差し出せば映像が撮れるか?
- 釣り竿でカメラを吊り下げれば映像が撮れるか?(操作が難しそう)
- カメラ搭載のラジコンヘリ(ドローン)を巣まで飛ばす?(茂みが邪魔で上手く飛ばせないかも)
- 蜂が飛ばない夜なら安全に近づけるか?(赤外線の暗視カメラで撮影)
とりあえず作戦其壱を決行してみます。
日本のスズメバチ類は巣の近くで動く黒い物体に対して攻撃性を示すので、刺激しないようにまず黒い一脚に白いビニール袋を巻いて覆いました。
次にビデオカメラの黒い部分(液晶画面裏側とハンドグリップ)や一脚のクイックシューにも白いビニールテープを貼ってマスキングしました。
これはかなり奏功しました。
どうせならカメラ全体を白いビニール袋で包み、レンズ部分だけ丸い窓を開ければ準備が簡単だったかもしれません。
(私の場合はあくまでも撮影が目的なのですが、巣の様子を「見る」だけなら一脚に鏡を取り付けても良かったかもしれません。)
蜂が素早く一脚を伝って来て手を刺される危険性が怖いので、手袋は白いゴム手袋と軍手を二重に装着しました。
手首の隙間から肌が露出しないように注意します。(ビニールテープを手首に巻いて密着すべき)
安全第一で、いざとなれば咄嗟に機材を投げ捨てる覚悟を決めました。
他の服装についてもスズメバチの本を参考に対策しました。
フルフェイスのヘルメットは大袈裟かもしれませんが、必ず頭髪を覆い隠さないといけません。
暑くても我慢、我慢。
一脚を目一杯伸ばし、林道からビデオカメラを巣まで慎重に下ろして巣のありそうな辺りの崖を山勘で撮ってみます。
カメラをゆっくり引き上げ、撮れた映像を直後に確認。
撮影アングルは試行錯誤するしかありません。
映像の天地が逆転しているので難しいです…。
GoProに代表される今時のアクションカメラがあれば、携帯電話と連動したライブプレビュー機能も搭載されているみたいなので、撮影中の画角を確認するのも容易でしょう。
無い物ねだりしても仕方がないので、手持ちの機材で頑張ります。
かなり緊張したものの、案ずるより産むが易しでなんとか無事に上手く行きました。
やはり撮影を繰り返すとワーカー♀が益々攻撃的になりました。
引き上げるビデオカメラにしがみつく個体もいました。
機材に噛み付くほどではないものの、油断できません。
蜂を手荒に振り落としたりせずに、巣から離れ偵察機材を放っておけば蜂は自然に離れてくれます。
さて苦心して偵察した結果、意外に小さな巣と判明。
崖の木の根の下に営巣しているようです。
地中ではなく外被が剥き出しになっているのが不思議でした。
残念ながら巣はかなり壊されているようで、巣盤も剥き出しになっています。
この撮影法ではもどかしいので意を決して巣に近づき、直接撮影してみることにしました。
つづく→シリーズ#4:破壊された巣に残るチャイロスズメバチ♀
2014年10月上旬
玄関のポーチを登っているカブトムシ♂(Trypoxylus dichotomus)を見つけて採集しました。
体格も角の発達もかなり立派な個体です。
昼間なのに活発に動き回っていました。
100円ショップで買ってきた昆虫ゼリー(3個入りで¥108)を給餌したら、ようやく落ち着いてくれました。
ブラシ状の口吻を伸縮させて吸汁するシーンを動画に撮りました。
昆虫ゼリーを固定するプラスチックケースの側面が滑り易いようで、登るのに苦労しています。
背伸びしてなんとか口吻がゼリーの縁に届きました。
後に、滑り止めの輪ゴムをケース側面に巻いてやることにしました。
昆虫ゼリーの包装に印刷された成分表によると、
天然樹液入り昆虫用栄養ゼリー日本製。
原材料 ゼリー:果糖、ぶどう糖、果汁、ステビア、ゲル化剤(増粘多糖類)、pH調整剤、乳酸Ca、酸味料
▼前回の記事
チャイロスズメバチ♀の巣を山道で見つけた!
2014年9月下旬
斜面に営巣したチャイロスズメバチの定点観察#2
1週間後に色々と装備を整えてからチャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)の営巣地を再訪しました。
林道の路肩から斜面を見下ろしながら、巣に出入りする蜂を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
巣の手前でホバリング(停空飛翔)する個体も見られます。
巣がどうなっているのか、観察しないことには埒が明きません。
次はいよいよ意を決して巣を撮る作戦に挑みます。
つづく→シリーズ#3:チャイロスズメバチの巣を安全に撮影するには?
2014年9月下旬
山麓の杉林でニホンザルの群れの気配を感じました。
耳を澄ませて鳴き声を探っていると、用水路沿いの柵で1頭の野生ニホンザル(Macaca fuscata)を発見。
口にカボチャの実を咥え、四足でフェンスの上を歩いて来ます。
背を向けて鉄パイプに腰掛けました。
ふと振り返った瞬間に私の姿を認め、ギョッとしたように慌てて下に降りました。
右腕に南瓜を抱えながら林縁の地面を走り去り、ときどき立ち止まっては暗い杉木立の隙間から何度も振り返ってこちらを覗き見ています。
近くの畑を荒らしてカボチャの実を盗んできたのでしょうか?
必ずしもそうとは言い切れません。
実はこの近くに猿を捕獲する罠が仕掛けられており(猿害対策)、誘き寄せるために撒かれた餌だけを失敬してきた可能性もあるのです。
盗みの犯行現場を見ていないので、いずれにせよ想像でしかありません。
カボチャは山野に自生しない農作物ですから、人間界との関わりで得た食料であることは確かです。
撮影アングルを求めて私がそっと追いかけると、猿は再びフェンスの上に登りこちらを頻りに気にしていました。
この立派なフェンスは農地を囲う物ではなく、用水路にヒトが落ちないよう設置された安全柵です。
四足で柵の上を歩き去る猿の後ろ姿を撮り続けました。
股間に赤い睾丸の発達した♂成獣のようです。
口に咥えて運んでいる丸い緑色の物体が何なのか、初め分かりませんでした。
チラッと一瞬見えた切り口が黄色かったので、ようやくカボチャと判明しました。
猿は座り込んでこちらを凝視しています。
警戒声を発しているのかもしれませんが、遠くて全く聞こえませんでした。
最後はフェンスから下りて雑木林の奥に姿を消しました。
おそらく群れの仲間を追って行ったのだと思いますが、他の個体は見かけませんでした。
いわゆる「離れ猿」だったのかもしれません。
※ YouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してあります。
2014年9月下旬
山裾のお寺の境内でジョロウグモ(Nephila clavata)があちこちに網を張っていました。
どういう訳か、その一つにコカマキリ♂(Statilia maculata)が引っかかっていました。
地上からの高さは目測で約2m。
死んでいるのかと思いきや、動きました。
クモに悟られないよう擬死しているのかな?
枠糸に近い部分なので、糸に粘着性がないようです。
一体どうしてコカマキリはこんな窮地に陥ったのでしょう?
決して私がジョロウグモに給餌するためにコカマキリをクモの巣に投げつけた訳ではありません。
ジョロウグモの網にかかった獲物を横取りしようと自分の意志でやって来たとしたら非常に興味深いのですが、わざわざ屋根から枠糸を伝い歩きして辿り着いたとは思えません。
おそらく単に屋根から飛び降りようとして網に引っかかったのでしょう。
一方、網が振動しているのに左上に占座したジョロウグモ♀もなぜか反応しません。
獲物としては危険過ぎると察知しているのでしょうか?
しばらくするとコカマキリ♂は恐る恐る(?)網から脱出を始めました。
糸に粘着力はあまり無さそうですが、上手く歩けない様子。
なんとか苦心して方向転換すると不安定な足場で体勢を立て直しました。
羽ばたいて下の草むらに飛び降り、無事に生還。
※ 白飛び気味の前半だけYouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してあります。
細いクモの糸も少し強調されました。
【追記】
初め私はこのコカマキリをなぜか♀だと思い込んでいたのですけど、YouTubeのコメント欄でバナナ王国の王バナナイズジャッチメントさんから♂だとご指摘を頂きました。
触角が長いとオスでメスはオスより短いです後は腹が細いほうがオスでメスはやや太ってますあとオスは遠くまで飛べてメスはそんなに飛べません
という訳で、性別を♀から♂に訂正しておきます。
2014年9月下旬
里山の草地でセスジハリバエ(Tachina nupta)が花蜜(と花粉)を舐めていました。
初めはミゾソバの群落で訪花していましたが、隣に咲いた野菊(種名不詳)の群落にも飛んで行き、吸蜜しています。
複数個体を撮影した後、1匹だけ採集できました。
以下は標本写真。
2014年9月中旬
斜面に営巣したチャイロスズメバチの定点観察#1
里山でスギ植林地の南西斜面をトラバースする林道を歩いていると、道端の斜面の穴に数匹のチャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)が盛んに出入りしていることに気づきました。
茂みに隠れてよく見えませんが、おそらく崖の地中に穴を掘って営巣しているようです。
本種は社会寄生性のスズメバチとして有名です。
地中に営巣したということで、乗っ取りのホストはモンスズメバチまたはキイロスズメバチのどちらですかね?
共に地中営巣性というイメージは無く、ピンと来ません。
引っ越しする前の母巣は地中に創設することもあるのかな?
ちなみに、前年にこの近くで同じ林道の真ん中に穴を掘って営巣していたヒメスズメバチを定点観察しています。
ただし、チャイロスズメバチの女王がヒメスズメバチの巣を乗っ取る例は知られていません。(ヒメスズメバチの営巣習性は特殊なので考えにくいです。)
林道から崖を見下ろしても巣口が見えないので、斜面を回り込んで近づこうと試みました。
しかし蜂にすぐ気づかれてしまい、数匹にまとわりつかれました。
身の危険を感じ、撮影を諦めてすごすごと撤退しました。
やはり、防護服が欲しいなー。
山中でチャイロスズメバチの巣を見つけたのは初めてです。
千載一遇のチャンスに感謝して定点観察に通うことに決めました。
高価な防護服を着用しなくてもなんとか安全に巣を撮影する方法は無いものか、知恵を絞ります。
つづく→シリーズ#2
2014年9月下旬
クルミを咥えたハシボソガラス(Corvus corone)が飛んで来て電柱の天辺に止まりました。
クルミの実を足で押さえつけながら嘴でコツコツ啄んでいる途中で、うっかり落としてしまいました。
空中から路上に投げ落として割る行動を習得していない、若くて未熟な個体なのでしょうか?
ヘマをしたのは初めて見ます(失敗例)。
(改めて映像を見直すと、既に殻を割った後のクルミを食べている途中だったかもしれません。)
カラスは慌てて飛び降りるも、電柱の根元に生い茂ったエノコログサなどの雑草に紛れて見失った模様。
電柱の周りを何度も探しても落とし物は見つからず、諦めました。
カラスに「何か失敗して、それを見られてバツが悪い」という恥の感情はあるのかな?
ハシボソガラスはそのまま歩きながら車道にこびり付いた何かをこそげ取るように拾い食いし始めました。
車が通り過ぎると飛び立つも、すぐに路上へ舞い戻って来ます。
車に轢かれてペシャンコに干からびた死骸(ロードキル)のようです。
おそらくカエルだと思います。
死骸を始末してくれる掃除屋(scavenger)の面目躍如。
歩道の縁石に登ると、飛び去りました。
随分と人馴れした個体で、最後はかなり近くまで来てくれました。
田んぼ上空を旋回して、遠くの木に着陸。
 |
ロードキル採食 |
2014年9月下旬
里山の草地でコアシナガバチ♂(Polistes snelleni)がシダの葉に乗って翅を休めていました。
触角の先がカールし頭楯が白いのが♂雄蜂の特徴です。
日光浴なのかと思いきや、シダの葉から葉へ忙しなく飛び回り始めました。
2014年9月下旬
住宅地の道端でいつも同じ場所に座っているネコ(Felis silvestris catus)が居ます。
飼い猫か野良猫か不明です。
コンクリートの段に座っています。
きっと日中の余熱で暖かいのでしょう。
赤外線の暗視ビデオカメラで夜に撮影してみました。(18:28 pm)
暗いところではネコの瞳孔が丸く開いています。
途中から赤外線投光機を点灯してみても、ネコは無反応でした。※
ネコは香箱座りをしかけたものの、やや警戒しているのか前脚を揃えただけで、こちらをじっと見据えています。
車が横を通り過ぎると目で追います。
最後は私もゆっくり歩いてネコの目の前を通り過ぎようとしたら、奥の草むらに逃げ込みました。
※ 【追記】
文春新書『ネコの秘密』によると、ねこの視覚は
色についても、人間ほど景色が色鮮やかには見えていないようです。(中略)また色の中でも赤色は特に見えないようです。(p109)暗闇でねこの眼が光って見えるのは、タペタムが光を反射しているからです。(p111)
2014年9月下旬
里山の雑木林でアオゲラ♀(Picus awokera awokera)が立ち枯れした木にいました。
(直前に数羽で群れていたかもしれません。)
頭部の後半だけが赤いので♀ですね。
斜めに伸びた幹を登り、少しつついてから飛び去りました。
余りにも短い出会いだったので、1/4倍速のスローモーションでリプレイして水増し。