2023/12/09

ニホンアナグマ♀の巣穴に侵入するホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月上旬 

シーン1:午後18:45頃・日の入り時刻は18:40 
日没直後のニホンアナグマ♀(Meles anakuma)営巣地(セット)に意外な珍客が訪れました。 
ホンドテンMartes melampus melampus)です。 
この時期テンは夏毛に生え変わっているはずですけど、この映像では残念ながらホンドテンの毛色が分かりません。 
画面の奥から登場したテンが手前の巣穴Rに興味を示し、覗き込んだり匂いを嗅いだりしています。 
後脚で立ち上がったのは、辺りを警戒するためでしょうか。(@0:54〜) 

逡巡した末、ホンドテンが遂にニホンアナグマ♀の巣穴Rにするりと潜り込みました!! 
アナグマの赤ちゃんを捕食しに来たのでしょうか? 
残念ながら、ここで録画が打ち切られていました。 
奥にある別の巣穴Lからアナグマ親子が慌てて避難するかと予想したのですが、それも不明です。 
別アングルのトレイルカメラ(新機種)では、テンの不法侵入シーンがなぜか撮れていませんでした。

いつもなら日没前後の時間帯には、アナグマが巣穴の外に出て寛いでいます。 
この日はたまたま(寝坊して?)巣内に籠もっていたようです。 
アナグマ♀あるいはヘルパー♂が巣内からテンを撃退したはずですけど、肝心の防衛シーンが撮れていません。 
巣内から威嚇の鳴き声なども聞こえませんでした。 
アナグマの居住区はよほど地中深くにあるのでしょうか? 

1分後にカメラが再び起動すると、テンは巣穴Rから外に出ていて(赤丸に注目)、奥の二次林を右に走り去る姿が写っていました。 
まさかテンの狩りが成功して、アナグマの赤ちゃんを咥えて持ち去ったのでしょうか? 
テンが巣穴Rから出てくる瞬間を撮り損ねたのがつくづく残念です。 
ニホンアナグマにとってホンドテンは恐るべき天敵のはずなのに、激しく撃退・追撃しないのは不思議です。 
捕食者が巣穴に侵入してもアナグマは反撃せずに籠城するだけだとすれば、まさに将棋の穴熊戦法みたいですね。 
巣内にはアナグマの赤ちゃんが居るはずですが、母親♀とヘルパー♂(若い息子)が同居していれば、防衛力は充分なのでしょう。 

テンが立ち去った後も、アナグマは巣口Rに顔を出して見送ったり警戒したりしませんでした。 
以前キツネが訪問したときとは違います。 



結局テンは狩りを諦めて立ち去ったと私は考えています。 
もしもアナグマ赤ちゃんの捕食に成功していれば、味をしめたテンはこの後も繰り返しアナグマ♀の営巣地を襲ったはずです。 
しかし、次にテンが現れたのは3週間後です。(映像公開予定) 
今回もしテンに巣穴を襲撃されて被害に遭ったのなら、アナグマの母親♀は残りの赤ちゃんを連れて別の巣穴へ急いで引っ越したはずです。 
それをしなかったということは、やはり今回ホンドテンは巣穴に侵入しかけただけで、狩りは失敗したと考えられます。 


シーン2:午後19:33(@1:41〜) 
テンが来てから約50分後、すっかり暗くなった晩にようやくアナグマが巣穴の外に出ていました。 
手前の巣口Rを調べて、テンの残り香を嗅いでいます。 
 次は奥にある巣口Lの近くに行き、テンが歩いた地面の匂いを嗅ぎ回っています。 
カメラの方に振り返ると、左右の目の大きさが異なる♀(右目<左目)であることが分かります。 
異状なしと判断した♀が入巣Rしかけたところで、録画が尻切れトンボで打ち切られました。
カメラのバッテリーが消耗しているのです。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 






菜の花の花蜜を吸うクマバチ♀

 

2023年4月下旬・午後14:20頃・晴れ 

農村部の道端に咲いた菜の花(種名不詳)にキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が忙しなく訪花していました。 
この組み合わせは初見です。

関連記事(15年前の撮影)▶ 菜の花で休むクマバチ♂


吸蜜する顔が菜の花で隠れてしまい、複眼の形状が見えません。 
飛び去るシーンを1/10倍速のスローモーションでリプレイすると、頭楯が黒かったので♀のようです。 
後脚の花粉籠は空荷でした。

2023/12/08

蔓にぶら下がったり棒切れを噛んだりして独り遊びするニホンアナグマのヘルパー♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月上旬

シーン1:5/1・午後20:09・気温11℃・(@0:00〜) 
(連続録画でカメラ自体が発熱しているため、画面に表示されている気温は異常値です。) 
ニホンアナグマMeles anakuma)が営巣地(セット)の広場で独り仰向けになって毛繕いしたり体を掻いたりしています。 
仰向けになるとまるで水面に仰向けで浮くラッコのようです。(ちなみに、ラッコもアナグマも同じイタチ科です。) 
左右の目の大きさが同じぐらいなので、♀ではなくヘルパー♂でしょう。
 あられもない姿で大開脚しているのですが、股間の外性器が私には未だしっかり見分けられません。 

仰向け毛繕いの途中で、たまたま目の前にぶら下がっていた蔓(樹種不明)を両手で手繰り寄せました。 
一旦、蔓を手放してしまったものの、ぶらぶら振動する蔓を再び掴み直しました。 
どうやら暗闇でもしっかり物が見えているようです。 
この日の月齢は10.9とのことで、月明かりがあるのでしょう。 


シーン2:5/1・午後20:08・(@0:41〜) 
別アングルの映像を見てみましょう。 
広場に仰向けで座って延々と毛繕いしたり体を掻いたりしていたアナグマが、たまたま目の前にぶら下がっていた蔓を両手で掴みました。 
長い蔓を手繰り寄せると、頭上の林冠がバサバサと激しく揺れました。 
手放した蔓を何度も掴み直して遊んでいます。 
その後は毛繕いに戻りました。 


シーン3:5/1・午後20:16・気温11℃・(@1:40〜) 
右の巣穴Rに入りかけたヘルパー♂が、目の前にあった蔓を再び両手で掴み、引っ張って遊び始めました。 
暇を持て余したヘルパー♂の遊び。 

仰向け状態から急に起き上がると、左に向かって駆け出しました。 
夜這いに来た余所者の♂を追い払いに行ったのかな?(想像) 

セットからアナグマが居なくなった後も、林冠まで伸びた蔓がしばらく揺れています。 


シーン4:5/5・午後21:44・気温20℃・月齢14.9(@2:37〜) 
4日後の晩にも似たような独り遊びの行動が録画されていました。 
営巣地の広場で仰向けになってゴロゴロしているアナグマをよく見ると、口に何か短い棒切れを咥えていました。 
まるで暇を持て余した飼い犬を見ているようです。 

素人目には股間に睾丸が見えるので、♀ではなくヘルパー♂だと思います。 
左右の目の大きさも同じです。 

途中から、いつもの仰向け毛繕いに移行しました。 
次は、目の前に転がっていた長い落枝や木質の蔓を咥えて引っ張り始めました。 
ほぼ満月(月齢14.9)なので、暗闇ではなく月明かりがあるのでしょう。


シーン5:5/5・午後21:43・(@4:38〜) 
別アングルの監視カメラにも映像が撮れていました。 
広場で仰向けに寝そべっているヘルパー♂が、口に短い棒切れを咥えていました。 
ゴロゴロと寝返りを打ちながら、棒切れを甘噛みして遊んでいます。 
起き上がって仰向け毛繕いを少しやってから再び寝そべり、今度は目の前の長い落枝や木質の蔓を両手で掴みました。 
長い蔓を手繰り寄せたところで、録画が一旦終了。 


シーン6:5/5・午後21:45・(@6:08〜) 
すぐにまたカメラがアナグマの動きに反応して起動し、続きを撮り始めました。 
ヘルパー♂が広場で寝転がり、蔓を口で軽く咥えたり、手で引っ張ったりして、延々と戯れています。 
蔓を手離すと、再び短い棒切れを咥え直しました。 
独り遊びに飽きて巣口Rに戻りかけたものの、思い留まりました。 
再び広場に戻って座り込んだどころで録画終了。 


巣穴の近くにぶら下がる蔓が邪魔で取り除こうとする行動ではなく、明らかに遊びでした。
アナグマにも暇潰し(余暇)の時間があるとは意外でした。
ヘルパー♂にこれほど長時間遊ぶ余裕があるということは、食生活にゆとりがある証拠です。 
一方♀は、巣内に篭もって赤ちゃんに授乳したり面倒見たりと、忙しくしているはずです。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。




鳴きながら飛んで小川を行き交うカワセミ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年5月上旬 

小川に架かる天然の丸木橋を自動センサーカメラで監視しています。 

シーン1:4/28・午後13:04・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
画面の手前から奥に向かって小川が緩やかに流れ、その先で川の本流と合流します。 


シーン2:5/8・午後18:20頃・(@0:03〜) (日の入り時刻は午後18:39) 
日没前の夕方に、小さな鳥が画面の奥から小川の上を低空でこちらに向かって飛んで来ました。 
甲高い特徴的な鳴き声から、カワセミAlcedo atthis bengalensis)と判明。 

直後に同一個体が戻って来ました。 
甲高い鳴き声を発しながら画面の下(手前)から現れ、水路上を下流に向かって青い彗星のように素早く飛び去りました。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@0:34〜)、ニセアカシア倒木の下をくぐらずに、その上スレスレを飛び越えていました。 
あまりにも高速飛翔なので、スロー再生してもカワセミの性別を見分けられませんでした。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 

この川の流域にカワセミが生息していることはずっと前から知っていて、長年カワセミの営巣地を探し歩いているのですが、なかなか見つけられません。 


2023/12/07

与えた藁を掻き集めて巣穴に運び込み寝床とするニホンアナグマ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月上旬

アナグマの巣材集め行動を観察するために、ちょっとした実験をしてみました。 
巣穴の近くに巣材を置いてみたのです。 
子育て中のアナグマ♀がどれぐらい神経質か分かりません。
露骨に警戒して巣穴を引っ越してしまうリスクを恐れたのですけど、熊谷さとし『タヌキを調べよう (身近に体験!日本の野生動物)』という本を参考にしました。
巣の中にしきつめる材料は、草を根っこから引きぬいて使っているようで、出入り口のそばに落ちていることがある。
(中略)ぼくが、わらたばを巣穴の近くに置いておいたら、ちゃんと穴の中に運びこまれていた。(p23より引用)


熊谷さとし、安田守『哺乳類のフィールドサイン観察ガイド』 によると、

アナグマの巣穴は(中略)草をむしりとって巣穴に運び入れて布団にする。著者が試しに入口近くに藁束を置くと、ちゃんと中へ引き込んでいた。(p69より引用)



シーン1:5/1・午後17:44・(@0:00〜) 
日没前の夕方から2頭のニホンアナグマ♀♂(Meles anakuma)が巣穴の外に出てきていました。(日の入り時刻は午後18:32) 
右の個体が♀で、左の個体はヘルパー♂(若い息子)のようです。 
アナグマ家族の体色を自然光下で初めて拝むことができました。 
二次林にある営巣地で、マルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)など)の若葉の緑がきれいに撮れています。 

左の個体(ヘルパー♂?)が手前の巣穴Rに入りました。 
広場に残った♀個体も続けて入巣しかけたものの、立ちどまりました。 
アクセストレンチと呼ばれる巣口R手前のスロープに私がこっそり広げて置いた藁に気づいたようです。 
営巣地に謎の異物が突然現れたので、警戒しながら慎重に近づいて藁の匂いを嗅ぎます。
私が手で触れた匂いが気に入らなかったのか、巣材を搬入しませんでした。 
広場に戻ると、座り込んでしまいました。 
仰向けになって毛繕いしてから入巣R。 


シーン2:5/2・午後18:04・(@1:31〜)日の入り時刻は午後18:33。 
翌日も日没前の夕方にアナグマ♀が巣穴の外に現れました。 

アクセストレンチに置かれた干し草(藁)の匂いを不審そうに嗅いでいます。 
前脚で枯草を掻き寄せると、そのまま後ろ向きで藁を巣に搬入しました。 
♀はすぐにまた出巣Rすると、巣口Rで身震いしてから、体を掻いています。 


シーン3:5/2・午後18:06・(@2:25〜) 
ニホンアナグマ♀は数分後に巣材集めを再開しました。 
干し草(藁)の匂いを嗅いでから前脚で掻き集めると、後ろ向きにピョンピョン跳んで巣穴Rに入ります。 
巣穴Rの入り口に落としてしまった大量の藁も、しばらくしてから巣内に引き込みました。 


シーン4:5/2・午後18:40・(@3:19〜) 
約30分後、巣穴Rの外に出てきた♀が巣口の地面に座ってまったり休んでいます。 
痒かったのか、尻尾を甘噛みしたり、後脚で痒い体を掻いたりしています。 

立ち上がると、干し草の山へ向かってノソノソと向かい始めました。 
その動きに反応して、もう1台のトレイルカメラが起動し、赤外線LEDが点灯しました。 
トレイルカメラのかすかな物音に気づいて♀はそちらを向いたものの、すぐに警戒を解きました。 
巣材を集めて巣穴Rに搬入。 

出巣Rしても続けて巣材集めをすることはなく、いつも休憩を挟みます。 


シーン5:5/2・午後18:42・気温12℃(@4:40〜) 
別アングルで撮れた映像を見てみましょう。 
巣口Rの手前のスロープ(アクセストレンチ)に置かれた干し草(藁)の匂いを嗅ぐと、前脚で掻き寄せました。 
後ろにピョンピョン跳びずさるようにして、一抱えの藁束を巣内に運び入れます。 

 一仕事を終えた♀が広場に出てくると身震いし、痒い体をボリボリ掻いています。 
その間、ずっと監視カメラの方を見ているため、左右の目の大きさが違う♀個体であることがよく分かります(右目<左目)。 


実験は大成功です!!
ニホンアナグマの巣材集め行動を遂に撮影できました。 
せっかく与えた藁が雨で濡れないように、天気予報で晴れの日が続く時期を選んで決行しました。 
巣穴の奥では赤ちゃんを育てているはずですから、新しい寝床として受け入れてくれたのです。
「あ〜、ありがとうございますー、ね。今、誰かお客さんからフッカフカの新しい敷き藁を頂きました。 こんなん、なんぼあっても、良いですからね〜。(動画で一言©ミルクボーイ)」
巣材集めは♀の仕事なのか、ヘルパー♂は一度も手伝いませんでした。 

この実験は見ていて楽しいので、皆さんにもお勧めです。
野生動物に給餌するより害がないと言いたいところですが、くれぐれも清潔な干し草(藁)を与えるようにしましょう。 
屋根裏で埃を被っている古い稲藁とか家畜小屋(厩舎)から干し草を持ってきたりすると、ダニやノミが付着しているかもしれません。 
巣材集め作業の合間にアナグマが体をボリボリ掻いているのが気になりました。 
いつもやる行動なので大丈夫だと思うのですけど、もしも与えた干し草がダニやノミで汚染されていると大変です。
運び込まれた体外寄生虫が巣内に蔓延して(赤ちゃんにも感染して)大惨事となります。 
「獅子身中の虫、獅子を喰らう」
まるで「トロイの木馬」作戦のようではないか! 専守防衛の穴熊戦術もこれで陥落!などと感心している場合ではありません。 
アナグマは使い古した巣材を巣外に出して干す(日光消毒)ことがあるそうです。
そこまで知恵があるのであれば、もしも与えた巣材が原因で全身が異常に痒くなるようなことがあれば、原因となった巣材を巣外に捨てるような気がします。

※ 動画の一部には編集時に自動色調補正を施しています。


煙突の天辺でいちゃつくハシブトガラス♀♂(野鳥)煙浴行動?

 



2023年4月下旬・午後13:40頃・晴れ 

ゴミ焼却場から上に伸びる角柱状の煙突の天辺(開口部)を鉄板で覆い、雨が入らないようにしています。(煙を拡散させるため?) 
鉄板を斜めに設置してあるのは、水平だと冬に雪下ろしをする必要があるからです。
その角に1羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が止まっていました。 
バサバサと翼を広げて身震いしたということは、煙浴しているのでしょうか? 

カーカー♪澄んだ声で鳴くと、手前に飛び降りました。 
私の方へ向かって滑空してきます。 
交通標識板の天辺に止まり直してカーカー♪澄んだ声で鳴きました。 
口内が黒いのは成鳥の印です。 
嘴を標識に擦り付けたのは、パパラッチ(私)に対する苛立ちの表明と思われます。 
近くの電線へ飛んで移動すると、煙突の天辺に飛来したパートナーと鳴き交わしました。 
しばらくすると、私が人畜無害と分かってくれたようで、パートナーが待つ煙突の天辺に戻りました。 

営巣地周辺の縄張りをよく見渡せるので、この煙突はハシブトガラス♀♂にとってお気に入りの止まり場(見張り場)となっています。 
鉄板には白い糞が多数付着しています。 

パートナーの横に並ぶと、1羽が前傾姿勢で鳴きました。 
カーカー♪鳴く度に、尾羽が上下にピコピコ動きます。 
喉袋が膨らんでいたのでパートナーに求愛給餌するかと期待したのですけど、鳴き止むと喉袋は萎んでいました。 

やがて♀♂つがいは嘴を軽く触れ合わせてキスしたり、互いにやさしく対他羽繕いしたりと、いちゃつき始めました。 
相手をヒョイと飛び越えてからも、横歩きで相手ににじり寄りました。 
しばらく観察していても交尾には至らず、1羽がどこかへ飛び去りました。 

さて、カラスは煙浴することが知られています。 
羽根を煙でいぶして寄生虫を駆除するのです。 梅雨時によく見られ、羽を乾かす効果もあるそうです。 
・カラスは煙が出ている煙突を発見すると猛スピードでそこに飛んで行く。そして煙突の吹き出し口に止まると、気持ちよさそうに煙を浴びる 
・煙の中でもボイラーに火を入れた直後の不完全燃焼時に出る真っ黒い煙をカラスが好むことや、冬にはまず行われないことなど…
今回のハシブトガラス♀♂も縄張りを見張りながら煙突の天辺で煙浴しているのでしょうか? 
撮影中にゴミ収集車が1台戻ってきましたが、焼却炉が稼働しているかどうか不明です。 
煙突から黒煙も陽炎(熱気)も立ち昇っていないので、素人目には煙は出てないような気がします。 
煤煙を浄化して排熱も充分に回収してから排気すれば、陽炎すら立ち昇らないのかもしれません。 
もし煙が出ていれば、鉄板が熱くなってカラスも止まれないのではないでしょうか? 
ここで煙浴行動を観察するなら、焼却炉の稼働スケジュール(時間帯)をゴミ焼却場に問い合わせてみる必要がありそうです。 

本で読んだカラスの煙浴行動を観察したくても、街なかの銭湯が次々と廃業したので、大きな煙突を見る機会がなかなかありません。 
それに代わって薪ストーブを設置した家が増えてきたので、その煙突に期待しています。 
しかし薪を燃やす冬にカラスが煙浴してくれるかでしょうか?
火葬場の煙突でカラスが煙浴してくれたら、物語性があって絵になりそうです。 
しかし、火葬場ではカラスを不吉だと嫌って追い払っていそうだなぁ…。

2023/12/06

トンネルの天井からぶら下がって震えるユビナガコウモリ?【暗視映像】

 

2017年9月中旬・午後17:39 (日の入り時刻は午後17:43)

夜行性コウモリの群れが昼間に寝ているねぐらとなったトンネルを日没直前に探索しています。 
動画音冒頭から飛び回っている個体が1頭がいます。 

天井に単独でぶら下がっていた個体に近づくと、覚醒していて明らかに私を警戒しています。 
ブルブルと震えているのは、飛び立つ前の準備運動なのでしょうか? 
私が横から回り込んでも、なぜか逃げようとしません。 
翼の肘?の辺りから長い指が伸びています。 
これが第1指なのだそうです。 
下腹部が素人目にはくちゃくちゃっとしていて、何がなんだかよく分かりません。 
幼獣が母親にしがみついているのか、それとも左足や翼の飛膜を畳んでいるだけなのかな? 

ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosus)ですかね? 
自信がないので、間違っていたらご指摘ください。 
他のコウモリと比べ翼手の第3指(中指)の第2指骨が著しく長いことからユビナガコウモリと名付けられています。 

 『コウモリ識別ハンドブック』でユビナガコウモリについて調べると、
・休息時には翼の第3指と第2指の第2指骨を前方に折り曲げている。 
・丸い顔が目立つ特徴的な顔つき。耳介の先端部は頭頂部よりも低い。 
・ねぐらは洞穴性で、おもに自然洞窟や人工洞(廃坑、横坑、防空壕)、隧道の天井を利用する。 (p54-55より抜き書き)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


同定のために野生のコウモリを1頭だけでも一時捕獲して体の作りを納得がいくまで調べてみたいのですが、一時捕獲ですら知事?から正式な許可を得ないといけないらしく、その後の進展がありません。 
絶滅危惧種でない普通種なら、一時捕獲ぐらい自由にさせてよ…と勝手ながら恨めしく思ってしまいます。 
結果的に、コウモリの研究を専門家が独占する参入障壁となっています。 
アマチュアに参入させたくない理由があるのか?と勘ぐりたくなります。 
私の場合は駆除目的ではないので、申請すれば意外とあっさり採集許可が得られるものなのでしょうか? 

ハナズオウの花蜜を吸うナミアゲハ春型

 

2023年4月下旬・午後15:00頃・晴れ 

郊外の畑の片隅に植栽されたハナズオウが花を満開に咲かせています。 
そこに春型のナミアゲハPapilio xuthus)が訪花していました。 
ナミアゲハは今季初見です。 

翅を全開にしたまま、がっつくようにマメ科の蝶形花から吸蜜していました。 
花から花へ伝い歩きをするときだけ、少し羽ばたいてバランスを取ります。 
最後は自発的に飛び去りました。
今回私が撮った個体の雌雄を見分けられる方がいらっしゃいましたら、教えてください。 
『フィールドガイド日本のチョウ』によると、ナミアゲハの腹端を側面から見れば性別判定が可能らしいです。
いつもお世話になっている図鑑なのですが、どうしても苦言したい点があります。
せっかく掲載された腹端の写真があまりにも小さ過ぎて、図鑑と見比べて性別判定を実践することができません。 
これは致命的な問題ではないでしょうか。 
もっと拡大した写真を載せてください。
図鑑を買っても種類や性別を見分けられないというのは、図鑑としての使命を果たしていません。
(増補改訂版では改善されているのでしょうか?)
紙の図鑑でフルカラーの写真を大きくふんだんに載せようとすると印刷コストが跳ね上がるという出版社側の事情は理解できます。
なるべく多くの情報を限られた紙面に詰め込みたいというレイアウトの苦心が伺えます。
それなら、もう全て電子書籍で販売して欲しいというのが私の個人的な願いです。 
電子書籍化すれば、必要に応じて写真を拡大できますし、重くてかさばる図鑑を何冊でも野外に持ち歩くことが可能になります。
写真ファイルだけでなく鳴き声の音声ファイルや行動の動画ファイルを一体化したマルチメディア図鑑に進化すべきなのに、ここ何十年も紙のまま中途半端に停滞している(進歩を拒んでいる?)出版社の怠慢が解せません。
検索性も含めると使い勝手では紙の図鑑よりもインターネット上のWEB図鑑が圧勝しているので、そのオフライン版を電子書籍で販売して欲しいのです。
 

2023/12/05

里のニホンアナグマ♂は土木工事の騒音にも慣れっこ?【トレイルカメラ】

 



2023年4月下旬・午後18:25頃・(日の入り時刻は午後18:26) 

ニホンアナグマ♀(Meles anakuma)の営巣地(セット)に隣接する農地や林で土木作業をしているのか、重機(ブルドーザー?)の作業する騒音と地響きが夕方まで続いています。 
日没時からアナグマ♂が来ています。 
近所の♂が暗くなる前に早くも夜這いに来たのか、それともヘルパー♂(若い息子)なのか、♂の個体識別が出来ていないので分かりません。 

実はこの直前に♀♂ペアが交尾を中断して別れたので、さっきの♂がすぐに戻ってきて♀を待ち伏せしているのかもしれません。 



やはり騒音が気になるようで、♂は不安そうに顔を上げて風の匂いを嗅いだり、セット周辺をうろついたりしています。 
口で地面を齧っていますけど、本気の採餌行動には見えません。
騒音ストレスによる転移行動だったりするのでしょうか? 

やがて身震いすると二次林に入り、林床で腰を落としてスクワットマーキング(臭腺や肛門腺による匂い付け)したようです。 (@2:23〜)
排便ポーズにも見えたので、もしかすると、そこが溜め糞場かもしれせん。 
フィールドサインに関する本を読むと、アナグマはセットの近くに溜め糞場を設けるそうです。 
しかし、私が後に現場検証しても溜め糞場は見当たりませんでした。 

その間、♀は巣穴に篭もったきり、外に出てきません。 
近くの騒音や振動(地響き)は巣内でどのように感じられるのでしょうね?


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 土木工事?の騒音が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


実はこの直後に♂が穴掘りを始めたので、ヘルパー♂と考えたくなります。 




山中の泉で育つトウホクサンショウウオの卵嚢を手に取ってみる

 



2023年4月下旬・午後13:00頃・晴れ 

定点観察のため山中の水場に来ると、新たにアズマヒキガエルの卵塊が大量に産み付けられていました。 

関連記事(同所同日の撮影)▶ 山中の泉に産み付けられたアズマヒキガエルの卵塊 


動画を撮りながら右手を水の中に差し入れて、浅い泉の底に沈んでいるトウホクサンショウウオHynobius lichenatus) の卵塊を一つすくってみました。 
卵嚢が不透明で表面には皺があり、中の胚がよく見えません。 
前回よりも胚発生が進行しているようですが、未だ動いてはいません。 

アカマツの落枝を池から取り除いた後に撮影しました。

秋田喜憲『石川県能登宝達山のサンショウウオ物語-サンショウウオに魅せられて40年』を読むと、2枚の透明ガラスで傷つけないよう卵嚢を圧して観察すると見やすいらしいです。(p24より)
筆者は顕微鏡を見ながら細密画で胚を写生し、発生段階表を自力で作成しておられます。
筆者の偉業はそれだけではありません。
生き物のフィールド調査に心血を注ぐとはどういうことか、教えてくれる凄い名著です。
ただし本書にトウホクサンショウウオは登場しません。



2023/12/04

トレイルカメラの死角で交尾するニホンアナグマ♀♂の鳴き声♪?【暗視映像】

 



2023年4月下旬・午前0:49〜1:02・気温2℃ 

ニホンアナグマ♀(Meles anakuma) の営巣地を監視するトレイルカメラが深夜に起動しても、アナグマの姿は見えません。 
しかし、死角から小声で動物が鳴く声が繰り返し聞こえます。
ワンワンワン♪とかウッ♪というイヌのような鳴き声を素早く繰り返しています。 
それに混じってときどき聞こえる低音の奇妙な音は、アナグマ♂が♀を宥める求愛声(ジェジェジェビーム♪)かもしれません。 
なんとも言葉では表しにくいのですが、痰が絡んだ低音の超ハスキーボイスのように私には聞こえます。 
それにしても、トレイルカメラ自身が規則正しく発するザッザッザッ…♪という電子ノイズが耳障りで困ります。 
メーカーには改善してもらいたいものです。

※ 鳴き声が聞き取れるように動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


手前の巣穴Rの中で生まれたアナグマの赤ちゃん達が元気に鳴いているのか?と初めは思いました。
それとも巣内で♀とヘルパー(若い息子♂)がじゃれ合って遊んでいるのかな? 
(ヘルパー♂と母親♀が近親交配するおそれはないのか? という疑問が湧きます。)
カメラの近くで何者かが断続的に鳴き続けるものの、最後まで姿は見えません。 
そもそも、なぜトレイルカメラが繰り返し起動したのか不明です。 

ひときわ大声で鳴いた直後に、画面の下端からアナグマ♀が登場しました。(@4:25〜) 
巣穴の方を向いて身震いし、ちらっと振り返ってくれたので、アナグマと確定できました。 
どうやら、手前の死角で♀♂カップルが交尾していたようです。 
謎の鳴き声は交尾中に2頭が発したものなのでしょう。
交尾の終盤に♀が♂から離れたがって抗議する鳴き声と、それを宥めて交尾を続けようとする♂の求愛声だったと想像しています。
♀が♂を振り払って巣穴に帰ろうとする度にカメラのセンサーが反応し、背後から抱きつく♂は必死に引き戻していたのでしょう。

♀が手前の巣穴Rに入ると、謎の鳴き声はしなくなり、辺りは静寂に包まれました。 
このことからも、幼獣の鳴き声という可能性は否定されました。
(赤ちゃんが巣穴から母親を呼ぶ声だとすれば説明できてしまう?)
夜這いに来て♀と交尾後に別れた♂は最後まで動画に登場しませんでしたが、カメラとは反対側に帰って行ったのでしょう。  

福田幸広『アナグマはクマではありません』によると、
交尾は2日間ほと続き、はじめは10分程度ですが、クライマックスの頃には2時間以上もの間交尾をし続けます。♂は交尾の最中もずっとジェジェジェビームを発し続けています。♀は時折「キュッ、キュッ」と声を発する程度です。 (p50より引用 )
今回の動画の鳴き声も、キュキュキュ♪と表現できなくもありません。

アナグマ♀の営巣地にトレイルカメラを2台設置しているのですが、それでも死角で交尾することが多く、肝心の交尾行動を撮り損ねてしまいます。
来年の繁殖期にはもっと監視カメラの台数を増やす必要がありそうです。






激しい空中戦でトビを縄張りから追い払うハシボソガラス♀♂(野鳥)モビング

 

2023年4月下旬・午前10:45頃・晴れ 

広大な刈田の上空で1羽のトビMilvus migrans)が鳴きながら逃げ回っていました。 
♀♂つがいと思われる2羽のハシボソガラスCorvus corone)がしつこく空中戦を仕掛けています。 

カラスはトビよりも体格で劣るものの、空中で敏捷に小回りがききます。
刈田の上空で上昇気流に乗って帆翔しているトビは、次々に襲い来るカラスの攻撃をひらりひらりとかわすしかなく、反撃できません。 

空中戦の合間にハシボソガラスの嗄れ声がかすかに聞こえます。 
トビは鳴き声のバリエーションが乏しく、モビングされている間もピーヒョロロ♪と甲高い声で鳴きました。 

※ 鳴き声が聞き取れるように動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

途中でハシボソガラスの1羽がモビング(擬攻撃)から離脱しました。 
やがてカラスが2羽とも居なくなった後、ホッとしたトビが私の真上を帆翔してくれました。 
よく晴れた青空を背景にトビを間近から見上げると、尾羽の縁が摩耗した個体でした。 
カラスに引き抜かれたのか、それとも換羽中なのかな? 

しばらくするとカラスがまた戻ってきて、トビにモビングを再開。 
いつもより激しいモビングでした。
ハシボソガラス♀♂の縄張り(営巣地の周辺)から追い出すまで続きます。
春はカラスの繁殖期が始まり、猛禽への敵対心が最大限に高まっているのです。
私の知る限りトビはカラスの卵や雛を捕食しないはずですけど、カラスは猛禽の種類を識別できず無差別にモビングするようです。
トビにとっては、濡れ衣のとばっちりですね。 
この2種はスカベンジャー(屍肉食の掃除屋)としてのニッチが同じなので、ライバルを縄張り(餌場)から追い出したいのかもしれません。
ハシボソガラスの巣がどこにあるのか、見つけられませんでした。

空中戦になるとカラスの方が優位なので、どうしてもトビが可哀想に写ります。
しかし、トムとジェリーの追いかけっこのように連日飽きずに繰り返しているとしたら、意外とトビは顔馴染みのカラスを挑発してスリルを楽しんでいるのかもしれません(性格の悪いトビの遊び?)。




関連記事(半年、5年前の撮影)▶  

2023/12/03

巣材を集め始めたニホンアナグマ♀【トレイルカメラ】

 



2023年4月下旬・午後18:30頃・(日の入り時刻は午後18:28) 

ちょうど日没時にニホンアナグマ♀(Meles anakuma)が巣穴Rの近くで地面を手で引っ掻いています。 
餌となるミミズでも探しているのかと思いきや、地表の落ち葉を前脚で抱えたまま後退しました。 
そのまま巣内に搬入したら巣材集めの行動だと確定するのですが、途中で作業を止めてしまいました。 
この時期の林床に落ち葉はほとんど残っていませんから(※)、寝床にならないと判断したのでしょう。
巣口Rに座り込むと、痒い体を後足でボリボリ掻いています。 
※ 営巣地周辺の落ち葉は既にアナグマがきれいさっぱり掻き集めてしまっています。

時系列を整理すると、直前(2分弱前)までアナグマ♀は巣口Rの拡張工事をしていました。 


次にアナグマ♀は画面の手前(下)に移動すると、監視カメラの死角で何か始めました。 
灌木の枝葉がザワザワと揺れているのは、アナグマが(立ち上がって?)枝葉を毟り取り、巣材集めをしているからと思われます。 
もっと長く録画できなかったのが残念です。



アナグマの巣材集め行動はこの後何度も披露してくれるのですけど、これがその始まりでした。 


♀は交尾の前に巣内で出産していますから、赤ちゃんがすくすく育ってくると育児部屋を広げたり新鮮な寝床(落ち葉や枯草)が必要となるのでしょう。 
アナグマは行動のレパートリーがとにかく豊富で、見ていて飽きません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 



エゾタンポポの花で採餌するセイヨウミツバチ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年4月下旬・午後14:30頃・晴れ 

田園地帯の農道に咲いたエゾタンポポの群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

帰化植物のセイヨウタンポポが日本中を席巻しているかと思いきや、この地点にはなぜか在来種のタンポポばかりが咲いていました。 
茎は未だ短く、草丈が低いです。 

口吻を伸ばして吸蜜するミツバチの後脚を見ると、花粉籠は未だほとんど空荷でした。 
群落内で隣の頭花へ飛んで次々に移動します。 
胸背部や頭部の体毛にエゾタンポポの黄色い花粉が付着すると、採餌の合間に身繕い。 
タンポポの横に咲いているヒメオドリコソウの花には見向きもしませんでした。 

撮影中は気づかなかったのですが、タンポポの花弁に黒くて微小な昆虫がしがみついています。 
ハナバチ類に寄生するツチハンミョウ(ゲンセイ)の仲間かもしれません。 
マクロレンズを装着して接写しないと正体不明です。 
しかし、訪花中のミツバチに取り付くシーンは撮れていませんでした。 
ミツバチが近づくと飛んで逃げたので違いますね。

セイヨウミツバチ♀がエゾタンポポの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:35〜) 
春風が強く吹いても日差しが強いので、絶好のハイスピード動画撮影日和です。 
強風下で飛ぶのは大変そうです。
次の花に向かって飛びながら、空中で左右の後脚を擦り合わせています。
口吻を伸ばしたまま飛ぶこともありました。 

タンポポの頭花をめくって萼(総苞片)の形状を調べると、在来種のエゾタンポポと判明。 
このシーンだけ70%のスローモーションに加工しました。(@2:12〜2:34)

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