2024/01/08

ニホンアナグマの巣穴の横に排尿マーキングする夏毛のホンドテン♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月下旬 

ニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)を2台の自動センサーカメラで見張っていると、ホンドテンMartes melampus melampus)が久しぶりにやって来ました。 


シーン1:5/30・午後18:40・気温17℃(日の入り時刻は午後18:57) 
日没前なのに林内はかなり薄暗く、暗視モードで監視カメラが起動しました。 
この時期のホンドテンは夏毛のはずですが、モノクロの暗視映像でしか記録されていないのが残念です。 
素人目にはかなり痩せて見えます。 
餌があまり取れないのか、それともフカフカの冬毛が抜けてボリュームが失われただけかな? 

奥の二次林から忍び足で現れた来たテンが2つの巣穴LRを順に覗き込んで匂いを嗅いでいます。 
ホンドテンは野ネズミなどを獲物として狩るらしいのですが、巣穴の中に侵入してアナグマの幼獣を狩ることはしませんでした。 
アナグマの巣穴に野ネズミも同居しているのかと疑うぐらい頻繁に野ネズミが出没します。 

関連記事()▶  


今回のホンドテンは、アナグマの巣口付近で野ネズミの残り香を気にしていたのかもしれません。 
昼間は巣内で寝ているアナグマの♀やヘルパー♂はそろそろ起きて活動を始める時間帯なのに、危険な訪問者に気づいていないのか、追い払うことはしませんでした。(専守防衛の穴熊戦術?) 

右に走り去る間際にテンは立ち止まって尿でマーキングしたようです。(@0:32〜) 


シーン2:5/30・午後18:39 
同時に別アングルの旧機種トレイルカメラでも撮れていました。 
テンがアナグマの巣口をL、Rの順に訪れ、匂いを嗅ぎ回っています。 
巣口Rから獣道を辿って右上に走り去りました。 

立ち去る前にテンはちょっと立ち止まりました。 
おそらく排尿マーキングしたようです。 
小便による匂い付けで縄張りを主張しています。 
自宅の玄関先に「ホンドテン参上!」という大胆な縄張り宣言をされたアナグマは、どう反応(対抗)するでしょうか? 


吉見光治『テン:種をまく森のハンター』という写真集にマーキングするテンの写真が掲載されており、そのキャプションによると、
マーキングする♂(♀はしゃがんで排尿する)。尿の臭いは人間にはわからない。(p20より引用)
今回の個体は立ったままマーキング(立ち小便)したので、♂ということになります。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 



0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む