ラベル 甲殻類 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 甲殻類 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018/02/20

川底の泥を採食するアメリカザリガニ



2017年8月下旬

日本庭園の池に注ぐ浅い水路を徘徊しているアメリカザリガニProcambarus clarkii)を発見。
そのうちの一匹βが小川の底に溜まった泥(デトリタス?)を採食していました。
未だハサミが小さな個体で、特に左のハサミが欠損しているようです(再生肢)。
少しずつ移動しながら採食を続け、最後は石橋の下に隠れてしまいました。

※ 濁った川底での採餌行動を明瞭に記録するため、動画編集時に自動色調補正を施しています。
そのために、アメリカザリガニ本体の赤味がやや不自然にどぎつく強調されてしまっています。

つづく→抜け殻を味見するアメリカザリガニ




【追記】
岩波科学ライブラリー『ザリガニ:ニホン・アメリカ・ウチダ』によると、
ザリガニは一般的に雑食性で、水草や動物の死がいなど、何でも食べてしまいます。アメリカザリガニは動物性の餌を好み、スルメなどで釣れることがよく知られています。 (p18より引用)

濁った川底で泥を採食するアメリカザリガニ
濁った川底で泥を採食するアメリカザリガニ
自動色調補正後
自動色調補正後



2018/02/19

水路を往復し、抜け殻を味見するアメリカザリガニ



2017年8月下旬


▼前回の記事
川底の泥を採食するアメリカザリガニ

日本庭園の睡蓮池から、そこに流れ込む細い水路を上流に向かって真っ赤なアメリカザリガニProcambarus clarkii)αが遡上を始めました。
浅い水路を前進だけでなく後退もできるようです。(@0:40)

流れる水面をすいすい泳ぐアメンボがいます。
しばらく歩くと、もう一匹の個体βと出会いました。(@1:14)
体格差はさほどありません。
上流を向いて静止していた2匹目の個体βは、体色の赤色が薄く、ハサミは右しか無くて小ぶりです(左のハサミは更に小さな再生肢)。
αは右の触角でβの存在に気づくと、攻撃したりせずに迂回しました。
同時にβも上流へ移動し始めました。(前回の記事の採食行動に続く)

水路内をどんどん上流へ移動するαを追いかけると、3匹目の小型個体γと出会いました。(@1:53)
とても小さなγは体色も未だ赤味が無くて土色です。
若い個体で脱皮直後なのかな?
(私は水性動物にまるで疎いので、もしかしてアメリカザリガニではない在来種のザリガニとか川エビだったりしたら恥ずかしい…)
体格で圧倒的に勝るαがγを襲って捕食(共食い)するかと思いきや、αは岸沿いに残されていた脱皮殻を見つけました。
おそらくこれはγの抜け殻なのでしょう。
αをこの抜け殻ハサミで引き寄せると、食べ始めました。
もしかすると、αはこの匂いに誘引されて水路をはるばる遡上してきたのか?と想像したりしました。
なぜか獲物を抱えたままどんどん後ずさりを始めました。(獲物を独り占めするため?)
このとき大きなハサミを獲物の保持には使わず左右に大きく広げているのは威嚇でしょうか?
どこかでゆっくり食べるのかと思いきや、味見をしただけで、なぜか途中で抜け殻を捨ててしまいました。(@2:17)
死骸だと思ったのに、食べる身が残っていない抜け殻だと気づいたようです。
今思えば、捨てられた抜け殻を記念に採集すればよかったですね。

後退を続けるαが急に後ろへ跳んで逃げ、川底の泥が舞い上がりました。(@2:20)
体の向きを変えて石橋をくぐり、下流に向かって前進します。
ここで採食中のβと再会しました。(@2:33)
βは川底の泥を掘って口にせっせと運んでいます。
今回もαはβに遠慮するかのように迂回して、下流への移動を続けます。
最後は睡蓮池への流れ込みを乗り越え、池の水中に戻りました。
乗り越える際に体が自ら少し出ても平気なようです。

※ α、β、γとは、3匹を区別するため登場順に付けた名前で、必ずしも集団の順位制(強い者順)を表すものではありません。

※ やや濁った川底での行動を明瞭に記録するため、動画編集時に自動色調補正を施しています。
そのために、アメリカザリガニ本体の赤味がやや不自然にどぎつく強調されてしまっています。

以下の写真も自動色調補正済み。



アメリカザリガニα@水路徘徊
アメリカザリガニαvsβ@水路
アメリカザリガニαvsβ@水路
アメリカザリガニαvsγ@水路
アメリカザリガニα@水路+脱皮殻捕食

【追記】
岩波科学ライブラリー『ザリガニ:ニホン・アメリカ・ウチダ』によると、
脱皮の時間は短く、わずか数分間です。これには理由があります。脱皮直後の身体はブヨブヨなので、このときに敵や他の個体に襲われたら大変だからです。 エビカニの仲間は通常、夜間に活動します。昼間に脱皮すると、他の個体が休んでいる最中なので仲間に襲われる可能性が低くなるのだと思われます。ところがアメリカザリガニの成体は、昼間に脱皮します。ただし、小さな個体は脱皮してから比較的短い時間で通常の動きができるようになるためか、夜間に脱皮する例も多く見られます。 (p62より引用) 

脱皮が終わった個体は、しばらくすると脱いだ殻を自ら食べ始めます。カルシウムは殻を硬くする作用がありますが、淡水中では不足気味です。もしかしたら、古い脱皮殻には新しくて柔らかい殻を硬くするのに必要なカルシウム成分が、たっぷりと含まれているのでしょうか。脱皮殻を繰り返し取り上げてしまうと、その個体は死亡しやすくなるという実験結果もあります。 (p63より引用)
ということは、今回の映像で抜け殻をαに横取りされた個体γはカルシウム成分を補給できずに困ったことになりましたね。
αが脱皮直後のγを襲って捕食しなかったのは、さほど飢えていなかったからかな?
それなら、抜け殻を独り占めしようとしたのは気まぐれなのか? と堂々巡りになります
いつか私もアメリカザリガニを自分で飼育して、脱皮の一部始終を観察してみたいものです。

2015/07/01

アメリカザリガニの死骸に群がるクロヤマアリ♀【微速度撮影】



2015年6月上旬

堤防の階段に死んだアメリカザリガニProcambarus clarkii)の上半身だけが転がっていました。(
頭部、ハサミと脚1対)
近所の子供がザリガニ釣りをした後なのか、それともタヌキや野鳥の食べ残しですかね?

クロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀がザリガニの死骸に群がっていました。
肉片を持ち去る解体ショーが見られそうだと思い、三脚を立て10倍速の微速度撮影してみました。
大きさを比較するために一円玉を並べて置きました。

アリは死骸の切り口から潜り込んで屍肉を食い荒らしているようです。
小さな白い肉片を咥えて持ち去るアリを見かけたのですけど、早回し映像では撮れていませんでした。
アリの行列はできていないので、アリ自身もそれほど魅力的な餌場とは評価していないようです。
もしかすると、祭りの後なのかもしれません。
甲羅の上で時間をかけてのんびり身繕いしている個体がいます。
同じ巣から来た2匹が出会うと口づけの挨拶を交わします(栄養交換?)

劇的に面白い展開にこそなりませんでしたが、遅い昼飯を食べるついでに撮ったネタです。




2012/12/13

イブキヒメギス♀のカニ道楽



2012年9月上旬

渓流の横でイブキヒメギス♀(? Eobiana japonica)がサワガニGeothelphusa dehaani)を食べていました。
さすがに自分で生きたカニを襲って捕食したのではなくて、死骸を見つけて食べているのでしょう。
首を傾げて美味そうにカニ味噌を食べています。
夢中で食べている間にカニの甲羅が表を向いてしまいました。
ヒメギスは困ったように死骸の周りを一周してから身繕い。
カニの甲羅の縁を咥えて運び、強引に裏返しました。
獲物を咥えて持ち運ぼうとするのは珍しいと思いました。
どこか安全な場所に運んでからゆっくり食べるつもりなのでしょうか。
食べにくいので顔を突っ込んだら結果的に(意図せず)運搬しているように見えただけかもしれません。

ヒトを含む脊椎動物の口器は上下に開閉するのに対して、昆虫の口器は左右に開閉します。

カニを食べるときはヒトと同じでやはり黙々と(無心で)食べるのかと思いきや、鳴かない♀でした。
上向きに緩くカーブしたサーベル状の産卵管をもちます。
ヒメギスにしては胸部側面の白線がありません。








ランダムに記事を読む

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

Smarter Related Posts