2024年6月中旬
シーン0:6/14・午後12:14・晴れ(@0:00〜)
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。
里山の雑木とスギの混交林で、ニホンカモシカ(Capricornis crispus)の通う溜め糞場sr2を自動撮影カメラで見張っています。
基本的に画面の左から右に向かって上り坂ですが、溜め糞場の付近はほぼ平坦になっています。
画面の手前から奥に向かう獣道と左右に通る獣道の交差点になっています。
前回の記事:▶ 溜め糞場の近くで小便するニホンカモシカ♀【トレイルカメラ】
シーン1:6/15・午前1:27・気温19℃(@0:04〜)
深夜にカモシカが獣道を右から来て、林床に散乱する溜め糞の匂いを嗅ぎながら左下手前へ歩き去りました。
今回は溜め糞場sr2で排泄しないで素通りました。
しばらくすると、林床を左から野ネズミ(ノネズミ)が登場しました。
この地点で野ネズミは初見ですし、ニホンカモシカとニアミスした事例も初めてです。
野ネズミは獣道を辿って右へ向かっていましたが、途中で方向転換して手前へ。
野ネズミの探餌徘徊を1.5倍に拡大した上で5倍速の早回し。(@0:42〜)
等倍速。(@1:01〜)
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@2:29〜)
野ネズミの動き(軌跡)を見る限り、カモシカの溜め糞に誘引されてはいないようです。
タヌキの溜め糞なら、植物の種子が含まれていますし、糞虫などの虫を捕食するために野ネズミがやって来ることがあります。
しかし、当地のカモシカ溜め糞場には分解者の虫がほとんど集まらず、カモシカの糞粒には種子も含まれていないため、野ネズミにも立ち寄る理由がないのでしょう。
関連記事(1ヶ月前の撮影)▶ ニホンカモシカの溜め糞で糞虫が見つからず分解も遅いのはなぜか?【フィールドサイン】
つづく→
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