2023年11月上旬・午後15:35頃・晴れ
お互いの激しい羽ばたきによる乱気流に巻き込まれないかと心配しましたが、全く平気で、競い合うように別の花で吸蜜していました。
この花壇では多数のホトトギスの花が咲き乱れているためか、蜜源植物を巡る縄張り争いや占有行動は見られませんでした。
ニアミスしても求愛・交尾行動を始めなかったということは、この2頭は同性なのでしょうか。
(私は外見でクロホウジャクの性別を見分けられません)
一方が先に飛び去ると、残った個体もすかさず反転して離れて行きました。
衝突回避行動が実に見事です。
同様のニアミス・シーンがもう一度撮れていました。
ホトトギスの蜜腺は、花の根元に小さく膨らんだ距 の内部にあるのですが、クロホウジャクは停飛して羽ばたきながら細長い口吻を花筒の奥にある距の中に上手く差し込めずに苦労するときがあります。
見ている方も感情移入して苛々してしまいます。
1頭になってからも吸蜜ホバリング行動を撮り続けると、伸ばした口吻を引き抜く際に透明な蜜の滴が口吻の途中に付着していました。(@1:35〜)
口吻の先端ではなく途中に滴が付いていた理由が説明できず、ちょっと不思議です。
花蜜ではなく、水滴が付着しただけかもしれません。
その滴はすぐに振り落としたようです。
ハイスピード動画で何でもとりあえず撮ってみると、予期せぬシーンがたまたま撮れていることがあり、それが楽しみになります。