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2026/01/02

カメバヒキオコシの花蜜を吸うクロホウジャク(蛾)のホバリング【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月上旬・午後13:50頃・くもり 

峠道の道端に咲いたカメバヒキオコシの群落でクロホウジャクMacroglossum saga)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

停空飛翔(ホバリング)しながら薄紫の花から花へと忙しなく訪れて吸蜜しています。 
残像により翅の斑紋が見えるぐらい猛烈な勢いで羽ばたき続けていますが、羽音は聞き取れませんでした。 

クロホウジャクの吸蜜ホバリングを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:13〜) 
停飛しながら、長い口吻の先をカメバヒキオコシの小さな花筒に器用に差し込んでいます。 


関連記事(4、13年前の撮影)▶ 

2025/12/28

ニラの花蜜を吸うウラナミシジミ♂

 

2024年10月上旬・午後12:00頃・晴れ 

郊外の道端に咲いたニラの群落でウラナミシジミ♂(Lampides boeticus)が訪花していました。 
これは初見の組み合わせです。 
白い花から花へ次々に飛び回り、翅を半開きで吸蜜しています。 
秋になるとニラの群落で咲いている花はもう少なくなり、花が散った後には丸い実がなっています。

2025/12/18

ヒャクニチソウ(オレンジ)の花蜜を吸い飛び回るツマグロヒョウモン♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年9月下旬・午後15:15頃・くもり 

住宅地の道端の花壇に咲いたヒャクニチソウ(百日草)の小群落にツマグロヒョウモン♂(Argyreus hyperbius)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
園芸植物にはとんと疎いのですが、花弁がオレンジ色をしたヒャクニチソウの品種の中でも、 ‘Profusion Orange’のようです。 
Z. elegansZ. angustifolia の種間交配に由来する園芸品種らしい。)

ツマグロヒョウモン♂は開いた翅を軽く開閉しながら口吻を伸ばして吸蜜しています。 
この個体は、左後翅の前縁角から前縁にかけて破損していました。 
左右非対称の破損なので、鳥に襲われた典型的なビークマークではありません。 
おそらく茂みに翅を引っ掛けて破れてしまったのでしょう。 

実はこの花壇には様々な花色のヒャクニチソウの品種がパッチ状に並んで咲いていました。 
しかしツマグロヒョウモン♂には好みの花色があるようで、花弁がオレンジ色の品種 ‘Profusion Orange’ を好んで訪花していました。 
両隣に咲いた、薄い桃色や黄色(八重咲き)の品種には見向きもしませんでした。 

花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:55〜) 
正面を向いて吸蜜していたツマグロヒョウモン♂が慌てて飛び去りました。 
自発的に飛んだのではなく、私が物を投げつけて強引に飛びたたせたように見えますが、もはや覚えていません。 (野帳に記録しておくべきでした。)

その後で2頭のツマグロヒョウモンがニアミスして空中戦(求愛飛翔?)になったのですが、しかも2回あったのに2回とも撮り損ねてしまいました。 
最後は蜜源植物のヒャクニチソウ花壇から少し離れ、道端のコンクリート土留めに並んで留まりました。

記事を書く際の細々とした疑問を調べるために、ChatGPTのお世話になりました。

2025/12/16

ムラサキツメクサの花蜜を吸い日光浴するウラナミシジミ♀

 

2024年9月下旬・午後15:30頃・晴れ 

田んぼの農道(用水路沿い)に咲いたムラサキツメクサ(=アカツメクサ)の群落でウラナミシジミ♀(Lampides boeticus)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

翅を閉じたまま口吻を伸ばして吸蜜しています。 
尾状突起が秋風になびいています。 

やがて口吻を縮めると、ムラサキツメクサの花から葉に移動しました。 
翅を半開きにして、日光浴をしているようです。 
しばらくすると、飛び立ちました。

2025/12/14

リョウブの花で採餌するトラマルハナバチ♀

 

2022年8月中旬・午前10:30・くもり 

里山に咲いたリョウブトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。 
器用に左前脚一本で花にぶら下がったまま、身繕いしています。 
体毛に付着した花粉を後脚の花粉籠にまとめているのです。 
化粧が済むと、正当訪花で吸蜜し始めました。 

周囲ではエゾゼミ♂(Lyristes japonicus)が単調にジーーー♪と鳴いています。 


関連記事(9年前の撮影)▶ リョウブに訪花吸蜜するトラマルハナバチ♀

2025/12/12

クサネムの花で吸蜜するキタキチョウ

 

2024年9月上旬・午前10:45頃・晴れ 

田んぼの畦道に咲いたクサネムの群落でキタキチョウEurema mandarina)が訪花していました。 
翅をしっかり閉じたまま、蝶形花に口吻を伸ばして吸蜜しています。 
少し飛んで別の花へ移動しました。 
翅裏の斑点が薄いのは、陽射しが強くて白飛び気味だからでしょう。 
マメ科のクサネムはキタキチョウ幼虫の食草ですが、私にはこの成虫個体の性別を見分けられませんでした。 



クサネムには花が咲いているだけでなく、実(豆果・せっか)も付いています。

2025/12/10

リョウブの花で見張りクマバチを縄張りから追い払うキアゲハ夏型♂

 

2024年7月中旬・午後14:05頃・晴れ 

尾根道に咲いたリョウブキアゲハPapilio machaon hippocrates)の夏型♂が訪花していました。 
リョウブの花蜜を吸っているのかと思いきや、よく見ると口吻を伸ばしていませんでした。 
翅を半開きのまま静止しています。 
日が射すとようやく翅を全開にしてくれて、翅表の斑紋からキアゲハの夏型♂と同定できました。 

このキアゲハ♂は尾根道に咲いたリョウブの花を見張り場所として、交尾相手の♀が来るのを待ち構えているようです。 
キアゲハの成虫は交尾のため山頂に集まることが知られていますが、この里山はすっきりと目立つ山頂を形成しないので、尾根に集まるようです。
上空を何か虫が飛来するとキアゲハ♂は見張り場所からすぐに飛び立って追いかけるので、一見すると好戦的に縄張りを防衛している(占有行動)ようです。
しかし実は目の識別能力があまり高くなくて、誤認求愛で追いかけ回しているだけなのだそうです。 
キアゲハ♂は尾根道に沿って何度も往復すると、同じリョウブの花に舞い戻ってきます。 
このような行動は、縄張り防衛のためチョウが蝶道を形成しているのだと説明されてきましたが、それも誤認求愛による追尾の結果かもしれません。 

一方、キムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)の雄蜂♂もリョウブの花の近くで縄張りを張り、停空飛翔(ホバリング)していました。 
クマバチ♂の目的も同じで、蜜源植物の近くの空域で縄張りを張り、交尾相手のクマバチ♀を待ち構えているのです。 
クマバチの交尾は早い者勝ちのため、近くを飛ぶ物にとにかく早く飛びつくのが肝心で、相手をじっくり見分けている暇はありません。 
石ころを投げつけても誤認してクマバチ♂は全速力で追いかけて行くぐらい慌てものです。 


この2種がリョウブの花の近くで出会うと、キアゲハ♂が見張り場所から飛び立ち、クマバチを追い払いました。 

リョウブの花から飛び立ったキアゲハ♂が蝶道を何度か往復してから同じ見張り場所に戻ってくる様子を証拠映像に撮りたかったのですが、予想が外れ、なぜか戻って来ませんでした。 
うーん、生き物の観察はなかなか思い通りに行きません。


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2025/12/04

ヤブガラシの花蜜を吸うオオスズメバチ♀

 

2024年9月中旬・午後15:25頃・くもり 

街なかの道端に蔓延るヤブガラシの群落でオオスズメバチVespa mandarinia japonica)のワーカー♀が訪花していました。 
本ブログでこの組み合わせは、意外にも初登場です。 
初見のはずがないのですが、てっきり撮影済みだと思い込んで、今までスルーしていたようです。 

ヤブガラシのオレンジ色に色づいた花盤かばんを選んで訪れ、口吻を伸ばして吸蜜しています。 

重低音の羽音を立てて飛び回るオオスズメバチ♀を流し撮りしていたら、ヤブガラシに訪花するオオニジュウヤホシテントウHenosepilachna vigintioctopunctata)らしきテントウムシが1匹ちらっと写っていました。(@0:24〜) 
テントウムシもヤブガラシの花で吸蜜することがあるとは知りませんでした。 

関連記事(9年前の撮影:吸蜜シーンは見れず)▶ ヤブガラシの花とナミテントウの親子 

改めてオオニジュウヤホシテントウに注目してじっくり撮り直すべきでしたが、オオスズメバチに集中している私は気づいていません。 
植食性テントウムシには無関係ですけど、このヤブガラシの群落にアブラムシはたかっていませんでした。 

余談ですが、実はこのオオスズメバチ♀個体は初め、ヤブガラシと混在して咲いていたノブドウの花に来ていました。 
しかし途中からヤブガラシの花に切り替えて吸蜜するようになりました。 
その短いシーンだけ切り取って、「ハナバチとは違い、カリバチ(狩蜂)を代表するオオスズメバチには定花性がないのだろう」という趣旨で別の記事を書こうかと思いました。 



しかし、映像をよく見直すとノブドウの花はまだ蕾だったようで、オオスズメバチは臨機応変に訪花する蜜源植物を切り替えただけでしょう。
(話がブレるので、今回その映像は割愛。) 

数時間後、帰路に現場を再訪したときにも、オオスズメバチが訪花していました。(動画なし) 


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2025/11/28

ナガボノシロワレモコウの花粉を舐めに来たホソヒラタアブ♀とツマグロキンバエの小競り合い【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年9月上旬・午後14:40頃・晴れ 

平地の湿地帯の端に咲いたナガボノシロワレモコウの群落でホソヒラタアブ♀(Episyrphus balteatus)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
左右の複眼が中央(頭頂)で接していないので、♀と分かります。 

翅を半開きにしたまま口吻を伸縮させて雄しべの葯を舐めています。 
ナガボノシロワレモコウの蜜腺はもっと奥にあるはずなので、ホソヒラタアブ♀は吸蜜している訳ではないようです。 
花穂から飛び立っても少し離れた空中でちょっとホバリング(停空飛翔)しただけで、すぐに元の花穂に着陸して食事を再開しました。 

ホソヒラタアブ♀の停飛を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:18〜) 
なぜかナガボノシロワレモコウの花穂にチョンチョンと脚先で触れるだけで、なかなかしっかり着地しようとしません。 
花穂が風で揺れて着陸しにくい訳でもなく、無風でした。
足先の感覚器で花の味見をしているのかな? 

よく見ると、この花序には先客のツマグロキンバエStomorhina obsoleta)が訪花していました。 
ナガボノシロワレモコウの花穂は長いので、同じ花穂でも少し離れた位置に留まれば2匹とも平和に摂食できると思うのですけど、ライバルの訪花昆虫を蜜源植物から追い払おうとする占有行動なのでしょうか? 
ホソヒラタアブ♀の度重なる挑発に苛立ったのか、ついにツマグロキンバエがホソヒラタアブに突進して追い払いました。 
しばらく撮り続けても、飛び去ったホソヒラタアブは戻って来ませんでした。 
体長では劣るのに、ツマグロキンバエはホソヒラタアブよりも蜜源植物を巡る争い(占有行動)に勝ったことになり、興味深い事件でした。 
小競り合いしている暇があったら、隣に咲いたナガボノシロワレモコウの花穂にさっさと移動すれば良いのに…と思ってしまいます。

ホソヒラタアブ♀は一体なぜ自分から挑発しておいて、ツマグロキンバエを恐れたのでしょうか? 
ツマグロキンバエはアブに寄生するハエではありません。 
ハエやアブを専門に狩る天敵の狩蜂に誤認したのなら、挑発しないで逃げるべきでしょう。 
ツマグロキンバエについて調べてみると、幼虫の生態についてはほとんど解明されていないらしく、好蟻性が疑われているそうです。 



実はこの後、スズバチもナガボノシロワレモコウに訪花していたのですけど、撮り損ねてしまいました。 


2025/11/22

イヌトウバナの花蜜を吸うスジグロシロチョウ夏型♂

 

2024年8月下旬・午後12:00頃・晴れ 

里山(低山)の林道で、車のわだちに挟まれた中央草帯に白い小さな花が咲いていて、パッチ状の小群落が形成されていました。
そこにスジグロシロチョウPieris melete)の夏型♂が訪花していました。 
いつものように翅をしっかり閉じたまま、小さな唇形花に口吻を差し込んで吸蜜しています。 
少し飛んで別な株の花序に移動しました。 




やがて満ち足りた蝶は、近くのチヂミザサの葉に留まりました。 
翅を閉じ、ゼンマイ状に丸めた口吻をかすかに伸縮させています。 
小休止の後、スジグロシロチョウ♂はどこかに飛び去りました。 

さて、この地味な花の植物は何と言う名前なのでしょうか? 
細い茎に指先で触れると断面が四角形で、おそらくシソ科だろうと予想がつきます。 
葉をちぎっても、ミントの匂いはしませんでした。 
写真に撮ってGoogleレンズで画像認識してもらうと、イヌトウバナと判明しました。 
近縁種のヤマトウバナは分布が本州中部以西とのことで、除外できます。








2025/11/18

ブッドレア(紫)の花で採餌するクマバチ♀

 

2024年7月下旬・午後13:10頃・晴れ 

道端の庭木として植栽されたブッドレアに紫の花が咲いています。 
キムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が忙しなく訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

クマバチにズームインすると、小花の筒状花冠に丹念に正当訪花で吸蜜していました。 
後脚の花粉籠は空荷です。

隣には花が白い品種のブッドレアも咲いていたのですが、クマバチは紫の花が好きなようです。

2025/11/12

マミガサキアザミの花蜜を吸うクロアゲハ♂

 

2024年8月上旬・午後12:35頃・晴れ 

里山の林縁でマミガサキアザミが1株だけ草丈高く伸び、花が咲いていました。
そこにクロアゲハ♂(Papilio protenor)が訪花していました。 
半開きの翅を羽ばたきながら、がっつくように吸蜜しています。 
薄暗い林縁ではピントを合わせにくかったのですが、同じ頭花に何度も舞い戻ってくれるので助かりました。 

クロアゲハの習性について調べると、図鑑に書いてある通りでした。 
・♂は後翅表の前縁に横長の白斑があり、飛翔時に目立つ。 
・樹木が茂ったやや日当たりの悪い場所を好む。(フィールドガイド『日本のチョウ』p55より引用) 

撮影後に、アザミの頭花の総苞が粘らず、棘も痛くないことを確認しました。 


関連記事(7、12年前の撮影)▶  

2025/11/10

倒伏したコシアブラ巨木の花で採餌するクロマルハナバチ♀

 

2024年8月上旬・午後12:30頃・晴れ 

里山で根こそぎ倒伏したコシアブラの大木にクマバチ♀だけでなく、クロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀も忙しなく訪花していました。 
コシアブラの花蜜を吸い花粉を集めているようですが、後脚の花粉籠は空荷でした。 
周囲で鳴いているエゾゼミ♂がうるさくて、蜂の羽音が聞き取れないのですけど、振動集粉はしていないと思います。 

短い登場シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

2025/11/06

倒伏したコシアブラ大木の花蜜を吸うフタガタハラブトハナアブ♀

 

2024年8月上旬・午後12:30頃・晴れ 

里山の混交林で倒れたコシアブラの大木にフタガタハラブトハナアブ♀(Mallota eristaliformis)が訪花していました。 
口吻を伸ばして、花蜜や花粉を次々と舐めて回ります。 

本種はマルハナバチにベーツ擬態していると言われているのですが、当地で擬態のモデルとなる全身が黄色いマルハナバチはコマルハナバチ♂など毒針を持たない雄蜂♂なので、果たしてベーツ擬態が成立するのか(進化し得るのか)疑問です。 
毒針を持つ♀で黄色いミヤママルハナバチ♀は、当地では個体数がとても少ないのです。 

後半はミツバチのワーカー♀もちらっと登場しました。 
腹部が明るい褐色なのでセイヨウミツバチ♀っぽいのですが、もしかするとニホンミツバチの腹部が強い日差しで透けて明るく見えているだけかもしれません。 

コシアブラの散形花序が込み入っているため、カメラのピントを小さな虫に合わせるのに苦労します。 


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2025/11/02

倒伏したコシアブラ大木の花で採餌するクマバチ♀

 

2024年8月上旬・午後12:30頃・晴れ 

里山の混交林にあるカモシカの溜め糞場sr2でトレイルカメラの保守作業をしていると、近くから重低音の羽音が聞こえました。 
辺りを探すと、キムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。 

最近(強風で?)根こそぎ倒れたコシアブラの巨木がまだ生きていて、地味な花が咲いていました。 
初めはハリギリの樹木かと思ったのですが、幹に棘がありません。 
ウコギ科コシアブラの花序は、植物学的に「頂生の散形花序からなる散房花序状の円錐花序」で、同じ個体に雄花と雌花がつく雌雄同株です。 

クマバチの顔色(頭楯の色)が黒かったので♀と判明。 
吸蜜しながら花粉を集めているようですが、後脚の花粉籠は空荷でした。 
周囲でジーー♪と単調に鳴き続けるエゾゼミ♂(Lyristes japonicus)の声がうるさくて、蜂の羽音が映像では聞き取れませんね。

2025/10/29

ヒメジョオンの花蜜を吸うヤノトガリハナバチ♀

 

2024年8月上旬・午前11:15頃・晴れ 

梅雨明け宣言した日、里山の山道に咲いたヒメジョオンヤノトガリハナバチ♀(Coelioxys yanonis)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
スミスハキリバチやツルガハキリバチなどの巣に労働寄生するハキリバチ科の蜂です。

労働寄生性のハナバチは、宿主の集めた花粉を利用するために、自分で集める必要がなく、花粉運搬毛(スコパ:しぐま註)は退化している。 (横井智之『ハナバチの教科書 』p74〜75より引用)

頭楯が橙色なのは花粉で汚れているのかと思ったのですが、ヤノトガリハナバチの識別点なのだそうです。
(ヤノトガリハナバチは)顔面の毛は黄褐色(多種は灰色に近い)であることでも区別できる。 (『日本産ハナバチ図鑑』p295より引用) 


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2025/10/25

オモダカの花蜜を吸い飛び回るホソヒラタアブの一種♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年7月下旬・午後13:45頃・くもり 

今年はアイガモ・ロボットが水田の除草になぜか失敗したようです。 


それでも除草剤(農薬)を撒かずに見守っている(放置している)ところに、米農家の気骨を感じました。 
(除草に失敗したときの収量データを取ろうという農学者魂?) 
これで懲りずに水田自動抑草ロボットの改良を進めて欲しいものです。 


田んぼの中にびっしり生えた雑草に混じって、抽水植物のオモダカが白い花を咲かせています。 
雄花にホソヒラタアブ♂(Episyrphus balteatus)またはその仲間が訪花していました。 
ホソヒメヒラタアブ? 
この組み合わせは初見です。 
左右の複眼が発達し中央(頭頂部)で接していたので、♂のようです。 

ホバリング(停空飛翔)しながら吸蜜するのではなく、雄花の雄しべの葯に留まって口吻を伸ばし、蜜腺や花粉を舐めています。 
翅を半開きにしたまま花の上を歩いて移動し、色んな角度から吸蜜しています。 
訪花中は横縞模様のある腹部を上下に動かしています。 
少し飛んで横の花に移動し、吸蜜を続けます。 

ハナアブの他に、得体のしれない微小な昆虫が何匹もオモダカに訪花していました。 
撮影中は全く気づかなかったので、次回はマクロレンズで接写してみるつもりです。 
この微小な虫って何でしたっけ?(度忘れしてしまいました。) 

オモダカの横に生えたイネの葉には、害虫によって食い荒らされた食痕(虫食い跡)が残されています。 
米農家はこの食痕を見ただけで、きっと害虫の正体を推理できるのでしょう。 
(ご存知の方は教えてください。) 

ハナアブ♂がオモダカの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:27〜) 
後半は風で花が大きく揺れて飛び立ちました。 
隣の花も激しく揺れて着地できず、どこかに飛び去りました。 


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2025/10/17

オオバギボウシの花で穿孔盗蜜を繰り返すクマバチ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年7月中旬・午前10:30頃・くもり 

郊外の道端の花壇に咲いたオオバギボウシの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。 
クロマルハナバチやニホンミツバチと違い、クマバチ♀は太っちょでオオバギボウシの花筒に潜り込めず口吻も短いので、正当訪花しないで盗蜜を繰り返しています。 
花筒の根本を外側から大顎で噛むのではなく、口吻を突き刺して穿孔し、蜜腺から花蜜を盗んでいました。 

クマバチ♀が飛び去ると、オオバギボウシ花筒の根本に穿孔跡(盗蜜痕)が残っているのが見えます。 
花筒の根元にちょっと留まるだけで、すぐに次の花へ飛び立つことがあります。 
おそらく穿孔跡がある花を避けているのでしょう。 (もう先客が盗蜜したせいで花蜜は残っていないから)

雄しべの葯に触れることはないので、当然ながらクマバチ♀の体表に花粉は付着していませんし、後脚の花粉籠は空荷です。 

クマバチ♀の穿孔盗蜜行動を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:01〜) 
複数個体を撮影。 


関連記事(5、11年前の撮影)▶  


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2025/10/15

ノダイコンに訪花するモンシロチョウ春型♂の羽ばたき【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年4月下旬・午後14:55・くもり 

田んぼの農道に咲いたノダイコン(大根の内陸性自生種)の群落で春型のモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が訪花していました。 
翅をしっかり閉じて花に留まると、口吻を深く差し込んで花蜜を吸っています。 
羽ばたいた際に一瞬見えた翅表の斑紋から、春型♂と判明しました。 

ノダイコンの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:35〜) 


関連記事(5年前の撮影)▶ ノダイコンの花蜜を吸うモンシロチョウ♂

2025/10/11

マミガサキアザミの花で採餌するハナバチの一種がキマダラセセリに体当たり(占有行動?)

 

2024年7月中旬・午前11:30頃・くもり 

里山の山腹をトラバースする山道の横(林縁)に疎らに咲いたマミガサキアザミでハナバチの一種が訪花していました。 
吸蜜するハナバチをよく見ると、後脚の花粉籠に黄色い花粉団子を付けています。 
花から飛び立つと、蜂の羽音がかすかに聞こえます。
 
私はこのハナバチの名前が分からなかったので、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
おおまかな分類(〜科など)でも知りたいのです。
私のフィールド(@山形県)では結構よく見られるハナバチです。

興味深いのは、次の行動です。 
隣の花で吸蜜していたキバネセセリBibasis aqulina chrysaeglia)に体当たりして追い払ったのです。 
高速で羽ばたく蜂の翅がチョウの翅に触れたようで、蜂の羽音が変わりました。
偶然の衝突事故かもしれませんが、蜜源植物を守る占有行動なのかな? 
直後にそのハナバチは慌てて逃げてしまいました(飛び去った)。 
その一方で、下に落ちるように逃げたキバネセセリが再び舞い上がって、元の花に戻ってきました。 
つまり、今回ハナバチは蜜源植物の占有(ライバルの排除)に失敗しました。 

キバネセセリは吸蜜に夢中で、カメラを近づけて接写してもなかなか逃げませんでした。 
最後に飛び去ったのは、私がうっかりマミガサキアザミの葉に触れて揺らしてしまったからです。 


※ 蜂の羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
ハナバチの蜜源占有行動について、Perplexity AIに相談してみました。 
以下はその回答です。

ハナバチが他の昆虫(例:チョウ)に体当たりして花から追い払う行動は、偶発的な衝突だけでなく、実際に蜜源植物や採餌資源を守る「占有行動」や「排除行動」として観察されることがあります。

ハナバチによる訪花虫の排除行動

  • 多くのハナバチ(特に大型のミツバチ、マルハナバチ、単独性ハナバチ)は、給餌・繁殖資源である花が限られている場合、近づく他の花訪者(チョウ、ハエ、別種あるいは同種のハチ)に対して「アタック」や「体当たり」、威嚇飛翔、時に追い払いを行うことがある。

  • こうした行動は「餌場の占有(resource guarding)」または「テリトリアル(territoriality)」と呼ばれ、特に蜜源が限られる状況や豊富な蜜・花粉を持つ花で顕著に見られる。

  • チョウ以外にも、ハナアブや他の花訪問性昆虫に対してしばしば見られる。

偶発的な衝突との区別

  • 偶然の衝突事故も、蜜源の上で訪花昆虫が多い場合や、花での動きが重なると時折発生する。

  • しかし、特定のハナバチが意図的に直線的に飛んで相手にぶつかり、相手が花から離れた場合は「攻撃的な排除行動」の可能性が高い。

  • 一節には、マルハナバチ属では蜜源の縄張りを主張するため、積極的に他個体を威嚇または追い払い、同じハチ同士でも激しい排除が観察される。

まとめ

ハナバチが他の昆虫を花から追い払う行動は、「蜜源防衛(占有)行動」として複数の研究で記録されています。観察した現象が意図的に思われた場合、偶発的な事故ではなく、資源の独占のための進化的に適応した行動と考えて問題ありません。


参考文献・補足

より詳細な行動や具体的な種例が知りたい場合、英語では"bee territoriality at flowers"や"bee aggressive displacement behavior"などが文献検索キーワードとなります。

  • : 複数のハチ種で花上の他昆虫への攻撃的排除行動が報告されている専門文献

  • : マルハナバチの“餌の独占行動・追い払い”観察例

  • : 訪花生物間の資源競争、蜜源独占行動を扱った研究レビュー


観察された「ハナバチがセセリチョウに体当たりしたが、ハナバチ自身が逃げてしまい、結局セセリチョウが同じ花に戻った」という事例は、蜜源の占有(競争)行動や排除行動が必ずしも成功するとは限らないこと、そして花上での種間相互作用が一方的でないことを示しています。knowledge.carolina

占有・排除行動の「失敗」もある

  • ハナバチが他の昆虫(例えばチョウ)に対して追い払いや体当たりを試みても、相手があまり驚かなかった場合や、逆にハナバチ自身が脅威を感じて離脱することは珍しくありません。knowledge.carolina

  • 特に、相手(この場合セセリチョウ)が比較的動じずに花に留まった、あるいはハナバチが意外な反応を示して逃げる、といった現象は、「競争的排除が必ず成立するわけではない」「個体の性格や状況によるバリエーションがある」ことを反映しています。plantsciencejournal+1

花上での昆虫間関係の多様性

  • 花上の昆虫間でみられる占有・競争行動は、状況や個体の強さ・行動特性により結果が異なり、排除が失敗する場合も実際に観察されています。plantsciencejournal+1

  • セセリチョウの多くは花の上で動じずにとどまりやすく、ハナバチもサイズや性格によっては「威嚇してみたが自分が驚いて退く」ことが起こり得ます。knowledge.carolina

まとめ

蜜源をめぐる占有・排除行動は多くの訪花昆虫で見られますが、必ずしも「排除に成功する」とは限らず、失敗例や挙動にバリエーションがあることは生態的に自然な現象です。今回のケースも、実際のフィールド観察例として重要な「行動の幅」の一端です。plantsciencejournal+1

 

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ハナバチの教科書 (学術選書 121)

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