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2026/03/27

シバザクラの花で吸蜜し飛び回るキアゲハ♀春型【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年5月上旬・午後15:55頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたシバザクラ(芝桜)の群落で春型のキアゲハ♀(Papilio machaon hippocrates)が訪花していました。 
花色が薄いピンクの品種で、キアゲハは口吻を伸ばして吸蜜しています。 
翅表の斑紋と腹部の形状から♀と分かります。 

キアゲハ♀は、訪花中も半開きの翅を忙しなく羽ばたき続けていました。 
いつでも飛び立てるように、飛翔筋の準備運動を続けて体温が下がらないようにしているのでしょう。 
不安定な花の上で身体のバランスを保つために羽ばたいている、という役割もありそうです。 

関連記事(8年前の撮影)▶ 芝桜の花蜜を吸うキアゲハ 


キアゲハ♀がシバザクラの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:33〜) 
大きな翅を力強く羽ばたいて飛び立つ様子は見応えがあります。
翅は硬い平面ではなく、打ち下ろす際にしなやかに曲がりながら揚力を得ています。

2026/03/23

ハルザキヤマガラシの花で吸蜜するウスバアゲハ

 

2024年5月上旬・午前10:50頃・くもり 

道端に咲いたハルザキヤマガラシの小群落でウスバアゲハ(別名ウスバシロチョウ;Parnassius citrinarius)が訪花していました。 
翅を広げたまま口吻を伸ばして吸蜜しています。 
腹端に交尾嚢が見えず、性別不明です。 

横の車道をバイクが通り過ぎると、ウスバアゲハは驚いて飛び去ってしまいました。 


2026/03/21

ヒメオドリコソウの花で吸蜜し飛び回るモンシロチョウ春型♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年4月中旬・午後14:55頃・晴れ 

田んぼ(刈田)の農道沿いに咲いたヒメオドリコソウの群落で春型のモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が訪花していました。 

関連記事(8年前の撮影)▶ 


モンシロチョウは、翅をしっかり閉じて吸蜜しています。 
ヒメオドリコソウの小さな唇形花に深く差し込んだ口吻は外から見えず、がっついているように見えます。 

隣に咲いているオオイヌノフグリキュウリグサの青い花には見向きもせず、ヒメオドリコソウの赤紫の花の方が好きなようです。 

モンシロチョウが花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:03〜) 
素早く羽ばたいた際に広げた翅表の斑紋から、♂と判明。

2026/03/19

ボケの花に潜り込んで吸蜜していたアリが後から採餌に来たセイヨウミツバチ♀を追い払う【占有行動】

 

2024年4月中旬・午後14:25頃・晴れ 

道端の生垣に咲いたボケ(木瓜)の赤い花で採餌するセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀を観察していたら、興味深いシーンが撮れていました。 



ボケに訪花していたのはミツバチだけではなく、アリ(種名不詳)も来ていました。 
アリは花の奥に潜り込んで、花蜜を舐めているようです。 
(ミツバチは花粉も集めます。)
後から飛来したセイヨウミツバチ♀がアリの目の前でホバリング(停空飛翔)しても、うろつくアリは強気で逃げませんでした。 

次のシーンはもっと面白いです。 
ボケの花に頭を深く突っ込んで蜜腺を舐めていたセイヨウミツバチ♀が急に慌てて飛び去りました。 
1.5倍に拡大した上で、1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@0:18〜)
どうやら花の奥に潜んでいた先客のアリに噛みつかれて追い払われたようです。 

※ 蜂の羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】
ミツバチの方がアリよりも体格では圧倒的に勝りますが、蜜源植物を巡る争いではアリが勝ってミツバチを追い払うことが分かりました。(占有行動、種間の干渉型競争) 
ミツバチは毒針をもっていますが、一度使うと自分が死んでしまうので、巣を守るときにしか使えません。 
それに、アリは飛べなくても小さくてすばやく逃げ回るので、ミツバチが刺し殺すことも無理でしょう。
ミツバチには翅がありますから、機動力を活かして花から花へ飛び回り、効率的に採餌することでアリに対抗しているのでしょう。(消費型競争)
アリがボケの花に来ても、多くの場合はすでにミツバチによって吸蜜された後になるのです。

2026/03/17

マミガサキアザミの花蜜を2頭並んで吸い飛び回るメスグロヒョウモン♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午前11:40頃・晴れ 

里山の山腹をトラバースする細い山道に咲いたマミガサキアザミの小群落でメスグロヒョウモン♀(Damora sagana)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

アザミの同じ頭花で2頭のメスグロヒョウモン♀が仲良く並んで吸蜜しています。 
花蜜を独占してライバルを排斥しようとする占有行動は見られませんでした。 
マミガサキアザミの同じ頭花で各自が歩き回りながら吸蜜するのですが、その翅が互いに少し触れても平気でした。 
互いに絶妙な距離と角度を保っています。(パーソナルスペース) 
これがもし異性のメスグロヒョウモンだったら、求愛行動が始まってしまい、落ち着いて吸蜜できないはずです。 
別々の頭花で吸蜜するときには、太陽に対してどちらも同じ向きになったので、日光浴も兼ねているのでしょう。 

この頭花はよほど花蜜の分泌量が多いらしく、長々と吸蜜していました。
たまに飛び去っても、すぐにまた同じ頭花に舞い戻ってきます。 
2頭共に翅の縁がボロボロに破損していますが、鳥に襲われかけたビークマークではありません。 
その翅を半開きで軽く開閉しながら、口吻を伸ばして花蜜を吸っています。 

メスグロヒョウモン♀がアザミの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:06〜) 
1頭が少し飛んで右隣りの頭花に移動しました。 
最後は私が持っていた剪定バサミを手前に落としたら、草むらに当たった衝撃に驚いて、2頭が一斉に飛び去りました。 


つづく→

2026/03/15

イソギクの花蜜を吸うキタキチョウ

 

2024年11月上旬・午後15:10頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたイソギクの群落でキタキチョウEurema mandarina)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。

口吻を伸ばして筒状花に差し込み吸蜜している、と書こうとしたのですが、筒状花がぎっしり密に並んでいるため、どうも上手く蜜腺まで挿入できていない気がします。
キタキチョウは諦めて飛び去ったように、私には見えました。

2026/03/13

フレンチマリーゴールドの花蜜を吸って飛び回るウリキンウワバ(蛾)【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後14:35頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたフレンチ・マリーゴールドの群落で地味な蛾が訪花していました。 
翅をよく見ると金色の斑紋があり、ウリキンウワバAnadevidia peponis)ですかね? 
翅を半開きのまま口吻を伸ばして、がっつくように吸蜜しています。 
次の花へ飛び立つ前に飛翔筋を動かして体温を上げる準備運動が必要なようで、訪花中も小刻みに羽ばたいています。 

飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:19〜)

 

2026/03/05

セイヨウタンポポの花蜜を吸うモンキチョウ♂

 

2024年11月中旬・午前10:50・晴れ 

刈田の農道に咲いたセイヨウタンポポの群落でモンキチョウ♂(Colias erate poliographus)が訪花していました。 
翅をしっかり閉じたまま興奮を伸ばして吸蜜しています。 

共に普通種なのに、そして同じ黄色なのに、なぜかこの組み合わせは初見です。
まさかモンキチョウは黄色い花が嫌いなのか?と密かに疑っていたぐらいです。 
遂に念願の組み合わせが撮れました! 

草刈りされた影響なのか、茎がかなり短いセイヨウタンポポでした。


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2026/03/03

野菊の花を舐めるナカグロヒラタヤドリバエ♂暗色型

 

2024年11月中旬・午後14:00頃・晴れ 

山麓の水路沿いの草地に咲いた野菊(種名不詳)の群落で、あまり見慣れないハエが訪花していました。 
背側から撮ると口吻の伸縮があまり見えませんが、花蜜や花粉を舐めているようです。 
翅に特徴的な斑紋があります。 

このハエの名前が知りたくて、写真に撮ってGoogleレンズで画像認識してもらったのですが、まるで見当外れの回答しか返ってきません。 
これはAIのハルシネーションというよりも、そもそもAIの学習データとなる写真が不足しているマイナーな(人気がない)分類群の生き物でよくあることです。 

実は過去に自分で撮っているような気がして、自分の写真フォルダを見返してみました。 
すると、一昔前に同じ状況で撮っていました。 


このハエの性別について、Gemini AIの回答がこちら。 

一般的なハエの仲間(多くの有弁類など)に見られる「オスは複眼が接し、メスは離れる」という特徴は、この**ヒラタヤドリバエ属(*Ectophasia* 属)には当てはまりません**。

このグループは雌雄ともに複眼が離れている(離眼型)ため、顔の正面だけで判別するのは困難です。しかし、ナカグロヒラタヤドリバエの場合、**「翅の模様」と「腹部の形状」**に顕著な性的二型があるため、今回の写真からでも**オス**であると判断できます。

### 雌雄を見分けるポイント

* **翅の斑紋(最も分かりやすい違い)**
* **オス:** 翅の基部から中央にかけて、**非常に広範囲で濃い黒褐色の紋**があります。今回送っていただいた写真は、翅の半分近くが黒く染まっており、これは典型的なオスの特徴です。
* **メス:** 翅の模様はオスほど発達せず、透明な部分が多いか、紋があっても限定的です。


* **腹部の形と色**
* **オス:** 腹部がより幅広く、扁平(ひらぺったい)です。色は明るいオレンジ色が強く出ることが多いです。
* **メス:** オスに比べると腹部はやや細身で、黒色部がより目立つ傾向があります。


* **尾端の構造**
* メスには産卵のための構造がありますが、吸蜜中の写真では翅に隠れて見えないことが多いです。



### 結論

お写真の個体は、**翅の黒色斑が極めて大きく発達していること**、および**腹部が横に広くオレンジ色が鮮やかであること**から、**ナカグロヒラタヤドリバエのオス**と見て間違いありません。

この属は、翅の模様そのものがオス同士のディスプレイや種族識別に重要な役割を果たしていると考えられています。

蝶や鳥など人気がある生き物については、AIによる写真鑑定の精度は充分に高いのですが、まだ偏りがあります。
博物学の分野でAIがもっと賢くなるためには、とにかく膨大な学習データが必要です。 
あまり人気がないマイナーな虫でも、ブログやSNSで写真や動画をコツコツと投稿して下さる有志が増えると、AIはもっと便利になり、ささやかながら人類に貢献できます。 
何も新種の発見にこだわる必要はなくて、二番煎じの写真でも良いのです。


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2026/02/25

ホバリングしながらフレンチ・マリーゴールドの花蜜を吸うヒメクロホウジャク【蛾:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後14:25頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたフレンチ・マリーゴールドの群落でヒメクロホウジャクMacroglossum bombylans)が訪花していました。 
猛烈な勢いで羽ばたいて空中の一点に留まる停空飛翔(ホバリング)をしながら、ゼンマイ状の長い口吻を伸ばして吸蜜しています。 
口吻の先が橙色なのは、花粉が付着しているのでしょうか。 
だとすれば、送粉者の役割を果たしていることになります。 

ホウジャクの仲間は、訪花中も決して花弁に着陸しません。 
燃費の悪い生き方だと思うのですが、カロリー収支をきっちり計算してみると意外にそうでもないのかもしれません。 

ヒメクロホウジャクの吸蜜停飛を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:14〜) 
陽射しが強くて絶好の虫撮り日和で、なかなか見応えのあるスーパースローが撮れました。 

最近よくヒメクロホウジャクを見かけるのですが、幼虫の食草の一つであるヘクソカズラが確かにあちこちで自生しています。




2026/02/23

イソギクの花蜜を吸うウラナミシジミ♀

 

2024年11月上旬・午後15:10頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたイソギクの群落でウラナミシジミ♀(Lampides boeticus)が訪花していました。 
この組み合わせも初見です。 

いつものように翅を閉じてイソギクの筒状花に口吻を差し込み、花蜜を吸っています。 
方向転換したり歩き回りながら吸蜜を続けます。 

尾状突起が秋風になびいています。 
ウラナミシジミの尾状突起は己の触角を模した自己擬態になっているらしく、鳥など捕食者の注意を急所(弱点)の頭部から逸らすのだそうです。 

しばらくすると、ウラナミシジミは翅を半開きにして日光浴し始めました。 
ようやく翅表が見えて、斑紋から♀と判明。 

風で揺れるイソギクの花から花へ飛んで移動します。 
横の車道を車が走ると、ウラナミシジミ♀は驚いて飛び去りました。

2026/02/19

アキノキリンソウの花蜜を吸い飛び回るキタキチョウ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年11月上旬・午前11:35頃・晴れ 

里山で山道の法面に疎らに生えたアキノキリンソウキタキチョウEurema mandarina)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

翅をしっかり閉じて口吻を伸ばし、吸蜜しています。 
順光を浴びた翅裏の斑点模様もしっかり撮れました。 
少し飛んで隣の花に移動します。 

アキノキリンソウの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:33〜) 
秋晴れの日差しが強過ぎて、羽ばたくキタキチョウの翅が白飛びしてしまいました。 
近くの花に留まりかけたものの、すぐに飛び去りました。 

実は複数個体のキタキチョウが飛び回り、誤認求愛(または交尾拒否)していたのですけど、そのシーンは撮り損ねました。

2026/02/17

ホバリングしながらゲンペイツリフネソウの花蜜を吸うクロホウジャク(蛾)【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月上旬・午後15:10頃・くもり 

民家の前庭の花壇に咲いたゲンペイツリフネソウ(別名ハナツリフネソウ)の群落でクロホウジャクMacroglossum saga)が忙しなく訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

花には着陸せず、休むことなく猛烈に羽ばたき続けながら、距の奥にある蜜腺から吸蜜しています。 
クロホウジャクがゼンマイ状の口吻を伸ばすと、その根元付近は白っぽくなっています。 
これはゲンペイツリフネソウの雄しべ(葯)に触れたことで花粉が付着したのかもしれません。 
だとすれば、ホウジャク類はゲンペイツリフネソウの花蜜を報酬として、送粉者としての役割を担っていることになります。 

関連記事(3、8年前の撮影)▶  

同じ花壇で黄色い花弁のキク科園芸植物(ヘリアンサス「レモンクイーン」)も隣に咲いていたのに、クロホウジャクは見向きもしませんでした。 (定花性)

この日は昼間でも曇って薄暗い条件でした。 
クロホウジャクが薄暮性だとすれば、体内時計ではなく、照度の低下を感じて活動を始めるのでしょう。 


クロホウジャクの吸蜜ホバリングを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:57〜) 
風が絶え間なく吹いて花が揺れ続け、虫撮りには最悪のコンディションです。
しかし、スーパースローで撮って見ると風揺れも気にならなくなります。 

クロホウジャクが停飛しながら風で揺れ続けるゲンペイツリフネソウの花の開口部に狙いを定めて、細長い口吻を器用に差し込む高等技術に感心します。 
ヒトが頑張って開発したドローンは、風のある気象条件でもようやく安定した姿勢制御ができるようになりました。
しかし、スズメガ類の方が静音性に勝るのです。 
生き物の性能を真似して、今の原始的なドローンを改良して欲しいものです。 
ドローンが自律的に花蜜を吸って回り、それをエネルギー源として無補給で飛び続けられたら凄い発明ですね。 
私が思いつくぐらいですから、きっと軍用機として秘密裏に研究開発されているはずです。 


同定用のストロボ写真を何枚か試し撮りをした後に、シャッタースピードをもっと上げようと私がもたついている間に、クロホウジャクは逃げてしまいました。 ※
広げた翅がぴたっと静止した状態で写真を撮るのが難しいです。
私は動画撮影を優先するので、どうしても写真は後回しになりがちです。

※ ChatGPTに相談したところ、この場合にカメラのシャッタースピードを上げても意味がないのだそうです。
次回試して成功したら、設定の詳細を改めて書きます。

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ゲンペイツリフネソウの花が散った後には蒴果が実り始めていました(未熟果)。


2026/02/15

イソギクの花を舐める合間に身繕いするイエバエ♂

 

2024年11月中旬・午前10:10頃・くもり(ただの日陰かも?) 

郊外の住宅地で道端の花壇に咲いたイソギクの群落で見慣れないハエが訪花していました。 
イエバエ♂(Musca domestica)ですかね? 
恥ずかしながらイエバエ科の見分け方をよく知らないので、普通種でも拙ブログでは初登場になります。 
翅は透明ではなく、茶色を帯びています。 
左右の複眼が頭頂で接しているので、♂と判明。 
イエバエの腹部の腹板は橙黄色。ノイエバエの腹部の腹板は橙黄色はすべて黒色。(『ハエハンドブック』p145より引用)

白く縁取られた葉の上に乗って身繕いしています。 
前脚で頭部の複眼を拭い、次は左右の前脚および後脚の先を擦り合わせました。 
 化粧が済むと隣の花序に歩いて登り、口吻を伸縮させてイソギクの筒状花を舐め始めました。 
花序から降りて下の葉をうろつくと、化粧を再開。 

この後は他の気になる被写体(訪花昆虫)を見つけたので目移りしてしまい、イエバエ♂が飛び立つまで見届けられませんでした。
左翅が少し破損していますが、飛ぶのに支障はないはずです。
交尾相手の♀が蜜源植物に飛来するのを待ち伏せしているのかもしれません。


【考察】
イソギクの葉の白い縁取りについて

Q1: ふと気になったのですが、白く縁取られたイソギクの葉は一種の斑入りなのでしょうか?
Perplexity AIに質問してみると、意外な答えが返ってきました。

A1: いいえ、イソギクの「白い縁取り」は、通常いうところの斑入りとは別物と考えるのが妥当です。zoezoe+2

イソギクの白い縁取りの正体

  • イソギクの葉は、裏面から縁にかけて銀白色の毛が密生しています。uekipedia+3

  • その葉縁が少し反り返るため、表側から見ると「白い縁取り」があるように見えるだけで、葉肉の色(クロロフィル分布)が抜けているわけではありません。jplants+3

  • したがって、これは毛の構造と葉の形態による視覚効果であり、葉組織の色素異常・キメラに基づく斑入りとは性質が異なります。zoezoe+2

斑入り品種との違い

  • 文献では「葉に斑が入る園芸品種がある」「フイリイソギク(葉に白い模様が入る園芸品種)」とされ、これは葉身内部に白い模様が現れる典型的な斑入りとして扱われています。ous+2

  • これに対し、野生型イソギクの白縁は毛によるもので、園芸上も別に「斑入り」として区別される品種(フイリイソギク)が立てられていることからも、両者は明確に区別されています。uekipedia+3

結論として、イソギクの白い縁取りそのものは斑入りというより「毛による白い縁取り」という形態的特徴であり、斑入りと呼ぶのは適切ではないと思ってよいです。jplants+2


Q2: 白く縁取られていることで葉の輪郭をくっきりさせていますが、その形質は何の目的があって進化したのか? 

A2: イソギクの葉の銀白色の毛(トメントース状の被毛)は、主に海岸崖地の乾燥環境への適応として進化したと考えられます。[www1.ous.ac]​

進化の主な目的

イソギクは千葉から静岡にかけての海岸崖地に生育し、風が強く乾燥しやすい立地です。この環境で葉裏の白毛が密生することで、水分の蒸散を防ぎ、葉の乾燥耐性を高めています。aiki-jumoku+1

葉の厚みと毛の組み合わせが、海浜特有の塩風・乾燥ストレスに対する保護機能として機能します。[aiki-jumoku]​

追加の効果

白い毛は葉の反射率を上げ、光の強さを和らげ、過熱を防ぐ可能性もあります。[plaza.rakuten.co]​

葉縁の毛が輪郭をくっきりさせる視覚効果は、花の目立ちやすさを間接的に助けますが、主目的は生理的耐性です。[plaza.rakuten.co]​


Q3: 海岸崖地など似たような乾燥環境には、イソギク以外にも同様に葉縁に白い毛が密生するよう収斂進化した植物はいるか? 


A3: はい、海岸崖地などの乾燥・強風環境では、イソギクのような葉縁に白い毛(トメントース状被毛)が密生する形質が、複数の非関連植物で収斂進化しています。digirika.tym.ed+2

代表的な収斂進化例

  • ハマヒルガオ(ヒルガオ科): 葉裏に白い毛が密生し、葉縁が白く見える。砂浜の乾燥・塩風耐性に寄与。digirika.tym.ed+2

  • ハマゴウ(クマツヅラ科): 葉全体に白っぽい毛が生え、強い日差し反射と水分保持を担う。digirika.tym.ed+1

  • ハマニガナ(キク科): 葉に毛が多く、厚葉と相まって海浜乾燥適応。イソギクと同じキク科だが別属で独立進化。kusumachi+1

共通の適応意義

これらの白毛は、海浜の高温・乾燥・塩害環境で蒸散抑制と光反射を行い、葉温上昇を防ぎます。e-amco+2
葉縁特化は葉の反り返りと毛の視覚効果で輪郭強調し、種子散布時の視認性を高める副次的効果も考えられます。[kamakura.beststravel]

海から離れた山地で暮らす私にとって知らないことばかりで勉強になりました。

しかし、Perplexityの回答A3には末尾にハルシネーション(AIの誤り)が含まれています。

イソギクなどキク科植物の種子は動物散布ではなく、綿毛で飛散する風散布です。

そもそも山形県の内陸部でイソギクは自生しておらず、園芸植物として植栽された国内外来種なのです。

2026/02/13

フレンチマリーゴールドの花蜜を吸うシロオビノメイガ(蛾)

 

2024年10月中旬・午後14:30頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたフレンチ・マリーゴールドシロオビノメイガSpoladea recurvalis)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

口吻を伸縮させて吸蜜しています。 
糸状の長い触角が秋風になびいていますが、本種は触角で性別は見分けられません。 

飛び立って次の花に向かうかと期待したのですが、しばらくすると同じ頭花で静止しました。 
口吻の動きも見られなくなり、日光浴してるだけかもしれません。




2026/02/11

ノボロギクの花蜜を吸い飛び回るキタキチョウ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月下旬・午後14:45頃・晴れ 

刈田(稲刈り後の田んぼ)の農道に咲いたノボロギクの群落でキタキチョウEurema mandarina)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
キタキチョウはいつものように翅をしっかり閉じて吸蜜しています。 
陽射しが強いので白飛び気味で、翅裏の斑点模様がよく見えません。 

キク科植物のノボロギクは筒状花だけで構成され、舌状花は退化しています。 
キタキチョウが伸ばした口吻をよく観察すると、口吻の先端をノボロギクの筒状花に差し込むのに苦労していました。 
この映像では毎回口吻を蜜腺まで差し込めずに諦めて飛び去ってるように見えるのですが、繰り返しノボロギクの群落に訪花するということは、なんとか吸蜜できているのでしょう。 

キタキチョウがノボロギクの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:51〜) 
逆光のアングルになると、強い日差しを浴びて翅表の斑紋や胴体が翅裏まで透けて見えました。 

実はこの後、訪花中にキタキチョウの別個体が飛来し、誤認求愛または交尾拒否が繰り広げられたのですけど、残念ながら撮り損ねました。 

花が咲き終わったノボロギクでは白い綿毛が開き、風になびいていましたが、自然に飛散する程の強風ではありませんでした。 
ノボロギク種子の風散布を動画に撮ろうと、私が綿毛を蹴り飛ばしても飛んでくれませんでした。(映像なし) 
種子がまだ充分に熟していないのか、綿毛が乾燥していなかったのでしょう。 
このテーマは次回の宿題です。

2026/02/07

イソギクの花蜜を吸うウリキンウワバ(蛾)

 

2024年11月中旬・午前10:15頃・くもり 

道端の花壇に咲いたイソギクの群落で見慣れない蛾が訪花していました。 
ウリキンウワバAnadevidia peponis)ですかね? 
黄土色の長い口吻を伸ばしてイソギクの筒状花から吸蜜しています。 
ホバリングではありませんが、花の上を歩き回り吸蜜しながらも半開きの翅を小刻みに羽ばたき続けています。 
いつでも飛べるように、アイドリングを続けて体温が下がらないようにしているのでしょう。 
羽ばたきを止めるときもありますが、それでも翅は半開きです。 

前翅外縁部が金色に輝くだけでなく、胸背にも金色の毛束がありました。 
一方、後翅はかなり地味で、特に斑紋はありません。 
触角は薄いクリーム色でしたが、ウリキンウワバの触角に性差はないらしく、私には性別を見分けられません。 
少し飛んで隣の花序へ移動しました。 


【考察】 
蛾の中には翅が金色の種類がいます(〜キンウワバなど)。
金色の鱗粉も構造色なのかな?
Perplexity AIからの回答がこちら。

金色鱗粉の例
オオゴマダラの蛹や特定の蛾(例: ニシキオオツバメガ)では、金色が鱗粉の下層に見られ、翅の角度で輝きが変わる。 これらは多層膜構造によるもので、光の干渉で金色を産生する。

構造色の仕組み
蛾や蝶の鱗粉は複雑なナノ構造(リッジやジャイロイド構造)を持ち、光を反射・干渉させる。金色は黄色~赤の波長を強調し、青を抑える多層膜で生じる。 色素(フラボノイドなど)と組み合わせる場合もあるが、金色の金属光沢は主に物理的構造起源だ。

鱗翅目特有の特徴
シジミチョウ科を含む鱗翅目の上層鱗で金~緑の輝きが観察され、電子顕微鏡でサブミクロン構造(多層膜やリッジ)が確認されます。 メスアカミドリシジミのゴールド光沢は上層鱗限定で、これが蛾類(例: ツバメガ類)でも類似構造として共有されます。

機能的意義
この構造色は迷彩、警告、または配偶者誘引に寄与し、種間で進化的に保存されています。 蛾では特に夜行性種で金属光沢が適応的に機能する例が多いです。



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かがやく昆虫のひみつ (ポプラサイエンスランド 6) 

秋冬春の蛾生態図鑑

生物ナノフォトニクス: 構造色入門 (シリーズ〈生命機能〉 1) 

2026/02/03

イソギクの花で採餌するセイヨウミツバチ♀

 

2024年11月上旬・午後15:20頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたイソギクの群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。 
この組み合わせも初見です。 

口吻を伸ばしてイソギクの筒状花で吸蜜しています。 
この個体は集粉し始めたばかりのようで、後脚の花粉籠はまだ空荷でした。 
午後の遅い時間なので、もう花粉が雄しべにほとんど残っていないのかもしれません。


【アフィリエイト】

2026/02/01

カクトラノオの花で穿孔盗蜜するクマバチ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後13:15頃・晴れ 

堤防路の花壇に咲いたハナトラノオ(別名カクトラノオ)の群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。 
花から花へ飛び回ると、ブーンと重低音の羽音が聞こえます。 

体が太いクマバチは狭い花筒に潜り込めず、舌を伸ばしても蜜腺に届かないので、正当訪花しません。 
いつも花筒の根元に外側から口吻を突き刺して穿孔盗蜜しています。 
雄しべに全く触れないので、体が花粉で汚れることはありません。
頭楯が黒い♀ですが、当然ながら後脚の花粉籠は空荷です。 


穿孔盗蜜後にハナトラノオの花からクマバチ♀が飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:08〜) 

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2026/01/30

イソギクの花蜜を吸い飛び回るベニシジミ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年11月上旬・午後15:10頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたイソギクの群落でベニシジミLycaena phlaeas daimio)が訪花していました。 
この組み合わせも初見です。 
翅を半開きにして日光浴しながら、口吻を伸ばして吸蜜しています。 
腹部が太いので♀ですかね?   

ベニシジミ♀がイソギクの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:58〜) 
飛び去った後も羽ばたく影がしばらく写っています。 
ツマグロキンバエStomorhina obsoleta)が後に残りました。

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