2019/07/06

ニセアカシア樹上の巣で抱卵するハシブトガラスは警戒心が強い(野鳥)



2019年5月上旬

河畔林のニセアカシア(別名ハリエンジュ)樹上に作られた巣でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥が抱卵していました。
ニセアカシアの棘だらけの枝には若葉が開き始めています。
その幹から枝が四叉(それ以上?)に別れている所に巣材の枯れ枝を積み上げ、深いコップ状の巣をこしらえてあります。
巣材の一部に白いビニール(プラスチック?)テープが使われていて、他の枯れ枝に編み込まれていました。
その白テープがリボンのようにひらひらと風でたなびき、巣の目印になっています。

巣内で抱卵しながらもキョロキョロと辺りを警戒していた親鳥が急に立ち上がり、右へ飛び立ちました。
私に巣を覗かれていることに気付いたようです。
凄い剣幕で怒ってガーガー♪と嗄れ声で鳴きながら農道を飛び越えました。
(ハシブトガラスの普段の鳴き声はカーカー♪と澄んでいますが、警戒声は嗄れ声になります。)
旋回すると、農道を挟んで向かいに聳え立つヒノキ高木の天辺に止まり直しました。
頭部の羽毛が興奮(怒り?)で逆だっています。
見晴らしが良いヒノキ樹頂で私を見下ろしながら、羽繕いを始めました。(怒りの転移行動?)

最後は巣から飛び出す様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

つづく→帰巣・転卵


ハシブトガラス(野鳥)巣+白テープ@ニセアカシア樹上
ハシブトガラス(野鳥)巣+白テープ@ニセアカシア樹上
ハシブトガラス(野鳥)巣+白テープ@ニセアカシア樹上
ハシブトガラス(野鳥)巣+白テープ@ニセアカシア樹上・全景
ハシブトガラス(野鳥)巣+白テープ@ニセアカシア樹上・全景
ハシブトガラス(野鳥)@巣+白テープ:ニセアカシア樹上+抱卵



桜の花後の子房を食べるマメドクガ(蛾)終齢幼虫



マメドクガの飼育記録#12


2019年5月上旬

マメドクガCifuna locuples confusa)の終齢幼虫♂bは、脱皮後のほぼ24時間は飼育容器の壁面にへばりついたまま休息していました。
やがて徘徊を始めると、終齢幼虫♂bの体長は28mmに伸びました。
ちなみに、脱皮殻(抜け殻)は食べられることなく容器の壁面に残されていました。

幼虫の旺盛な食欲に応えて、新鮮な食草を与えてやる必要があります。
それまで与えていたイネ科の草は萎れてしまいました。
好物とされるマメ科植物の若葉を調達できなかったので、とりあえず身の回りの植物を何種類か適当に与えてみましょう。
試しにソメイヨシノ(バラ科)の枝葉を与えてみました。
花はほとんど散り終えた後で、若葉が付いています。
しかし桜の葉の縁を味見した結果、気に入らなかったようです。
その後も葉には全く興味を示しません。
マメドクガは広食性とは言え、食草リストに桜は入っていないので、ソメイヨシノの葉に食いつかないのはさほど不思議ではありません。

代わりに花後の赤い萼片と花糸に食いついたので驚きました。
萼を食べ尽すと、膨らみかけた緑色の子房が露出しました。
幼虫はその子房も齧り始めました。
桜にとっては、葉を食害されるよりも痛手が大きいでしょう。
子房を完全に食べ尽くすと、マメドクガ幼虫は食休み。

つづく→#13:桜の果柄を食すマメドクガ(蛾)終齢幼虫


マメドクガ(蛾)終齢幼虫♂b@ソメイヨシノ花後子房+摂食
マメドクガ(蛾)終齢幼虫♂b@ソメイヨシノ花後子房+摂食

ソメイヨシノ花後子房
ソメイヨシノ花後子房
ソメイヨシノ花後の萼など

2019/07/05

杉の枝から飛び立つササゴイ(野鳥)



2019年5月上旬


▼前回の記事
池の小魚を捕食するササゴイ(野鳥)

池の畔にそびえ立つスギ(杉)高木の横枝にササゴイButorides striatus amurensis)が止まっていました。
強風が吹いて木々が激しく揺れています。
すぐ下にはウワミズザクラの白い花が咲いていました。
私が対岸で撮っていることに気づくと、警戒心の強いササゴイはすぐに飛んで逃げてしまいました。

最後は飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


ササゴイ(野鳥)@池畔:スギ枝

水路で水を飲むセイヨウミツバチ♀



2019年5月上旬

川の本流に流れ込む手前の水路にセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が来ていました。

水門の直下で水深は浅く、岸辺には泥や緑藻が堆積しています。
その泥の表面に止まったミツバチは、どうやら水を飲んでいるようです。
背中を向けていて肝心の口元が見えないのが残念でした。
吸水中も激しい腹式呼吸をしています。

藻が生えた泥の上をハエ(種名不詳)も歩き回り表面を舐めています。
喉の乾きを癒やしたセイヨウミツバチ♀が飛び立つ時に見えた後脚の花粉籠は空荷でした。

水を飲むミツバチを観察したのは、実は今回が初めてかもしれません。




セイヨウミツバチ♀@水路底+吸水

2019/07/04

川に飛来したカワウが着水(野鳥)



2019年5月上旬

川の上空をカワウPhalacrocorax carbo hanedae)が飛び交っているのですけど、なかなか着水シーンを観察することができません。
飛んでいる個体を流し撮りしても、川に降下して最後は河畔林の陰に消えてしまうのです。
飛びながら強風に流されているカワウも見かけました。

諦めて、倒木での定点観察に切り替えました。
この日は2羽が下流を向いて並んで止まり、羽繕いしたり翼を広げて乾かしたりしていました。
そこへ上流から飛来した別個体が滑空して来ました。
左の翼の羽根(初列または次列の風切羽)が1枚欠損している個体で、個体識別できそうです。
倒木を飛び越えてから着水すると、すぐに漁のために潜水しました。
不思議と欲を出さずに自然体で撮影しているときの方が、念願の着水シーンを初めて撮ることが出来ました。
ここで3羽のカワウを同時に見たのも初めてで、過去最多です。
釣りをしない私には分からないのですが、魚影の濃い川なのでしょうか?

潜水のスペシャリストであるカワウは、飛ぶのが苦手な印象です。
カワウの着陸と言えば、今回の着水シーン以外では、塒入りするときに樹上の枝に着地するシーンを見たことがあるだけで、地面への着陸は未見です。
(なんとなく、カワウは怪我を恐れてやらないんじゃないかな?という気がします)

ちなみに、倒木の周囲の川面では、いつもはカルガモしか居ないのに、この日は珍しくコガモ♀♂(Anas crecca)の群れが泳ぎ回っていました。


カワウ(野鳥)@飛来・滑空+着水:川



マメドクガ(蛾)幼虫は毛束を失っても脱皮で再生する



マメドクガの飼育記録#11


2019年4月下旬〜5月上旬

マメドクガCifuna locuples confusa)の幼虫bを野外で採集してきたときから一部の毛束に欠損がありました。
頭楯の左右両側から前方に真っ直ぐ生えているはずの長くて黒い毛束が、どういう訳か右側だけ根本から無いのです。
原因は不明ですが、前回の脱皮の際に抜け殻から毛束を引き抜くのに失敗して千切れてしまった可能性もありそうです。
終齢幼虫に脱皮した後、下に落ちていた仮面のような頭楯の抜け殻を見ると、亜終齢では毛束が左右非対称であったことが明らかです。
しかし脱皮した終齢幼虫では、毛束が左右対称に回復していました。
再生した右の毛束は、左の毛束と比べても長さに遜色はありません。
右の毛束の先端がやや折れ曲がっているのは、脱皮直後で毛が未だしっかり伸びていないからでしょう。

事故(怪我)や発生の異常(奇形)などで脚や触角など体の一部が失われても、脱皮の際に再生するのは節足動物でよく見られる現象です。
マメドクガ幼虫にとってこの毛束は、アンテナ(触角)代わりに重要な働きをしているのかもしれませんね。
しかし右側の毛束が無くても、徘徊、食餌などの行動にあまり支障は無さそうでした。
もし両方の毛束を切り落としてしまったら、幼虫の探索行動に異常を来すのでしょうか?
天敵のヤドリバエや寄生蜂が産卵を試みても着陸しにくいように、毛虫は体の周囲にバリアのように長い毛を生やしているのかもしれません。
オサムシなどの捕食者に食べられないための防御になっているという説もあります。

ちなみに、脱皮直後にノギスで採寸した幼虫の体長は18mmで、脱皮前からほとんど成長していませんでした。
逆に2mmほど縮んでいました。
しかし食事を再開すると、どんどん成長します。


つづく→#12:桜の花後の子房を食べるマメドクガ(蛾)終齢幼虫


マメドクガ(蛾)終齢幼虫♂b:毛束再生@容器壁面+脱皮直後
マメドクガ(蛾)亜終齢♂b:頭楯の脱皮殻

2019/07/03

ハシブトガラスとハシボソガラスの縄張り争い(野鳥)



2019年5月上旬

神社の境内に植栽されたイロハモミジ(=イロハカエデ)の枝にハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が止まり、念入りに羽繕いしています。
その枝には若葉の新緑と赤い花が美しいコントラストをなしています。

急に飛び立つと、すぐ近くのヒノキの木に止まり直し、大声でカーカー♪と澄んだ声で鳴きました。
そこへ2羽のハシボソガラスCorvus corone)が飛来し、喧嘩が始まりました。
ハシボソガラスは名前の通り嘴が細く、嗄れ声でガーガー♪鳴きます。
どうやら、この辺りを縄張りとするハシボソガラスのつがいが共同でハシブトガラスを追い払ったようです。
縄張り争いに勝ったハシボソガラスがヒノキの枝でガーガー♪と凱歌の声を上げました。



【追記】
中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』という本を読むと、2種類のカラスの関係性について面白いことが書いてありました。

ボソとブトの両種は鳴き声が違うだけでなく、お互いの言葉が通じていないという説もあります。ただ、悲鳴の声(Distress Call)などは種を超えて理解しあっているようにも思います。 (p48より引用) 
大人のボソとブトが仲良くすることはない。 p66より引用)


ハシブトガラス(野鳥)@カエデ枝

春にセイヨウタンポポの花蜜を吸うキタテハ秋型♀



2019年5月上旬

川沿いの農道の端に咲いたセイヨウタンポポの群落でキタテハPolygonia c-aureum)が訪花していました。
意外にもこの組み合わせは初見です。
越冬明けのはずなのに、翅が擦れたり破損がなくて状態の良い個体でした。
翅をゆるやかに開閉し、花上で向きを変えながら吸蜜しています。
後翅翅裏の外縁が濃褐色なのは、♀の特徴です。(参考:フィールドガイド『日本のチョウ』p222-223)
飛んでもすぐに隣の花へ移動します。
地面に倒伏した花にも訪れました。
後半は翅を閉じて吸蜜するようになりました。
日差しが強くて暑いのかな? 

背後の田んぼは既に水入れした後で、カエルの鳴く声が聞こえます。
ノスリと思われる猛禽類も遠くで鳴いています。
のどかな春の田園風景でした。
撮影後にタンポポの萼が反り返っている(セイヨウタンポポの特徴)ことを確認しました。


関連記事(4年後の撮影)▶ 秋にセイヨウタンポポの花蜜を吸う秋型のキタテハ


キタテハ秋型♀@セイヨウタンポポ訪花吸蜜
キタテハ秋型♀@セイヨウタンポポ訪花吸蜜
キタテハ秋型♀@セイヨウタンポポ訪花吸蜜
キタテハ秋型♀@セイヨウタンポポ訪花吸蜜

2019/07/02

川面に並んで採食するコガモの♀♂番(野鳥)



2019年4月下旬

コガモAnas crecca)の♀♂つがいが群れの仲間から少し離れて、川面を仲良く遊泳しています。
ときどき水面の浮遊物を食べています。
川の流れに逆らって水かきを激しく動かしても、流れが早くてなかなか進みません。
2羽は付かず離れず採食を続け、♂が♀を常にガード(エスコート?)しているようです。


コガモ♂♀番(野鳥)@川面+遊泳

2019/07/01

マメドクガ(蛾)終齢幼虫♂への脱皮【10倍速映像】



マメドクガの飼育記録#10


2019年5月上旬

▼前回の記事
脱皮前の眠で微動するマメドクガ(蛾)亜終齢幼虫♂【100倍速映像】

マメドクガCifuna locuples confusa)の亜終齢幼虫bの脱皮がようやく始まりました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
脱皮開始時刻は、午前9:23でした。
プラスチック製の飼育容器の壁面に予め体を絹糸で固定し、斜め下に前進しながら脱皮しました。
後方に抜け殻(脱皮殻)が残されています。
体が千切れたように一瞬見えて、焦りました。

まず、胸部のクチクラが割れて新しい上半身が下に現れました。
頭部から前に伸びる左右1対の毛束がピョンと伸びました。
幼虫が前に抜け出る場所にも予め吐糸で足場を張り巡らせてあり、その用意周到さに感心します。


昨年の飼育個体aで脱皮を観察したときには、私の不注意で脱皮中に落下してしまいました。
今回は無事に脱皮の一部始終を動画に記録できて満足です。

脱皮殻から完全に抜け出ると終齢幼虫bはすぐに、体を海老反りにしてくねらせ、背側に生え揃った毛でブラッシングするように起毛運動を行いました。
これは昨年の飼育個体aでも観察された行動です。

▼関連記事
脱皮直後のマメドクガ(蛾)幼虫による海老反り起毛体操

このとき黒い頭楯の抜け殻がポトリと下に落ちました。
新しい頭楯の色は白っぽい褐色で、これから次第に黒化します。

休憩を挟みながら起毛運動を繰り返します。
腹背中央で縦に2つ並んだ茶色の小さな毛束も、よく見るとピコピコと動いていて、可愛いらしいです。
背脈管(昆虫の心臓)の拍動に伴う動きなのでしょう。

やがて終齢幼虫♂bは方向転換すると、壁面で上向きになりました。
幼虫の中には脱皮殻を食べてしまう種類もいますが、この個体は抜け殻に口は付けず、そのまま休止しました。
午前11:25に測った室温は23.6℃、湿度33%。

※ 微速度撮影に特有の画面のチラつきを抑えるために、動画編集時にdeflickerフィルターをかけました。

採集時に見つけた前回の脱皮殻の写真も比較のために掲載予定。

つづく→#11:マメドクガ(蛾)幼虫は毛束を失っても脱皮で再生する

マメドクガ(蛾)幼虫b@容器壁面+脱皮直後・全景

マメドクガ(蛾)幼虫b@容器壁面+脱皮直後
マメドクガ(蛾)幼虫b@容器壁面+脱皮直後macro

柳の花外蜜腺を舐めるコムクドリ♂♀(野鳥)



2019年5月上旬

河畔林で柳(種名不詳)の大木にコムクドリ♂(Sturnus philippensis)が来ていました。
柳の花には見向きもせずに、細い枝先に器用にぶら下がってクロバチックな体勢で頻りに枝葉を舐めています。
柳の花外蜜腺を舐めているのでしょうか?
嘴の動きは、何か小さな虫(アブラムシ?)を捕食しているようにも見えます。
風で絶え間なく揺れる細い枝先で器用に採食すると、枝から枝へ飛んで移動します。
途中から♀が合流して2羽で採食するようになったので、おそらくつがいなのでしょう。

実は同じ柳の大木で幹の下部にヒヨドリも止まったのですが、私がカメラを向けたらすぐ逃げてしまいました。
今回のヒヨドリは、柳の花外蜜腺を舐める行動はしませんでした。

▼関連記事(5年前の撮影)
柳の花外蜜腺を舐めるヒヨドリ

※ 柳の枝葉が風で激しく揺れ続けるので、いつものような手ブレ補正処理をしませんでした。

この時期のバードウォッチングで一番ワクワクした出来事でした。
この柳の名前をどなたか教えて下さい。
自分で柳の種類を見分けられるようになりたいと長年思いつつも、『ヤナギハンドブック』を未だ手に入れていません…。
他に読みたい本がたくさんあるので、後回しになっています。


コムクドリ♂(野鳥)@柳sp枝+花外蜜腺舐め?
コムクドリ♂(野鳥)@柳sp枝+花外蜜腺舐め?
コムクドリ♀(野鳥)@柳sp枝+花外蜜腺舐め?
コムクドリ♀(野鳥)@柳sp枝+花外蜜腺舐め?

柳sp枝葉
柳sp枝葉

2019/06/30

翼の折れたオナガガモ♂にコガモ♀♂の群れが合流して塒入り(野鳥)



2019年4月下旬・午後17:23〜18:29(日の入り時刻は午後18:27)


▼前回の記事
左翼の折れたオナガガモ♂が川で採食(野鳥)

オナガガモAnas acuta)は冬鳥の渡り鳥ですから、日本で越冬した群れも春になると北へ渡去します。
左の翼が折れて飛べなくなってしまった♂だけが独りこの川に取り残されています。
一緒に残ってくれる♀が居ないので、今季は繁殖にも参加できません。
晩秋に仲間の群れが再び渡来するまで、厳しい自然界を独りで生き延びられるでしょうか?
なんとか自力で採食できたとしても、単独生活では群れで暮らすメリットを全く享受できなくなります。
例えば採食中に周囲を充分に警戒することが出来ません。
猛禽類などの天敵に目をつけられたら最後、逃げ切れなくて捕食されるリスクが高いでしょう。
特に、夜はどこにねぐらを取るのでしょうか?
野鳥の塒入りに興味がある私は、夕闇が迫る中、川から少し離れた堤防からオナガガモ♂の動向を見守りました。

薄暗くなってくると、コガモ♀♂(Anas crecca)の群れが川面を渡って次々と中州に集まってきました。
手負いのオナガガモ♂の近くでコガモの群れも同様に採食したり羽繕いしたりしています。
コガモの中には中州に上陸した個体も居ます。


この間、背後の中洲をハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)やコチドリCharadrius dubius curonicus)が徘徊して餌を探し回っていました。

▼関連記事
夕方の中洲で採食・脱糞するコチドリ(野鳥)

オナガガモ♂とコガモ♀♂はこのまま夜も中州付近の浅瀬に留まり、混群で塒入りするようです。
怪我したオナガガモ♂が少なくとも危険な夜は独りではないと分かり、一安心。
例えば夜行性の肉食獣が塒に忍び寄っても、コガモの群れの誰かが気付いて警戒声を発するはずですから、逃げ延びるチャンスが高くなるでしょう。

ただしコガモも冬鳥ですから、いずれ渡去してしまいます。


※ 日没前の薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を上げています。


冬の川で塒入りする健常なオナガガモの群れを未だ撮影できていません。
警戒心が強く、私が川に近づくとすぐに逃げてしまうので、難しいのです。
これを撮影するにはブラインドに隠れる必要がありようです。


つづく→18日後に再会

オナガガモ♂左翼骨折(野鳥)+コガモ♀@中洲:岸辺+採食

池の岩場で甲羅干しする6匹のミシシッピアカミミガメ



2019年4月下旬

池の岩場で多数のミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegans)♂が折り重なるように日光浴していました。
岩の上で各自がバラバラの方向を向いていて、太陽光に対して向きを揃えてはいませんでした。
別個体に甲羅の上に乗られてしまっては甲羅干しの意味が薄れるはずですが(日光泥棒、日照権の侵害!)、怒って振り落とすことはないようです。
数えてみると大小様々の個体が6匹も集まって居て、私が見た中で過去最多です。
前肢の爪が長い♂ばかりのようです。
瞬きしたりゆっくりと首や手足を伸縮させたりしています。

蓮池には未だハスが全く育っていません。


ミシシッピアカミミガメ6群れ@蓮池:岩+甲羅干し
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