2019/08/17

巣箱のある送電塔でいちゃつくハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#4



▼前回の記事・午後17:53
ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)

2019年5月下旬

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)親鳥♀♂が連続して送電塔に戻って来ました。
巣箱のある段より上の鉄骨に止まりました。

そこで再びカップルがいちゃつき始めました。
鉄骨の陰でよく見えないのですが、熱烈にキスしたり(求愛給餌?)、相互羽繕いしたりしているようです。
熱々ですねー。

結局、親鳥は雛が居る巣箱には戻らず、やがて1羽ずつ送電塔から飛び去りました。

つづく→#5:日暮れに高圧線で巣の周囲を見張るハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)


ハシブトガラス親鳥(野鳥)@帰巣:送電塔#KN7

フランスギクの花蜜を吸うベニシジミ



2019年5月下旬

川沿いの土手(堤防)に咲いたフランスギクの群落でベニシジミLycaena phlaeas daimio)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
翅の縁がかなり擦り切れた個体でした。
その翅を半開きのまま口吻を伸ばして、中央の黄色い筒状花から吸蜜しています。

ところで、このフランスギクの白い花弁がほとんど残っていないということは、散りかけの花なのでしょうか?
よく見ると、花弁の根元付近で食い千切られています。
フランスギクの花びらを食害するイモムシ・毛虫の正体をいつか突き止めたいものです。

満ち足りたベニシジミは花から花へ少し飛ぶと、別な株の舌状花に掴まって翅を広げ、日光浴。


ベニシジミ@フランスギク訪花+日光浴
ベニシジミ@フランスギク訪花吸蜜

ハシボソガラスの群れにモビングされ早春の河畔林を逃げ回るノスリ♂(野鳥)



2019年4月下旬・午後16:18

主にニセアカシアと柳で構成された河畔林の枝に止まっていた1羽の猛禽類が飛び立ちました。
近くの枝に止まっていたハシボソガラスCorvus corone)が慌ててノスリを追いかけます。
カラスは嗄れ声でガーガー鳴きながら飛んで行くも、追跡を止めて電線に止まりました。

ちょうど1年前に、現場の近くでトビがカラスにモビング(擬攻撃)されていたので、今回もてっきりトビかと思いました。


▼関連記事(前年:2018年4月の撮影)
樹上のトビを激しく襲うカラス混群【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)

しかし鳴きながら河畔林を逃げていく猛禽類の翼の下面を映像を見直すとトビではなくノスリButeo japonicus)でした。

上流へ飛んだノスリは、ようやく芽吹き始めた河畔林の枝に止まりました。
追ってきたカラスもノスリを見下ろすように近くの木の樹冠に着地。
ハシボソガラスは複数個体が協同で天敵の猛禽類に対してモビング(擬攻撃)しているようです。
この辺りを縄張りとするつがいのカラスなのでしょう。
追い詰められた(?)ノスリは樹上でピィー、ピィー♪と甲高い声で鳴いています。
嘴の動き(リップシンクロ)が鳴き声よりも若干ずれるのは、対岸から望遠レンズで撮っていて遠いからかな?
右の方から明らかに別個体の猛禽類が鳴いている声も聞こえてきます。
後で思うと、近くの巣内で抱卵中の♀が加勢するように鳴いていたのでしょう。
ということは、モビングされていたノスリはつがい相手の♂だろうと推理できました。

急にノスリ♂が飛び上がって上の枝に止まり直しました。
それと入れ替わるように上から急襲してきたカラスに対して、ノスリは蹴爪を向けて牽制します。
ハシボソガラスとノスリが樹上の近い枝で向かい合うように対峙しています。
ハシボソガラスの頭部の羽毛が興奮で逆立っていて、少しハシブトガラスっぽく見えますが、細い嘴と嗄れた鳴き声からハシボソガラスで間違いありません。
再びノスリ♂が飛び立ち川の上流側へ逃げ出しました。
左上から別個体のカラスが追いすがります。


動画のハイライトを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:19〜)

※ 対岸からでは鳴き声がかすかにしか聞こえなかったので、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
その結果、川の流れる音もうるさくなってしまうのは仕方がありません。


つづく→川沿いの柳の樹上で鳴き続け♪羽繕いするノスリ♂(野鳥)


ノスリ♂vsハシボソガラス(野鳥)@ニセアカシア樹上+モビング
ノスリ♂(野鳥)@ニセアカシア樹上

2019/08/16

ヒメハナバチ♀複数個体が同じ巣に出入り、出巣の定位飛行



2019年5月中旬・午後12:11〜12:20


▼前回の記事
ヒメハナバチの営巣地で穴掘りを邪魔し、巣口に侵入を試みるアリ【ハイスピード動画】

ヒメハナバチ科(またはコハナバチ科?)の一種の集団営巣地で小さな蜂の忙しない活動を漠然と眺めていても目移りするだけです。
とある巣口に注目して、三脚に固定したカメラでじっくり長撮り監視してみることにしました。

後脚の花粉籠に花粉を付けていない空荷の個体♀bが飛来しました。
腹部は光沢のある黒と黄金色の縞模様になっています。
着陸してすぐに巣口を探り当て、中に潜り込みました。
巣口は小石(大きめの砂粒)で塞がれていて、確かに外からは分かりにくくなっています。

その直後に、今度は後脚の花粉籠に花粉団子を満載した別個体が飛来しました。
巣口を探して辺りを試掘しているときにクロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀とニアミスしたものの、アリの方が避けて通ってくれました。
ヒメハナバチ♀aも苦労の末にようやく正しい巣口を探り当てて、中に入って行きました。
ハチが入巣する度に毎回、閉塞石による戸締まりが自動扉のように機能していることに感心します。
偶然なのかもしれませんが、寄生者対策として進化した習性では?とつい先走って考えたくなります。
巣穴が多数開いている集団営巣地の中でもし帰る巣を間違えたのだとしたら、在巣の主からすぐに叩き出されてしまうはずです。
無事に入巣できたので、同じ巣に複数個体の♀が暮らしている社会性ハナバチと判明しました。

次は小さなハエが飛来し、ヒメハナバチの営巣地に着地しました。
寄生バエのようで思わせぶりですけど、すぐに飛び去りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
前の記事に登場したアブとも違う種類です。

▼関連記事
ヒメハナバチの営巣地でホバリングする寄生アブ?との攻防【ハイスピード動画】

しばらくすると、採餌に出かける♀が巣口の外に頭から出て来ました。
さきほど運んできた花粉は巣内の育房に掻き落としてきた後なので、後脚の花粉籠は当然ながら空荷です。
閉塞石の隙間をすり抜けるように巣口から這い出て来ます。
すぐに飛び立つと定位飛行してから外役に出かけました。
定位飛行を1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、頭を巣口に向けたまま営巣地の周囲の状況を記憶しながら扇状に飛び回っていることが分かります。
続けてもう一匹の♀も巣から出てきて、軽く定位飛行してから採餌のために花畑へ出かけました。
同じ巣に同居する個体数をきっちり調べるには、巣に出入りするハチの全てに個体識別のマーキングを施さないと分かりません。

観察初日の記録は以上です。
出巣シーンがなかなか撮れないのが不思議でした。
外役、採餌は午前中に済ませてしまうのかもしれません。

何はともあれ、同定するために蜂を採集しなければいけません。
裸地のあちこちに巣穴が開いている集団営巣地の中で、入巣直後の巣に目をつけました。
小さなプラスチック容器で巣口を塞ぎ、出巣する個体を捕獲しようと試みたものの、上手く行きません。
営巣地は緩斜面になっているため、手を離すと容器が倒れてしまいます。
容器を手で持って待ち構えていると地中に微小な振動が伝わり、蜂は警戒して外に出てきてくれません。

そこで作戦変更。
黄色い花粉を運んで帰巣のため着地した蜂にすかさずビニール袋を被せて捕獲しました。
動画撮影した巣口とは別の巣に戻ってきた♀個体です。
1匹だけではサンプリングとして心許ないのですけど、欲張って蜂を取り過ぎるとせっかく見つけた個体群が絶滅してしまうかもしれないので、最小限に留めます。
生物のフィールド調査も持続可能性がなによりも大切です。

以下は標本の写真。(掲載予定)
とりあえず、ヒメハナバチ科かコハナバチ科かぐらいは自力で区別できないと話になりません。
ウツギヒメハナバチだと嬉しいのですが、どうでしょう?



この後は、別テーマの撮影プロジェクトが忙しくて手が回らなくなってしまいました。
そのうちに、この集団営巣地で蜂の活動が見られなくなりました。
もし年二化の場合は、夏から秋にかけてコロニーの活動が再び活発になるかもしれないので、定期的に通って状況をチェックすることにします。

コハナバチ科だとすると、素人が生態を解明するのはとても難しいので、予習が必要です。
北海道大学のキャンパスでホクダイコハナバチの生態を解明した坂上昭一『ハチの家族と社会:カースト社会の母と娘』という名著を読み返しているところです。
2006年に初めて読んだときには中公新書なのに強烈に難しくて(当時は馴染みのないコハナバチのイメージが全く沸かず)読み通すのも一苦労でした。
それから13年、私もフィールドでの実体験を少しずつ積んで、ようやくこの本の記述や面白さが理解できるようになってきました。
他にも『ハチとアリの自然史―本能の進化学』第7章 単独性コハナバチにおける「社会性の」出現 (宮永龍一・前田泰生・北村憲二)も再読しないといけません。


つづく→


川の中州で採食するイソシギ♀♂(野鳥)



2019年5月下旬

私が川岸から撤収を始めると、警戒した水鳥が中州から低空で飛び去り、流れる川の中央部に露出している岩場に避難しました。
てっきり、それまで中州で採食していたコチドリかと思いきや、映像を見直すと、どうやらイソシギActitis hypoleucos)のようです。
水面に嘴を数回付けたものの、水を飲んだかどうか不明です。
岩場で身震いしたり羽繕いしたりしています。
かすかに高音の鳴き声が聞こえますが、嘴の動きがはっきりせず、この個体の鳴き声かどうか分かりません。

1羽のカルガモも川面を泳いで岩場にやって来ました。
すると先客のイソシギは岩伝いに飛んで右へ右へと移動しました。
岩から降りて浅瀬を歩きながら採食を開始。
水中に浸した嘴を戻す際に水が前に跳ね上がります。
そのままイソシギは中州に到達しました。
柳の幼木や雑草が生えています。
水際を歩き回りながら採食していると、左からもう1羽が飛来しました。(@3:18)
どうやら♀♂つがいが中州で合流したようです。
2羽は付かず離れず、中州で採食を続けています。
イソシギも中州のどこかで営巣しているのでしょうか?

朝の逆光がきつくて、撮影に苦労しました。


イソシギ(野鳥)@川:岩場
イソシギ♀♂(野鳥)@川:中州

2019/08/15

ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)



送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#3



▼前回の記事
幼い雛への給餌と抱雛のため送電塔の巣箱に出入りするハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)

2019年5月下旬・午後17:30および19:10頃(日の入り時刻は午後18:49)

育雛が一段落すると、ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の♀♂親鳥は巣箱のある送電塔の天辺から伸びる高圧線に並んで止まりました。
仲良く並んでこちら向きに止まっているつがいが人目もはばからず濃厚な愛情表現を始めました。
まずは互いの嘴で熱烈なキスを交わしています。
喉袋から餌を吐き戻して求愛給餌しているのか?とも思ったのですが、定かではありません。
カラスの性別を見分けられないのが残念です。(交尾をしない限り私には性別が分かりません)
右の個体がキスの直後に尾羽を上下に震わせていて、興奮しているようです。
次は、相手の頭部や背中を嘴で掻いてやったり羽根を優しく愛撫するように相互羽繕いを始めました。
この間の鳴き声は一切聞き取れませんでした。(おそらく鳴いてない)


ハシブトガラスの親鳥♀♂は一旦、高圧線から解散した後も、しばらくすると再びお気に入りの高圧線に仲良く並んで止まりました。
夫婦水入らずの時間なのでしょう。
1羽がカーカー♪と澄んだ声で断続的に鳴き始めました。
鳴く度に尾羽を上下にピコピコ動かすのがハシブトガラスの特徴です。
嘴を軽く触れ合いキスを交わしました。
つづいて自分が羽繕いするついでに、パートナーの羽根にも触れて相互羽繕い(愛撫)しました。
定点観察の初日からハシブトガラス♀♂つがいの濃厚な愛情表現を見せつけられ、いやはやどうもご馳走さまでした。

中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』という本にもカラスの愛情表現について書かれていました。

つがい同士の羽繕いは、見ている方がなんだか照れくさくなるほどです。一方が頭を下げて、日ごろ自分では手が(嘴が)届きにくいところを羽繕いしてもらい、ウットリしています。これをかわるがわる行うこともあります。 (p96より引用)


※ 今回の映像のように背景が空で抜けている場合、動画編集時に手ブレ補正すると却って不自然な動きになってしまいます。

仕方がないので、素材をそのまま繋いだだけでお届けします。


つづく→#4:巣箱のある送電塔でいちゃつくハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)


ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+キス
ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+キス
ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+相互羽繕い
ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+相互羽繕い

ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+羽繕い
ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@高圧線+羽繕い



↑【おまけの動画】
3年前の夕刻にも、2羽のハシボソガラスCorvus corone)が山麓の高圧線に並んで止まっているのを見たことがあって不思議に思いました。
今思えば、営巣期のつがいの貴重なスキンシップ・タイムだったのかもしれません。
お蔵入りしていた動画を、この機会にブログ限定で公開しておきます。

ちなみに、動画に映っている送電塔にカラスの巣はありませんでした。

シャクの実に集まり交尾するアカスジカメムシ♀♂



2019年5月下旬

河川敷の堤防の下に咲いたシャクの群落でアカスジカメムシGraphosoma rubrolineatum)が群がっていました。

白い花が散った後の膨らみかけた実から吸汁しているようです。
交尾中の♀♂ペアが何組が居ました。
風が吹くと揺れて撮りにくいので、左手で茎を持ってそっと引き寄せてから撮りました。


アカスジカメムシ♀♂@シャク実+交尾
アカスジカメムシ♀♂@シャク実+交尾
アカスジカメムシ@シャク実+吸汁
アカスジカメムシ@シャク実+吸汁

花や葉の形状からセリ科なのは明らかですが、私はこの植物の名前を知りませんでした。
葉をちぎって嗅ぐと独特のセリ臭がしました。
セリの花期は7〜8月とのことで、この時期には早過ぎます。
ドクゼリの花は6〜7月に咲きます。
いくら地球温暖化が進んでいるとは言え、花が咲く季節がそれほどずれるものでしょうか?
色々と調べた結果、5〜6月が花期のシャクという種類を今回初めて知りました。


シャク花
シャク花+実
シャク葉
シャク葉


2019/08/14

アオサギが川の倒木に離着陸(野鳥)



2019年5月下旬

ヨシが生い茂る川岸に佇んでいたアオサギArdea cinerea jouyi)が私に気づいた途端に警戒して飛び立ちました。
川の上で通せんぼしているニセアカシアの倒木に下流を向いて着地しました。
青い冠羽が風になびいています。
どうもカメラを向けられているのが気に入らないようで、アオサギはすぐにまた倒木から下流へ飛び去ってしまいました。
最後はアオサギが飛ぶ勇姿を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
此岸から飛び立ち左に急旋回した際に左翼の羽根の先が川の水面に触れていました。

昨秋も同じ場所で同様のシーンを観察したのですが、そのときのアオサギは倒木から上流へ飛び去った点が違います。

▼関連記事(前年の10月に撮影)
川の倒木に飛来したアオサギ(野鳥)


この倒木はカワウがよく止まり木として利用しているのですが、この日は姿を見かけませんでした。
その代わり、実は隣の倒木(画面の左上)にカワセミが止まっていたのですけど、遠過ぎてうまく撮れませんでした。(望遠レンズを装着するのが間に合わず)


アオサギ(野鳥)@川:倒木



ムラサキツメクサの蕾に産卵するツバメシジミ♀【HD動画&ハイスピード動画】



2019年5月下旬

堤防沿いの道端に咲いたムラサキツメクサ(=アカツメクサ)の群落でツバメシジミ♀(Everes argiades hellotia)を見つけました。
蕾に止まって休んでいるように見えたので、飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画で記録しようと撮り始めました。(@00:00〜3:16)
後翅に見落としそうなぐらい小さな尾状突起があるので、ヒメシジミではなくツバメシジミです。
閉じた翅の僅かな隙間から見えた翅表が茶褐色ですから、♀と判明。

映像を見直してみると、なんとツバメシジミ♀は腹端をムラサキツメクサの蕾に擦り付けて産卵していました。
本種の食草はシロツメクサなど各種マメ科植物とのことで、納得しました。
古い図鑑ですが、保育社『原色日本昆虫生態図鑑IIIチョウ編』でツバメシジミの産卵行動について調べると、

母蝶は食草の新芽・つぼみ・花などに1個ずつ産卵する。(p196より引用)


産卵後のツバメシジミ♀は飛び立つと、辺りの草むらをしばらく落ち着きなく飛び回りました。
ようやくイネ科の草の葉に止まると、翅を半開きにして休息。
後翅の尾状突起をまるで触角のように交互に動かすことで、頭部が逆向きにも付いているように見せかけています。
こうすれば、もし捕食者に襲われても本当の頭部に致命傷を負う確率を減らすことができます。
シジミチョウ科でよく見られるこの現象・行動は、自己擬態と呼ばれています。
この個体も、後翅の尾状突起付近が破損しているのは鳥に襲われたビークマークかもしれません。
(鳥が昆虫を狩るときには、頭部などの急所を狙います。)

ムラサキツメクサの花蜜を吸うシーンは残念ながら撮れませんでした。


ツバメシジミ♀@イネ科葉
ツバメシジミ♀@イネ科穂
ツバメシジミ♀@イネ科穂

2019/08/13

朝の中州で採食するコチドリ♀♂(野鳥)



2019年5月下旬・午前6:55〜7:08
▼前回の記事
中州で交尾するコチドリ♀♂(野鳥)

交尾後にふた手に別れたコチドリ♀♂(Charadrius dubius curonicus)は川の中州で別々に採食を始めました。
日が昇ると早くも陽炎が立ち昇り、画面がゆらゆらと揺れて見えます。

今回は充分に明るい条件で撮れたので、夕暮れ時に撮った前回とは画質が大違いです。

▼関連記事(1か月前の撮影)
夕方の中洲で採食・脱糞するコチドリ(野鳥)

なんとなく、雑草が生い茂るこの中州のどこかにコチドリの巣がありそうな気がします。
中州に上陸して調べに行けば、親鳥の偽傷行動も観察できそうです。(繁殖の邪魔になりそうなので、思っただけで止めておきました。)

つづく→


コチドリ(野鳥)@川:中州+採食
コチドリ(野鳥)@川:中州+採食

ヒメハナバチの営巣地で穴掘りを邪魔し、巣口に侵入を試みるアリ【ハイスピード動画】



2019年5月中旬・午後12:03〜12:10


▼前回の記事
ヒメハナバチの営巣地でホバリングする寄生アブ?との攻防【ハイスピード動画】

花から花粉を運んで営巣地(集団コロニー)に戻って来たヒメハナバチ科(またはコハナバチ科?)の一種♀aが地面を掘っている様子を240-fpsのハイスピード動画で撮影しています(画面中央下)。
そこへ別個体bが空荷で飛来するも、2匹は互いに無関心です。
その羽ばたきで地面に落ちていた虫の抜け殻が舞い上がりました。

次に大小2匹のクロアリ(種名不詳)ワーカー♀が通りかかりました。
小さい方のアリが穴掘り中のヒメハナバチ♀aに触角で触れました。(@0:37)
その途端に驚いたヒメハナバチ♀aが慌てて飛び立ちました。
まさにお邪魔虫。

すぐにまた花粉団子を後脚に付けたヒメハナバチ♀aが戻って来て、穴掘りを再開しました。
地面にあるはずの巣穴の位置を突き止められず、飛び立ちました。
辺りの様子を見回ってから(定位飛行)再び戻ってきて着陸、穴掘りを再開。

今度は花粉団子を付けた別個体♀cが飛来し、穴掘り中の♀aの傍に着地しようとしました。(@1:44)
すると巣口を見つけられない♀aは飛び去ってしまいました。
2匹は同種だと思うのですが、若干の体格差があるようです。

後から来た♀cの方が帰巣能力が優秀で、遂に巣口を探り当てて中に入りました。(@2:05〜2:45)
小石(砂粒)を少し横に掻き分けてその下を掘ったら小さな巣口が現れたのです。
まるで「開けゴマ!」と呪文を唱えたようです。
入巣と同時に小石が自然に転がって巣口を塞ぎました。(@2:46)
自動扉による戸締まりで防犯対策は万全です。
素人目にはもう巣口がどこにあったのか分からなくなってしまいました。

続けてもう一匹の♀が採餌場から花粉団子を運んで来ました。(@2:54)
さっき逃げた♀aかもしれません。
営巣地に着陸すると巣口を探して試掘を始めます。
しかし微妙に違う場所を探しています。

空荷の別個体が画面下から飛来するも、互いに無関心で通り過ぎました。(@3:30)
空荷の個体が雄蜂♂なのか同種の♀なのか、それとも別種の蜂なのか、私には分かりません。

労働寄生性ハナバチの可能性もありそうです。(※ 追記参照)

徘徊中のクロアリ(種名不詳)のワーカー♀が巣口を偶然に見つけてしまいました。(@4:00)

蟻は目がほとんど見えませんから、匂いでヒメハナバチの巣穴を嗅ぎ当てたのでしょう。
頭を突っ込んで侵入を試みるも、諦めました。
巣の中から門衛に撃退されたのかな?
横で地面を試掘中の♀a+花粉団子とアリがニアミスし、ヒメハナバチ♀aが少し飛び上がってアリを営巣地から追い払いました。
再び着陸した♀aは必死で巣口を探しますが、依然として見つけられません。
すぐ近くにあるのに、見ている私ももどかしいです。

実はこの辺りは多数の巣穴が開いている集団コロニーらしく、どの巣に注目して撮影しようかと目移りするほどでした。
巣口が常に開きっぱなしの巣もあり、それが普通なのかもしれません。(映像なし)
今回撮影した巣口が小石で塞がれてしまって迷子を生み出しているのは事故みたいなもので、アリやヒトが営巣地を徘徊して踏み荒らしたせいなのかな?
それとも蜂が巣から外出する際に戸締まりする習性があるのでしょうか?
迷子になっている個体は外出経験が浅いのか、それとも馬鹿なのかな?

登場したクロアリは普通種のクロヤマアリかクロオオアリだと思うのですが、しっかり確かめていません。

つづく→ヒメハナバチ♀複数個体が同じ巣に出入り、出巣の定位飛行




※【追記】
北海道大学のキャンパスでホクダイコハナバチの生態を解明した坂上昭一『ハチの家族と社会:カースト社会の母と娘』という中公新書の名著を読み直すと、「寄生者たち」と題した章が設けられていました。
労働寄生性のコハナバチ、エサキヤドリコハナバチの飛来である。ホクダイとほぼ同大、漆黒で腹の前半が鮮紅色のハチだ。地表すれすれにとびまわりつつ巣を探し、持ち主がいないと侵入し、持ち主の労苦の成果を横取りする。 (p30より引用)

しかし腹部が赤い蜂を私は見ていません。
『日本産ハナバチ図鑑』を紐解くと、ヤドリコハナバチ属は多数の種が知られていて、腹部の前半が赤いのは♀で、♂は全身が黒い種類もいるようです。
とりあえず、私が見ているハチがヒメハナバチ科なのかコハナバチ科なのか、確かめることが先決ですね。

2019/08/12

幼い雛への給餌と抱雛のため送電塔の巣箱に出入りするハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#2



▼前回の記事
送電塔の巣箱を守る警戒心の強いハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)

2019年5月下旬・午後17:05〜18:59(日の入り時刻は午後18:49)

ハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の親鳥が巣箱に出入りする様子をまとめてみました。
♀♂のつがいが完全に分業するのではなく、共働きで雛に給餌しています。
ただし抱雛は♀が多いと言われています。

ようやく親鳥は見ている私の存在に少し馴れてくれたようです。(諦めた?)
私に対する威嚇や警告の行動を#1にまとめましたが、ハシブトガラスにしてはあっさりしていました。
大通りの送電塔に長年営巣しているつがいは人馴れしているのかもしれません。

送電塔に近づき過ぎると巣箱を見上げるアングルになり、親鳥も雛も鉄骨に隠れて見えなくなってしまいます。
逆に送電塔から結構離れて望遠レンズで狙った方が観察しやすいのです。

シーン1:

巣内で抱雛する親鳥の太い嘴が特設ステージ(巣箱)の上に突き出て見えますます。
親鳥は辺りをキョロキョロと見渡して監視を怠りません。
用意された巣箱はかなり丁寧な作りの力作で、送電塔の鉄骨に黒い針金でグルグル巻きに固定されていました。
巣箱の外枠は塩ビパイプ製のようで、そこに金網が張られています。
親鳥は枯枝を大量に持ち込んで組み合わせ、丸い巣を作りました。
巣箱の底は金網なので、雨が降ってもすぐに排水されるようになっています。
しかし、巣材が何本か巣箱から飛び出ていてちょっと雑な印象です。
樹上に一から巣を作る場合と比べて巣材の量も少ない(手抜き工事)気がしました。
巣の実物を回収して詳しく調べないことには、定量的な結論を何も言えないのが、辛いところです。
きっと誰か東北電力の巣箱担当者がしっかり調べてくれることでしょう。


シーン2:(@1:43)

巣箱で親鳥♀が抱雛中に、もう1羽の親鳥(おそらく♂)が帰巣し、餌乞いした雛に給餌しました。
ずっと巣に居た親鳥♀にも餌を少し分け与えたように見えました。
給餌後の親鳥♂は雛の脱糞を待たずに、さっさと巣を離れました。(滑空して川の方へ)

シーン3:(@2:29)

親鳥が♀♂共に巣をしばらく留守にした後で、親鳥♀が戻って来て抱雛を再開しました。

シーン4:(@3:31)

採餌から戻った親鳥が右下から斜めに飛び上がるように巣箱と同じ段の鉄骨に着地しました。
リズミカルなホッピングで巣箱の縁に止まりました。
その振動に雛が反応し、首を精一杯伸ばして真っ赤な口を大きく広げ、餌乞いを始めました。
雛の鳴き声は遠くて聞き取れません。
ところが親鳥は雛に給餌もしないで辺りを見回しているだけです。
しばらくすると雛は諦めて餌乞いを止め、巣内にうずくまってしまいました。
動物行動学の教科書で学んだときには、雛の餌乞いを見たら親鳥は機械的に給餌衝動に駆られるのだとばかり思い込んでいましたが、実際に観察すると意外に柔軟なのですね。
親鳥はようやく警戒を解き、巣箱に座り込んで幼い雛を抱き寄せます。

シーン5:(@4:31)

親鳥の帰巣シーンを撮り損ねてしまいました。
ホッピングで入巣すると、抱雛。
鉄塔の背後の鉛色の空をジェット機が飛んでも、飛行機雲は形成されません。

シーン6:(@5:18)

撮影地点をこっそり変更して、遠くの木陰から送電塔の巣箱を隠し撮りしてみます。
まずは親鳥♂が帰巣しました。
次に右からもう1羽の親鳥♀が帰巣し、鉄骨に並びました。
時間をかけてようやく♀が巣箱に入り、抱雛。
右の鉄骨に止まっている親鳥♂が急にカーカー♪鳴き始めました。
何事かと思いきや、すぐに親鳥♀♂が相次いで巣から飛び立ちました。
領空侵犯に対応する緊急出動のようです。
隠れている私の存在がバレてしまったのかな?


つづく→#3:ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)


ニセアカシアの花で吸蜜・採餌するクマバチ



2019年5月下旬

河畔林で満開に咲いたニセアカシア(別名ハリエンジュ)キムネクマバチ♀♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
ニセアカシアの花の周囲で縄張りを張り♀を待ち伏せる雄蜂♂はこの時期によく見かけるのですけど、訪花シーンを撮れたのは意外にも今回が初めてです。

▼関連記事(2年前の撮影)
ホバリング中のクマバチ♂に石を投げてみると…【HD動画&ハイスピード動画】

花から花へと忙しなく飛び回るため、クマバチの性別をしっかり見分けられませんでした。
長時間のホバリング(占有飛翔)に疲れた♂が栄養補給(吸蜜)に来たのかな?
後脚の花粉籠に白い花粉団子を付けていれば間違いなく採餌中の♀です。


土手でセイヨウタンポポの種子を食すカワラヒワ♀♂(野鳥)



2019年5月上旬

堤防の道端に咲いたセイヨウタンポポの群落でカワラヒワCarduelis sinica)の♀♂つがいが種子を食べていました。
風が強い日で、タンポポの綿毛はほとんど吹き飛んだ後でした。
地面に落ちた種子を食べるだけでなく、背の高い茎でも蹴倒して倒伏させ、茎を踏みつけたまま残った種子を直接ついばむのがカワラヒワの得意技です。
辺りを警戒しながら2羽が互いに近くで採食を続けています。

最後は何かに驚いて一斉に飛び立ち、川とは逆の住宅地へ飛び去りました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、羽ばたきとともに黄色い翼帯が点滅して見えてきれいです。


カワラヒワ♀♂(野鳥)@土手+セイヨウタンポポ種子採食

2019/08/11

送電塔の巣箱を守る警戒心の強いハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)




送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#1


(私の記憶違いで、定点観察を始めた初日の記録はこちらでした。連載の順番を入れ換えます。)



2019年5月下旬・午後17:02〜18:49(日の入り時刻は午後18:49)

郊外を通る高圧線の送電塔の中段ステージで繁殖中のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の巣を見つけました。
ハシボソガラスよりもヒトに対して警戒心の強いハシブトガラスが、周囲が開けた街中の送電塔に営巣するのは意外でした。
樹上の巣と違って周囲に葉が生い茂ることが無く、遥かに撮影し易いので、定点観察に通ってみることにしました。


カラスの巣材が高圧線に触れてショートすると大規模な停電になってしまいます。
最近の東北電力は、高圧線の送電塔に毎年作られるカラスの巣を片端から撤去する方針を改めたようです。

巣を撤去しても親鳥はすぐに作り直すので、不毛なイタチごっこになってしまうだけでなく、カラスの近隣住民に対する攻撃性も高まってしまいます。
鉄塔の中段に、「ここなら巣を作っても良いよ」と特設ステージを用意してカラスと共存するようになったのです。

金網を組み合わせて浅い箱にしたカゴをカラス専用の巣箱として送電塔の中段に設置しています。
カラスの巣箱に屋根は必要ありません。
一方、鉄塔で巣を作って欲しくない場所の周囲にはカラスが止まれないように棘状の障害物を多数設置しています。
飴と鞭を使いカラスの生態に寄り添う素晴らしい試みだと思うのですけど、私がフィールドで見てきた限り、カラスは特設ステージをすぐには使ってくれませんでした。
実際に営巣した例を見るのは今回が初めてです。
ようやくカラスが送電塔の巣箱に馴れてくれたのか、それとも電力会社が巣箱に何か改良を加えたのかな?
(私が知らなかっただけで、この送電塔では毎年カラスが営巣しているのかもしれません。)
詳しく知りたい人は、後藤三千代『カラスと人の巣づくり協定』という本をお薦めします。

 カラスの営巣問題を根本的に解決する方法として、人工巣による営巣対策が挙げられる。
 カラスはなわばりに一つの巣を作るという貴重な営巣習性をもっている。その習性を生かして、カラスの初回の巣を人間が用意した人工巣に作らせ、2回目以降の営巣をなくす、というアイデアである。
 「人工巣」とは、電柱の支障がない部位に巣を載せる台(ベース)をつける程度の意味であって、繁殖ができる本格的な巣ではない。下手に完全な巣を与えることは、他のつがいの巣と警戒され、せっかくの対策を台無しにする恐れがある。 (同書p89より引用)


ハシブトガラス(野鳥)巣:送電塔#KN7・全景
ハシブトガラス(野鳥)巣:送電塔#KN7・全景

この日の私は未だ、どこから巣を狙うか撮影ポイントを試行錯誤している段階です。
夕方なので、夕日に対して逆光にならない方角から狙うようにしています。
巣箱の中に雛鳥は全く見えませんでした。
未だ卵の段階なのか、それとも孵化直後で小さくて見えないだけなのか、不明です。
送電塔に近づき過ぎると、あからさまに警戒した親鳥が鳴きながら飛んできます。
この日は三脚を持参しなかったので、全て手持ちカメラで撮影しました。


ハシブトガラス(野鳥)巣箱:送電塔#KN7

ハシブトガラス(野鳥)巣箱:送電塔#KN7
ハシブトガラス(野鳥)巣箱:送電塔#KN7
ハシブトガラス(野鳥)巣箱:送電塔#KN7

私が送電塔の中段に設置された巣箱に望遠レンズを向けた途端に、一段下の鉄骨に止まっていた1羽の親鳥が飛び立ち、私の方へ向かって来ました。
近くの針葉樹の梢に止まり、カーカー♪と澄んだ声で鳴き騒いでいます。
これ以上巣に近づかないようにと私に警告しているのです。

しばらくすると、親鳥は鉄塔の下部に一旦止まって辺りの安全を確認してから舞い上がり、帰巣しました。
巣箱と同じ段の鉄骨でしばらく辺りを警戒しています。
結局、巣箱には入らずに滑翔すると、ガーガー♪と嗄れ声で鳴きながら私の方へ真っ直ぐに飛んで来て、私の横を通り過ぎました。
ハシブトガラスなのに、まるでハシボソガラスのようにガーガー♪と嗄れ声で鳴いたのにはビックリしました!
観察を積み重ねると次第に分かってくるのですが、これはハシブトガラスの警戒声のようです。

やがて、親鳥♀♂のつがいが送電塔と私の間にある畑に立った電柱に止まりました。
カメラを構えて長時間居座っている私が気になるようで、偵察に来たのでしょう。
小声でまたもやガーガー♪と鳴き交わしています。
親鳥2羽が相次いで電柱から飛び立つと、今度はハシブトガラスらしくカーカー♪と澄んだ声で鳴きながら私の頭上を飛び越えて行きました。
なかなか立ち去らない私に対して、かなり苛立っている(怒っている)ようです。
しかし私に直接攻撃してくることはなく、身の危険を感じるほどではありませんでした。

ハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)@電柱+警戒

片方の親鳥(おそらく♀)が巣に戻って抱卵/抱雛している間に、もう1羽のカラスが左から飛来して鉄塔のすぐ背後を高速で通り過ぎました。(@1:25)
領空侵犯されたのに在巣の親鳥♀が迎撃に飛び出さず無反応だったということは、もう1羽の親鳥♂だったのでしょう。

夕暮れ時になると、外出から鳴きながら戻って来た親鳥♀♂は高圧線の最上段に離れて止まりました。
辺りを見回して縄張りを警戒しています。
嘴を足元の高圧線に擦り付けたりもしています。
親鳥のハシブトガラスは高圧線からフワリと飛び上がると、カァカァ♪と澄んだ声で鳴きながら私の頭上を飛び越えて行きました。
私がしつこく見ているのが気に入らないようです。

ラストシーンは、巣箱で抱雛していた親鳥が日没時に突然カーカー♪鳴きながら飛び去る様子です。
領空侵犯に対するスクランブル発進のようです。
その直後に巣箱の中でかすかに動いている雛を初めて確認することができました。(@2:24〜)
巣箱の側面の高さよりも未だ小さい状態ですが、側面のメッシュを通してなんとか雛を見ることができました。
卵から孵化していました。
巣内に座っていた親鳥♀の行動も抱卵ではなく抱雛だったと分かりました。


つづく→#2:幼い雛への給餌と抱雛のため送電塔の巣箱に出入りするハシブトガラス親鳥♀♂(野鳥)


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